JP2004244764A - 断片織機の捨耳カッター駆動方法 - Google Patents

断片織機の捨耳カッター駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】断片織機の捨耳カッター装置において、織機回転数、緯糸密度、緯糸種(糸太さ、材質)の少なくとも1つに応じて、捨耳カッターの切断周期を制御することにより、捨耳カッターに無駄の少ない適切な切断動作を行う。
【解決手段】緯糸7の先端を切るために、織布4の反給糸側に設けられ、織機2の主軸から独立駆動される捨耳カッター5を有する捨耳カッター装置1において、捨耳カッター5の切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて変更可能に制御する。また、捨耳カッター5の切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つの製織条件に応じて制御装置20に複数設定、記憶させておき、製織条件に応じて、制御装置20に記憶させた捨耳カッター5の切断周期から当該製織条件に適切な捨耳カッター5の切断周期を選択して読み出し、読み出した切断周期により捨耳カッター5を動作させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、断片織機において、捨耳カッターの切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つの製織条件に応じて変更可能に制御する捨耳カッター駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開昭55−90650号公報は、断片織機の緯糸切断装置(捨耳カッター装置)を開示している。緯糸切断装置のカッターは、織機の主軸によって変速機を介して駆動され、カッターの切断周期は、緯糸種類、緯糸密度等の製織条件に応じて前記変速機のギヤ比を変更することによって設定される。上記の技術では、捨耳カッターの切断動作を織機が数ピック回転するごとに1回行うことで、1ピックごとに1回切断動作を行う方式と比べて捨耳カッターの刃の磨耗を抑え、捨耳カッターの長寿命化を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の技術では、製織条件の異なる織物を製織するたびにカッターの切断周期の変更を変速機のギヤを組み換えることで行わなければならず、不便である。また、カッターの切断周期の設定が不適切であると、緯糸密度が高い織物では、必要以上に捨耳カッターが切断動作して、電力を無駄に消費したり捨耳カッターの寿命をいたずらに短くし、また逆に緯糸密度が低い織物では、織物が捨耳カッターを通過するときの速度が速いため、切断回数が足りず、捨耳部分が残ってしまう場合がある。
【0004】
さらに、上記技術では、カッターの切断周期の変更を織機の運転中に行うことができず、同一織物中に太さの異なる緯糸を使用する場合(多色緯入れ)や、同一織物中に緯糸密度を変化させる場合には、緯糸種類、緯糸密度の変化に対応できず、太い捨耳の箇所や、緯糸密度が低い箇所(繊物が捨耳カッターを通過する速度が速い)で切断しきれずに、捨耳部分が残ってしまう箇所がある。
【0005】
したがって、本発明の目的は、断片織機の捨耳カッター装置において、織機回転数、緯糸密度、緯糸種(糸太さ、材質)の少なくとも1つに応じて変更可能とし、捨耳カッターの切断周期を適切に制御することにより、捨耳カッターに無駄の少ない適切な切断動作を行うことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的のもとに、本発明に係る断片織機の捨耳カッター駆動方法は、緯糸の先端を切るために、織布の反給糸側に設けられ、織機の主軸から独立駆動される捨耳カッターを有する捨耳カッター装置において、捨耳カッターの切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて変更可能に制御している。
【0007】
また、本発明は、上記の断片織機の捨耳カッター駆動方法において、捨耳カッターの切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて数段階ずつ制御装置に設定、記憶させておき、製織条件に応じて、前記制御装置に記憶させた捨耳カッターの切断周期から当該製織条件に適切な捨耳カッターの切断周期を選択して読み出し、読み出した切断周期により捨耳カッターを動作させている。
【0008】
さらに、本発明は、上記の断片織機の捨耳カッター駆動方法において、織機の出力する織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号に応じて、前記制御装置に記憶させた捨耳カッターの切断周期から適切な捨耳カッターの切断周期を選択して読み出し、製織中に捨耳カッターの切断周期を自動的に変更して動作させるか、または捨耳カッターの切断周期を1ピック当たりの切断回数として設定している。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る断片織機の捨耳カッター装置1を示している。捨耳カッター装置1は、緯入れされた緯糸7の先端を筬打ち後に切るために、切断領域で経糸6の方向に延在する捨耳カッター5を有している。捨耳カッター5は、織布4の反給糸側(緯入れされた緯糸7の到達側)で、織り前8に対して緯糸数本分前方で後方に向けて設置されており、織機2の主軸(クランク軸)とは独立したアクチュエータとしての駆動モータ3によって駆動され、一度に複数の緯糸7を切断できる。
【0010】
緯糸7は、メインノズル17により経糸6の開口および緯糸7の到達側織り端になるキャッチコード18の開口中に緯入れされた後、図示しない筬によって織り前8に筬打ちされ、織布4となる。キャッチコード18は、緯糸7の到達側織り端にあって、開口内で緯入れされた緯糸7を受入れた後、ねじりられて閉じ、緯入れ・筬打ちされた緯糸7の到達側先端をねじり状態の部分で保持する。
【0011】
キャッチコード18は、織布4とともに矢印方向(前方)に進行し、緯糸4の到達側先端を捨耳カッター装置1の捨耳カッター5の切断領域に導く。捨耳カッター5は、駆動モータ3によって所定の切断周期で駆動され、切断矢印方向(前方)に進行する緯糸7の到達側先端を順次に切断していく。これにより緯糸7の到達側先端は、織布4の端部から分離し、キャッチコード18の移動により屑箱などに廃棄される。なお、駆動モータ3は、制御装置20によって、後に詳述するように、織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて捨耳カッター5の切断周期を変更可能に制御される。
【0012】
図2および図3は、捨耳カッター装置1の捨耳カッター5の具体例を示している。この例での捨耳カッター5は、固定カッター9と可動カッター10とからなる挟み式であり、取付用のブラケット11、駆動モータ3、軸13、連結棒14から構成されている。取付ブラケット11は、ボルト11aにより織機2の反給糸側で織機フレームなどに取り付けられている。
【0013】
固定カッター9は、刃先を垂直上向きしてブラケット11に取り付けられている。固定カッター9に対向する可動カッター10は、ピン15により、固定カッター9に回動可能に取り付けられている。なお、可動カッター10には、ピン15を挟んで刃先の反対側にレバー16が設けられている。
【0014】
また、ブラケット11には減速機付きの駆動モータ3が取り付けられており、そのモータ軸12には、連結軸13が回り止め状態で取り付けられている。連結軸13には、軸芯からずれた位置でボルトによる偏心軸22がモータ軸12と平行に固定されており、この偏心軸22に連結棒14の一端がベアリングなどによって回転自在に連結され、さらにレバー16の連結ピン23に連結棒14の他端がベアリングなどにより回転自在に連結されている。このようにして、ブラケット11、モータ軸12、連結軸13、偏心軸22、連結棒14、連結ピン23、ピン15、レバー16は、てこクランク機構を構成している。モータ軸12が1回転すると、捨耳カッター5は、1回の切断動作をする。
【0015】
前記のように、駆動モータ3は、制御装置20によって、織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて捨耳カッター5の切断周期を変更可能に制御される。この切断周期の変更制御のために、制御装置20には、製織条件として織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに対応した捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)が数段階ずつ設定され、制御装置20の記憶領域に記憶されているか、または織機の起動後の製織中に、織機から出力される織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号が入力される。詳細には、織機回転数信号は、図示しない織機主軸モータの駆動装置へ出力される織機回転数の指令信号である。織機密度信号は、図示しない巻取りモータ、送出モータの制御装置へ出力される緯糸密度の指令信号である。緯糸選択信号は、多色緯入れ織機での図示しない多色緯入れ制御装置へ出力される緯入れ装置の選択信号である。また、これらの信号はピック数に対応させて定められている。
【0016】
なお、作業者は製織前に設定器21により製織条件、捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を入力し、制御装置20の記憶領域に記憶させる。また、織機回転数信号は織機主軸モータの回転数を検出した検出信号であってもよい。
【0017】
実際の制御の際に、作業者は、制御装置20に対して、(1)入力されている製織条件として織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに対応した捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を利用するか、あるいは(2)織機から出力される織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号を利用して捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を決定するか、または(3)上記の(1)と(2)とを組み合わせて利用するかを選択する。
【0018】
(1)入力されている製織条件として織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに対応した捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を利用する態様が選択されているとき、制御装置20は、入力されている製織条件として織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに対応じて、捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を変更し、変更後の切断周期で駆動モータ3の回転数を制御する。
【0019】
(2)織機から出力される織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号を利用して捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を決定する態様が選択されているとき、制御装置20は、入力されている織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号の少なくとも1つに対応じて、捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を変更し、変更後の切断周期で駆動モータ3の回転数を制御する。
【0020】
(3)上記の(1)と(2)とを組み合わせて利用する態様が選択されているとき、制御装置20は、織機の運転状況に応じて、入力されている製織条件として織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに対応じて、または入力されている織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号の少なくとも1つに対応じて、捨耳カッター5の切断周期(モータ回転数)を変更し、変更後の切断周期で駆動モータ3の回転数を制御する。
【0021】
表1は、織機回転数N、緯糸密度D、緯糸種Yに対する捨耳カッター5の切断周期Tの設定例を示している。この表で、織機回転数N1、N2、緯糸密度D1、D2、緯糸種Y1、Y2に対する捨耳カッター5の切断周期T1〜T6は、それぞれの製織条件において、経験上求められた最適な捨耳カッター5の切断周期であり、あらかじめ制御装置20に記憶させてある。
【0022】
【表1】
Figure 2004244764
【0023】
例えば、表1(b)において、製織する織物の緯糸密度DがD1の場合、作業者は、製織前に設定器21によりその旨を入力する。制御装置20は、緯糸密度D1に対応した捨耳カッター5の切断周期T3を選択し、捨耳カッター装置1を切断周期T3にて動作させる。
【0024】
また、図示しない緯糸密度変更制御装置により、製織する織物の緯糸密度Dを製織中に積極的に変化させる場合には、捨耳カッター5の切断周期Tを製織中に自動的に変更するように制御装置20を構成してもよい。例えば、織機2から出力される緯糸密度信号がD1からD2に変化した場合に、制御装置20は、自動的に捨耳カッター5の切断周期TをT3からT4に変更する。また、織機回転数、緯糸種を積極的に変化させる場合でも同様の構成、動作である。
【0025】
表2は、織機回転数N、緯糸密度D、緯糸種Yを組み合わせた製織条件に対する捨耳カッター5の切断周期Tの設定例を示している。この表で、捨耳カッター5の切断周期T1〜T8は、それぞれの製織条件において、経験上求められた最適な捨耳カッター5の切断周期であり、あらかじめ制御装置20に入力され、記憶させてある。
【0026】
【表2】
Figure 2004244764
【0027】
この例で作業者は、製織前に、製織する織物に応じて織機回転数N、緯糸密度D、緯糸種Yのそれぞれのパラメータを設定器21により入力する。制御装置20は、入力されたパラメータに対応した捨耳カッター5の切断周期Tを選択し、捨耳カッター装置1を動作させる。例えば、表2の例において、作業者が織機回転数N1、緯糸密度D1、緯糸種Y1を入力または選択すると、制御装置20は、捨耳カッター5の切断周期をT1に設定し、捨耳カッター装置1を切断周期T1にて動作させる。
【0028】
なお、製織中に製織条件が変化する場合には、織機2から出力される織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号の変化に応じて捨耳カッター5の切断周期Tを自動的に選択し、捨耳カッター装置1を動作させるように制御装置20を構成してもよい。
【0029】
表3は、織機回転数N、緯糸密度D、緯糸種Yを組み合わせた製織条件に対する捨耳カッター5の切断周期Tの設定例を示している。この例では、2種類の織機回転数N1、N2に対して基本となる捨耳カッター5の切断周期T1、T2をあらかじめ制御装置20に記憶させてある。この切断周期T1、T2に緯糸密度D、緯糸種Yの種類ごとに設定されている比率を乗じることで捨耳カッター5の切断周期Tを算出する。例えば、織機回転数N1、緯糸密度D1、緯糸種Y1の製織条件で製織する場合、捨耳カッター5の切断周期Tは、T1×d1×y1となる。
【0030】
【表3】
Figure 2004244764
【0031】
これまでの実施例では織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号に応じて捨耳カッター5の切断周期を変更していたが、ピック数に応じて捨耳カッター5の切断周期を変更してもよい。また、このピック数は、織機回転数、緯糸密度、緯糸種の製織条件に一義的に対応しているので、図8のピックカウント信号は、織機回転数、緯糸密度、緯糸種の製織条件を示す信号である。また図示しない織機制御装置はピックのカウント信号を入力しながら、ピック数に応じてこれらの信号を出力する。
【0032】
表4は、ピック数、緯糸密度D、緯糸種Yを組み合わせた製織条件に対する捨耳カッター5の切断周期Tの設定例を示している。制御装置20には、表4のように、ピック数に応じた緯糸密度D、緯糸種Y、捨耳カッター5の切断周期Tをあらかじめ入力しておく。製織中、制御装置20は、ピック数をカウントしており、カウント値(ピック数)が設定したピック数に到達したら、カウント値(ピック数)に対応する緯糸密度D、緯糸種Y、捨耳カッター5の切断周期Tを呼び出し、捨耳カッター装置1の切断周期を切り替える。また、この実施例では1000ピックを1周期としており、ピック数が1000ピックカウントするとカウントが0に戻るようになっている。
【0033】
【表4】
Figure 2004244764
【0034】
つぎに、図4は、織機主軸が600rpm(周期100ms)で回転し、捨耳カッター5が切断周期80msで切断動作を行う場合において、主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。この例で、筬は、主軸1回転ごとに1回筬打ちするのに対し、捨耳カッター装置1は、主軸の回転とは無関係に80msに1回切断動作を行う。このグラフに示す動作は、捨耳カッター5の動作回数を多く要求される製織条件、例えば緯糸密度が低い(織物の移動速度が速い)、または緯糸が太い場合に用いられる。
【0035】
図5は、織機主軸が600rpm(周期100ms)で回転し、捨耳カッター5が切断周期200msで切断動作を行う場合において、主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。この例で、筬は、主軸1回転ごとに1回筬打ちするのに対し、捨耳カッター装置1は、主軸の回転とは無関係に200msに1回転切断動作を行う。なお、捨耳カッター5の切断周期200msは、主軸の回転周期100msの整数倍(2倍)なので、結果的に捨耳カッター装置1は、筬打ち2回ごとに1回動作している。このグラフに示すような動作は、捨耳カッター5の動作回数が少なくてもよい製織条件例えば緯糸密度が高い(織物の移動速度が遅い)、または緯糸が細い場合に用いられる。
【0036】
図6は、織機主軸が600rpm(周期100ms)で回転し、捨耳カッター5が切断周期300msで切断動作を行う場合において、主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。この例で、筬は、主軸1回転ごとに1回筬打ちするのに対し、捨耳カッター装置1は、主軸の回転とは無関係に300msに1回転切断動作を行う。なお、捨耳カッター5の切断周期300msは、主軸の回転周期100msの整数倍(3倍)なので、結果的に捨耳カッター装置1は、筬打ち3回ごとに1回動作している。このグラフに示すような動作は、捨耳カッター5の動作回数が少なくてもよい製織条件例えば緯糸密度が高い(織物の移動速度が遅い)、または緯糸が細い場合に用いられる。
【0037】
図7は、織機主軸が600rpm(周期100ms)で回転し、捨耳カッター5の切断周期を変化させて切断動作を行う場合において、主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。この例で、筬は、主軸1回転ごとに1回筬打ちする。緯糸密度がD1の場合、捨耳カッター装置1は、主軸の回転とは無関係に80msに1回転切断動作を行う。緯糸密度がD2の場合、捨耳カッター装置1は、主軸の回転とは無関係に200msに1回転切断動作を行う。このグラフに示すような動作は、1つの織布で製織条件が変化する場合、この例では緯糸密度がD1とD2(D1<D2)とに変化する場合に用いられる。
【0038】
以上の例では、捨耳カッター5の動作回数を、周期〔ms〕により設定しているが、以下のように、捨耳カッター5の動作回数を1ピック当たりの切断回数〔切断回数/ピック〕により設定してもよい。
【0039】
図8は、捨耳カッター装置1の捨耳カッター5の動作頻度を1ピック当たりの切断回数〔切断回数/ピック〕で設定する場合を示している。制御装置20は、織機2の主軸からピックのカウント信号(主軸回転回数)を受信しており、捨耳カッター装置1の駆動モータ3を織機2の主軸に同期させて駆動している。
【0040】
図9は、織機主軸が600rpm(周期100ms)で回転し、捨耳カッター装置1は、1ピックに2回切断動作を行う場合において、主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。この例では、捨耳カッター5の1ピック当たりの切断回数は、2〔切断回数/ピック〕と設定されている。なお、捨耳カッター5の1ピックあたりの切断回数は、製織条件によって適宜変更し、場合によっては0.5〔切断回数/ピック〕と小数で設定してもよい(この場合、2ピックに1回切断となる)。図9では、主軸の回転角度が0°、180°のとき切断動作が行われているが、1ピック内に2回切断していれば、ピック間での切断タイミングは問わず、例えば主軸の回転角度10°、190°で切断動作を行ってもよい。このような動作は、捨耳カッター5の動作回数を多く要求される製織条件、例えば糸密度が低い(織物の移動速度が速い)、または緯糸が太い場合に用いられる。また、この実施例では、1ピックあたりの切断回数を設定しているが、1切断動作あたりのピック数を設定する方法でもよい。
【0041】
【発明の効果】
請求項1によれば、緯糸の先端を切るために、織布の反給糸側に設けられ、織機の主軸から独立駆動される捨耳カッターを有する捨耳カッター装置において、捨耳カッターの切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて変更可能に制御するから、必要以上にカッター動作を行う場合は、捨耳カッターの切断周期を長くして、状況に応じて切断回数が無駄に多くならないように制御でき、無駄の少ない適切な切断動作を行うことができる。このため捨耳カッターの長寿命化や捨耳カッター駆動装置の省電力化を実現できる。また、捨耳部分が残る箇所では、捨耳カッターの切断周期を短くして捨耳を切れやすくすることによって、切断ミスを防止することができる。
【0042】
請求項2および請求項5によれば、捨耳カッターの切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて数段階ずつ制御装置に設定、記憶させておき、製織条件に応じて、前記制御装置に記憶させた捨耳カッターの切断周期から当該製織条件に適切な捨耳カッターの切断周期を選択して読み出し、読み出した切断周期により捨耳カッターを動作させるから、捨耳カッターを製織条件に応じた適切な捨耳切断周期で動作させることができ、切断ミスを防止することができる。
【0043】
請求項3および請求項6によれば、織機の出力する織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号に応じて、前記制御装置に記憶させた捨耳カッターの切断周期から適切な捨耳カッターの切断周期を選択して読み出し、製織中に捨耳カッターの切断周期を自動的に変更して動作させるから、同一織物でも太さの異なる緯糸を使用する場合(多色緯入れ)や、緯糸密度を変化させる場合でも、緯糸種類、緯糸密度の変化に対応した適切な切断周期で捨耳カッターを動作させることができる。
【0044】
請求項4によれば、捨耳カッターの切断周期を1ピック当たりの切断回数として設定するから、捨耳カッターの切断動作を織機の主軸に同期させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】捨耳カッター装置1の概略図である。
【図2】捨耳カッター装置1の捨耳カッター5の平面図である。
【図3】捨耳カッター装置1の捨耳カッター5の側面図である。
【図4】主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。
【図5】主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。
【図6】主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。
【図7】主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。
【図8】捨耳カッター装置1の捨耳カッターの動作頻度を1ピック当たりの切断回数〔切断回数/ピック〕で設定する場合の捨耳カッター装置1の概略図である。
【図9】主軸の回転角度に対する筬の揺動位置および駆動モータ3の駆動信号の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 捨耳カッター装置
2 織機
3 駆動モータ
4 織布
5 捨耳カッター
6 経糸
7 緯糸
8 織り前
9 固定カッター
10 可動カッター
11 ブラケット 11a ボルト
12 モータ軸
13 連結軸
14 連結棒
15 ピン
16 レバー
17 メインノズル
18 キャッチコード
19 捨耳
20 制御装置
21 設定器
22 偏心軸
23 連結ピン

Claims (6)

  1. 緯糸(7)の先端を切るために、織布(4)の反給糸側に設けられ、織機(2)の主軸から独立駆動される捨耳カッター(5)を有する捨耳カッター装置(1)において、
    捨耳カッター(5)の切断周期を織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つに応じて変更可能に制御することを特徴とする断片織機の捨耳カッター駆動方法。
  2. 捨耳カッター(5)の切断周期を、織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つの製織条件に応じて制御装置(20)に複数設定、記憶させておき、製織条件に応じて、前記制御装置(20)に記憶させた捨耳カッター(5)の切断周期から当該製織条件に適切な捨耳カッター(5)の切断周期を選択して読み出し、読み出した切断周期により捨耳カッター(5)を動作させることを特徴とする請求項1記載の断片織機の捨耳カッター駆動方法。
  3. 織機(2)の出力する織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号に応じて、前記制御装置(20)に記憶させた捨耳カッター(5)の切断周期から適切な捨耳カッター(5)の切断周期を選択して読み出し、製織中に捨耳カッター(5)の切断周期を自動的に変更して動作させることを特徴とする請求項1または2記載の断片織機の捨耳カッター駆動方法。
  4. 捨耳カッター(5)の切断周期を1ピック当たりの切断回数として設定することを特徴とする請求項1、2または3記載の断片織機の捨耳カッター駆動方法。
  5. 織布(4)の反給糸側に設けられた捨耳カッター(5)と、前記捨耳カッター(5)を主軸から独立して駆動するアクチュエーターと、前記アクチュエーターを制御する制御装置(20)とからなり、前記制御装置(20)には捨耳カッター(5)の切断周期が織機回転数、緯糸密度および緯糸種の少なくとも1つの製織条件に応じて複数設定、記憶されており、前記制御装置(20)は前記製織条件に応じて読み出した切断周期に基づいてアクチュエータを動作させることを特徴とする断片織機の捨耳カッター装置(1)。
  6. 前記制御装置(20)は、織機(2)の出力する織機回転数信号、緯糸密度信号、緯糸選択信号に応じて読み出した前記切断周期に自動的に変更してアクチュエータを動作させることを特徴とする請求項5記載の断片織機の捨耳カッター装置(1)。
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