JP2004244169A - パーツフィーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークを順次整列搬送でき且つ多種類のワークを取り扱うことができるパーツフィーダの提供。
【解決手段】振動により搬送路9にワーク7を順次整列させて供給するパーツフィーダ1であって、搬送路9を挟んで設けた受け部材13と案内部材15とからなる補助ユニット11を搬送路9に設け、受け部材13はワーク7の片面を受ける傾斜面17と搬送方向における傾斜面17の下流側に傾斜面に連続して設けた垂直面21とを有し、受け部材13と案内部材15とでワーク7の搬送方向下流側に向けて次第に搬送路9を狭めてワーク7を案内しており、受け部材13と案内部材15とは両者の間隔を調節可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】振動により搬送路9にワーク7を順次整列させて供給するパーツフィーダ1であって、搬送路9を挟んで設けた受け部材13と案内部材15とからなる補助ユニット11を搬送路9に設け、受け部材13はワーク7の片面を受ける傾斜面17と搬送方向における傾斜面17の下流側に傾斜面に連続して設けた垂直面21とを有し、受け部材13と案内部材15とでワーク7の搬送方向下流側に向けて次第に搬送路9を狭めてワーク7を案内しており、受け部材13と案内部材15とは両者の間隔を調節可能である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円板や四角板、直方体等の部品(ワーク)を順次整列させて連続搬送するパーツフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパーツフィーダとして、特許文献1には直方体形状のワークを振動により搬送するとともに、ワークの表裏を揃える技術が開示されている。
【0003】
特許文献及びその他の従来のパーツフィーダは、同種のワーク(形状、寸法が同じワーク)を順次供給するものに限られており、ワークの種類(形状、寸法等)が異なる場合には、パーツフィーダは別のものを用意する必要があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−187628号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一つのパーツフィーダで多種類のワーク、即ち、形状や寸法が異なるワークにも、これらを順次整列させて供給できるものが望まれているが、一つのパーツフィーダで異なる種類のワークを扱おうとすると、ワークが搬送路の幅方向に重なったり、上下に積み重なったり、あるいは搬送路が詰まったりする場合があり、ワークを順次整列供給することが困難になるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、ワークを順次整列搬送でき且つ多種類のワークを取り扱うことができるパーツフィーダの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、振動により搬送路にワークを順次整列させて供給するパーツフィーダであって、搬送路を挟んで設けた受け部材と案内部材とからなる補助ユニットを搬送路に設け、受け部材はワークの片面を受ける傾斜面と搬送方向における傾斜面の下流側に傾斜面に連続して設けた垂直面とを有し、受け部材と案内部材とでワークの搬送方向下流側に向けて次第に搬送路を狭めてワークを案内しており、受け部材と案内部材とは両者の間隔を調節可能であることを特徴とする。
【0008】
この請求項1に記載の発明では、振動により搬送路を順次移送されてくるワークは、搬送路の途中で受け部材と案内部材との間に挟まれるようにして移送され、且つ受け部材の傾斜面に寄りかかり傾斜面に沿って搬送される。ワークは下流側に移送されるにしたがって、受け部材の傾斜面から垂直面に移動して、搬送路を直立する。受け部材と案内部材との間の間隔は、搬送方向上流側である傾斜面側では広くなっており次第に間隔が狭まって略ワークの幅寸法程度になって、ワークを一つづつ搬送方向に並べて移送する。
【0009】
補助ユニットは、受け部材と案内部材との間の間隔が調整可能となっているので、ワークの種類(寸法や形状)に応じて調節することにより、種類の異なるワークについても整列搬送できる。
【0010】
したがって、本発明によれば、一つのパーツフィーダで種類の異なるワークについても整列搬送できる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、補助ユニットは、受け部材と案内部材とを搬送路の上下方向に移動可能に設けており、受け部材はワークの上半分と同じかそれよりも上にある面を受けることを特徴とする。
【0012】
この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏するとともに、受け部材と案内部材とを搬送路に対して、上下方向に移動可能に設けてあり、且つ受け部材の傾斜面はワークの上半分以上の位置で、ワークの片面を受けているので、特にワークが円板状である場合には、受け部材と案内部材との間隔を次第に狭めているその上流側(入口側)で、受け部材と案内部材との間にワークが重なって入り込み詰まるのを防止できる。
【0013】
即ち、図6に示すように、ワークが円板の場合には円板の上下全体を傾斜面が受けていると後続の円板が前の円盤と傾斜面との間に入り込むことがあるが、傾斜面が円板の半分よりも上を受けている場合には、図5に示すように後続の円板が入り込んで詰まることがない。
【0014】
従って、矩形板や円板等の各種のワークの詰まりを防止しつつ、整列搬送することができる。
【0015】
もちろん、受け部材と案内部材との上下位置は調節可能であるから、ワークの種類や大きさに応じてその位置を調節することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、補助ユニットは、ワークの下端を受けて案内するガイド部材を備え、ガイド部材は搬送路の幅方向においてワークの下端を傾斜位置から立設位置に案内することを特徴とする。
【0017】
この請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、ワークの下端をガイド部材の傾斜面で斜めに案内して下流側で立設するようにしているので、受け部材における傾斜位置から立設位置へのワークの姿勢をスムーズに案内することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、振動により搬送路にワークを順次整列させて供給するパーツフィーダであって、搬送路に傾斜して立設した側壁と搬送路の片側に設けたワークの落下穴とを備え、側壁は傾斜したワークの片面を受けており且つ搬送路の幅方向に移動して落下穴と側壁との間にあるワーク通路の距離を調節可能であり、ワーク通路の間隔をワークの略厚み寸法に調節してあることを特徴とする。
【0019】
この請求項4に記載の発明では、搬送路を移動するワークは傾斜した側壁に寄りかかりながら落下穴と側壁との間の通路を通過するが、搬送路の幅方向にワーク同士が重なろうとすると通路の幅は一つのワークの厚み分程度に調節してあるので、重なって移動してきたり重なろうとしたワークは落下穴に落下する。したがって、ワークの重なり搬送を防止できる。
【0020】
しかも、通路の幅方向における側壁の位置を調節することにより、ワークの厚みに応じて落下穴と側壁との間の通路の幅を変えることができるので、異なる種類のワークについても整列供給することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の発明において、側壁には、搬送するワークの上に積み重なった他のワークを通路側に案内する積み重なり防止部材が設けられており、積み重なり防止部材は上下方向の位置を調節可能であることを特徴とする。
【0022】
この請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、傾斜して側壁に寄りかかって搬送されているワークの上に他のワークが積み重なっていたり積み重なろうとした場合には、ワークの上に積み重なっているワークを積み重なり防止部材が通路側に案内して落とすので、ワークの積み重なり搬送を防止できる。しかも積み重なり位置にあるワークは案内されて落下するので、下にあるワークの搬送に影響を与えることがなく、ワークのスムーズな搬送を維持できる。
【0023】
この積み重なり防止部材はワークの高さに応じて位置調節可能であるから、異なる種類(寸法や形状が異なる)のワークにも対応できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係るパーツフィーダに装着した補助ユニットの正面図であり、図2は補助ユニットの分解斜視図であり、図3はパーツフィーダ全体を概略的に示す平面図であり、図4は補助ユニットにおける四角板ワークの移動を説明する図であり、図5は補助ユニットにおける円板ワークの移動を説明する図であり、図6は図4における補助ユニットを円板ワークが移動する場合を比較して説明する図であり、図7は本発明の重なり防止機構の断面図であり、図8は図7に示す底板の斜視図であり、図9は積み重なり防止部材を装着した搬送路の平面図であり、図10は図9に示す搬送路の側面図であり、図11は図9に示す積み重なり防止部材の斜視図である。
【0025】
本実施の形態に係るパーツフィーダ1は、図3に示すように、平面視円形の本体3と、本体3から半径方向外方に向けて螺旋状を成す螺旋通路5と、螺旋通路5からワーク供給口へむけてワーク7を案内する搬送路9とから構成されている。
【0026】
本体3にはその下部に振動機構を備えており、ワーク7の載置面に螺旋方向の振動を与えるようになっている。
【0027】
ワーク7は、装置の組立て部品等であり、本実施の形態では例えば、ワッシャやナットである。
【0028】
搬送路9はレールであり、この搬送路9には補助ユニット11が後付けにより脱着自在に装着されており、この補助ユニット11は本体3にクランプ留めされている。この補助ユニット11は、図1〜図3に示すように、ワーク7の片面を受ける受け部材13と、案内部材15とを備えており、受け部材13と案内部材15との間にワーク7の通路が形成されている。
【0029】
受け部材13と案内部材15とは、搬送路9の下側で連結部材25により連結されており、搬送路9に固定された支持部材23に対して、同時に上下動するように構成されている。
【0030】
受け部材13には、搬送方向の上流側に傾斜面17が形成されており、次第に傾斜を立ち上げるように立ち上げ面19と、立ち上げ面19から連続する垂直面21とが、搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順序で形成されている。
【0031】
支持部材23には上下方向の長孔26が形成されており、連結部材25にはネジ孔27が形成されており、長孔26に挿通するネジ29の留め位置を調節することにより、受け部材13と案内部材15とを搬送路9に対して所定の上下位置で固定できるようになっている。
【0032】
尚、案内部材15は、ワーク7の通路側面が略垂直面になっている。また、案内部材15には、受け部材13の傾斜面17に対応する位置にワークの下端を受けて案内するガイド部材31が装着されている。ガイド部材31はワーク受け面33を傾斜面としている。このガイド部材31は、ワーク7が傾斜位置から立設位置に姿勢を換えるのをスムーズにしている。
【0033】
案内部材15には、幅調節用の長孔35が水平方向に長く形成されており、この長孔35に沿って案内部材15の位置を変えてネジ30で留めることにより、受け部材13との間の間隔を調節するものである。
【0034】
次に、上述した構成に基づくワーク7の搬送及びその作用について説明する。本体3の略中央に供給されたワーク7は、本体3の振動により螺旋通路5を通って搬送通路9から補助ユニット11に移送される。
【0035】
搬送通路9では、その底面が傾斜しておりワーク7は傾斜して搬送されてくる。そして、補助ユニット11の入口側(搬送方向上流側)では傾斜して搬送されてきたワーク7がそのまま受け部材13の傾斜面17に移動し、図4の(a)及び(b)に示すように、ワーク7は搬送方向下流側に移動するにしたがって立ち上がり、図4(c)に示すように、ワーク7は直立した状態でとなって、受け部材13と案内部材15との間に位置して、直立した状態のまま供給口側(下流側)に移動して供給される。
【0036】
このように、本実施の形態では、板状のワーク7を立設した状態として供給することができる。
【0037】
そして、寸法や形状が異なる種類のワーク7を供給する場合には、上下方向の調節用ネジ29を緩めて、受け部材13と案内部材15とを連結する連結部材25を長孔26に沿って上下に調節する。更に、案内部材15のネジ29を緩めて案内部材15の長孔35に沿って動かし、受け部材13と案内部材15との間の間隔(ワークの幅方向の距離)を調節する。
【0038】
このように、本実施の形態では、受け部材13と案内部材15との間の間隔、及び受け部材13と案内部材15との上下位置が調節可能であるから、異なる種類のワーク7においても適用でき、ワーク7を立設させつつ順次整列搬送することができる。
【0039】
例えば、ワーク7がワッシャ等の円形板である場合には、図5に示すように、受け部材13と案内部材15との上下位置を調節して、受け部材13の傾斜面17の下端17aをワーク7の上下方向の略中心Gに位置するように設定する。したがって、受け部材13の傾斜面17は円板状ワーク7の上半分を受けることになる。この場合、図6に比較例を示すが、受け部材13の傾斜面17がワークの上下方向の全面を受ける場合には、図6(a)にあるように、傾斜面17から垂直に立ち上がる手前付近では、後続のワーク7が前にあるワークと傾斜面17との隙間に入り込み詰まるおそれがある。しかし、図5に示すように、傾斜面17が傾斜したワーク7の中心を含む上半分以上を受けることにより、後続のワークが傾斜面17とワーク7との間に隙間ができ難く、後続のワーク7が詰まるのを防止できる。
【0040】
次に、本発明の重ね送り防止装置41について説明する。この重ね送り防止装置41は、補助ユニット11の上流側の位置(図3の符号Sで示す位置)に設けられている。以下に、図7及び図8を参照して、重ね送り防止装置41の構成を説明する。この重ね送り防止装置41は、主として底板43と側壁47とから構成されている。
【0041】
搬送通路9の底板43は側壁47側を下にして傾斜しており且つ底板43から略直角に側壁47が立設しており、その結果、側壁47は重力に対して傾斜して配置されている。底板43は側壁47の下端に設けられ、通路の幅方向に沿って位置を調節可能に設けられている。
【0042】
即ち、底板43には搬送通路の幅方向に長い長孔51が設けられており、長穴51がネジ53により枠55に固定されている。したがって、底板43は搬送通路の幅方向にその位置が調節自在になっている。
【0043】
底板43には、落下穴49が形成されており、落下穴49と側板47との間にワーク通路57が形成されている。ワーク通路57の幅は、上述した底板43の取り付け位置を調節することにより、自由に設定できる。
【0044】
このような構成によれば、ワーク7が側壁47に寄りかかるようにして傾斜したまま搬送されるが、ワーク通路57はワーク7の略幅寸法(又は厚み寸法)に設定されているので、幅方向(厚み方向)に後続のワーク7aが重なろうとすると、図7に二点鎖線で示すように、重なろうとするワーク7aは落下穴49に落下する。これによりワーク7及び7aが重なって搬送するのを防止している。
【0045】
また、重ね送り防止装置41の上流側には、図9〜図11に示す積み重なり防止装置61が設けられている。この積み重なり防止装置61は、上述の傾斜した側壁47と、この側壁47の上部に設けた積み重なり防止部材63とから構成されている。
【0046】
積み重なり防止部材63は、側壁47側から搬送通路9側に突出する湾曲部65と上下に長い長孔67とを備えており、ネジ留め位置を長孔67に沿って上下に調節することにより、湾曲部65の上下位置を調節可能になっている。
【0047】
この積み重なり防止部材63をワーク7の通路の上方に設けることにより、ワーク7の上に積み重なって搬送されてくるワーク7bを搬送路9側に案内して落下させるものである。この実施の形態では、下にあるワーク7はそのまま搬送されつつ上に積み重なっているワーク7bのみを落下させることができ、ワーク7の搬送に悪影響を与えることがない。
【0048】
本実施の形態にかかかるパーツフィーダ1は、上述した積み重ね防止装置61、重ね送り防止装置41及び補助ユニット11を設けているので、ワーク7を一つづつ、立設した状態のまま整列させて供給することができる。
【0049】
本発明は、上述のような実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が可能である。
【0050】
例えば、ワーク7は組立て部品に限らず、錠剤等であってもよい。
【0051】
また、パーツフィーダ1には、積み重ね防止装置61、重ね送り防止装置41及び補助ユニット11は連続して設けることに限らず、少なくともこれらの一つを設けているものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、補助ユニットは、受け部材と案内部材との間の間隔が調整可能となっているので、ワークの種類(寸法や形状)に応じて調節することにより、種類の異なるワークについても整列搬送できるから、一つのパーツフィーダで種類の異なるワークについても整列搬送できる。
【0053】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、受け部材と案内部材とを搬送路に対して、上下方向に移動可能に設けてあり、且つ受け部材の傾斜面はワークの上半分以上の位置で、ワークの片面を受けているので、特にワークが円板状である場合には、受け部材と案内部材との間隔を次第に狭めているその上流側(入口側)で、受け部材と案内部材との間にワークが重なって入り込み詰まるのを防止できる。
【0054】
また、受け部材と案内部材との上下位置は調節可能であるから、ワークの種類や大きさに応じてその位置を調節することができる。
【0055】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、ワークの下端をガイド部材の傾斜面で斜めに案内して下流側で立設するようにしているので、受け部材における傾斜位置から立設位置へのワークの姿勢をスムーズに案内することができる。
【0056】
請求項4に記載の発明によれば、搬送路を移動するワークは傾斜した側壁に寄りかかりながら落下穴と側壁との間の通路を通過するが、搬送路の幅方向にワーク同士が重なろうとすると通路の幅は一つのワークの厚み分程度に調節してあるので、重なって移動してきたワークは落下穴に落下して、ワークの重なり搬送を防止できる。
【0057】
また、通路の幅方向における側壁の位置を調節することにより、ワークの厚みに応じて落下穴と側壁との間の通路の幅を変えることができるので、異なる種類のワークについても整列供給することができる。
【0058】
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、傾斜して側壁に寄りかかって搬送されているワークの上に他のワークが積み重なっていたり積み重なろうとした場合には、ワークの上に積み重なっているワークを積み重なり防止部材が通路側に案内して落とすので、ワークの積み重なり搬送を防止できる。しかも積み重なり位置にあるワークは案内されて落下するので、下にあるワークの搬送に影響を与えることがなく、ワークのスムーズな搬送を維持できる。
【0059】
更に、積み重なり防止部材はワークの高さに応じて位置調節可能であるから、異なる種類(寸法や形状が異なる)のワークにも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパーツフィーダに装着した補助ユニットの正面図である。
【図2】補助ユニットの分解斜視図である。
【図3】パーツフィーダ全体を概略的に示す平面図である。
【図4】補助ユニットにおける四角板ワークの移動を説明する図である。
【図5】補助ユニットにおける円板ワークの移動を説明する図である。
【図6】図4における補助ユニットを円板ワークが移動する場合を比較して説明する図である。
【図7】本発明の重なり防止機構の断面図である。
【図8】図7に示す底板の斜視図である。
【図9】積み重なり防止部材を装着した搬送路の平面図である。
【図10】図9に示す搬送路の側面図である。
【図11】図9に示す積み重なり防止部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 パーツフィーダ
7 ワーク
9 搬送通路
11 補助ユニット
13 受け部材
15 案内部材
17 傾斜面
26 長孔
41 重ね送り防止装置
47 側壁
49 落下穴
61 積み重なり防止装置
63 積み重なり防止部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、円板や四角板、直方体等の部品(ワーク)を順次整列させて連続搬送するパーツフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパーツフィーダとして、特許文献1には直方体形状のワークを振動により搬送するとともに、ワークの表裏を揃える技術が開示されている。
【0003】
特許文献及びその他の従来のパーツフィーダは、同種のワーク(形状、寸法が同じワーク)を順次供給するものに限られており、ワークの種類(形状、寸法等)が異なる場合には、パーツフィーダは別のものを用意する必要があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−187628号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一つのパーツフィーダで多種類のワーク、即ち、形状や寸法が異なるワークにも、これらを順次整列させて供給できるものが望まれているが、一つのパーツフィーダで異なる種類のワークを扱おうとすると、ワークが搬送路の幅方向に重なったり、上下に積み重なったり、あるいは搬送路が詰まったりする場合があり、ワークを順次整列供給することが困難になるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、ワークを順次整列搬送でき且つ多種類のワークを取り扱うことができるパーツフィーダの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、振動により搬送路にワークを順次整列させて供給するパーツフィーダであって、搬送路を挟んで設けた受け部材と案内部材とからなる補助ユニットを搬送路に設け、受け部材はワークの片面を受ける傾斜面と搬送方向における傾斜面の下流側に傾斜面に連続して設けた垂直面とを有し、受け部材と案内部材とでワークの搬送方向下流側に向けて次第に搬送路を狭めてワークを案内しており、受け部材と案内部材とは両者の間隔を調節可能であることを特徴とする。
【0008】
この請求項1に記載の発明では、振動により搬送路を順次移送されてくるワークは、搬送路の途中で受け部材と案内部材との間に挟まれるようにして移送され、且つ受け部材の傾斜面に寄りかかり傾斜面に沿って搬送される。ワークは下流側に移送されるにしたがって、受け部材の傾斜面から垂直面に移動して、搬送路を直立する。受け部材と案内部材との間の間隔は、搬送方向上流側である傾斜面側では広くなっており次第に間隔が狭まって略ワークの幅寸法程度になって、ワークを一つづつ搬送方向に並べて移送する。
【0009】
補助ユニットは、受け部材と案内部材との間の間隔が調整可能となっているので、ワークの種類(寸法や形状)に応じて調節することにより、種類の異なるワークについても整列搬送できる。
【0010】
したがって、本発明によれば、一つのパーツフィーダで種類の異なるワークについても整列搬送できる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、補助ユニットは、受け部材と案内部材とを搬送路の上下方向に移動可能に設けており、受け部材はワークの上半分と同じかそれよりも上にある面を受けることを特徴とする。
【0012】
この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏するとともに、受け部材と案内部材とを搬送路に対して、上下方向に移動可能に設けてあり、且つ受け部材の傾斜面はワークの上半分以上の位置で、ワークの片面を受けているので、特にワークが円板状である場合には、受け部材と案内部材との間隔を次第に狭めているその上流側(入口側)で、受け部材と案内部材との間にワークが重なって入り込み詰まるのを防止できる。
【0013】
即ち、図6に示すように、ワークが円板の場合には円板の上下全体を傾斜面が受けていると後続の円板が前の円盤と傾斜面との間に入り込むことがあるが、傾斜面が円板の半分よりも上を受けている場合には、図5に示すように後続の円板が入り込んで詰まることがない。
【0014】
従って、矩形板や円板等の各種のワークの詰まりを防止しつつ、整列搬送することができる。
【0015】
もちろん、受け部材と案内部材との上下位置は調節可能であるから、ワークの種類や大きさに応じてその位置を調節することができる。
【0016】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、補助ユニットは、ワークの下端を受けて案内するガイド部材を備え、ガイド部材は搬送路の幅方向においてワークの下端を傾斜位置から立設位置に案内することを特徴とする。
【0017】
この請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、ワークの下端をガイド部材の傾斜面で斜めに案内して下流側で立設するようにしているので、受け部材における傾斜位置から立設位置へのワークの姿勢をスムーズに案内することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、振動により搬送路にワークを順次整列させて供給するパーツフィーダであって、搬送路に傾斜して立設した側壁と搬送路の片側に設けたワークの落下穴とを備え、側壁は傾斜したワークの片面を受けており且つ搬送路の幅方向に移動して落下穴と側壁との間にあるワーク通路の距離を調節可能であり、ワーク通路の間隔をワークの略厚み寸法に調節してあることを特徴とする。
【0019】
この請求項4に記載の発明では、搬送路を移動するワークは傾斜した側壁に寄りかかりながら落下穴と側壁との間の通路を通過するが、搬送路の幅方向にワーク同士が重なろうとすると通路の幅は一つのワークの厚み分程度に調節してあるので、重なって移動してきたり重なろうとしたワークは落下穴に落下する。したがって、ワークの重なり搬送を防止できる。
【0020】
しかも、通路の幅方向における側壁の位置を調節することにより、ワークの厚みに応じて落下穴と側壁との間の通路の幅を変えることができるので、異なる種類のワークについても整列供給することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項4記載の発明において、側壁には、搬送するワークの上に積み重なった他のワークを通路側に案内する積み重なり防止部材が設けられており、積み重なり防止部材は上下方向の位置を調節可能であることを特徴とする。
【0022】
この請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、傾斜して側壁に寄りかかって搬送されているワークの上に他のワークが積み重なっていたり積み重なろうとした場合には、ワークの上に積み重なっているワークを積み重なり防止部材が通路側に案内して落とすので、ワークの積み重なり搬送を防止できる。しかも積み重なり位置にあるワークは案内されて落下するので、下にあるワークの搬送に影響を与えることがなく、ワークのスムーズな搬送を維持できる。
【0023】
この積み重なり防止部材はワークの高さに応じて位置調節可能であるから、異なる種類(寸法や形状が異なる)のワークにも対応できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係るパーツフィーダに装着した補助ユニットの正面図であり、図2は補助ユニットの分解斜視図であり、図3はパーツフィーダ全体を概略的に示す平面図であり、図4は補助ユニットにおける四角板ワークの移動を説明する図であり、図5は補助ユニットにおける円板ワークの移動を説明する図であり、図6は図4における補助ユニットを円板ワークが移動する場合を比較して説明する図であり、図7は本発明の重なり防止機構の断面図であり、図8は図7に示す底板の斜視図であり、図9は積み重なり防止部材を装着した搬送路の平面図であり、図10は図9に示す搬送路の側面図であり、図11は図9に示す積み重なり防止部材の斜視図である。
【0025】
本実施の形態に係るパーツフィーダ1は、図3に示すように、平面視円形の本体3と、本体3から半径方向外方に向けて螺旋状を成す螺旋通路5と、螺旋通路5からワーク供給口へむけてワーク7を案内する搬送路9とから構成されている。
【0026】
本体3にはその下部に振動機構を備えており、ワーク7の載置面に螺旋方向の振動を与えるようになっている。
【0027】
ワーク7は、装置の組立て部品等であり、本実施の形態では例えば、ワッシャやナットである。
【0028】
搬送路9はレールであり、この搬送路9には補助ユニット11が後付けにより脱着自在に装着されており、この補助ユニット11は本体3にクランプ留めされている。この補助ユニット11は、図1〜図3に示すように、ワーク7の片面を受ける受け部材13と、案内部材15とを備えており、受け部材13と案内部材15との間にワーク7の通路が形成されている。
【0029】
受け部材13と案内部材15とは、搬送路9の下側で連結部材25により連結されており、搬送路9に固定された支持部材23に対して、同時に上下動するように構成されている。
【0030】
受け部材13には、搬送方向の上流側に傾斜面17が形成されており、次第に傾斜を立ち上げるように立ち上げ面19と、立ち上げ面19から連続する垂直面21とが、搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順序で形成されている。
【0031】
支持部材23には上下方向の長孔26が形成されており、連結部材25にはネジ孔27が形成されており、長孔26に挿通するネジ29の留め位置を調節することにより、受け部材13と案内部材15とを搬送路9に対して所定の上下位置で固定できるようになっている。
【0032】
尚、案内部材15は、ワーク7の通路側面が略垂直面になっている。また、案内部材15には、受け部材13の傾斜面17に対応する位置にワークの下端を受けて案内するガイド部材31が装着されている。ガイド部材31はワーク受け面33を傾斜面としている。このガイド部材31は、ワーク7が傾斜位置から立設位置に姿勢を換えるのをスムーズにしている。
【0033】
案内部材15には、幅調節用の長孔35が水平方向に長く形成されており、この長孔35に沿って案内部材15の位置を変えてネジ30で留めることにより、受け部材13との間の間隔を調節するものである。
【0034】
次に、上述した構成に基づくワーク7の搬送及びその作用について説明する。本体3の略中央に供給されたワーク7は、本体3の振動により螺旋通路5を通って搬送通路9から補助ユニット11に移送される。
【0035】
搬送通路9では、その底面が傾斜しておりワーク7は傾斜して搬送されてくる。そして、補助ユニット11の入口側(搬送方向上流側)では傾斜して搬送されてきたワーク7がそのまま受け部材13の傾斜面17に移動し、図4の(a)及び(b)に示すように、ワーク7は搬送方向下流側に移動するにしたがって立ち上がり、図4(c)に示すように、ワーク7は直立した状態でとなって、受け部材13と案内部材15との間に位置して、直立した状態のまま供給口側(下流側)に移動して供給される。
【0036】
このように、本実施の形態では、板状のワーク7を立設した状態として供給することができる。
【0037】
そして、寸法や形状が異なる種類のワーク7を供給する場合には、上下方向の調節用ネジ29を緩めて、受け部材13と案内部材15とを連結する連結部材25を長孔26に沿って上下に調節する。更に、案内部材15のネジ29を緩めて案内部材15の長孔35に沿って動かし、受け部材13と案内部材15との間の間隔(ワークの幅方向の距離)を調節する。
【0038】
このように、本実施の形態では、受け部材13と案内部材15との間の間隔、及び受け部材13と案内部材15との上下位置が調節可能であるから、異なる種類のワーク7においても適用でき、ワーク7を立設させつつ順次整列搬送することができる。
【0039】
例えば、ワーク7がワッシャ等の円形板である場合には、図5に示すように、受け部材13と案内部材15との上下位置を調節して、受け部材13の傾斜面17の下端17aをワーク7の上下方向の略中心Gに位置するように設定する。したがって、受け部材13の傾斜面17は円板状ワーク7の上半分を受けることになる。この場合、図6に比較例を示すが、受け部材13の傾斜面17がワークの上下方向の全面を受ける場合には、図6(a)にあるように、傾斜面17から垂直に立ち上がる手前付近では、後続のワーク7が前にあるワークと傾斜面17との隙間に入り込み詰まるおそれがある。しかし、図5に示すように、傾斜面17が傾斜したワーク7の中心を含む上半分以上を受けることにより、後続のワークが傾斜面17とワーク7との間に隙間ができ難く、後続のワーク7が詰まるのを防止できる。
【0040】
次に、本発明の重ね送り防止装置41について説明する。この重ね送り防止装置41は、補助ユニット11の上流側の位置(図3の符号Sで示す位置)に設けられている。以下に、図7及び図8を参照して、重ね送り防止装置41の構成を説明する。この重ね送り防止装置41は、主として底板43と側壁47とから構成されている。
【0041】
搬送通路9の底板43は側壁47側を下にして傾斜しており且つ底板43から略直角に側壁47が立設しており、その結果、側壁47は重力に対して傾斜して配置されている。底板43は側壁47の下端に設けられ、通路の幅方向に沿って位置を調節可能に設けられている。
【0042】
即ち、底板43には搬送通路の幅方向に長い長孔51が設けられており、長穴51がネジ53により枠55に固定されている。したがって、底板43は搬送通路の幅方向にその位置が調節自在になっている。
【0043】
底板43には、落下穴49が形成されており、落下穴49と側板47との間にワーク通路57が形成されている。ワーク通路57の幅は、上述した底板43の取り付け位置を調節することにより、自由に設定できる。
【0044】
このような構成によれば、ワーク7が側壁47に寄りかかるようにして傾斜したまま搬送されるが、ワーク通路57はワーク7の略幅寸法(又は厚み寸法)に設定されているので、幅方向(厚み方向)に後続のワーク7aが重なろうとすると、図7に二点鎖線で示すように、重なろうとするワーク7aは落下穴49に落下する。これによりワーク7及び7aが重なって搬送するのを防止している。
【0045】
また、重ね送り防止装置41の上流側には、図9〜図11に示す積み重なり防止装置61が設けられている。この積み重なり防止装置61は、上述の傾斜した側壁47と、この側壁47の上部に設けた積み重なり防止部材63とから構成されている。
【0046】
積み重なり防止部材63は、側壁47側から搬送通路9側に突出する湾曲部65と上下に長い長孔67とを備えており、ネジ留め位置を長孔67に沿って上下に調節することにより、湾曲部65の上下位置を調節可能になっている。
【0047】
この積み重なり防止部材63をワーク7の通路の上方に設けることにより、ワーク7の上に積み重なって搬送されてくるワーク7bを搬送路9側に案内して落下させるものである。この実施の形態では、下にあるワーク7はそのまま搬送されつつ上に積み重なっているワーク7bのみを落下させることができ、ワーク7の搬送に悪影響を与えることがない。
【0048】
本実施の形態にかかかるパーツフィーダ1は、上述した積み重ね防止装置61、重ね送り防止装置41及び補助ユニット11を設けているので、ワーク7を一つづつ、立設した状態のまま整列させて供給することができる。
【0049】
本発明は、上述のような実施例に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が可能である。
【0050】
例えば、ワーク7は組立て部品に限らず、錠剤等であってもよい。
【0051】
また、パーツフィーダ1には、積み重ね防止装置61、重ね送り防止装置41及び補助ユニット11は連続して設けることに限らず、少なくともこれらの一つを設けているものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、補助ユニットは、受け部材と案内部材との間の間隔が調整可能となっているので、ワークの種類(寸法や形状)に応じて調節することにより、種類の異なるワークについても整列搬送できるから、一つのパーツフィーダで種類の異なるワークについても整列搬送できる。
【0053】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、受け部材と案内部材とを搬送路に対して、上下方向に移動可能に設けてあり、且つ受け部材の傾斜面はワークの上半分以上の位置で、ワークの片面を受けているので、特にワークが円板状である場合には、受け部材と案内部材との間隔を次第に狭めているその上流側(入口側)で、受け部材と案内部材との間にワークが重なって入り込み詰まるのを防止できる。
【0054】
また、受け部材と案内部材との上下位置は調節可能であるから、ワークの種類や大きさに応じてその位置を調節することができる。
【0055】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、ワークの下端をガイド部材の傾斜面で斜めに案内して下流側で立設するようにしているので、受け部材における傾斜位置から立設位置へのワークの姿勢をスムーズに案内することができる。
【0056】
請求項4に記載の発明によれば、搬送路を移動するワークは傾斜した側壁に寄りかかりながら落下穴と側壁との間の通路を通過するが、搬送路の幅方向にワーク同士が重なろうとすると通路の幅は一つのワークの厚み分程度に調節してあるので、重なって移動してきたワークは落下穴に落下して、ワークの重なり搬送を防止できる。
【0057】
また、通路の幅方向における側壁の位置を調節することにより、ワークの厚みに応じて落下穴と側壁との間の通路の幅を変えることができるので、異なる種類のワークについても整列供給することができる。
【0058】
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、傾斜して側壁に寄りかかって搬送されているワークの上に他のワークが積み重なっていたり積み重なろうとした場合には、ワークの上に積み重なっているワークを積み重なり防止部材が通路側に案内して落とすので、ワークの積み重なり搬送を防止できる。しかも積み重なり位置にあるワークは案内されて落下するので、下にあるワークの搬送に影響を与えることがなく、ワークのスムーズな搬送を維持できる。
【0059】
更に、積み重なり防止部材はワークの高さに応じて位置調節可能であるから、異なる種類(寸法や形状が異なる)のワークにも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパーツフィーダに装着した補助ユニットの正面図である。
【図2】補助ユニットの分解斜視図である。
【図3】パーツフィーダ全体を概略的に示す平面図である。
【図4】補助ユニットにおける四角板ワークの移動を説明する図である。
【図5】補助ユニットにおける円板ワークの移動を説明する図である。
【図6】図4における補助ユニットを円板ワークが移動する場合を比較して説明する図である。
【図7】本発明の重なり防止機構の断面図である。
【図8】図7に示す底板の斜視図である。
【図9】積み重なり防止部材を装着した搬送路の平面図である。
【図10】図9に示す搬送路の側面図である。
【図11】図9に示す積み重なり防止部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 パーツフィーダ
7 ワーク
9 搬送通路
11 補助ユニット
13 受け部材
15 案内部材
17 傾斜面
26 長孔
41 重ね送り防止装置
47 側壁
49 落下穴
61 積み重なり防止装置
63 積み重なり防止部材
Claims (5)
- 振動により搬送路にワークを順次整列させて供給するパーツフィーダであって、搬送路を挟んで設けた受け部材と案内部材とからなる補助ユニットを搬送路に設け、受け部材はワークの片面を受ける傾斜面と搬送方向における傾斜面の下流側に傾斜面に連続して設けた垂直面とを有し、受け部材と案内部材とでワークの搬送方向下流側に向けて次第に搬送路を狭めてワークを案内しており、受け部材と案内部材とは両者の間隔を調節可能であることを特徴とするパーツフィーダ。
- 補助ユニットは、受け部材と案内部材とを搬送路の上下方向に移動可能に設けており、受け部材はワークの上半分と同じかそれよりも上にある面を受けることを特徴とする請求項1記載のパーツフィーダ。
- 補助ユニットは、ワークの下端を受けて案内するガイド部材を備え、ガイド部材は搬送路の幅方向においてワークの下端を傾斜位置から立設位置に案内することを特徴とする請求項2に記載のパーツフィーダ。
- 振動により搬送路にワークを順次整列させて供給するパーツフィーダであって、搬送路に傾斜して立設した側壁と搬送路の片側に設けたワークの落下穴とを備え、側壁は傾斜したワークの片面を受けており且つ搬送路の幅方向に移動して落下穴と側壁との間にあるワーク通路の距離を調節可能であり、ワーク通路の間隔をワークの略厚み寸法に調節してあることを特徴とするパーツフィーダ。
- 側壁には、搬送するワークの上に積み重なった他のワークを通路側に案内する積み重なり防止部材が設けられており、積み重なり防止部材は上下方向の位置を調節可能であることを特徴とする請求項4に記載のパーツフィーダ。
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-
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