JP2004244105A - ストロー包装体付容器及びストロー包装体 - Google Patents

ストロー包装体付容器及びストロー包装体 Download PDF

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Abstract

【課題】ストロー包装体を容器から剥離することなく、きわめて簡易にストローを取り出すことができるようにするとともに、ストロー包装体を容器から分離しないでゴミにならないようにした新規なストロー包装体付容器を提供するとともに、このストロー包装体付容器に最適するストロー包装体を提供する。
【解決手段】ストロー包装体2を付着したストロー包装体付容器1であって、該ストロー包装体2を構成する包装フイルムに、多数の透孔8を面状に形成した多孔フイルム7に押出しラミネートにより無透孔層6を形成した2層積層フイルムを使用してあるストロー包装体付容器。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸飲用のストローを包装したストロー包装体を付着した飲料用容器に代表されるストロー包装体付容器並びにこの容器に付着するストロー包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲料用の各種ストローが合成樹脂フィルムに包装されたストロー包装体を容器の側面に付着して一体化したストロー付の各種飲料包装容器は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従前公知のストロー包装体付容器では、ストローを容器から外して使用するためには、ストロー包装体を容器から剥離した上で、ストロー包装体を引き裂き、包装体の中のストローを取り出さなければならなかった。ストロー包装体に引き裂き用のノッチあるいはミシン目線等があれば、その引き裂きが比較的容易であるが、これら引き裂き用のノッチあるいはミシン目線が存在しない場合には、ストロー包装体の引き裂きに大変苦労するという課題があった。また、従前公知のストロー包装体付容器では、上記したようにストロー包装体から剥離した上でストローを取り出すため、ストロー包装体がゴミになると云う課題もあった。
本発明は、上記課題に鑑み、ストロー包装体を容器から剥離することなく、きわめて簡易にストローを取り出すことができるようにするとともに、ストロー包装体を容器から分離しないでゴミにならないようにした新規なストロー包装体付容器を提供するとともに、このストロー包装体付容器に最適するストロー包装体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明ストロー包装体付容器は、ストロー包装体を付着したストロー包装体付容器であって、該ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してある。即ち、押出しラミネートすることによりフイルムが容易に引き裂き易くなる。従って、ストロー包装体の端部を引っ張るだけで、ストロー包装体を容器から剥離することなく、2層積層フイルムの多孔フイルムに形成した多数の透孔の何れかの部分を開口し、2層積層フイルムを切断し、隣接する透孔に切断が波及してストロー取り出し用開口が形成され、ストローを取り出すことができる。又、ストロー包装体のストロー自体を先端側に押し出しても容易にストローを取り出すことができる。従ってストロー包装体を容器から分離したゴミとすることもない。
【0005】
また、上記多孔フイルムが二軸延伸ポリプロピレンフイルムであって、押出しラミネートによる無透孔層がポリプロピレンである。即ち、ポリプロピレン樹脂の場合は、ポリプロピレン無透孔層を押出しラミネートすることにより、ヒートシール性を持たせることができる。
また、上記多数の透孔が、短い線条である。即ち、透孔が線条であることにより、多数の透孔のうちのどれかの部分が切断開口すると、そこから切断開口が隣接する透孔部分への波及が円滑であり、ストロー取り出し用開口の形成がきわめて容易である。
【0006】
そして、この短い線条が直線であると、望ましくは包装されたストローの長手方向と直交する向きの直線であるとよく、これにより容易に開口が形成される。また、この線条は直線に近い弧状線であってもよい。さらに、この線条は屈曲線又は湾曲線であってもよい。
また、上記直線又は直線に近い弧状の線条の長さが、0.5〜3.0mmの範囲であり、短い線条同士の間隔の寸法が、0.8〜5.0mmの範囲であるとよい。即ち、これによりストローがより取り出し易く、しかも透孔加工工程時及びラミネート工程時の作業性がよく、フイルム生産性と製品品質が優れたものができる。
【0007】
さらに、上記2層積層フイルムをストロー包装体の下フイルムだけに使用してある。即ち、ストロー包装体が容器に付着される下フイルムだけに多数の透孔を有する多孔フイルムに樹脂を押出しラミネートしているから、この2層積層フイルムが容器に付着されており、従って、包装体内の端部を容器から離れる方向に引っ張ることにより、何れかの透孔部分がストロー端部によって容易に開放され、軽い力で引っ張るだけでストロー取り出し開口が形成される。
また、上記2層積層フイルムをストロー包装体の上フイルムだけに使用してある。即ち、ストロー包装体が容器に付着された状態で、多数の透孔を有する多孔フイルムに樹脂を押出しラミネートした2層積層フイルムが表面側にあるから、ストローをその先端方向に押すことにより、ストロー先端が透孔を突き抜けて、容易にストローを取り出すことができる。
また、上記2層積層フイルムをストロー包装体の上下両フイルムに使用してある。即ち、上下フイルムに2層積層フイルムを使用しているから、上記の通り包装体の端を引っ張っても、また、ストローを先端方向に押してもよく、きわめて容易にストローを取り出すことができる。さらに、多数の透孔を面状に形成した面状域が、ストロー包装体のストロー先端側及びストロー基端側のそれぞれ4分の1程度にしてある。これによりストローの取り出し方向に限定がなく、上下どちらの方向でも容易にストローを取り出すことができる。
【0008】
さらに、上記多数の透孔を面状に形成した面状域と縦方向接着部との間に透孔のない不透孔域部を設けてある。そして、この不透孔域部の幅寸法を概略3mmとすることが望ましい。即ち、この不透孔域部を設けることにより縦方向接着部の接着工程時にこの縦方向接着部から最も近い位置に発生する透孔の切れを防止できる。
【0009】
また、本発明ストロー包装体は、容器に付着するストロー包装体であって、ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してある。即ち、ストロー包装体の包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してあるから、包装フイルム自体は水密性が保たれ、本発明ストロー包装体を付着する容器を冷却するために、氷水中にどぶ漬けした際でも、水の浸入を阻止し、ストローを衛生的に保つことができる。
また、押出しラミネートすることにより容易にフイルムが引き裂き易く、しかもポリプロピレン樹脂はヒートシール性を持たせることができる。
そして、本発明ストロー包装体は、上記多数の透孔が短い線条であるから、ストロー取り出しのためにストロー取り出し開口を形成する際、ストロー先端に多数の透孔部分を当てて包装体を引っ張るかストローを押すことにより、一箇所開口すれば、そこから隣れる線条に波及し容易にストロー取り出し開口が形成される。この短い線条はストローの長手方向と直交する向きの直線または直線に近い弧状線であってもよい。
【0010】
さらに、本発明ストロー包装体は、複数のストローを平行して包装してあるラダーストロー包装体であって、ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してある。即ち、ラダーストロー包装体を構成する包装フイルムに多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムとしてあるから、ラダーストロー包装体のためのフイルムを製造するために、公知の押し出しラミネート方法によって生産でき、技術的に容易に生産できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施例により本発明の詳細を説明する。図中1がカップ状の飲料包装容器であり、この容器1の側面にストロー包装体2を付着してある。そして、このストロー包装体2は、後述のように包装フイルムによってストロー3を封入してあり、図示した実施例ではこのストロー3を伸縮ストローとしてある。ストロー包装体2を構成する包装フイルムは、表側となる上フイルム4と飲料包装容器1に付着する裏側となる下フイルム5とからなり、その周域を接着して周域接着部としてあり、ストロー3と平行する方向の接着部を横方向接着部11とし、ストロー3と交差する方向の接着部を縦方向接着部12とする。
【0012】
本発明では、上記ストロー包装体2を構成する包装フイルムに図14に示す通り多数の透孔8を面状に形成した多孔フイルム7に押出しラミネートによる無透孔層6を形成した2層積層フイルムを使用してある。この2層積層フイルムには好ましい実施例として、厚さ8〜20μm程の二軸延伸ポリプロピレンフイルムに透孔8を面状に形成した多孔フイルム7に押出しラミネートにより厚さ8〜15μm程の無透孔層6を積層させた2層積層フイルムを使用している。この多孔フイルム7及び無透孔層6はポリプロピレンに限らずポリエチレンでもよい。
また、透孔8はピンホールであってもよいが、図9に示すようなU字、X字、十字、V字、コ字、一字、I字、弧状等の短い線条であるとよい。そして、これら透孔を面状に形成するとは、図8、図10、図11又は図12に示すように多数の透孔8を近接して配置してあるものである。
【0013】
そして、この多数の透孔8の好ましい形状は、図10、図11、図12に示すように短い直線であり、その向きをストロー3の長手方向と直交する向きに配したものである。この多数の透孔8は、直線に近い弧状線であってもよい。即ち、ストロー3の先端に当る際に、この先端が線に交差して当るから、開口が容易となる。
図10、図11は、透孔8を面状に形成した面状域10をストロー3の先端側に設けてあるが、図12に示すように面状域10をストローの基端側に設けてもよい。
また、上記直線又は直線に近い弧状の線条の長さlが0.5〜3.0mmの範囲がよく、さらに、短い線条同士の間隔dの寸法が0.8〜5.0mmの範囲であるとよい。即ち、線条の長さを0.5mmより短くすると、ストロー先端部に引っ掛かり難くなり、開け難く、3.0mmより長くすると透孔加工工程及びラミネート工程時、ロールを巻き取る際にフイルムが切れ易くなり、作業性が悪く、生産能力を落とさなければならない。また隣り同士の間隔の寸法も0.8mmより狭くすると、フイルムが切れ易く生産性が悪く、5.0mmより長くするとストローの先端部が透孔部に引っ掛かり難くなるため、ストローを取り出し難くなる。
【0014】
ストロー包装体2としては、多孔フイルム7に押出しラミネートにより無透孔層6を形成した2層積層フイルムを下フイルム5だけに使用したもの、また、上フイルム4だけに使用したもの、又は上下両フイルムに使用したものがある。下フイルム5だけに2層積層フイルムを使用したものの場合、上フイルム4には無透孔の厚さ20μm程の無延伸または二軸延伸ポリプロピレンフイルムを使用し、上フイルム4だけに2層積層フイルムを使用した場合、下フイルム5に同じく無透孔の厚さ20μm程の二軸延伸ポリプロピレンフイルムを使用する。
【0015】
そして、多数の透孔8を面状に形成した面状域10は、ストロー包装体2の全面域に設ける必要なく、図5に示すようにストロー方向長さの半分以下でよく、好ましくは、図6に示すようにストロー先端側の4分の1程度で充分である。
また、図7に示すように、多数の透孔8の面状域10をストロー先端側及びストロー基端側の4分の1程度に設けるとよく、これにより、ストロー3の取り出し方向に限定なく、上下どちらの方向でも容易にストロー3を取り出すことができる。
さらに、上記多数の透孔8を面状に形成した面状域10と縦方向接着部12との間に透孔のない不透孔域部13を設けてある。そしてこの不透孔域部13の幅寸法Dを概略3.0mmとすることがよい(図11図示)。即ち、この不透孔域部13を設けることにより縦方向接着部12の接着工程時に、この縦方向接着部12から最も近い位置に発生する透孔8の切れを防止することができる。
図15乃至図18に複数のストロー3を平行して包装してあるラダーストロー包装体を示してあり、図15に多数の透孔8を面状に形成した面状域10をストロー方向長さの半分程に配した実施例が示してあり、図16に同じく面状域をストロー方向長さの4分の1程に配した実施例が示してある。また、図17に面状域10をストロー先端側及びストロー基端側のそれぞれ両方に設けた実施例が示してある。
【0016】
上記の通りの構成からなる本発明ストロー包装体は、飲料包装容器1に付着して本発明ストロー包装体付容器となるが、ストロー包装体2からストロー3を取り出すには、下フイルム5に多孔フイルム7に押出しラミネートにより2層積層フイルムを使用している場合、図2に示すようにストロー包装体2の端部を摘んで引っ張れば、ストロー3の端部が下フイルム5を押える作用をなし、透孔8部分から切断し、多数の透孔8のうちの隣れる透孔にその切断が波及し、ストロー取り出し口が容易に形成される。
同じく、上フイルム4に多孔フイルム7に押出しラミネートにより2層積層フイルムを使用している場合、図4に示すようにストロー3を押し下げることにより、その先端が透孔8の部分を切断し、同様に隣れる透孔8部分に波及し、ストロー取り出し口が容易に開放される。
そして何れの場合にも、ストロー包装体は容器に付着されたまま残ることになる。
【0017】
【発明の効果】
本発明ストロー包装体付容器は、ストロー包装体を付着したストロー包装体付容器であって、該ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してあるから、ストロー包装体の端部を引っ張るだけで、ストロー包装体を容器から剥離することなく、2層積層フイルムの多孔フイルムに形成した多数の透孔の何れかの部分を開口し、ラミネートフイルムを切断し、隣接する透孔に切断が波及してストロー取り出し用開口が形成され、ストローを取り出すことができる効果がある。従ってストロー包装体を容器から分離したゴミとすることもない。
【0018】
また、上記多孔フイルムが二軸延伸ポリプロピレンフイルムであって、押出しラミネートによる無透孔層がポリプロピレンである。即ち、ポリプロピレン樹脂の場合は、ポリプロピレン無透孔層を押出しラミネートすることにより、ヒートシール性を持たせることができる。
また、上記多数の透孔が、短い線条であるから、多数の透孔のうちのどれかの部分が切断開口すると、そこから切断開口が隣接する透孔部分への波及が円滑であり、ストロー取り出し用開口の形成がきわめて容易である効果がある。
【0019】
そして、この短い線条が直線であると、望ましくは包装されたストローの長手方向と直交する向きの直線であるとよく、これにより容易に開口が形成される効果がある。また、この線条は直線に近い弧状線であってもよく、同様の効果がある。
また、上記直線又は直線に近い弧状の線条の長さが、0.5〜3.0mmの範囲であり、短い線条同士の間隔の寸法が、0.8〜5.0mmの範囲であるとよい。即ち、これによりストローがより取り出し易く、しかも透孔加工工程時及びラミネート工程時の作業性がよく、フイルム生産性と製品品質が優れたものができる効果がある。
【0020】
さらに、上記2層積層フイルムをストロー包装体の下フイルムだけに使用して、ストロー包装体が容器に付着される下フイルムだけに多数の透孔を有する多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用しているから、この2層積層フイルムが容器に付着されており、従って、包装体の端部を容器から離れる方向に引っ張ることにより、何れかの透孔部分がストロー端部によって容易に開放され、軽い力で引っ張るだけでストロー取り出し開口が形成される効果がある。
また、上記2層積層フイルムをストロー包装体の上フイルムだけに使用して、ストロー包装体が容器に付着された状態で、多数の透孔を有する多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムが表面側にあるから、ストローをその先端方向に押すことにより、ストロー先端が透孔を突き抜けて、容易にストローを取り出すことができる効果がある。
また、上記2層積層フイルムをストロー包装体の上下両フイルムに使用してあるから、上記の通り包装体の端を引っ張っても、また、ストローを先端方向に押してもよく、きわめて容易にストローを取り出すことができる効果がある。
さらに、透孔8の面状域10をストロー先端側及びストロー基端側のそれぞれに設けることにより、ストローの取り出し方向に限定なく、上下どちらの方向でも容易にストローを取り出すことができる。
【0021】
さらに、上記多数の透孔を面状に形成した面状域と縦方向接着部との間に透孔のない不透孔域部を設けてあり、この不透孔域部の幅寸法を概略3mmとすることが望ましい。即ち、この不透孔域部を設けることにより縦方向接着部の接着工程時にこの縦方向接着部から最も近い位置に発生する透孔の切れを防止できる効果がある。
【0022】
また、本発明ストロー包装体は、容器に付着するストロー包装体であって、ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してあるから、包装フイルム自体は水密性が保たれ、本発明ストロー包装体を付着する容器を冷却するために、氷水中にどぶ漬けした際でも、水の浸入を阻止し、ストローを衛生的に保つことができる効果がある。
そして、本発明ストロー包装体は、上記多数の透孔が短い線条であるから、ストロー取り出しのためにストロー取り出し開口を形成する際、ストロー先端に多数の透孔部分を当てて包装体を引っ張るかストローを押すことにより、一箇所開口すれば、そこから隣れる線条に波及し容易にストロー取り出し開口が形成される効果がある。
また、本発明ストロー包装体は、これを容器に付着した状態のままでストローを取り出すことが容易であるが、ストロー包装体を容器から剥離した状態であっても、包装体からストローを取り出すことが容易であることは勿論である。
【0023】
さらに、本発明ストロー包装体は、複数のストローを平行して包装してあるラダーストロー包装体であって、ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してあるから、ラダーストロー包装体のためのフイルムを製造するために、公知の押し出しラミネート方法によって生産でき、技術的に容易に生産できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ストロー包装体付容器の側面図。
【図2】本発明ストロー包装体の要部を示す側面図。
【図3】同じく本発明ストロー包装体の要部を示す側面図。
【図4】同じく本発明ストロー包装体の要部を示す側面図。
【図5】本発明ストロー包装体の一実施例の正面図。
【図6】同じく別の実施例の正面図。
【図7】さらに別の実施例の正面図。
【図8】本発明ストロー包装体を構成するラミネートフイルムの多数の透孔の面状域の一実施例の平面図。
【図9】透孔である短い線条のいくつかの例を示す図。
【図10】本発明ストロー包装体の好ましい実施例の正面図。
【図11】図9図示の好ましい実施例の要部の拡大正面図。
【図12】本発明ストロー包装体の別の好ましい実施例の正面図。
【図13】本発明包装体の断面図。
【図14】ラミネートフイルムの拡大断面図。
【図15】ラダーストロー包装体の一実施例の正面図。
【図16】ラダーストロー包装体の別の実施例の正面図。
【図17】ラダーストロー包装体のさらに別の実施例の正面図。
【図18】ラダーストロー包装体の好ましい実施例の正面図。
【符号の説明】
1 飲料包装容器
2 ストロー包装体
3 ストロー
4 上フイルム
5 下フイルム
6 無透孔層
7 多孔フイルム
8 透孔
10 面状域
11 横方向接着部
12 縦方向接着部
13 不透孔域部

Claims (49)

  1. ストロー包装体を付着したストロー包装体付容器であって、該ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してあるストロー包装体付容器。
  2. 上記多孔フイルムが二軸延伸ポリプロピレンフイルムであって、押出しラミネートによる無透孔層がポリプロピレンである上記請求項1に記載のストロー包装体付容器。
  3. 上記多数の透孔が、短い線条である上記請求項1又は2に記載のストロー包装体付容器。
  4. 上記短い線条が直線である上記請求項3に記載のストロー包装体付容器。
  5. 上記短い線条が直線に近い弧状線である上記請求項3に記載のストロー包装体付容器。
  6. 上記短い線条が屈曲線又は湾曲線である上記請求項3に記載のストロー包装体付容器。
  7. 上記直線又は直線に近い弧状の短い線条の長さが0.5〜3.0mmの範囲であり、短い線条同士の間隔の寸法が0.8〜5mmの範囲である上記請求項4又は5に記載のストロー包装体付容器。
  8. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の下フイルムだけに使用してある上記請求項1乃至7の何れかに記載のストロー包装体付容器。
  9. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の上フイルムだけに使用してある上記請求項1乃至7の何れかに記載のストロー包装体付容器。
  10. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の上下両フイルムに使用してある上記請求項1乃至7の何れかに記載のストロー包装体付容器。
  11. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、ストロー包装体のストロー方向長さの半分以下である上記請求項1乃至10の何れかに記載のストロー包装体付容器。
  12. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、好ましくはストロー包装体のストロー先端側の4分の1程度である上記請求項11に記載のストロー包装体付容器。
  13. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、好ましくはストロー包装体のストロー基端側の4分の1程度である上記請求項11に記載のストロー包装体付容器。
  14. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、ストロー包装体のストロー先端側及びストロー基端側のそれぞれ4分の1程度である上記請求項11に記載のストロー包装体付容器。
  15. 上記多数の透孔を面状に形成した面状域と縦方向接着部との間に透孔のない不透孔域部を設けてある上記請求項1乃至14の何れかに記載のストロー包装体付容器。
  16. 不透孔域部の幅寸法を概略3mm程度としてある上記請求項15に記載のストロー包装体付容器。
  17. 上記包装されたストローが伸縮ストローである上記請求項1乃至16の何れかに記載のストロー包装体付容器。
  18. 容器に付着するストロー包装体であって、ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してあるストロー包装体。
  19. 上記2層積層フイルムの多孔フイルムが二軸延伸ポリプロピレンフイルムであって、押出しラミネートによる無透孔層がポリプロピレンである上記請求項18に記載のストロー包装体。
  20. 上記多数の透孔が、短い線条である上記請求項18又は19に記載のストロー包装体。
  21. 上記短い線条が直線である上記請求項20に記載のストロー包装体。
  22. 上記短い線条が直線に近い弧状線である上記請求項20に記載のストロー包装体。
  23. 上記短い線条が屈曲線又は湾曲線である上記請求項20に記載のストロー包装体。
  24. 上記直線又は直線に近い弧状の短い線条の長さが0.5〜3.0mmの範囲であり、短い線条同士の間隔の寸法が0.8〜5mmの範囲である上記請求項21又は22に記載のストロー包装体。
  25. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の下フイルムだけに使用してある上記請求項18乃至24の何れかに記載のストロー包装体。
  26. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の上フイルムだけに使用してある上記請求項18乃至24の何れかに記載のストロー包装体。
  27. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の上下両フイルムに使用してある上記請求項18乃至24の何れかに記載のストロー包装体。
  28. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、ストロー包装体のストロー方向長さの半分以下である上記請求項18乃至27の何れかに記載のストロー包装体。
  29. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、好ましくはストロー包装体のストロー先端側の4分の1程度である上記請求項28に記載のストロー包装体。
  30. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、好ましくはストロー包装体のストロー基端側の4分の1程度である上記請求項28に記載のストロー包装体。
  31. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、ストロー包装体のストロー先端側及びストロー基端側のそれぞれ4分の1程度である上記請求項28に記載のストロー包装体。
  32. 上記包装されたストローが伸縮ストローである上記請求項18乃至31の何れかに記載のストロー包装体。
  33. 複数のストローを平行して包装してあるラダーストロー包装体であって、ストロー包装体を構成する包装フイルムに、多数の透孔を面状に形成した多孔フイルムに押出しラミネートにより無透孔層を形成した2層積層フイルムを使用してあるストロー包装体。
  34. 上記2層積層フイルムの多孔フイルムが二軸延伸ポリプロピレンフイルムであって、押出しラミネートによる無透孔層がポリプロピレンである上記請求項33に記載のストロー包装体。
  35. 上記多数の透孔が、短い線条である上記請求項33又は34に記載のストロー包装体。
  36. 上記短い線条が直線である上記請求項35に記載のストロー包装体。
  37. 上記短い線条が直線に近い弧状線である上記請求項35に記載のストロー包装体。
  38. 上記短い線条が屈曲線又は湾曲線である上記請求項35に記載のストロー包装体。
  39. 上記直線又は直線に近い弧状の短い線条の長さが0.5〜3.0mmの範囲であり、短い線条同士の間隔の寸法が0.8〜5mmの範囲である上記請求項36又は37に記載のストロー包装体。
  40. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の下フイルムだけに使用してある上記請求項33乃至39の何れかに記載のストロー包装体。
  41. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の上フイルムだけに使用してある上記請求項33乃至39の何れかに記載のストロー包装体。
  42. 上記2層積層フイルムをストロー包装体の上下両フイルムに使用してある上記請求項33乃至39の何れかに記載のストロー包装体。
  43. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、ストロー包装体のストロー方向長さの半分以下である上記請求項33乃至42の何れかに記載のストロー包装体。
  44. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、好ましくはストロー包装体のストロー先端側の4分の1程度である上記請求項43に記載のストロー包装体。
  45. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、好ましくはストロー包装体のストロー基端側の4分の1程度である上記請求項43に記載のストロー包装体。
  46. 多数の透孔を面状に形成した面状域が、ストロー包装体のストロー先端側及びストロー基端側のそれぞれ4分の1程度である上記請求項34に記載のストロー包装体。
  47. 上記多数の透孔を面状に形成した面状域と縦方向接着部との間に透孔のない不透孔域を設けてある上記請求項33乃至45の何れかに記載のストロー包装体。
  48. 上記不透孔域の幅寸法を概略3mm程度としてある上記請求項47に記載のストロー包装体。
  49. 上記包装されたストローが伸縮ストローである上記請求項33乃至48の何れかに記載のストロー包装体。
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