JP2004243894A - 運搬台車 - Google Patents

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Junko Takao
淳子 高尾
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Abstract

【課題】昇降機能を備えた運搬台車の作業性の改善を図る。
【解決手段】軸端に一対の車輪が接続された車軸40の中央部にはねじ軸51が縦向きに取り付けられる一方、このねじ軸51にはナット32が螺合しており、これが荷台31に固定されている。また、車軸40には動力伝達ギヤ61、62及び切り替えギヤ65が取り付けられている。このうち、動力伝達ギヤ61、62は車軸40に設けられた歯部と噛合し、切り替えギヤ65は車軸40と一体回転可能とされている。そのため車軸40の回転運動が、両ギヤ61、62、65を経由してねじ軸51に伝達されると、これが直進運動に変換されナット32、ひいては荷台31を昇降させる。そのため、荷物の移送と昇降を同時に行うことができ、使い勝手がよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昇降機能を備えた運搬台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、荷物の積み込み或いは積み降ろし作業を容易に行うことを目的として荷台の昇降機能を備えた運搬台車が知られている。(特許文献1)
このものは、略長方形状をなし四隅には車輪を備えたベースフレームと、荷物を載置可能な積載台と、ベースフレームに装着されるとともに積載台を昇降可能に支持する駆動機構を備えてなる。
駆動機構はねじの進退運動を利用して積載台を昇降させるものであって、積載台にはねじ棒が設けられる一方、ベースプレートの後端側には手動により回動可能な円形ハンドルが設けられている。この円形ハンドルがギヤを介してナットに接続されるとともに、このナットに対してねじ棒が螺合している。
従って、円形ハンドルを手動にて回動させると、ナットを介してねじ棒、ひいては積載台が昇降する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−154438公報(第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成によれば、荷台を昇降させる際には、昇降専用の操作が必要であり煩わしさがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、荷物の運搬及び昇降を同時に行うことができ、作業性に優れる運搬台車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、荷物を載置可能とされた荷台と、軸端に左右一対の車輪が接続された車軸を備えたベース部と、前記ベース部と前記荷台との間に配されるとともに、前記荷台を昇降方向に沿って案内する支持部材と、前記車軸に接続されるとともに前記車軸の回転運動を前記荷台を昇降させる直進運動に変換する変換機構と、前記変換機構と前記荷台との間に介設されるとともに、変換された直線運動を前記荷台に伝達することで当該荷台を昇降させる昇降部材とを備えた構成であるところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記支持部材は、前記ベース部に取り付けられた支柱と、前記支柱に遊嵌され前記荷台を支柱に沿って案内するスライダーとから構成される一方、前記変換機構は前記ベース部に支持され前記車軸の回転運動を前記支柱に沿った直進運動に変換する構成であるところに特徴を有する。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記変換機構は、前記車軸からの回転運動を正・逆切り替えて前記昇降部材に伝達する切り替え部を備えた構成であるところに特徴を有する。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記荷台には前記昇降部材とされたナットが固定され、前記ベース部には前記変換機構を構成しその外周面に前記ナットに対し螺合可能とされたねじ部が形成されたねじ軸が前記支柱に沿った縦向きな姿勢、かつその軸心回りの回転が許容された状態で支持されるとともに、このねじ軸の軸端には歯部が形成される一方、前記切り替え部は、前記車軸に対して遊嵌されるとともに前記歯部の左右に一対配され、かつそれぞれが前記歯部と噛合する動力伝達ギヤと、前記動力伝達ギヤの間にあって、前記車軸に対し一体回動可能かつ、前記車軸の軸方向に沿って移動操作可能に嵌着され前記車軸の回転運動を前記動力伝達ギヤを経由して車軸に伝達する切り替えギヤとを備えてなり、前記切り替えギヤは前記移動操作により前記動力伝達ギヤのいすれか一方に選択的に係止することで前記ねじ軸の回転方向を任意に切り替え可能な構成であるところに特徴を有する。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、車両に設けられた出入り口から車両内部の荷物収容部への出し入れが可能な運搬台車であって、前記車体側には前記運搬台車を支持するための台車支持部が設けられる一方、前記荷台には前記台車支持部に対する受け部が設けられるとともに、前記荷台には、常には前記ナットに対して係止して前記荷台と前記変換機構とを連結状態に維持するとともに、前記運搬台車を格納する過程で、前記台車支持部によって前記荷台が車体側に支持されたときには、前記ナットとの係止を解いて前記連結状態を解除可能なロック部が設けられた構成であるところに特徴を有する。
【0010】
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記ベース部は車軸の軸端から当該運搬台車の前進方向に延び、その先端には補助輪が取付られた一対のアーム部を備えてなるとともに、このアーム部には前記補助輪を前記車輪側へ折り畳み可能なヒンジが設けられた構成であるところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】
<請求項1、2の発明>
請求項1の発明によれば、車軸の回転運動は変換機構及び昇降部材を経由することで直進運動に変換され、これにより荷台を昇降させる。そのため、荷物の移送と昇降を同時に行うことができるからこれら両動作を個別に行う場合に比べて、作業効率がよい。
請求項2の発明によれば、荷台は支柱に沿って昇降するから昇降動作が安定する。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、車軸により発生した回転運動を荷台側へ伝達する過程で正逆切り替えることが出来るから昇降部材、ひいては荷台の昇降を任意に調節することができ、使い勝手がよい。
【0012】
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、動力伝達ギヤはねじ軸の左右に一対配されているから、車軸の回転運動の伝達経路は切り替えギヤを経由した後、右側の動力伝達ギヤを経てねじ軸に至る経路と、左側の動力伝達ギヤを経てねじ軸に至る経路があり、ねじ軸の回転方向、ひいては荷台の昇降動作をこれら経路の選択(切り替えギヤ)により調節することが出来る。
【0013】
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、荷台にはロック部が設けられており、運搬台車を荷物収容部に収容する際には荷台を車体に支持させた後に、ナットとの係止を解除して変換機構、ひいてはベース部との連結を断つことが出来る。そのため、運搬台車を荷台ごと持ち上げて車両に乗り込ませるといった作業を必要とせず、荷台を車体側に支持させた状態で、ベース部及び変換機構のみを車体の高さまで持ち上げてやれば、あとは、その状態から運搬台車全体を荷物収容部に押し込むだけで、簡単に運搬台車を格納することが出来る。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、アーム部にはヒンジが設けられており補助輪を車輪側へ折り畳むことができるから、運搬台車を収容する格納スペースが小さくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図11を参照して説明する。
本実施形態は、本発明を工場内に設けられた部品置き場から製造ラインに部品を供給する際に使用する運搬台車30に適用したものである。
図1に示すように、部品置き場には平らな形状のパレット21が配され、その上に部品の入った部品箱22が置かれている。
一方、製造ライン側の作業台23は、作業者が立ち姿勢で組み付け作業を行うことから台の高さが支持台21より高く設定されており、作業台23と支持台21との間には高低差がある。
【0015】
図2、図3に示すように運搬台車30は、荷物を載置可能に形成された荷台31と、この荷台31を移送可能に支持するベース部35と、ベース部35に対して取り付けられるとともに、詳細には後述するが車軸40の回転運動を支柱45に沿った直進運動に変換するための変換機構50を主体として構成されている。以下、図2の右側を前側、左側を後側として説明する。
【0016】
ベース部35は、運搬台車30の前後方向に延びる一対の金属製の前後アーム36(本発明のアーム部に相当する)を設けており、その前部には補助輪37が装着されている。一方、前後アーム36の後部寄りの位置には軸端に左右一対の車輪41が接続された車軸40が配されている。車軸40の端部にはコの字状をなす金属製の車輪カバー42が一対設けられており、更に、この両車輪カバー42間には車軸40と平行に補強パイプ43が架設されている。この補強パイプ43の中央部分には後述する操作レバー66が取り付けられるとともに、両端側には前後アーム36の後端がそれぞれ接続されている。
また、車軸40と車輪41との間にはワンウェイクラッチ(図示せず)が介設されており、運搬台車30が後退する場合には車輪41の回転運動を車軸40に伝達せず、前進する場合のみ車輪41の回転運動を車軸40に伝達し車輪41と車軸40を一体的に回動させる。
【0017】
図4、図5に示すように、車輪カバー42には円筒状をなす一対の平行な支柱45が縦向きに取り付けられるとともに、その上端同士が支柱連結パイプ46によって架設され、更に、支柱連結パイプ46の上面にはU字状をなす手押しハンドル48が取り付けられている。この支柱45は荷台31を案内するものであり、その外周には支柱45に沿った昇降動作が可能とされた円筒形のスライダー47が左右一対遊嵌されている。
尚、これら支柱45とスライダー47が本発明の支持部材に相当するものである。
【0018】
一方、荷台31は略長方形状をなし、左右両縁に下向きの側壁31A、31Bが形成されている。荷台31の左側壁31Aと左側のスライダー47との間、右側壁31Bと右側のスライダー47との間がそれぞれ接続パイプ49によって接続されている。これにて、荷台31はスライダー47と共に支柱45に沿って昇降する。また、荷台31の後端側は次述するねじ軸51と螺合するナット(本発明の昇降部材に相当する)32を取り付けるための取り付け部31Cが張り出し形成されている。ナット32は円筒形をなすとともに、その上部には側方に張り出す鍔部32Aが形成されており、取り付け部31Cの中央部分に形成された取り付け孔に上方から差し込まれた後、溶着される。
【0019】
次に、変換機構50について説明する。
両支柱45の間には、支柱45に沿ってねじ軸51が配されている。ねじ軸51はその上部が支柱連結パイプ46の中央下部に取り付けられた上部支持ブラケット53に、下部が補強パイプ43の中央部に取り付けられた下部支持ブラケット54にそれぞれ軸支されており、軸心回りの回転が可能とされている。
このねじ軸51の外周にはナット32と螺合可能とされたねじ部51Bが形成されるとともに、荷台31はねじ軸51に対して回り止め(スライダー47に支持)された状態にある。そのため、ねじ軸51を回動させると、その回転運動が支柱45に沿った直進運動に変換されナット32、ひいては荷台31を昇降させる。
【0020】
また、上下支持ブラケット53、54には円筒形の上・下ストッパ55、56がそれぞれねじ止めされている。これら両ストッパ55、56をねじ軸51が貫通しており、荷台31が上昇する場合にはナット32が上部ストッパ55に、下降する場合にはナット32が下部ストッパ56に当接して昇降動作を規制することとしている。なお、本実施形態においては、ナット32が上部ストッパ55に当接したとき(荷台31の上昇位置)には、荷台31の上面と作業台23の上面とがほぼ面一となり、ナット32が下部ストッパ56に当接したとき(荷台31の下降位置)には、荷台31の上面と支持台21の上面とがほぼ面一となる設定としてある。
また、これら両ストッパ55、56はねじの締め込み量を調整することで荷台31の昇降量を調整可能な設定とされている。
【0021】
続いて、図6を参照して前記ねじ軸51と共に変換機構50を構成する切り替え部60について説明する。車軸40の中央部にはねじ軸51を挟んだ左右両側に動力伝達ギヤ61、62が一対遊嵌されている。この動力伝達ギヤ61、62におけるねじ軸51側の端面(以下、単に端面とする)の中央部分には後述する切り替えギヤ65の突片65Aを収容するための突片収容部61A、62Aが凹み形成されている。動力伝達ギヤ61、62は、この突片収容部61A、62A間に後述する円筒形の切り替えギヤ65を挟み込んだ状態でリング64により抜止め(側方への移動規制)されている。
また、ねじ軸51の下端の外周には螺旋状をなす歯部51Aが形成される一方、動力伝達ギヤ61、62の端面の外周には前記ねじ軸51の歯部51Aに噛合する歯部61B、62Bがそれぞれ設けられている。
【0022】
切り替えギヤ65は車軸40と一体回動可能、かつ車軸40に沿って両動力伝達ギヤ61、62間を移動操作可能に取り付けられている。この切り替えギヤ65は左右いずれかの動力伝達ギヤ61、62に選択的に係止可能とされ、車軸40の回転運動をねじ軸51に伝達することが出来る。より具体的に説明すると、切り替えギヤ65の左右両端面には複数の突片65Aが放射状に形成される一方、突片収容部61A、62Aには突片65Aと嵌合可能な係止溝61C、62Cが突片65Aに対応して複数個設けられている。
【0023】
そのため、図6に示すように、切り替えギヤ65は常には、後述する操作レバーによって規制され左右いずれの動力伝達ギヤ61、62にも係止しない中立位置にあるが、この中立位置から右側へ移動させた場合には(図7参照)、切り替えギヤ65の右側の突片65Aが右側の動力伝達ギヤ61の係止溝61Cに係止して車軸40の回動を右側の動力伝達ギヤ61のみに伝達し、左側へ移動させた場合には(図8参照)、左側の動力伝達ギヤ62に対してのみ動力を伝達するようになっている。
このように、車軸40の回転運動の伝達経路は切り替えギヤ65を経由した後、右側の動力伝達ギヤ61を経てねじ軸51に至る経路と、左側の動力伝達ギヤ62を経てねじ軸51に至る経路がある。そのため、図9に示すように、右側を経由した場合にはねじ軸51は図中の実線の方向に回動するが、左側を経由した場合には回動方向が反転し一点鎖線方向に回動する。
尚、前述した突片収容部61A、62Aを設けたのは、突片65Aと係止溝61C、62Cを突片収容部61A、62A内で係止させることで噛み合い部分の保護を図るためのである。
【0024】
次に、切り替えギヤ65を移動操作するための操作レバー66について説明する。補強パイプ43の中央部分には取り付け金具67がねじ止めされており、そこには操作レバー66がヒンジピン66Aを介して回動可能に取り付けられている。この取り付け金具67には、操作レバー66を位置規制するための位置規制突起67Aが一対設けられており、作業者によるレバー操作が行われなければ、操作レバー66を図6に示す中立姿勢を維持する。
また、操作レバー66のヒンジピン66Aは切り替えギヤ65側に向けて延びており、その下端の外縁には嵌合片66Bが突設されている。一方、切り替えギヤ65の外周の中央部分には嵌合片66Bに対する嵌合凹部65Bが設けられており、操作レバー66が中立姿勢にあるときには切り替えギヤ65が中立位置となるように設定されている。この操作レバー66は位置規制突起67Aを乗り越えての揺動動作が可能とされており、これにて、切り替えギヤを車軸40に沿って水平に移動させることができる。
【0025】
次に、運搬台車30を使用して部品を工場内に設けられた部品置き場から製造ラインに供給する手順について説明する。
まず、運搬を行う際には、予め、運搬台車30の荷台31をその上面が支持台21の上面と同じ高さになる位置、本実施形態では下降位置にセットするとともに、操作レバー66を中立姿勢としておき、切り替えギヤ65をいずれの動力伝達ギヤ61、62にも係止させないようにしておく。こうすることで、移送中に荷台31は昇降せず常に荷台31の下降位置が維持される。この状態で、運搬台車30を支持台21に近づけてゆき、荷台31の端面と支持台21の端面を突き合わせる。このとき、支持台21の上面と荷台31の上面はほぼ面一であるため、作業者は部品箱22を台車側へ向かって押してやれば、部品箱22を支持台21から運搬台車30へ移動させることが出来る。
【0026】
運搬台車30への乗せ替えが完了したら、今度は操作レバー66を図7に示すように左側に傾動させる。これにより、切り替えギヤ65が車軸40に沿ってスライドし右側の動力伝達ギヤ61に係止する。その後、手押しハンドル48を押してやり運搬台車30を作業台23側へ移動させる。すると、車軸40の回転運動が切り替えギヤ65を介して動力伝達ギヤ61に伝達されるから、歯部51A、61Bの噛み合いによりねじ軸51が軸心回りに回動する。こうしてねじ軸51が回動すると、ねじ軸51とナット32の螺合によりねじ軸51の回転運動が直進運動に変換されナット32、ひいては荷台31を上昇させる。そして、ナット32が上部ストッパ55に当接するまで上昇したら、そこで一旦、運搬台車30の移動を停止させ操作レバー66を中立姿勢に戻してやる。そうすれば、切り替えギヤ65が車軸40に沿って移動し、動力伝達ギヤ61との係止が解かれる。これにより、車軸40の回転運動がねじ軸51側に伝達されなくなり、荷台31はその高さ、すなわち作業台23の上面と荷台31の上面がほぼ面一となる高さで固定される。
【0027】
その後、運搬台車30を作業台23に移動させたら、荷台31の端縁と作業台23の端縁とを突き合わせる。このとき、作業台23の上面と荷台31の上面はほぼ面一であるため、作業者は部品箱22を作業台23側へ押し出してやれば、部品箱22を作業台23へ移動させることが出来る。これにて、部品箱22の乗せ替え作業が完了する。
【0028】
また、続けて、部品の運搬を行う場合には、今度は操作レバー66を図8に示すように、右側に傾動させ切り替えギヤ65を左側の動力伝達ギヤ62に係止させる。その後、手押しハンドル48を押してやり運搬台車30を支持台21側へ移動させる。すると、車軸40の回転が切り替えギヤ65、動力伝達ギヤ62、ねじ軸51へと伝達され、ナット32ひいては荷台31を下降させる。そして、ナット32が下部ストッパ56に当接するまで下降したら、そこで一旦、運搬台車30の移動を停止させ操作レバー66を中立姿勢に戻してやる。そうすれば、切り替えギヤ65が車軸40に沿って移動し、動力伝達ギヤ62との係止が解かれる。これにより、車軸40の回転運動がねじ軸51側に伝達されなくなり、荷台31はその高さ、すなわち支持台21の上面と荷台31の上面がほぼ面一となる高さで固定される。後は、前述した手順に従って、部品箱22の乗せ替えを行えばよい。
【0029】
このように本実施形態によれば、変換機構50が車軸40の回転運動を支柱45に沿った直進運動に変換し、これにより荷台31を昇降させる。そのため、荷物の移送と昇降を同時に行うことができるからこれら両動作を個別に行う場合に比べて、作業効率がよい。また、車軸40の回転運動は切り替えギヤ65、動力伝達ギヤ61、62を経由してねじ軸51に伝達されるが動力伝達ギヤ61、62はねじ軸51を挟んで一対設けられている。そのため、車軸40が同方向に回動している状況であっても、回転運動の伝達経路を切り替えギヤ65により切り替える(動力伝達ギヤの選択)ことによりねじ軸51の回転方向を調整することが出来る。そのため、荷台31の上昇あるいは下降動作を任意に調整でき使い勝手がよい。
【0030】
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を図12ないし図22を参照して説明する。
第2実施形態は、本発明に係る運搬台車70を買い物カートに適用し、かつ一人乗り用の簡易型車両130に対して出し入れ可能な形態としたものである。
図17は、簡易型車両130の後部側を示すものであるが、フロアパネル131上であって、座席132の後方には荷物収容部134が設けられている。この荷物収容部134は左右両側をタイヤハウス133によって覆われているが、上部側及び後部側にはパネル等(ボディ)が設けられておらず、後述するが荷物と共に運搬台車70を後方より積み込ませることが出来る(図21参照)。尚、車体後部が本発明の出入り口に相当する。
【0031】
運搬台車70は第1実施形態の運搬台車30に対して、補助輪37の折り畳み機構80、荷台75のロック・解除機構90及び運搬台車70を格納する際に荷台75を車体側に支持させる台車支持機構100等を付加したものであるため、重複した部品については同一符号を付し説明を省略する。
補助輪37の折り畳み機構80について説明する。第1実施形態では車輪41側と補助輪37側を前後アーム36(1部品)により連結させたが、第2実施形態では前後アーム36が前後に分割され傾動アーム82(前部側)、固定アーム81(後部側)の2部品により構成されている。この両アーム81、82は、その端部同士がヒンジ83を介して接続されるとともに、傾動アーム82を固定アーム81側に回動させることが出来る。両アーム81、82のヒンジ83寄りの端部には図示しないストッパが設けられておりこれらストッパが当たり合うことで傾動アーム82の回動動作が規制される。
【0032】
この傾動アーム82の回動動作によって補助輪37は図20(a)に示すように荷台75の前側に位置する走行姿勢から、図20(C)に示すように車輪41側へ折り畳まれる。尚、本実施形態において、折り畳まれた補助輪37の下面が車輪41の下面と面一か、それより高い位置となる設定とされている。このような設定とすることで運搬台車70を格納するに、補助輪37が車輪41側の回転運動を邪魔することがない。
また、固定アーム81と傾動アーム82との間にはスプリング84が掛けられている。このスプリング84は常には横向き姿勢にあって、補助輪37を図20におけるa方向に付勢するが、補助輪37を車輪41側へ折り曲げてゆくと付勢方向を反転させ補助輪37をb方向、すなわち車輪41側へ付勢する。
【0033】
次に、荷台75のロック・解除機構90について説明する。第1実施形態では、ねじ軸51に螺合するナット32を荷台31と一体構造としたが、第2実施形態においては荷台75がナット32、ひいては変換機構50に対し分離可能な構造とされている。具体的に説明すると、図22に示すように、第2実施形態においてはナット取り付けブラケット91が新たに設けられている。ナット取り付けブラケット91は板材をL字状に曲げて形成され、その一方側の側面部には貫通孔が形成されるとともに、そこにナット32が取り付けられる。このナット取り付けブラケット91はねじ軸51に対し他方側の側面部92が荷台75側を向くように取り付けられるとともに、この他方側の側面部92の中央部分には次に説明するロック爪94(本発明のロック部に相当する)を進退させうるロック孔92Aが設けられている(図22参照)。
【0034】
図13ないし図17に示すように、荷台75の幅方向の中央部分には凹部76が前後に貫通して形成されている。この凹部76の後端寄りの位置には前後に支持壁93Aを設け全体がコの字状に形成されたロックベース93が支持壁93Aを上に向けた状態が取り付けられている(詳細な形状については図示せず)。このロックベース93の支持壁93Aは、先端がテーパ状に切り起こされたロック爪94を前後方向に進退可能に支持している。このロック爪94が前記ロック孔92Aより出入りすることで荷台75はナット32、ひいては変換機構50と係止したり、あるいはその係止が解除される。また、ロック爪94は端部に装着された圧縮ばね95によってロック方向に付勢されており、一旦ロック爪94がロック孔92Aに対して係止すると、解除動作がなされない限りナット32と荷台75の係止が解かれない設定となっている。
尚、荷台75上には買い物かご77が設置されており、これらロック爪94等を上方より覆う設定となっている(図17参照)。
【0035】
続いて、ロック爪94の解除動作を行う機構について説明する。
荷台75の凹部76の前端側には逃がし孔76Aが開口するとともに、そこには荷台75を上下に貫通する解除リンク96がヒンジピン98を介して傾動可能に取り付けられている。この解除リンク96の上端とロック爪94の先端側との間がワイヤー99によって接続されており、解除リンク96の下端側を運搬台車70側へ倒すとロック爪94が前方へ引かれ、ロック孔92Aとの係止を解除するようになっている(図17参照)。
また、ロック爪94が係止を解除すると、ナット32はねじ軸51に対する回り止めを失うこととなるが、本実施形態においては、図22に示すように、上部ストッパ55にL字状をなす回り止めブラケット59が取り付けられている。そのため、係止を解除した状態であっても、図15に示すようにナット取り付けブラケット91の後方に回り止めブラケット59が位置してナット32を回り止めする。
【0036】
次に、台車支持機構100について説明する。
車体の荷物収容部134の中央部には、断面がコの字状をなす台車連結台135が開放する側を下向きにして取り付けられている。この台車連結台135の幅寸法は運搬台車70の荷台75の幅寸法より短く設定されている。台車連結台135の左右両側面136の外面側であって、後端部分には次述するレール101を上下に挟み込んで支持可能な支持ローラ137(本発明の台車支持部に相当する)が一対取り付けられるとともに、前端寄りの位置にも支持ローラ137が取り付けられている。前端側の支持ローラ137は一対設けられた構成ではなく、レール101の上面側と対応する上側の支持ローラ137のみの構成となっている(図15、図17参照)。
【0037】
一方、荷台75の左右両側壁75A、75Bの内面下部には運搬台車70の出入り方向に沿ってレール101(本発明の受け部に相当する)が取り付けられる。このレール101はその先端部分は上下が共に切り落とされテーパ状をなすとともに、荷台75が上昇位置にあるとき(ナット32が上部ストッパ55に当接するとき)には、両支持ローラ137間に丁度位置する設定となっている。そのため、この状態から運搬台車70を台車連結台135に沿って車体側へ押し込むと、荷台75が台車連結台135に覆い重なってゆくとともに、レール101が支持ローラ137間に挟まれることにより、荷台75が車体側に支持される。この状態で、ロック爪94による係止が解けれれば、荷台75を車体側に支持させた状態のまま変換機構50及びベース部35のみを昇降させることが出来る。
【0038】
また、本実施形態においては、格納状態において運搬台車70を車両にロックさせることが出来る。より具体的に説明すると、図15、図16に示すように、台車連結台135の上面の前方側部にはロックピン139が縦向きに固定されている。一方、荷台75下面における前部側には台車ロックユニット110が取り付けられている。この台車ロックユニット110はロックピン139に対する受け溝112Aが形成されたケーシング112を設けており、内部には平板状をなすラッチプレート115、ロックプレート116が軸ピン115B、116Bを介して回動可能に取り付けられている。
【0039】
ラッチプレート115は平板状をなし、その板面に下方へ開口するロック溝115Aが形成されている。ラッチプレート115は常にはばね117によって図16(a)に示すd方向に付勢され、受け溝112Aを開放する待機姿勢にあり、ロックピン139の受け溝112A内への進入を許容する。
一方、ラッチプレート115は、この待機位置から回動し図16(b)に示すように、横向きの姿勢になると、その前端部分が受け溝112Aの開口縁を塞ぐようになっており、受け溝112Aとロック溝115Aによってロックピン139を拘束する。また、この場合には、ばね117はその付勢方向を反転させ、今度はラッチプレート115をロック方向、すなわち同図(b)に示すe方向に付勢する。
【0040】
ロックプレート116はラッチプレート115の上側に配され、先端側にラッチプレート115に対する係止アーム116Aを設けている。このロックプレート116は渦巻きばね119によって同図(b)に示すe方向に常に付勢されており、ラッチプレート115が横向きの姿勢にあるときには、係止アーム116Aがラッチプレート115の端面に当接してラッチプレート115のロック解除を規制する役割を果たす。
また、台車ロックユニット110にはラッチプレート115及びロックプレート116と連動する解除部(図示せず)が設けられている。一方、荷台75の右側壁75Bの後端寄りの位置には、解除レバー120が取り付けられている。この解除レバー120は台車ロックユニット110の解除部とワイヤー118により連係しており、所定の解除操作によりロック解除出来る。
【0041】
次に、簡易型車両130に対して運搬台車70(買い物カート)を格納する手順について説明する。
まず、買い物に先だって、荷台75を上昇位置にセットしておくとともに、操作レバー66を中立姿勢としておき、切り替えギヤ65をいずれの動力伝達ギヤ61、62にも係止させないようにしておく。こうすることで、買い物中に荷台75は昇降せず常に一定の高さを維持する。ただし、荷台75の高さ調節を行いたい場合には、第1実施形態と同様に操作レバー66を中立姿勢から傾け運搬台車70を移動させれば、荷台75を任意に昇降させることが出来る。
【0042】
買い物が終わったら、荷物を荷台75上に載せたままの状態で運搬台車70を押して簡易型車両130に近づけてゆく。この時、荷台75が上昇位置、すなわち荷台75のレール101が支持ローラ137間に位置する高さにある場合には荷台75の高さの調節を行う必要はないが、荷台75の高さが上昇位置以外の場合には予め荷台75の高さを上昇位置に調整しておく。そして、荷物収容部134に対して運搬台車70を正対させるとともに、荷台75の左側壁75Aを台車連結台135の左側面136に、荷台75の右側壁75Bを台車連結台135の右側面136にそれぞれ宛いながら、運搬台車70を荷物収容部134に対してゆっくり押し込んでゆく。すると、荷台75のレール101が台車連結台135の両支持ローラ137間にさし込まれるとともに、図18に示すように、荷台75の解除リンク96が台車連結台135の上面の端縁に当接する。この状態から更に、荷台75を台車連結台135側へ押し込んでゆくと、解除リンク96がその押し込み動作に伴って同図の矢印方向(P方向)に回動する。これにより、ワイヤー99を介してロック爪94がロック解除方向に引かれロック孔92Aより退避する。かくして、荷台75と変換機構50とのロックが解かれる。
【0043】
このとき、レール101の上面には上側の支持ローラ137が、レール101の下面には下側の支持ローラ137がそれぞれ摺接し、荷台全体が台車連結台135に支持される。従って、両支柱45或いは手押しハンドル48を持って引き上げてやれば、前述したように荷台75とナット32との係止が解かれた状態にあるから、図19に示すように荷台75を取り残した状態(台車連結台135に荷台75を固定させた状態)でベース部35及び変換機構50のみを荷物収容部134の高さまで上昇させることが出来る。このように、ベース部35と変換機構50のみの重量分を持ち上げるだけで運搬台車70全体を荷物収容部134に押し込み可能な状態とすることが出来る。すなわち、運搬台車70全体を持ち上げて荷物収容部134に対し格納するといった作業と比較すると、持ち上げに必要な重量が荷台75及び荷物分軽減されることとなり、格納作業が容易となる。
【0044】
また、この上昇動作の過程においては、図20に示すように、傾動アーム82の先端部分(補助輪37側)が車体の下面に当接する。そのため、傾動アーム82、ひいては補助輪37が車輪41側へ折り畳まれてゆく。そして、折り畳み動作の過程でスプリング84の付勢方向が同図のa方向からb方向へ反転すると、以後補助輪37は車輪41側に折り畳まれたままの姿勢となる。
ベース部35の引き上げ動作に続いて、運搬台車70全体を押し込んでやれば、運搬台車70はレール101と支持ローラ137によって案内され荷物収容部134内へと格納されてゆく。これに伴い、荷台75の台車ロックユニット110が台車連結台135のロックピン139に近接してゆき、やがて、台車ロックユニット110の受け溝112A内にロックピン139が進入してラッチプレート115に当接する。この状態から更に、運搬台車70を押し込むと、ラッチプレート115がロックピン139に押されて縦向きの姿勢から横向きの姿勢に自動的に変位し、受け溝112Aとロック溝115Aとによってロックピン139を拘束(ロック)する。この状態では運搬台車70は荷物収容部134に完全に収容され、これにて格納動作が完了する。
【0045】
一方、格納状態にある運搬台車70を車両から引き出す場合には、まず、荷台75の右側壁31Bの解除レバー120を解除方向に回動操作する。これにより、ラッチプレート115がロック解除方向に回動し、ロックピン139を解放する(台車ロックユニット110の解除)。その後、レール101に沿って運搬台車70全体を後退させてゆき、車輪41と補助輪37が車体の後方に退避したところで一旦、引き出し作業を止める。この状態ではレール101は上下支持ローラ137間に位置しており、荷台75は台車連結台135に支持されている。続いて、引き出された状態にあるベース部35及び変換機構50を下降させる。
【0046】
これにより、ナット取り付けブラケット91も下降動作を行うから、次第にロック爪94に近づいてゆき、やがて、ナット取り付けブラケット91の下縁がロック爪94のテーパ部に当接する。その後、ナット取り付けブラケット91はロック爪94をロック解除方向に後退させつつ下降してゆく。そして、車輪41が地表まで下降したときには、ロック爪94の後方にはナット取り付けブラケット91のロック孔92Aが位置するため、ロック爪94がばねの付勢により再びナット32側へ復帰してロック孔92Aに係止する。これにより、荷台75が変換機構50側に固定される。その後、手操作によって折り畳まれた補助輪37を復帰させるとともに、更に、運搬台車70を引き出してやれば、レール101部と支持ローラ137とが離間して、引き出し作業が完了する。
【0047】
このように、本実施形態によれば、運搬台車70を荷物収容部134に収納することが出来るから車に常備しておくことが出来る。この収納状態において運搬台車70は台車ロックユニット110によって車体にロックされているから走行により車体が揺れても運搬台車70がガタつくことがない。
また、荷台75と台車連結台135にはレール101と支持ローラ137からなる台車支持機構100が設けられ、更に、運搬台車70はロック爪94を進退させることで変換機構50を荷台と分離させ個別に昇降させることが出来る。従って、格納動作の際に、荷台75を車体側に支持することなく持ち上げ動作を行ったとすれば運搬台車70全体の重量を持ち上げることとなり作業者の負担となるが、荷台75分が車体に支持され軽減されるから持ち上げ動作が容易となる。あとは、その状態から運搬台車70全体を荷物収容部134に押し込むだけで、簡単に運搬台車70を格納することが出来る。
更に、補助輪37を車輪41側へ折り畳むことができるから、運搬台車70を収容する格納スペースが小さくなる。
【0048】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0049】
(1)第1実施形態及び第2実施形態では変換機構50をねじ軸51及び切り替え部60を利用して構成したが、ベルト(チェーン)及び歯車を利用して構成してもよく、この場合には車軸40側に歯車を設けるとともに、歯車の回動運動をベルトによって荷台の昇降方向の直進運動に変換する構成としておけばよい。
【0050】
(2)第1実施形態及び第2実施形態では変換機構50をねじ軸51及び切り替え部60を利用して構成したが、パンタグラフ式(ジャッキタイプ)の昇降装置を使用してもよく、この場合には荷台31とベース部35との間にパンタグラフ式昇降装置を配置する構成となる。このパンタグラフ式昇降装置を使用した場合には装置自体が荷台31を支持する機能を併せ持つから支柱45、スライダー47等を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る運搬台車の使用例を示す図
【図2】運搬台車の側面図
【図3】運搬台車の平面図
【図4】運搬台車の平面図
【図5】運搬台車の正面図
【図6】切り替えギヤの移動動作を示す断面図
【図7】同じく切り替えギヤの移動動作を示す断面図
【図8】同じく切り替えギヤの移動動作を示す断面図
【図9】ねじ軸の回動方向を切り替え動作を説明する図
【図10】荷台の昇降動作を示す断面図
【図11】同じく荷台の昇降動作を示す断面図
【図12】第2実施形態に係る運搬台車の側面図
【図13】運搬台車の平面図
【図14】運搬台車の背面図
【図15】ロックユニットの構造を示す断面図
【図16】台車ロック機構の構造を示す図
【図17】運搬台車の格納動作を示す縦断面図
【図18】運搬台車が車体に支持された状態を示す縦断面図
【図19】運搬台車が引き上げられた状態を示す縦断面図
【図20】前輪が折り畳まれる動作を示す図
【図21】運搬台車が車両に格納された状態を示す縦断面図
【図22】ナット取り付けブラケット回りの側面図
【符号の説明】
31…荷台
32…ナット(昇降部材)
35…ベース部
40…車軸
41…車輪
45…支柱
47…スライダー
50…変換機構
51…ねじ軸
60…切り替え部
61、62…動力伝達ギヤ
65…切り替えギヤ

Claims (6)

  1. 荷物を載置可能とされた荷台と、
    軸端に左右一対の車輪が接続された車軸を備えたベース部と、
    前記ベース部と前記荷台との間に配されるとともに、前記荷台を昇降方向に沿って案内する支持部材と、
    前記車軸に接続されるとともに前記車軸の回転運動を前記荷台を昇降させる直進運動に変換する変換機構と、
    前記変換機構と前記荷台との間に介設されるとともに、変換された直進運動を前記荷台に伝達することで当該荷台を昇降させる昇降部材とを備えた構成であることを特徴とする運搬台車。
  2. 前記支持部材は、
    前記ベース部に取り付けられた支柱と、
    前記支柱に遊嵌され前記荷台を支柱に沿って案内するスライダーとから構成される一方、
    前記変換機構は前記ベース部に支持され前記車軸の回転運動を前記支柱に沿った直進運動に変換する構成であることを特徴とする請求項1記載の運搬台車。
  3. 前記変換機構は、前記車軸からの回転運動を正・逆切り替えて前記昇降部材に伝達する切り替え部を備えた構成であることを特徴とする請求項2記載の運搬台車。
  4. 前記荷台には前記昇降部材とされたナットが固定され、
    前記ベース部には前記変換機構を構成しその外周面に前記ナットに対し螺合可能とされたねじ部が形成されたねじ軸が前記支柱に沿った縦向きな姿勢、かつその軸心回りの回転が許容された状態で支持されるとともに、このねじ軸の軸端には歯部が形成される一方、
    前記切り替え部は、
    前記車軸に対して遊嵌されるとともに前記歯部の左右に一対配され、かつそれぞれが前記歯部と噛合する動力伝達ギヤと、
    前記動力伝達ギヤの間にあって、前記車軸に対し一体回動可能かつ、前記車軸の軸方向に沿って移動操作可能に嵌着され前記車軸の回転運動を前記動力伝達ギヤを経由して車軸に伝達する切り替えギヤとを備えてなり、
    前記切り替えギヤは前記移動操作により前記動力伝達ギヤのいすれか一方に選択的に係止することで前記ねじ軸の回転方向を任意に切り替え可能な構成であることを特徴とする請求項3記載の運搬台車。
  5. 車両に設けられた出入り口から車両内部の荷物収容部への出し入れが可能な運搬台車であって、
    前記車体側には前記運搬台車を支持するための台車支持部が設けられる一方、前記荷台には前記台車支持部に対する受け部が設けられるとともに、
    前記荷台には、
    常には前記ナットに対して係止して前記荷台と前記変換機構とを連結状態に維持するとともに、
    前記運搬台車を格納する過程で、前記台車支持部によって前記荷台が車体側に支持されたときには、前記ナットとの係止を解いて前記連結状態を解除可能なロック部が設けられた構成であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の運搬台車。
  6. 前記ベース部は車軸の軸端から当該運搬台車の前進方向に延び、その先端には補助輪が取付られた一対のアーム部を備えてなるとともに、このアーム部には前記補助輪を前記車輪側へ折り畳み可能なヒンジが設けられた構成であることを特徴とする請求項5に記載の運搬台車。
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