JPS6328706Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6328706Y2 JPS6328706Y2 JP1983184765U JP18476583U JPS6328706Y2 JP S6328706 Y2 JPS6328706 Y2 JP S6328706Y2 JP 1983184765 U JP1983184765 U JP 1983184765U JP 18476583 U JP18476583 U JP 18476583U JP S6328706 Y2 JPS6328706 Y2 JP S6328706Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- operating lever
- main wheel
- wheel
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 10
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Handcart (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、荷物を簡便に運搬しうるハンド式の
運搬車であつて、特に階段を昇降できる運搬車の
改良に関する。
運搬車であつて、特に階段を昇降できる運搬車の
改良に関する。
従来、階段を昇降できる運搬車としては、第1
3図乃至第15図に示す如く、側面形状L字型の
車体1′の下方位置に主輪2′を回転自在に設ける
と共に、その上方位置に副輪3′を回転自在に設
け、主輪2′と副輪3′の軸間距離を調整自在に構
成したものが知られて居り、これはてこの原理を
利用して階段を昇降するようになつている。即
ち、階段を昇る場合には主輪2′と副輪3′の軸間
距離を調整し、副輪3′を支点にして把手部4′を
押し下げつつ引き寄せ、主輪2′を一段上げ、次
に主輪2′を支点にして把手部4′を持ち上げつつ
引き寄せ、副輪3′を一段上げる。このようにし
て、主輪2′と副輪3′を交互に支点とし、該主輪
2′と副輪3′を交互に一段づつ上げれば良い。一
方、階段を降りる場合にも主輪2′と副輪3′を交
互に支点とし、該主輪2′と副輪3′を一段づつ降
ろせば良い。
3図乃至第15図に示す如く、側面形状L字型の
車体1′の下方位置に主輪2′を回転自在に設ける
と共に、その上方位置に副輪3′を回転自在に設
け、主輪2′と副輪3′の軸間距離を調整自在に構
成したものが知られて居り、これはてこの原理を
利用して階段を昇降するようになつている。即
ち、階段を昇る場合には主輪2′と副輪3′の軸間
距離を調整し、副輪3′を支点にして把手部4′を
押し下げつつ引き寄せ、主輪2′を一段上げ、次
に主輪2′を支点にして把手部4′を持ち上げつつ
引き寄せ、副輪3′を一段上げる。このようにし
て、主輪2′と副輪3′を交互に支点とし、該主輪
2′と副輪3′を交互に一段づつ上げれば良い。一
方、階段を降りる場合にも主輪2′と副輪3′を交
互に支点とし、該主輪2′と副輪3′を一段づつ降
ろせば良い。
ところが、団地の建物のように階段の途中に狭
い踊場5′がある場合にはてこ運動を利用して前
記運搬車を階段から踊場5′へ載せたり或は踊場
5′から階段へ降ろしたりすることが不可能であ
つた。何故なら、第15図に示す如く把手部4′
が壁面6′に当接して運搬車を引き寄せることが
できないからである。
い踊場5′がある場合にはてこ運動を利用して前
記運搬車を階段から踊場5′へ載せたり或は踊場
5′から階段へ降ろしたりすることが不可能であ
つた。何故なら、第15図に示す如く把手部4′
が壁面6′に当接して運搬車を引き寄せることが
できないからである。
そこで、従来は車体1′を起立させ、このまま
の状態で持ち上げて踊場5′に載せたり或は踊場
5′から降ろすようにしていた。
の状態で持ち上げて踊場5′に載せたり或は踊場
5′から降ろすようにしていた。
然し乍ら、重い荷物を積載している場合には運
搬車を踊場5′に載せたり或は踊場5′から降ろし
たりするのが甚だ困難になる上、複数の作業者を
必要としていた。特に、これらの問題は背丈の高
い荷物例えば冷蔵庫等を大型の運搬車で運搬する
場合に顕著に現われる。
搬車を踊場5′に載せたり或は踊場5′から降ろし
たりするのが甚だ困難になる上、複数の作業者を
必要としていた。特に、これらの問題は背丈の高
い荷物例えば冷蔵庫等を大型の運搬車で運搬する
場合に顕著に現われる。
本考案は、上記の問題点を解消する為に創案さ
れたものであり、その目的は狭い踊場でも階段と
踊場間の車体の昇降を良好且つ簡単に行える運搬
車を提供するにある。
れたものであり、その目的は狭い踊場でも階段と
踊場間の車体の昇降を良好且つ簡単に行える運搬
車を提供するにある。
本考案の特徴は、把手部及び荷受台を備えた側
面形状L字型の車体の下方位置に主輪を回転自在
に設けると共に、その上方位置に副輪を回転自在
に設けた運搬車に於いて、前記主輪近傍の車体に
足で操作可能な操作レバーを俯仰自在に設け、該
操作レバーに、主輪の外径よりも外方位置で且つ
操作レバーを下方向回りに回動させたときに床面
に接地して支点となる接当部を形成すると共に、
操作レバーを所定量だけ下方向回りに回動させた
ときに前記車体に設けたストツパーに当合する突
片を設けた事にある。
面形状L字型の車体の下方位置に主輪を回転自在
に設けると共に、その上方位置に副輪を回転自在
に設けた運搬車に於いて、前記主輪近傍の車体に
足で操作可能な操作レバーを俯仰自在に設け、該
操作レバーに、主輪の外径よりも外方位置で且つ
操作レバーを下方向回りに回動させたときに床面
に接地して支点となる接当部を形成すると共に、
操作レバーを所定量だけ下方向回りに回動させた
ときに前記車体に設けたストツパーに当合する突
片を設けた事にある。
本考案は、上記構成とすることにより、狭い踊
場でも階段と踊場間の車体の昇降を良好且つ簡単
に行うことができる。
場でも階段と踊場間の車体の昇降を良好且つ簡単
に行うことができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す運搬
車であつて、1は車体、2は主輪、3は副輪、4
は操作レバーである。
車であつて、1は車体、2は主輪、3は副輪、4
は操作レバーである。
車体1は側面形状L字型に形成されて居り、補
強部材5により連結された左右のサイドフレーム
6と、サイドフレーム6の下方位置に設けた荷受
台7と、サイドフレーム6の上方位置に回動可能
に枢着された枠状の把手部8と、把手部8を所定
位置で固定するロツク装置9と、サイドフレーム
6の下方位置に固着されたブラケツト10と、ブ
ラケツト10に架設された主軸11等から構成さ
れている。尚、12は把手部8を下方へ回動させ
て車体1の背丈を低くした場合に使用する第2把
手部である。
強部材5により連結された左右のサイドフレーム
6と、サイドフレーム6の下方位置に設けた荷受
台7と、サイドフレーム6の上方位置に回動可能
に枢着された枠状の把手部8と、把手部8を所定
位置で固定するロツク装置9と、サイドフレーム
6の下方位置に固着されたブラケツト10と、ブ
ラケツト10に架設された主軸11等から構成さ
れている。尚、12は把手部8を下方へ回動させ
て車体1の背丈を低くした場合に使用する第2把
手部である。
前記車体1の下方位置には主輪2が回転自在に
設けられると共に、その上方位置には副輪3が回
転自在に設けられる。即ち、主輪2は主軸11の
両端に回転自在に取付けられている。又、副輪3
は支持ケース13に架設した副軸14に回転自在
に取付けられて居り、該支持ケース13は車体1
に固着したガイド体15に摺動自在に嵌合されて
いる。
設けられると共に、その上方位置には副輪3が回
転自在に設けられる。即ち、主輪2は主軸11の
両端に回転自在に取付けられている。又、副輪3
は支持ケース13に架設した副軸14に回転自在
に取付けられて居り、該支持ケース13は車体1
に固着したガイド体15に摺動自在に嵌合されて
いる。
従つて、主輪2と副輪3は支持ケース13を摺
動させることにより車軸間距離を調整することが
できる。尚、支持ケース13は内部に装着したロ
ツクピンがスプリングの附勢力によりガイド体1
5の孔16に挿入されて所定の位置で固定され
る。又、レバー17を操作してロツクピンをスプ
リングの附勢力に抗して孔16から抜くことによ
り摺動自在になる。
動させることにより車軸間距離を調整することが
できる。尚、支持ケース13は内部に装着したロ
ツクピンがスプリングの附勢力によりガイド体1
5の孔16に挿入されて所定の位置で固定され
る。又、レバー17を操作してロツクピンをスプ
リングの附勢力に抗して孔16から抜くことによ
り摺動自在になる。
主輪2と副輪3には自由切換式逆転阻止装置が
設けられて居り、本実施例に於いては自転車に汎
用されるラチエツト式逆転止めギヤ18等が使用
されている。主輪2は切換レバー19を操作して
ピンを逆転止めギヤ18に係止したときには把手
部8を引き寄せる方向のみに回転し、ピンを外せ
ば前後回転自由となる。又、副輪3は切換ペダル
20を操作してピンを逆転止めギヤ18に係止し
たときには把手部8を引き寄せる方向のみに回転
し、ピンを外せば前後回転自由となる。これらの
構造は従来から公知である。
設けられて居り、本実施例に於いては自転車に汎
用されるラチエツト式逆転止めギヤ18等が使用
されている。主輪2は切換レバー19を操作して
ピンを逆転止めギヤ18に係止したときには把手
部8を引き寄せる方向のみに回転し、ピンを外せ
ば前後回転自由となる。又、副輪3は切換ペダル
20を操作してピンを逆転止めギヤ18に係止し
たときには把手部8を引き寄せる方向のみに回転
し、ピンを外せば前後回転自由となる。これらの
構造は従来から公知である。
操作レバー4はパイプを略逆U字型に折り曲げ
て形成されて居り、その両下端部が主輪2近傍の
車体1つまり主軸11に俯仰自在に設けられてい
る。又、操作レバー4には主輪2の外径よりも外
方位置で且つ操作レバー4を下方向回り(第3図
時計方向回り)に回動させたときに床面つまり踊
場26に接地して支点となる接地部が形成されて
居り、本実施例に於いては、接地部は操作レバー
4に支軸21を固着し、該支軸21の両端に補助
輪22を回転自在に取付けて構成されている。
て形成されて居り、その両下端部が主輪2近傍の
車体1つまり主軸11に俯仰自在に設けられてい
る。又、操作レバー4には主輪2の外径よりも外
方位置で且つ操作レバー4を下方向回り(第3図
時計方向回り)に回動させたときに床面つまり踊
場26に接地して支点となる接地部が形成されて
居り、本実施例に於いては、接地部は操作レバー
4に支軸21を固着し、該支軸21の両端に補助
輪22を回転自在に取付けて構成されている。
更に、操作レバー4の下端には突片23が突設
されて居り、該操作レバー4を所定量だけ下方向
回りに回動させたときに突片23がブラケツト1
0の内側に突設したストツパー24に当合して操
作レバー4の回動が阻止されるようになつてい
る。
されて居り、該操作レバー4を所定量だけ下方向
回りに回動させたときに突片23がブラケツト1
0の内側に突設したストツパー24に当合して操
作レバー4の回動が阻止されるようになつてい
る。
尚、操作レバー4は不使用時には第1図及び第
2図に示す如くその一部がガイド体15に設けた
クリツプ25に挾持された格納位置にある。
2図に示す如くその一部がガイド体15に設けた
クリツプ25に挾持された格納位置にある。
次に、運搬車の作用について説明する。
荷物を積載して階段を昇る場合には、先ず、段
の高さ・幅に応じて主輪2と副輪3の軸間距離を
調整し、逆転阻止装置を作動させて主輪2及び副
輪3を逆転不能にする。次に、主輪2と副輪3を
交互に支点とし、該主輪2と副輪3を交互に一段
づつ上げて行く。又、階段を降りる場合には副輪
3のみを逆転不能にし、その後はてこの原理を利
用して主輪3と副輪3を交互に一段づつ降ろして
行く。尚、運搬車の昇降時には逆転阻止装置を作
動させている為、運搬車は階下へ転げ落ちること
がなく、階段を安全に昇降できる。
の高さ・幅に応じて主輪2と副輪3の軸間距離を
調整し、逆転阻止装置を作動させて主輪2及び副
輪3を逆転不能にする。次に、主輪2と副輪3を
交互に支点とし、該主輪2と副輪3を交互に一段
づつ上げて行く。又、階段を降りる場合には副輪
3のみを逆転不能にし、その後はてこの原理を利
用して主輪3と副輪3を交互に一段づつ降ろして
行く。尚、運搬車の昇降時には逆転阻止装置を作
動させている為、運搬車は階下へ転げ落ちること
がなく、階段を安全に昇降できる。
一方、前記運搬車を階段から狭い踊場26へ載
せる場合には、先ず、重心が主軸11上に位置す
るように車体1を手前へ若干傾斜させる(第5図
参照)。次に、車体1を片手で保持しつつ他方の
手で操作レバー4を格納位置から主軸11を中心
にして下方向回りへ回動させ、接当部つまり補助
輪22を踊場26に接地させる(第6図参照)。
せる場合には、先ず、重心が主軸11上に位置す
るように車体1を手前へ若干傾斜させる(第5図
参照)。次に、車体1を片手で保持しつつ他方の
手で操作レバー4を格納位置から主軸11を中心
にして下方向回りへ回動させ、接当部つまり補助
輪22を踊場26に接地させる(第6図参照)。
そして、車体1を手で保持しつつ片足で操作レ
バー4の上端部を踏んで該操作レバー4を下方向
回りに回動させる。そうすると、車体1は支軸2
1を支点にして上方へ持ち上げられる。
バー4の上端部を踏んで該操作レバー4を下方向
回りに回動させる。そうすると、車体1は支軸2
1を支点にして上方へ持ち上げられる。
操作レバー4を足で回動させて主輪2が踊場2
6面よりも上方位置(第7図参照)になるまで車
体1を上方へ持ち上げた後は、操作レバー4を足
で押えつつ車体1を手前へ引き寄せ、踊場26へ
載せる(第8図及び第9図参照)。このとき、支
軸21に補助輪22を取付けている為、車体1を
簡単に引き寄せることができる。又、車体1を第
7図の位置まで持ち上げたときには操作レバー4
の突片23がストツパー24に当合する為、車体
1は反時計方向回りへの回動が阻止される。従つ
て、操作レバー4を足で踏んで居れば車体1から
手を離しても該車体1が階下側へ引つ繰り返るこ
とがなく、極めて安全である。
6面よりも上方位置(第7図参照)になるまで車
体1を上方へ持ち上げた後は、操作レバー4を足
で押えつつ車体1を手前へ引き寄せ、踊場26へ
載せる(第8図及び第9図参照)。このとき、支
軸21に補助輪22を取付けている為、車体1を
簡単に引き寄せることができる。又、車体1を第
7図の位置まで持ち上げたときには操作レバー4
の突片23がストツパー24に当合する為、車体
1は反時計方向回りへの回動が阻止される。従つ
て、操作レバー4を足で踏んで居れば車体1から
手を離しても該車体1が階下側へ引つ繰り返るこ
とがなく、極めて安全である。
車体1を踊場26へ載せた後は、操作レバー4
を主軸11を中心にして反時計方向回りへ回動さ
せて収納位置に格納する。
を主軸11を中心にして反時計方向回りへ回動さ
せて収納位置に格納する。
このように、操作レバー4により車体1を若干
量傾斜させた状態で持ち上げることができる為、
車体1は踊場26の壁面27に当接することがな
い。又、操作レバー4の一部を支点にして車体1
を持ち上げている為、重い荷物を積載した場合で
も一人で簡単に持ち上げることができる。更に、
操作レバー4は比較的短い為、これを下方向回り
へ回動させても踊場26の壁面27へ当接するこ
とがない。
量傾斜させた状態で持ち上げることができる為、
車体1は踊場26の壁面27に当接することがな
い。又、操作レバー4の一部を支点にして車体1
を持ち上げている為、重い荷物を積載した場合で
も一人で簡単に持ち上げることができる。更に、
操作レバー4は比較的短い為、これを下方向回り
へ回動させても踊場26の壁面27へ当接するこ
とがない。
運搬車を踊場26から階段へ降ろす場合には操
作レバー4を第8図及び第9図の状態にし、手で
車体1を保持すると共に、片足で操作レバー4の
上端部を踏み、この状態で車体1を前方へ押して
行き第7図に示す状態にする。このとき、操作レ
バー4の突片23がストツパー24に当合してい
る為、車体1は階下側へ引つ繰り返ることがな
い。その後、支軸21を支点にして車体1を自重
により徐々に降ろして行き、第5図の状態にす
る。
作レバー4を第8図及び第9図の状態にし、手で
車体1を保持すると共に、片足で操作レバー4の
上端部を踏み、この状態で車体1を前方へ押して
行き第7図に示す状態にする。このとき、操作レ
バー4の突片23がストツパー24に当合してい
る為、車体1は階下側へ引つ繰り返ることがな
い。その後、支軸21を支点にして車体1を自重
により徐々に降ろして行き、第5図の状態にす
る。
尚、上記実施例に於いては、階段を昇降させて
いるが、他の実施例では前記運搬車を用いて冷蔵
庫等の荷物を運搬車ごと小型トラツクに積載する
ようにしても良い。即ち、第10図乃至第12図
に示す如く、主輪2と副輪3の軸間距離をトラツ
クの荷台の高さに調整すると共に、逆転阻止装置
を作動させて両輪を逆転不能にし、運搬車を第1
0図の状態にする。次に、副輪3を支点にして把
手部8を下方へ押えつつ車体1を第11図の状態
に持ち上げる。このとき、補助輪22がトラツク
の荷台扉に当接する為、車体1とトラツクの荷台
とは非接触状態になる。従つて、車体1を持ち上
げたときに車体1とトラツクの荷台は擦れること
がなく、両者の損傷を防止することができる。
いるが、他の実施例では前記運搬車を用いて冷蔵
庫等の荷物を運搬車ごと小型トラツクに積載する
ようにしても良い。即ち、第10図乃至第12図
に示す如く、主輪2と副輪3の軸間距離をトラツ
クの荷台の高さに調整すると共に、逆転阻止装置
を作動させて両輪を逆転不能にし、運搬車を第1
0図の状態にする。次に、副輪3を支点にして把
手部8を下方へ押えつつ車体1を第11図の状態
に持ち上げる。このとき、補助輪22がトラツク
の荷台扉に当接する為、車体1とトラツクの荷台
とは非接触状態になる。従つて、車体1を持ち上
げたときに車体1とトラツクの荷台は擦れること
がなく、両者の損傷を防止することができる。
その後、副輪3を支点にして更に車体1を持ち
上げて第12図の状態にし、この状態で車体1を
手前へ引き寄せて荷台に積載する。尚、逆転阻止
装置を作動させている為、運搬車はトラツクの荷
台上を移動して荷下することがない。
上げて第12図の状態にし、この状態で車体1を
手前へ引き寄せて荷台に積載する。尚、逆転阻止
装置を作動させている為、運搬車はトラツクの荷
台上を移動して荷下することがない。
一方、運搬車を荷物ごとトラツクの荷台から降
ろす場合には前記と逆の操作をすれば良い。
ろす場合には前記と逆の操作をすれば良い。
上述の通り、本考案に依れば、一人の作業者に
より重い荷物を積載した車体であつても極めて容
易に階段から踊場へ或はこの逆に昇降することが
できる。又、踊場が狭くても車体が壁に当接する
ことなく良好且つ安全に操作できる。更に、操作
レバーは不使用時には車体側へ格納できるので邪
魔になることがない。その上、操作レバーの構造
は比較的簡単であるのでコストが余りかからず、
既存の運搬への適用も可能である。
より重い荷物を積載した車体であつても極めて容
易に階段から踊場へ或はこの逆に昇降することが
できる。又、踊場が狭くても車体が壁に当接する
ことなく良好且つ安全に操作できる。更に、操作
レバーは不使用時には車体側へ格納できるので邪
魔になることがない。その上、操作レバーの構造
は比較的簡単であるのでコストが余りかからず、
既存の運搬への適用も可能である。
加えて、本願考案は、操作レバーを足で操作で
きる為、階段と踊場との間で車体を昇降させると
きには手と足の両方を使用することができ、操作
性が容易になる。然も、車体の昇降時にはこれの
保持を両手で行うことができ、極めて安全であ
る。
きる為、階段と踊場との間で車体を昇降させると
きには手と足の両方を使用することができ、操作
性が容易になる。然も、車体の昇降時にはこれの
保持を両手で行うことができ、極めて安全であ
る。
本願考案は、操作レバーにこれを下方向回りに
回動させたときに車体に設けたストツパーに当合
する突片を設けた為、操作レバーにより車体を所
定量持ち上げたときに突片がストツパーに当合
し、車体の階下側への回動が阻止される。その結
果、万が一車体から手が離れても車体が階下側へ
引つ繰り返ると云うことがなく、極めて安全であ
る。
回動させたときに車体に設けたストツパーに当合
する突片を設けた為、操作レバーにより車体を所
定量持ち上げたときに突片がストツパーに当合
し、車体の階下側への回動が阻止される。その結
果、万が一車体から手が離れても車体が階下側へ
引つ繰り返ると云うことがなく、極めて安全であ
る。
第1図は本考案の実施例を示す運搬車の側面
図、第2図は同じく背面図、第3図は第2図の
−線拡大断面図、第4図は第3図の要部背面
図、第5図乃至第8図は要部の作用状態説明図、
第9図は運搬車を踊場に載せたときの概略図、第
10図乃至第12図は荷物を運搬車ごとトラツク
の荷台に積載する場合の概略説明図、第13図乃
至第15図は従来の運搬車の操作要領を示す概略
説明図である。 1は車体、2は主輪、3は副輪、4は操作レバ
ー、7は荷受台、8は把手部。
図、第2図は同じく背面図、第3図は第2図の
−線拡大断面図、第4図は第3図の要部背面
図、第5図乃至第8図は要部の作用状態説明図、
第9図は運搬車を踊場に載せたときの概略図、第
10図乃至第12図は荷物を運搬車ごとトラツク
の荷台に積載する場合の概略説明図、第13図乃
至第15図は従来の運搬車の操作要領を示す概略
説明図である。 1は車体、2は主輪、3は副輪、4は操作レバ
ー、7は荷受台、8は把手部。
Claims (1)
- 把手部8及び荷受台7を備えた側面形状L字型
の車体1の下方位置に主輪2を回転自在に設ける
と共に、その上方位置に副輪3を回転自在に設け
た運搬車に於いて、前記主輪2近傍の車体1に足
で操作可能な操作レバー4を俯仰自在に設け、該
操作レバー4に、主輪2の外径よりも外方位置で
且つ操作レバー4を下方向回りに回動させたとき
に床面に接地して支点となる接当部を形成すると
共に、操作レバー4を所定量だけ下方向回りに回
動させたときに前記車体1に設けたストツパー2
4に当合する突片23を設けた事を特徴とする運
搬車。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18476583U JPS6091554U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 運搬車 |
EP84308199A EP0151871A3 (en) | 1983-11-29 | 1984-11-27 | Hand-propelled cart |
US06/676,381 US4639004A (en) | 1983-11-29 | 1984-11-29 | Hand cart with fulcrum lever and vertically adjustable auxiliary wheels |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18476583U JPS6091554U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6091554U JPS6091554U (ja) | 1985-06-22 |
JPS6328706Y2 true JPS6328706Y2 (ja) | 1988-08-02 |
Family
ID=30399529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18476583U Granted JPS6091554U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | 運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6091554U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS524661U (ja) * | 1975-06-26 | 1977-01-13 |
-
1983
- 1983-11-29 JP JP18476583U patent/JPS6091554U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6091554U (ja) | 1985-06-22 |
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