JP2004243501A - 組付け判定装置、それに用いる物品構造および治具構造 - Google Patents

組付け判定装置、それに用いる物品構造および治具構造 Download PDF

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Abstract

【課題】物品に設けたスナップフィット機構の嵌合状態を組付け音に基いて判定可能とし、組付け時の確認作業を効率化可能な組付け判定装置、それに用いる物品構造および治具構造を提供する。
【解決手段】第1、第2の物品110、120の組付け時に発生する組付け音を検出し、この組付け音を周波数分離して、予め定めた周波数帯域にある時系列信号に基いて、第1、第2の物品の組付け状態を判定する判定装置8を備えた組付け判定装置であって、
第1、第2の物品110、120はスナップフィット機構を備え、判定装置8は、このスナップフィット機構を構成する穴部102と爪部104とが嵌合するときの嵌合音を組付け音として検出し判定するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品の組付け時に発生する組付け音に基いて、物品の組付け状態、例えば嵌合状態を判定する組付け判定装置、それに用いる物品構造および治具構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品を効率的に組付けるために、組付ける各物品に穴部と爪部から構成される複数のスナップフィット機構を設け、組付け時にこれらの穴部と爪部とを嵌合させることで両物品を組付け固定していた(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3256972号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のスナップフィット機構を用いて両物品を組付けるため、穴部と爪部の形状や物品の形状、構造、あるいは嵌合させるときの力加減などにより組付け時の状態にばらつきが発生することがある。そのため、全個所が確実に嵌合したかを目視にて確認する必要があり、大変手間がかかる。また組付けを自動化する際にはその確認作業は障害となる恐れがある。
【0005】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであって、物品に設けたスナップフィット機構の嵌合状態を組付け音に基いて判定可能とし、組付け時の確認作業を効率化可能な組付け判定装置、それに用いる物品構造および治具構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項8に記載の技術的手段を採用する。
請求項1記載の発明によれば、第1、第2の物品の組付け時に発生する組付け音を検出し、第1、第2の物品の組付け状態を判定する判定装置を備えた組付け判定装置であって、
第1、第2の物品はスナップフィット機構を備え、判定装置は、このスナップフィット機構を構成する穴部と爪部とが嵌合するときの嵌合音を組付け音として検出し判定するようにしたことを特徴とする。
【0007】
それにより、本発明では物品に設けたスナップフィット機構の嵌合状態を組付け音に基いて判定可能とし、組付け時の確認作業が効率化可能になる。
【0008】
請求項2記載の発明によれば、判定装置は、第1、第2の物品の組付け時に発生する組付け音を検出し、この組付け音を周波数分離して、予め定めた周波数帯域にある時系列信号に基いて、第1、第2の物品の組付け状態を判定するようにしたことで、組付け時に発生する特定の周波数帯域の音を検出でき、組付け音の判定精度を向上させることが可能となる。
【0009】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる第1、第2の物品の物品構造であって、
第1の物品に穴部が形成され、第2の物品に爪部が形成されると共に、爪部の近傍に複数のガイド部が形成され、第1および第2の物品の組付け時に、ガイド部により穴部が爪部まで案内されるようにしたことで、両物品の組付け姿勢を安定させることができ、組付け時の嵌合音の判定精度を向上可能になる。
【0010】
請求項4記載の発明によれば、請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる第1、第2の物品の物品構造であって、
第1の物品に複数の穴部が形成され、第2の物品に複数の爪部が形成されると共に、爪部の間にある第2の物品の壁部が除去されて第1および第2の物品の組付け時の反響音もしくは共振音を抑える隙間部が形成されていることで、両物品を組付けるとき、嵌合音以外の音、例えば反響音や共振音を発生しにくくすることが可能となり、組付け時の嵌合音の判定精度を向上可能になる。
【0011】
請求項5記載の発明によれば、請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる第1、第2の物品の物品構造であって、
第1の物品に複数の穴部が形成され、第2の物品に複数の爪部が形成され、穴部と爪部との嵌合時に、各嵌合部より異なる周波数の嵌合音が発生するように、穴部および爪部の少なくとも一方の材質もしくは形状を異ならせたことで、嵌合部毎に異なる周波数とし、音圧信号が特定周波数帯域において重なることがないため、嵌合音の重なり個数を判定する必要がなくなり判定精度を向上させることが可能となる。
【0012】
請求項6記載の発明によれば、請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる第1、第2の物品の物品構造であって、
第1の物品に複数の穴部が形成されると共に、穴部間に弾性変形可能にする弾性付与部が形成され、穴部と爪部との嵌合時に、弾性付与部を中心に第1の物品を弾性変形させると共に、弾性付与部を境にして一方側にある穴部と他方側にある穴部とが時間を異ならせて嵌合されるようにしたことで、各嵌合部毎に異なるタイミングで嵌合音を取り出すことができ、音圧信号が特定周波数帯域において重なる個数を抑えることができるため、嵌合音の判定精度を向上させることが可能となる。
【0013】
請求項7記載の発明によれば、請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる第1、第2の物品を保持する治具構造であって、
第1の物品に穴部が形成され、第2の物品に爪部が形成され、第1、第2の物品を各々第1、第2の治具に保持させて、第1、第2の物品を組付けるようにし、
かつ、第1、第2の治具の少なくとも一方に組付け時の反響音もしくは共振音を逃がすための貫通穴が形成されていることで、両物品の組付け時に、付随して発生する反響音もしくは共振音に対して嵌合音のS/N比を高くできるため、嵌合音の判定精度を向上させることが可能となる。
【0014】
請求項8記載の発明によれば、第1、第2の物品の組付け時に発生する組付け音を検出入力する音入力手段と、この音入力手段に向けて音を発生する音発生手段とを設け、
判定装置は、音判定に用いる閾値をチェックするための複数種類の嵌合音情報を記憶した記憶装置と、この閾値を記憶した閾値テーブル手段とを有し、
判定装置は、判定機能のチェック時に、記憶装置に記憶された嵌合音情報に基いて複数種類の嵌合音を音発生手段より発生させると共に、音入力手段にて検出入力した音情報に基いて閾値テーブル手段を含む判定機能の良否を判定することを特徴とする。
【0015】
それにより、実際の組付け音に相当する嵌合音情報を再生、記憶する機能を同じ組付け判定装置内に設けたことにより、判定動作を確認処理するシステムの一体化が図れ、またこの確認処理と通常の判定動作を連続的に行うことが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の各実施形態に共通する組付け判定装置の全体構成を示し、例えばポンプカバーとフィルタケースとの組付け判定に本発明を用いた例を示す。
【0018】
ここで、対象物1として本例では樹脂成形部品の自動組付け、特に組付け時に大きな音が生じる例として、図1の破線枠1A内に示すような複数のスナップフィット機構を用い、図示しない組付設備等により第1、第2の物品として部品110、120を組付ける作業工程からの音発生例を挙げている。有底筒状上蓋部品110における複数の嵌合部101に開けた各穴部102に、有底筒状下蓋部品120における複数の嵌合部103に設けた各爪部104を嵌合させる状態を示している。この場合、下蓋部品120が上蓋部品110内に挿入されると共に、各爪部104が各穴部102内に略同時に嵌合し、スナップフィット機構により固定されることになる。
【0019】
図2(a)、(b)、(c)は、両部品110、120の組付け時に発生する音波(音圧信号)の一例であり、(a)が組付け動作状態を示し、(b)が組付け良好時、(c)が組付け不良時の組付け音圧信号を示す。図2(b)、(c)中の組付け音の信号レベルから分かるように組付け良否に応じて嵌合音の音圧レベルが変化する。
【0020】
組付け時の音発生の特徴として、組付設備等の動きや嵌合部品の接触等に伴なう機械作動音(設備や部品からの反響音もしくは共振音を含む)と嵌合状況を伝える嵌合音とが発生し、両音は形状や材質、部品の組付けスピード等の大きさに応じた音圧レベルを有すると共に、両音の音圧レベルは互いに相関して変化する。
【0021】
マイクロホン2は、組付け音判定の対象物1に発生した音波を検出して電気信号に変換する。マイクロホン2から入力された音圧の電気信号は、組付け判定装置100の増幅器3に入力されて、A/D変換器4に出力される。このA/D変換器4では音圧信号をデジタル信号に変換して、後段の記憶装置5に出力され記憶処理される。
【0022】
ウエーブレット変換(Wavelet Transform)演算器6は、周波数分離手段を構成し、所定のタイミングにて記憶装置5に記憶されたデジタル音圧信号S0(図3(a)参照)を取込み、このデジタル音圧信号S0を、判定対象である嵌合音を踏まえて予め設定された周波数帯域毎に分離し、時系列信号S1(図3(b)参照)に変換する。一般にウエーブレット変換演算器6は、基底関数(ウエーブレット関数)を拡大あるいは縮小することにより、デジタル音圧信号S0を各周波数帯域毎の時系列信号に分離する演算器である。本例では、組付け音として1つ以上のスナップフィット機構より発生する嵌合音に合わせた周波数帯域が設定されている。なお、この周波数帯域は、対象とする嵌合音の特性に応じてそれぞれ1つまたは複数の周波数帯域の集合帯域からなる。
【0023】
信号処理手段7は、フィルタ処理器71、補正器72および補正係数設定手段73から構成され、予め定めた周波数帯域毎の時系列信号から嵌合音以外の周波数帯域の信号を縮小もしくはカットし、嵌合音の中でもノイズの少ない周波数帯域を増幅してS/N比を向上させ、時系列信号S2(図3(c)参照)として出力する。
【0024】
図3の例では、デジタル音圧信号S0のサンプリング周波数を44KHzとし、第1の周波数帯域のうち周波数帯域11が11〜22KHz、周波数帯域10が5.5〜11KHz、周波数帯域9が2.8〜5.5KHzで嵌合音が顕著に表れている。また機械作動音は2.8KHzから下の周波数帯域8〜6で現れており、この場合周波数帯域毎のデータを区別することで分離が可能なことが分かる。
【0025】
なお、このフィルタ処理器7を省略し、ウエーブレット変換演算器6の時系列信号S1を後述する補正器10に与えるようにし、補正係数設定手段73より補正器10に与える予め定めた周波数帯域毎の補正係数を工夫することで、嵌合音以外の周波数帯域の信号を縮小もしくはカットすることも可能である。また、補正係数設定手段73は、組付け嵌合される樹脂成形部品の形状や材質、性質に応じて、補正器72に与える補正係数(もしくは補正量か、ゲイン)を選択するものである。
【0026】
判定器8は、判定装置の一部を構成し、対象物1内の複数の嵌合個所から生じる各嵌合音が時間軸上で重なったり、あるいは連続したりした場合にも、全ての嵌合個所から嵌合音が生じているか否かを判定する必要がある。そのために、全嵌合個所が重なった場合の嵌合作動音の音圧信号レベルによって定まる音圧信号の基準値、もしくはこの音圧信号レベルとその発生期間によって定まる音圧信号の基準値(これは音圧信号レベルと発生期間との積による面積相当値を予め定めた周波数毎に加算した体積相当値、いわゆる音量相当値)を予め求め、閾値テーブル9に閾値Lとして設定記憶してある。複数箇所の嵌合状態を判定するには、発生期間を考慮した面積相当値、より望ましくは複数の周波数帯域の嵌合音量も考慮した体積相当値を使用する方が、判定精度を向上できる。
【0027】
判定器8の一例としては、補正器72より生じる周波数帯域毎の時系列信号S2部分の面積相当値、もしくは複数の周波数帯域に嵌合音が存在する場合には、各時系列信号S2部分の面積相当値の合計値(音量相当値)を求め、その値と閾値Lとを比較することで部品の組付(嵌合)良否の判定が行われる。判定器8は、判定結果に基き、表示器10に結果を表示させ、不合格の場合は警報器11にも出力し警報を発生させる。
【0028】
次に、本発明において組付け時の嵌合音の判定精度を向上させるためには、判定対象である部品110、120自体から発生する嵌合音以外の音を低減させたり、嵌合音の重なり個数を低減させることが望ましい。以下、その実現例を第2〜5の実施形態により説明する。
【0029】
(第2の実施形態)
図4(a)は組付け前、(b)は組付け途中の状態を示している。図示のように、この例は、両部品110、120の組付け時において、部品120の一端部より爪部104まで部品110の嵌合部101を案内するガイド部105を設けたものである。ガイド部105は、爪部104の近傍にかつこの爪部104を挟むように形成され、嵌合部101の両側端に略接触して部品110の径方向や周方向の動きを規制しつつ軸方向に案内する。本例では嵌合部101、103が各々3ヶ所あるため、合計6本のガイド部105が筒状下蓋部品120の外周面に部品120と一体的に樹脂成形されている。
【0030】
それにより、両部品110、120の組付け姿勢を安定させることができ、組付け時の嵌合音の判定精度を向上可能になる。
【0031】
(第3の実施形態)
図5(a)は組付け前、(b)は組付け後の状態を示し、(c)は組付け時の音発生状況を示している。図示のように、この例は、両部品110、120の嵌合部101、103の近傍に各々隙間部106、107を設けたものである。隙間部106、107は、各嵌合部101もしくは103の間にある筒状部品110もしくは120の外壁部を除去することで形成される。
【0032】
それにより、両部品110、120の組付けるとき、図5(c)に示すような嵌合音以外の音、例えば反響音や共振音を発生しにくくすることが可能となり、組付け時の嵌合音の判定精度を向上可能になる。
【0033】
(第4の実施形態)
この例は、両部品110、120の組付け時に、各嵌合部101、103から発生する嵌合音の周波数帯域fを互いに異ならせるようにしたものである。
【0034】
図6は、各嵌合部101、103の材質および/または形状を互いに異ならせた嵌合部101a〜101c、103a〜103cとし、嵌合部101aと103aとで周波数帯域f1の嵌合音、嵌合部101bと103bとで周波数帯域f2の嵌合音、および嵌合部101cと103cとで周波数帯域f3の嵌合音に設定し、互いに異なる周波数帯域の嵌合音を発生させる説明図である。図6は、良品嵌合(つまり3箇所全てが良好に嵌合)したときの各周波数帯域f1〜f3における音圧信号と、嵌合不良個所が各々異なる(パターン1〜3)不良品嵌合(この場合1箇所が嵌合不良)の各周波数帯域f1〜f3における音圧信号とを、3次元(時間―周波数―音圧レベル)で示している。
【0035】
それにより、組付ける両嵌合部101および103の少なくとも一方の材質や形状を、組付ける嵌合部毎に変更することにより、嵌合部毎に異なる周波数とし、音圧信号が特定周波数帯域において重なることがないため、嵌合音の重なり個数を判定する必要がなくなり判定精度を向上させることが可能となる。
【0036】
(第5の実施形態)
この例は、両部品110、120の組付け時に、同時に嵌合する個所を所定個数(例えば3個所以下)とし、嵌合音の重なり個数を少なく抑えることで判定精度を維持もしくは向上させるようにしたものである。
【0037】
図7(a)は、上蓋部品110を2段階に分けて下蓋部品120に嵌合させる組付け工程を示す説明図であり、(b)は組付け時に発生する嵌合音を示す説明図である。この例では、嵌合する個所を3個所毎に区分する位置において、弾性付与部として溝部108が部品110を横断するように形成され、区分されたA部とB部との間で溝部108を中心として弾性変形可能にしている。
【0038】
両部品110、120の組付けに際しては、まず部品110を溝部108において弾性変形させた状態で、A部にある3箇所の嵌合部101Aと103Aとを先に嵌合させ、その後所定のインターバル(時間間隔)をもって、B部にある3箇所の嵌合部101Bと103Bとを嵌合させる。それによって、図7(b)に示すように、A部の嵌合音とB部の嵌合音とを時間軸上において、区別可能な状態で音圧信号として検出することが可能となる。
【0039】
それにより、各嵌合部A部、B部毎に異なるタイミングで嵌合音を取り出すことができ、音圧信号が特定周波数帯域において重なる個数を抑えることができるため、嵌合音の判定精度を向上させることが可能となる。
【0040】
以上の第2〜第5の実施形態では、部品110、120自体から発生する嵌合音以外の音を低減させたり、嵌合音の重なり個数を低減させるようにしていたが、次に機械設備等により嵌合音以外の音を低減させる例を説明する。
【0041】
(第6の実施形態)
図8(a)は治具130の上面図、(b)は部品110、120の組付け状態を示す説明図である。この例は、両部品110、120の組付け時に、両部品110、120を各々治具130、140に保持させて嵌合させるようにし、治具130、140に貫通穴131、141を設け、嵌合音を共鳴させると共に、反響音もしくは共振音を外部に逃がすようにしたものである。
【0042】
各治具130、140は要部のみ図示してあるが、図示していない吸着機構や把持機構により部品110、120を保持するものであり、少なくとも部品110、120を直接保持する部分に、貫通穴131、141が開けられている。
【0043】
それにより、両部品110、120の組付け時に、付随して発生する反響音もしくは共振音に対して嵌合音のS/N比を高くできるため、嵌合音の判定精度を向上させることが可能となる。
【0044】
(第7の実施形態)
この例は、組付け判定装置100が正常に判定動作しているかを確認するための確認手段を、判定装置100に内蔵させることで、確認精度を高めるようにしたものである。
【0045】
図9において、制御装置200は、図1に示す嵌合音の判定処理手段の他に、この判定処理手段の判定動作を自己診断するための確認処理手段を有している。スピーカ300は、実際の組付け音に相当する擬似的組付け音をマイクロホン2に向けて発生する。入力装置400は、嵌合音の判定処理に必要な付帯情報を入力したり、もしくは判定処理手段の判定動作の自己診断に必要な情報を制御装置200に入力するための装置である。出力切換装置210は、確認処理時にスピーカ300に与える音情報を制御装置200の指示に応じて選択動作する。
【0046】
記憶装置220は、図1に示す記憶装置5の一部で構成され、実際の組付け音に相当する擬似的組付け音として、部品110、120における複数の嵌合部のうち一部が嵌合しないときの不良嵌合音(NG音)が予め記憶された第1メモリ221、複数の嵌合部の全てが良好に嵌合するときの良品嵌合音(OK音)が予め記憶された第2メモリ222、および複数の嵌合部の全てが良好に嵌合すると共に、組付け時に発生する反響音や共振音相当が重畳したときの良品嵌合音(重畳音)が予め記憶された第3メモリ223から構成されている。
【0047】
入力切換装置230は、確認処理時において、マイクロホン2で検出した音情報を制御装置200に与え、他方、実際の組付け音に相当する擬似的組付け音の記憶時において、試験的にこの擬似的組付け音を発生させ、マイクロホン2を介して記憶装置220に与えるように、制御装置200の指示に応じて選択動作する。
【0048】
上記構成によると、確認処理(判定処理手段の判定動作の自己診断)時には、制御装置200は、切換装置210、230に例えば実線の位置を選択させ、第2メモリ222に記憶されたOK音をスピーカ300より発生させる。制御装置200は、増幅器3およびA/D変換器4を介して入力されるOK音(デジタル音圧信号)を検出し、閾値テーブル9に設定された閾値Lと比較することで組付け良否を判定する。このときOK音にも係わらず不良判定したとすると、判定処理手段に不具合があることが推測できる。この確認処理は少なくともNG音、OK音、および重畳音の3種類が実施され、総合的に点検、調整作業が実施される。
【0049】
他方、実際の組付け音に相当する擬似的組付け音の記憶時には、制御装置200は、切換装置210、230に例えば破線の位置を選択させ、NG音、OK音、および重畳音を図示していない組付け設備等より発生させ、各メモリ221〜223に順次記憶させる。その際、音再生時にマイクロホン2より検出される音圧レベル等を考慮し、スピーカ300とマイクロホン2との対向角度情報や、スピーカ300とマイクロホン2との距離情報を併せて各メモリ221〜223に記憶させると、S/Nを高めた音再生が可能になる。
【0050】
それにより、本例では実際の組付け音に相当する擬似的組付け音を再生、録音する機能を同じ組付け判定装置内に設けたことにより、確認処理(判定処理手段の判定動作の自己診断)するシステムの一体化が図れ、またこの確認処理と通常の判定動作を連続的に(同期させて)行うことが可能になる。また両処理とも共通のマイクロホン2や検出処理手段3、4を用いると共に、これらを用いて記憶した擬似的組付け音情報を確認処理できるため、音圧レベル等の検出基準を安定化でき、S/N比を高め、組付け良否の判定がより高精度に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す組付け判定装置の全体構成を示す構成図である。
【図2】(a)は部品の組付工程の要部を示す説明図、(b)、(c)は部品の組付工程において検出される音圧波形を示す図である。
【図3】図1に示す組付け判定装置100の信号波形図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す、(a)は組付け前、(b)は組付け途中の状態を示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す、(a)は組付け前、(b)は組付け後の状態を示す説明図、(c)は組付け時の組付け音の音圧波形図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す説明図である。
【図7】本発明の第5の実施形態を示す、(a)は組付け工程を示す説明図、(b)は組付け時の組付け音の音圧波形図である。
【図8】本発明の第6の実施形態を示す、(a)は保持用治具の上面図、(b)は組付け途中の状態を示す説明図である。
【図9】本発明の第7の実施形態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 対象物
2 マイクロホン(音入力手段)
5 記憶装置
6 ウエーブレット変換演算器
7 信号処理手段
8 判定器(判定装置の一部)
9 閾値テーブル
101、103 嵌合部
102 穴部
104 爪部
105 ガイド部
106、107 隙間部
108 溝部
110 第1の部品(第1の物品)
120 第2の部品(第2の物品)
130、140 治具
131、141 貫通穴
200 制御装置
220 記憶装置

Claims (8)

  1. 第1、第2の物品の組付け時に発生する組付け音を検出し、前記第1、第2の物品の組付け状態を判定する判定装置を備えた組付け判定装置であって、
    前記第1、第2の物品はスナップフィット機構を備え、前記判定装置は、このスナップフィット機構を構成する穴部と爪部とが嵌合するときの嵌合音を前記組付け音として検出し判定するようにしたことを特徴とする組付け判定装置。
  2. 前記判定装置は、前記第1、第2の物品の組付け時に発生する組付け音を検出し、この組付け音を周波数分離して、予め定めた周波数帯域にある時系列信号に基いて、前記第1、第2の物品の組付け状態を判定することを特徴とする請求項1記載の組付け判定装置。
  3. 請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる前記第1、第2の物品の構造であって、
    前記第1の物品に前記穴部が形成され、
    前記第2の物品に前記爪部が形成されると共に、前記爪部の近傍に複数のガイド部が形成され、
    前記第1および第2の物品の組付け時に、前記ガイド部により前記穴部が前記爪部まで案内されるようにしたことを特徴とする組付け判定装置に用いる物品構造。
  4. 請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる前記第1、第2の物品の構造であって、
    前記第1の物品に複数の前記穴部が形成され、
    前記第2の物品に複数の前記爪部が形成されると共に、前記爪部の間にある前記第2の物品の壁部が除去されて前記第1および第2の物品の組付け時の反響音もしくは共振音を抑える隙間部が形成されていることを特徴とする組付け判定装置に用いる物品構造。
  5. 請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる前記第1、第2の物品の構造であって、
    前記第1の物品に複数の前記穴部が形成され、
    前記第2の物品に複数の前記爪部が形成され、
    前記穴部と前記爪部との嵌合時に、各嵌合部より異なる周波数の嵌合音が発生するように、前記穴部および前記爪部の少なくとも一方の材質もしくは形状を異ならせたことを特徴とする組付け判定装置に用いる物品構造。
  6. 請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる前記第1、第2の物品の構造であって、
    前記第1の物品に複数の前記穴部が形成されると共に、前記穴部間に弾性変形可能にする弾性付与部が形成され、
    前記穴部と前記爪部との嵌合時に、前記弾性付与部を中心に前記第1の物品を弾性変形させると共に、前記弾性付与部を境にして一方側にある前記穴部と他方側にある前記穴部とが時間を異ならせて嵌合されるようにしたことを特徴とする組付け判定装置に用いる物品構造。
  7. 請求項1または2記載の組付け判定装置に用いる前記第1、第2の物品を保持する治具構造であって、
    前記第1の物品に前記穴部が形成され、
    前記第2の物品に前記爪部が形成され、
    前記第1、第2の物品を各々第1、第2の治具に保持させて、前記第1、第2の物品を組付けるようにし、
    かつ、前記第1、第2の治具の少なくとも一方に組付け時の反響音もしくは共振音を逃がすための貫通穴が形成されていることを特徴とする組付け判定装置に用いる治具構造。
  8. 前記第1、第2の物品の組付け時に発生する前記組付け音を検出入力する音入力手段と、
    この音入力手段に向けて音を発生する音発生手段とを設け、
    前記判定装置は、音判定に用いる閾値をチェックするための複数種類の嵌合音情報を記憶した記憶装置と、前記閾値を記憶した閾値テーブル手段とを有し、
    前記判定装置は、判定機能のチェック時に、前記記憶装置に記憶された前記嵌合音情報に基いて複数種類の嵌合音を前記音発生手段より発生させると共に、前記音入力手段にて検出入力した音情報に基いて前記閾値テーブル手段を含む判定機能の良否を判定することを特徴とする請求項1または2記載の組付け判定装置。
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