JP4959360B2 - 塑性加工異常検出方法、加工システム及びae検出装置 - Google Patents

塑性加工異常検出方法、加工システム及びae検出装置 Download PDF

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本発明は、プレス機などの塑性加工装置の異常を検出する塑性加工異常検出方法、加工システム、及びAE(Acoustic Emission)センサを有するAE検出装置に関する。
プレス機などでは、金型の摩耗や金型の一部が破損するなどにより、加工異常が発生する場合がある。このような加工異常は、従来、目視などで加工品を検査することにより発見していた。しかし、プレス機などによる加工は高速で行われており、異常が生じてから加工品異常に発見されるまでにはかなりの時間が経過するため、その間に多数の加工品が不良になるという問題があった。そのため、プレス機などの塑性加工装置の加工中に加工異常を発見できるようにすることが望まれていた。
特許文献1は、塑性加工装置にAEセンサを設けて、塑性加工装置の構造物において発する弾性波をAEセンサにより検出し、良品加工時の弾性波と比較して塑性加工部品の異常の有無及び異常の判別を行う際に、弾性波を毎回の加工開始から複数の弾性波に対応した複数の時間部分に分け、各時間部分ごとの弾性波で評価を行うことを記載している。
AEセンサは、対象とする周波数などに応じて各種の方式があるが、塑性装置で使用するAEセンサは、数十kHz〜数百MHzの超音波領域を対象とし、圧電素子などで構成される。
以下、プレス機における加工を例として説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、塑性加工装置であればどのようなものにも適用可能である。
AEセンサについては、NDISのNo.2106−79、2106−91などに、AEセンサを使用した研削盤については、特許文献1などに記載されているように、広く知られているので、ここではAEセンサ及びプレス機の詳しい説明は省略し、本発明に直接関係する部分についてのみ説明する。
特開2004−358487号公報
塑性加工装置に設けたAEセンサから出力信号(AE信号)は、加工開始からの経過時間に応じて変化し、信号が大きくなる部分(山部分)が複数生じる。そのため、特許文献1に記載されたように、AE信号を複数の弾性波に対応した複数の時間部分に分けて部分ごとに比較するのは効果的と思われるが、実際には比較が難しく、異常発生を判定するのが難しいという問題があった。
本発明は、このような問題を解決して、異常発生をより適確に判定できるようにすることを目的とする。
上記目的を実現するため、本発明は、正常な塑性加工が行われた時のAEセンサの出力信号の単位時間ごとの周波数解析を時系列で行って、単位時間ごとの周波数に対するパワーを時系列で演算して基準データとして記憶し、塑性加工が行われた時のAEセンサの出力信号の周波数解析を同様に行って、単位時間ごとに各周波数における基準データとのパワー差を演算し、各周波数におけるパワー差を合わせて単位時間ごとの積算パワー差を演算することにより、時系列で積算パワー差を演算する。そして、この積算パワー差の時系列変化から塑性加工における異常を検出する。
特許文献1に記載されたように、塑性加工装置に設けられたAEセンサの出力信号は、異常がある場合に変化するが、AEセンサから出力された電圧信号のままでは差が十分に明瞭とはいえない。これに対して、本発明のように、AEセンサの出力信号の単位時間ごとの周波数解析を時系列で行って、単位時間ごとに各周波数における基準データとのパワー差を演算し、各周波数におけるパワー差を合わせて単位時間ごとの積算パワー差を演算して積算パワー差の時系列変化を得ると、塑性加工における異常が明瞭に検出できることが分かった。
また、本発明のAE検出装置は、塑性加工装置の異常を検出するAE検出装置であって、AEセンサと、AEセンサの出力するAE信号を処理するAE信号処理部と、を備え、AE信号処理部は、AE信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、デジタルAE信号の周波数特性を解析して単位時間ごとに周波数に対するパワーを演算する周波数解析部と、塑性加工装置において正常な加工が行われた時の単位時間ごとの周波数に対するパワーを時系列で求めたデータを基準データとして記憶する記憶部と、単位時間ごとに検出したデジタルAE信号の各周波数における基準データとのパワー差を演算し、各周波数におけるパワー差を合わせて単位時間ごとの積算パワー差を演算することにより、時系列で積算パワー差を演算する差演算部と、を備えることを特徴とする。
更に、本発明の加工システムは、塑性加工装置と、上記のAE検出装置と、を有し、塑性加工装置の異常を検出可能にしたものである。
異常発生と判定する方法は、塑性加工の対象物や塑性加工装置により各種考えられ、条件に応じて適宜設定することが望ましいが、例えば、積算パワー差の時系列変化の総量が所定値以上の時に、異常発生と判定する。
また、ある塑性加工の対象物や塑性加工装置では、異常の種類に応じて積算パワー差の時系列変化パターンが異なることが確認されており、異常の種類に応じた積算パワー差の時系列変化パターンを異常対応パターンとして記憶しておき、演算した積算パワー差の時系列変化をこれと比較して類似している異常対応パターンから異常の種類を判定することができる。
本発明によれば、塑性加工における異常発生が加工中に明瞭に検出できるので、塑性加工の品質管理が改善され、不良加工品の発生を低減できる。
図1は、本発明の実施例の塑性加工システムの全体構成を示す図である。参照番号10は塑性加工装置を示し、ここでは塑性加工装置としてプレス機が示されている。プレス機10は、プレスベット11と、プレスベット11に設けられた下金型12と、上移動部14と、上移動部14に取り付けられた上金型15と、上移動部14に対して上下動可能に設けられたストリッパー17と、ストリッパー17に設けられた押さえ部18と、ストリッパー17を下方向に加圧するバネ19と、加工機制御装置20と、を有する。下金型12には、雌型に相当する穴13が設けられ、上金型15には雄型に相当する突起部(ピン)16が設けられている。他にも下金型12と上金型15とを合わせるためのガイドなどが設けられるが、図示を省略している。
下金型12の上に加工対象である薄板のワークWを載置し、上移動部14を上死点から下死点に向かって移動させると、まず押さえ部18がワークWの表面に接触してワークWを押さえる。上移動部14が更に下方向に移動すると、ストリッパー17はバネ19が縮み上移動部14に対して相対的に移動し、押さえ部18がワークWをそのまま押さえる。そして、上金型15の突起部16がワークWの表面に接触し、更に下側に移動すると、突起部16がワークWをせん断して下金型12の穴13内に入り、上移動部14は下死点に到達する。その後、上移動部14は上死点に向かって上昇する。このようにして、ワークWのプレス加工が行われ、以下ワークWを入れ替えて同様の動作が繰り返される。加工機制御装置20は、オペレータのスイッチ操作に応じて、上移動部14を上死点から下死点、さらに下死点から上死点に移動させて停止させるように制御する。
本実施例の塑性加工システムでは、プレス機10のプレスベット11に設けられたAEセンサ21と、AEセンサ21の出力信号を処理するAE信号処理装置22と、が更に設けられている。AE信号処理装置22は、加工機制御装置20からの動作開始信号を受けて処理を行う。また、AE信号処理装置22は、加工異常を検出すると、その情報を加工機制御装置20に送り、加工機制御装置20は動作を停止してこの情報を操作パネル等の表示部に表示する。
AEセンサ21は、どのようなものでもよいが、プレス加工に特徴的に発生するAE波の検出感度を相対的に高くするため、低周波数領域の機械振動を検出しないように低周波数領域の感度を低減したものであることが望ましい。また、実施例では、AEセンサ21はプレスベット11に設けられたが、弾性波が検出できればどのような位置でもよく、所望の周波数領域の弾性波が高感度で検出できる位置が適宜選定される。
図2は、AE信号処理装置22の構成を示す図である。図示のように、AE信号処理装置22は、AEセンサ21の出力するアナログAE信号から、AE波の対象とする周波数範囲、例えば20kHz〜500kHzの範囲の信号を通過させ、それ以外の周波数の信号を遮断するバンドパスフィルタ31と、バンドパスフィルタ31を通過した信号を所定の強度に増幅する可変ゲインアンプ32と、可変ゲインアンプ32から出力されたアナログ信号をデジタルAE信号に変換するA/D変換器33と、A/D変換器33から出力されたデジタルAE信号に対して周波数解析を行うFFT(高速フーリエ変換器)34と、FFT34の出力するAE信号の周波数特性に対して所定の処理(ここでは減算処理と積分処理)を行うスペクトラムサブストラクションメソッド(SSM)35と、SSM35の出力が所定値以上であるかを判定して所定値以上の時に接触検出信号を出力すると共に、SSM35の出力パターンから異常の種類を判定する判定部36と、FFT34とSSM35と判定部36とを制御するAE処理制御部37と、メモリ38とを有する。FFT34、SSM35、判定部36及びAE処理制御部37は、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)39で構成され、メモリ38はDSPが動作するための動作メモリである。DSP39は、加工機制御装置15に異常検出信号を出力すると共に、加工機制御装置15から動作開始信号を受ける。なお、FFT34、SSM35及び判定部36をDSPで実現し、AE処理制御部37はマイクロコンピュータなどで実現することも可能である。DSPを使用した周波数解析処理については広く知られているので、これ以上の説明は省略する。
次に、A/D変換器33及びFFT34での処理について図3及び図4を参照して説明する。
図3に示すように、A/D変換器33は、可変ゲインアンプ32から出力されたアナログAE信号を1μsごとに(1MHzで)サンプリングしてデジタル信号(AEデータ信号)に変換する。FFT34は、AEデータ信号を256μsの単位時間ごとに、すなわち256個のサンプリングデータごとに、FFT(高速フーリエ変換)処理を行い、単位時間ごとにAEデータ信号の周波数特性(周波数に対するパワー)を演算する。これにより、プレス機の動作開始から256μsの時系列で単位時間ごとに、AEデータ信号の周波数特性(周波数に対するパワー)が演算される。図4はこの時系列の周波数特性を示す。
本発明では、正常なプレス加工が行われた時の時系列の周波数特性を基準データとして記憶しておき、通常の加工時に同様の処理で時系列の周波数特性を求め、各単位時間ごとに、各周波数ごとの基準データとの差を求める。言い換えれば、各単位時間で周波数ごとの基準データとのパワー差を、時系列で求める。そして、単位時間ごとにパワー差の2乗和の平方根を求める。これにより、単位時間ごとの積算パワー差が時系列で求まる。なお、ここではパワー差の2乗和の平方根を求めたが、これに限らず単位時間ごとのパワー差が表せる算出方法であればよい。
図5は、実施例の塑性加工システムで上記のような処理を行なって求めた時系列の積算パワー差の例を示す図であり、横軸が経過時間で、縦軸が積算パワーである。(A)は、基準データを求めた直後に同じ条件でプレス加工を行った時の正常加工データであり、(B)はワークWが下金型12から脱落した状態でプレス機を動作させた時のデータであり、(C)はカス上がり等によりプレス面に異物が混入した時のデータであり、(D)は上金型15のピン(突起部)16の一部が折損した時のデータである。
(A)の場合は、すべての経過時間(1回の加工時間)全体に亘って積算パワー差が小さい。(B)の場合は、経過時間全体に亘って積算パワー差は大きくなっているが、特に長い経過時間の部分で大きな積算パワー差が生じていることが分かる。(C)の場合は、(B)の場合と同様に経過時間全体に亘って積算パワー差は大きくなっているが、長い経過時間の部分では(B)の場合ほど大きな積算パワー差は生じていない。(D)の場合は、中間の経過部分で(B)の場合より大きな積算パワー差を生じているが、長い経過時間の部分では(B)の場合ほど大きな積算パワー差は生じていない。
図5に示すように、異常の種類により時系列の積算パワー差パターンが異なるので、時系列の積算パワー差パターンから異常の種類を特定することが可能である。
図6は、実施例のAE信号処理装置22の処理を説明するフローチャートである。
ここでは、異常の種類に対応させて時系列の積算パワー差パターンをあらかじめ求めておき、メモリ38に記憶しておくものとする。
ステップ101では、正常な加工が行える状態で1回の加工を行い、FF34でその正常時の加工におけるAEセンサ信号の周波数特性を時系列で求める。
ステップ102では、AE処理制御部37は、ステップ101で求めた時系列の周波数特性を基準データとして記憶する。
以上のステップ101と102が準備段階であり、ステップ103以降通常のプレス加工が行われる。
ステップ103では、1回の加工ごとに、FF34でその加工におけるAEセンサ信号の時系列の周波数特性を求める。
ステップ104では、SSM35が、各単位時間ごとに、ステップ103で求めた各周波数ごとの基準データとの差を求める。言い換えれば、各単位時間で周波数ごとの基準データとのパワー差を、時系列で求める。
ステップ105では、SSM35が、単位時間ごとにパワー差の2乗和の平方根を求める。これにより、単位時間ごとの積算パワー差が時系列で求まる。
ステップ106では、判定部36が、ステップ105で求めた時系列の積算パワー差から異常発生を判定すると共に、ステップ105で求めた時系列の積算パワー差のパターンを、メモリ38に記憶した異常の種類に対応させた積算パワー差パターンと比較して異常の種類を判定する。異常発生と判定する方法は、塑性加工の対象物や塑性加工装置により各種考えられ、条件に応じて適宜設定することが望ましいが、ここでは、積算パワー差の時系列変化の総量が所定値以上の時に、異常発生と判定する。
ステップ107では、ステップ106で異常が発生したかを判定し、異常が発生していなければステップ103に戻り、異常が発生している時にはステップ108に進んで、加工機制御装置20に、異常発生及び異常の種類の情報を送る。これに応じて、加工機制御装置20はプレス機が動作しないようにした上で、操作部に設けられた表示や音響出力により、オペレータに異常の発生及び異常の種類を報知する。
本発明は、塑性加工装置にAEセンサを設ける構成であれば、どのようなものにも適用可能である。
図1は、本発明の実施例の加工システムの全体構成を示す図である。 図2は、AE信号処理装置の構成を示す図である。 図4は、AE信号のサンプリング及び処理周期を説明する図である。 図4は、単位時間ごとの周波数特性を時系列で示す図である。 図5は、各種の異常状態に対応する時系列の積算パワー差の例を示す図である。 図6は、実施例の加工システムにおけるAE信号処理装置の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
12 下金型
15 上金型
20 加工機制御装置
21 AEセンサ
22 AE信号処理装置
31 バンドパスフィルタ
33 A/D変換器
34 周波数解析部(FFT)
35 スペクトラムサブストラクションメソッド(SSM)
36 AE処理制御部
W ワーク

Claims (9)

  1. 塑性加工装置に配設されたAEセンサの出力信号から塑性加工における異常を検出する塑性加工異常検出方法であって、
    正常な塑性加工が行われた時の、前記AEセンサの出力信号の単位時間ごとの周波数解析を時系列で行って、単位時間ごとに周波数に対するパワーを時系列で演算し、
    演算した正常な塑性加工時の周波数に対するパワーの時系列変化を基準データとして記憶し、
    塑性加工が行われた時の、前記AEセンサの出力信号の単位時間ごとの周波数解析を時系列で行って、単位時間ごとの周波数に対するパワーを時系列で演算し、
    単位時間ごとに各周波数における基準データとのパワー差を演算し、各周波数におけるパワー差を合わせて単位時間ごとの積算パワー差を演算することにより、時系列で積算パワー差を演算し、
    積算パワー差の時系列変化から塑性加工における異常を検出することを特徴とする塑性加工異常検出方法。
  2. 積算パワー差の時系列変化の総量が所定値以上の時に、異常発生と判定する請求項1に記載の塑性加工異常検出方法。
  3. 異常の種類に応じて、積算パワー差の時系列変化パターンを記憶しておき、
    演算した積算パワー差の時系列変化から塑性加工における異常の種類を検出する請求項1に記載の塑性加工異常検出方法。
  4. 塑性加工装置と、
    前記塑性加工装置に設けられたAEセンサと、
    前記AEセンサの出力するAE信号を処理するAE信号処理部と、を備える加工システムにおいて、
    前記AE信号処理部は、
    前記AE信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    デジタルAE信号の周波数特性を解析して単位時間ごとに周波数に対するパワーを演算する周波数解析部と、
    前記塑性加工装置において正常な加工が行われた時の単位時間ごとの周波数に対するパワーを時系列で求めたデータを基準データとして記憶する記憶部と、
    単位時間ごとに検出した前記デジタルAE信号の各周波数における基準データとのパワー差を演算し、各周波数におけるパワー差を合わせて単位時間ごとの積算パワー差を演算することにより、時系列で積算パワー差を演算する差演算部と、を備えることを特徴とする加工システム。
  5. 前記AE信号処理部は、積算パワー差の時系列変化の総量が所定値以上であるかを判定して異常発生信号を出力する判定部を備える請求項4に記載の加工システム。
  6. 前記記憶部は、異常の種類に応じて、積算パワー差の時系列変化パターンを異常対応パターンとして記憶しており、
    前記AE信号処理部の前記判定部は、積算パワー差の時系列変化パターンと前記異常対応パターンとを比較して類似している異常対応パターンから異常の種類を判定する請求項5に記載の加工システム。
  7. 塑性加工装置の異常を検出するAE検出装置であって、
    前記塑性加工装置に設けられるAEセンサと、
    前記AEセンサの出力するAE信号を処理するAE信号処理部と、を備え、
    前記AE信号処理部は、
    前記AE信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    デジタルAE信号の周波数特性を解析して単位時間ごとに周波数に対するパワーを演算する周波数解析部と、
    前記塑性加工装置において正常な加工が行われた時の単位時間ごとの周波数に対するパワーを時系列で求めたデータを基準データとして記憶する記憶部と、
    単位時間ごとに検出した前記デジタルAE信号の各周波数における基準データとのパワー差を演算し、各周波数におけるパワー差を合わせて単位時間ごとの積算パワー差を演算することにより、時系列で積算パワー差を演算する差演算部と、を備えることを特徴とするAE検出装置。
  8. 前記AE信号処理部は、積算パワー差の時系列変化の総量が所定値以上であるかを判定して異常発生信号を出力する判定部を備える請求項7に記載のAE検出装置。
  9. 前記記憶部は、異常の種類に応じて、積算パワー差の時系列変化パターンを異常対応パターンとして記憶しており、
    前記AE信号処理部の前記判定部は、積算パワー差の時系列変化パターンと前記異常対応パターンとを比較して類似している異常対応パターンから異常の種類を判定する請求項8に記載のAE検出装置。
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