JP2001102776A - 部品接合構造とこれを備えた電子装置および部品の着脱方法 - Google Patents

部品接合構造とこれを備えた電子装置および部品の着脱方法

Info

Publication number
JP2001102776A
JP2001102776A JP27441699A JP27441699A JP2001102776A JP 2001102776 A JP2001102776 A JP 2001102776A JP 27441699 A JP27441699 A JP 27441699A JP 27441699 A JP27441699 A JP 27441699A JP 2001102776 A JP2001102776 A JP 2001102776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
convex body
electronic device
projection
joining structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27441699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3503686B2 (ja
Inventor
Takayuki Okada
隆之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP27441699A priority Critical patent/JP3503686B2/ja
Publication of JP2001102776A publication Critical patent/JP2001102776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3503686B2 publication Critical patent/JP3503686B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部に直接接触しなくても容易に解除でき
る部品接合構造を提供する。 【解決手段】 実装部品1に形成された、側面に爪2a
を有する突起2から構成された、中央部が中空の凸状体
6が、筐体3の穴4にはめ込まれ、穴4の縁に爪2aが
係合して実装部品1と筐体3とが接合されている。凸状
体6の先端の中央部には、内部が密閉された袋状の中空
ゴム5が突起2に接合されて保持されている。この接合
部周辺の圧力を高くすると、中空ゴム5が潰れるように
変形し、突起2を凸状体6の中心方向に変形させ、これ
により爪2aは穴4の縁から外れ、実装部品1と筐体3
との間に配置されたコイルばね8の復元力により、実装
部品1と筐体3とが分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体と実装部品ま
たは実装部品と実装部品との接合に用いられる部品接合
構造ならびにこれを備えた電子装置およびその部品の着
脱方法に関するものである。基本的には、筐体に実装さ
れた部品の接合構造であるから、電子部品で構成された
装置に限定されることなく、機械部品や光学部品などの
構造部品が主体となる装置にも適用可能であり、その製
品分野は、家電品、OA機器、コンピュータ機器や通信
機器などである。
【0002】
【従来の技術】種々の実装部品が筐体内に装着された電
子装置の筐体と実装部品あるいは実装部品間の機械的な
接合を行うための部品接合構造としては、ねじ、かし
め、ビスなどが従来から用いられている。
【0003】また、この他の部品接合構造として、図7
に示すスナップフィットがある。同図に示すように、こ
のスナップフィットでは、接合する2つの部材の一方、
同図の例では実装部品41に弾性変形可能な突起42が
形成され、互いに対向する2つの突起42により凸状体
46が構成されている。また、もう一方の部材、同図の
例では筐体43には凸状体46を挿入可能な穴44が穿
設されている。突起42は、先端に形成された、外周方
向に凸状に突出する爪42aと、凸状体46の幅が先端
方向に小さくなるように先端部分に形成された斜面42
bとを有している。この凸状体46を穴44に差し込む
と、穴44の縁と突起42の斜面42bとが当接して力
が加わり、この力により突起42が凸状体46の中心方
向に弾性変形する。さらに押し込んで爪42aが穴44
の縁を乗り越えると、突起42が復元力により外周方向
に変形する。このようにして、図7(a)に示すように
爪42aが穴44の縁に係合した状態となり、実装部品
41と筐体43とが離脱不能に接合される。
【0004】このように、スナップフィットは、接合す
る2つの部材を押し当てるだけで容易に短時間で接合で
き、また、接合した状態で、凸状体46の先端が装置の
内面に位置するようにすることで、装置の外部から接合
部が見えないようにできるという長所を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のねじ、かしめ、
ビスなどの部品接合構造による接合を解除するには、接
合時の操作の逆の操作や接合部の一部の破壊などの操作
が必要である。すなわち、ねじによる接合を解除するに
は、ねじ回しを用いて接合時とは逆回りにねじを回転さ
せる操作が必要であり、かしめ、ビスによる接合を解除
するには、特殊な工具を用いて接合部をゆるめたり、接
合部近傍を部分的に破壊して除去したりする操作が必要
である。
【0006】また、スナップフィットによる接合を解除
するには、図7(b)に示すように、突起42の先端に
凸状体46の中心に向かう方向の力を加え、突起42を
凸状体46の中心方向に変形させた状態で、図7(c)
に示すように穴44から凸状体46を引き抜く操作が必
要である。
【0007】このような接合の解除は、接合部の一つ一
つに対して、接合部の位置を探し出し、工具または手を
接合部に接触させて直接操作する必要がある。接合部の
周囲の部材や枠体などに阻まれて、工具または手を接合
部に直接接触させることができない場合は、予め周囲の
部材や枠体などを分解するか、一部を破壊してから接合
解除の作業を行う必要がある。特に、スナップフィット
による接合の場合、電子装置の美観を損わないようにす
るため、電子装置の外部から接合部が見えないように、
接合した状態で凸状体46の先端が装置の内部に位置す
るように構成される場合が多いので、接合部の位置を見
つけるのは困難である。また、接合部を見つけても、周
囲の部材や枠体などに阻まれて突起42の先端に工具な
どを接触させることが困難である場合が多い。このた
め、スナップフィットによる接合の解除は、ねじよりも
厄介で、接合の解除に時間を要し、装置自体を破壊しな
ければならない場合もある。
【0008】このように、従来の部品接合構造は、接合
の解除に多くの時間と手間を費やすため、製品の分解に
手間取り、製品の分別廃棄やリサイクルを行うことが面
倒であった。また、接合を解除する際に電子装置の一部
を破壊しなければならない場合があり、実装部品の一部
を再利用することが困難であった。
【0009】そこで、本発明の目的は、接合部を探し出
したり、工具や作業者の手により接合部を直接操作して
接合の解除を行う必要がなく、極めて短時間で簡単に部
品の着脱が行える部品接合構造と、この部品接合構造を
備えており、分別廃棄および部品のリユースやリサイク
ルを安全かつ効率的に低コストで実施できる電子装置、
および部品の着脱方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明による部品接合構造は、複数の部材を接合す
る電子装置の部品接合構造であって、第1の部材に形成
された係止部と、第2の部材に形成されており、係止部
に係合可能であり、係合した状態で第1の部材と第2の
部材とを接合状態に保つ爪と、第2の部材に取り付けら
れており、内部が密閉され、外部の圧力変化により変形
可能な袋状部材とを有し、袋状部材の変形によって、爪
が係止部から外れる方向に移動することを特徴とする。
【0011】この構成の部品接合構造による接合は、接
合部周辺の圧力を変化させることにより、袋状部材を内
部と外部の圧力差により変形させ、爪を係止部から外れ
る方向に移動させて接合を解除することができる。
【0012】さらに、第1の部材と第2の部材とが接合
された状態で、第1の部材と第2の部材とを分離する方
向に力を加える分離用ばねを第1の部材と第2の部材と
の間に配置すれば、前記のように接合部周辺の圧力を変
化させて接合を解除した際、分離用ばねの弾性エネルギ
ーにより第1の部材と第2の部材とを分離させることが
できる。
【0013】本発明による部品接合構造のより具体的な
第1の構成は、係止部が第1の部材に穿設された穴の縁
であり、第2の部材は、穴に挿入可能であり中心部が中
空な凸状体を有し、凸状体はその中心方向に弾性変形可
能な突起を有し、爪が突起の外側面に設けられており、
袋状部材が凸状体の中心部において突起に接合されてい
る構成である。
【0014】この構成の部品接合構造による接合部周辺
の圧力を高くすると、袋状部材が潰れるように変形して
袋状部材に接合された突起を凸状体の中心方向に弾性変
形させる。そして、突起がある程度以上変形すると、突
起の外側面に形成された爪が穴の縁から外れ、接合が解
除される。すなわち、この第1の構成の部品接合構造に
よる接合は、接合部の周辺の圧力を正圧にすることによ
り解除できる。
【0015】本発明による部品接合構造のより具体的な
第2の構成は、係止部が第1の部材に穿設された穴の縁
であり、第2の部材は、穴に挿入可能であり中心部が中
空な凸状体を有し、凸状体はその中心方向に弾性変形可
能な突起を有し、爪が突起の外側面に設けられており、
袋状部材が、リング状の管形状であり、凸状体を周囲か
ら取り囲んで突起を中心方向に押さえ込むように設けら
れている構成である。
【0016】この構成の接合部周辺の圧力を低くする
と、袋状部材が膨らむように変形して凸状体を締め付
け、突起を凸状体の中心方向に弾性変形させる。そし
て、突起がある程度以上変形すると、突起の外側面に形
成された爪が穴の縁から外れ、接合が解除される。すな
わち、この第2の構成の部品接合構造による接合は、接
合部の周辺の圧力を負圧にすることにより解除できる。
【0017】本発明による部品接合構造のより具体的な
第3の構成は、係止部が第1の部材に穿設された穴の縁
であり、第2の部材は、穴に挿入可能であり中心部が中
空な凸状体を有し、凸状体はその中心方向に弾性変形可
能な突起を有し、爪が突起の外側面に設けられており、
袋状部材が凸状体の中心部に設けられており、袋状部材
の凸状体の先端方向の凸状体の中心部に、爪が係止部に
係合するように突起を凸状体の外周方向に押し広げる係
合用ばねを有する構成である。
【0018】この構成の接合部周辺の圧力を低くする
と、袋状部材が膨らむように変形して、係合用ばねを凸
状体の先端方向に押し出す。そして、袋状部材がある程
度以上変形すると、係合用ばねは突起から外れ、突起は
復元力により中心方向に変形して、突起の外側面に形成
された爪が穴の縁から外れ、接合が解除される。すなわ
ち、この第3の構成の部品接合構造による接合は、接合
部の周辺の圧力を負圧にすることにより解除できる。第
1,2の構成では、袋状部材の変形が直接的に爪を移動
させる構成であるのに対して、この第3の構成例は、袋
状部材の変形が間接的に爪を移動させる構成である。
【0019】凸状体は、対向する2つの突起から構成し
ても良いし、さらにそれ以上の突起を含む構成としても
良い。
【0020】第1〜3の構成の部品接合構造において、
突起の先端に突起の先端方向に凸状体の幅が小さくなる
ように斜面を形成すれば、突起を穴に差し込んだ際に、
斜面が穴の縁に当接して突起に中心方向に向かう力が加
わり、これにより突起がこの方向に変形する。さらに押
し込むと、爪が穴の縁を乗り越え、穴の縁に引っ掛かっ
て係合され、第1の部材と第2の部材が接合される。す
なわち、この斜面を設けた部品接合構造を用いることに
より、穴に突起を差し込んで押し込むだけで、容易に2
つの部材を接合できる。
【0021】また、第1〜3の構成の部品接合構造にお
いて、分離用ばねを、第1部材と第2部材とを接合した
状態で、凸状体の周囲を囲むよう位置するように、第1
部材または第2部材に接合して設ければ、部品接合部材
を構成する他の部材と一体的に分離用ばねを設置でき、
また、2つの部材を分離させる力が接合部に効果的に加
わるようにできる。
【0022】本発明による部品接合構造を備える電子装
置は、外部から接合部周辺の圧力を変化させることによ
り接合を解除することができ、接合を解除するために接
合部の一つ一つに対して、工具や手を使って接合時の操
作の逆の操作などの手間のかかる操作をする必要がない
ので、効率的に接合の解除操作を行うことができる。
【0023】1つの電子装置に設けられる複数の部品接
合構造に対して、袋状部材の剛性が異なる部品接合構造
を使用すれば、接合が解除される圧力を接合部毎に変
え、解除操作において、圧力を段階的に変化させること
により、複数の部品の分離に順序をつけて分解操作を行
うことができる。
【0024】さらに、1つの電子装置に設けられる複数
の部品接合構造に対して、袋状部材が、周辺の圧力変化
により変形し、爪を係止部から外れる方向に移動させる
圧力が正圧である部品接合構造と、負圧である部品接合
構造とを混在させて使用すれば、解除操作において、圧
力を正圧にする工程と、負圧にする工程との順序を変え
ることにより、部品の分離の順序を所望の順序として、
分離操作を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0026】図1に、本発明の第1実施例の電子装置の
筐体3と実装部品1との接合構造の断面図を示す。同図
に示すように、実装部品1には、従来例で示したスナッ
プフィットと同様の爪2aと斜面2bとを有する構造の
突起2が設けられている。本実施例では、互いに対向す
るように立設している2つの突起2により凸状体6が構
成されている。筐体3には、凸状体6を挿入可能であ
り、その縁に爪2を引っ掛けることができる穴4が設け
られている。凸状体6の先端の中心部には、直方体形状
で内部が密閉されている中空ゴム(袋状部材)5が、両
突起2の内側にそれぞれ接合されて保持されている。
【0027】尚、凸状体6は、対向する2つの突起2か
ら構成されていても良いし、さらにそれ以上の突起2を
含む構成であっても、周囲を覆うように形成された筒状
の1つの突起2から構成されていても良いが、本実施例
では、対向する2つの突起2から構成されている例を示
す。また、筐体3と実装部品1とが安定して接合される
ように、穴4の形状は、接合された状態で穴4の内縁が
凸状体6の突起2の外周面に沿うような形状であること
が望ましく、本実施例では、長方形である。
【0028】次に実装部品1と筐体3との接合方法につ
いて説明する。実装部品1の凸状体6を筐体3の穴4に
差し込むことにより、穴4の縁と突起2の斜面2bとが
当接して中空ゴム5と共に突起2が凸状体6中心方向に
弾性変形する。さらに押し込むことにより、爪2aが穴
4の縁を乗り越えてから突起2は弾性変形状態より復帰
し、爪2aが穴4の縁に引っ掛かって係合され、図1
(a)に示すように、実装部品1と筐体3とが接合され
る。この状態で、実装部品1の凸状体6を穴4から引き
抜こうとしても、2つの爪2aが係止部である穴4の縁
に引っ掛かって外れず、離脱不能である。
【0029】次に、実装部品1の筐体3からの取り外し
方法(接合の解除方法)について説明する。図1(b)
に示すように、図示しない加圧手段により外部から圧力
を加え、接合部の周辺の圧力を高くすると、中空ゴム5
の内部と外部とで圧力差が生じる。この圧力差により中
空ゴム5は潰れて変形し、両突起2をそれぞれ凸状体6
中心方向に変形させる。これにより、爪2aは穴4の縁
から外れ、実装部品1と筐体3との接合が解除され、実
装部品1と筐体3とを引き離すだけで分離できる状態に
なる。接合部周辺への加圧は、接合部周辺に空気を導入
し、この空気を介して実施しても良いし、他の流体を用
いて圧力を加えるようにしても良い。
【0030】このように、本実施例の電子装置の部品接
合構造は、接合部に直接接触することなく、外部から空
気などを介して圧力を加えることにより接合を解除でき
る。このため、接合を解除するために、接合部を探し出
し、1つ1つの接合部に対して工具や手を使って手間の
かかる解除作業を行う必要がないので、効率的に接合を
解除できる。また、接合部が、実装部品などの部材や枠
体などの影に隠れていても、接合部の周辺の部品を破壊
することなく、接合を解除できる。
【0031】図2に、本発明による第2実施例の電子装
置の筐体3と実装部品11との接合構造の断面図を示
す。
【0032】同図に示すように、実装部品11にはスナ
ップフィットと同様の構造の爪12aと斜面12bとを
有する突起12が設けられ、互いに対向する2つの突起
12により凸状体16が構成されている。筐体3には爪
12aが引っ掛かって係合される穴4が設けられてい
る。実装部品11と筐体3とは、第1実施例と同様に、
実装部品11の凸状体16を筐体3の穴4に差し込んで
押し込むことにより、図2(a)に示すように接合でき
る。
【0033】本実施例の接合構造では、突起12の先端
に突起12の先端方向(図2の上方向)に張り出した凸
部12cが設けられており、凸部12cを周囲から取り
囲んで中心方向に押さえ込むように、内部が密閉された
リング状の管形状の中空ゴム(袋状部材)7が設けられ
ている。
【0034】次に、実装部品11と筐体3との接合の解
除方法について説明する。図2(b)に示すように、図
示しない吸引手段により接合部周辺の空気を吸い出し、
接合部周辺の圧力を低くすると、中空ゴム7の内部と外
部とのあいだに圧力差が生じ、この圧力差により中空ゴ
ム7は膨らんで変形し、凸部12cに周囲から中心方向
に押し込む力を加えて、突起12を凸状体16中心方向
に変形させる。これにより、爪12aは穴4の縁から外
れて、接合が解除され、実装部品11と筐体3とを引き
離すだけで分離できる状態になる。このように、第1実
施例では、接合部の周辺の圧力を正圧にすることにより
接合を解除できるのに対して、本実施例では、接合部の
周辺の圧力を負圧にすることにより接合を解除できる。
【0035】図3に、本発明による第3実施例の電子装
置の筐体3と実装部品1との接合構造の断面図を示す。
同図において、実施例1と同様の部分については、同一
の符号を付し、説明を省略する。
【0036】本実施例の接合構造は、図1に示す第1実
施例の接合構造とほぼ同様の構成である。本実施例で
は、図3(a)に示すように、コイルばね(分離用ば
ね)8が、実装部品1と筐体3とが接合された状態で実
装部品1と筐体3との間で、凸状体6の周囲を囲むよう
位置するように、実装部品1または筐体3に接合されて
設けられている。このコイルばね8は、実装部品1と筐
体3とを接合する際に押し縮められ、図3(b)に示す
ように、接合部周辺の圧力を高くすることにより中空ゴ
ム5の変形で筐体3と実装部品1との接合が解除される
と、図3(c)に示すように、その弾性エネルギを解放
して伸び、実装部品1と筐体3とを強制的に分離させ
る。すなわち、本実施例によれば、コイルばね8を設け
ることにより、接合を解除した際に、実装部品1と筐体
3とを積極的に、迅速かつ確実に分離させることができ
る。
【0037】図4に、本発明による第4実施例の電子装
置の筐体3と実装部品11との接合構造の断面図を示
す。同図において、実施例2,3と同様の部分について
は、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0038】本実施例の接合構造は、図2に示す第2実
施例の接合構造とほぼ同様の構成である。本実施例で
は、第3実施例と同様に実装部品11と筐体3との間に
コイルばね8が、実装部品11と筐体3とが接合された
状態で実装部品11と筐体3との間で凸状体16の周囲
を囲むよう位置するように、実装部品11または筐体3
に接合されて設けられており、このコイルばね8は、図
4(a)に示す接合状態で押し縮められた状態から、図
4(b)に示すように、接合部周辺の圧力を低くするこ
とにより筐体3と実装部品11との接合が解除される
と、図4(c)に示すように、その弾性エネルギを解放
して実装部品11と筐体3とを強制的に分離させる。
【0039】図5に、本発明による第5実施例の電子装
置の筐体3と実装部品21との接合構造の断面図を示
す。同図において、第1実施例と同様の部分について
は、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0040】同図に示すように、実装部品21にはスナ
ップフィットと同様の構造の爪22aと斜面22bとを
有する突起22が設けられ、互いに対向する2つの突起
22により凸状体26が構成されている。筐体3には爪
22aが引っ掛かって係合される穴4が設けられてい
る。本実施例の凸状体26は、第1〜3の実施例と異な
り、図5(a)に示すように、力が加わっていない状態
で先端に向かってすぼんだ形状をしており、この状態で
は、凸状体26を穴4に差し込んでも穴4の縁に爪22
aが引っ掛からず、係合されない。この凸状体26の中
心部分に直方体形状で内部が密閉された中空ゴム5が挿
入され、この中空ゴム5の、凸状体26の先端方向(図
5の上方向)の位置にばね(係合用ばね)9が配設さ
れ、爪22aが穴4の縁に引っ掛かって係合されるよう
に、ばね9が凸状体26の先端を押し広げる。すなわ
ち、このようにばね9を設けた状態で、凸状体26を穴
4に差し込むと、図5(b)に示すように、爪22aが
穴4の縁に引っ掛かって係合され、実装部品21と筐体
3とが接合される。なお、ばね9は凸状体26に対し固
定されてはおらず、両突起22により挟持されているだ
けであり、取外し可能な状態である。
【0041】次に、実装部品21と筐体3との接合の解
除方法について説明する。図5(c)に示すように、図
示しない吸引手段により接合部周辺の空気を吸い出し、
接合部周辺の圧力を低くすると、中空ゴム5の内部と外
部とのあいだに圧力差が生じ、この圧力差により中空ゴ
ム5は、膨らんで変形し、ばね9を凸状体26の先端方
向に押し出して両突起22の間から外す。すると、突起
22は力が加えられていない初期の形状に戻り、爪22
aが穴4の縁から外れて接合が解除され、実装部品21
と筐体3とを引き離すだけで分離できる状態になる。
【0042】図6に、本発明による第6実施例の電子装
置の筐体3と実装部品1および実装部品31との接合構
造の断面図を示す。同図において、第1実施例と同様の
部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0043】本実施例は、筐体3に実装部品1と実装部
品31とが接合された電子装置を圧力コントロールチャ
ンバ36内に入れ、2つの実装部品1,31の接合部周
辺の圧力を同時に変化させて、接合の解除を行うもので
あり、個々の部品接合構造の構成、すなわち穴4,34
および凸状体6,36の構造と、これらによる接合の基
本的な着脱動作は、第1実施例と同様である。
【0044】本実施例では、実装部品1の接合部に用い
られる中空ゴム5の剛性は、実装部品31の接合部に用
いられる中空ゴム35の剛性より低くなっており、した
がって、中空ゴム5,35の周辺の圧力を同じように変
化させた場合、中空ゴム5は中空ゴム35より大きく変
形する。そこで、圧力コントロールチャンバ35内の圧
力を高くしていくと、最初に中空ゴム5の変形により凸
状体6の爪2aが穴4の縁から外れ、実装部品1の接合
が解除され、筐体3から実装部品1を分離できる状態に
なる。この状態では、中空ゴム35は、凸状体36の爪
32aを穴34の縁から外す程大きくは変形せず、実装
部品31は筐体3に接合されたままである。さらに圧力
コントロールチャンバ35内の圧力を高くすると、中空
ゴム35がさらに変形して,爪32aが穴34の縁から
外れて実装部品31の接合が解除され、実装部品31を
筐体3から分離できる状態になる。
【0045】このように、実装部品1の接合部に用いる
中空ゴム5と実装部品31の接合部に用いる中空ゴム3
5とに剛性の異なる部材を用いることにより、実装部品
1と実装部品31とを順序を付けて順番に分離すること
が可能である。この方法により、電子装置を分解する際
に、複数の実装部品を順序を付けて順番に分離する必要
がある場合には、早い順序で分離する実装部品ほど接合
部に剛性の低い中空ゴムを設けておき、接合部周辺の圧
力を段階的に高くしていくことにより、所望の順序で実
装部品を分離して電子装置を分解することができる。あ
るいは、各実装部品を選択的に分離させて、実装部品の
選別を行うことができる。
【0046】なお、本実施例において、中空ゴム5,3
5は、剛性が低い部材で構成されており、変形し易いの
で、この中空ゴム5,35を変形させる程度に電子装置
の周囲の圧力を変化させても、電子装置の他の部材に
は、ほとんど影響はない。電子装置の部品接合構造を構
成する部材以外の部材への影響が懸念される場合には、
中空ゴム5,35の大きさや材質を変えて、接合の解除
操作のための圧力変化量を、電子装置の部材に影響がな
い程度の小さな変化量にすれば良い。
【0047】また、本実施例では、接合部周辺の圧力を
正圧にすることで接合が解除される部品接合構造のみを
用いた例を示したが、接合部周辺の圧力を負圧にするこ
とで接合が解除される部品接合構造を用いても同様に実
装部品を順序を付けて順番に分離させることができる。
さらに、接合部周辺の圧力を正圧にすることで接合が解
除される部品接合構造と、接合部周辺の圧力を負圧にす
ることで接合が解除される部品接合構造とを一つの電子
装置に混在させて用いれば、電子装置の分解操作におい
て、圧力を正圧にする工程と負圧にする工程との順序を
変えることにより、実装部品の接合を解除する順序を変
えて分解操作を行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、従来の構成による
機械的な部品接合を解除するためには、接合部1つ1つ
に対して工具や作業者の手を使って組み立て操作の逆の
操作などの手間のかかる操作を行う必要があるのに対し
て、本発明による部品接合構造によると、接合部に直接
接触することなく、空気やその他の流体を媒介して外部
から接合部周辺の圧力を変化させる操作のみで、接合を
解除することができ、この部品接合構造を備えた電子装
置は効率的に分解作業を行うことができる。この際、接
合部が電子装置の他の構成部材や枠体などの影に隠れて
いても、接合を解除するために、接合部周辺の部材を破
壊する必要がないので、電子装置の構成部材に損傷を与
えることなく電子装置を分解できる。さらに、実装部品
毎に接合が解除される圧力が異なる部品接合構造を用
い、電子装置の分解操作において、各接合部周辺の圧力
を段階的に変化させることにより、所望の順序で実装部
品を分離させ、分解することができる。
【0049】本発明による部品接合構造を用いた電子装
置では、従来の複雑な分解操作を行う分解装置に比べ、
内部の圧力を調整するだけの簡単な構成の装置を分解装
置とすることができるので、分解装置を低いコストで製
造できる。
【0050】このように、電子装置に本発明による部品
接合構造を用いれば、構成部材に損傷を与えることな
く、効率的に、所望の順序で電子装置を分解することが
でき、電子装置の分別廃棄やその実装部品のリサイク
ル、リユースなどを、低コストで効率的に実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の電子装置の接合部周
辺の断面図である。
【図2】本発明による第2実施例の電子装置の接合部周
辺の断面図である。
【図3】本発明による第3実施例の電子装置の接合部周
辺の断面図である。
【図4】本発明による第4実施例の電子装置の接合部周
辺の断面図である。
【図5】本発明による第5実施例の電子装置の接合部周
辺の断面図である。
【図6】本発明による第6実施例の電子装置の接合部周
辺の断面図である。
【図7】従来の電子装置の接合部周辺の断面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 実装部品 2,12,22,32,42 突起 2a,12a,22a,32a,42a 爪 2b,12b,22b,32b,42b 斜面 3,43 筐体 4 穴 5,35 中空ゴム 6,16,26,36,46 凸状体 7 中空ゴム 8 コイルばね(分離用ばね) 9 ばね(係合用ばね) 12c 凸部 36 圧力コントロールチャンバ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部材を接合する電子装置の部品接
    合構造であって、第1の部材に形成された係止部と、第
    2の部材に形成されており、前記係止部に係合可能であ
    り、係合した状態で前記第1の部材と前記第2の部材と
    を接合状態に保つ爪と、前記第2の部材に取り付けられ
    ており、内部が密閉され、外部の圧力変化により変形可
    能な袋状部材とを有し、前記袋状部材の変形によって、
    前記爪が前記係止部から外れる方向に移動することを特
    徴とする部品接合構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材と前記第2の部材との間
    に配置され、前記第1の部材と前記第2の部材とが接合
    された状態で、前記第1の部材と前記第2の部材とを分
    離する方向に力を加える分離用ばねを有する請求項1に
    記載の部品接合構造。
  3. 【請求項3】 前記係止部が前記第1の部材に穿設され
    た穴の縁であり、前記第2の部材は、前記穴に挿入可能
    であり中心部が中空な凸状体を有し、該凸状体はその中
    心方向に弾性変形可能な突起を有し、前記爪が該突起の
    外側面に設けられており、前記袋状部材が前記凸状体の
    中心部において前記突起に接合されている請求項1また
    は2のいずれか1項に記載の部品接合構造。
  4. 【請求項4】 前記係止部が前記第1の部材に穿設され
    た穴の縁であり、前記第2の部材は、該穴に挿入可能で
    あり中心部が中空な凸状体を有し、該凸状体はその中心
    方向に弾性変形可能な突起を有し、前記爪が該突起の外
    側面に設けられており、前記袋状部材が、リング状の管
    形状であり、前記凸状体を周囲から取り囲んで前記突起
    を中心方向に押さえ込むように設けられている請求項1
    または2のいずれか1項に記載の部品接合構造。
  5. 【請求項5】 前記係止部が前記第1の部材に穿設され
    た穴の縁であり、前記第2の部材は、該穴に挿入可能で
    あり中心部が中空な凸状体を有し、該凸状体はその中心
    方向に弾性変形可能な突起を有し、前記爪が該突起の外
    側面に設けられており、前記袋状部材が前記凸状体の中
    心部に設けられており、該袋状部材の前記凸状体の先端
    方向の前記凸状体の中心部に、前記爪が前記係止部に係
    合するように前記突起を前記凸状体の外周方向に押し広
    げる係合用ばねを有する請求項1または2のいずれか1
    項に記載の部品接合構造。
  6. 【請求項6】 前記凸状体が、前記中心部を取り囲むよ
    うに形成された複数の前記突起からなる請求項3から5
    のいずれか1項に記載の部品接合構造。
  7. 【請求項7】 前記突起の先端に前記凸状体の先端方向
    に前記凸状体の幅が小さくなるように形成された斜面を
    有する請求項3から6のいずれか1項に記載の部品接合
    構造。
  8. 【請求項8】 前記分離用ばねが、前記第1部材と前記
    第2部材とを接合した状態で、前記凸状体の周囲を囲む
    よう位置するように、前記第1部材または前記第2部材
    に接合されている請求項3から7のいずれか1項に記載
    の部品接合構造。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    部品接合構造を備えた電子装置。
  10. 【請求項10】 前記袋状部材の剛性が、前記部品接合
    構造による複数の接合部間で異なることを特徴とする請
    求項9に記載の電子装置。
  11. 【請求項11】 前記袋状部材が周辺の圧力変化により
    変形し前記爪を前記係止部から外れる方向に移動させる
    圧力が正圧である前記部品接合構造と、負圧である前記
    部品接合構造との両方を有する請求項9または10に記
    載の電子装置。
  12. 【請求項12】 請求項9から11のいずれか1項に記
    載の電子装置の部品の着脱方法であって、前記部品接合
    構造による接合部の周辺の圧力を変化させる工程を有す
    る電子装置の部品の着脱方法。
  13. 【請求項13】 前記圧力変化工程が圧力を段階的に変
    化させる工程である請求項12に記載の電子装置の部品
    の着脱方法。
  14. 【請求項14】 接合部周辺の圧力を正圧にする工程
    と、負圧にする工程とを有する請求項12または13に
    記載の電子装置の部品の着脱方法。
JP27441699A 1999-09-28 1999-09-28 部品接合構造とこれを備えた電子装置および部品の着脱方法 Expired - Fee Related JP3503686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27441699A JP3503686B2 (ja) 1999-09-28 1999-09-28 部品接合構造とこれを備えた電子装置および部品の着脱方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27441699A JP3503686B2 (ja) 1999-09-28 1999-09-28 部品接合構造とこれを備えた電子装置および部品の着脱方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001102776A true JP2001102776A (ja) 2001-04-13
JP3503686B2 JP3503686B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=17541376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27441699A Expired - Fee Related JP3503686B2 (ja) 1999-09-28 1999-09-28 部品接合構造とこれを備えた電子装置および部品の着脱方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3503686B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004243501A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Denso Corp 組付け判定装置、それに用いる物品構造および治具構造
JP2007320309A (ja) * 2003-03-11 2007-12-13 Kyocera Mita Corp フックの係合を利用した樹脂部材の組立構造
US7535342B2 (en) 2004-09-22 2009-05-19 Denso Corporation Radio communication module to be installed on vehicular license plate
JP2011247329A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Tsubakimoto Chain Co ケーブル類保護案内装置
JP2015103651A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 日東工業株式会社 ブランクパネル
JP2015105743A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 新電元工業株式会社 固定構造
CN108255050A (zh) * 2017-09-13 2018-07-06 青岛真时科技有限公司 Pcb板固定结构及手表

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004243501A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Denso Corp 組付け判定装置、それに用いる物品構造および治具構造
JP2007320309A (ja) * 2003-03-11 2007-12-13 Kyocera Mita Corp フックの係合を利用した樹脂部材の組立構造
US7535342B2 (en) 2004-09-22 2009-05-19 Denso Corporation Radio communication module to be installed on vehicular license plate
JP2011247329A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Tsubakimoto Chain Co ケーブル類保護案内装置
JP2015103651A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 日東工業株式会社 ブランクパネル
JP2015105743A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 新電元工業株式会社 固定構造
CN108255050A (zh) * 2017-09-13 2018-07-06 青岛真时科技有限公司 Pcb板固定结构及手表

Also Published As

Publication number Publication date
JP3503686B2 (ja) 2004-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100942316B1 (ko) 다용도 흡착판
US6647831B2 (en) Adaptor device for a wrench
JP2001102776A (ja) 部品接合構造とこれを備えた電子装置および部品の着脱方法
TWM517270U (zh) 扣件裝置
JP2001355617A (ja) 開口部を備える担体に部品を固定する保持部材
JP2004182249A (ja) 接着剤用複合容器
JP2008295588A (ja) コンドームアプリケータ、及びコンドームユニット
JP2004181043A (ja) 回路装置
JP2002056753A (ja) キャップ固定方法、キャップ固定装置、およびそのキャップ固定装置が用いられた多光軸光電センサ
JPH07248012A (ja) 他の部品との組立てを確保するための部品上の固定装置
JP2009121625A (ja) 基板連結具
JP3017148B2 (ja) アンテナ保持装置、およびアンテナ保持方法
JP2007123298A (ja) リモートコンローラのケース
CN108209706B (zh) 手持式吸尘器
CN219832478U (zh) 一种按键安装结构及雾化装置
KR101183362B1 (ko) 기판 홀더 탈착 장치 및 방법
JP2008142350A (ja) マネキンの取付け構造
JP2002337922A (ja) 配管継手用キャツプ
KR200411447Y1 (ko) 샤프트 분리장치
JP3675258B2 (ja) 筐体の取付構造
KR20000004452U (ko) 수지 부품 체결용 클립
JP2000041954A (ja) 放射体温計
JP2000060701A (ja) パネル取付具
JP2002329549A (ja) 電源プラグ
JP2002058145A (ja) 固定部材、およびコーナー配線用ケーブル保持具

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees