JP2004242516A - ペット用消臭剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】犬、猫などのペットの清拭に手軽に使用でき、使用性に優れ、犬、猫などのペット用トイレの消臭に有用な、悪臭防止効果とその持続性とに優れたペット用消臭剤を提供する。
【解決手段】消臭成分0.1〜10.0質量%、界面活性剤0.1〜5.0質量%、殺菌剤0.01〜3.0質量%、及び、多孔質粉末を0.1〜10.0質量%を含有する消臭剤組成物を噴霧容器に充填してなることを特徴とする。噴霧容器中には撹拌子が配置されることが好ましく、多孔質粉末としては、多孔質シリカ、ゼオライト、セピオライト、パーライト、シリカゲル、活性白土、モンモリロナイト、ベントナイトから選択される無機多孔質微粒子が好ましい。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はペットの排泄物に有効な消臭剤に関し、詳細には、消臭性及びその効果の持続性に優れ、室内で飼われる犬・猫等のペット用トイレに好適に使用し得るペット用消臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ペット飼育状況として、室内において飼育する家庭が増加している。このため、ペットの排泄行為も室内にて行なわれペット用トイレが一般的に用いられる。このような近年のペット用トイレにおいては、小動物の排泄物の飛散やその異臭拡散を防止する目的で、排泄物を吸収させるペット用トイレ砂(以下、適宜、トイレ砂と称する)が普及している。トイレ砂としては、吸水性ポリマーやベントナイト粉末などを使用した排泄物を吸収して固まるものや、吸収性に優れた塊状繊維や多孔質粒子などを使用し、排泄物を単に吸着させるものなどが用いられており、排泄物を吸収して拡散を防ぐ目的にはある程度の効果を奏するものの、その臭気防止性は充分ではなく、しばしば消臭剤が併用されているのが現状である。
【0003】
従来、小動物排泄物の臭気防止目的で、上記の猫砂に活性炭やゼオライト等の吸着剤を混合することが行なわれてきたが(例えば、特許文献1参照。)、物理的吸着による臭気防止能には、臭気発生物質の吸着速度、多孔質粒子の吸着容量などの関係から限界があり、即効性、持続性ともに満足の行くものではなかった。また、粉体状の消臭成分は粒径の異なるトイレ砂中に均一に混合するのが困難であり、また、後散布を行なう場合、微粒子粉末が飛散しやすいなどハンドリング性に劣るといった問題もあった。一方、排泄物由来の異臭をマスキングするため香料を用いる場合には、かなり強い香料を用いなければ効果が得られず、発散した香料により室内の環境を損なう虞があった。
【0004】
室内で飼われるペットの排泄物臭気の防止を目的として、スメクタイト系鉱物粉末とアルミニウム塩とを組合せた排泄処理剤や(例えば、特許文献2参照。)、臭気に対して特定の物性を有する脂肪族アルコール類、芳香族アルコール類等を含有する消臭剤(例えば、特許文献3参照。)などが提案されている。しかしながら、前者は物理的吸着を主としており、後者は基本的には、悪臭発生物質を溶解して揮発を抑制する機構を応用したものであり、いずれの場合にも、即効性に欠ける問題があり、また、効果の持続性についてもなお、改良の余地があった。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−322786号公報
【特許文献2】
特開2002−360093公報
【特許文献3】
特開2003−19190公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点を考慮してなされた本発明の目的は、犬、猫などのペット用トイレの消臭に有用な、悪臭防止効果とその持続性とに優れたペット用消臭剤を提供することにある。本発明の更なる目的は、ハンドリング性に優れ、使用方法が簡単なペット用消臭剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは検討の結果、特定の消臭剤と微粒子とを含有し、スプレーによりペット用トイレに適用される消臭剤により上記課題を解決しうることを見出し、本発明を完成した。すなわち本発明のペット用消臭剤は、消臭成分0.1〜10.0質量%、界面活性剤0.1〜5.0質量%、殺菌剤0.01〜3.0質量%、及び、多孔質粉末0.1〜10.0質量%を含有する消臭剤組成物を噴霧容器に充填してなることを特徴とする。
本発明のペット用消臭剤においては、噴霧容器中に、前記各成分とともに撹拌子が配置される態様が効果の観点から好ましい。
【0008】
また、消臭成分は、天然系の植物抽出物や植物精油、或いは、合成系の有機酸や消臭性化合物から選択することができ、例えば、天然系では、カテキン、タンニン、フラボノイド、ポリフェノール等を有効成分として含む、、茶抽出物、柿抽出物、ハンノキ科植物抽出物、ツバキ科植物抽出物などが好ましく、また、各種悪臭成分の分解性が良好な月桂樹製油、セージ製油、タイム製油、しょうが製油、ペパーミント製油、ゼラニウム製油、ナツメグ製油など、或いは、クロロフィル及びその誘導体類も有用である。また、合成系では、有機酸類、両性界面活性剤、炭素原子数2から4の脂肪酸アルデヒド、グリオキザール、グルタルアルデヒド、アクリル酸誘導体、グリコール類からなる群より選択される1種以上であることが好ましい態様である。
消臭剤に配合される多孔質粉末としては、多孔質シリカ、ゼオライト、セピオライト、パーライト、シリカゲル、活性白土、モンモリロナイト、ベントナイトから選択される無機多孔質微粒子が好ましく例示される。
【0009】
本発明の作用は、消臭成分の中和反応、酸化反応及び包接作用による化学的、物理的な消臭効果、殺菌剤によるバクテリアの繁殖抑制効果、多孔質粉末への吸着効果などが複合的に機能したことに由来するものと考えられる。即ち、本発明の消臭剤は、液状成分に均一に溶解又は分散された消臭成分、殺菌成分と粉末状の消臭成分とが噴霧容器内に充填されており、これをペット用トイレ砂に噴霧すると、液状成分と粉末とが均一にトイレ砂表面に吸着する。液状成分に含まれる植物由来消臭成分はそれ自体に強い消臭作用があり、即座にトイレ砂に付着した排泄物の臭いを分解する。また、この液状成分は、トイレ砂表面に付着して所定時間消臭効果を持続させ、且つ、噴霧容器内に充填された粉末表面の微細孔にも吸着しており、粉末に吸着した消臭成分が除放され、これらがあいまって液状成分由来の消臭効果の持続性を達成するとともに、多孔質粉体が排泄物の臭気を吸着して揮散を阻害し、多孔質粉体の微細孔中で、そこに吸着した悪臭成分にトイレ砂や多孔質粉体の細孔に吸着している液状の消臭成分、殺菌成分が作用して消臭効果を発揮するため、両者の相乗効果で高い消臭作用が長時間持続するものと考えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の消臭剤は、液状の消臭成分と粉末状の消臭成分とが噴霧容器内に充填されることを特徴とするものである。この消臭剤をペット用トイレ砂に噴霧することで適用すると、噴霧中に液状成分と粉末とは均一に混合され、微粉末の多孔質粉体は液状成分とともにトイレ砂表面に均一に分散され、粉体のみが周囲に飛散する懸念なく、吸着する。
【0011】
本発明に用いられる噴霧容器は圧縮ガスとともに密閉充填されるエアゾール容器であってもよく、トリガーと称される噴霧口がセットされたスプレー容器型であってもよい。粉体の均一分散性の観点からは圧縮ガスによる噴霧が好ましいが、安全性や、容器の詰め替えによるトリガーの再利用が可能であるといった環境面からはスプレー容器型が好ましい。
【0012】
本発明の消臭剤は噴霧容器が静置されている場合には、底部に粉体が沈殿し、二層状態となる。このため、噴霧前に容器を振動させて粉体を略均一に液状成分に分散させた状態で噴霧することを要する。本発明の消臭剤は後述する各成分の機能により、軽く振動させるだけで粉体は容易に分散し得るが、均一分散性向上の観点からは、噴霧容器中には金属製や硬質プラスチック製の撹拌子が配置されることが好ましい。
撹拌子は、真球状のアルミニウムやステンレス、或いは、硬質プラスチックボール、硝子球等が好ましく、球状の場合の直径は5〜20mm程度が好ましい。撹拌子は1個でも十分機能を果たすが、複数個配置してもよい。
【0013】
次に、噴霧容器に充填される消臭剤組成物に含まれる液状成分について説明する。液状成分としては、植物由来消臭成分を0.1〜10.0質量%、界面活性剤を0.1〜10.0質量%含有することを要する。
消臭成分は、天然系(天然物由来の化合物を含む)、合成系の成分の中から、公知のものを任意に選択することができるが、天然系の消臭成分としては、カテキン、タンニン、フラボノイド、ポリフェノールなどを有効成分として含む成分、具体的には、例えば、茶抽出物、柿抽出物、ハンノキ科植物抽出物、ツバキ科植物抽出物などが好適なものとして挙げられる。また、悪臭成分に対するマスキング効果や、悪臭成分に化学的に作用することによる消臭効果が知られている月桂樹製油、セージ製油、タイム製油、しょうが製油、ペパーミント製油、ゼラニウム製油、ナツメグ製油等の植物製油、あるいは、クロロフィルa,クロロフィルb、フィトールなどのクロロフィル及びその誘導体も、使用することができる。
【0014】
合成系としては、クエン酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム等の各種有機酸類;ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ポリヘキサメチレンビグアニジンなどの両性界面活性剤;炭素原子数2から4の脂肪酸アルデヒド、グリオキザール、グルタルアルデヒドなどのアルデヒド類、メタアクリル酸ラウリル(α−メチルアクリル酸ラウリル)、エタアクリル酸ラウリル(α−エチルアクリル酸ラウリル)などの分子内に不飽和結合を有するアクリル酸誘導体類;プロピレングリコール、トリエチレングリコールなどのグリコール類;などが好ましく用いられる。
【0015】
これらは、一種のみを用いてもよく、また、複数種を適宜組合せて用いてもよい。消臭成分の中には、臭気成分を化学反応により分解するものや、殺菌性の化合物、或いは、不揮発成分として臭気成分を取り込み、揮散を抑制するもの等があり、これらを組合せて所望の消臭効果を調整し得る。
【0016】
これらのなかでも、消臭成分自体の臭気が少なく、ペットに対する影響が穏やかで、且つ、消臭効果に優れるといった観点から、柿葉、茶などの植物抽出物が好ましい。なお、消臭剤組成物を調製する際に低級アルコールや水などの水系溶媒を用いる場合には、水性の抽出物を用いることが均一性の観点から好ましい。
【0017】
消臭成分の含有量は、0.1〜10.0質量%であることを要し、1.0〜5.0質量%であることがさらに好ましい。この範囲において、用いられる消臭成分の特性や、目的とする消臭効果により適宜調整することができる。含有量が0.1質量%未満であると所望の消臭効果が得難く、10.0質量%を超えて配合した場合、効果のさらなる向上は望めず、却って、均一分散が困難になる、消臭成分自体の臭いが強くなるなどの懸念がでてくる。
【0018】
液状成分として、界面活性剤を0.1〜5.0質量%含有することが必要であり、0.1〜2.0質量%含有することが好ましい。
界面活性剤は、前記植物由来消臭成分の均一な溶解、分散性を確保し、後述する粉末成分の分散性にも寄与する。界面活性剤は、植物由来消臭成分など他の成分との関係で適宜選択されるが、噴霧容器に振動を与える際に気泡を生じると均一な噴霧が困難になり、また、透明のスプレー容器を用いた場合、外観的にも好ましくない。このため、振動、撹拌により泡が立ちにくい非イオン界面活性剤、両性界面活性剤などが好ましく用いられる。なかでも、乳化安定性、分散性向上効果に優れるといった観点からアルキレンオキシド付加型の非イオン界面活性剤が好ましく、具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプリピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩等が挙げられる。
【0019】
本発明に係る消臭剤組成物には殺菌剤を添加することを要する。殺菌剤はトイレ砂に吸着し、排泄物中の雑菌の影響を抑制するとともに、雑菌の繁殖による異臭の発生をも効果的に防止する。殺菌剤は、本発明の消臭剤が室内で使用されることから、安全性と効果の持続性を考慮して選択される。通常、ヒト用皮膚製剤に用いられる殺菌剤はいずれのものをも用いることができるが、トイレ砂の表面に長時間にわたって保持され、効果の持続性の高いベンザルコニウム塩(塩化物、臭化物)、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩(塩化物、臭化物)、メチルイソプロピルフェノールなどが好適に挙げられる。また、所定量のエタノールを含有することも同様の目的から好ましい。
殺菌剤は1種のみを用いてもよく、2種以上を組合せて用いてもよい。また、液状清拭剤に対する配合量としては、0.01〜3.0質量%が好ましく、0.05〜1.0質量%であることがさらに好ましい。
【0020】
次に、本発明に用いられる多孔質粉末について説明する。としては、表面や内部に微細な小孔を有する無機多孔質粉末であれば特に制限はなく、シリカ、ゼオライト、セピオライト、パーライト、シリカゲル、活性白土、モンモリロナイト、ベントナイトから選択される無機多孔質微粒子の1種以上が好ましいものとして挙げられ、なかでも、消臭効果及びその持続性の観点から、多孔質シリカなどが好ましい。
多孔質粉末の粒径は3.0〜12.0μmの範囲であることが好ましく、これ以下であると凝集しやすくなり、また、大きすぎても均一分散性が低下するため好ましくない。また、粒子が大きすぎるとスプレーノズルに詰まりやすくなる懸念も出てくる。
多孔質粉末の添加量は、消臭剤組成物中、0.1〜10.0質量%であることを要し、0.3〜5.0質量%であることがさらに好ましい。添加量が0.1質量%未満であると消臭効果の持続性に劣り、10.0質量%を超えると分散性が低下したり、スプレーノズルに詰まりやすくなるため、好ましくない。
【0021】
消臭効果を有する多孔質粉末は分散性向上のため、界面活性剤などによる表面処理を施したものを用いてもよい。また、粉末同士の凝集を防止するため、架橋ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートなどの硬質プラスチック微粒子を添加することもできる。硬質プラスチック微粒子の粒径は5.0〜15.0μm程度のものが好ましく、添加量としては、組成物に対し、1.0〜10.0質量%の範囲であることが好ましい。
【0022】
また、本発明に係る消臭剤組成物には、前記必須成分の他、必要に応じて他の添加剤を併用することができる。公知の添加剤としては、例えば、粘度調整剤、香料、防腐剤、pH調整剤、キレート剤、安定化剤、着色料などが挙げられる。
【0023】
本発明に係る消臭剤組成物は上記の各成分を適当な溶剤に溶解、分散して調製される。ここで用いる溶媒としては、水或いは水に水溶性アルコール類等を添加した水性溶媒が好ましい。本発明では粉体を含有する組成物を用いるため、粉体の浮きや凝結を防止するといった観点から、水と水溶性アルコールとの混合溶媒が好ましく、具体的には、水100質量部に対して、アルコール成分(例えば、エタノール)を30〜80質量部含有するものがさらに好ましい。
消臭剤組成物において、水などの溶媒に溶解、分散された組成物の溶液濃度は、粉末も含めて、0.1〜30質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることがさらに好ましい。こうして調製された多孔質粉末が分散された消臭剤組成物は噴霧容器に充填されて使用される。
【0024】
粉末を含有してなる消臭剤組成物は、前記した噴霧容器に充填して本発明の消臭剤を得る。圧縮ガス充填タイプの噴霧容器を用いる場合には、組成物60〜75質量%に対し、液化天然ガス(LPG)を25〜40質量%程度添加して充填する。
【0025】
こうして得られた本発明の消臭剤は、トイレ砂に噴霧すると液状成分中の消臭成分及び消臭、悪臭成分吸着効果のある多孔質粉体がトイレ砂表面に均一に吸着し、排泄物に対して持続性のある消臭効果を発揮するため、例えば、飼い主が気付かない間に排泄された尿などの臭気も吸着し得るため、室内における小動物の排泄臭気の防止に優れた効果を発揮する。
【0026】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
〔消臭剤組成物の調製〕
以下の処方成分を配合し、よく撹拌して、成分を精製水に溶解、分散させて消臭剤組成物を調製した。配合量は質量%である。
・緑茶抽出物(一丸ファルコス社製) 3.0%
・非イオン界面活性剤 0.2%
〔NIKKOL PBC−34、日光ケミカルズ社製〕
・塩化ベンザルコニウム(殺菌剤) 0.05%
・多孔質シリカ粉末(粒径5μm) 2.0%
・架橋ポリスチレン粒子(粒径10μm) 1.2%
・エタノール 30.0%
・香料(調合香料、長岡香料社製) 0.02%
・精製水 (残量)
【0027】
この消臭剤組成物をトリガー付きのポリエチレンテレフタレート製噴霧容器に充填した。その際、撹拌子として直径10mmのステンレス球をともに充填した。
【0028】
〔消臭剤の評価〕
猫の飼い主10名により3日間実用試験を実施し、排泄直後の消臭効果、噴後後30分時間経過、3時間経過した後の消臭効果について、それぞれ、○:臭いが気にならない、△:臭いが僅かに気になる、×:臭いが非常に気になる、の3段階で評価してもらった。この際、トイレ砂としては、硬化するタイプのゼオライトジャパン社製、スーパーDCを使用した。結果を下記表1に示す。
また、消臭剤を用いないで同様の評価を3日間行なって対照例とした。その結果も表1に併記する。
【0029】
【表1】
Figure 2004242516
【0030】
前記表1に明らかなように、本発明のペット用消臭剤は、トイレ砂に噴霧することで高い消臭効果が得られ、消臭効果の持続性にも優れることがわかった。また、被験者からの聞き取り調査により、簡単な操作で均一噴霧でき、使用性も良好で気軽に使用できるとの評価を得た。
【0031】
【発明の効果】
本発明のペット用消臭剤は、犬、猫などのペット用トイレの消臭に有用であり、悪臭防止効果とその持続性とに優れ、且つ、ハンドリング性に優れ、使用方法が簡単であるという効果を奏する。

Claims (5)

  1. 消臭成分0.1〜10.0質量%、界面活性剤0.1〜5.0質量%、殺菌剤0.01〜3.0質量%、及び、多孔質粉末0.1〜10.0質量%を含有する消臭剤組成物を噴霧容器に充填してなることを特徴とするペット用消臭剤。
  2. 前記噴霧容器中に撹拌子が配置されることを特徴とする請求項1に記載のペット用消臭剤。
  3. 前記消臭成分が、茶抽出物;柿抽出物;ハンノキ科植物抽出物;ツバキ科植物抽出物;月桂樹、セージ、タイム、しょうが、ペパーミント、ゼラニウム、又は、ナツメグより選択される植物製油;クロロフィル及びその誘導体;からなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のペット用消臭剤。
  4. 前記消臭成分が、有機酸類、両性界面活性剤、炭素原子数2から4の脂肪酸アルデヒド、グリオキザール、グルタルアルデヒド、アクリル酸誘導体、グリコール類からなる群より選択される1種以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のペット用消臭剤。
  5. 前記多孔質粉末が、シリカ、ゼオライト、セピオライト、パーライト、シリカゲル、活性白土、モンモリロナイト、ベントナイトから選択される無機多孔質微粒子の1種以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のペット用消臭剤。
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