JPS6344823A - 飼育動物の排便用敷材 - Google Patents

飼育動物の排便用敷材

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JPS6344823A
JPS6344823A JP18923986A JP18923986A JPS6344823A JP S6344823 A JPS6344823 A JP S6344823A JP 18923986 A JP18923986 A JP 18923986A JP 18923986 A JP18923986 A JP 18923986A JP S6344823 A JPS6344823 A JP S6344823A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、室内で飼育する動物、いわゆるベットの排便
用敷材に関する。
ここに排便用敷材とは、飼育動物の便器はもとより、飼
育動物の飼育箱(巣箱)または籠の底面に敷設する。も
のを含む。
飼育動物としては、主として、一般にペットとして飼育
されることの多い猫や犬であるが、本発明にがかる敷材
は、その他の飼育動物にも利用することができる。
〔従来の技術〕
この種の敷材としては、従来一般に砂が使用されていた
が、飼育箱や便器等へ出入りする際に、排泄物を含んだ
砂が飼育箱や便器等の外に飛散するという不都合があっ
た。そのため、最近、ベントナイト等の吸水により団塊
化する粒状の粘土質鉱物を使用し、前記飛散を未然に防
止し、かつ、使用後の処理作業を容易にすることが提案
されている。また、動物の排泄物から放出する悪臭を除
去するため、ゼオライト等の吸着タイプの脱臭剤が単独
または砂等に混合して使用されている。
しかし、以下に述べる本発明のように、粘土質鉱物に吸
着タイプ以外の化学脱臭剤を混信したのは、いまだ知ら
れていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者 の研究によれば、ベントナイト等の粘土質鉱
物にゼオライト等の吸着タイプの脱臭剤を混合した場合
には、排泄液(尿)による漏れのために十分な脱臭効果
かえられず、一方、水溶性の化学脱臭剤を混合した場合
には、脱臭性はえられるが、粘土質鉱物の保水力および
団塊化が低下することを知見した。これは、粘土質鉱物
は、中性以外の水溶液を添加すると、その保水力および
団塊化が弱まるからである。そのように低下すると、′
°ベトベトパシた泥状になってしまう。ちなみに、尿は
、排泄初期の状態では、はぼ中性であるため、そのよう
なことがない。
したがって、本発明は、前記知見に基づき、粘土質鉱物
の保水力および団塊化を阻害することなく脱臭効果を十
分に奏することができる敷材を提供することを目的とす
る。
(2)発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 前記問題点を解決し、かつ、前記目的を達成するための
、本発明手段の要旨は、粒状の粘土質鉱物に、固体の化
学脱臭剤を粒状の多孔質物質の少なくとも孔内に担持さ
せたものを混合してなることを特徴とする飼育動物の排
便用敷材に存する。
本発明の好ましい実施態様においては、前記化学脱臭剤
として有機酸、その塩、とくにシュウ酸、クエン酸、リ
ンゴ酸、グルコン酸、これらの塩で少なくとも0.02
2重量2使用され、前記多孔質物質としてゼオライト、
砂、石の単独または混合物で3〜40重量2が使用され
、かつ、前記粘土質鉱物としてベントナイトが使用され
る。また、前記粘土質鉱物および前記多孔質物質の粒径
としては0.5〜10m+aで、かつ、その粒径比とし
ては1:2〜2:1のものが使用される。
本発明の成分である粒状の粘土質鉱物としては、ベント
ナイト、カオリナイト等が挙げられ、ベントナイトが好
ましいが、とくに限定されない。これは、粘土質原鉱物
を粉砕し、ふるい分は器によって所要粒度のものを採取
し、適宜乾燥後に使用するのがよい。
本発明のもう一つの成分である粒状の多孔性物質として
は、ゼオライト、砂、石の単独または混合物が使用され
るが、これらは、細孔径参細孔容積の比較的大きなもの
がよい。とくに好ましい多孔性物質としては、尿に濡れ
ると、吸着効果が低下するが、それでも多少の吸着効果
を奏すること、細孔径・細孔容積の比較的大きなものか
えられることなどを考慮すると、ゼオライトが挙げられ
る。ゼオライトは、天然のクリノプチロライトやモルデ
ナイト型のものや、合成の各種型のものを好適に使用す
ることができる。ゼオライトに含まれる交換性カチオン
(Na、Ca等)についても、とくに制限されない。
これらゼオライトは、市販されているので、容易に入手
することができる。そのなかでも、品質や後記化学脱臭
剤の担持面等から考慮すると、そして、多少コスト高に
なってもよいと、細孔径・細孔容積の大きい合成ゼライ
ト(Y型、13x型等)を使用することができる。ゼオ
ライトの敷材中の含有量は、3〜40重量2が好ましく
、3重量2未満では、後記化学脱臭剤を担持させた状態
で、前記粘土質鉱物に所定量を均等に混合分散させるこ
とができないので、脱臭効果かえられず、40重量駕超
は必要ではないうえ、あまり多量含有させると、それだ
け前記粘土質鉱物の含有量が少なくなるため、該鉱物の
団塊化が低下する。
前記粘土質鉱物と前記多孔質物質の粒径は0.5〜10
mm、好ましくは2〜7■である。また、これらの粒径
比は1:2〜2:1であるのが好ましい。これらの粒径
比が大きいと、すなわち、前記範囲外であると、均質な
混合かえられないのみならず、敷材の団塊化が低下する
本発明のさらにもう一つの成分である固体の化学脱臭剤
(または防臭剤、以下、単に化学脱臭剤という)として
は、多種のものが挙げられるが、そして、敷材としての
性能面のみを考慮すると、不水溶性または難水溶性の有
機酸(塩)がよいが、前記多孔質物質に対する相持処理
面等を考慮すると、水溶性有機酸、その塩、とくにシュ
ウ酸、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸等、これらの塩
の少なくとも一種が好ましい。ちなみに、ここに化学脱
臭剤とは、その成分が尿などに接して化学反応し、臭い
を抑制ないし消す性質を有するものをいう。
前記化学脱臭剤は、前記多孔質物質の孔や表面に担持さ
せである。このように担持させるには、前記化学脱臭剤
を水または/およびエチルアルコール等の揮発性の高い
溶液に溶解し、これを前記多孔性物質にスプレーして乾
燥すればよい。このようにして担持させた前記化学脱臭
剤の敷材における含有量は、0.02〜、5重量2、と
くに0.05〜1重量2が好ましく、0.02重量2未
満では効果がなく、、5重量2超では量が増えた割には
効果が増さず、しかもそれが酸(塩)であるため、前記
粘土質鉱物の保水性および団塊化が低下する。
なお、本発明において、前記多孔質物質としてゼオライ
トを使用する場合、それが純粋のものでなくても、少な
くともそれを主成分とするものであればよいことはいう
までもない。天然ゼオライトは精製のいかんによっては
他の成分を若干含有しているものがあるが、それでも本
発明の所期の目的を達成するうえで、なんら支障がない
からである。
〔実施例〕
下表に示すとおり。
シュウ酸を水に溶解し、この溶液をこれがゼオライトの
全体にほぼ均等にかけられるようにスプレーしたのち、
これを乾燥した。しかるのち、このシュウ酸担持ゼオラ
イトをベントナイトに攪拌混合して敷材をえた。なお、
顕微鏡によってゼオライトの細孔にもシュウ酸が侵入付
着していることが観察された。
表  1 (註)ベントナイト、ゼオライトの平均粒径は約4++
+璽である。
表  2 (註)ペンナイトの平均粒径は約2ffi+1、ゼオラ
イトのそれは約4mmである。
上表中の評価テストは、つぎのとおり。
敷材100gに0.1zのアンモニア水を注入し、これ
を5文のガラス瓶に容れて一時間密閉保存し、その時間
経過後に直ちに評価した。
団塊化状態の評価 0は、指で軽く押圧して固く感するもの。
△は、固まっているが、やや軟かいもの。
×は、瓶口を下に向けると、バラバラに崩れるもの。
消臭(脱臭)の評価 Oは、アンモニアガス濃度が1 ppm以下でアンモニ
ア臭が感じられないもの。
△は、前記濃度がI ppmを僅かに超え、多少のアン
モニア臭が感じられるが、不快感がないもの。
×は、アンモニア臭がかなり感じられるもの。
なお、シュウ酸すトリウム、クエン酸、リンゴ酸、グル
コン酸をそれぞれ上表のシュウ酸と同量使用したが、団
塊化状態、消臭の評価において同じであった・ (3)発明の効果 本発明敷材は、上述のような組成であって、とくに化学
脱臭剤が多孔質物質の少なくとも細孔に担持されている
から、尿などによって濡れた場合でも、そして、化学脱
臭剤が水溶性であっても、化学脱臭剤が直ちに溶出する
のが抑制されるとともに、その溶出は尿などの排泄量や
、接触量に応じて徐々になされる。したがって、酸(塩
)である化学脱臭剤が尿などによって粘土質鉱物に一度
に多量に溶は込むことによる該鉱物の保水性および団塊
化の低下が阻止されるとともに、化学脱臭剤が有効に利
用される。しかも多孔質物質がゼオライトである場合に
は、これが濡れて吸着効果が低下はしても、それなりの
吸着効果を有するから、これと化学脱臭剤の効果とがあ
いまって脱臭効果が増し、かつ、そのためゼオライトお
よび化学脱臭剤を単独で使用する場合に比較して、それ
らを少なく使用して経済的に有利ならしめることもでき
る。
手続補正書 昭和62年1−月28日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒状の粘土質鉱物に、固体の化学脱臭剤を粒状の
    多孔質物質の少なくとも孔内に担持させたものを混合し
    てなることを特徴とする飼育動物の排便用敷材。
  2. (2)前記化学脱臭剤が、有機酸または有機酸塩である
    特許請求の範囲第1項記載の敷材。
  3. (3)前記化学脱臭剤が、水溶性である特許請求の範囲
    第1項記載の敷材。
  4. (4)前記有機酸または有機酸塩が、シュウ酸、クエン
    酸、リンゴ酸、グルコン酸、これらの塩の少なくとも一
    種である特許請求の範囲第1項記載の敷材。
  5. (5)前記多孔質物質が、ゼオライト、砂、石の単独ま
    たは混合物である特許請求の範囲第1項記載の敷材。
  6. (6)前記多孔質物質が、3〜40重量%である特許請
    求の範囲第1項記載の敷材。
  7. (7)前記化学脱臭剤が、少なくとも0.02重量%で
    ある特許請求の範囲第1項記載の敷材。
  8. (8)前記粘土質鉱物と前記多孔質物質の粒径が0.5
    〜10mmである特許請求の範囲第1項記載の敷材。
  9. (9)前記粘土質鉱物と前記多孔質物質の粒径比が1:
    2〜2:1である特許請求の範囲第1項記載の敷材。
  10. (10)前記粘土質鉱物が、ベントナイトである特許請
    求の範囲第1項記載の敷材。
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