JPH01269440A - ペット用トイレの砂 - Google Patents

ペット用トイレの砂

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JPH01269440A JP9894688A JP9894688A JPH01269440A JP H01269440 A JPH01269440 A JP H01269440A JP 9894688 A JP9894688 A JP 9894688A JP 9894688 A JP9894688 A JP 9894688A JP H01269440 A JPH01269440 A JP H01269440A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ペット(愛玩動物)、特に猫のトイレ用の砂
に関する。
従米勿艮権 猫のように屋内で飼育されることが多い動物においては
、そのトイレとして適当な大きさの箱に川砂などを入れ
、室内に置くことが普通に行なわれている。
また、川砂では使用後の廃棄に困ることから、水溶性パ
ルプ粒状物を硅化用品として用いることが提案されてお
り、これにより水洗トイレに流すことができる(特開昭
55−34048号)。
しかし、猫の糞尿からは、糞からメルカプタン、尿から
アンモニアなとの悪臭が発生するのに対し、川砂や紙パ
ルプではこれら悪臭を除去することができなかった。言
い替えれば、上記トイレの砂は、悪臭の発生源を一個所
に留め置き、これを定期的に取り除くという方法であっ
て、能動的な消臭とは言えない。
また、ゼオライ1〜の円柱状造粒物をトイレ用の砂とし
て使用することにより、脱臭力を持たせるとともに、水
洗トイレへの廃棄を可能にすることが提案されている(
特開昭57−129622号)。
しかしこの造粒物は、固化性や消臭性能が未だ不十分で
あり、十分に快適な室内環境が得られるに至っていない
さらに特開昭58−78518号には、吸収粒体に芳香
または脱臭剤を含むマイクロカプセルを添加して動物用
敷材とし、揮発性の芳香または脱臭剤によるマスキング
効果を長期にわたって発揮せしめることが提案されてい
る。しかしこの方法も揮発性物によるマスキングを目的
とするものであって能動的な消臭とは言い難く、未だ一
3= 不十分であった。
■が ゛ しようとする 本発明は、消臭性能に優れ、快適な室内環境を実現でき
るペット用トイレの砂を提供するものである。
発明の構成 本発明のペット用の砂は、以下の(a)および(b)成
分を併用したことを特徴とする。
(a)ACC法膨潤度が5ml/2g以上で、かつ下記
式(I)で定義される流動挙動指数(n)が1未満とな
るレオロジー特性を有する膨潤性粘土鉱物。
〔ここで、 θr:蒸溜水350cc中膨潤性粘土鉱物22.5 g
の濃度で300回転/分の条件でファンVG回転粘度計
を用いて測定された 剪断応力(lb/100ft2) θ2.二回転数を600回転/分とする以外はOrと同
様に測定された剪断応力(lb/100ft2) Go:ケル応力、即ち600回転/分で10秒間回転さ
せ、回転を止めて10秒間放置 後3回転/分の回転をさせてorと同 様に測定される剪断応力(lb/100ft2))(b
)消臭剤。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
膨潤性粘土鉱物が、清澄な水を作用せしめたとき膨潤す
る性質は知られている。しかし、その同化の程度は満足
のできるものできなく、ペットの尿などの水性のものを
十分に吸収、固化することができなかった。
ここおいて、特許請求の範囲第1項記載の特定の膨潤度
とレオロジー特性を有する膨潤性粘土鉱物を用いて固化
を試みたところ、満足すべき同化性の得られることが見
い出された。固化することにより、悪臭の程度もかなり
低減されたが充分とは言い難いものがあったので、さら
に検討を重ね、芳香により悪臭をマスキングするのでは
なく、悪臭を分解、吸着等により取り除く能動的な消臭
剤を組み合わせて本発明を完成するに至った。
本発明の膨潤性粘土鉱物は、ACCCC法度潤度m(I
/2 g以上、好ましくは10ml/2g以上であり、
また、流動挙動指数が1未満、好ましくは0.98以下
であることが必要である。これらの値を満足しないと、
十分な固化性が得られず、所期の消臭効果が得られない
ばかりか、粘着性を示したり、粉化し、猫の足に付いて
室内を汚すなど、快適な室内環境が得られない。
ACCCC法度潤度薬局法に収載されているヘントナイ
トの膨潤性能の試験法と同様のものである。ACCCC
法度潤度以下のようにして測定される。
(ACCCC法度潤度定方法〉 イオン交換水100m Qを入れた100m flの共
栓付メスシリンダーに、試料2g(水分4〜10.0%
のもの)を内壁に殆ど付着しないように約10回に分け
て加える。先に加えた試料が殆ど沈着したのち次の試料
を加える。加え終ったら栓をして24時間静置し容器内
に堆積した試料の見掛は容積を読みとる。膨潤力の単位
を(ml72g)として表示する。
流動挙動指数(n)は、レオロジー特性を示すものであ
り、ニュートン流体は1であり、nの値がホさくなる程
より非ニユートン流体となる。
上記の特性を有する本発明の膨潤性粘土鉱物は、例えば
スメクタイト系粘土鉱物を原料として加工処理すること
により得られる。例えば、濃度3g/100mflの食
塩水スラリーとして測定したpHが3〜7の範囲にある
含水スメクタイト系粘土を原料として用い、この粘土に
無水物換算で0.1〜5重量%、好ましくは0.3〜3
重量%の炭酸ナトリウムおよび/または水酸化ナトリウ
ムを添加し、この添加混合物を保水条件下で混練し、処
理することにより得られる。
この処理により得られる膨潤性粘土鉱物のACC膨潤度
は、炭酸ナトリウムまたは水酸化ナトリウムの添加量を
調整することにより制御できる。スメクタイト系粘土の
産地等にも依るが、炭酸す1ヘリウムの添加量の少ない
範囲では、添加量の増大に伴って膨潤度が増大し、ある
添加量で最大値となり、この添加量を過ぎると膨潤度は
かえって低下するようになる。
得られた膨潤性粘土鉱物は、単独で、あるいは消臭剤と
ともに造粒される。造粒することにより微粉量が少なく
なり、猫の足の間にはさまって、室内のあちらこちらが
汚れることが防止される。造粒は、短径1〜3mm、長
径1〜7mm程度の大きさ、例えば円柱状に成形するこ
とが望ましい。
この膨潤性粘土鉱物は、動物の排泄物、特に尿のような
水性に富んだものによって、膨潤し、かつ一部溶解する
ことにより、膨潤していないものも含んで固化し、悪臭
の発生を抑制する。
消臭剤としては、アンモニアなどの窒素を含む悪臭、あ
るいはメルカプタンなどの硫黄を含む悪臭、望ましくは
これら双方の悪臭に対して優れた消臭能をもつものが好
ましい。さらに、消臭剤は膨潤性粘土鉱物の固化性に悪
影響を及ぼさないものが望ましい。
本発明らは、このような特性を具えた消臭剤の探索を続
けた結果、アルミノケイ酸塩、とりわけ酸化物として表
わした3成分組成比で下記に相当するアルミノ金属ケイ
酸塩が効果的であることを見出した。
5jO2:5〜80モル% Al2O3:1〜60モル% MO,、:5〜65モル% ここで、Mは金属を、nはその原子価を示す。
MとしてはZn、Cu、Ag、Ni、Fe。
Ti、Ba、Sn、Zrが好ましく、特にZnが好まし
い。
アルミノケイ酸塩による消臭のメカニズムは定かではな
いが、以下のように考えられる。
■ 尿より発生すると考えられるアンモニアに対しては
、アルミノケイ酸塩の固体酸が作用する。
■ 糞より発生する考えられるメルカプタン類に対して
は、アルミノケイ酸塩の金属による酸化が作用する。
本発明のアルミノケイ酸塩は、白色ないしは淡色の粉体
として得られ、」2記組成比に相当する量の水溶性ケイ
酸塩、水溶性金属塩さらに水溶性アルミニウム塩および
/または水溶性アルミン酸塩等を水の存在下に反応させ
、必要により得られる沈澱を水の存在下に加熱すること
により製造される。
消臭剤としては、酸添着活性炭、酸化鉄、植物抽出物、
金属添着ゼオライトなどを使用することもできる。
消臭剤は、単独で、あるいは膨潤性粘土鉱物と一緒に造
粒することが望ましい。造粒は、短径1〜3++++n
、長径1〜7mm程度の大きさとすることが適当であり
、例えば円柱状に成形される。
(a)膨潤性粘土鉱物と(b)消臭剤との使用比率は9
0 : 10、より好ましくは95:5以上である。
発明の効果 本発明のペット用トイレの砂によれば、特定の膨潤性粘
土鉱物と消臭剤とを併用することにより、猫などの動物
の排泄物、特に尿などの水性物を吸収して膨潤固化する
とともに、消臭剤による消臭作用が働き、ペラ1へ用ト
イレの悪臭の発生を効率的に防止できる。特に、消臭剤
として特定のアルミノケイ酸塩を用いる場合は、固化性
を損なうことなく、いっそう優れた消臭効果を発揮する
この消臭メカニズムは定かではないが、膨潤粘土鉱物が
、膨潤同化することで悪臭の発生を抑え、さらに、消臭
剤により悪臭が効果的に除かれると考えられる。
実施例 〈ペット用トイレの砂の調製〉 濃度3g/100mlの食塩水スラリーとして測定した
pHが4.8の含水スメクタイト系粘土]、、478g
に無水物換算で炭酸ナトリウム3.0重量%を加え、ミ
キサーを用いて混合し、さらに−軸型押出混練機にて捏
和造粒した。
次いで乾燥機で乾燥した後、粉砕した。この粉砕品を径
3mm、長さ7mmの円柱状に造粒し、膨潤性粘土鉱物
とした。
この膨潤性粘土鉱物90重量部と酸添着活性炭10重量
部とを混合し、実施例1のペット用トイレの砂とした。
以下、同様にて実施例2〜13および比較例1〜3のペ
ット用トイレの砂を調製した。
ここで、実施例2以降における膨潤性粘土鉱物のACC
CC法度潤度び流動挙動指数は、炭酸ナトリウムの添加
量を調整してコントロールした。
また、消臭剤のうちアルミノケイ酸金属塩は以下のよう
にして調製した。
3号ケイ酸ソーダ(S jO,: 22.0%。
Na2Oニア、0%)109 gと水酸化ナトリウム9
4g(NaOH分: 2.35モル)を水に溶がして全
量をIQとし、これをA液(Si02分:o、4モル)
とする。
一方、塩化亜鉛(無水塩)95gと塩化アルミニウム(
6水塩)97gを水に溶がして全量をIQとし、これを
B液(Zn0分:0.7モ/L/。
A1□03分=0.2モル)とする。
5Qのビーカーに水IQを入れ、撹拌下。
A液とB液をそれぞれ約25cc/分の速度で同時に性
別した。性別終了後この反応液のpoは6.9であった
さらに撹拌を続け、30分間熟成した後、水浴上85〜
90℃で2時間加熱した。反応液を吸引濾過し、水洗し
、110℃で乾燥した。得られたケーキを篩により仕分
け、8〜16メツシユの粒状物として、白色のアルミノ
ケイ酸亜鉛を得た。
得られたアルミノケイ酸塩の3成分組成比は、S i 
O2: 31モル%、Z n O: 54モル%、Al
2O3:15モルであった。
これを径2mm、長さ3mmの円柱状に造粒して実施例
2のアルミノケイ酸金属塩を得た。
以下同様にして各実施例でのアルミノケイ酸塩を得た。
ここで金属種がZn以外のものは、塩化亜鉛に代えて、
硝酸銀または硫酸チタンを用いた。
〈ペソ1へ用トイレの砂の評価〉 以下の基準で評価し、その結果を、組成とともに後記衣
−1にまとめて示した。
(I)固化性の判定 所定の割合で混合し得られたサンプルを300m Qの
トールビーカー中に深さ6cmとなるように敷く。上方
より猫の尿の代替である1%食塩水’7mlを滴下しサ
ンプルを、固化させる。
◎:手指により圧力を加えても容易にはくずれない。
○:手指により圧力を加えるとくずれる。
△:そのままでは固化しているが持ち上げるとくずれる
×:同化しない。
(2)アンモニアの消臭性能 所定の割合で混合し得られたサンプルを、内容積1.8
Qの広口ガラス瓶中に底面よりの高さ1cmになるよう
に入れ、1.4%濃度のアンモニア水1mflを注射器
等を用いてサンプルに振りかけ、ただちにフタをしめ室
温状態で放置する。10分後読中、気相のアンモニア強
度を官能で評価する。
◎:無臭 ○:臭いの質は判らないが何か臭う △:臭いの質が判る程度に臭う ×:強いアンモニア臭 (3)メルカプタンの消臭性能 所定の割合で混合し得られたサンプルを、内容積1.8
Ωの広口ガラス瓶中に底面よりの高さ1cmになるよう
に入れ、0.1%濃度のエチルメルカプタンエタノール
溶液50μQをマイクロシリンジを用いてサンプルに振
りかけ、ただちにフタをしめ室温状態で放置する。10
分後読中、気相のメルカプタン強度を官能で評価する。
◎:無臭 ○:臭いの質は判らないが何か臭う △:臭いの質が判る程度に臭う ×:強いメルカプタン臭 く実使用テストによれ評価〉 実施例2のペット用トイレの砂の評価を、猫の飼育者1
8名により行なった。
絶対評価によるその消臭性能は、「非常に良い」が8名
、「かなり良い」が5名、[やや良いjが2名、[どち
らともいえない」が2名、「やや良くない」が1名であ
った。
同一人の今までの使用品と比較しての相対評価において
は、[テスト品が非常に良い」が8名、「テスト品がか
なり良い」が3名、「テスト品がやや良い」が4名、「
どちらともいえない」が3名であった。以上のことから
本発明品は、ペット用トイレの砂として優れていると判
断した。
(以下余白) I″X セW lp  口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)ACC法膨潤度が5ml/2g以上で、かつ
    下記式( I )で定義される流動挙動指数 (n)が1未満となるレオロジー特性を有する膨潤性粘
    土鉱物と、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) 〔ここで、 θr:蒸溜水350cc中膨潤性粘土鉱物22.5gの
    濃度で300回転/分の条件でファンVG回転粘度計を
    用いて測定された剪断応力(lb/100ft^2) θ_2r:回転数を600回転/分とする以外はθrと
    同様に測定された剪断応力 (lb/100ft^2) G_0:ゲル応力、即ち600回転/分で10秒間回転
    させ、回転を止めて10秒間放置後3回転/分の回転を
    させてθrと同様に測定される剪断応力 (lb/100ft^2)〕 (b)消臭剤 とを併用したことを特徴とするペット用トイレの砂。 2、前記膨潤性粘土鉱物が、スメクタイト系粘土を加工
    して得られたものである特許請求の範囲第1項記載のペ
    ット用トイレの砂。 3、前記膨潤性粘土鉱物が、濃度3g/100mlの食
    塩水スラリーとして測定したpHが3〜7の範囲にある
    含水スメクタイト系粘土に、無水物換算で0.1〜5重
    量%の炭酸ナトリウムおよびまたは/水酸化ナトリウム
    を添加し、該添加混合物を水分の保持条件下で混練し、
    処理して得られたものである特許請求の範囲第1項記載
    のペット用トイレの砂。 4、前記消臭剤がアルミノ珪酸塩で、酸化物として表し
    た3成分組成比で SiO_2:5〜80モル% Al_2O_3:1〜60モル% MOn:5〜65モル% (MはZn、Cu、Ag、Ni、Fe、Ti、Ba、S
    n、Zrから選ばれる金属であって、nはその原子価を
    示す) の組成を有する特許請求の範囲第1項記載のペット用ト
    イレの砂。
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