JP2006149304A - 動物用排泄物処理材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高湿度環境下であっても十分な脱臭効果を発揮して、動物の排泄物に起因する不快臭の拡散を防ぎ、動物を飼育している環境を快適に維持でき、抗菌性をも備え衛生的な動物用排泄物処理材を提供する。
【解決手段】 JIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が、50%以上であるシリカゲルと、抗菌剤とを含有する動物用排泄物処理材である。抗菌剤はポビドンヨードが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、犬、猫、小鳥等のペット動物の排泄物に対して好適に使用される動物用排泄物処理材に関する。
従来、犬、猫、小鳥等のペット動物の排泄物を処理する動物用排泄物処理材として、例えば、天然の砂、パルプ粉末等を細かいチップ状などに成形した成形物を使用したものがある。これらは、動物が排泄した尿や糞便の水分を吸収するものであって、ある期間使用した後には、そのままで、または必要に応じて固められて廃棄される。
ところが、これらの処理基材では、動物の排泄物から放出される不快臭の除去性能が不十分な場合が多かった。例えば、動物の排泄物からはアンモニア臭やアミン臭などの悪臭が発生するが、天然の砂やパルプ粉末などでは殆んど脱臭効果がなかった。
そこで、最近では、特許文献1〜3などに記載されているように、シリカゲルが動物用排泄物処理材として使用され始めている。
特開2004−121036号公報 特開平11−32607号公報 特開平10−262482号公報
しかしながら、シリカゲルを使用した場合でも、その脱臭効果は不十分であることが多く、動物を飼育している室内に不快臭が漂い、快適な生活環境を維持できなくなる場合があった。また、そのような問題は、例えば日本の梅雨時から夏場にかけた時季のように、高湿度環境下において特に顕著であった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、たとえ高湿度環境下であっても十分な脱臭効果を発揮して、動物の排泄物に起因する不快臭の拡散を防ぎ、動物を飼育している環境を快適に維持でき、抗菌性をも備え衛生的な動物用排泄物処理材を提供することを課題とする。
本発明者は、動物用排泄物処理材として従来使用されていたシリカゲルは、食品などの乾燥剤に使用されるタイプのものであって、低湿度環境下における水分吸収能はある程度有しているものの、動物が排泄した直後の箇所や高湿度の時季などの高湿度環境下では十分な水分吸収能を発揮しないことを見出し、本発明に到達するに至った。
本発明の動物用排泄物処理材は、JIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が、50%以上であるシリカゲルと、抗菌剤とを含有することを特徴とする。
前記抗菌剤は、ポビドンヨードであることが好ましい。
本発明によれば、高湿度環境下であっても十分な脱臭効果を発揮して、動物の排泄物に起因する不快臭の拡散を防ぎ、動物を飼育している環境を快適に維持でき、抗菌性をも備え衛生的な動物用排泄物処理材を提供できる。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の動物用排泄物処理材は、シリカゲルと、抗菌剤とを含有するものであって、シリカゲルとして、JIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が、50%以上であるものを使用する。好ましくは、動物の排泄物のうち特に尿を素早く吸収させられることから、吸湿率は70%以上、さらに好ましくは90%以上である。このようなシリカゲルを選択することによって、日本の梅雨時から夏場などのように非常に高湿度な時季に、しかも動物が排尿して相対湿度が100%近い状態になっているような箇所で使用した場合であっても、動物の排泄物中の水分を十分に吸収でき、優れた脱臭効果を発揮することができる。ここでシリカゲルの吸湿率が50%未満であると、臭いの発生源である尿などを十分に吸収できず、動物を飼育している室内などの環境を快適に維持できない。
本発明で用いるシリカゲルは、このような吸湿率を備えているものであればどのようなものでも使用でき、例えば破砕物や粒子状であってもよいし、これらを成形した顆粒状、ペレット状、柱状など種々の形状であってもよい。
また、シリカゲルの寸法にも制限はないが、例えば、粒状物の場合、その平均粒径は1〜10mm程度であり、円柱状の物の場合、その直径は0.5〜10mm程度であり、その長さは1〜25mm程度であることが好ましい。
このようにJIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が50%以上であるシリカゲルは、例えば次のようにして製造できる。
まず、天然の珪石に、水酸化ナトリウムなどのアルカリ性水溶液を加え、これを例えば150℃で3時間程度加温し、ケイ酸ソーダコロイド溶液を調製する。ついで、このコロイド溶液に、硫酸などの酸性水溶液を混合し、得られた溶液を噴霧して、例えば、水、硫酸などの酸性水溶液、アンモニア水溶液などのアルカリ性水溶液のうちの1種以上に必要に応じて浸漬する。そしてこれを乾燥させることにより、相対湿度95%における吸湿率が50%以上であるシリカゲルが得られる。
本発明で用いる抗菌剤としては、食品や、ヒト、動物などに適用されている従来公知のものが包含される。このようなものとしては、抗生物質やヨウ素、オキシン銅などが例示できるが、特に、水溶性抗菌剤、好ましくはポビドンヨード(Povidone−Iodine)や、グルコン酸クロルヘキシジンなどが用いられ、さらに好ましくは、ヒト、動物に対する安全性と抗菌力に優れていることからポビドンヨードである。
動物用排泄物処理材の製造方法には特に制限はないが、まず、JIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が、50%以上であるシリカゲルを上述の方法などで調製し、これに抗菌剤を担持させる方法が好ましい。シリカゲルに抗菌剤を担持させる方法としては、抗菌剤を含む溶液をシリカゲルに噴霧するスプレー法や、抗菌剤を含む溶液にシリカゲルを浸漬する浸漬法などが挙げられる。噴霧および浸漬の後には、シリカゲルを適宜乾燥させる。抗菌剤を含む溶液としては、通常、水溶液やエタノール溶液などが使用される。
動物用排泄物処理材中の抗菌剤の含有量としては、抗菌剤が十分に作用する量であればよく、0.01質量ppm〜1質量%、好ましくは0.2質量ppm〜0.5質量%程度である。このようにして得られた動物用排泄物処理材はそのままで、または、石、砂、木、紙などの他の物質との混合物の形態で使用される。具体的な使用形態としては、この動物用排泄物処理材を適当な大きさの箱状容器等に高さ4〜5cm程度になるように充填し、これを動物用のトイレとして使用する方法、従来より使用されている動物の飼育箱の底面に敷設する方法などが挙げられる。
以上説明したように、このような動物用排泄物処理材では、シリカゲルとしてJIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が50%以上であるものを使用しているので、高湿度環境下であっても十分な脱臭効果を発揮し、動物を飼育している室内などの環境を快適に維持できる。
すなわち、動物用排泄物処理材として従来使用されていたシリカゲルは、そのほとんどが食品などの乾燥剤に使用されるタイプのものであり、図1のグラフに示すように、低湿度環境下における水分吸収能はある程度有しているものの、高湿度環境下における水分吸収能は不十分であった(図1中、三角形のプロットで示す。)。しかしながら、図1中、四角形のプロットで示すように、JIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が50%以上のシリカゲルを使用することによって、相対湿度が高い環境下においても十分な水分吸収能を示すため動物用排泄物処理材としての使用に適している。
また、さらに抗菌剤を併用することにより、排泄物を殺菌することができ、非常に衛生的な動物用排泄物処理材を提供できる。
次に本発明について実施例を示して、より具体的に説明する。
[製造例1]
ケイ酸ソーダコロイド溶液に30%硫酸水溶液を混合し、これを噴射した凝固体を、まず、50〜60℃の水中に浸漬し、ついで5%硫酸水溶液中に6時間浸漬し、さらに常温の水で5〜6回水洗、乾燥することにより、JIS−Z−0701に準じた相対湿度95%における吸湿率が53%で、嵩比重が0.526の粒状シリカゲルを製造した。
[製造例2]
50〜60℃の水に浸漬する代わりに、60〜70℃の水に浸漬した以外は製造例1と同様にして、JIS−Z−0701に準じた相対湿度95%における吸湿率が74%で、嵩比重が0.507の粒状シリカゲルを製造した。
[製造例3]
ケイ酸ソーダコロイド溶液に30%硫酸水溶液を混合し、これを噴射した凝固体を、まず、60〜70℃の水中に浸漬後、これを50〜60℃の水で洗浄し、ついで15%アンモニア水溶液中に6時間浸漬し、さらに常温の水で5〜6回水洗、乾燥することにより、JIS−Z−0701に準じた相対湿度95%における吸湿率が91%で、嵩比重が0.485の粒状シリカゲルを製造した。
[製造例4]
ケイ酸ソーダコロイド溶液に30%硫酸水溶液を混合して塊状のシリカゲルを製造し、これを砕いたものを、まず、60〜70℃の水中に浸漬後、これを50〜60℃の水で洗浄し、ついで15%アンモニア水溶液中に6時間浸漬し、さらに常温の水で5〜6回水洗、乾燥することにより、JIS−Z−0701に準じた相対湿度95%における吸湿率が91%で、嵩比重が0.493の破砕形シリカゲルを製造した。
なお、上記製造例1〜4で得られたシリカゲルの吸湿性は、以下のようにして測定した。
JIS−Z−0701に準じて相対湿度を95%に保持するために、硫酸水溶液を入れたガラス密閉容器中に上記製造例1〜4で得られたシリカゲルを入れ、温度25±2.5℃に48時間保った後、試料を取り出し、試料に直ちにふたをして秤量し、ガラス密閉容器に入れる前後の質量から、吸湿率を計算した。
[実施例1〜4]
製造例1〜3の粒状シリカゲル(粒径:2〜8mm)と、製造例4の破砕形シリカゲルに対して、ポビドンヨード水溶液を加圧空気による2流体ノズルを用いてスプレーし、次いで乾燥した。
このようにして、抗菌剤としてポビドンヨードを有効ヨウ素換算量で0.2質量ppm担持させた4種の動物用排泄物処理材を得た。
[実施例5〜8]
実施例1〜4と同様にして、ポビドンヨードを有効ヨウ素換算量で0.5質量ppm担持させた4種の動物用排泄物処理材を得た。
[実施例9〜12]
実施例1〜4において、ポビドンヨード水溶液の代わりにグルコン酸クロルヘキシジン水溶液を用いた以外は同様にして、グルコン酸クロルヘキシジン0.1質量%を担持させた4種の動物用排泄物処理材を得た。
[比較例1]
JIS−Z−0701に準じた相対湿度95%における吸湿率が36%の粒状シリカゲルを使用した以外は、実施例1と同様にしてポビドンヨードを有効ヨウ素換算量で0.2質量ppm担持させ、動物用排泄物処理材を得た。
[比較例2]
JIS−Z−0701に準じた相対湿度95%における吸湿率が36%の粒状シリカゲルに、抗菌剤を担持させず、動物用排泄物処理材とした。
<臭気の測定方法>
以上のようにして各例で得られた動物用排泄物処理材を、縦10cm、横10cm、高さ15cmの蓋つきポリプロピレン製容器内に、それぞれ高さ5cmまで入れた。ついで、1質量%のアンモニア水溶液20mLを注入し、3分間放置後に臭気を官能評価した。官能評価は、熟練パネラー5名により行い、その結果を平均した。なお、臭気に対する評点基準は以下の通りであり、評点の大きい程臭気の少ないことを示す。結果を表1〜2に示す。
(評点)
1:臭気が非常に気になる。
2:臭気が気になる。
3:臭気がやや気になる。
4:臭気があまり気にならない。
5:臭気が気にならない。
<抗菌力の測定方法>
以上のようにして各例で得られた動物用排泄物処理材を20gずつ用意し、各動物用排泄物処理材に対して等量の精製水を注入し、30分間放置した。ついで、動物用排泄物処理材を取除いた希釈液を調製し、試験液1〜14(それぞれ実施例1〜12、比較例1〜2に対応)を得た。
各試験液に大腸菌(Escherichia coli IFO 3972)の菌液を添加、混合後、20℃で作用させ、3分間作用後に各試験液の生菌数を測定した。結果を表1〜2に示す。
Figure 2006149304
Figure 2006149304
表1、2に示した結果から、実施例の各動物用排泄物処理材は、良好な脱臭作用を有し、動物の排泄物から放出される臭気の除去効果に優れているうえ、抗菌性も備え衛生的であることがわかる。
シリカゲルの吸湿率を示すグラフである。

Claims (2)

  1. JIS−Z−0701に規定された条件で測定した相対湿度95%における吸湿率が、50%以上であるシリカゲルと、抗菌剤とを含有することを特徴とする動物用排泄物処理材。
  2. 前記抗菌剤がポビドンヨードであることを特徴とする請求項1に記載の動物用排泄物処理材。

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