JPH0673419B2 - 動物用トイレ砂 - Google Patents

動物用トイレ砂

Info

Publication number
JPH0673419B2
JPH0673419B2 JP17180186A JP17180186A JPH0673419B2 JP H0673419 B2 JPH0673419 B2 JP H0673419B2 JP 17180186 A JP17180186 A JP 17180186A JP 17180186 A JP17180186 A JP 17180186A JP H0673419 B2 JPH0673419 B2 JP H0673419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
weight
magnesium
sodium
animal litter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17180186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6328337A (ja
Inventor
正位 佐藤
義幸 斉藤
恒視 門馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kunimine Industries Co Ltd
Original Assignee
Kunimine Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kunimine Industries Co Ltd filed Critical Kunimine Industries Co Ltd
Priority to JP17180186A priority Critical patent/JPH0673419B2/ja
Publication of JPS6328337A publication Critical patent/JPS6328337A/ja
Publication of JPH0673419B2 publication Critical patent/JPH0673419B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は愛玩動物用トイレ砂に関する。さらに詳しく
は、本発明は動物の排泄物の水分を吸収し、固化するこ
とにより排泄物の防臭及び事後処理を容易ならしめる愛
玩動物用トイレ砂に関する。
(従来の技術) 従来、猫に代表される愛玩動物の排泄物の処理方法とし
てはトイレに砂または新聞紙のような紙を敷くという方
法がとられており、砂の場合は大別して2種類の自然
石、ゼオライトとベントナイトの破砕品が用いられてい
る。ゼオライトの場合は動物の排泄物を水で洗い流して
から乾燥して再利用するという方法がとられており、ベ
ントナイトの場合はその吸水作用によって尿を固めて、
その塊だけを取り出して排棄し、その分を補給するとい
う方法がとられている。紙の場合は紙を排泄物とともに
捨てるという方法がとられている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ゼオライトは吸水性に乏しく、尿はほと
んど吸収されず、糞もそのままの状態で存在するので悪
臭の原因となり、さらに水洗により排泄物を除去後乾燥
再使用するという手間が必要である。ベントナイトは吸
水性に限界があり、また猫などの動物はその習性によっ
て砂をかいて排泄物をかくそうとするため塊が壊れてし
まい、排棄に手間がかかり防臭効果も低下するという問
題を残している。紙の場合、交換を頻繁に行わないと悪
臭、衛生上の問題が生じ、またその習性上排泄物をかく
そうとしてひっかく動物には適したトイレ材とはいえな
い。
したがって、吸水性および防臭効果にすぐれ、かつ吸水
により容易に塊状になる性質を有し、さらに動物の嫌が
らない材質、形状からなる愛玩動物用トイレ砂が要求さ
れている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは従来の愛玩動物用トイレ砂や紙などの欠点
を排除し、吸水性に優れ、吸水すると容易に塊状にな
り、防臭効果、作業性のよい新しい愛玩動物用トイレ砂
の開発について鋭意検討を重ねた結果、ある種の粘土鉱
物にある濃度の化合物を添加して改質することにより得
られる高吸水、ゲル化性物質がその目的を達成せしめる
ことを見いだし、この知見に基づき本発明をなすに至っ
た。
すなわち本発明は、モンモリロナイトを主成分とする粘
土鉱物100重量部に対し、ナトリウム塩、水酸化ナトリ
ウム及び酸化ナトリウムから選ばれた少なくとも1種の
ナトリウム化合物0.1〜10重量部とマグネシウム塩、水
酸化マグネシウム及び酸化マグネシウムから選ばれた少
なくとも1種のマグネシウム化合物0.1〜10重量部とを
混合し、加水混練後造粒してなる高吸水、ゲル化性粒剤
からなることを特徴とする動物用トイレ砂を提供するも
のである。
本発明の動物用トイレ砂の調製に用いられるモンモリロ
ナイトを主成分とする粘土鉱物としては特に制限はない
が、天然のカルシウム型ベントナイトが中でも好まし
い。また、ナトリウム塩としては炭酸ナトリウムが特に
好ましく、マグネシウム塩としては炭酸マグネシウム、
塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムなどが好ましい。
本発明においては、原料の粘土鉱物とナトリウム化合
物、マグネシウム化合物との使用割合は前記の特定の範
囲に保持することが動物用トイレ砂として必要な吸収
性、ゲル化性を得る上できわめて重要である。すなわ
ち、粘土鉱物100重量部に対しナトリウム化合物、マグ
ネシウム化合物それぞれ0.1重量部以下では吸水量が少
なく、かつ塊がやわらかくなる。またそれぞれ10重量部
以上でも吸水量が少なく、塊がやわらかくなり、さらに
pHが高くなるためアミン系の臭の脱臭力が低下する。
本発明の動物用トイレ砂の調製において、上記範囲の配
合割合で粘土鉱物、ナトリウム化合物およびマグネシウ
ム化合物を加水混練するに際し、上記3成分を粉体のま
ま混合してから水を加え混練する方法、ナトリウム化合
物およびマグネシウム化合物をそれぞれ水溶液とした後
粘土鉱物に添加して混練する方法およびナトリウム化合
物およびマグネシウム化合物それぞれの水溶液を混合し
て反応させた後粘土鉱物に添加し混練する方法のいずれ
も用いることができる。
本発明による動物用トイレ砂の調製において原料混練後
および造粒時の含水率は配合するナトリウム化合物およ
びマグネシウム化合物の種類および量によって変える必
要があるが、一般に混練後および造粒時とも10〜50重量
%の含水率が好ましい。
造粒後の粒剤の形状は球形が好ましいがこれに制限され
るものではない。粒剤の粒径に特に制限はないが0.7〜5
mmの粒径が好ましい。粒子が小さすぎると砂のかたまり
具合および脱臭力はよくなるが、足で砂をかいて糞や尿
をかくす習性のある動物や小鳥などでは砂が飛び散り、
汚れてしまう。粒子が大きすぎると吸水力およびかたま
り具合が悪くなり、かつ、粒子の表面積が小さくなるの
で脱臭効率が低下する。
本発明による動物用トイレ砂は単独で使用してもよい
が、通常用いられる砂と適度の割合で混合使用すること
もできる。
(実施例) 次に本発明を実施例によってさらに詳細に説明する。
実施例1 天然のカルシウム型ベントナイト100重量部に対し炭酸
ナトリウム(Na2CO3)および塩化マグネシウム(MgCl2・6H2
O)をそれぞれ第1表に示す割合で配合して造粒した粒剤
(円柱形、2mm)を調製し、これらを試料1〜4とし
た。これに対し、市販の動物用トイレ砂4種を試料5〜
8とした(試料5,6はゼオライト、7、8はベントナイ
ト系の破砕粒形、粒径1〜5mmの砂である)。
これらの試料について下記の性能試験を行った。
(吸水性試験) 同一種のろ紙を同面積となるように第1図に示す形に切
り取り、このろ紙シートを用い第2図に示す装置により
各試料の吸水性試験を行った。第2図においては1はろ
紙シート、2は試料砂、3は水4の入ったシャーレ、5
はろ紙台(底を上にしたシャーレ)である。ろ紙シート
1はその長方形部1aをシャーレ3中の水4に浸し、円形
部1bをろ紙台5の上に乗せ、その円形部1bの上に試料砂
2を互に重ならない程度うすく敷きつめる。一定時間
(3時間)経過後、シャレー3中の水4の減量(ml)を
測定し、この値から空試験としてろ紙シートだけの時の
水の減量値をさし引いて試料の吸水量(ml)とした。次
に試料1gあたりの吸水量(ml/g)は次式により求めた。
グラム当りの吸水量(ml/g) =試料の吸水量(ml)/試験重量(g) 結果を第2表に示す。
(塊の硬さ試験) 哺乳類の尿の主な成分である尿素の2%溶液を調製し、
各試料にこの溶液を正確に0.5mlずつ加えて砂の塊をつ
くらせ、これらの塊を温度および湿度が一定条件(25
℃、73%)の環境下に放置し、経過時間による塊の硬さ
を木屋式の硬度計を用いて測定した。この場合、塊の硬
さは硬度計により力を加えていき、塊が壊れた時の力
(kg)で示した。この値を第3表に示すが、試料5,6
(ゼオライト)は塊にならず、また比較例7,8は塊にな
ったが測定不能だったため、第3図に示すような試験装
置を自製し、上記と同じ操作によって新たに調製した試
料砂の塊について硬さ試験を行った。第3図において、
11は大型注射器の改造外筒、12は同ピストン、14は試料
砂の塊である。塊14は鋼鉄製の板15にのせ、スタンド16
に固定された改造注射器外筒11にさしこましたピストン
12の下方に置く。ピストン12の下部には直径7mmの棒状
突起を有する鋼鉄製の円板13が接着されており、塊14は
その中心が円板13の突起の真下にくるようにおく。な
お、外筒11とピストン12の摩擦を少なくするためその間
にグリースが塗ってある。塊の硬さは、ピストン12の上
部121におもりをのせていき、塊が壊れた時のおもりの
重量とピストン12およ鉄板13の重量を合計した値で表わ
した。この結果も第3表に示す。
(脱臭性試験) 各試料の脱臭性試験をデオドライザーを用い、次のよう
にして行った。直径1.8mmのカラムに試料砂5.0gを充填
し、アンモニアガス2.4lを1/分で30分間循環させ10
分、20分および30分経過後の残留ガス濃度を測定し、各
試料の脱臭率を次式により求めた。
これらの結果を第4表に示す。
次に本発明による動物用トイレ砂の使用例を図面に基づ
いて説明する。
第4図は猫用トイレの使用状態を示す断面図であり、21
は猫の糞、22は猫の尿、23は本発明による動物用トイレ
砂である。猫が糞をした場合(A)は、糞21のトイレ砂
23がその形状の細かさから容易に付着し、水分を吸収す
る。猫はその習性上、糞21を隠そうとして砂23をかけて
糞を埋めようとする。糞21はさらに砂23が付着し、糞の
水分の吸水が起こり、糞21は脱水乾燥されて固化して塊
25となるので悪臭の発散は防止され、事後処理が容易な
状態となる。
猫が尿をした場合(B)は、砂23が直ちに尿22を吸収
し、尿を吸水した部分がゲル化し、固化し、塊26とな
る。このため糞の場合と同様、悪臭の発散を防ぐととも
に事後処理を容易にする。
このような使用後糞や尿で汚れていない部分の砂を再利
用する場合は、塊25、同26だけを取り出せばよいが、本
発明のトイレ用砂23は尿や水分の吸収による吸水、ゲル
化物質は固化性が非常に良いため(非常にくずれ難い)
糞や尿でかたまった塊25、同26はその部分だけ容易に取
り除くことができる。また、塊を含む砂をふるいがけし
ても塊がくずれることがないので、ふるいがけにより容
易かつ完全に塊を分離除去することができる。
第5図は小鳥用下敷きへの使用状態を示す断面図であ
り、33はトイレ用砂、34は小鳥の糞である。この場合も
小鳥の糞34はそれに付着した本発明によるトイレ用砂33
により脱水され、乾燥、固化され塊35となるので糞によ
る悪臭の発散を防ぐことができる。市販の鳥籠にはその
底部にひき出し状の糞受け皿が付いており、従来この受
け皿に紙を敷いて糞を除去していたが、本発明によるト
イレ用砂を受け皿に敷きつめることにより受け皿に落ち
てきた糞は実質上直ちに固化し塊化するので汚れが目立
たず、毎日の交換は不要で一定期間の連続使用が可能で
ある。このため小鳥の世話が容易となる。
(発明の効果) 本発明の高吸水、ゲル化性粒剤からなる動物用トイレ砂
は排泄物の水分および臭いを吸収し、容易に排泄物を完
全に包み込んで固化乾燥状態の塊にするから、排泄物に
よる悪臭の発生を防止できる。かつ、本発明によれば排
泄物を固い塊として除去することができるので、衛生的
であるばかりでなく動物の世話をする負担が著しく低減
される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の動物用トイレ砂の品質試験法
に係る図面であり、第4図〜第5図は本発明の動物用ト
イレ砂の使用状態例を示す図面である。 符号の説明 1…吸水性試験用ろ紙シート、2…試料
砂、11…注射器外筒、12…注射器ピストン、14…試料砂
塊、21…猫の糞、22…猫の尿、22,23…動物用トイレ
砂、34…小鳥の糞

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モンモリロナイトを主成分とする粘土鉱物
    100重量部に対し、ナトリウム塩、水酸化ナトリウムお
    よび酸化ナトリウムから選ばれた少なくとも1種のナト
    リウム化合物0.1〜10重量部とマグネシウム塩、水酸化
    マグネシウム及び酸化マグネシウムから選ばれた少なく
    とも1種のマグネシウム化合物0.1〜10重量部とを混合
    し、加水混練後造粒してなる高吸水、ゲル化性粒剤から
    なることを特徴とする動物用トイレ砂。
  2. 【請求項2】ナトリウム化合物及びマグネシウム化合物
    のそれぞれの水溶液をモンモリロナイトを主成分とする
    粘土鉱物に添加し、混練後造粒する特許請求の範囲第1
    項記載の動物用トイレ砂。
  3. 【請求項3】ナトリウム化合物及びマグネシウム化合物
    のそれぞれの水溶液を混合し、反応させてからモンモリ
    ロナイトを主成分とする粘土鉱物に添加し、混練後造粒
    する特許請求の範囲第1項記載の動物用トイレ砂。
  4. 【請求項4】加水混練後含水率が10〜50重量%である特
    許請求の範囲第1項記載の動物用トイレ砂。
  5. 【請求項5】造粒後含水率が10〜50重量%である特許請
    求の範囲第1項記載の動物用トイレ砂。
JP17180186A 1986-07-23 1986-07-23 動物用トイレ砂 Expired - Lifetime JPH0673419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17180186A JPH0673419B2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23 動物用トイレ砂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17180186A JPH0673419B2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23 動物用トイレ砂

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6328337A JPS6328337A (ja) 1988-02-06
JPH0673419B2 true JPH0673419B2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=15929962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17180186A Expired - Lifetime JPH0673419B2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23 動物用トイレ砂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0673419B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2534538B2 (ja) * 1988-04-20 1996-09-18 ライオン株式会社 ペット用トイレの砂
US5129365A (en) * 1989-10-18 1992-07-14 American Colloid Company Animal dross absorbent and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6328337A (ja) 1988-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5503111A (en) Animal dross absorbent and method
KR0122848B1 (ko) 동물 배설물 흡수 조성물을 배치한 동물의 배설용 깔개상자(litter box) 및 그 상자로부터 동물의 배설물을 제거하는 방법
EP1781090B1 (en) Clumping compacted bicarb litter
US5421291A (en) Animal litter containing a water-swellable clay, carboxymethylcellulose, and siliceous coated bicarbonate particles
US8230811B2 (en) Animal litter
US5386803A (en) Animal dross absorbent and method
US5450817A (en) Process for production of sorbents for uptake of liquids
US5860391A (en) Absorbents containing activated carbons
CA1246848A (en) Animal litter
US5000115A (en) Animal dross absorbent and method
EP0942644B1 (en) Sorbent composition with polysaccharide clumping agent and boron-based cross-linking agent
EP2835048B1 (en) Animal litter sand and animal toilet
US5303676A (en) Animal litters containing a deodorizing additive
EP2832212B1 (en) Method for producing animal litter sand
USRE33983E (en) Animal dross absorbent and method
US5295456A (en) Deodorizing additives for animal litters
JPH0673419B2 (ja) 動物用トイレ砂
JPH0620400B2 (ja) 飼育動物の排便用敷材
JPH11113435A (ja) 小動物の排泄物吸収剤及びその製法
EP3768075A1 (en) Animal litter with odor controlling compounds
JPH10117619A (ja) ペット用トイレ砂
JP2023072522A (ja) システムトイレ用トイレ砂及びその製造方法
JPH114634A (ja) 小動物の排泄物吸収剤
MXPA95001908A (en) Absorbent of animal and met waste
CA2045105A1 (en) Animal dross absorbent and method

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term