JPH07150193A - ペット糞尿用液体消臭・洗浄剤及び消臭、洗浄方法 - Google Patents

ペット糞尿用液体消臭・洗浄剤及び消臭、洗浄方法

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JPH07150193A
JPH07150193A JP5339921A JP33992193A JPH07150193A JP H07150193 A JPH07150193 A JP H07150193A JP 5339921 A JP5339921 A JP 5339921A JP 33992193 A JP33992193 A JP 33992193A JP H07150193 A JPH07150193 A JP H07150193A
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cleaning
liquid
cleaning agent
deodorant
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JP5339921A
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Tsutomu Negishi
務 根岸
Yoshihiko Nakano
佳彦 中野
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Earth Chemical Co Ltd
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    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/88Ampholytes; Electroneutral compounds
    • C11D1/90Betaines

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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペット類の糞尿、トイレおよび小屋周り等か
ら発生する悪臭、汚れを取り除き、かつ刺激がなく、安
全性の高いペット糞尿用液体消臭・洗浄剤を提供する。 【構成】 複合塩型高分子電解質、ヤシ油脂肪酸アミド
プロピルベタインそして有機酸および/または無機化合
物から選ばれる1種または2種以上を有効成分として含
有することを特徴とするペット糞尿用液体消臭・洗浄
剤、該液体消臭・洗浄剤を処理する消臭、洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はペット糞尿用液体消臭・
洗浄剤(以下「液体消臭・洗浄剤」という)、さらに詳
しくはペット類の糞尿、トイレ及び小屋の周囲等から発
生する悪臭、不快臭を効果的に除去するとともに、処理
面の汚れに対し洗浄効果をも付与する人やペット類に対
する安全性が高く、刺激の少ない液体消臭・洗浄剤およ
びこれを用いた消臭、洗浄方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来より動物、特に家庭で飼われているペ
ット類の糞尿により発生する悪臭及び汚れは人々の生活
環境に不快感を与える大きな要因として挙げられる。こ
の不快感を取り除く為、様々な消臭、脱臭方法により悪
臭を除去し、また洗浄剤を用いて汚れを取り除くなどし
て生活環境を維持する必要がある。ここで用いられる消
臭方法としては、香料を利用したマスキング法;活性
炭、ゼオライト、サイクロデキストリン等の吸着作用を
利用した物理的消臭法、あるいは酸性やアルカリ性の化
合物を用いる中和反応や、悪臭自体を加熱することで分
解する熱分解反応等を利用した化学的消臭法、そして微
生物による分解作用を利用した生物的消臭法等が知られ
ている。
【0003】中でも化学的消臭法は、形態、使用条件を
選ばず取り扱いやすいことから多くが検討されてきた。
とりわけ高分子化合物を利用した消臭剤は、その適用範
囲の広さ、満足できる効果が得られることより有用性が
高い。その中で、複合塩型高分子電解質は、その作用機
構として悪臭成分を分子鎖に取り込み、イオン雰囲気の
中で動きを封じた後、悪臭の種類に応じ、化学的に結合
したり、置換したりして不活性なものへと変化させ、消
臭効果をもたらすものである。その技術は、特公平2−
49745号、特開平1−190618号、特開平1−
265965号、特開平2−291865号等に開示さ
れている。
【0004】一方、ペット類の糞尿による汚れを除去す
るには適当なものがなく、家庭の掃除用洗浄剤が使われ
ている。これらの洗浄剤にはアニオン系及びカチオン系
界面活性剤が使われ刺激性のあるものが多い。その為、
刺激性の少ない安全性の高いものが求められ、その中に
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインに代表されるアミ
ドベタイン型両性界面活性剤がある。この両性界面活性
剤は洗浄力、起泡力に優れており洗浄剤として用いられ
ている他に、シャンプー組成物(特開平2−24711
4号)、頭髪化粧料の組成物(特開平1−221308
号)、頭髪及び身体用洗浄組成物(特開平3−1536
18号)、浴剤組成物(特開平3−284619号)等
の化粧品の一部として使用されている。
【0005】しかしこれら従来技術において、本発明の
組成物およびそれをペット類の糞尿に処理し消臭効果及
び洗浄効果をもたらす技術に関しては知られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、ペット類の糞
尿、トイレ及び小屋の周囲より発生する悪臭および汚れ
を処理するものとして様々なものが検討されてきたが、
消臭効果と洗浄効果とを合わせ持つものはなく、消臭剤
と洗浄剤を別々に処理しなければならず、手間を要し
た。さらに、洗浄剤の適用形態、方法等により洗浄効果
が充分でなかったり、刺激を伴う、悪臭や不快臭が残る
等の問題点があった。そこで本発明は、ペット類により
生じる悪臭、汚れを簡便に除去し、人やペット類に対し
安全性が高く、刺激の少ない液体消臭・洗浄剤を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、多数の消
臭性物質及び洗浄性物質の効果、それらの最適な組合せ
及び処方について検討した結果、複合塩型高分子電解
質、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインそして有機酸
および/または無機化合物から選ばれる1種または2種
以上を有効成分とすることで目的を満足し得ることを見
出し本発明を完成した。すなわち本発明は次の(1)お
よび(2)よりなる。
【0008】(1)複合塩型高分子電解質、ヤシ油脂肪
酸アミドプロピルベタインそして有機酸および/または
無機化合物から選ばれる1種または2種以上を有効成分
として含有することを特徴とするペット糞尿用液体消臭
・洗浄剤。 (2)前記(1)記載のペット糞尿用液体消臭・洗浄剤
を必要場所に処理することを特徴とする消臭、洗浄方
法。
【0009】本発明において複合塩型高分子電解質とし
ては、ポリアクリルアミドを加水分解させて得るもの
で、アクリル酸カリウムセグメント、アクリル酸ナトリ
ウムセグメントおよびアクリルアミドセグメントより成
る共重合体(特公平2−49745号記載)が挙げら
れ、これを水系媒体に溶解させたものが好ましい。
【0010】一方、本発明においてヤシ油脂肪酸アミド
プロピルベタインは、代表的なアミドベタイン型両性界
面活性剤である。国内においては汎用化粧品原料集に記
載されており、皮膚や眼粘膜への刺激が少なく、安全性
は高い。
【0011】本発明の液体消臭・洗浄剤における各成分
の配合量およびその適応量は、その適用形態、適用方法
及び場所に応じ決定することができる。ここで複合塩型
高分子電解質は、全組成中に5.0〜15.0重量%の
範囲で使用され、好ましくは7.0〜10.0重量%が
適している。また、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイ
ンは、全組成中に1.0〜5.0重量%(有効成分0.
3〜1.7重量%)の範囲で使用され、この範囲を外れ
ると洗浄効果が十分でなかったり、べたつきをともない
扱いにくくなる。好ましくは2.5〜3.5重量%(有
効成分0.8〜1.2重量%)の範囲である。
【0012】また有機酸としては、クエン酸、リンゴ
酸、酒石酸、コハク酸、フタル酸、酢酸、マロン酸、フ
マル酸等が挙げられ、無機化合物としては、リン酸水素
二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、水酸化ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、塩化カリウム、マレイン酸
塩、塩化水素等が挙げられる。これらは、全組成中に
0.1〜10.0重量%の範囲で使用でき、好ましくは
0.5〜1.0重量%である。
【0013】本発明の液体消臭・洗浄剤は、上記の成分
に安定剤、噴射剤を配合することで噴霧剤、エアゾール
剤、塗布剤に調製される。ここで担体としては液体が好
ましく、水、アルコール類、ケトン類、エーテル類等が
挙げられ、単体または混合して用いられる。例えば、単
なる水、水と親水性溶媒、具体的には、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、アセトン、ジオキサン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン、ジエチルエーテル、ジ
メトキシエタン、テトラヒドロフラン等の混合物が挙げ
られる。さらに、ヘキサン、ケロシン、灯油等の脂肪族
炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類などの非極性溶媒を配合して用いることもで
きる。
【0014】噴霧剤の場合、本発明の液体消臭・洗浄剤
をそのままガラス瓶、プラスチック容器、ポンプ容器等
に充填し、調製できる。エアゾール剤では、液体消臭・
洗浄剤に上記の非極性溶媒とともに噴射剤を添加する。
噴射剤としては、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエ
ーテル(DME)、窒素ガス、液化炭酸ガス、ペンタン
(iso−,n−等の異性体を含む)等が挙げられる。
また、液体担体と非極性溶媒とを混和するため乳化剤、
分散剤および可溶化剤を加えたり、容器が金属性の場合
は錆びないように防錆剤を添加することもできる。この
乳化剤、分散剤および可溶化剤としては、石鹸類、ポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、ソルビタン
脂肪酸エステル、高級アルコールの硫酸エステル、アル
キルアリルスルホン酸等の界面活性剤が挙げられる。ま
た、塗布剤では、液剤を適切な塗布部材を有する容器に
充填することで調製される。
【0015】かくして、調製された本発明の液体消臭・
洗浄剤は、ペット類の糞尿より生じる悪臭や汚れに直接
噴霧、散布、塗布することができ、またペット類のトイ
レ周りや小屋周辺の悪臭の除去、汚れを取り除くことが
できる。使用に際しては、泡状の噴霧と霧状の噴霧と切
り替えが可能な2ウェイスプレイヤー(Canyon できる。例えば泡状の噴霧の場合、本発明の液体消臭・
洗浄剤を空気と混合させることで含有されているヤシ油
脂肪酸アミドプロピルベタインの起泡作用により発泡
し、泡状となる。これを糞尿塊のような悪臭および汚れ
の強いものに直接処理することで、表面を泡で被覆し、
悪臭の拡散を抑えるとともに消臭成分の働きにより素早
く除去が行われる。さらに泡で包まれた糞尿そして汚れ
をティッシュペーパー等で拭き取ることで、ヤシ油脂肪
酸アミドプロピルベタインの洗浄効果により汚れを簡単
に取り除くことができる。一方、霧状の噴霧の場合、本
発明の液体消臭・洗浄剤は微細な粒子(径200±30
mm)として噴射され拡散して悪臭そして汚れと接触す
ることから、泡状の噴霧より広範囲の処理が可能となる
ため、ペット類のトイレ周りや小屋の周囲の消臭、洗浄
に適する。
【0016】この他に、本発明の液体消臭・洗浄剤に
は、各種の殺菌剤、防黴剤、害虫忌避剤、殺虫剤、殺ダ
ニ剤、消臭剤、洗浄促進剤、香料等を配合することがで
きる。例えば、殺菌剤や防黴剤としては、p−クロロ−
m−キシレノール、o−フェニルフェノール、イソプロ
ピルメチルフェノール、2,4,4−トリクロロ−2−
ハイドロキシジフェニルエーテル、2,3,5,6−テ
トラクロロ−4−(メチルスルホニル)ピリジン、ラウ
リルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等が挙げ
られ、害虫忌避剤としては、N,N−ジエチル−m−ト
ルアミド、ジ−n−プロピルイソシンコロネート、ジ−
n−ブチル酢酸、ナフタリン、トリニトロベンゼン−ア
ニリン複合体、シクロヘキシミド、2−t−ブチル−4
−ヒドロキシアニソール、3−t−ブチル−4−ヒドロ
キシアニソール等が挙げられる。
【0017】殺虫剤または殺ダニ剤としては、フェノト
リン(3−フェノキシベンジル(1R)−シス/トラン
ス−クリサンテマート)、ペルメトリン(3−フェノキ
シベンジル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチル−シクロプロパンカ
ルボキシレート)、d−T80−レスメトリン((5−
ベンジル−3−フリル)メチル d−シス/トランス−
クリサンテマート)、アレスリン(dl−3−アリル−
2−メチル−4−オキソ−2−シクロペンテニル dl
−シス/トランス−クリサンテマート)、フタルスリン
((n−3,4,5,6,7−テトラヒドロ−フタルイ
ミド)メチル dl−シス/トランス−クリサンテマー
ト)、エムペントリン(1−エチニル−2−メチル−2
−ペンテニル(1R)−シス/トランス−クリサンテマ
ート)、サイパーメスリン(α−シアノ−3−フェノキ
シベンジル dl−シス/トランス−3−(2,2−ジ
クロロビニル)−2,2−ジメチル−シクロプロパンカ
ルボキシレート)、サイフェノトリン(α−シアノ−3
−フェノキシベンジル(1R)−シス/トランス−クリ
サンテマート)、フェンプロパスリン(α−シアノ−3
−フェノキシベンジル−2,2,3,3−テトラメチル
−シクロプロパンカルボキシレート)、サイフルスリン
(α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル
−3−(2,2−ジクロロエテニル)−2,2−ジメチ
ル−シクロプロパンカルボキシレート)、エトフェンプ
ロックス(2−(4−エトキシフェニル)−2−メチル
プロピル−m−フェノキシベンジルエーテル)、d・d
−T80−プラレトリン(2−メチル−4−オキソ−3
−(2−プロピニル)−2−2−シクロペンテニル−シ
ス/トランス−クリサンテマート)等およびこれらの幾
何異性体および光学異性体のピレスロイド類;ダイアジ
ノン(O,O−ジエチル O−(2−イソプロピル−6
−エチル−4−ピリミジン)フォスフォロチオエー
ト)、ジクロルホス(O−(2,2−ジクロロビニル)
O,O−ジメチル フォスフェート)、フェニトロチオ
ン(O,O−ジメチル O−(8−メチル−4−ニトロ
フェニル)フォスフォロチオエート)等の有機リン類;
NAC(1−ナフチル N−メチルカーバメイト)、プ
ロポクサー(2−(1−メチルエトキシ)フェニル N
−メチルカーバメイト)等のカーバメイト類;メトキサ
ジアゾン(3−(2−メトキシフェニル)−5−メトキ
シ−1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)−オ
ン)等のオキサジアゾール類が挙げられる。
【0018】そして、殺ダニ剤として、パラオキシ安息
香酸エステル、ヨウ素化ホルマール、フェノール類、フ
タル酸エステル、サリチル酸フェニル、モノテルペン系
ケトン類、モノテルペン系アルデヒド類、モノテルペン
系エポキサイド類、安息香酸ベンジル、芳香族スルフォ
ンアミド類、アニスアルデヒド類、植物精油、ピス
(2,3,3,3−テトラクロロプロピル)エーテル、
3−ブロモ−2,3−ヨード−2−プロペニル−エチル
カルボナート、IBTA(イソボルニルチオシアノアセ
テート)等が挙げられる。
【0019】香料としては、アップル、ストロベリー等
のフルーツ系;レモン、ライム等の柑橘系;ローズ、ジ
ャスミン等のフローラル系;ハーブ系等の天然香料また
は芳香性化学物質および精油成分、植物の抽出物等が、
消臭物質としては、アルデヒド類、ビニル重合性化合
物、グリコール類、葉緑素、無機金属酸塩、酸化金属
類、吸収性樹脂等が、洗浄促進剤としては、カルボキシ
メチルセルロース、クエン酸ナトリウム、グリコール
酸、ケイ酸ナトリウム、硫酸ナトリウム等が挙げられ
る。そして、その他の成分のうち混和しにくいものを、
本発明の液体消臭・洗浄剤に添加する場合は、前記の乳
化剤、分散剤または可溶化剤等とともに添加することで
混和することができる。
【0020】
【作用】本発明の液体消臭・洗浄剤は、複合塩型高分子
電解質、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインそして有
機酸および/または無機化合物から選ばれる1種または
2種以上を有効成分として含有することで悪臭に対する
消臭効果と同時に汚れの洗浄効果をも得ることができ
る。そして、香料を添加することでマスキング効果によ
る消臭効果の付与を得ることができる。さらに皮膚、眼
粘膜への刺激は少なく安全性は高いものである。
【0021】
【実施例】以下に実施例及び試験例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例などに限定され
るものではない。
【0022】実施例1 噴霧剤 本発明による表1記載の2種類の液体消臭・洗浄剤を次
のとおりに調製した。調製は、複合塩型高分子電解質と
有機酸および無機化合物を撹拌、混合し、次に香料およ
び可溶化剤を加え、最後にイオン交換水とヤシ油脂肪酸
アミドプロピルベタインを加え混合、撹拌し液体消臭・
洗浄剤を得た。尚、表中の値は重量%で示し、原材料と
して複合塩型高分子電解質(カワケン化工社製)、ヤシ
油脂肪酸アミドプロピルベタイン(新日本理化社製)、
リン酸水素二カリウム(太平化学産業社製)、クエン酸
(芙桑化学社製)、エデト酸二ナトリウム(第一化学薬
品社製)、ポリオコシエチレン(60)硬化ヒマシ油
(日光ケミカル社製)、香料(長谷川香料社製)、イオ
ン交換水を用いた。
【0023】
【表1】
【0024】実施例2 エアゾール剤 複合塩型高分子電解質10gおよびヤシ油脂肪酸アミド
プロピルベタイン5gをソルビタンモノオレート0.5
gと共にエタノール100mlに混合、撹拌して原液を
調製し、エアゾール容器に充填して、バルブ部分を取付
けた後、該バルブ部分を通じてジメチルエーテル50m
l及び液化炭酸ガス50mlを加圧充填してエアゾール
剤を調製した。
【0025】試験例1 消臭試験 実施例1に記載の液体消臭・洗浄剤Bについて悪臭に対
する消臭効果を室温でのガス検知管法で測定した。直径
70mmのポリカップに表2記載の悪臭液を入れ、さら
に本発明の液体消臭・洗浄剤を1g加えて混合した後、
該ポリカップを2lデシケーター内に入れゴム栓付きの
蓋で密閉した。そして密閉30分後に検知管(ガステッ
ク社製)を用いて悪臭濃度を測定し、その結果を表2に
示した。
【0026】
【表2】
【0027】試験例2 洗浄試験 実施例1記載の処方AおよびBについて猫の尿に対する
洗浄効果および拭き取りによる消臭効果を調べた。15
cm×15cmのポラプロピレンプレートに猫の尿5g
を塗布して乾燥させた後に、スプレー容器(商品名:カ
ニオンパック)を用いて処方AまたはBを噴射して紙で
拭き取った。その際汚れの落ち具合を観察する(洗浄効
果)と同時に消臭効果の官能試験を行った。また、対象
として市販の水性消臭剤および水を用いて同様の効果
(市販品は消臭効果のみ)を調べた。官能試験は6段階
臭気強度表示法で3人により判定し、その結果を表2に
示す、この6段階臭気強度表示法は、最も強いものを
「5」、無臭のものを「0」として、検査者の平均値に
て判断するものである。また、表中の汚れの落ち具合の
記号の「○」は汚れがきれいに落ちたことを示し、
「×」は汚れが単に広がったことを示す。
【発明の効果】本発明の液体消臭・洗浄剤は、ペット類
の糞尿より生じる悪臭の除去ならびに汚れの取り除きに
優れた効果を有し、人やペット類に対しての刺激が少な
く、安全性が高く、家庭内やペット類の生活空間内にお
いても安心して使用することができる。また、一度に消
臭効果と洗浄効果を得ることができ、上記の2ウェイス
プレイヤーを用いることにより泡状または霧状の2種の
形態での処理が可能となり、様々な適用ができ使用者に
とって大変便利である。
【表3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合塩型高分子電解質、ヤシ油脂肪酸ア
    ミドプロピルベタインそして有機酸および/または無機
    化合物から選ばれる1種または2種以上を有効成分とし
    て含有することを特徴とするペット糞尿用液体消臭・洗
    浄剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のペット糞尿用液体消臭・
    洗浄剤を必要場所に処理することを特徴とする消臭、洗
    浄方法。
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