JP2004242211A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿の画像を読み取る走査光学部に備えられた照明光源による昇温を、停止した状態または移動走査した状態のいずれの状態においても、効果的に抑えることができる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】コンタクトガラス11上に載置された原稿を画像読み取り手段1、5の露光走査で読み取る原稿固定読み取りモードと、画像読み取り手段1、5を任意の位置に固定し、搬送過程の原稿を読み取るシートスルー読み取りモードとを有する画像読み取り装置において、照明光源13及びその周囲を冷却するために異なる方向の空気流を2種類以上発生させる気流発生手段20、21、22を備え、読み取りモードに応じて気流発生手段20、21、22による空気流を切り替える。
【選択図】 図1
【解決手段】コンタクトガラス11上に載置された原稿を画像読み取り手段1、5の露光走査で読み取る原稿固定読み取りモードと、画像読み取り手段1、5を任意の位置に固定し、搬送過程の原稿を読み取るシートスルー読み取りモードとを有する画像読み取り装置において、照明光源13及びその周囲を冷却するために異なる方向の空気流を2種類以上発生させる気流発生手段20、21、22を備え、読み取りモードに応じて気流発生手段20、21、22による空気流を切り替える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に適用される画像読み取り装置に関し、特にその走査光学部に備えられた照明光源、コンタクトガラス及びその周囲の昇温を抑える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置として、載置固定した原稿を読み取り部が露光走査して画像を読み取るスキャン読み方式の画像読み取り装置と、搬送中の原稿の画像を固定した読み取り部で読み取る流し読み方式(シートスルー方式)の画像読み取り装置とがある。
【0003】
流し読み方式は、連続して多数枚の原稿を処理することができ、生産性が高いという特徴がある。一方、スキャン読み方式は、多様なサイズの原稿やブックもの原稿等、多種多様な原稿に対応できるという特徴がある。そこで、昨今は画像形成装置の高速化及びニーズの多様化に伴い、流し読み方式とスキャン読み方式を併用する複合型画像読み取り装置が製品化されている。この複合型画像読み取り装置を、図3に基づき簡単に説明する。
【0004】
流し読み時は、露光ランプ、反射笠、第1ミラー等を具備した走査光学部1が、流し読み画像読み取り部2下方に待機している。この状態で自動原稿送り装置3から1枚ずつ順次原稿が送られ、流し読み画像読み取り部2にて原稿面が照明される。原稿面からの反射光は、第1ミラー4、第2走査光学部5に配置された第2、3ミラー6及び7にて折り返され、レンズ8にて読み取り素子9に集光されて、画像が読み取られる。
【0005】
一方、スキャン読み時は、スキャン画像読み取り部10に備えられたコンタクトガラス11上に載置された原稿面を、走査光学部1が駆動モータ12の作用によって移動しながら露光走査することにより、画像が読み取られる。このような画像読み取り装置では、近年露光ランプ13として一般にキセノンランプを用いるようになった。キセノンランプはハロゲンランプに比べ発熱量が少なく低電力である。
【0006】
しかし高速画像読み取り装置ではより多くの光量を必要とし、コピーボリュームが大きいため長時間コピーしているとランプ及びその周辺、コンタクトガラスが昇温する。そしてキセノンランプが限度を越えた温度になると、ランプ自身の変色による光量低下や寿命低下、周辺部品の熱変形の問題が懸念されるため、なんらかの冷却手段が必要である。そこで、高輝度キセノンランプ等の昇温する露光手段を有した高速画像読み取り装置では、適所に冷却手段としての送風ファンを配置するのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した複合型画像読み取り装置の流し読み画像読み取り部2では、キセノンランプを使用した露光ランプ13が停止して長時間点灯し、特定の部分が昇温するため特定の部分を集中して冷却する必要がある。
【0008】
それに対し、スキャン画像読み取り部10では、露光ランプ13(キセノンランプ)が広範囲を移動しながら点灯するのでランプ自体は比較的冷却され、広範囲が徐々に昇温していく。従って一般には広範囲を一様に冷却する冷却手段を設けている。即ち、上述したような複合型画像読み取り装置では、流し読み画像読み取り部2とスキャン読み画像読み取り部10、及びそれぞれの位置における露光ランプ13を1方向の空気流により同様に十分に冷却するのは難しい。
【0009】
従って、従来では強力な送風ファン、吸引ファンを画像読み取り装置の左右側面に配置し、例えば右側面から左側面の1方向に空気流をつくることで画像読み取り手段及びその周辺を冷却していたが、流し読み画像読み取り方式とスキャン読み取り方式の充分な冷却を両立させることができなかった。また、消費電力の増加、騒音の増加等の問題も生じていた。
【0010】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、原稿の画像を読み取る走査光学部に備えられた照明光源による昇温を、停止した状態または移動走査した状態のいずれの状態においても、効果的に抑えることができる画像読み取り装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コンタクトガラス上に載置された原稿を画像読み取り手段の露光走査で読み取る原稿固定読み取りモードと、画像読み取り手段を任意の位置に固定し、搬送過程の原稿を読み取るシートスルー読み取りモードとを有する画像読み取り装置において、照明光源及びその周囲を冷却するために異なる方向の空気流を2種類以上発生させる気流発生手段を備え、読み取りモードに応じて気流発生手段による空気流を切り替える画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像読み取り装置において、気流発生手段は正逆回転可能なファンであり、読み取りモードに応じてファンの回転方向を切り替える画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像読み取り装置において、原稿固定読み取りモード時は画像読み取り手段のホームポジション向かう空気流を発生し、シートスルー読み取りモード時はホームポジション側から照明光源及びその周辺に向かう空気流を発生するように、空気流を切り替える画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。図3に示す画像読み取り装置の自動原稿送り装置を外した状態を示す。主要な構成は前述した従来の複合型画像読み取り装置と同様なので、同じ構成部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0015】
画像読み取り装置30の左右にはファン20、21、22が配置されており、これらのファンは正逆回転可能でかつ、気流方向が切り替え可能である(図中I、O)。ここで、原稿固定読み取りモード(スキャンモード)時にはファン20はI方向に空気流を形成し、ファン21、22はO方向に気流を発生させるように構成する。その結果、空気流は画像読み取り装置30内を右→左方向に流れるようになる(第1の空気流)。
【0016】
走査光学部1、第2走査光学部5は、図示せぬスライダーを介してレールの上に乗っており、図3の駆動モータ12の作用により矢印A、B方向に移動可能となっている。走査光学部1、第2走査光学部5は露光ランプ13を点灯し所定のホームポジション(スキャン読み取り開始位置)から図中A方向(左→右)に走査する。スキャン動作が終了すると露光ランプ13を消灯し、それと共に走査光学部1、第2走査光学部5は図中B方向(右→左)に移動し、所定のホームポジションに待機する。
【0017】
つまり、露光ランプ13が点灯しスキャン読み取りをする場合にはその逆方向(ファン20のI方向)から空気が送風されるので走査光学部1の走査速度S1とファンモータ20の流速FSが加算された分だけ露光ランプ13は効果的な冷却が可能となる。
【0018】
次にシートスルー読み取りモード(流し読みモード)の気流の発生について説明する。走査光学部1、第2走査光学部5は図3の流し読み画像読み取り部2の所定のホームポジション(図中左側)に停止し、露光ランプ13が点灯するとファン21、22はI方向に、ファン20はO方向に気流を発生し、画像読み取り装置30内の空気の流れがスキャンモードと逆になるように構成してある(図中左→右)(第2の空気流)。
【0019】
画像読み取り装置30の左側面(流し読みモードの所定のホームポジション近傍)にはファン21、22が2個配置されているので長尺な露光ランプ13及びその周辺を均一に冷却するのに効果的である。
【0020】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。図3に示す画像読み取り装置の自動原稿送り装置を外した状態を示す。スキャン読み取り時の空気の流れは図1で説明したものと同じであるが、流し読みモード時の所定のホームポジション位置にはファン23、24が配置され、気流は露光ランプ13の長手方向(ファン23はI方向、ファン24はO方向)に流れるように構成してある(第3の空気流)。
【0021】
図1、図2に示す画像読み取り装置30において、画像読み取り時には、まず図示せぬ切換スイッチを、流し読みモードあるいはスキャン読みモードのいずれかに切り換え、コピースタートスイッチを押す。
【0022】
尚、本発明は、単独構成の画像読み取り装置に限られるものではなく、複写機のように画像読み取り装置と画像形成装置が一体構成となる装置においても、同様に適用可能である。また、図1、2に図示したファンの配置、個数は限定されるものではなく、読み取りモードに応じて気流方向を切り替えることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、原稿固定読み取りモード時とシートスルー読み取りモード時とで異なる向きの空気流を発生させ、空気流を適宜選択的に切り替えることにより、移動読み取り位置及び停止読み取り位置における画像読み取り手段と照明光源の冷却を効率的に行い、露光ランプの寿命低下、周辺部品の熱変形等の問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。
【図3】複合型画像読み取り装置の構成図である。
【符号の説明】
1 走査光学部(画像読み取り手段)
2 流し読み画像読み取り部
3 自動原稿送り装置
4 第1ミラー
5 第2走査光学部(画像読み取り手段)
6 第2ミラー
7 第3ミラー
8 レンズ
9 読み取り素子
10 スキャン画像読み取り部
11 コンタクトガラス
13 露光ランプ(照明光源)
20、21、22、23、24 ファン(気流発生手段)
30 画像読み取り装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に適用される画像読み取り装置に関し、特にその走査光学部に備えられた照明光源、コンタクトガラス及びその周囲の昇温を抑える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿の画像を読み取る画像読み取り装置として、載置固定した原稿を読み取り部が露光走査して画像を読み取るスキャン読み方式の画像読み取り装置と、搬送中の原稿の画像を固定した読み取り部で読み取る流し読み方式(シートスルー方式)の画像読み取り装置とがある。
【0003】
流し読み方式は、連続して多数枚の原稿を処理することができ、生産性が高いという特徴がある。一方、スキャン読み方式は、多様なサイズの原稿やブックもの原稿等、多種多様な原稿に対応できるという特徴がある。そこで、昨今は画像形成装置の高速化及びニーズの多様化に伴い、流し読み方式とスキャン読み方式を併用する複合型画像読み取り装置が製品化されている。この複合型画像読み取り装置を、図3に基づき簡単に説明する。
【0004】
流し読み時は、露光ランプ、反射笠、第1ミラー等を具備した走査光学部1が、流し読み画像読み取り部2下方に待機している。この状態で自動原稿送り装置3から1枚ずつ順次原稿が送られ、流し読み画像読み取り部2にて原稿面が照明される。原稿面からの反射光は、第1ミラー4、第2走査光学部5に配置された第2、3ミラー6及び7にて折り返され、レンズ8にて読み取り素子9に集光されて、画像が読み取られる。
【0005】
一方、スキャン読み時は、スキャン画像読み取り部10に備えられたコンタクトガラス11上に載置された原稿面を、走査光学部1が駆動モータ12の作用によって移動しながら露光走査することにより、画像が読み取られる。このような画像読み取り装置では、近年露光ランプ13として一般にキセノンランプを用いるようになった。キセノンランプはハロゲンランプに比べ発熱量が少なく低電力である。
【0006】
しかし高速画像読み取り装置ではより多くの光量を必要とし、コピーボリュームが大きいため長時間コピーしているとランプ及びその周辺、コンタクトガラスが昇温する。そしてキセノンランプが限度を越えた温度になると、ランプ自身の変色による光量低下や寿命低下、周辺部品の熱変形の問題が懸念されるため、なんらかの冷却手段が必要である。そこで、高輝度キセノンランプ等の昇温する露光手段を有した高速画像読み取り装置では、適所に冷却手段としての送風ファンを配置するのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した複合型画像読み取り装置の流し読み画像読み取り部2では、キセノンランプを使用した露光ランプ13が停止して長時間点灯し、特定の部分が昇温するため特定の部分を集中して冷却する必要がある。
【0008】
それに対し、スキャン画像読み取り部10では、露光ランプ13(キセノンランプ)が広範囲を移動しながら点灯するのでランプ自体は比較的冷却され、広範囲が徐々に昇温していく。従って一般には広範囲を一様に冷却する冷却手段を設けている。即ち、上述したような複合型画像読み取り装置では、流し読み画像読み取り部2とスキャン読み画像読み取り部10、及びそれぞれの位置における露光ランプ13を1方向の空気流により同様に十分に冷却するのは難しい。
【0009】
従って、従来では強力な送風ファン、吸引ファンを画像読み取り装置の左右側面に配置し、例えば右側面から左側面の1方向に空気流をつくることで画像読み取り手段及びその周辺を冷却していたが、流し読み画像読み取り方式とスキャン読み取り方式の充分な冷却を両立させることができなかった。また、消費電力の増加、騒音の増加等の問題も生じていた。
【0010】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、原稿の画像を読み取る走査光学部に備えられた照明光源による昇温を、停止した状態または移動走査した状態のいずれの状態においても、効果的に抑えることができる画像読み取り装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、コンタクトガラス上に載置された原稿を画像読み取り手段の露光走査で読み取る原稿固定読み取りモードと、画像読み取り手段を任意の位置に固定し、搬送過程の原稿を読み取るシートスルー読み取りモードとを有する画像読み取り装置において、照明光源及びその周囲を冷却するために異なる方向の空気流を2種類以上発生させる気流発生手段を備え、読み取りモードに応じて気流発生手段による空気流を切り替える画像読み取り装置を最も主要な特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像読み取り装置において、気流発生手段は正逆回転可能なファンであり、読み取りモードに応じてファンの回転方向を切り替える画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像読み取り装置において、原稿固定読み取りモード時は画像読み取り手段のホームポジション向かう空気流を発生し、シートスルー読み取りモード時はホームポジション側から照明光源及びその周辺に向かう空気流を発生するように、空気流を切り替える画像読み取り装置を主要な特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。図3に示す画像読み取り装置の自動原稿送り装置を外した状態を示す。主要な構成は前述した従来の複合型画像読み取り装置と同様なので、同じ構成部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0015】
画像読み取り装置30の左右にはファン20、21、22が配置されており、これらのファンは正逆回転可能でかつ、気流方向が切り替え可能である(図中I、O)。ここで、原稿固定読み取りモード(スキャンモード)時にはファン20はI方向に空気流を形成し、ファン21、22はO方向に気流を発生させるように構成する。その結果、空気流は画像読み取り装置30内を右→左方向に流れるようになる(第1の空気流)。
【0016】
走査光学部1、第2走査光学部5は、図示せぬスライダーを介してレールの上に乗っており、図3の駆動モータ12の作用により矢印A、B方向に移動可能となっている。走査光学部1、第2走査光学部5は露光ランプ13を点灯し所定のホームポジション(スキャン読み取り開始位置)から図中A方向(左→右)に走査する。スキャン動作が終了すると露光ランプ13を消灯し、それと共に走査光学部1、第2走査光学部5は図中B方向(右→左)に移動し、所定のホームポジションに待機する。
【0017】
つまり、露光ランプ13が点灯しスキャン読み取りをする場合にはその逆方向(ファン20のI方向)から空気が送風されるので走査光学部1の走査速度S1とファンモータ20の流速FSが加算された分だけ露光ランプ13は効果的な冷却が可能となる。
【0018】
次にシートスルー読み取りモード(流し読みモード)の気流の発生について説明する。走査光学部1、第2走査光学部5は図3の流し読み画像読み取り部2の所定のホームポジション(図中左側)に停止し、露光ランプ13が点灯するとファン21、22はI方向に、ファン20はO方向に気流を発生し、画像読み取り装置30内の空気の流れがスキャンモードと逆になるように構成してある(図中左→右)(第2の空気流)。
【0019】
画像読み取り装置30の左側面(流し読みモードの所定のホームポジション近傍)にはファン21、22が2個配置されているので長尺な露光ランプ13及びその周辺を均一に冷却するのに効果的である。
【0020】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。図3に示す画像読み取り装置の自動原稿送り装置を外した状態を示す。スキャン読み取り時の空気の流れは図1で説明したものと同じであるが、流し読みモード時の所定のホームポジション位置にはファン23、24が配置され、気流は露光ランプ13の長手方向(ファン23はI方向、ファン24はO方向)に流れるように構成してある(第3の空気流)。
【0021】
図1、図2に示す画像読み取り装置30において、画像読み取り時には、まず図示せぬ切換スイッチを、流し読みモードあるいはスキャン読みモードのいずれかに切り換え、コピースタートスイッチを押す。
【0022】
尚、本発明は、単独構成の画像読み取り装置に限られるものではなく、複写機のように画像読み取り装置と画像形成装置が一体構成となる装置においても、同様に適用可能である。また、図1、2に図示したファンの配置、個数は限定されるものではなく、読み取りモードに応じて気流方向を切り替えることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、原稿固定読み取りモード時とシートスルー読み取りモード時とで異なる向きの空気流を発生させ、空気流を適宜選択的に切り替えることにより、移動読み取り位置及び停止読み取り位置における画像読み取り手段と照明光源の冷却を効率的に行い、露光ランプの寿命低下、周辺部品の熱変形等の問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像読み取り装置の上面図である。
【図3】複合型画像読み取り装置の構成図である。
【符号の説明】
1 走査光学部(画像読み取り手段)
2 流し読み画像読み取り部
3 自動原稿送り装置
4 第1ミラー
5 第2走査光学部(画像読み取り手段)
6 第2ミラー
7 第3ミラー
8 レンズ
9 読み取り素子
10 スキャン画像読み取り部
11 コンタクトガラス
13 露光ランプ(照明光源)
20、21、22、23、24 ファン(気流発生手段)
30 画像読み取り装置
Claims (3)
- コンタクトガラス上に載置された原稿を画像読み取り手段の露光走査で読み取る原稿固定読み取りモードと、画像読み取り手段を任意の位置に固定し、搬送過程の原稿を読み取るシートスルー読み取りモードとを有する画像読み取り装置において、照明光源及びその周囲を冷却するために異なる方向の空気流を2種類以上発生させる気流発生手段を備え、読み取りモードに応じて気流発生手段による空気流を切り替えることを特徴とする画像読み取り装置。
- 請求項1記載の画像読み取り装置において、気流発生手段は正逆回転可能なファンであり、読み取りモードに応じてファンの回転方向を切り替えることを特徴とする画像読み取り装置。
- 請求項1記載の画像読み取り装置において、原稿固定読み取りモード時は画像読み取り手段のホームポジション向かう空気流を発生し、シートスルー読み取りモード時はホームポジション側から照明光源及びその周辺に向かう空気流を発生するように、空気流を切り替えることを特徴とする画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003031642A JP2004242211A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003031642A JP2004242211A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004242211A true JP2004242211A (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=32958159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003031642A Pending JP2004242211A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004242211A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007110666A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-04-26 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置、画像形成装置 |
JP2007228173A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置の空気流通方法、画像読取装置および画像形成装置 |
JP2007295068A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Canon Inc | 画像読取装置およびその制御方法 |
JP2009171344A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置および画像形成装置 |
US20210306504A1 (en) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus and image forming system |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003031642A patent/JP2004242211A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4699193B2 (ja) * | 2005-09-14 | 2011-06-08 | 株式会社リコー | 画像読取装置、画像形成装置 |
JP2007228173A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置の空気流通方法、画像読取装置および画像形成装置 |
JP4680090B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2011-05-11 | 株式会社リコー | 画像読取装置および画像形成装置 |
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US11622059B2 (en) * | 2020-03-25 | 2023-04-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus and image forming system to address rise in temperature of a reading sensor with the use of a fan within a reading sensor housing |
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