JP2004240852A - ワークフローシステム - Google Patents

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Hitoshi Tsukasaki
仁史 塚崎
Fumio Sugano
文夫 菅野
Hiroyuki Kawachi
博之 河内
Kenichi Ishikawa
健一 石川
Toshihiro Yamamoto
敏弘 山本
Tsugunori Yamanami
世紀 山南
Takaaki Tsuchiya
隆明 土屋
Shoji Yamazaki
昭司 山崎
Shinji Takeuchi
慎司 武内
Satoshi Ikeuchi
怜 池内
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Abstract

【課題】ワークフローにおいて、工程を既に終了されている工程に戻す場合でも、システム管理者に余分な負担を掛けることなく、業務を滞りなく処理させることができるワークフローシステムを提供する。
【解決手段】ワークフローシステムは、複数の工程の処理順序が記載されたルーティングテーブルを保持し、ルーティングテーブルに従い複数の工程のルーティングを制御する制御サーバ10を備え、制御サーバ10は、前工程の作業終了が検出されると、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能を通知し、作業開始可能が通知された情報処理装置から、既に終了されている工程のうちの一つを戻し先の工程として指定する工程変更指示が出されると、指示された工程変更指示により指定された戻し先の工程からそれ以降の工程が含まれるようにルーティングテーブルを変更する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワークフローは、通常、仕事の流れをグラフ構造によって表現し、各ノードが、その工程でなすべき作業を表す。また、各アークが仕事の流れを定義しており、ノードとノードがアークで結ばれている場合、これは、前の作業が完了しないと、次の作業を開始することができないことを意味する。ワークフローにおいて、各工程での実際の作業は担当者によって行われ、作業の流れの管理は全てワークフローシステムによって行われる。すなわち、ワークフローシステムは、定義されたワークフローを元に、前作業が終了すると、適宜、後作業の開始を許可するように、作業全体の流れを管理するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−11507号公報
【特許文献2】
特開平9−305668号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のワークフローシステムにおいて、業務処理を自動化するためには、実行すべき業務処理をワークフローとして予め定義しておく必要がある。従って、業務に差し戻しが発生した場合、システム管理者がワークフローの定義を変更、登録、フローステップの調整などの作業を行う必要があり、余分な時間が掛かるなど問題がある。
【0005】
また、予め、戻り工程を定義する場合、考えられる全てのフローを登録する必要があり、各工程で判断が入ることになる。よって、これも実用的ではないといわざるを得ない。
【0006】
本発明の第1の目的は、ワークフローにおいて、工程を既に終了されている工程に戻す場合でも、システム管理者に余分な負担を掛けることなく、業務を滞りなく処理させることができるワークフローシステムを提供することにある。
【0007】
本発明の第2の目的は、ワークフロー中に、同一優先度工程群または代替工程群が含まれている場合でも、システム管理者に余分な負担を掛けることなく、同一優先度工程群または代替工程群を含むワークフローを滞りなく実行させることができるワークフローシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記第1の目的を達成するため、複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムであって、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートを保持し、前記ワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前工程の作業終了が検出されると、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能を通知する通知手段と、前記作業開始可能が通知された情報処理装置から、既に終了されている工程のうちの一つを戻し先の工程として指定する工程変更指示が出されると、前記指示された工程変更指示により指定された戻し先の工程からそれ以降の工程が含まれるように前記ワークフローテンプレートを変更する変更手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、上記第2の目的を達成するため、複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムであって、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートを保持し、前記ワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前工程の作業終了が検出されると、次工程が同一優先度工程群または代替工程群であるか否かを判別する判別手段と、前記次工程が同一優先度工程群であると判別された場合、該同一優先度工程群に含まれる複数の工程が順不同に実行された後に該同一優先度工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更し、前記次工程が代替工程群であると判別された場合、該代替工程群に含まれる複数の工程のうち、いずれか1つの工程が実行された後に該代替工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更する変更手段とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0011】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るワークフローシステムの構成を示すブロック図である。
【0012】
ワークフローシステムは、図1に示すように、制御サーバ10と、ワークフローを実行するためのデータが格納されているワークフローデータベース(ワークフローDB)20と、各作業者によりそれぞれ工程を実現するための複数の情報処理装置100,200,300,400とを備え、これらはLAN(Local Area Network)30を介して通信可能に接続される。
【0013】
制御サーバ10は、ワークフロールーティング制御を行い、作業工程の遷移、各作業工程の作業者への情報の受け渡しを管理するルーティング制御部11と、前工程の作業終了時、次工程に作業開始可能を通知する通知部12と、後述する情報処理装置100,200,300,400の着手宣言部102,202,303,402により宣言された作業が存在するかを監視する監視部13と、監視部13により検出された結果に基づいてワークフローを変更する変更部14とを有する。
【0014】
各情報処理装置100,200,300,400は、制御サーバ10が管理するデータに対して業務担当者が入出力処理を行うためのインターフェースの役割を担う表示部101,201,301,401と、作業着手開始を宣言する着手宣言部102,202,302,402と、作業終了を宣言する終了宣言部103,203,303,403と、業務担当者の操作に応じてデータなどを入力するための入力部104,204,304,404とを有する。
【0015】
次に、制御サーバ10、ワークフローデータベース20、情報処理装置100,…,400の動作について説明する。
【0016】
まず、ワークフローデータベース20について図2ないし図5を参照しながら説明する。図2は図1のワークフローシステムで取り扱われるワークフローの一例を示す図、図3は図1のワークフローデータベースに格納されている工程番号とそれに対応する工程を示す図、図4は図1のワークフローデータベース20に格納されている図2のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図、図5は図4のルーティングテーブルが更新された状態を示す図である。
【0017】
ワークフローデータベース20には、各業務に関するワークフロー、各工程の作業内容、担当者などのデータが格納されている。ここでは、例えば図2に示すワークフローを行う場合を想定してワークフローデータベース20について説明する。
【0018】
図2に示すワークフローは、1,2,5,6の番号でそれぞれ表される4つの工程からなり、工程1が終了すると工程2へ、工程2が終了すると工程5へ、工程5が終了すると工程6へ業務を流すことを表す。各工程番号には、図3に示すようなテーブル形式で、工程名が対応付けられており、このテーブルはワークフローデータベース20に格納されている。このテーブルにおいては、工程番号1が加工A、工程番号2が加工B、工程3が加工C、工程4が加工D、工程5が加工E、工程6が加工F、工程7が加工G、工程8が加工H、工程9が加工M、工程10が加工Nに対応している。よって、図2のワークフローは、加工A、加工B、加工E、加工Fの順に作業が流れていくことを表す。
【0019】
図2のワークフローが登録されると、図4に示すような、ワークフローにおける各工程の処理順序がテーブル形式で記述されたルーティングテーブルがワークフローデータベース20に格納される。このルーティングテーブルは、前工程番号、現工程番号、後工程番号、ステータス情報から構成される。ここで、図4に示すルーティングテーブルは、ワークフローの初期状態を表し、ステータスは全て未に設定されている。また、テーブル中のStは開始ポイント、Fnは終了ポイントを表し、これらは、図2においては省略されている。このルーティングテーブルは、ワークフローが進むにつれて更新される。例えば、工程1、工程2が終了し、現工程が工程5である場合、上記テーブルは、図5に示すように、更新される。ここで、工程1および工程2に関しては、そのステータスが「済」すなわち終了していることを表し、工程5のステータスは当該工程が現在の工程であることを表している。そして、工程に関しては、そのステータスが「未」すなわち未実施であることを表している。
【0020】
工程5が終了し、作業を次工程6に進める場合、工程5の担当者は、作業が終了すると、その情報処理装置100,…,400の終了宣言部102,…,402を介して作業終了を宣言する。制御サーバ10の監視部13は、上記作業終了宣言を受ると、工程5が終了したことを検知し、ワークフローデータベース20から次工程が工程6であることを認識する。そして、通知部12は工程6を実行する情報処理装置100,…,400へ作業開始可能通知を行う。この作業開始通知を受けた情報処理装置100,…,400は、作業開始が可能である旨を表示部301,…,401に表示する。
【0021】
次に、ワークフローにおいて戻しが発生した場合について図6ないし図14を参照しながら説明する。図6は図1のワークフローシステムが取り扱うワークフローの他の例を示す図、図7は図6のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図、図8は図7のルーティングテーブルが更新された状態の一例を示す図、図9は図7のルーティングテーブルが更新された状態の他の例を示す図、図10は工程9を実行する情報処理装置の初期画面例を示す図、図11は工程9を実行する情報処理装置における引き当てられた業務内容を表す画面例を示す図、図12は工程9を実行する情報処理装置におけるワークフロー表示ウィンドウとワークフロー変更ウィンドウを表示した際の画面例を示す図、図13は図12のワークフロー表示ウィンドウとワークフロー変更ウィンドウ上に工程変更が反映された場合の画面例を示す図、図14は図1の制御サーバ10の処理手順を示すフローチャートである。
【0022】
ここでは、図6に示すワークフローを想定する。このワークフローにおいては、工程1、工程2、工程3、工程4、工程9、工程6、工程7、工程8の順にルーティングが行われる。すなわち、加工がA、B、C、D、M、F、G、Hの順に行われることになる。このワークフローが登録されると、図7に示すような、ワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルがワークフローデータベース20に格納される。
【0023】
工程4が完了するまでのルーティング処理は、図2のワークフローの場合と同じである。
【0024】
次に、工程4が完了し、工程9において戻しが発生したとし、この場合の処理について説明する。工程4が完了すると、工程4を実行する情報処理装置の終了宣言部(情報処理装置100,…,400のいずれかの終了宣言部103,…,403)により、作業終了が宣言される。この作業終了宣言は、動作的には、図10の完了ボタン130を押すことによりなされる。この作業終了宣言により、上記テーブルにおける工程4のステータスは、「未」から「済」に変更される。制御サーバ10の監視部13は、ルーティングテーブルを監視しており、ステータスが「未」から「済」になったことにより、当該作業が終了したことを検出する。ここで、工程4の次工程は工程9であるため、通知部12は、工程9を実行する情報処理装置100,…,400に、作業開始可能の通知を行う。
【0025】
ここで、工程9を実行する情報処理装置を100とすると、その表示部101は、図10に示す画面を表示する。この画面には、業務一覧110が表示され、この業務一覧110は、上記通知結果が追加されたものである。また、業務一覧110に記載されている業務(同図内の図面記号111,222,333,444,555,666,777)は、それぞれ固有の加工手順に従ったワークフローに従い現在、工程番号9の加工Mを行うところで仕掛かっている状態を表している。
【0026】
作業担当者は、情報処理装置100の表示部101に表示された業務一覧から、着手すべき業務を判断し、業務を開始する。ここで、通知されたABC加工(図面記号888)を開始する場合、作業担当者は、表示されている業務一覧からABC加工を選択し、引当ボタン120を押下する。これにより、引き当てられた業務は、表示部101において、図11に示すように表示され、また、業務開始のフラグ(ワークフローテーブル中の「現」)が、ワークフローデータベース20のワークフローテーブルに書き込まれる(図8を参照)。この書込みは、制御サーバ10の監視部13により監視されており、ルーティング制御部11は、監視部13の監視結果から業務が開始されたことを認識する。
【0027】
通常、この工程での作業が正常に終了した場合、完了ボタン130が押されて、作業が次工程に引き渡されることになるが、トラブルなどの発生により、前工程に戻す必要が発生した場合は、以下の手続きがとられる。
【0028】
作業を前工程に戻す必要が発生した場合、作業担当者は、情報処理装置100の表示部101にある工程変更ボタン140を押下する。同ボタンが押下されたことを認識した情報処理装置100は、図12に示すように、当該作業のワークフロー表示ウィンドウ160とワークフロー変更ウィンドウ150を表示部101にオープンする。ワークフロー表示ウィンドウ160は、ワークフローを表すグラフを表示し、各工程を囲う○印の下には、チェック欄が表示される。ここで、終了している工程に対しては、そのチェック欄がチェックされており、ワークフローにおける現在の工程すなわち加工Mは、太い実線の○印で囲われている。
【0029】
ワークフロー変更ウィンドウ150は、工程変更に必要な項目を入力するためのウィンドウである。ここで、戻し工程を加工B、分類を修正とし、加工B後のワークフローにおいて、再度、加工Cを行う場合は、業務担当者により、ワークフロー表示ウィンドウ160における加工Cのチェックがはずされる。この操作により、作業が加工Bに戻され、加工B、加工Cが再度行われた後に、加工Dがスキップされて作業が加工Mに移行されるように設定され、この設定状態は、図13に示すように、ワークフロー表示ウィンドウ160とワークフロー変更ウィンドウ150上でそれぞれ反映される。そして、作業担当者により、ワークフロー変更ウィンドウ150における登録ボタン170が押され、工程変更の内容が確定される。以上の操作が、作業担当者の操作である。
【0030】
上述したように工程変更が確定されると、図9に示すように、加工Mの後の加工Bに戻り、加工B、Cを行い、本来の加工Dをスキップして、加工M、以下、加工F、G、Hとワークフローが進むようにルーティングテーブルの書き換えが行われる。
【0031】
次に、制御サーバ10の処理について図14を参照しながら説明する。
【0032】
制御サーバ10においては、図14に示すように、監視部13により各工程の作業が終了したか否かの監視が行われている(ステップS10)。監視部13は、ルーティングテーブルのステータスを監視しており、作業担当者の情報処理装置の終了宣言部によりルーティングテーブルのステータスが「未」から「済」に変更された事象を検知すると、この作業が終了したことを検知する。
【0033】
次いで、ルーティング制御部11が工程の戻しが発生したか否かを判定する(ステップS20)。この工程の戻しが発生したか否かの判定は、現在の工程を実行する情報処理装置における工程変更ボタン140が押されたか否かにより行われ、工程変更ボタン140が押されず、完了ボタン130が押された場合は、工程変更は無いと判定される。ここで、工程の戻しが発生したと判定された場合、ルーティング制御部11は、戻し工程が入力されるのを待つ(ステップS30)。戻し工程の入力の有無は、登録ボタン170が押されたか否かにより判定する。
【0034】
ここで、戻し工程が入力されると、ルーティング制御部11は、スキップする工程があるか否かを判定する(ステップS40)。スキップする工程の有無は、現在の工程を実行する情報処理装置の表示部に表示されているワークフロー表示ウィンドウ160のチェック欄のチェックの有無により判定される。そして、スキップする工程がある場合、変更部13は、入力された戻し工程およびスキップ工程に基づいてワークフローデータベース20内のルーティングテーブルを書き換える(ステップS50)。図13に示す工程変更例の場合、加工Mの後の加工Bに戻り、加工B、Cを行い、本来の加工Dをスキップして、加工M、以下、加工F、G、Hとワークフローが進むようにルーティングテーブルの書き換えが行われる(図9を参照)。
【0035】
次いで、通知部12により、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能通知が出される(ステップS70)。図13に示す工程変更例では、工程Bの情報処理装置に対して作業開始可能通知が出される。そして、処理が上記ステップS10に戻される。
【0036】
上記ステップS40においてスキップする工程が無いと判定された場合、変更部13は、入力された戻し工程に基づいてワークフローデータベース20内のルーティングテーブルを書き換える(ステップS50)。そして、通知部12により、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能通知が出され(ステップS70)、処理が上記ステップS10に戻される。
【0037】
上記ステップS20において工程の戻しが発生していないと判定された場合、ルーティング制御部11は、ルーティングテーブルを参照して次工程が存在するか否かを判定する(ステップS80)。ここで、次工程が存在する場合、通知部12により、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始が可能である旨の通知が出される(ステップS70)。これに対し、次工程が存在しない場合、本処理は終了する。
【0038】
このように、本実施形態では、ワークフローにおいて、工程を既に終了されている工程に戻す場合、システム管理者がワークフローテンプレートの定義の変更、再登録などの作業を行う必要がなく、ワークフローの一連の作業を滞りなく処理させることができる。
【0039】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。図15は本発明の第2実施形態に係るワークフローシステムの構成を示すブロック図である。
【0040】
ワークフローシステムは、図15に示すように、制御サーバ10と、ワークフローを実行するためのデータが格納されているワークフローデータベース(ワークフローDB)20と、各作業者によりそれぞれ工程を実現するための複数の情報処理装置100,200,300,400とを備え、これらはLAN(Local Area Network)30を介して通信可能に接続される。
【0041】
制御サーバ10は、ワークフロールーティング制御を行い、作業工程の遷移、各作業工程の作業者への情報の受け渡しを管理するルーティング制御部11と、前工程の作業終了時、次工程に作業開始可能を通知する通知部12と、後述する情報処理装置100,200,300,400の着手宣言部102,202,303,402により宣言された業務が存在するかを監視する監視部13と、監視部13により検出された結果に基づいてワークフローを変更する変更部14と、通知済みの工程に対し、取り消しを通知する取り消し部15と、同一の優先度を有する工程または代替工程を有する工程を判別する判別部16とを有する。
【0042】
各情報機器端末100,200,300,400は、上記第1実施形態の情報機器端末と同じ構成を有し、それぞれは、表示部、着手宣言部、終了宣言部、および入力部を有する。各情報機器端末100,200,300,400の表示部は、上記第1実施形態と同様に、制御サーバ10が管理するデータに対して作業者が入出力処理を行うためのインターフェースの役割をする。
【0043】
ワークフローデータベース20には、上記第1実施形態のワークフローデータベース20と同様に、各業務に関するワークフロー、各工程の作業内容、担当者などのデータが格納されている(図2ないし図5を参照)。
【0044】
ここで、図2に示すワークフローにおいて、工程5が終了し、作業を次工程6に進める場合、工程5の担当者は、作業が終了すると、その情報処理装置100,…,400の終了宣言部は作業終了を宣言する。制御サーバ10の監視部13は、上記作業終了の宣言を監視しており、監視部13により作業終了宣言が検出されると、通知部12は次工程の工程6を実行する情報処理装置100,…,400へ作業開始可能通知を出す。作業開始可能通知を受けた情報処理装置100,…,400は、作業開始可能である旨を表示部に表示する。この手順は、上記第1実施形態と同じである。
【0045】
次に、複数の工程を並行に処理するワークフローについて図16ないし図23を参照しながら説明する。図16は図15のワークフローシステムが取り扱うワークフローの一例を示す図、図17は図15のワークフローシステムが取り扱うワークフローの他の例を示す図、図18は図15のワークフローシステムが取り扱うワークフローのさらに他の例を示す図、図19は図16のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図、図20は図17のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図、図21は図18の図17のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図、図22は図20の同一優先度工程群管理テーブルの一例を示す図、図23は図21の代替工程群管理テーブルを示す図である。
【0046】
まず図16に示すワークフローにおいては、工程1、工程2、工程3、工程4、工程5、工程6、工程7があり、これらに工程のうち、各工程3,4,5は並列に処理されるものであることが表されている。すなわち、工程2が終了すると、工程3,4,5を実行する情報処理装置に対して作業開始可能が通知され、これらの工程が並行に実行される。そして、各工程3,4,5が終了すると、次工程である工程6を実行する情報処理装置に作業開始可能が通知される。このワークフローが登録されると、図19に示すような、ワークフローの初期状態を表すテーブルがワークフローデータベース20に格納される。
【0047】
図17に示すワークフローは、各工程3,4,5の間には業務の先行関係が存在せず、各工程3,4,5を同時に実行することができないことを表している。すなわち、各工程3,4,5は順不同に実行される同一優先度を有する工程である。そして、これらの工程3,4,5の全てが終了すると、工程6を実行する担当者に業務開始可能が通知される。このワークフローが登録されると、図20に示すような、ワークフローの初期状態を表すテーブルがワークフローデータベース20に格納される。この図20に示すテーブルにおいて、工程B1は、各工程3,4,5を含む同一優先度工程群であり、図22に示すような、同一優先度工程を管理する同一優先度工程群管理テーブルで管理される。この同一優先度工程群管理テーブルは、ワークフローデータベース20に格納される。
【0048】
図18に示すワークフローは、各工程3,4,5のうち、いずれか1つの工程が終了すれば、他の工程を実行せずに、工程6を実行する担当者に作業開始可能を通知する場合を表している。ここで、各工程3,4,5は、代替工程である。このワークフローが登録されると、図21に示すような、ワークフローの初期状態を表すテーブルがワークフローデータベース20に格納される。この図21のテーブルにおいて、工程A1は、図23に示すような、代替工程を管理する代替工程群管理テーブルで管理される。この代替工程群管理テーブルは、ワークフローデータベース20に格納される。
【0049】
次に、制御サーバ10の処理について図30を参照しながら説明する。図30は図15の制御サーバ10の処理手順を示すフローチャートである。
【0050】
制御サーバ10においては、図30に示すように、監視部13により各工程の作業が終了したか否かの監視が行われている(ステップS101)。監視部13は、ワークフローデータベース20内の該当するルーティングテーブルのステータスを監視しており、作業担当者の情報処理装置の終了宣言部によりルーティングテーブルのステータスが「未」から「済」に変更された事象を検知すると、この作業が終了したことを検知する。
【0051】
次いで、ルーティング制御部11はワークフローデータベース20内の該当するルーティングテーブルを参照して次工程が存在するか否かを判定する(ステップS102)。ここで、次工程が存在しないと判定された場合、本処理は終了する。これに対し、次工程が存在すると判定された場合、判定部16は、次工程が同一優先度工程群(例えば図17のB1)であるか否かを判別する(ステップS103)。ここで、次工程が同一優先度工程群(例えば図17のB1)であると判定された場合、通知部12は、同一優先度工程群に含まれる工程のそれぞれに対応する情報処理装置の全てに対して作業開始可能を通知する(ステップS104)。例えば図17のワークフローの場合、工程群B1に含まれる工程3,4,5にそれぞれ対応する情報処理装置の全てに対して作業開始可能通知が出される。作業開始可能通知を受けた情報処理装置においては、対応する工程の業務が開始されると、着手宣言部により着手宣言が出される。この着手宣言により、業務開始フラグがワークフローデータベース20内の該当するルーティングテーブルに書き込まれる。
【0052】
制御サーバ10の監視部13は、ワークフローデータベース20内の該当するルーティングテーブルを参照して、着手宣言が出されたか否かすなわち作業開始フラグが書き込まれたか否かを監視する(ステップS105)。ここでは、最初に着手宣言が出された工程が検出される。この最初に着手宣言を出した工程が検出されると、取り消し部15は、同一優先度工程群管理テーブルを参照して、同一優先度工程群における最初の着手宣言を出した工程以外の他の工程を検索し、他の工程に対応する情報処理装置に対して作業取り消しの通知を行う(ステップS106)。この作業取り消し通知を受けた情報処理装置においては、この通知に従い、対応する作業の消しこみを行う。
【0053】
次いで、制御サーバ10のルーティング制御部11は、ルーティングテーブルと同一優先度工程群管理テーブルの内容を変更する(ステップS107)。そして、処理が上記ステップS101に戻される。ここでは、同一優先度工程群の一つの工程が終了したので、続いて同一優先度工程群の他の工程が同様に実行され、同一優先度工程群に含まれる全ての工程が終了すると、次工程への移行が行われる。
【0054】
上記ステップS103において次工程が同一優先度工程群でないと判定された場合、判定部16は、次工程が代替工程群(例えば図18のA1)であるか否かを判別する(ステップS108)。ここで、次工程が代替工程群(例えば図18のA1)であると判定された場合、通知部12は、代替工程群に含まれる全ての工程にそれぞれ対応する情報処理装置に対して作業開始可能を通知する(ステップS109)。例えば図18のワークフローの場合、工程群A1に含まれる工程3,4,5にそれぞれ対応する情報処理装置に対して作業開始可能通知が出される。作業開始可能通知を受けた情報処理装置においては、対応する工程の作業が開始されると、着手宣言部により着手宣言が出される。この着手宣言により、業務開始フラグがワークフローデータベース20内の該当するルーティングテーブルに書き込まれる。
【0055】
制御サーバ10の監視部13は、ワークフローデータベース20内の該当するルーティングテーブルを参照して、着手宣言が出されたか否かすなわち業務開始フラグが書き込まれたか否かを監視する(ステップS110)。ここでは、最初に着手宣言が出された工程が検出される。この最初に着手宣言を出した工程が検出されると、取り消し部15は、代替工程群管理テーブルを参照して、同一優先度工程群における最初の着手宣言を出した工程以外の他の工程を検索し、他の工程に対応する情報処理装置に対して作業取り消しの通知を行う(ステップS111)。この作業取り消し通知を受けた情報処理装置においては、この通知に従い、対応する作業の消しこみを行う。
【0056】
次いで、制御サーバ10のルーティング制御部11は、ルーティングテーブルと代替工程群管理テーブルの内容を変更する(ステップS112)。そして、処理が上記ステップS101に戻される。ここでは、代替工程群のいずれか一つの工程が終了したので、代替工程群の他の工程は行われずに、代替工程群から次工程への移行が行われる。
【0057】
上記ステップS108において次工程が代替工程群でないと判定された場合、通知部12は、次工程に対応する情報処理装置に対して作業開始可能を通知する(ステップS113)。そして、処理が上記ステップS101に戻される。
【0058】
次に、図17および図18のワークフローの場合の処理例について図24ないし図29を参照しながら説明する。図24は図20のルーティングテーブルおよび同一優先度工程群管理テーブルの更新の一例を示す図、図25は図20のルーティングテーブルおよび同一優先度工程群管理テーブルの更新の他の例を示す図、図26は図21の図20のルーティングテーブルおよび代替工程群管理テーブルの更新の一例を示す図、図27は図17のワークフローの工程5を実行する情報処理装置の初期画面例を示す図、図28は図17のワークフローの工程5を実行する情報処理装置が作業開始可能通知を受けた際の画面例を示す図、図29は図17のワークフローの工程5を実行する情報処理装置における引き当てられた業務内容を表す画面例を示す図である。
【0059】
まず、図17に示すワークフローに対する処理を図30のフローチャートに沿って説明する。
【0060】
このワークフローにおいては、工程1が終了したときのワークフロールーティングの処理は、上記第1実施形態における図2のワークフローの場合と同じである。次いで、工程2が終了すると、工程2を実行する情報処理装置の終了宣言部により、業務終了が宣言される。ここでは、工程2を実行する情報処理装置を情報処理装置100とする。この業務終了宣言は、動作的には、図27の完了ボタン130を押すことによりなされる。この業務終了宣言により、上記テーブルにおける工程2のステータスは、「未」から「済」に変更される。ルーティング制御部11は、ルーティングテーブルを監視しており(ステップS101)、ステータスが「未」から「済」になったことにより、業務が完了したことを検出する。ルーティングテーブルの次工程は同一優先度工程群B1であるため(ステップS103のYES)、通知部12は、同一優先度工程群B1に含まれる各工程3,4,5を実行する情報処理装置100,…,400に、作業開始可能の通知を行う(ステップS104)。
【0061】
ここで、工程5を実行する情報処理装置を200とすると、その表示部には、図27に示す画面が表示されている。そして、上記作業開始通知を受け取ると、この画面の業務一覧110には、図28に示すように、工程番号5の加工Eが追加表示される。工程3,4に関しても、同様に対応する情報処理装置の表示部に、それぞれ、工程番号3の加工C、工程番号4の加工Dが表示される。
【0062】
業務担当者は、情報処理装置200の表示部に表示された業務一覧から、着手すべき業務を判断し、業務を開始する。ここで、通知された加工E(図面記号123)を開始する場合、業務担当者は、表示されている業務一覧から加工Eを選択し、引当ボタン120を押下する。これにより、引き当てられた業務は、表示部において、図29に示すように表示され、また、情報処理装置200の着手宣言部により着手宣言が出され、業務開始のフラグ(ルーティングテーブル中の「現」)が、ワークフローデータベース20のルーティングテーブルに書き込まれる(図24を参照)。この書込みは、監視部13により監視されており、工程5の業務が開始されたことが認識される(ステップS105)。
【0063】
そして、取り消し部15により、同一優先工程群管理テーブルから他の工程を検索し、他の工程すなわち工程3,4をそれぞれ実行する情報処理装置に対して取り消し通知を行う(ステップS106)。この取り消し通知を受けた情報処理装置は、表示部から取り消しを受けた工程の作業の消しこみを行う。一方、ルーティング制御部11は、ルーティングテーブルと同一優先度群管理テーブルの内容を更新する。この工程5を最初に実行する場合においては、ルーティングテーブルは図24(a)に示すように更新され、同一優先度群管理テーブルは図24(b)に示すように更新される(ステップS107)。
【0064】
次いで、工程5が終了し、次工程として工程4が実行される場合、同様な処理が行われ、工程4の作業着手に伴い、ルーティングテーブルは図25(a)に示すように、同一優先度群管理テーブルは図25(b)に示すようにそれぞれ更新される。
【0065】
次に、図18に示すワークフローに対する処理を図30のフローチャートに沿って説明する。
【0066】
このワークフローにおいては、工程1が終了したときのワークフロールーティングの処理は、上記第1実施形態における図2のワークフローの場合と同じである。次いで、工程2が終了すると、工程2を実行する情報処理装置の終了宣言部により、業務終了が宣言される。業務終了宣言により、上記テーブルにおける工程2のステータスは、「未」から「済」に変更される。ルーティング制御部11は、ワークフローテーブルを監視しており(ステップS101)、ステータスが「未」から「済」になったことにより、業務が完了したことを検出する。ルーティングテーブルの次工程は代替工程群A1であるため(ステップS108のYES)、通知部12は、代替工程群A1に含まれる各工程3,4,5を実行する情報処理装置100,…,400に、作業開始可能の通知を行う(ステップS109)。
【0067】
ここで、工程5を実行する情報処理装置を200とすると、その表示部には、図27に示す画面が表示されている。そして、上記作業開始通知を受け取ると、この画面の業務一覧110には、図28に示すように、工程番号5の加工Eが追加表示される。工程3,4に関しても、同様に対応する情報処理装置の表示部に、それぞれ、工程番号3の加工C、工程番号4の加工Dが表示される。
【0068】
業務担当者は、情報処理装置200の表示部に表示された業務一覧から、着手すべき業務を判断し、業務を開始する。ここで、通知された加工E(図面記号123)を開始する場合、業務担当者は、表示されている業務一覧から加工Eを選択し、引当ボタン120を押下する。これにより、引き当てられた業務は、表示部において、図29に示すように表示され、また、情報処理装置200の着手宣言部により着手宣言が出され、業務開始のフラグ(「現」)が、ワークフローデータベース20のルーティングテーブルに書き込まれる(図26を参照)。この書込みは、監視部13により監視されており、工程5の業務が開始されたことが認識される(ステップS110)。
【0069】
そして、取り消し部15により、代替工程群管理テーブルから他の工程を検索し、他の工程すなわち工程3,4をそれぞれ実行する情報処理装置に対して取り消し通知を行う(ステップS111)。この取り消し通知を受けた情報処理装置は、表示部から取り消しを受けた工程の作業の消しこみを行う。一方、ルーティング制御部11は、ルーティングテーブルと代替工程群管理テーブルの内容を更新する(ステップS112)。代替工程群の工程のうち、工程5を実行する場合においては、他の工程3,4は実行されないので、ルーティングテーブルは図26(a)に示すように更新され、同一優先度工程群管理テーブルは図26(b)に示すように更新される。
【0070】
次いで、工程5が終了すると、次工程として工程6が実行されることになる。
【0071】
このように、本実施形態では、ワークフロー中に、同一優先度工程群または代替工程群が存在する場合でも、これらに含まれる複数の工程に対する処理順序をシステム管理者が予め決める必要がないので、システム管理者に余分な負担を掛けることなく、同一優先度工程群または代替工程群を含むワークフローにおける一連の作業を滞りなく実行させることができる。
【0072】
なお、本発明の目的は、前述した各実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0073】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはうまでもない。
【0074】
以下、本発明の実施態様を列挙する。
【0075】
[実施態様1] 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムであって、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートを保持し、前記ワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前工程の作業終了が検出されると、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能を通知する通知手段と、前記作業開始可能が通知された情報処理装置から、既に終了されている工程のうちの一つを戻し先の工程として指定する工程変更指示が出されると、前記指示された工程変更指示により指定された戻し先の工程からそれ以降の工程が含まれるように前記ワークフローテンプレートを変更する変更手段とを有することを特徴とするワークフローシステム。
【0076】
[実施態様2] 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムであって、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートを保持し、前記ワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前工程の作業終了が検出されると、次工程が同一優先度工程群または代替工程群であるか否かを判別する判別手段と、前記次工程が同一優先度工程群であると判別された場合、該同一優先度工程群に含まれる複数の工程が順不同に実行された後に該同一優先度工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更し、前記次工程が代替工程群であると判別された場合、該代替工程群に含まれる複数の工程のうち、いずれか1つの工程が実行された後に該代替工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更する変更手段とを有することを特徴とするワークフローシステム。
【0077】
[実施態様3] 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムにおける、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御方法であって、前工程の作業終了が検出されると、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能を通知する通知工程と、前記作業開始可能が通知された情報処理装置から、既に終了されている工程のうちの一つを戻し先の工程として指定する工程変更指示が出されると、前記指示された工程変更指示により指定された戻し先の工程からそれ以降の工程が含まれるように前記ワークフローテンプレートを変更する変更工程とを有することを特徴とするワークフローシステムの制御方法。
【0078】
[実施態様4] 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムにおける、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御方法であって、前工程の作業終了が検出されると、次工程が同一優先度工程群または代替工程群であるか否かを判別する判別工程と、前記次工程が同一優先度工程群であると判別された場合、該同一優先度工程群に含まれる複数の工程が順不同に実行された後に該同一優先度工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更し、前記次工程が代替工程群であると判別された場合、該代替工程群に含まれる複数の工程のうち、いずれか1つの工程が実行された後に該代替工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更する変更工程とを有することを特徴とするワークフローシステムの制御方法。
【0079】
[実施態様5] 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステム上で実行される、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御するためのプログラムであって、前工程の作業終了が検出されると、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能を通知する通知モジュールと、前記作業開始可能が通知された情報処理装置から、既に終了されている工程のうちの一つを戻し先の工程として指定する工程変更指示が出されると、前記指示された工程変更指示により指定された戻し先の工程からそれ以降の工程が含まれるように前記ワークフローテンプレートを変更する変更モジュールとを有することを特徴とするプログラム。
【0080】
[実施態様6] 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステム上で実行される、前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御するためのプログラムであって、前工程の作業終了が検出されると、次工程が同一優先度工程群または代替工程群であるか否かを判別する判別モジュールと、前記次工程が同一優先度工程群であると判別された場合、該同一優先度工程群に含まれる複数の工程が順不同に実行された後に該同一優先度工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更し、前記次工程が代替工程群であると判別された場合、該代替工程群に含まれる複数の工程のうち、いずれか1つの工程が実行された後に該代替工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更する変更モジュールとを有することを特徴とするプログラム。
【0081】
[実施態様7] 実施態様5記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
【0082】
[実施態様8] 実施態様6記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ワークフローにおいて、工程を既に終了されている工程に戻す場合でも、システム管理者に余分な負担を掛けることなく、業務を滞りなく処理させることができる。
【0084】
また、本発明によれば、ワークフロー中に、同一優先度工程群または代替工程群が含まれている場合でも、システム管理者に余分な負担を掛けることなく、同一優先度工程群または代替工程群を含むワークフローを滞りなく実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るワークフローシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のワークフローシステムで取り扱われるワークフローの一例を示す図である。
【図3】図1のワークフローデータベースに格納されている工程番号とそれに対応する工程を示す図である。
【図4】図1のワークフローデータベース20に格納されている図2のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図である。
【図5】図4のルーティングテーブルが更新された状態を示す図である。
【図6】図1のワークフローシステムが取り扱うワークフローの他の例を示す図である。
【図7】図6のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図である。
【図8】図7のルーティングテーブルが更新された状態の一例を示す図である。
【図9】図7のルーティングテーブルが更新された状態の他の例を示す図である。
【図10】工程9を実行する情報処理装置の初期画面例を示す図である。
【図11】工程9を実行する情報処理装置における引き当てられた業務内容を表す画面例を示す図である。
【図12】工程9を実行する情報処理装置におけるワークフロー表示ウィンドウとワークフロー変更ウィンドウを表示した際の画面例を示す図である。
【図13】図12のワークフロー表示ウィンドウとワークフロー変更ウィンドウ上に工程変更が反映された場合の画面例を示す図である。
【図14】図1の制御サーバ10の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第2実施形態に係るワークフローシステムの構成を示すブロック図である。
【図16】図15のワークフローシステムが取り扱うワークフローの一例を示す図である。
【図17】図15のワークフローシステムが取り扱うワークフローの他の例を示す図である。
【図18】図15のワークフローシステムが取り扱うワークフローのさらに他の例を示す図である。
【図19】図16のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図である。
【図20】図17のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図である。
【図21】図18の図17のワークフローの初期状態を表すルーティングテーブルを示す図である。
【図22】図20の同一優先度工程群管理テーブルの一例を示す図である。
【図23】図21の代替工程群管理テーブルを示す図である。
【図24】図20のルーティングテーブルおよび同一優先度工程群管理テーブルの更新の一例を示す図である。
【図25】図20のルーティングテーブルおよび同一優先度工程群管理テーブルの更新の他の例を示す図である。
【図26】図21の図20のルーティングテーブルおよび代替工程群管理テーブルの更新の一例を示す図である。
【図27】図17のワークフローの工程5を実行する情報処理装置の初期画面例を示す図である。
【図28】図17のワークフローの工程5を実行する情報処理装置が作業開始可能通知を受けた際の画面例を示す図である。
【図29】図17のワークフローの工程5を実行する情報処理装置における引き当てられた業務内容を表す画面例を示す図である。
【図30】図15の制御サーバ10の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 制御サーバ
11 ルーティング制御部
12 通知部
13 監視部
14 変更部
15 取り消し部
16 判別部
20 ワークフローデータベース
30 LAN
100,200,300,400 情報処理装置
101,201,301,401 表示部
102,202,302,402 着手宣言部
103,203,303,403 終了宣言部
104,204,304,404 入力部

Claims (2)

  1. 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムであって、
    前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートを保持し、前記ワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前工程の作業終了が検出されると、次工程を実行する情報処理装置に対して作業開始可能を通知する通知手段と、前記作業開始可能が通知された情報処理装置から、既に終了されている工程のうちの一つを戻し先の工程として指定する工程変更指示が出されると、前記指示された工程変更指示により指定された戻し先の工程からそれ以降の工程が含まれるように前記ワークフローテンプレートを変更する変更手段とを有することを特徴とするワークフローシステム。
  2. 複数の工程を有する業務を処理すべく、工程毎の作業を、それぞれ対応する操作者による情報処理装置を用いた操作により処理させるワークフローシステムであって、
    前記複数の工程の処理順序が記載されたワークフローテンプレートを保持し、前記ワークフローテンプレートに従い前記複数の工程のルーティングを制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前工程の作業終了が検出されると、次工程が同一優先度工程群または代替工程群であるか否かを判別する判別手段と、前記次工程が同一優先度工程群であると判別された場合、該同一優先度工程群に含まれる複数の工程が順不同に実行された後に該同一優先度工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更し、前記次工程が代替工程群であると判別された場合、該代替工程群に含まれる複数の工程のうち、いずれか1つの工程が実行された後に該代替工程群に続く工程へ移行するように前記ワークフローテンプレートを変更する変更手段とを有することを特徴とするワークフローシステム。
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