JP4880376B2 - 支援装置、プログラム、情報処理システム及び支援方法 - Google Patents

支援装置、プログラム、情報処理システム及び支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4880376B2
JP4880376B2 JP2006164885A JP2006164885A JP4880376B2 JP 4880376 B2 JP4880376 B2 JP 4880376B2 JP 2006164885 A JP2006164885 A JP 2006164885A JP 2006164885 A JP2006164885 A JP 2006164885A JP 4880376 B2 JP4880376 B2 JP 4880376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slo
item
business
setting
standard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006164885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007334580A (ja
Inventor
義政 増岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2006164885A priority Critical patent/JP4880376B2/ja
Priority to US11/682,367 priority patent/US8214508B2/en
Publication of JP2007334580A publication Critical patent/JP2007334580A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4880376B2 publication Critical patent/JP4880376B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling

Description

本発明は、業務システムの設定項目に設定する設定値の決定を支援する技術に関する。
業務システムを構築する場合、業務システムの実行に必要なリソースの設定項目の設定値を適切な値に設定する必要がある。
特に最近では、業務システムの構築時にSLA(Service Level Agreement)が定められている場合があり、業務システムの設計者は、SLAを構成する要素であるSLO(Service Level Objective)を満たすように設定値を設定する。
この点、業務システムの設計者を支援する技術としては、特許文献1(特開2004−252951公報)に記載のものがある。特許文献1に記載の技術は、業務領域とカスタマイズ項目(例えば、部品やプログラム)の関連を登録しておき、業務システムの設計者が業務システムの業務領域を入力すると、入力された業務領域に対応するカスタマイズ項目が列挙されるようになっている。
特開2004−252951号公報
従来の技術では、入力された業務領域に対応する部品やプログラム等のカスタマイズ項目が列挙されるだけであるので、業務システムの設計者は、列挙されたカスタマイズ項目に対して設定値を設定して、その設定が全てのSLOを満たすかどうかテストし、どれか一つでも満たさない場合は、再度全ての設定値を見直して、テストを繰り返さなければならない。
そこで、本発明は、SLOを満たすために見直さなければならない設定項目を容易に特定することができる技術を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、標準的なSLOを定めた標準SLOの分類項目及び当該標準SLOの分類項目に影響を及ぼす設定項目を当該設定項目毎に対応させた対応情報を記憶しておくことで、標準SLOの各分類項目及び業務上必要とされるSLOである業務SLOの要素を当該要素毎に対応させた業務SLO情報と、業務SLOの要素を特定する情報と、を入力することにより、当該業務SLOの要素に影響を及ぼす可能性のある設定項目を特定することができるようになる。
例えば、本発明は、業務システムの設定項目に設定値を設定するための支援装置であって、前記設定項目を特定する設定項目情報、および、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報、を前記設定項目毎に対応させた対応関係と、前記設定項目情報と、前記設定値を変更した際に前記標準SLOの各標準SLO項目を満たせなくなる可能性があるか否かを判定するための判定条件と、前記設定値を変更した際に影響を与える可能性のある前記標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報と、を対応させた対応関係と、が格納された対応テーブルを記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、入力部を介して、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた業務SLOの要素を特定する業務SLO項目、および、前記標準SLO項目識別情報、を当該要素毎に対応させた業務SLOテーブルの入力を受け付け、前記記憶部に記憶する処理と、入力部を介して前記業務SLOの要素を特定する業務SLO項目の入力を受け付け、前記入力部を介して入力された業務SLO項目に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記業務SLOテーブルから取得し、前記業務SLOテーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報に対応する前記設定項目情報を前記対応テーブルから取得し、前記対応テーブルから取得した前記設定項目情報を出力部に出力する処理と、前記入力部を介して、設定項目を特定する設定項目情報及び該設定項目に設定する設定値を特定する情報の入力を受け付け、前記入力部を介して入力された設定項目情報に対応する前記判定条件を前記対応テーブルから取得し、前記判定条件から前記入力部を介して入力された設定値が前記標準SLOの標準SLO項目を満たせなくなる可能性があるか否かを判定する判定処理と、を行うことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、業務SLOに影響を及ぼす可能性のある設定項目を特定することができるため、当該業務SLOを満たすために適切な設定値を設定しなければならない設定項目を容易に特定することができる。
図1は、本発明の一実施形態である情報処理システム100の概略図である。
図示するように、情報処理システム100は、運用管理端末110と、運用管理サーバ120と、業務実行計算機140A、140Bと、を備えており、これらはネットワーク150を介して接続されているものとする。
ここで、本実施形態である情報処理システム100のオペレータは、予め定められた業務Xを業務実行計算機140A、140Bで実行するための各リソースの設定項目の設定値を運用管理端末110で設計するものとする。
運用管理端末110は、通信処理部111と、入力部112と、出力部113と、送受信部114と、を備えている。
通信処理部111は、後述する入力部112を介して入力された情報を後述する送受信部114を介して運用管理サーバ120に送信する処理を制御する。
ここで、本実施形態においては、運用管理端末110のオペレータから後述する入力部112を介して所定の情報の入力を受け付け、業務システム名及び業務SLOを特定する情報を有する項目取得要求メッセージ、設定値テーブル及び業務SLOを特定する情報を有する判定取得要求メッセージ、リソース名、設定項目及び設定値を特定する情報を有する設定要求メッセージ、業務SLOの要素を特定する情報を有する確定要求メッセージ、業務システム名を特定する情報を有する終了確認メッセージ、を生成して後述する送受信部を介して運用管理サーバ120に送信する。
ここで、設定値テーブルは、少なくとも設定値を設定する設定項目を特定する情報と、新しく設定する設定値を特定する情報と、を備えている。
例えば、図8に示されているような設定値テーブル115を送信する。
設定値テーブル115は、業務システム名欄115aと、リソース名欄115bと、設定項目番号欄115cと、新設定値欄115dと、を備えている。
業務システム名欄115aには、後述する業務実行計算機140A、140Bで実行する業務を特定する情報が登録される。ここで、本実施形態では、後述する業務実行計算機140A、140Bで実行する業務の名称を本欄に登録する。
リソース名欄115bには、後述する新設定値欄115dに登録される新設定値を設定するリソースを特定する情報が登録される。本実施形態では、リソース名が登録されるようになっている。
設定項目番号欄115cには、後述する新設定値欄115dに登録される新設定値を設定する設定項目を特定する情報が登録される。本実施形態では、当該設定項目を特定するための設定項目番号が登録されるようになっている。
新設定値欄115dには、設定項目番号欄115cにより特定される設定項目に新しく設定する設定値が登録される。
なお、設定値テーブル115に登録される情報については、運用管理端末110のオペレータが入力部112を介して入力する。
また、通信処理部111は、運用管理サーバ120から受信した情報を所定の表示形式に編集して、後述する出力部113に出力する処理を制御する。
入力部112は、運用管理端末110のオペレータからの入力を受け付ける入力装置である。
出力部113は、運用管理端末110のオペレータに所定の情報を通知するための出力装置である。
送受信部114は、ネットワーク140を介して情報の送受信を行う装置である。
以上のように構成される運用管理端末110については、いわゆるコンピュータにより実現可能である。例えば、通信処理部111についてはCPU(Central Processing Unit)により実現可能であり、入力部112についてはマウスやキーボードといった入力装置により実現可能であり、出力部113についてはディスプレイにより実現可能であり、送受信部114についてはNIC(Network Interface Card)により実現可能である。
運用管理サーバ120は、記憶部121と、システム設定管理部130と、構成管理部131と、設定配布部132と、送受信部133と、を備えている。
記憶部121は、標準SLOテーブル記憶領域122と、設定項目テーブル記憶領域123と、業務SLOテーブル記憶領域124と、対応テーブル記憶領域125と、構成情報テーブル記憶領域126と、確定管理テーブル記憶領域127と、を有している。
標準SLOテーブル記憶領域122には、標準的なSLOの分類項目を特定する情報が記憶されている。
例えば、標準SLOテーブル記憶領域122には、図2(標準SLOテーブル122aの概略図)に示されているような標準SLOテーブル122aが記憶されている。
図示するように、標準SLOテーブル122aは、標準SLO番号欄122bと、標準SLO欄122cと、を備えている。
標準SLO番号欄122bには、後述する標準SLO欄122cに登録される標準的なSLO分類項目を一意に識別するための識別情報が記憶される。ここで、標準SLO番号欄122bには、他の行と区別できる数字または文字列が格納されていれば良く、例えば行の登録された順に1から順に番号を割り当て、それを標準SLO番号として使用すればよい。
標準SLO欄122cには、標準的なSLOの分類項目名が登録される。ここで、標準的なSLOの分類としては、例えば、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)で定めるものを使用すればよい。
なお、以上から明らかなように、標準SLOテーブル122aの内容は、ITILの文献等に公開された項目名を各行に格納しているだけであるため、容易に作成できる。また、標準SLOテーブル122aの内容は、業務実行計算機140A、140Bで実行する業務Xの構造には無関係であるため、標準SLOテーブル122aの内容は予め標準SLOテーブル記憶領域122に記憶しておくことが可能であり、また業務Xの設定後、他の業務を行う場合でも、標準SLOテーブル122aの内容を修正する必要はない。
設定項目テーブル記憶領域123には、所定の業務を実行する上で、設定の必要なプログラムや装置等における設定項目に関する情報が記憶される。
例えば、設定項目テーブル記憶領域123には、図3(設定項目テーブル123aの概略図)に示されているような設定項目テーブル123aが記憶されている。
図示するように、設定項目テーブル123aは、設定項目番号欄123bと、対象名欄123cと、設定項目名欄123dと、を備えている。
設定項目番号欄123bには、後述する設定項目名欄123dに登録される設定項目を一意に識別するための識別情報が登録される。ここで、本実施形態においては、識別情報として、他の行の情報と区別するために各行毎に通し番号が登録される。
対象名欄123cには、設定が必要となるプログラムや装置等の名称が登録される。
なお、設定の必要なプログラムや装置等が、特定の業務システム専用で作成されていて、汎用的な製品でない場合は、当該プログラム又は装置等に、情報処理システム100のオペレータが適当な名称を付ければよい。
設定項目名欄123dには、対象名欄123cで特定されるプログラムや装置等において、設定を行う設定項目の名称が登録される。
なお、以上から明らかなように、設定項目テーブル123aは、業務システムにおいて使用する製品の設定項目を、一つの項目を一つの行として格納しているだけであり、容易に作成することができる。作成方法としては、製品に付属しているマニュアルを元に情報処理システム100のオペレータが入力を行っても良いし、同等の情報が後述するサービス提供部145A、145Bに組み込まれていて、それをネットワーク経由で取得できる場合は、後述するシステム管理部130がネットワーク150を経由して自動的に情報を取得し、設定項目テーブル123aに行を追加することにより格納しても良い。また、設定項目テーブル123aの内容は、業務X以外の業務システムの設定時にも使用することができる。
業務SLOテーブル記憶領域124には、各々の業務毎に要求される業務SLOの要素と標準SLOの分類項目との対応関係を特定する情報が記憶される。
例えば、業務SLOテーブル記憶領域124には、図4(業務SLOテーブル124aの概略図)に示されているような業務SLOテーブル124aが記憶されている。
図示するように、業務SLOテーブル124aには、業務システム名欄124bと、業務SLO欄124cと、標準SLO欄124dと、が設けられている。
業務システム名欄124bには、後述する業務実行計算機140A、140Bで実行する業務を識別するための識別情報が登録される。ここで、本実施形態においては、当該識別情報として業務の名称が登録される。
業務SLO欄124cには、業務システム名欄124bに登録された業務を行う上で要求される業務SLOの要素が登録される。
標準SLO欄124dには、業務SLO欄124cに登録された業務SLOの要素に対応する標準SLOにおける分類項目名が登録される。ここで、本欄に登録する標準SLOの分類項目名は、標準SLOテーブル記憶領域122に記憶されている標準SLOテーブル122aに登録されたものを使用する。
以上の説明から明らかなように、情報処理システム100のオペレータは、業務SLOテーブル124aの内容を容易に登録することができる。即ち、業務SLOテーブルの一つの行は、業務Xを行う上で定められている業務SLOの各々の要素であり、入力は容易である。また、一般に業務SLOの要素は、ITIL等の分類項目に基づいて作られているため、情報処理システム100のオペレータは、容易に業務SLOの要素に対応する標準SLOの分類項目を決めることができる。
対応テーブル記憶領域125には、各々の業務を行う上で設定しなければならない設定項目を特定する情報と、当該設定項目及び標準SLOの分類項目の対応関係を特定する情報と、当該設定項目を変更した際に標準SLOの分類項目に悪影響を及ぼすことになる判定条件を特定する情報と、が記憶されている。
例えば、対応テーブル記憶領域125には、図5(対応テーブル125aの概略図)に示されているような対応テーブル125aが記憶されている。
図示されているように、対応テーブル125aは、設定項目番号欄125bと、標準SLO欄125cと、判定条件欄125dと、を備えている。
設定項目番号欄125bには、業務を行う上で設定しなければならない設定項目を一意に識別するための識別情報が記憶される。なお、本欄には、設定項目テーブル記憶領域123に記憶されている設定項目テーブル123aの設定項目番号欄123bに登録された設定項目番号が登録される。
標準SLO欄125cには、設定項目番号欄125bで特定される設定項目に対応する標準SLOの分類項目名が登録される。ここで、本欄に登録する標準SLOの分類項目名は、標準SLOテーブル記憶領域122に記憶されている標準SLOテーブル122aに登録されたものを使用する。
ここで、設定項目と標準SLOの分類項目との対応関係は、当該設定項目を変更すると標準SLOに影響を及ぼすか否かで判定すればよい。
判定条件欄125dには、設定項目を変更した際に、どのような変更を行うと標準SLOの分類項目に悪影響を及ぼすかを特定する情報が登録される。
ここで、本実施形態においては、判定条件欄125dには、設定値がどのように変わると、標準SLO欄125cに登録された標準的なSLOの分類項目を満たせなくなる可能性があるかを、論理式の形式で格納する。論理式では、変数として「(旧設定値)」や「(新設定値)」を使用することができ、例えば不等号を使用して「(旧設定値)>(新設定値)」と記載した場合は、もし設定値を小さくすると、標準的なSLOの分類項目が満たせなくなる可能性があることを示す。
なお、判定条件欄125dには、その他にも、「10<(新設定値)」「MANUAL=(新設定値)」のような式も使用可能である。前者は設定値が10より大きい場合に影響すること、後者は設定値が文字列で、値が「MANUAL」である場合に影響することを示している。
ここで、以上から明らかなように、対応テーブル125dは、情報処理システム100のオペレータが容易に作成することができる。即ち、設定項目テーブル123aには、どのような製品にどのような設定項目があるかを、ある製品の一つの設定項目を設定項目テーブル123aの一行で対応付けられており、当該設定項目テーブル123aに登録された個々の設定項目は、その値の設定がどのように影響するかが、その製品に添付されるマニュアルや取扱説明書等に記載されているのが普通である。従って、情報処理システム100のオペレータは、各製品のマニュアル等を参照することにより対応テーブル125aを容易に作成することができる。
構成情報テーブル記憶領域126には、ある業務を行う際に設定しなければならない設定項目を特定する情報と、当該設定項目の設定値を特定する情報と、設定値を配布する宛先を特定する情報と、を記憶する。
例えば、構成情報テーブル記憶領域126には、図6(構成情報テーブル126aの概略図)に示されているような構成情報テーブル126aが記憶されている。
図示されているように、構成情報テーブル126aは、業務システム名欄126bと、リソース名欄126cと、配布先アドレス欄126dと、設定項目番号欄126eと、設定値欄126fと、を備えている。
業務システム名欄126bには、業務実行計算機140A、140Bで実行する業務を特定する情報が記憶される。ここで、本実施形態では、業務実行計算機140A、140Bで実行する業務の名称が記憶されている。
リソース名欄126cには、後述する設定値欄126fに登録される設定値を設定するプログラム、計算機又は装置等のリソースを特定する情報が登録される。ここで、本実施形態においては、本欄にリソース名が登録されるようになっている。
配布先アドレス欄126dには、後述する設定値欄126fに登録される設定値を設定するリソースを有する計算機のアドレスが記憶される。なお、本実施形態においては、業務実行計算機140A又は業務実行計算機140Bのいずれかのアドレスが記憶される。
設定項目番号欄126eには、後述する設定値欄126fに登録される設定値を設定する設定項目を特定する情報が記憶される。本実施形態においては、設定項目テーブル記憶領域123に記憶されている設定項目テーブル123aの設定項目番号欄123bに登録された設定項目番号が登録される。
設定値欄126fには、設定項目番号欄126eにより特定される設定項目に設定する設定値が記憶される。
構成情報テーブル126aの内容は、情報処理システム100のオペレータが、業務実行計算機140A、140Bで行う業務Xの設定を開始する時点でまず初期設定が登録されており、その後、情報処理システム100のオペレータにより適宜変更される。
確定管理テーブル記憶領域127には、各々の設定項目毎に、標準SLOの分類項目を満たすように設定されているか否かを特定する情報が記憶される。
例えば、確定管理テーブル記憶領域127には、図7(確定管理テーブル127aの概略図)に示されているような確定管理テーブル127aが記憶されている。
図示するように、確定管理テーブル127aには、業務システム名欄127bと、リソース名欄127cと、設定項目番号欄127dと、標準SLO欄127eと、確定済フラグ欄127fと、を備えている。
業務システム名欄127bには、業務実行計算機140A、140Bで実行する業務を特定する情報が記憶される。ここで、本実施形態では、業務実行計算機140A、140Bで実行する業務の名称が記憶されている。
リソース名欄127cには、後述する設定項目番号欄127dで特定される設定項目を有するプログラム、計算機又は装置等のリソースを特定する情報が登録される。ここで、本実施形態においては、本欄にリソース名が登録されるようになっている。
設定項目番号欄127dには、後述する確定済みフラグ欄127fで確定する設定値を設定する設定項目を特定する情報が記憶される。本実施形態においては、設定項目テーブル記憶領域123に記憶されている設定項目テーブル123aの設定項目番号欄123bに登録された設定項目番号が登録される。
標準SLO欄127eには、後述する確定済フラグ欄127fで満たすことが確定される標準SLOの分類項目を特定する情報が記憶される。ここで、本実施形態においては、本欄に標準SLOの分類項目名が登録されるようになっている。
確定済フラグ欄127fには、設置項目番号欄127dで特定される設定項目が、標準SLO欄127eで特定される標準SLOの分類項目を満たすことを確定したか否かを特定する情報が記憶される。本実施形態においては、本欄に、「Y」、「N」及び「L」のうちのいずれ一つが登録されるようになっている。ここで、「Y」は標準SLOを満たすことが確定していることを、「N」は標準SLOを満たすことが確定しておらず、確定しなければならないことを、「L」は標準SLOを満たすことが確定してはいないが、業務Xの設定後、実用を始めた後で設定値を調整することを示す。例えば、業務Xの実用を開始した後で、実行性能を監視し、監視結果において自動的に設定値を大きくしたり小さくしたりするような機構を導入している場合は、その機構が調整する設定項目については「L」が登録される。
確定状況管理テーブル127aの各行のうち、業務システム名欄127bに対応する列が「業務X」であるものについては、情報処理システム100のオペレータが業務Xの設定を開始する時点で、対応テーブル125aと構成情報テーブル126aとを用いて自動的に作成され、情報処理システム100のオペレータが業務Xの設定を進める中で更新される。
また、確定状況管理テーブル127aのうち、業務システム名欄127bに対応する列が「業務X」である行に登録される内容については、構成情報テーブル126aの行のうち、業務システム名欄126bに対応する列が「業務X」であるものをすべて抽出し、抽出した各行の設定項目番号欄126eに対応する設定項目が影響する標準SLOの分類項目を、対応テーブル125aを検索することで列挙する(いわゆる関係データベースの結合演算を実行する)ことにより作成することができる。
システム設定管理部131は、後述する送受信部133を介して、運用管理端末110から所定の情報を受信することにより、後述する構成管理部131を介して、記憶部121から必要な情報を取得して、後述する送受信部133を介して、運用管理端末110に必要な情報を返信する処理を制御する。
具体的には、システム設定管理部130は、後述する送受信部133を介して、運用管理端末110から業務システム名及び業務SLOの要素を特定した項目要求メッセージを受信した場合には、受信した業務システム名及び業務SLOの要素に対応するリソース名及び設定項目の一覧を、後述する送受信部133を介して運用管理端末110に返信する。
また、システム設定管理部130は、後述する送受信部133を介して、運用管理端末110から設定項目番号、新設定値及び業務SLOの要素を特定した判定取得要求メッセージを受信した場合には、受信した設定項目番号により特定される設定項目に、受信した新設定値を入力した場合に、受信した業務SLOの要素に悪影響を及ぼすか否かを判定して、その結果を、後述する送受信部133を介して運用管理端末110に返信する。
また、システム設定管理部130は、後述する送受信部133を介して、運用管理端末110から業務SLOの要素を特定した確定要求メッセージを受信した場合には、受信した業務SLOに対応する設定項目の設定値が変更されていないことを確認して、変更されていない設定値に対応する確定管理テーブル127aの確定済みフラグ欄127fに確定済みであることを示す「Y」の情報を登録する処理を行う。
さらに、システム設定管理部130は、業務システム名を特定した終了確認メッセージを受信した場合には、受信した業務システム名に対応する設定項目のうちまだ確定していない設定項目を特定して、当該設定項目の一覧を、後述する送受信部133を介して運用管理端末110に返信する。
構成管理部132は、記憶部121に記憶されるテーブルの管理を行う。例えば、構成管理部132は、システム設定管理部130や後述する設定配布部132からの要求に応じて、記憶部121に記憶された各種テーブルにアクセスして、必要な情報を取得し、取得した情報をシステム設定管理部130や後述する設定配布部132に渡す。
設定配布部132は、構成管理部132を介して、業務Xを実行するための設定値情報、該設定値を送信するアドレス、を取得し、後述する送受信部133を介して、ネットワーク150経由で、業務実行計算機140A、140Bに送信する処理を制御する。
なお、業務実行計算機140A、140Bに送信する設定値情報については、少なくとも、実行する業務を特定する情報と、業務を実行するリソースを特定する情報と、設定値を設定する設定項目を特定する情報と、設定する設定値を特定する情報と、を備えるものとし、例えば、図8に示す設定値テーブル115と同様のデータ構造とすることが可能である。
送受信部133は、ネットワーク150を介して情報の送受信を行う。
以上に記載された運用管理サーバ120については、いわゆるコンピュータにより実現可能である。
例えば、記憶部121については、ハードディスク等の外部記憶装置により実現可能であり、システム設定管理部130、構成管理部131及び設定配布部132については、ハードディスク等の外部記憶装置に記憶された所定のプログラムをCPUで実行することにより実現可能であり、送受信部133については、NICにより実現可能である。
業務実行計算機140A、140Bは、記憶部141A、141Bと、設定実行部144A、144Bと、サービス提供部145A、145Bと、送受信部146A、146Bと、を備えている。
記憶部141A、141Bには、設定記憶領域142A、142Bと、ログ記憶領域143A、143Bと、を備えている。
設定記憶領域142A、142Bは、運用管理サーバ120から送信された設定値情報を記憶する。ここで、設定値情報としては、少なくとも、実行する業務を特定する情報と、業務を実行するリソースを特定する情報と、設定値を設定する設定項目を特定する情報と、設定する設定値を特定する情報と、を備えるものとする。
ログ記憶領域142A、142Bには、サービス提供部145A、145Bで実行する業務で生じた事象のログ情報を記憶する。
ここで、ログ記憶領域142A、142Bに記憶する内容としては、サービス提供部145A、145Bで実行する業務の応答時間や、単位時間当たりの処理件数、可用性などを計算して、業務SLOが満たされているのを確認することができるように、サービス提供部145A、145Bで実行した処理を特定する情報、当該処理の実行を開始した時刻、当該処理を終了した時刻、当該処理が成功したがどうかを特定する情報、が含まれる。
例えば、ログ記憶領域142A、142Bには、図9(ログテーブル143aの概略図)に示すようなログテーブル143aが記憶される。
図示するように、ログテーブル143aは、年月日欄143bと、時間欄143cと、処理ID欄143dと、事象欄143eと、を備えている。
年月日欄143bには、サービス提供部145A、145Bで処理を開始した年、月及び日が記憶される。
時間欄143cには、サービス提供部145A、145Bで処理を開始した時間が記憶される。
処理ID欄143dには、サービス提供部145A、145Bで行う処理を特定する情報が記憶される。なお、本実施形態では、サービス提供部145A、145Bで行う処理毎にIDを予め対応させておき、該IDを本欄に登録するようにしている。
事象欄143eには、サービス提供部145A、145Bで行う処理及び当該処理が成功したか否かを特定する情報が記憶される。なお、本実施形態では、処理の終了を特定するログ情報において、処理が成功した場合には「終了(成功)」と登録し、処理が失敗した場合には「終了(失敗)」と登録されるようになっている。
設定実行部144A、144Bは、運用管理サーバ120から設定値情報を受信し、受信した設定値情報を設定記憶領域142A、142Bに記憶する。
また、設定実行部144A、144Bは、設定記憶領域142A、142Bに記憶された設定値情報に基づいて、後述するサービス提供部145A、145Bで実行する業務における設定項目の設定値を設定する。具体的には、設定実行部144A、144Bは、業務実行計算機140A、140Bの基本ソフトウェア(例えば、オペレーティングシステム等)を呼び出すことにより、設定値情報で特定されるリソースの設定項目に設定値を設定する。
サービス提供部145A、145Bは、業務Xを遂行するために必要な処理を実行するとともに、処理の実行において生じた事象をログ情報としてログ記憶領域143A、143Bに記憶する。
なお、本実施形態においては、サービス提供部145A、145Bは、一方の業務実行計算機140A、140Bにおいて障害が発生した場合に、その他方が処理を引き継ぐことにより(いわゆるフェイルオーバにより)、業務の可用性を向上させることができる。ただし、サービス提供部145A、145Bには、フェイルオーバの動作を制御する設定項目があり、情報処理システム100のオペレータは、当該設定項目に適切な設定値を設定しないと、業務Xの応答時間が低下するなど、サービスレベルを満たすことができなくなってしまう。
なお、業務Xが、業務実行計算機140A、140B以外のリソース(計算機や、ネットワーク機器やストレージ装置などの装置)を使用している場合も、運用管理サーバ120から設定値情報を送信して、それらのリソースに対してその設定値の設定を行う、それらのリソースにおいても設定実行部144A、144Bに相当する機能を備えていれば、それらのリソースにおいても業務Xを実行するための設定を実行することができる。
送受信部146A、146Bは、ネットワークを介して情報の送受信を行う。
以上に記載した業務実行計算機140A、140Bについてもいわゆるコンピュータにより実現可能である。
例えば、記憶部141A、141Bについては、ハードディスク等の外部記憶装置により実現可能であり、設定実行部144A、144B及びサービス提供部145A、145Bについては、ハードディスク等の外部記憶装置に記憶された所定のプログラムをCPUで実行することにより実現可能であり、送受信部146A、146Bについては、NICにより実現可能である。
なお、以上の記載では、情報処理システム100の各構成要素をソフトウェア構成として説明したが、ソフトウェア(計算機上で実行するプログラム)として実装されていないと、本実施例が実行できないことを意味しているのではない。例えば運用管理サーバ120のシステム設定管理部130、構成管理部131、設定配布部132、業務実行計算機140A、140Bの設定事項部144A、144B、サービス提供部145A、145Bの一部または全部が、ハードウェアとして実装されていても、本実施例において問題はない。
以上のように構成される情報処理システム100において、業務実行計算機140A、140Bに設定する設定値を確定する際の全体的な処理手順を図10のフローチャートに示す。
まず、情報処理システム100のオペレータは、初期設定を行う(S200)。
初期設定として、情報処理システム100のオペレータは、例えば、運用管理端末110を介して、運用管理サーバ120の構成管理部131を呼び出し、運用管理サーバ120の記憶部121に、図2に示されているような標準SLOテーブル122aを標準SLOテーブル記憶領域122に記憶し、また、図3に示されているような設定項目テーブル123aを設定項目テーブル記憶領域123に記憶し、さらに、図5に示されているような対応テーブル125aを対応テーブル記憶領域125に記憶する。
なお、これらのテーブルに登録する情報は、標準的なSLOの内容と、業務を実行する上で設定項目を設定する対象(リソース)の仕様により定まるものであり、業務の内容とは無関係であるため、予め登録しておくことが可能である。
また、初期設定として、情報処理システム100のオペレータは、例えば、運用管理端末110を介して、運用管理サーバ120の構成管理部131を呼び出して、運用管理サーバ120の記憶部121に、図6に示されているような構成情報テーブル126aを記憶する。
ここで、構成情報テーブル126aに登録する情報については、情報処理システム100のオペレータが入力部112を介して適当な情報を入力することも可能であり、また、例えば、運用管理サーバ120の設定配布部132が、業務実行計算機140A、140Bと通信を行い設定記憶部142に記憶されている情報を取得することにより、構成情報テーブル126aを自動的に生成することも可能である。
なお、この段階では、まだ、業務SLOテーブル124aと、確定管理テーブル127aとは、空であるか、業務システム名が「業務X」に等しい行は存在しない状態である。
このような初期設定の下、情報処理システム100のオペレータは、運用管理端末110において、業務Xを実行するために必要とされる業務SLOの要素と、標準SLOの分類項目と、の対応関係を、入力部112を介して入力することで、業務SLOテーブル124aを生成する(S201)。
例えば、出力部113に業務SLOの要素を表示し、業務SLOに対応する標準SLOの分類項目を標準SLOテーブル122に登録されている分類項目名から選択することによりこれらの対応関係を入力することができる。このようにして入力された情報は、送受信部114を介して運用管理サーバ120に送信され、構成管理部131を介して、業務SLOテーブル記憶領域124に記憶される。
また、システム設定管理部130は、構成管理部131を介して、設定項目テーブル123a、対応テーブル125a及び構成情報テーブル126aから、確定管理テーブル127aを生成して、確定管理テーブル記憶領域127に記憶する(S202)。
具体的には、システム設定管理部130は、設定項目テーブル123aの設定項目番号欄123bの設定項目番号に対応する標準SLOの分類項目を対応テーブル125aから取得し、また、設定項目テーブル123aの設定項目番号欄123bの設定項目番号に対応する業務システム名及びリソース名の情報を構成情報テーブル126aから取得して、これらを関連させることにより、確定管理テーブル127aを生成する。なお、確定済みフラグ欄127fには、デフォルトとして「N」を登録する。
そして、情報処理システム100のオペレータは、運用管理端末110から項目要求メッセージを運用管理サーバ120に送信することで、運用管理サーバ120から設定が必要となる設定項目を特定した情報を取得して、当該設定項目を確認する(S203)。なお、このステップS203の処理内容については、後述する図11及び図12に記載するフローチャートを用いて詳述する。
次に、情報処理システム100のオペレータは、新たに設定する設定値を特定した判定取得要求メッセージを運用管理サーバ120に送信することで、運用管理サーバ120から業務SLOの要素への影響の判定結果を取得して、新設定値による影響を確認する(S204)。なお、このステップS204の処理内容については、後述する図13に記載するフローチャートを用いて詳述する。
そして、情報処理システム100のオペレータは、運用管理端末110から運用管理サーバ120に新たに設定する設定値を特定した設定要求メッセージを送信し、運用管理サーバ120の設定配布部132を介して新たな設定要求を業務実行計算機140A、140Bに送信し、さらに新たに設定した設定値が業務SLOの要素を満たしているか否かを確認する(S205)。
ここで、設定要求メッセージは、例えば、図8に示す設定値テーブル115と同様のテーブル形式により新設定値を特定し、設定配布部132は、当該設定要求メッセージに含まれるリソース名から、構成情報テーブル126aの配布先アドレスを特定し、業務システム名と、リソース名と、設定項目番号と、新設定値と、を特定した設定要求を業務実行計算機140A、140Bに送信する。
このような設定要求を受信した業務実行計算機140A、140Bでは、受信した設定要求を設定記憶領域142A、142Bに記憶して、設定実行部144A、144Bを介して、新設定値による設定を実行する。
設定を実行した後、新たに設定した設定値が、業務SLOの要素を満たしているかどう確認する処理を実行する(S206)。確認の処理は、テストデータを作成するステップと、作成したテストデータに基づいて処理を要求するステップと、図9に示すログ情報により、処理結果が、業務SLOの要素を満たしているかどうか確認するステップからなる。運用管理サーバ120は、設定を実行した後、テストクライアントに、確認しようとする業務SLOの要素と、構成情報テーブル126aの内容を送信する。ここで、テストクライアントは、図1には図示していないが、ネットワーク150に接続されており、業務実行計算機140Aや業務実行計算機140Bにメッセージを送信可能な計算機である。
業務SLOの要素と、業務システム名と、構成情報テーブル126aの内容を受け付けたテストクライアントは、受け付けた構成情報テーブル126aの内容を参照し、構成情報テーブル126aの内容のうち、業務システム名の欄が、受け付けた業務システム名と一致する行のリソース名の欄に相当する情報を抽出することで、サービス提供部145Aとサービス提供部145Bを得る。
次に、テストクライアントは、サービス提供部145Aとサービス提供部145Bを呼び出すインタフェース仕様を取得する。ここで、インタフェース仕様は、例えば、WSDL(Web Services Description Language)に従う記載形式で記述されている。テストクライアントがサービス提供部145Aとサービス提供部145Bのインタフェース仕様を取得する方式は、サービス提供部145Aやサービス提供部145Bに固定の要求メッセージを送信することで取得してもよいし、運用管理サーバ120からの呼び出しを受け付けたときの内容に含まれていてもよい。
インタフェース仕様を取得したテストクライアントは、取得したインタフェース仕様を解析し、サービス提供部145Aやサービス提供部145Bを呼び出すテストデータを生成する。
次に、テストデータを生成したテストクライアントは、生成したテストデータを用いて、サービス提供部145Aやサービス提供部145Bに送信する。例えば、受け付けた業務SLOの要素が「最大毎秒600件処理できること」である場合、テストクライアントは、送信開始時刻を記録し、毎秒600件の要求をサービス提供部145Aやサービス提供部145Bに送信する。
次に、テストクライアントは、業務実行計算機140Aの送受信部146A及び業務実行計算機140Bの送受信部146Bを経由して、ログ記憶領域143A及びログ記憶領域143Bからログ情報を取得する。ログ情報の内容は、例えば、図9の143aに示されているような内容である。テストクライアントは、ログ情報の内容を取得したら、それを参照し、受け付けた業務SLOの要素が満たされているかどうか確認し、もし満たされていれば、テストクライアントは、業務SLOの要素を含む確定要求メッセージをシステム設定管理部130に送信する。
例えば、受け付けた業務SLOの要素が「最大毎秒600件処理できること」である場合、テストクライアントは、ログ情報143aのうち、事象の欄が「終了(成功)」であり、年月日の欄及び時間の欄が示す時刻(タイムスタンプ)が先に記録した送信開始時刻よりも後の行を、すべて抽出する。さらにテストクライアントは、抽出した行のうち、タイムスタンプが最も早い行における年月日及び時間の欄と、タイムスタンプが最も後の行における年月日及び時間の欄とを抽出し、両者の時間差を計算し、抽出した行の行数を、計算した時間差で割り、それが業務SLOの要素で指定された600を超えているかどうか比較する。もし、600か、600を超えていれば、テストクライアントは、業務SLOの要素を含む確定要求メッセージを、システム設定管理部130に送信する。
なお、テストクライアントにおける処理の一部又は全部は、情報処理システム100のオペレータが、運用管理端末110を使用して実行してもよい。
このような確定要求メッセージを送受信部133を介してシステム設定管理部130は、受信した確定要求メッセージから業務SLOの要素を抽出して、抽出した業務SLOの要素に対応する標準SLOの分類項目を業務SLOテーブル124aから取得する。なお、業務SLOの要素に対応する標準SLOの分類項目を取得する際には、システム設定管理部130は構成管理部131を呼び出して業務SLOテーブル124aを検索する。
そして、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出し、確定管理テーブル127aを検索して、このようにして取得した標準SLOの分類項目に対応する確定管理テーブル127aのすべての行を取得する。
次に、システム設定管理部130は、取得したすべての行の一つ一つについて、リソース名欄127cと設定項目番号欄127dに登録されている情報を取得する。
そして、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出し、構成情報テーブル126aを検索させて、業務システム名欄126bとリソース名欄126cと設定項目番号欄126eに登録されている情報が、それぞれ現在構築している業務システム名と、確定管理テーブル127aから取得したリソース名と、確定管理テーブル127aから取得した設定項目番号と、に合致する行を取得する。
次にシステム設定管理部130は、設定配布部132を呼び出し、確定管理テーブル127aから取得したリソース名と、確定管理テーブル127aから取得した設定項目番号に対応するリソースの設定値とを、業務実行計算機140A、140Bの記憶部141A、141Bの設定記憶部142A、142Bから取得する。
次にシステム設定管理部130は、設定記憶部142A、142Bから取得した設定値と、構成情報テーブル126aから取得した行に含まれる設定値と、を比較する。
そして、システム設定管理部130は、確定管理テーブル127aの、検索条件に合致する行の、確定済みフラグ欄127fを、比較の結果が同じあれば「Y」に、違っていれば、業務Xの実行時に自動的に変更されたことを意味する「L」に更新する。なお、ここで検索条件とは、リソース名欄127cおよび設定項目番号欄127dが、先に取得したリソース名および設定項目番号に合致することである。
以上のように、本発明の運用管理サーバ120を使用することにより、情報処理システム100のオペレータは、業務システムを構成する1つ以上のリソースの、1つ以上の設定項目の設定値が、現在どの業務SLOの要素について確定しているか、すなわち当該業務SLOの要素を満たすと確定済みであるかを管理することができ、業務システムの設定を効率的に行うことができる。
最後に、情報処理システム100のオペレータは、設定値の設定終了の確認処理を行う(S207)。
この処理は、まず、情報処理システム100のオペレータが、運用管理端末110を用いて、設定している業務システムの業務システム名を特定した終了確認メッセージを運用管理サーバ120に送信する。
このような終了確認メッセージを受信した運用管理サーバ120のシステム設定管理部130は、確定管理テーブル127aのうち、受信した業務システム名に対応する確定済みフラグ欄127fの内容が「N」となっている設定項目番号を取得し、取得した設定項目番号に対応する設定項目名を設定項目テーブル123aから抽出して、抽出した設定項目名を運用管理端末110に返信する。
運用管理端末110では、出力部113を介して受信した設定項目名をまだ確定させていない設定項目としてオペレータに出力する。
以上のような確認処理を行うことにより、オペレータは、いまだ確定されていない設定項目を容易に特定することができるため、業務システムの実際の運用を開始する前に、設定値を漏れなく確認することができる。
図11は、設定項目の確認処理を示すフローチャートである。
まず、運用管理サーバ120は、業務システム名及び業務SLOの要素を特定した項目要求メッセージを運用管理端末110から送受信部133を介して受信する(S210)。
そして、運用管理サーバ120のシステム設定管理部130は、受信した項目要求メッセージから業務システム名を抽出して、抽出した業務システム名を変数Pとして取得する(S211)。
また、システム設定管理部130は、受信した項目要求メッセージから業務SLOの要素を抽出し、抽出した業務SLOの要素を変数Jとして取得する(S212)。
そして、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、業務SLOテーブル124aを検索して、業務SLO欄124cが変数Jの内容に一致する行を変数Aとして取得する(S213)。
システム設定管理部130は、ステップS213で取得した変数Aの内容から標準SLO欄124dに登録された情報を変数Sとして取得する(S214)。
そして、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、構成情報テーブル126a及び確定管理テーブル127aを検索して、変数P及び変数Sに対応するリソース名と設定項目を取得し、確定済みのものを変数Cとして、確定済みではないものを変数Tとして、取得する(S215)。なお、このステップS215の処理については、図12に示すフローチャートを用いて詳述する。
次に、システム設定管理部130は、変数Cと変数Tの内容を所定の形式にして、送受信部133を介して運用管理端末110に送信する(S216)。
図12は、変数C及び変数Tを取得する処理を示すフローチャートである。
まず、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、対応テーブル125aを検索させ、標準SLO欄125cが変数Sの情報と一致する行を変数Lとして取得する(S220)。
次に、システム設定管理部130は、変数T及び変数Cの内容を空にする(S221)。
そして、システム設定管理部130は、変数Lに格納されている情報のうちの最初の要素を変数L1として取得する(S222)。
また、システム設定管理部130は、変数L1の中から、設定項目番号欄125bに対応する情報を変数Nとして取得する(S223)。
次に、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、構成情報テーブル126aを検索して、業務システム名欄126bが変数Pの情報と等しく、設定項目番号欄126eが変数Nの情報に等しい行を変数R1として取得する(S224)。
そして、システム設定管理部130は、変数R1に情報が含まれている場合には(S225)、構成管理部131を呼び出して、確定管理テーブル127aを検索し、業務システム名欄127bが変数Pに等しく、設定項目番号欄127dが変数Nの情報に等しい行を変数R2として取得する(S226)。
次に、システム設定管理部130は、変数R2から、確定済みフラグ欄127fが「Y」となっている行の業務システム名及び設定項目番号を特定し、特定した業務システム名及び設定項目番号が業務システム名欄126b及び設定項目番号欄126eに含まれている変数R1の行を変数Cとし、それ以外の変数R1の行を変数Tとして取得する(S227)。
そして、システム設定管理部130は、変数Lに変数L1の次の要素があるか否かを判定し(S228)、変数Lに変数L1の次の要素がある場合には、変数Lから変数L1の次の要素を取得して、変数L1の情報と置き換えて(S229)、ステップS223〜ステップS228の処理を繰り返す。
なお、システム設定管理部130は、変数Lに変数L1の次の要素がない場合には(S228)、処理を終了する。
以上のように、情報処理システム100のオペレータは、業務システム名と業務SLOの要素とを特定するだけで、当該業務SLOの要素に関係する設定項目を確認することができるため、どのリソースのどの設定項目を調整しなければならないか、また、どのリソースのどの設定項目は、一旦調整されているが、場合によっては修正の必要があり、修正する場合は注意しなくてはならないのかを漏れなく把握することができるため、一般に多数ある設定項目のうち必要なものだけを効率的に、かつ漏れなく調整することができる。
また、情報処理システム100のオペレータは、このようにして抽出された設定項目以外の設定項目については、着目している業務SLOの要素においては、適当な値を入力して置けば良いことも把握することができる。
図13は、新設定値による影響を確認する処理を示すフローチャートである。
まず、運用管理サーバ120は、業務SLOの要素及び設定値テーブル115(図8参照)を特定した判定取得要求メッセージを運用管理端末110から送受信部133を介して受信する(S230)。
次に、システム設定管理部130は、受信した判定取得要求メッセージから設定値テーブル115を抽出して、抽出した設定値テーブル115を変数Uとして取得する(S231)。
また、システム設定管理部130は、受信した判定取得要求メッセージから業務SLOの要素を抽出して、抽出した業務SLOの要素を変数Jとして取得する(S232)。
次に、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、業務SLOテーブル124aを検索して、業務SLO欄124cが変数Jの内容に一致する行を変数Aとして取得する(S233)。
そして、システム設定管理部130は、変数Aの情報から、標準SLO欄124dに対応する情報を変数Sとして取得する(S234)。
そして、システム設定管理部130は、変数G1及び変数G2の内容を空にする(S235)。
次に、システム設定管理部130は、変数Uの要素のうち最初の要素を変数U1として取得する(S236)。
そして、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、構成情報テーブル126aを検索して、業務システム名欄126bが変数U1の業務システム名、リソース名欄126cが変数U1のリソース名及び設定項目番号欄126eが変数U1の設定項目番号に等しい行を変数V1として取得する(S237)。
次に、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、対応テーブル125を検索して、設定項目番号欄125bが変数U1の設定項目番号に等しい行を変数V2として取得する(S238)。
そして、システム設定管理部130は、変数V1の設定値を旧設定値、変数U1の新設定値を新設定値として、変数V2に含まれる判定条件を満たすか否かを実行する(S239)。
そして、システム設定管理部130は、判定条件を満たすと判定され、当該判定条件と同じ行であって標準SLO欄125cの内容が変数Sの情報に一致する行において、判定条件を満たすと判定された変数U1の行を変数G1として取得し、当該判定条件と同じ行であって標準SLO欄125cの内容が変数Sの情報に一致しない変数U1の行を変数G2として取得する(S240)。
次に、システム設定管理部130は、変数Uに変数U1の次の要素があるか否かを判断して(S241)、変数Uに変数U1の次の要素がある場合には、変数Uから変数U1の次の要素を取得して変数U1と置き換え(S242)、ステップS237〜ステップS241の処理を繰り返す。
また、システム設置管理部130は、変数Uに変数U1の次の要素がない場合には(S241)、取得した変数G1及び変数G2の内容を運用管理端末110に返信する(S243)。
なお、変数G1には、設定値テーブル115の行のうち、その行に格納された新設定値を設定すると、業務Xが着目している業務SLOの要素自体を満たせなくなってしまう可能性がある設定値テーブル115の行が格納される。例えば、業務SLOの要素として「最大毎秒600件処理できること」に着目して設定値を調整しているのに、新設定値を適用すると、業務Xが毎秒処理できる件数が低下してしまう恐れがある設定値テーブル115の行が格納される。
一方、変数G2には、設定値テーブル115の行のうち、業務Xが着目している業務SLOの要素自体を満たせる可能性はあるが、その他の業務SLOの要素を満たせなくなってしまう可能性がある行が格納される。例えば、業務SLOの要素として「最大毎秒600件処理できること」に着目して設定値を調整しているときに、新設定値を適用すると、毎秒処理できる件数は増加する可能性があるが、その一方で可用性が低下し、「可用性は99.99%以上」という業務SLOが満たせなくなってしまう可能性がある要素等が格納される。
以上のように、本実施形態では、情報処理システム100のオペレータは、着目した業務SLOにとって逆効果となる可能性がある設定値や、着目している以外の業務SLOを満たさなくしてしまう可能性がある設定値、を把握することができるため、必要に応じて設定値を再検討して、再度入力しなおすことが可能となり、着目している業務SLO自体に悪影響を及ぼしてしまったり、着目していない業務SLOに悪影響を及ぼしてしまったりする設定値をよく検討せずに入力することを防止することができる。
以上に記載した実施形態においては、運用管理端末110と運用管理サーバ120とは、ネットワーク150を介して相互に通信することができるようにされているが、このような態様に限定されず、例えば、運用管理端末110と運用管理サーバ120とをネットワーク150とは異なるネットワークで接続することも可能である。なお、ネットワーク150については、有線であるか無線であるか等通信方式は問わない。
また、以上に記載した実施形態においては、運用管理端末110と運用管理サーバ120とを別個の装置として記載したがこのような態様に限定されず、これらを一つの装置(一つのコンピュータ)で構成することも可能である。
さらに、以上に記載した実施形態においては、業務実行計算機140A及び業務実行計算機140Bの二つの装置を用いて業務Xを実行するようにしているがこのような態様に限定されず、一つの装置で実行してもよく、また、他の装置を追加して実行するようにしてもよい。
また、以上に記載した実施形態においては、業務システム名及び業務SLOの要素を特定した項目要求メッセージから、設定の必要な設定項目を取得することができるようにしているが、例えば、業務システム名及び設定項目名を特定したSLO取得要求メッセージを運用管理端末110から運用管理サーバ120に送信することにより、特定された設定項目に関連する業務SLOを特定することも可能である。この処理を図14のフローチャートに示す。
まず、運用管理サーバ120は、業務システム名及び設定項目名を特定したSLO取得要求メッセージを運用管理端末110から送受信部133を介して受信する(S250)。
次に、システム設定管理部130は、受信したSLO取得要求メッセージから業務システム名を抽出して、抽出した業務システム名を変数Dとして取得する(S251)。
また、システム設定管理部130は、受信したSLO取得要求メッセージから設定項目名を抽出して、抽出した設定項目名を変数Eとして取得する(S252)。
次に、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、設定項目テーブル123aを検索して、設定項目名欄123dが変数Eの内容に一致する行を変数Fとして取得する(S253)。
そして、システム設定管理部130は、変数Fの情報から、設定項目番号欄123bに対応する情報を変数Hとして取得する(S254)。
そして、システム設定管理部130は、変数Kの内容を空にする(S255)。
次に、システム設定管理部130は、変数Hの要素のうち最初の要素を変数H1として取得する(S256)。
そして、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、対応テーブル125aを検索して、設定項目番号欄125bが変数H1と一致する行を変数Kとして取得する(S257)。
次に、システム設定管理部130は、変数Kの情報から、標準SLO欄125cに対応する情報を変数Mとして取得する(S258)。
そして、システム設定管理部130は、構成管理部131を呼び出して、業務SLOテーブル124aを検索し、業務システム名欄124bが変数Dと一致し、かつ、標準SLO欄124dが変数Mと一致する行を変数Nとして取得する(S259)。
そして、システム設定管理部130は、変数Nの情報から、業務SLO欄124cに対応する情報を変数Kとして取得する(S260)。
次に、システム設定管理部130は、変数Hに変数H1の次の要素があるか否かを判断して(S261)、変数Hに変数H1の次の要素がある場合には、変数Hから変数H1の次の要素を取得して変数H1と置き換え(S262)、ステップS257〜ステップS261の処理を繰り返す。
また、システム設置管理部130は、変数Hに変数H1の次の要素がない場合には(S261)、取得した変数Kの内容を運用管理端末110に返信する(S263)。
以上のような処理を行うことにより、情報処理システム100のオペレータは、設定しようとしている設定項目から、当該設定項目が影響を及ぼす可能性のある業務SLOを特定することができるため、特定された業務SLOの内容を考慮して設定値を設定することが可能になる。
情報処理システム100の概略図。 標準SLOテーブル122aの概略図。 設定項目テーブル123aの概略図。 業務SLOテーブル124aの概略図。 対応テーブル125aの概略図。 構成情報テーブル126aの概略図。 確定管理テーブル127aの概略図。 設定値テーブル115の概略図。 ログテーブル143aの概略図。 業務実行計算機140A、140Bに設定する設定値を確定する際の全体的な処理手順を示すフローチャート。 設定項目の確認処理を示すフローチャート。 変数C及び変数Tを取得する処理を示すフローチャート。 新設定値による影響を確認する処理を示すフローチャート。 特定された設定項目に関連する業務SLOを特定する処理を示すフローチャート。
符号の説明
100 情報処理システム
110 運用管理端末
111 通信処理部
120 運用管理サーバ
121 記憶部
122 標準SLOテーブル記憶領域
123 設定項目テーブル記憶領域
124 業務SLOテーブル記憶領域
125 対応テーブル記憶領域
126 構成情報テーブル記憶領域
127 確定管理テーブル記憶領域
130 システム設定管理部
131 構成管理部
132 設定配布部
140 業務実行計算機
141 記憶部
142 設定記憶部
143 ログ記憶領域
144 設定実行部
145 サービス提供部

Claims (13)

  1. 業務システムの設定項目に設定値を設定するための支援装置であって、
    前記設定項目を特定する設定項目情報、および、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報、を前記設定項目毎に対応させた対応関係と、
    前記設定項目情報と、前記設定値を変更した際に前記標準SLOの各標準SLO項目を満たせなくなる可能性があるか否かを判定するための判定条件と、前記設定値を変更した際に影響を与える可能性のある前記標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報と、を対応させた対応関係と、が格納された対応テーブルを記憶する記憶部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    入力部を介して、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた業務SLOの要素を特定する業務SLO項目、および、前記標準SLO項目識別情報、を当該要素毎に対応させた業務SLOテーブルの入力を受け付け、前記記憶部に記憶する処理と、
    入力部を介して前記業務SLOの要素を特定する業務SLO項目の入力を受け付け、前記入力部を介して入力された業務SLO項目に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記業務SLOテーブルから取得し、
    前記業務SLOテーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報に対応する前記設定項目情報を前記対応テーブルから取得し、
    前記対応テーブルから取得した前記設定項目情報を出力部に出力する処理と、
    前記入力部を介して、設定項目を特定する設定項目情報及び該設定項目に設定する設定値を特定する情報の入力を受け付け、
    前記入力部を介して入力された設定項目情報に対応する前記判定条件を前記対応テーブルから取得し、前記判定条件から前記入力部を介して入力された設定値が前記標準SLOの標準SLO項目を満たせなくなる可能性があるか否かを判定する判定処理と、
    を行うことを特徴とする支援装置。
  2. 請求項1に記載の支援装置であって、
    前記制御部は、
    入力部を介して設定項目を特定する設定項目情報の入力を受け付け、
    前記入力部を介して入力された設定項目情報に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記対応テーブルから取得し、
    前記対応テーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報に対応する前記業務SLO項目を前記業務SLOテーブルから取得し、
    前記業務SLOテーブルから取得した前記業務SLO項目を出力部に出力する処理を行うこと、
    を特徴とする支援装置。
  3. 請求項に記載の支援装置であって、
    前記制御部は、
    入力部を介して業務SLOの要素を特定する業務SLO項目の入力を受け付け、前記判定条件から前記入力部を介して入力された設定値が前記標準SLOの標準SLO項目に影響を与える可能性があると判定した場合には、前記入力部を介して入力された業務SLO項目に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記業務SLOテーブルから取得し、
    前記業務SLOテーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報と、前記入力部を介して入力された設定値が影響を与える可能性があると判定された前記標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報と、を比較して、これらが一致するものと、一致しないものとに分けて判定の結果を出力部に出力する処理を行うこと、
    を特徴とする支援装置。
  4. 請求項又はに記載の支援装置であって、
    前記記憶部には、設定項目を特定する設定項目情報及び当該設定項目に設定する設定値を特定する設定値情報を対応させた構成情報テーブルが記憶されており、
    前記判定条件は、前記入力部を介して入力された設定項目情報に対応する前記構成情報テーブルの設定値情報と、前記入力部を介して入力された設定値情報と、を比較するものであること、
    を特徴とする支援装置。
  5. 請求項1乃至の何れか一項に記載の支援装置であって、
    前記標準SLOは、前記業務システムにおいて行う処理にはよらずに定められた品質であり、
    前記業務SLOは、前記業務システムにおいて行う処理により定められた品質であること、
    を特徴とする支援装置。
  6. 請求項1に記載の支援装置であって、
    ネットワークを介して情報を送受信する送受信部をさらに備えており、
    前記入力部及び前記出力部は、ネットワークを介して接続される端末に備えられたものであり、
    前記送受信部を介して前記入力部からの入力を受け付け、前記送受信部を介して前記出力部に情報を出力すること、
    を特徴とする支援装置。
  7. コンピュータを、
    前記設定項目を特定する設定項目情報、および、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報、を前記設定項目毎に対応させた対応関係と、
    前記設定項目情報と、前記設定値を変更した際に前記標準SLOの各標準SLO項目を満たせなくなる可能性のあることを判定するための判定条件と、前記設定値を変更した際に影響を与える可能性のある前記標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報と、を対応させた対応関係と、が格納された対応テーブルを記憶する記憶手段、
    入力手段を介して、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた業務SLOの要素を特定する業務SLO項目、および、前記標準SLO項目識別情報、を当該要素毎に対応させた業務SLOテーブルの入力を受け付け、前記記憶部に記憶する処理と、
    入力手段を介して前記業務SLOの要素を特定する業務SLO項目の入力を受け付け、
    前記入力部を介して入力された業務SLO項目に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記業務SLOテーブルから取得し、
    前記業務SLOテーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報に対応する前記設定項目情報を前記対応テーブルから取得し、
    前記対応テーブルから取得した前記設定項目情報を出力手段に出力する処理と、
    前記入力手段を介して、設定項目を特定する設定項目情報及び該設定項目に設定する設定値を特定する情報の入力を受け付け、
    前記入力手段を介して入力された設定項目情報に対応する前記判定条件を前記対応テーブルから取得し、前記判定条件から前記入力手段を介して入力された設定値が前記標準SLOの標準SLO項目を満たせなくなる可能性があるか否かを判定する判定処理と、
    を行う制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記制御手段は、
    入力手段を介して設定項目を特定する設定項目情報の入力を受け付け、
    前記入力手段を介して入力された設定項目情報に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記対応テーブルから取得し、
    前記対応テーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報に対応する前記業務SLO項目を前記業務SLOテーブルから取得し、
    前記業務SLOテーブルから取得した前記業務SLO項目を出力手段に出力する処理を
    行うこと、
    を特徴とするプログラム。
  9. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記制御手段は、さらに、
    入力手段を介して業務SLOの要素を特定する業務SLO項目の入力を受け付け、
    前記判定条件から前記入力手段を介して入力された設定値が前記標準SLOの標準SLO項目に影響を与える可能性があると判定した場合には、前記入力手段を介して入力された業務SLO項目に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記業務SLOテーブルから取得し、
    前記業務SLOテーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報と、前記入力手段を介して入力された設定値が影響を与える可能性があると判定された前記標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報と、を比較して、これらが一致するものと、一致しないものとに分けて判定の結果を出力手段に出力する処理を行うこと、
    を特徴とするプログラム。
  10. 請求項又はに記載のプログラムであって、
    前記記憶手段には、設定項目を特定する設定項目情報及び当該設定項目に設定する設定値を特定する設定値情報を対応させた構成情報テーブルが記憶されており、
    前記判定条件は、前記入力手段を介して入力された設定項目情報に対応する前記構成情報テーブルの設定値情報と、前記入力手段を介して入力された設定値情報と、を比較する
    ものであること、
    を特徴とするプログラム。
  11. 請求項乃至10の何れか一項に記載のプログラムであって、
    前記標準SLOは、前記業務システムにおいて行う処理にはよらずに定められた品質であり、
    前記業務SLOは、前記業務システムにおいて行う処理により定められた品質であること、
    を特徴とするプログラム。
  12. 端末と、ネットワークを介して当該端末に接続された支援装置と、を備える情報処理システムであって、
    前記支援装置は、
    前記設定項目を特定する設定項目情報、および、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報、を前記設定項目毎に対応させた対応関係と、
    前記設定項目情報と、前記設定値を変更した際に前記標準SLOの各標準SLO項目を満たせなくなる可能性のあることを判定するための判定条件と、前記設定値を変更した際に影響を与える可能性のある前記標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報と、を対応させた対応関係と、が格納された対応テーブルを記憶する記憶部と、制御部と
    、を備え、
    前記制御部は、
    前記端末の入力部を介して、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた業務SLOの要素を特定する業務SLO項目、および、前記標準SLO項目識別情報、を当該要素毎に対応させた業務SLOテーブルの入力を受け付け、前記記憶部に記憶する処理と、
    前記端末の入力部を介して前記業務SLOの要素を特定する業務SLO項目の入力を受け付け、
    前記入力部を介して入力された業務SLO項目に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記業務SLOテーブルから取得し、
    前記業務SLOテーブルから取得した前記標準SLO項目識別情報に対応する前記設定項目情報を前記対応テーブルから取得し、
    前記対応テーブルから取得した前記設定項目情報を出力部に出力する処理と、
    前記入力部を介して、設定項目を特定する設定項目情報及び該設定項目に設定する設定値を特定する情報の入力を受け付け、
    前記入力部を介して入力された設定項目情報に対応する前記判定条件を前記対応テーブルから取得し、前記判定条件から前記入力部を介して入力された設定値が前記標準SLOの標準SLO項目を満たせなくなる可能性があるか否かを判定する判定処理と、
    を行うこと、
    を特徴とする情報処理システム。
  13. 設定項目を特定する設定項目情報、および、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報、を前記設定項目毎に対応させた対応関係と、
    前記設定項目情報と、前記設定値を変更した際に前記標準SLOの各標準SLO項目を満たせなくなる可能性のあることを判定するための判定条件と、前記設定値を変更した際に影響を与える可能性のある前記標準SLOの標準SLO項目を特定する標準SLO項目識別情報と、を対応させた対応関係と、が格納された対応テーブルを記憶する記憶部と、制御部と、を
    備え、業務システムの設定項目に設定値を設定するための支援装置が行う支援方法であって、
    前記制御部が、入力部を介して、前記設定項目に設定する設定値によって満たされるべき処理品質を定めた業務SLOの要素を特定する業務SLO項目、および、前記標準SLO項目識別情報、を当該要素毎に対応させた業務SLOテーブルの入力を受け付け、前記記憶部に記憶する記憶過程と、
    前記制御部が、入力部を介して前記業務SLOの要素を特定する業務SLO項目の入力を受け付ける業務SLO項目受付過程と、
    前記制御部が、前記業務SLO項目受付過程で入力された業務SLO項目に対応する前記標準SLO項目識別情報を前記業務SLOテーブルから取得する標準SLO項目識別情報取得過程と、
    前記制御部が、前記標準SLO項目識別情報取得過程で取得した前記標準SLO項目識別情報に対応する前記設定項目情報を前記対応テーブルから取得する設定項目情報取得過程と、
    前記制御部が、前記設定項目情報取得過程で取得した前記設定項目情報を出力部に出力する出力過程と、
    前記入力部を介して、設定項目を特定する設定項目情報及び該設定項目に設定する設定値を特定する情報の入力を受け付け、
    前記入力部を介して入力された設定項目情報に対応する前記判定条件を前記対応テーブルから取得し、前記判定条件から前記入力部を介して入力された設定値が前記標準SLOの標準SLO項目を満たせなくなる可能性があるか否かを判定する判定過程と、
    を備えることを特徴とする支援方法。
JP2006164885A 2006-06-14 2006-06-14 支援装置、プログラム、情報処理システム及び支援方法 Active JP4880376B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006164885A JP4880376B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 支援装置、プログラム、情報処理システム及び支援方法
US11/682,367 US8214508B2 (en) 2006-06-14 2007-03-06 Support apparatus, program, information processing system and support method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006164885A JP4880376B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 支援装置、プログラム、情報処理システム及び支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007334580A JP2007334580A (ja) 2007-12-27
JP4880376B2 true JP4880376B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=38862976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006164885A Active JP4880376B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 支援装置、プログラム、情報処理システム及び支援方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8214508B2 (ja)
JP (1) JP4880376B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2302522A4 (en) 2008-06-13 2014-07-09 Fujitsu Ltd INFORMATION PROCESSING DEVICE AND INFORMATION PROCESSING PROGRAM AND METHOD
JP5540537B2 (ja) * 2009-03-24 2014-07-02 株式会社オートネットワーク技術研究所 制御装置、制御方法及びコンピュータプログラム
US8954892B2 (en) * 2009-07-09 2015-02-10 Hitachi Data Systems Corporation Flexible reporting on storage resources
US20110010445A1 (en) * 2009-07-09 2011-01-13 Hitachi Data Systems Corporation Monitoring application service level objectives
US8140533B1 (en) 2010-01-26 2012-03-20 Google Inc. Harvesting relational tables from lists on the web
US9396880B2 (en) 2011-11-16 2016-07-19 Martin A. Stuart High energy density storage device
CN103946937B (zh) 2011-11-16 2017-03-15 M·A·斯图尔特 高能量密度存储装置
WO2016067560A1 (ja) * 2014-10-28 2016-05-06 日本電気株式会社 システム評価装置、システム評価方法、システム評価プログラムが記録された記録媒体、及び、システム設計装置
US10120905B2 (en) * 2014-12-22 2018-11-06 Amazon Technologies, Inc. Efficient determination of join paths via cardinality estimation
US11188449B2 (en) * 2016-05-31 2021-11-30 Red Hat, Inc. Automated exception resolution during a software development session based on previous exception encounters
JP2020154815A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
US20220261405A1 (en) * 2021-02-16 2022-08-18 Red Hat, Inc. Configurable monitoring and alerting system

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4481534B2 (ja) * 2001-07-27 2010-06-16 株式会社ベリサーブ 検証保険管理システム、検証保険管理方法、および、プログラム
JP3987018B2 (ja) 2003-01-29 2007-10-03 松下電器産業株式会社 統合業務ソフトウェアの導入運用支援システム
JP3896111B2 (ja) * 2003-12-15 2007-03-22 株式会社日立製作所 リソース割り当てシステム、方法及びプログラム
JP2005216151A (ja) 2004-01-30 2005-08-11 Hitachi Ltd 資源運用管理システム及び資源運用管理方法
JP2005301845A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Hitachi Ltd サービスレベル設定システムおよび方法
US7613680B2 (en) * 2005-05-06 2009-11-03 Hitachi, Ltd. Computer system and the computer control method
US7647399B2 (en) * 2005-12-06 2010-01-12 Shunra Software Ltd. System and method for comparing a service level at a remote network location to a service level objective
US7701859B2 (en) * 2006-02-14 2010-04-20 Oracle America, Inc. Method and apparatus for identifying problem causes in a multi-node system

Also Published As

Publication number Publication date
US8214508B2 (en) 2012-07-03
JP2007334580A (ja) 2007-12-27
US20070294672A1 (en) 2007-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4880376B2 (ja) 支援装置、プログラム、情報処理システム及び支援方法
CN108304201B (zh) 对象更新方法、装置及设备
JP4845153B2 (ja) 複数のクライアントを用いた分散環境で更新作業のコンフリクトを回避するシステム、方法、サーバ及びコンピュータプログラム
US8831967B2 (en) Workflow management using a to-do list
US20140006600A1 (en) Remote notification and action system
JP2012084124A (ja) 機器管理装置及び機器管理プログラム
JP2015219890A (ja) 管理装置、その制御方法およびプログラム
US8914798B2 (en) Production control for service level agreements
EP1517261A2 (en) Work-flow system and work-flow system management method
CN117389843B (zh) 一种智能运维系统、方法、电子设备及存储介质
CN111427595A (zh) 一种客户端升级方法、装置及系统
JP2003208501A (ja) ビジネスプロセス定義表示方法およびプログラム
US11893383B2 (en) Configuration properties management for software
WO2023151397A1 (zh) 应用程序部署方法、装置、设备及介质
JP5086820B2 (ja) サービス管理方法とシステムおよびプログラム
CN112765188A (zh) 配置信息处理方法、配置管理系统、电子设备及存储介质
CN112527276A (zh) 一种可视化编程工具中的数据更新方法、装置及终端设备
CN111159988A (zh) 一种模型处理方法、装置、计算机设备及存储介质
CN111026466A (zh) 文件处理方法、装置、计算机可读存储介质及电子设备
CN110780983A (zh) 任务异常处理方法、装置、计算机设备以及存储介质
EP2348408B1 (en) Method and system for communicating between computing devices
WO2023238283A1 (ja) 表示制御システム、表示制御方法、および、表示制御プログラム
US20230376469A1 (en) Flow-based data quality monitoring
JP2009086959A (ja) チェックリスト作成方法、チェックリスト作成装置、チェックリスト作成システムおよびチェックリスト作成プログラム
KR950010835B1 (ko) 컴퓨터 시스템의 서비스 네트워크에서 한 컴퓨터 시스템상의 문제 예방 실행 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110325

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111014

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4880376

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3