JP2002123657A - 作業管理システム及び作業管理方法 - Google Patents

作業管理システム及び作業管理方法

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JP2002123657A
JP2002123657A JP2000317347A JP2000317347A JP2002123657A JP 2002123657 A JP2002123657 A JP 2002123657A JP 2000317347 A JP2000317347 A JP 2000317347A JP 2000317347 A JP2000317347 A JP 2000317347A JP 2002123657 A JP2002123657 A JP 2002123657A
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JP2000317347A
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Naomi Yamagata
尚美 山形
Yoshiro Oka
義朗 岡
Kousuke Tanida
耕救 谷田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理作業が管理者に集中するのを防止するこ
とができ、かつ、作業者の立場から実状に近い優先順位
付けを利用した作業計画を立てること。 【解決手段】 作業の所要日数、進捗状況、担当者、作
業間の前後関係等の作業情報を保持する作業データベー
ス102と、作業者毎に担当する作業の一覧を作業デー
タベースから抽出する担当作業抽出部106、作業の進
捗状況を更新する進捗状況更新部110、作業が担当者
に到着する日時を予測する到着予想日更新部111、作
業が完了する予想日時が期限を超過しないかチェックす
る期限チェック部113、到着予想日時の更新時に関係
する作業者に対してメッセージを送る通信制御部11
4、催促メッセージを受けて作業の先行作業が催促され
ている数を更新する催促数更新部112を有する作業管
理サーバ101と、作業の優先度を他の作業者から催促
されている数により表示する作業一覧部119を有する
作業者用クライアント104とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業管理システム
及び作業管理方法に係り、特に、複数の人が関わり複数
の作業工程のシーケンスから構成される一連の作業をコ
ンピュータが管理し、作業の滞りを検知して、できるだ
け期限内に作業を完了させるさせるよう支援を行うこと
により、作業効率を向上させることができる作業管理シ
ステム及び作業管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、作業管理は、作業スケジュール
をガントチャート等で表わして検討される。すなわち、
作業管理は、次のような手順により行われる。まず、作
業計画段階で作業項目をリストアップし、各作業を実施
するのに必要な所要日数を見積もり、各作業を担当者に
割り当てる。さらに、ある作業が完了した後でないと別
の作業が開始できないといった作業間の順序関係や、作
業全体の日程を左右する作業の遂行を優先するといった
優先度付け等を考慮し、作業の開始日、終了日を決定す
る。作業実施段階で、各作業の進捗状況をガントチャー
トに記入するといった方法で可視化し、これに基づいて
スケジュールの修正を行う。
【0003】この種の作業管理に関する従来技術とし
て、例えば、特開平8−190584号公報等に記載さ
れた技術が知られている。この従来技術は、締切超過等
のワークフロー業務のトラブルを事前に予測し、ワーク
フロー業務の定義や優先度変更等の処置を行うというも
のである。また、たの従来技術として、例えば、特開平
9−259178号公報等に記載された技術が知られて
いる。この従来技術は、作業者の得意作業や不得意作業
を表現した実績データ及び会議、出張等の発生頻度デー
から作業遅延を予測し、予想された作業遅延を考慮した
最短スケジュール、最長スケジュールを提供することに
より管理者が作業計画を立て直す支援をするというもの
である。
【0004】しかし、一般的に、作成された作業スケジ
ュールに対して、実際の作業スケジュールには遅延が発
生しがちである。従来の作業管理システムは、管理者の
勘と経験に頼って作業スケジュールを求めていることが
作業スケジュールの遅れが発生する原因の1つになって
いると考えられる。特に、大規模な開発作業や複雑な作
業に対する作業管理は、管理者が正確に作業や作業者の
詳細なパラメータを把握し入力することが不可能であ
る。
【0005】また、別の遅延の原因としては、例えば、
次のようなものがある。
【0006】従来の作業管理システムは、作業の引継ぎ
を、先行作業の終了時に、その後続作業の担当者に作業
を着手するよう通知を送ったり、後続作業の作業用ツー
ルを自動的に起動したりする方法により行っている。こ
のため、定義した作業順序が非効率な場合あるいは予想
していないトラブルによりスケジュールにずれが生じた
場合、担当者が、作業待ちの状態になるという問題が発
生する。しかし、実際には、特に、作業が、ソフトウェ
ア及びシステム開発作業であるような場合、作業の早期
着手が当然のように行われており、先行作業の終了後、
作業を開始するように設計されている従来の作業管理シ
ステムを適用することは、多大な待機時間を生じること
になる。
【0007】なお、この種の従来技術として、例えば、
特開平10−214113号公報等に記載された技術が
知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
作業者間で局所的に優先度付けを決めればよい場合でさ
え、管理者が優先度を設定する等により調整を行う必要
があり、管理者が調整を怠ればシステムが実状に合わな
くなり、プロジェクトに混乱を引き起こしたりシステム
が形骸化する事態を招くことになる。そのため、前述の
従来技術は、管理者が、常に、プロジェクトに気を配
り、問題が生じれば即座に対応しなければならないた
め、管理者の負担が大きくなり過ぎるという問題点を有
している。
【0009】また、前述の従来技術は、先行作業が完了
しないうちに次の作業の到着日時等の作業情報を作業者
が知る手段がなく、あるいは、一連の作業の完了予想日
時を知る手段しか用意されていなかった。そのため、前
述の従来技術は、作業者の裁量により作業着手を前倒し
するといった対策をとることができず、作業者が過重な
作業割り当て状態に陥ったり、待機時間を生じるという
事態を予防することができないという問題点を生じさせ
ている。
【0010】本発明の第1の目的は、前述した従来技術
の問題点を解決し、作業管理の一部を作業者が行うよう
にすることにより、管理作業が管理者に集中するのを防
止し、かつ、作業者の立場から実状に近い作業計画を立
てることを可能にする作業管理システム、すなわち、後
工程の作業の担当者が前工程の作業の担当者に作業の優
先度を連絡し作業者間で作業の優先度を調整する手続き
を容易に行うことを可能とした作業管理システム及び作
業管理方法を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、近い将来の
作業量を予測する材料となるデータ(到着予想日時と所
要日数)を作業者に示すことにより、作業者の裁量によ
り作業の着手順序を任意に選定する時間的余裕を生み出
し、これにより、作業者が近い将来の自分の作業負荷を
予め知り、自分の裁量で作業順序を変更することがで
き、さらに、作業者の待機時間を減少させることができ
る作業管理システム及び作業管理方法を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、複数の人が関わり複数の作業工程のシーケンスから
構成される一連の作業を管理する作業管理システムにお
いて、作業間の前後関係、所要日数、進捗状況、担当者
を含む作業情報を保持する作業データベースと、作業者
毎に担当する作業の一覧を作業データベースから抽出す
る担当作業抽出部、作業の進捗状況を更新する進捗状況
更新部、作業が担当者に到着する日時を予測する到着予
想日時更新部、作業が完了する予想日時が期限を超過し
ないか否かをチェックする期限チェック部、到着予想日
時の更新時に関係する作業者に対してメッセージを送る
通信制御部を有する作業管理サーバと、作業者用クライ
アントとを備えることにより、また、前記作業管理サー
バが、作業毎に後続作業の担当者からの催促数をカウン
トし更新する催促数更新部を有し、前記作業者用クライ
アントが、他の作業者から催促されている催促数により
作業の優先度を示す作業一覧部を有することにより達成
される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による作業管理シス
テムの実施形態を図面により詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態による作業管理
システムの構成を示すブロック図、図2は作業詳細テー
ブルのデータ構造を示す図、図3は作業者テーブルのデ
ータ構造を示す図、図4は作業関連テーブルのデータ構
造を示す図である。図1〜図4において、101は作業
管理サーバ、102は作業データベース、103はネッ
トワーク、104は作業者用クライアント、105は管
理者用クライアント、106は担当作業抽出部、107
は担当者更新部、108は所要日数更新部、109は期
限更新部、110は進捗状況更新部、111は到着予想
日時更新部、112は期限チェック部、113は催促数
更新部、114は通信制御部、115は作業詳細テーブ
ル、116は作業者テーブル、117は作業関連テーブ
ル、118は通信制御部、119は作業一覧部、120
は通信制御部、121は管理者用作業一覧部である。
【0015】本発明の一実施形態による作業管理システ
ムは、図1に示すように、作業管理サーバ101と作業
者用クライアント104あるいは管理者用クライアント
105が、分散配置されたコンピュータシステム上に配
置され、LAN(ローカルエリアネットワーク)のよう
なネットワーク103を介して接続されて構成される。
作業管理サーバ101は、作業者用クライアント104
あるいは管理者用クライアント105から要求を受け、
作業データベース102を参照・更新しつつ処理を実行
する。作業データベース102は、プロジェクト全体の
作業の情報を管理している。
【0016】作業管理サーバ101は、担当作業抽出部
106、担当者更新部107、所要日数更新部108、
期限更新部109、進捗状況更新部110、到着予想日
時更新部111、催促数更新部112、期限チェック部
113、通信制御部114から構成される。
【0017】担当作業抽出部106は、作業者用クライ
アント104から作業一覧データを要求されると、作業
者用クライアント104を利用する作業者の担当する作
業のうち完了していない作業のデータを作業データベー
ス102から抽出し、その作業者用クライアント104
に返信し、また、管理者用クライアント105から作業
一覧データを要求されると、プロジェクトのすべての作
業のデータを作業データベース102から抽出し、管理
者用クライアント105に返信する。
【0018】担当者更新部107は、管理者用クライア
ント105から作業の担当者の更新要求を受けると、作
業データベース102から対象作業のデータを取り出し
担当者名を更新する。
【0019】所要日数更新部108は、管理者用クライ
アント105から所要日数の変更要求を受けると、作業
データベース102から対象作業のデータを取り出して
所要日数を更新する。そして、到着予想日時更新部11
1に対し後続作業の到着予想日時を更新するよう要求す
る。
【0020】期限更新部109は、管理者用クライアン
ト105から期限の変更要求を受けると、作業データベ
ース102から対象作業のデータを取り出し期限を更新
する。そして、期限チェック部112に対し期限が過ぎ
ている作業データの有無を確認させる。
【0021】進捗状況更新部110は、作業データベー
ス102にアクセスし対象作業の進捗状況を更新すると
同時に、到着予想日時更新部111に対し後続作業の到
着予想日時を更新するよう要求する。そして、期限チェ
ック部112に対し期限が過ぎている作業の有無を確認
させる。
【0022】到着予想日時更新部111は、指定された
作業の全ての後続作業に対して、それぞれの到着予想日
時を計算し、作業データベース102の中の作業の到着
予想日時を更新する。
【0023】期限チェック部112は、作業データベー
ス102の中から期限が過ぎている作業の有無を調べ、
もし期限が過ぎている作業があれば、通信制御部114
を介してその作業の担当者の作業者用クライアント10
4及び管理者用クライアント105に対して警告メッセ
ージを送る。
【0024】催促数更新部113は、作業データベース
102にアクセスし、対象作業の担当者の「残り催促
数」から指定の増分を差し引いた上で、対象作業の「催
促数」を指定の増分だけ増加させる。また、対象作業の
先行作業を再帰的に走査して抽出し、それぞれ「被催促
数」を増加させる。なお、「催促数」の詳細については
後述する。
【0025】通信制御部114は、作業管理サーバ10
1の各部の処理により作業データベース102が更新さ
れると、作業者用クライアント104や管理者用クライ
アント105に対して、作業のデータが更新された旨の
メッセージを送信する。また、通信制御部114は、期
限チェック部による期限の警告メッセージを作業者用ク
ライアント104や管理者用クライアント105に対し
て送信する。
【0026】作業データベース102は、作業詳細テー
ブル115、作業者テーブル116、作業関連テーブル
117を管理している。
【0027】作業者用クライアント104は、作業者対
応に複数備えられており、通信制御部118及び作業一
覧部119により構成される。通信制御部118は、作
業管理サーバ101との接続や通信を行う。作業一覧部
119は、作業管理サーバ101から取得した作業の情
報を表示し、作業者による作業の情報の変更を受け付け
るユーザインターフェースである。作業者用クライアン
ト104は、起動時に、通信制御部119を介してユー
ザである作業者の名前と共に、作業管理サーバ101に
対して接続要求を送信する。作業管理サーバ101は、
作業者名が作業データベース102に登録されていれば
接続を許可して通信を開始する。
【0028】管理者用クライアント105は、通信制御
部120及び管理者用作業一覧部121により構成され
る。通信制御部120は、作業管理サーバ101との接
続や通信を行う。作業一覧部121は、作業管理サーバ
101から取得した作業の情報を表示し、担当者、期
限、所要日数といった管理用の情報の変更を受け付ける
ユーザインターフェースである。管理者用クライアント
105は、起動時に、作業管理サーバ101に対して接
続要求を送信する。このとき管理者用の認証パスワード
を同時に送ってもよい。作業管理サーバ101は、接続
を許可して通信を開始する。
【0029】本発明の実施形態による作業管理システム
は、前述したように構成されるが、より好ましい実施形
態は、通信制御部114から作業者用クライアント10
4に対して送信するメッセージのうち、到着予想日時の
更新及び期限超過警告メッセージを電子メールとして並
送し、作業者が見落とすことのないように構成され、同
様に、通信制御部114から管理者用クライアント10
5に対して送信するメッセージのうち、期限超過警告メ
ッセージを電子メールとして並送し、管理者が見落とす
ことのないように構成される。
【0030】作業データベース102内の作業詳細テー
ブル115は、図2に示すようなデータ構造を有してい
る。すなわち、作業詳細テーブル115は、作業ID2
01、作業名202、進捗状況203、所要日数20
4、到着予想日時205、到着日時206、被催促数2
07、催促数208、期限209、担当者名210の項
目により構成される。作業ID201は作業を一意に特
定するための識別子である。作業名202は作業を表わ
す名前である。進捗状況203は作業の進捗状況を表わ
す項目であり、「未着手」、「着手」、「完了」のいず
れかの値を保持する。所要日数204は作業を着手して
から完了するまでに必要と予想される標準的作業日数で
ある。到着予想日時205は先行作業が完了し作業が着
手可能になる日時の予想である。すでに着手可能になっ
た作業の場合は「到着」という値が入る。到着日時20
6は作業が着手可能となった日時である。いまだ着手可
能になっていない作業の場合は「未到着」という値が入
る。
【0031】被催促数207は後続作業の担当者から作
業の完了を催促されている状況を示す数値である。被催
促数207の値が大きい作業ほど優先順位が高いとみな
される。催促数208は未到着の作業に対して担当者が
付ける優先度を示す数値である。催促数208と先行作
業の被催促数207とは関連しており、催促数208を
大きくすると、同じだけ先行作業の被催促数207が大
きくなる。すなわち、自分の担当する作業に付けた優先
度の増減が、関連する先行作業に伝播し他の作業者の担
当する作業の優先度を増減させる。これは、従来の、先
行作業の担当者や管理者に催促を連絡し優先度を再設定
する一連の作業を自動的に行うものである。
【0032】期限209は作業を完了しなければならな
い締め切り日時である。担当者名210は作業の担当者
の名前であり、作業者テーブル116に登録されている
作業者名のいずれか1つが格納される。
【0033】作業データベース102内の作業者テーブ
ル116は、図3に示すようなデータ構造を有してい
る。すなわち、作業者テーブル116には、作業者を表
わす名前である作業者名301と、作業者に残されてい
る催促数である残り催促数302と、作業者の使用でき
る催促数の最大数である最大催促数303とが格納され
る。前述において、作業の催促数を増加させると残り催
促数は少なくなり、作業の催促数を減少させると残り催
促数は増える。但し、残り催促数は0より小さくなった
り最大催促数を超えたりすることはない。最大催促数3
03は、一人の作業者が割り振ることのできる予め決め
られた催促数の最大値であり、これを決めておかなけれ
ば、際限なく催促数が大きくなる事態が起こりうる。例
えば、作業者Aが重要な作業であると考える作業に10
ポイント割り振ったとき、他の作業者Bがさほど重要な
作業ではない作業に10000ポイント割り振ってしま
うと、作業者Aが割り振った催促数は意味がなくなって
しまう。
【0034】作業者テーブル116にはプロジェクトの
作業者全員のデータが登録される。
【0035】作業データベース102内の作業関連テー
ブル117は、図4に示すようなデータ構造を有してい
る。一般に、作業順序において、ある作業aを着手する
ための必要条件として別の作業bが完了していなければ
ならない場合、作業bを作業aの先行作業(作業aを作
業bの後続作業)と呼び、作業関連テーブル117に
は、前述の先行作業、後続作業の関連が格納される。す
なわち、作業関連テーブル117には、先行作業の作業
詳細テーブル115における作業IDである先行作業I
D401と、後続作業の作業詳細テーブル115におけ
る作業IDである後続作業ID402とが格納される。
そして、複数の先行作業、あるいは、複数の後続作業が
ある場合、作業関連テーブル117には、複数の関連が
格納されることになる。
【0036】次に、前述したように構成される本発明の
実施形態における各部の動作例について説明する。
【0037】担当作業抽出部106は、作業者用クライ
アント104から要求を受けた場合、まず、作業詳細テ
ーブル115から作業者名210の値が作業者名に一致
し、かつ、進捗状況が「完了」ではないレコードを抽出
する。次に、担当作業抽出部106は、抽出したレコー
ドのそれぞれから、作業名、到着日時、期限、催促数、
進捗状況といった、作業一覧表示に必要なデータを抜き
出し、通信制御部114を介して作業者用クライアント
104に返信する。また、担当作業抽出部106は、管
理者用クライアント105から要求を受けた場合、作業
詳細テーブル115からプロジェクトの全てのレコード
を抽出する。次に、担当作業抽出部106は、抽出した
レコードそれぞれから、作業名、到着日時、期限、催促
数、進捗状況といった、作業一覧表示に必要なデータを
抜き出し、通信制御部114を介して管理者用クライア
ント105に返信する。
【0038】進捗状況更新部110は、作業者用クライ
アント104から作業IDと新たな進捗状況値からなる
進捗状況変更要求を受信すると、作業詳細テーブル11
5から作業ID201の値が作業IDに一致するレコー
ドを抽出し、そのレコードの進捗状況203に受信した
進捗状況値を記入する。そして、進捗状況更新部110
は、到着日時予測更新部111に、後続作業の到着日時
予測を更新するよう要求する。
【0039】到着予想日時更新部111は、対象作業の
後続作業を再帰的に走査し、それぞれの作業に対して到
着予想日時を算出して更新する。
【0040】図5は到着予想日時更新部111がそれぞ
れの作業に対して到着予想日時を算出して更新する処理
動作を説明するフローチャートであり、以下、これにつ
いて説明する。
【0041】(1)まず、到着予想日時の更新する要求
のあった対象作業の作業IDを、空のリンクリストLに
後方から追加する。リンクリストとは、順序をもつ要素
の組を表現するデータ構造の一種である。要素の追加・
削除を容易に行うことができる特徴がある。そして、カ
ーソルの位置をリンクリストLの先頭ノードを指すよう
に設定する(ステップ501)。
【0042】(2)次に、リンクリストLのカーソルが
指しているノードの作業IDを作業ID Wとする。そ
して、作業関連テーブル117から、作業ID W の
値に等しい先行作業ID401の値を有するレコードを
取り出し、それらのレコードの後続作業ID402の値
をリンクリストLに後方からそれぞれ追加する(ステッ
プ502、503)。
【0043】(3)カーソルがリンクリストLの末尾の
ノードを指しているか否かを判定し、もし、カーソルが
リンクリストLの末尾のノードを指していれば、一連の
処理を終了する(ステップ504)。
【0044】(4)ステップ504の判定で、カーソル
がリンクリストLの末尾のノードを指していなかった場
合、作業関連テーブル117から、作業ID Wと後続
作業ID402とが等しいレコードを取り出し、次に、
それらの先行作業ID401の値の集合を集合S1とす
る(ステップ505)。
【0045】(5)次に、集合S1の各要素に対して以
下の手順により到着予想日時を算出し、その結果集合を
集合S2とする。 作業詳細テーブル115から要素の作業IDと等しい
作業IDを持つレコードRを抽出する。 以下に説明する場合分けに従って、到着予想日時を算
出する。但し、作業のかけ持ちによる遅延はないものと
する。すなわち、 ・レコードRの進捗状況が「未着手」の場合、 到着予想日時=レコードRの到着予想日時+レコードR
の所要日数 ・レコードRの進捗状況が「着手」の場合、 到着予想日時=レコードRの到着日時+レコードRの所
要日数 として、到着予想日時を算出する(ステップ506)。
【0046】(6)ここで、レコードRの進捗状況が全
て「完了」であるか否かを判定し、もしレコードRの進
捗状況が全て「完了」である場合、作業IDが作業ID
Wと等しい作業詳細レコードの到着日時206に現在
日時を格納し、到着予想日時205には、すでに到着し
てしまっているので「到着」を格納する(ステップ50
7、508)。
【0047】(7)ステップ507の判定で、レコード
Rの進捗状況が全て「完了」ではない場合、集合S2の
要素のうち最も遅い日時を選び、作業ID Wを持つ作
業詳細レコードの到着予想日時205にその値を設定
し、到着日時206に「未到着」を格納する(ステップ
509)。
【0048】(8)ステップ508あるいはステップ5
09の処理の後、カーソル位置をひとつ後のノードに進
め、ステップ502からの処理に戻り、再度カーソルが
指しているノードの作業IDについて前述した処理を続
ける(ステップ510)。
【0049】期限チェック部113は、作業データベー
ス102に格納されている各作業に対して、条件式であ
る完了予想日時>期限を計算しこの条件が成立するか否
かを判定して、真であればその作業の担当者及び管理者
に警告メッセージを通信制御部114を介して送信する
処理を実行する。
【0050】図6は期限チェック部113の前述したよ
うな期限チェック処理の動作を説明するフローチャート
であり、以下、これについて説明する。
【0051】(1)まず、空集合Sを用意する。次に、
作業詳細テーブル115から、進捗状況が「完了」では
なく、かつ、到着日時が「未到着」であるレコードのそ
れぞれについて、(到着予想日時+所要時間>期限)の
条件式が成立するか否かを算出し、この条件式が真であ
るレコードを抽出する。そして、抽出したレコードを集
合Sに追加する(ステップ601、602)。
【0052】(2)次に、作業詳細テーブル115か
ら、進捗状況が「完了」ではなく、かつ到着予想日時が
「到着」であるレコードのそれぞれについて、(到着日
時+所要時間>期限)の条件式が成立するか否かを算出
し、この条件式が真であるレコードを抽出する。抽出し
たレコードを集合Sに追加する(ステップ603)。
【0053】(3)ここで、集合Sが空集合であるか否
かを判定し、もし、集合Sが空集合であった場合、一連
の処理を終了する(ステップ604)。
【0054】(4)ステップ604の判定で、集合Sが
空集合でなかった場合、集合Sの各要素について、担当
者名210の作業クライアント104及び管理者用クラ
イアント105に対し作業の期限を超過しそうである旨
の警告メッセージを通信制御部114を介して送信する
(ステップ605)。
【0055】催促数更新部112は、作業者用クライア
ント104から催促数の更新要求が行われたとき、対象
作業の担当者の「残り催促数」から指定の増分を差し引
いた上で、対象作業の「催促数」を指定の増分だけ増加
させる。そして、対象作業の先行作業を再帰的に走査
し、それぞれの作業の被催促数を加算する処理を実行す
る。このような機能を実現する催促数更新部112の処
理は以下のようになる。
【0056】図7は催促数更新部112の前述した催促
数更新の処理動作を説明するフローチャートであり、以
下、これについて説明する。
【0057】(1)まず、(新しい催促数−対象作業の
催促数)を増分αとする。次に、作業者テーブル116
から、作業者名が対象作業の担当者と一致するレコード
R1を抽出する(ステップ701、702)。
【0058】(2)ここで、抽出したレコードについ
て、条件式(R1の残り催促数>=α)が成立するか否
かを算出して判定し、この条件式が偽(不成立)であれ
ば、対象作業の担当者の作業者用クライアントに対し、
「残り催促数が不足しているため処理を中断した」旨の
メッセージを送信して、一連の処理を終了する(ステッ
プ703、704)。
【0059】(3)ステップ704の判定で、前述の条
件式が真(成立)であった場合、レコードR1の残り催
促数に(R1の残り催促数−α)の値を記入する。但
し、レコードR1の残りの催促数はR1の最大催促数を
超えないものとし、超える場合、最大催促数を記入する
(ステップ705)。
【0060】(4)次に、作業関連テーブル117か
ら、対象作業の作業IDと後続作業カラムが等しいレコ
ードを取り出す。それらのレコードの先行作業カラムの
値を空のリンクリストLに後方からそれぞれ追加する。
そして、カーソルの位置をリンクリストLの先頭ノード
を指すように設定する(ステップ706)。
【0061】(5)次に、リンクリストLのカーソルが
指しているノードが持つ作業IDを作業ID Wとす
る。そして、作業関連テーブル117から、後続作業4
02が作業ID W と等しいレコードを取り出し、そ
れらのレコードの先行作業401の値からなる集合を集
合Sとする(ステップ707、708)。
【0062】(6)次に、ステップ708で生成された
集合Sの要素のうち、要素に対応する作業の進捗状況2
03が「完了」以外の値であり、リンクリストLに格納
されていない要素をリンクリストLの後方から追加する
(ステップ709)。
【0063】(7)ここで、カーソルがリンクリストL
の末尾のノードを指しているか否かを判定し、もし、カ
ーソルがリンクリストLの末尾のノードを指していれ
ば、リンクリストLの各要素に対し、要素に対応する作
業の被催促数207を増分αだけ増加させ、一連の処理
を終了する(ステップ710、712)。
【0064】(8)ステップ710の判定で、カーソル
がリンクリストLの末尾のノードを指していなければ、
カーソル位置をひとつ後のノードに進め、ステップ70
7からの処理に戻って、再度カーソルが指しているノー
ドの作業IDについて前述の処理を続ける(ステップ7
11)。
【0065】図8は作業者用クライアントの作業一覧部
の画面イメージの一例を示す図、図9は管理者用クライ
アントの全作業一覧部の画面イメージの一例を示す図、
図10は他の作業者用クライアントの作業一覧部の画面
イメージの一例を示す図であり、以下、これらの図を参
照して、作業者が進捗状況を変更した場合の画面操作と
処理とについて説明する。
【0066】図8に示すAさんの作業者用クライアント
104の作業一覧部119の画面例には、着手可能作業
一覧801と、着手不可能作業一覧802とが表示され
ている。着手不可能作業一覧802に示される作業「調
査報告書作成」、「仕様書作成」は、着手可能作業であ
る「調査」が完了しないと作業に掛かることができない
作業である。このような状態において、いま、作業者A
さんが「調査」作業を完了し、作業一覧部119の着手
可能作業一覧801の進捗状況804に「完了」をセッ
トすると、作業管理サーバ101に進捗状況更新要求が
送信される。
【0067】作業管理サーバ101は、進捗状況更新部
110を利用して作業データベース102の作業詳細テ
ーブル115に格納されている「調査」作業のレコード
の進捗状況を「完了」に更新する。完了した作業は、も
はや催促する必要はない。このため、作業管理サーバ1
01は、催促数更新部112を利用して「調査」の催促
数を担当者Aさんに返却する。催促数更新部112は
「調査」の催促数の値を“0”にする。すなわち、図2
に示す作業詳細テーブル115の例を参照すれば、Aさ
んの「調査」作業の催促数10ポイントに対して、−1
0ポイントの催促数を追加する。この結果、「調査」の
先行作業がもしあれば、それぞれ被催促数が−10ポイ
ントされると同時に、Aさんの残り催促数に+10ポイ
ント追加されることになる。
【0068】次に、作業管理サーバ101は、到着予想
日時更新部111を利用して、「調査」の後続作業を再
帰的に走査し、到着予想日時を更新する。「調査」の後
続作業は「調査報告書作成」であり、さらにその後続作
業は「調査報告書チェック」であるので、これらの到着
予想日時を再計算することになる。「調査報告書作成」
の先行作業「調査」の進捗状況は登録したとおり「完
了」であるので、「調査報告書作成」は着手可能であ
る。到着予想日時更新部111は、そこで、作業詳細テ
ーブル115の作業名「調査報告書作成」の欄の到着予
想日時205に「到着」、到着日時206に現在時刻を
記入する。「調査報告書チェック」の先行作業である
「調査報告書作成」の進捗状況が「未着手」であるの
で、「調査報告書チェック」の到着予想日時の算出には
「調査報告書チェック」の(到着予定日時+所要日数)
の計算式を適用する。算出された日時は、作業詳細テー
ブル115の到着予想日時205に記入される。また、
到着日時206には「未到着」が記入される。
【0069】次に、作業管理サーバ101は、期限チェ
ック部113を利用して、各作業の期限が守られるかど
うか確認する。このとき、前述したように、「調査報告
書作成」の到着予想日時は「到着」となっているので、
完了予想日時の算出には(到着日時+所要日数)の計算
式が適用される。また、「調査報告書チェック」の到着
日時は「未到着」となっているいるので、完了予想日時
の算出には(到着予想日時+所要日数)の計算式が適用
される。この結果、図2に示す例では、「調査報告書チ
ェック」の完了予想は、6/16となり、期限6/15
を過ぎそうである。作業管理サーバ101は、作業者及
び管理者に注意を促すため、通信制御部114を介して
管理者用クライアント105及び作業者用クライアント
104に警告メッセージを送信する。
【0070】前述した一連の処理の結果、担当者Aさん
の作業一覧部119の表示が更新され、「調査報告書作
成」の作業が着手不可能作業一覧802から着手可能作
業一覧801に移動して表示されると共に、「調査」作
業の進捗状況を「完了」に変更したことがその日時と共
にメッセージ部803に表示される。これにより、Aさ
んは、着手可能な作業「調査報告書作成」を知るだけで
なく、未だ着手不可能な作業「仕様書作成」がいつ到着
するかも知ることができる。Aさんは、今後の自分のス
ケジュールを考慮して、「仕様書作成」作業の一部を先
行して着手することができる。
【0071】一方、図10に示すBさんの作業者用クラ
イアント104の作業一覧部119の画面例にも、着手
可能作業一覧801と、着手不可能作業一覧802とが
表示され、また、この時点での作業の状況が警告を含め
てメッセージ部803に表示される。この図10におけ
る着手不可能作業一覧802を見ると、Bさんの作業
「調査報告書チェック」は、到着予想日6/11、所要
日数5日であり、このままでは期限6/15を超えてし
まうことが見て取れる。また、このことは、メッセージ
部803に表示される警告メッセージによっても知るこ
とができる。Bさんとしては、先行作業の担当者に早く
作業を終わらせるよう催促したい。そこで、Bさんは、
「調査報告書チェック」の作業に対し催促数を10ポイ
ント割り振るために、催促数805の数値入力ボックス
に「10」を入力する。すると、作業管理サーバ101
に催促数更新要求が送信される。
【0072】作業管理サーバ101の催促数更新部11
2は、まず、図3により説明した作業者テーブル116
からBさんの残り催促数302をチェックする。催促数
の増加分10ポイントが残り催促数302の値100ポ
イントを超えていないため催促数の増加を受け付け、作
業詳細テーブル115の「報告書チェック」の催促数を
10ポイント増加させ、作業者テーブル116のBさん
の残り催促数302の100ポイントを増加分10ポイ
ントだけ差し引いて90ポイントにする。そして、先行
作業を再帰的に走査し、完了していない先行作業「報告
書作成」の被催促数を10ポイント加算する。
【0073】「報告書作成」はAさんの担当する作業で
ある。しかし、Aさんは「報告書作成」のほかに「仕様
書作成」の仕事も抱えている。Aさんは自分で優先度を
判断し、後者を優先して遂行しているかもしれない。
「報告書作成」の被催促数が+10ポイントされると、
Aさんの「報告書作成」の被催促数が「仕様書作成」よ
りも大きくなるため、Aさんは、「報告書作成」を「仕
様書作成」よりも優先して遂行しなければならないこと
が判る。これにより、Aさんが「報告書作成」に専念
し、遅れを取り戻すことが期待できる。
【0074】このような一連の処理により、管理者の手
を煩わすことなしに実状に近い作業順序の再スケジュー
ルを実現することができる。
【0075】前述ですでに説明したように、作業者のク
ライアントの作業一覧部119が表示する画面は、着手
可能作業一覧部801、着手不可能作業一覧802、及
びメッセージ部803から構成される。そして、着手可
能作業一覧部801には、先行作業が完了し着手可能と
なった作業のうち完了していない作業の情報が1行ずつ
表示される。着手不可能作業一覧部802には、先行作
業が完了していないため着手不可能である作業の情報が
1行ずつ表示される。これらの作業の情報は、通信制御
部118を通じて作業管理サーバ101に要求して取得
する。着手可能作業一覧部801には、そのうち到着予
想日時の値が「到着」である作業のみ、着手不可能作業
一覧部802には、そのうち到着日時の値が「未到着」
である作業のみが選択されて表示される。作業の情報を
要求するタイミングは、作業者用クライアント104の
起動時あるいは作業管理サーバ101からのメッセージ
を受信したときのいずれかである。
【0076】着手可能作業一覧801の進捗状況804
の項目は、ドロップダウンリストになっており、作業の
進捗状況の変化に応じて作業者の手により「未着手」、
「着手」、「完了」のいずれかの値が選択されて入力さ
れる。進捗状況804の値が変更されると、対象作業の
作業ID及び新しい進捗状況の値と共に進捗状況更新要
求が作業管理サーバ101に送信される。作業管理サー
バ101による処理の結果、作業データベース102が
更新されると、データが更新された作業の担当者の作業
者用クライアント104及び管理者用クライアント10
5へ作業管理サーバ101から作業データを変更した旨
のメッセージが送られる。
【0077】着手不可能作業一覧802の催促数805
の項目は、数値入力ボックスになっている。作業者が着
手を急ぎたい作業には、その度合いに応じて作業者の手
により催促数が入力される。催促数805の値が変更さ
れると、対象作業の作業ID及び新しい催促数の値と共
に催促数変更要求が作業管理サーバ101に送信され
る。作業管理サーバ101による処理の結果、作業デー
タベース102が更新されると、データが更新された作
業の担当者の作業者用クライアント104及び管理者用
クライアント105へ作業管理サーバ101から作業デ
ータを変更した旨のメッセージが送られる。
【0078】メッセージ部803には、作業管理サーバ
101から送られるメッセージが表示される。図8に
は、先行作業の完了と、その後続作業の新しい到着予想
日時を知らせるメッセージを表示している例を示してい
る。
【0079】図9に示す管理者用クライアント105の
管理者用作業一覧部121の画面例は、全作業一覧部9
01及びメッセージ部902から構成される。全作業一
覧部901は、プロジェクトの全ての作業の情報が1行
ずつ表示される。作業の情報は、通信制御部120を通
じて作業管理サーバ101に要求して取得する。作業の
情報を要求するタイミングは、管理者用クライアント1
05の起動時あるいは作業管理サーバ101からのメッ
セージを受信したときのいずれかである。
【0080】全作業一覧部901の担当903の項目
は、ドロップダウンリストになっており、作業の担当者
を変更するとき、図3により説明した作業者テーブル1
16に登録されている作業者名からなるリストから1つ
を選択して入力する。担当903が変更されると、対象
作業の作業ID及び新しい担当者名と共に担当者更新要
求が作業管理サーバ101に送信される。作業管理サー
バ101による処理の結果、作業データベース102が
更新されると、データが更新された作業の担当者の作業
者用クライアント104及び管理者用クライアント10
5へ作業管理サーバ101から作業データを変更した旨
のメッセージが送られる。
【0081】全作業一覧部901の所要日数904の項
目は、時間を入力する入力ボックスになっている。管理
者が自分の手で作業スケジュールを調整する場合、管理
者はこの値を変更する。所要日数904に新しい値が入
力されると、対象作業の作業ID及び新しい所要日数の
値と共に所要日数更新要求が作業管理サーバ101に送
信される。作業管理サーバ101による処理の結果、作
業データベース102が更新されると、データが更新さ
れた作業の担当者の作業者用クライアント104及び管
理者用クライアント105へ作業管理サーバ101から
作業データを変更した旨のメッセージが送られる。
【0082】全作業一覧部901の期限905の項目
は、日時を入力する入力ボックスになっている。管理者
が自分の手で作業スケジュールを調整する場合、管理者
はこの値を変更する。期限905に新しい値が入力され
ると、対象作業の作業ID及び新しい期限の値と共に期
限更新要求が作業管理サーバ101に送信される。作業
管理サーバ101による処理の結果、作業データベース
102が更新されると、データが更新された作業の担当
者の作業者用クライアント104及び管理者用クライア
ント105へ作業管理サーバ101から作業データを変
更した旨のメッセージが送られる。
【0083】メッセージ部902には、作業管理サーバ
101から送られるメッセージが表示される。図9に
は、作業に対する催促や作業の完了を知らせるメッセー
ジを表示する例を示している。
【0084】前述した本発明の実施形態によれば、作業
管理の一部を作業者が行うようにしているので、また、
後工程の作業の担当者が前工程の作業の担当者に作業の
優先度を連絡し作業者間で作業の優先度を調整する手続
きを行うようにしているので、管理作業が管理者に集中
することを防止し、かつ、作業者の立場から実状に近い
作業計画を立てることが可能となる。
【0085】さらに、前述した本発明の実施形態によれ
ば、作業者の裁量により作業の着手順序を任意に選定す
る時間的余裕を生み出し、作業者が近い将来の自分の作
業負荷を予め知り、自分の裁量で作業順序を変更するこ
と、作業者の待機時間を減少させることが可能になる。
【0086】前述した本発明の実施形態における作業管
理サーバでの処理は、作業管理サーバを構成する各機能
部の処理を実行する処理プログラムを、FD、MO、C
D、DVD等の記録媒体に格納して提供することにより
行わせることができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、管
理作業が管理者に集中するのを防止することができ、か
つ、作業者の立場から実状に近い優先順位付けを利用し
た作業計画を立てることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による作業管理システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】作業詳細テーブルのデータ構造を示す図であ
る。
【図3】作業者テーブルのデータ構造を示す図である。
【図4】作業関連テーブルのデータ構造を示す図であ
る。
【図5】到着予想日時更新部が到着予想日時を算出して
更新する処理動作を説明するフローチャートである。
【図6】期限チェック部での期限チェックの処理動作を
説明するフローチャートである。
【図7】催促数更新部の催促数更新の処理動作を説明す
るフローチャートである。
【図8】作業者用クライアントの作業一覧部の画面イメ
ージの一例を示す図である。
【図9】管理者用クライアントの全作業一覧部の画面イ
メージの一例を示す図である。
【図10】他の作業者用クライアントの作業一覧部の画
面イメージの一例を示す図である。
【符号の説明】
101 作業管理サーバ 102 作業データベース 103 ネットワーク 104 作業者用クライアント 105 管理者用クライアント 106 担当作業抽出部 107 担当者更新部 108 所要日数更新部 109 期限更新部 110 進捗状況更新部 111 到着予想日時更新部 112 期限チェック部 113 催促数更新部 114 通信制御部 115 作業詳細テーブル 116 作業者テーブル 117 作業関連テーブル 118 通信制御部 119 作業一覧部 120 通信制御部 121 管理者用作業一覧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷田 耕救 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC21 CC32 EE01 EE12 FF03 FF04 GG04 GG07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の人が関わり複数の作業工程のシー
    ケンスから構成される一連の作業を管理する作業管理シ
    ステムにおいて、作業間の前後関係、所要日数、進捗状
    況、担当者を含む作業情報を保持する作業データベース
    と、作業者毎に担当する作業の一覧を作業データベース
    から抽出する担当作業抽出部、作業の進捗状況を更新す
    る進捗状況更新部、作業が担当者に到着する日時を予測
    する到着予想日時更新部、作業が完了する予想日時が期
    限を超過しないか否かをチェックする期限チェック部、
    到着予想日時の更新時に関係する作業者に対してメッセ
    ージを送る通信制御部を有する作業管理サーバと、作業
    者用クライアントとを備えることを特徴とする作業管理
    システム。
  2. 【請求項2】 前記作業管理サーバは、作業毎に後続作
    業の担当者からの催促数をカウントし更新する催促数更
    新部を有し、前記作業者用クライアントは、他の作業者
    から催促されている催促数により作業の優先度を示す作
    業一覧部を有することを特徴とする作業管理システム。
  3. 【請求項3】 複数の人が関わり複数の作業工程のシー
    ケンスから構成される一連の作業を管理する作業管理方
    法において、作業間の前後関係、所要日数、進捗状況、
    担当者を含む作業情報を作業データベースに保持してお
    き、作業者からの作業の進捗状況の報告に基づいて、作
    業者毎に担当する作業の一覧を作業データベースから担
    当作業を抽出し、作業の進捗状況を更新し、作業が担当
    者に到着する日時を予測し、作業が完了する予想日時が
    期限を超過しないか否かをチェックし、到着予想日時の
    更新時に関係する作業者に対してメッセージを送ること
    を特徴とする作業管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の作業管理サーバでの処理
    を実行するため、作業者からの作業の進捗状況の報告に
    基づいて、作業者毎に担当する作業の一覧を作業データ
    ベースから担当作業を抽出する処理プログラムと、作業
    の進捗状況を更新する処理プログラムと、作業が担当者
    に到着する日時を予測する処理プログラムと、作業が完
    了する予想日時が期限を超過しないか否かをチェックす
    る処理プログラムと、到着予想日時の更新時に関係する
    作業者に対してメッセージを送る処理プログラムとを格
    納したことを特徴とする記録媒体。
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