JPH09259178A - 工程管理システム - Google Patents

工程管理システム

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JPH09259178A
JPH09259178A JP6778696A JP6778696A JPH09259178A JP H09259178 A JPH09259178 A JP H09259178A JP 6778696 A JP6778696 A JP 6778696A JP 6778696 A JP6778696 A JP 6778696A JP H09259178 A JPH09259178 A JP H09259178A
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JP
Japan
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worker
data
time
schedule
process schedule
Prior art date
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Pending
Application number
JP6778696A
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English (en)
Inventor
Kimiharu Okada
公治 岡田
Toshiko Takamura
稔子 高村
Yoshie Matsuzaki
吉衛 松崎
Tadamasa Kamikubo
忠正 上久保
Akira Tada
彰 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6778696A priority Critical patent/JPH09259178A/ja
Publication of JPH09259178A publication Critical patent/JPH09259178A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】工程スケジュールの遅れを補正する工程管理シ
ステム。 【解決手段】設計者と作業内容の種類によるマトリック
スにより、作業者と作業種類とのマトリックスで、作業
種類に対する作業者の得意、不得意を表現した実績デー
タから工程の遅延を予測する。また、会議、出張や休暇
等の個人的なイベントと、それがどの位の頻度で発生し
そうかを過去の実績から工程遅延を予測する。予測され
た工程遅延を考慮した最可能工程スケジュールと最遅延
工程スケジュールをユーザに提供することにより、工程
計画の作成、検討を支援する。これによって、工程の遅
れを十分に考慮した工程スケジュールの計画・検討が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工程管理システムに
関し、特に、過去の実績データに基づき工程スケジュー
ルのズレを補正計算し、基準工程スケジュール、最遅延
工程スケジュールおよび最可能工程スケジュールをユー
ザに提供する工程管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工程管理は、工程スケジュール
をガントチャート等で表わしながら検討される。すなわ
ち、工程計画段階では、行なわなければならない作業項
目をリストアップし、各作業を実施するのに必要な時間
を見積り、また各作業を担当する作業者を割当てる。さ
らに、ある作業が完了した後でないと別の作業が開始で
きないといった作業間の順序関係や、同一作業者が同時
に複数の作業を実施することはできないといった制約条
件や、各作業者の出張や会議といったその作業以外のス
ケジュール等を考慮し、作業項目の開始日、修了日が決
定される。また、作業実施段階では、各作業の進捗の度
合に応じてガントチャート上を塗り潰していく等といっ
た方法で、各作業の進捗情況を可視化し、これに基づい
て計画の立て直し等を行なう。
【0003】これに関する従来技術としては、特開平2
−240731号公報に記載されるような、入力され
た、各作業を実施するために必要な時間、各作業を実施
する作業者、作業間の順序関係、作業者の出張、会議等
のスケジュール等から、自動的に作業者の負荷等の制約
条件を考慮し、作業項目の開始日、終了日を計算し、工
程計画を立案し、ガントチャートといった形式で示す工
程管理システムがある。
【0004】しかし一般的に、作成された工程スケジュ
ールに対して、実際の工程スケジュールには遅延が発生
しがちである。現状の工程管理システムでは、どの程度
の遅延が発生するのかを定量的に計算する手段がないた
め、これをユーザの勘と経験に基づき求めていた。
【0005】そこで、発明者らは、工程スケジュールの
遅延には以下の要因があることに着目した。
【0006】まず第一に、作業者により得意な作業の種
類、不得意な作業の種類があることである。例えば、製
品の開発設計での工程管理においては、作業の種類に
は、顧客と打合せを行ない仕様を決定する仕様決定作
業、決定された仕様に基づき実現手段や方式を決定する
方式決定作業、決定された方式に基づき技術計算を行な
い各パラメータ値を決定する技術計算作業、決定された
内容に基づき図面を作成する作業等がある。また、類似
した過去の事例を探し出す作業、生産性等を検討する作
業、製造コストを評価する作業等がある。
【0007】現状の工程管理では、作業種類に対する作
業者の得意、不得意という観点を無視しているか、工程
管理者の経験に基づく勘に頼っており、工程スケジュー
ルの遅れが発生する原因の1つになっていると考えられ
る。
【0008】別の遅延の原因としては次にものが考えら
れる。
【0009】作業者によっては、実際に作業を行なう時
間が、会議、出張等により費やされている者もいる。し
かし、逆にほとんどの時間を実際の作業に割当てること
のできる者もいる。また、会議、出張等の日程は、ある
程度先以上は決まっておらず、直前にならないと分から
ない場合が多い。つまり、これまでの工程スケジュール
は作業者のスケジュールを正確に把握しておらず、イベ
ントとして登録されたものに限って作業時間を調整する
程度のものであったことに、工程スケジュールの遅れが
発生する原因の1つになっていると考えられる。
【0010】そこで、本発明は、以上の要因に着目する
ことで工程スケジュールの遅れを補正した工程管理シス
テムを提供することを目的とする。
【0011】すなわち、本発明の第一の目的は、作業者
の作業実績に基づいて作業者の作業効率を考慮して工程
スケジュールの遅れを補正する工程管理システムを提供
することにある。
【0012】また、本発明の第二の目的は、作業者のス
ケジュールを推定することで工程スケジュールの遅れを
補正する工程管理システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして本発明は、第一の
目的を達成するために、設計者と作業内容の種類を表し
たマトリックスにより、作業種類に対する作業者の得
意、不得意を表現する。具体的には、ユーザから入力さ
れる基準工程スケジュールに基づいて、各工程の作業内
容種類情報とその担当作業者情報を抽出し、作業者情報
と作業内容種類情報のマトリックスにより予定工数と実
際に要した工数に関する実績データを保持するデータベ
ースから、該抽出した担当者の該作業種類に関する実績
データを検索し、該実績データにより該基準工程スケジ
ュールを補正して出力表示する。
【0014】より好ましくは、前記実績データには、前
記予定工数A[h]、前記実際に要した工数B[h]で表し
た作業遅れ率B/Aの平均値が記憶され、前記基準工程ス
ケジュールとして入力される予定工数に、該当する該平
均値を乗算することで前記基準工程スケジュールを補正
し、該補正された基準工程スケジュールを最可能工程ス
ケジュールとして出力表示する。
【0015】または、前記実績データには、前記予定工
数A[h]、前記実際に要した工数B[h]で表した作業遅
れ率B/Aの平均値と、該平均値の標準偏差とが記憶さ
れ、前記基準工程スケジュールとして入力される予定工
数に、該当する該平均値に標準偏差を加算した値を乗算
することで前記基準工程スケジュールを補正し、該補正
された基準工程スケジュールを最遅延工程スケジュール
として出力表示する。
【0016】このように実際に要した工数を実績データ
として記憶しておき、これに基づいて基準工程スケジュ
ールを補正すれば、作業者の実際の作業効率を考慮した
工程スケジュールを作成することができる。つまりスケ
ジュール作成者の主観だけに頼らず、実際の作業者の能
力に合わせたスケジュール管理をすることができる。
【0017】一方、出力表示画面においては、基準工程
スケジュールと、最可能工程スケジュールと、最遅延工
程スケジュールとを表示させることで、スケジュール管
理者は、様々なケースを考えながら工程管理することが
できる。つまり、基準工程スケジュールのみでは、一般
的な工程管理であるので、そのスケジュールを遅れるよ
うな工程がでてきた場合に、再度スケジュールを作成す
るか、管理者のこれまでの経験に基づいて対処するしか
ないが、予めその工程の遅延等(実状に基づいた遅延)
を判断できれば、事前対策もできることもあって使い勝
手が向上する。なお、画面表示は、基準工程スケジュー
ルの他に、最可能工程スケジュールと、最遅延工程スケ
ジュールのうちいずれか一方であっても良い。
【0018】次に本発明は、第二の目的を達成するため
に、会議、出張や休暇等の個人的なイベントと、それが
どの位の頻度で発生しそうかを過去の実績から予測す
る。
【0019】具体的には、作業者毎の作業できない時間
帯を表したイベント情報を記憶しておき、ユーザから各
工程の作業者と作業時間を含む情報が入力された場合
に、該当する作業者のイベント情報に基づいて該作業時
間を補正して基準工程スケジュールを作成する工程管理
システムであって、これまで登録されたイベント情報の
履歴から、これから登録されるイベント件数の予測値を
算出し、該イベント情報を該イベント件数予測値により
補正して該基準工程スケジュールを作成する。
【0020】または、作業者毎の作業できない時間帯を
表したイベント情報を記憶しておき、ユーザから各工程
の作業者と作業時間を含む情報が入力された場合に、該
当する作業者のイベント情報に基づいて該作業時間を補
正して基準工程スケジュールを作成する工程管理システ
ムであって、これまで登録されたイベント情報の履歴か
ら、一定期間当たりの作業できない時間を統計処理して
算出し、該イベント情報である作業できない時間帯に、
該一定期間当たりの作業できない時間を加算することで
担当作業者の作業時間を補正して基準工程スケジュール
を作成する。更に好ましくは、前記一定期間あたりの作
業できない時間は、一日あたりの平均時間とその標準偏
差値として記憶されており、該平均値により前記作業者
の作業時間を補正することで最可能工程スケジュールを
作成し、該標準偏差値により前記作業者の作業時間を補
正することで最遅延工程スケジュールを作成しても良
い。
【0021】このように従来の確定したイベント情報の
みを基準工程スケジュールの日程から削除するのではな
く、実際に作業をする時にどのくらいのイベントが登録
されているかを予測して削除するので、実情に即した工
程管理を実現することができる。つまり登録されるイベ
ント情報は、実際にはかなりの不確定要素を含むもので
あり(あくまでも予定でしかない)、その通りに実施さ
れない場合もあり得る。また逆に、スケジュール作成当
時は、イベント情報として登録されてなくても、その後
に登録される場合もある。このような現状を考慮する
と、イベントの発生確率をこれまでの実績データから算
出しておき、イベントの登録される割合を推定しておけ
ば、スケジュールの作成当所から、これらの遅延を考慮
した精度の高い工程管理を実現することができる。これ
は新規な登録のみに限らず、作成当所は登録されていた
が、後に削除もしくは日程を変更されたイベントに対し
ても同様である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を以下に示す。
図1は本発明の工程管理システム100の構成を説明す
る図であり、この図に基づいてシステムの構成を説明し
ていく。本発明の一実施例である工程管理システム10
0は、入力部101、出力部102、工程スケジュール
データ管理部103、工程スケジュールデータベース1
04、作業者別個人イベントデータ管理部105、作業
者別個人イベントデータベース106、作業者・作業内
容種類別実績データ管理部107、作業者・作業内容種
類別実績データベース108、作業者別個人イベント時
間実績データ管理部109、作業者別個人イベント時間
実績データベース110、作業者別個人イベント変更実
績データ管理部111、作業者別個人イベント変更実績
データベース112、作業者・作業内容種類別実績デー
タ型工程補正計算部113、作業者別個人イベント実績
データ型工程補正計算部114から構成される。また、
工程管理システム100は、キーボード、マウス等の入
力装置151、CRTモニタ、プリンタ等の出力装置1
52と接続され、ネットワーク153を介して端末装置
としても利用可能な計算機154を任意の数だけ持つこ
とができる。
【0023】工程スケジュールデータベース104に保
持される工程スケジュールデータのデータ構造およびデ
ータの一例を図2に示す。図2に示したデータ構造は工
程スケジュール中の1つの作業を表わし、このような作
業の集合として工程スケジュールが表わされる。この例
において、各作業は、作業番号、作業名称、作業種類、
作業者、基準開始時刻、基準終了時刻、基準作業時間、
最遅延開始時刻、最遅延終了時刻、最遅延作業時間、最
可能開始時刻、最可能終了時刻、最可能作業時間、作業
率、作業開始条件、実績開始時刻、実績終了時刻、実績
作業時間をデータ項目として持つ。作業番号は、この作
業を他の作業と区別するためのユニークな識別番号であ
る。作業名称は、ユーザが決定し入力した作業の名前で
ある。作業種類は、この作業の種類を表わす。作業者
は、この作業を実際に行なう作業者を表わす。基準開始
時刻は、計画通りに工程スケジュールが進む場合の作業
開始時刻を表わす。基準終了時刻は、計画通りに工程ス
ケジュールが進む場合の作業終了時刻を表わす。基準作
業時間は、計画通りに工程スケジュールが進む場合の作
業に要する時間である。最遅延開始時刻は、最も工程ス
ケジュールが遅延した場合の作業開始時刻である。最遅
延開始時刻は、最も工程スケジュールが遅延した場合の
作業終了時刻である。最遅延作業時間は、最も工程スケ
ジュールが遅延した場合の作業に要する時間である。最
可能開始時刻は、工程スケジュールに最も有り得そうな
遅延が生じた場合の作業開始時刻である。最可能終了時
間は、工程スケジュールに最も有り得そうな遅延が生じ
た場合の作業終了時刻である。最可能作業時間は、工程
スケジュールに最も有り得そうな遅延が生じた場合の作
業時間である。作業率は、一人の作業者が並行して複数
の作業を行なわなければならない場合、その作業をどの
位の時間配分で行なうのかを示す。並行して行なわれる
作業の作業率の合計が、基本的には1.0となるように配
分され、作業率は、0.0<作業率≦1.0 の範囲の値とな
る。作業開始条件には、その作業が開始可能な条件が記
載される。例えば、「作業Aが終了していること」「作
業Bが開始されてから3日が経過していること」「作業
Cと作業Dが共に終了していること」等が記載される。
ここで、参照する作業は、作業番号により表わされ、区
別される。実績開始時刻、実績終了時刻、実績作業時間
は、それぞれ、実際に作業が開始された時刻、作業が終
了した時刻、作業に要した時間が記録される。
【0024】従来の工程管理システムの工程スケジュー
ルデータのデータ構造に対して、本発明の工程管理シス
テムの工程スケジュールデータのデータ構造では、最遅
延開始時刻、最遅延終了時刻、最遅延作業時間、最可能
開始時刻、最可能終了時刻、最可能作業時間が追加され
ている。この点を除けば、工程スケジュールデータベー
ス104および工程スケジュールデータ管理部103の
機能は、従来の工程管理システムとほぼ同様である。す
なわち、工程スケジュールデータ管理部103は、工程
スケジュールデータベース104に保持される図2のよ
うなデータ構造の工程スケジュールデータを、ユーザの
入力に基づいて、生成したり、更新したり、削除したり
する機能を持ち、またデータ項目の整合性を保つ機能を
持つ。
【0025】従来の工程管理システムの一般的な利用形
態においては、ユーザから、各作業の作業名称、作業
者、基準作業時間、作業率、作業開始条件と、工程全体
の開始時刻が入力される。 作業番号は、各作業の入力
時に自動的に定められる。これらの入力されたデータに
基づいて、各作業の基準開始時刻と基準終了時刻が計算
される。各作業の開始時刻と終了時刻を用いて、ガント
チャートを作成し、ユーザに表示する。表示されるガン
トチャートの一例を図3に示す。この例では、週末とい
った共通の休日等は、予め除いた形式で表示しており、
作業の名称が左に表示され、作業が実施される期間がそ
の右側にバーで示され、作業者および作業率がバーの右
側に示されている。また、作業間の関係は、作業を示す
バーの間を結ぶ矢印で表現される。現在の時刻は、縦の
線で表示される。また、工程の進捗に伴って、作業実績
がその作業の進捗度といった形式で逐次入力され、それ
に基づき作業の進捗が、その作業を表わすバー上に塗り
潰していったり色を変化させたりといった方法で示され
る。図3の例では、破線囲まれたバーで示されている、
作業を行なうことの不可能な期間は、次に説明する作業
者別個人イベントデータベース106に保持される作業
者別個人イベントデータに基づいて求められ表示され
る。
【0026】作業者別個人イベントデータベース106
に保持される作業者別個人イベントデータは、作業者の
個人的な休暇や出張、会議といった工程スケジュール上
の作業を実施することが不可能なイベントの実施予定に
関するデータである。作業者別個人イベントデータのデ
ータ構造およびデータの一例を図4に示す。図4に示す
ようなデータが各作業者別に用意されている。各イベン
トは、イベント番号、イベント名称、イベント種類、実
施時刻、所要時間、最遅延補正所要時間、最可能補正所
要時間、登録時刻、取消時刻、登録時期、取消時期をデ
ータ項目として持つ。イベント番号は、このイベントを
他のイベントと区別するためのユニークな識別番号であ
る。イベント名称は、ユーザが決定し入力したイベント
の名前である。イベント種類には、「会議」、「出
張」、「休暇」等がある。実施時刻は、イベントが実施
される時刻(日時)を表わす。所要時間は、そのイベン
トの実施に要する時間である。最遅延補正所要時間、及
び、最可能補正所要時間は。工程スケジュールの補正計
算を行なうためのものであり、本発明により追加された
データ項目である。登録時刻は、このイベントに関する
データが入力された時刻(日時)である。取消時刻は、
このイベントに関するデータが取消された場合、その取
消された時刻(日時)である。登録時期は、イベントの
実施時刻を基準として、どのくらい前にデータが登録さ
れたを表わす。すなわち、実施時刻と登録時刻の差とし
て求められる。取消時期は、イベントの実施時刻を基準
として、どのくらい前にデータが取消されたかを表わ
す。すなわち、実施時期と取消時期の差として求められ
る。イベント名称、イベント種類、実施時刻は、ユーザ
により入力される。登録時刻は、ユーザにより入力が行
なわれた時、その時刻が自動的に設定される。取消時刻
は、ユーザによりイベントが取消されたとき、その時刻
が自動的に設定される。
【0027】イベント名称、時刻、所要時間のデータ項
目は、従来の個人スケジュールシステムと同様である。
一方、本発明では、イベント種類、登録時刻、取消時
刻、登録時期、取消時期のデータ項目が追加されてい
る。ユーザへの表示および入力は、例えば、図5に示す
ようなカレンダー形式により行なわれる。
【0028】作業者・作業内容種類別実績データベース
108に保持される作業者・作業内容種類別実績データ
のデータ構造およびデータの一例を図6に示す。すなわ
ち、作業者・作業内容種類別実績データには、作業者と
作業内容別に、遅れ率平均と遅れ率標準偏差が保持され
る。ここでは、作業内容種類を、仕様書作成、仕様書チ
ェック、図面作成、図面チェック、購入品選定、工数見
積り、コスト見積り等に分類している。遅れ率平均と
は、それぞれの作業について、計画された作業時間に対
する、実際に要した作業時間の比の遅れ率としたとき、
遅れ率の平均値を表わす。また、遅れ率標準偏差は、遅
れ率の標準偏差値を表わす。
【0029】作業者・作業内容種類別実績データは、工
程スケジュールデータベース104に保持された工程ス
ケジュールデータを基にして、作業者・作業内容種類別
実績データ管理部107により、求められる。作業者・
作業内容種類別実績データ管理部107により実施され
る、作業者・作業内容種類別実績データを計算処理の処
理フローを図7に示す。処理701では、未処理の作業
者を選択する。ここで選択された作業者に対して、処理
702から処理705が実施される。処理706では、
全ての作業者に対して、処理702から処理705が実
施されたか否かを判定し、全作業者に対して処理が実施
されていれば終了し、未処理の作業者が残っていれば処
理701に戻り次の作業者を選択する。処理702で
は、未処理の作業内容種類を選択する。ここで選択され
た作業内容種類に対して、処理703と処理704が実
施される。処理705では、全ての作業内容種類に対し
て、処理703と処理704が実施されたか否かを判定
し、全作業内容種類に対して処理が実施されていれば処
理706に進み、未処理の作業内容種類が残っていれば
処理702に戻り次の作業内容種類を選択する。従っ
て、処理703と処理704は、全ての作業者と作業内
容種類の組合せに対して実施される。処理703では、
工程スケジュールデータベース104に保持された工程
スケジュールデータの中で、作業者と作業種類が、処理
701で選択された作業者と処理702で選択された作
業内容種類と一致するものを検索し取り出す。次に、処
理704では、検索された工程スケジュールデータにつ
いて、実績作業時間を基準作業時間で割り遅れ率を求
め、さらにこれらの平均値、標準偏差を計算し、それぞ
れ、遅れ率平均、遅れ率標準偏差として作業者・作業内
容種類別実績データベース108に格納する。
【0030】作業者・作業内容種類別実績データ型工程
補正計算部113は、工程スケジュールデータベース1
04中の基準工程スケジュールデータと、作業者・作業
内容種類別実績データベース108中の作業者・作業内
容種類別実績データから、最遅延工程スケジュールおよ
び最可能工程スケジュールを算出する。
【0031】作業者・作業内容種類別実績データ型工程
補正計算部113により実施される再計算の処理フロー
を図8に示す。処理801では、工程スケジュールデー
タベース104に保持された工程スケジュールデータか
ら、未処理の作業を選択する。ここで選択された作業に
対して、処理802から処理803が実施される。処理
804では、すべての作業者に対して、処理802と処
理803が実施されたか否かを判定し、全作業者に対し
て処理が実施されていれば終了し、未処理の作業が残っ
ていれば処理801に戻り次の作業を選択する。処理8
02では、選択された作業の作業者および作業内容種類
に対応する遅れ率平均と遅れ率標準偏差を、作業者・作
業内容種類別実績データベース108から検索する。処
理803では、処理801で選択された作業の最遅延作
業時間および最可能作業時間を算出する。作業の標準作
業時間をS、遅れ率平均μを、遅れ率標準偏差をσとし
たとき、最可能作業時間A、最遅延作業時間Lは、それ
ぞれ、A=S*μ、L=S*(μ+3σ)で求められ
る。この実施例では、標準偏差の3倍値である3σを最
遅延としたが、2σやσ等を用いることも可能である。
算出された最遅延作業時間および最可能作業時間は、工
程作業データベース104に設定される。工程スケジュ
ールデータベース104に保持された全ての作業に対し
て最遅延作業時間および最可能作業時間が設定された
後、処理805では、最遅延工程スケジュールおよび最
可能工程スケジュールの計算が行なわれる。これは、従
来の工程管理システムが基準工程スケジュールに対して
のみ、作業時間、作業者、作業間の順序関係、作業者の
個人イベント等等から、自動的に作業者の負荷等の制約
条件を考慮し、作業項目の開始日、終了日を計算し、工
程計画を立案していたものを、最遅延作業時間、最可能
作業時間に対しても独立に工程計画の立案を行なうよう
に拡張することで、実現できる。
【0032】作業者別個人イベントデータ変更実績デー
タベース112は、作業者別個人イベントデータの変
更、すなわち、作業者別個人イベントデータの登録と取
消に関する実績データを保持する。作業者別個人イベン
トデータ変更実績データベース112に保持される作業
者別個人イベント変更実績データのデータ構造およびデ
ータの一例を図9に示す。このデータは作業者別に集計
されているが、イベント種類別、あるいは、イベントの
所要時間別に変更実績データを集計することもできる。
作業者別個人イベントデータ変更実績データは、作業者
毎に、時期とイベント登録率により、イベントが実施さ
れるどの位前から、作業別個人イベントデータベース1
06に、そのイベントが登録または取消されていたのか
を表わしている。作業者別個人イベントデータ変更実績
データは、作業者別個人イベント変更実績データ管理部
111により、図10に示す処理フローに基づいて求め
られる。処理1001では、未処理の作業者を選択す
る。ここで選択された作業者に対して、処理1002か
ら処理1007が実施される。処理1008では、全て
の作業者に対して、処理1002から処理1007が実
施されたか否かを判定し、全作業者に対して処理が実施
されていれば終了し、未処理の作業者が残っていれば処
理1001に戻り次の作業者を選択する。処理1002
では、作業者別個人イベントデータベース106に保持
されている作業者別個人イベントデータの中で、処理1
001で選択された作業者に関するデータで、かつ、イ
ベントの実施時刻が現在よりも過去のデータを検索し取
り出す。処理1003では、時期を表わす変数Tの値を
0に設定する。時期Tは、処理1006において、定め
られた増分値を加算される。本例では、時期Tは日を単
位とし、増分値は1日としている。処理1007におい
て、加算された時期Tの値が、定められた上限値以下で
あるか否かが判定され、上限値以下であれば処理100
4に戻り処理1004から処理1006を繰り返す。上
限値を越えていれば処理1008に進む。処理1004
では、時期Tにおける登録イベント数を数え上げる。こ
こで、時期Tにおける登録イベント数の概念を図11を
用いて説明する。図11の例では、イベント1からイベ
ント8のイベントが、既に実施されているか、または、
実施される予定であったが取消されている。ここで、イ
ベント1は、実施される11日前に、作業者別個人イベ
ントデータベース106に登録され、実際に実施されて
いる。また、イベント4は、実施される予定であった日
の10日前に登録されたが、6日前に取消されたため、
実際には実施されていない。時期T=0においては、登
録されているイベントは、イベント1、2、3、5、
6、8であり、登録イベント数は6となる。時期T=6
においては、登録されているイベントは、イベント1、
2、3、4、6であり、登録イベント数は5となる。処
理1005では、イベント登録率を算出する。イベント
登録率は、時期Tが0の時を基準として算出される。す
なわち、時期Tにおける登録イベント数を、時期0にお
ける登録イベント数で割って求められる。従って、時期
0におけるイベント登録率は必ず1となる。図11の場
合のイベント登録率を算出した結果を図12に示した。
算出されたイベント登録率は、作業者別個人イベント変
更実績データベース112に格納される。
【0033】作業者別個人イベント時間実績データベー
ス110に保持される作業者別個人イベント時間実績デ
ータのデータ構造およびデータの一例を図13に示す。
すなわち、作業別個人イベント時間実績データには、作
業者毎に1日当たり何時間を会議や出張といった個人イ
ベントに費やしているかに関する情報が保持される。す
なわち、データ項目としては、イベント時間平均とイベ
ント時間標準偏差がある。作業者別個人イベント時間実
績データは、作業者別個人イベント時間実績データ管理
部109により、図14に示す処理フローに基づいて、
作業者別個人イベントデータベース106に保持されて
いる作業者別個人イベントデータから、算出される。処
理1401では、未処理の作業者を選択する。ここで選
択された作業者に対して、処理1402と処理1403
が実施される。処理1404では、全ての作業者に対し
て、処理1402と処理1403が実施されたか否かを
判定し、全作業者に対して処理が実施されていれば終了
し、未処理の作業者が残っていれば処理1401に戻り
次の作業者を選択する。処理1402では、作業者別個
人イベントデータベース106に保持されている作業者
別個人イベントデータの中で、処理1401で選択され
た作業者に関するデータで、かつ、現在よりも過去に実
施されたのイベントに関するデータを検索し取り出す。
処理1403では、それらのイベントの所要時間から、
1日当たりのイベントに要している時間をイベント時間
平均として算出する。また、イベント時間標準偏差も算
出する。算出されたイベント時間平均は、作業者別個人
イベント時間データベース110に格納される。
【0034】作業者別個人イベント実績データ型工程補
正計算部114は、工程スケジュールデータベース10
4中の基準工程スケジュールデータと、作業者別個人イ
ベントデータベース106中の作業者別個人イベントデ
ータと、作業者別個人イベント変更実績データベース1
12中の作業者別個人イベント変更実績データと、作業
者別個人イベント時間実績データベース110中の作業
者別個人イベント時間実績データから、最遅延工程スケ
ジュールおよび最可能工程スケジュールを算出する。
【0035】作業者別個人イベント実績データ型工程補
正計算部114により実施される再計算の処理フローを
図15に示す。処理1501では、工程スケジュールデ
ータベース104から、補正計算を行なう工程スケジュ
ールに係わる全ての作業者を検索する。処理1502で
は、処理1501で検索された作業者の中で未処理の作
業者を選択する。ここで選択された作業者に対して、処
理1503から処理1514が実施される。処理151
5では、全ての作業者に対して、処理1503から処理
1514が実施されたか否かを判定し、全作業者に対し
て処理が実施されていれば終了し、未処理の作業者が残
っていれば処理1502に戻り次の作業者を選択する。
処理1503では、処理1502で選択された作業者に
係わるイベントの中で未処理のイベントを、作業者別個
人イベントデータベース106から選択する。ここで選
択されたイベントに対して、処理1504から処理15
06が実施される。処理1507では、全てのイベント
に対して、処理1504から処理1506が実施された
か否かを判定し、全イベントに対して処理が実施されて
いれば処理1508に進み、未処理のイベントが残って
いれば処理1503に戻り次の作業者を選択する。処理
1504では、処理1503で選択されたイベントが既
に実施されているか否かを判定する。判定は、現在の時
刻とイベントの実施時刻及び取消時刻を比較することに
より行なわれる。ここで、既に実施されていると判定さ
れた場合には、処理1505と処理1506は行なわ
ず、処理1507に進む。一方、未実施の場合には、処
理1505に進む。処理1505では、そのイベントの
実施時刻と現在時刻おの差をとることでそのイベントの
時期を求め、作業者とこの時期を用いて、作業者別個人
イベント変更実績データベース112から、イベント登
録率を検索する。処理1506では、補正所要時間を算
出する。補正所要時間は、そのイベントの所要時間をイ
ベント登録率で、割ることにより算出される。すなわ
ち、イベント登録率は、イベントが実施されるよりもあ
る期間前にはどの程度それが登録されていたかを表して
おり、例えば、20日前のイベント登録率が25%であ
れば、20日前には、25%のイベントしか登録されて
おらず、75%のイベントは未定であったということを
表している。そこで、残りの75%のイベントを仮想的
に、イベントの所要時間を延ばすことにより、補正を行
なう。この例では、このような単純な方法を用いている
が、これ以外にも様々な補正の方法を用いることができ
る。算出された補正時間は、最遅延補正所要時間及び最
可能遅延時間として、作業者別個人イベントデータベー
ス106に格納される。全てのイベントに対して処理1
503から処理1506が実施された後、処理1508
に進む。
【0036】処理1508では、処理の対象範囲となる
時期を表す変数Tに、初期値として0を設定する。処理
1509では、作業者別個人イベントデータベース10
6から、T≦(時期)≦(T+D)の条件を満たすイベ
ントを検索する。ここで、Dは、期間を表す変数であ
り、予め設定されている。本実施例では、D=7日(1
週)としている。処理1510では、処理1509で検
索されたイベントの補正所要時間を合計することによ
り、総補正所要時間を求める。処理1511では、作業
者別個人イベント時間実績データベース110からその
作業者のイベント時間平均μを求め、さらに期間Dをか
けることにより期間Dの間でのイベントに要する時間を
求め、この時間と処理1510で求められた総補正所要
時間を比較する。総補正所要時間の方が短ければ、処理
1513に進みさらに補正計算を行なう。総補正処理時
間の方が長ければ、処理1512に進む。一般にイベン
ト実施日までの期間が長い場合にはイベント登録率が低
く、処理1506の補正所要時間の計算においてイベン
ト登録率で除算していることに起因して、イベント実施
日までの期間が長い場合には精度が悪くかつ補正処理時
間が大きく見積られる傾向がある。一方、作業者別のイ
ベント時間平均は長期的に見た平均であるため、イベン
ト実施日までの期間が短い場合には精度が良いとは言え
ないが、イベント実施日までの期間が長くなっても精度
は変わらない。そこで、処理1512では、作業者別個
人イベント時間実績データ中のイベント時間平均μを用
いて、補正計算を行なう。これは、処理1509により
検索されたイベントの所要時間の合計を総所要時間とし
て求め、(μ×D)を、総所要時間で割ることで係数k
を求め、各所要時間に対してkを乗じた値を最可能補正
所要時間として格納する。また、最遅延補正所要時間
は、イベント時間平均μの代わりに、(μ+3σ)を用
いて計算する。ただし、ここでσは、イベント時間標準
偏差である。本実施例では標準偏差の3倍である3σを
用いたが、2σやσを用いることもできる。求められた
最可能補正所要時間も最遅延補正所要時間も、作業者別
個人イベントデータベース106に格納される。処理1
513では、処理の対象範囲となる時期を表す変数Tに
期間Dを加えた値を新たなTとして設定する。処理15
14では、処理の対象範囲となる時期を表す変数Tの値
と、予め定めれれた上限値を比較する。Tの値が上限値
以下であれば処理1509に進み、上限値未満であれば
処理1515に進む。処理1516では、最遅延工程ス
ケジュールおよび最可能工程スケジュールの計算が行な
われる。これは、従来の工程管理システムが基準工程ス
ケジュールに対してのみ、作業時間、作業者、作業間の
順序関係、作業者の個人イベント等から、自動的に作業
者の負荷等の制約条件を考慮し、作業項目の開始日、終
了日を計算し、工程計画を立案していたものを、最遅延
作業時間、最可能作業時間に対しても独立に工程計画の
立案を行なうように拡張することで、実現できる。
【0037】本発明の工程管理システムの画面表示の一
例を図16に示す。従来の工程管理システムでは,図3
に示したように基準工程スケジュールのみが表示されて
いたのに対して,本発明の工程管理システムでは,基準
工程スケジュール,最可能工程スケジュール,最遅延工
程スケジュールを同時に表示することができ,工程スケ
ジュールの検討に有効である。
【0038】
【発明の効果】本発明の工程管理システムにより,従来
の工程管理では無視されるか工程管理者の経験に頼って
行なわれていた,作業種類に対する作業者の得意・不得
意や,会議・出張等により作業者が実際に作業を行なう
ことのできない時間が考慮され工程スケジュールの遅れ
が予測された最可能工程スケジュール及び最遅延工程ス
ケジュールが示される。これによって,工程の遅れを十
分に考慮した工程スケジュールの計画・検討が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成を説明する図
【図2】工程スケジュールデータのデータ構造を説明す
る図
【図3】従来の工程管理システムを説明する図
【図4】作業者別イベントデータを説明する図
【図5】個人スケジュールの入出力画面を説明する図
【図6】作業者・作業内容種類別実績データのデータ構
造を説明する図
【図7】作業者・作業内容種類別実績データの算出処理
を説明する図
【図8】作業者・作業内容種類別実績データ型工程補正
計算処理を説明する図
【図9】作業者別個人イベント変更実績データのデータ
構造を説明する図
【図10】作業者別個人イベント変更実績データの算出
処理を説明する図
【図11】作業者別個人イベント変更実績データの算出
処理を補足説明する図
【図12】作業者別個人イベント変更実績データの算出
処理を補足説明する図
【図13】作業者別個人イベント時間実績データのデー
タ構造を説明する図
【図14】作業者別個人イベント時間実績データの算出
処理を説明する図
【図15】作業者別個人イベントデータ型工程補正計算
処理を説明する図
【図16】工程スケジュール表示画面を説明する図
【符号の説明】
100:工程管理システム 101:入力部 102:出力部 103:工程スケジュールデータ管理部 104:工程スケジュールデータベース 105:作業者別個人イベントデータ管理部 106:作業者別個人イベントデータベース 107:作業者・作業内容種類別実績データ管理部 108:作業者・作業内容種類別実績データベース 109:作業者別個人イベント時間実績データ管理部 110:作業者別個人イベント時間実績データベース 111:作業者別個人イベント変更実績データ管理部 112:作業者別個人イベント変更実績データベース 113:作業者・作業内容種類別実績データ型工程補正
計算部 114:作業者別個人イベント実績データ型工程補正計
算部 151:入力装置 152:出力装置 153:ネットワーク 154:計算機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上久保 忠正 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 多田 彰 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザから入力される基準工程スケジュー
    ルに基づいて、各工程の作業内容種類情報とその担当作
    業者情報を抽出し、 作業者情報と作業内容種類情報のマトリックスにより予
    定工数と実際に要した工数に関する実績データを保持す
    るデータベースから、該抽出した担当者の該作業種類に
    関する実績データを検索し、 該実績データにより該基準工程スケジュールを補正して
    出力表示することを特徴とする工程管理システム。
  2. 【請求項2】前記実績データには、前記予定工数A
    [h]、前記実際に要した工数B[h]で表した作業遅れ
    率B/Aの平均値が記憶され、 前記基準工程スケジュールとして入力される予定工数に
    対して、該当する該平均値を乗算することで前記基準工
    程スケジュールを補正し、 該補正された基準工程スケジュールを最可能工程スケジ
    ュールとして出力表示することを特徴とする請求項1記
    載の工程管理システム。
  3. 【請求項3】前記実績データには、前記予定工数A
    [h]、前記実際に要した工数B[h]で表した作業遅れ
    率B/Aの平均値と、該平均値の標準偏差とが記憶され、 前記基準工程スケジュールとして入力される予定工数に
    対して、該当する該平均値に標準偏差を加算した値を乗
    算することで前記基準工程スケジュールを補正し、 該補正された基準工程スケジュールを最遅延工程スケジ
    ュールとして出力表示することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の工程管理システム。
  4. 【請求項4】前記実績データにより前記基準工程スケジ
    ュールを補正することで、基準工程スケジュールと、最
    可能工程スケジュールと、最遅延工程スケジュールとを
    出力表示することを特徴とする請求項1または3記載の
    工程管理システム。
  5. 【請求項5】作業者毎の作業できない時間帯を表したイ
    ベント情報を記憶しておき、ユーザから各工程の作業者
    と作業時間を含む情報が入力された場合に、該作業時間
    を該当する作業者のイベント情報により補正して基準工
    程スケジュールを作成する工程管理システムであって、 これまで登録・削除・変更されたイベント情報の履歴か
    ら、該当する工程での登録イベント件数の予測値を算出
    し、 該イベント情報を該イベント件数予測値により補正して
    該基準工程スケジュールを作成することを特徴とする工
    程管理システム。
  6. 【請求項6】作業者毎の作業できない時間帯を表したイ
    ベント情報を記憶しておき、ユーザから各工程の作業者
    と作業時間を含む情報が入力された場合に、該作業時間
    を該当する作業者のイベント情報により補正して基準工
    程スケジュールを作成する工程管理システムであって、 これまで登録・削除・変更されたイベント情報の履歴か
    ら、一定期間当たりの作業できない時間を算出し、 該イベント情報である作業できない時間帯に、該一定期
    間当たりの作業できない時間を加算することで該作業時
    間を補正して基準工程スケジュールを作成することを特
    徴とする工程管理システム。
  7. 【請求項7】前記一定期間あたりの作業できない時間
    は、一日あたりの平均時間とその標準偏差値として記憶
    されており、該平均値により前記作業者の作業時間を補
    正することで最可能工程スケジュールを作成し、該標準
    偏差値により前記作業者の作業時間を補正することで最
    遅延工程スケジュールを作成することを特徴とする請求
    項6記載の工程管理システム。
  8. 【請求項8】ユーザから入力される基準工程スケジュー
    ルに関するデータと実績データを受け取る入力部と、 作業者と作業内容種類のマトリックスにより予定工数と
    実際に要した工数に関する実績データを保持する作業者
    ・作業内容種類別実績データベースと、 計画された基準工程スケジュールと作業者・作業内容種
    類別実績データから最遅延工程スケジュールおよび最可
    能工程スケジュールを算出する作業者・作業内容種類別
    実績データ型工程補正計算部と、 基準工程スケジュール、最遅延工程スケジュールおよび
    最可能工程スケジュールのデータを、同時に又は切り替
    えて保持できる工程スケジュールデータベースと、 工程スケジュールデータベースの内容を生成、更新また
    は削除する工程スケジュールデータ管理部と、 基準工程スケジュール、最遅延工程スケジュールおよび
    最可能工程スケジュールを同時に又は切り替えて表示ま
    たは印字する出力部と、を備えたことを特徴とする工程
    管理システム。
  9. 【請求項9】ユーザから入力される基準工程スケジュー
    ルに関するデータと作業者別の個人イベントに関するデ
    ータと実績データを受け取る入力部と、 作業者別個人イベントデータが作業者別個人イベントデ
    ータベースに登録、更新または削除された履歴に関する
    データを保持する作業者別個人イベント変更実績データ
    ベースと、 作業者別個人イベント変更実績データベースの内容を生
    成、更新または削除する作業者別個人イベント変更実績
    データ管理部と、 これまでの作業者別個人イベントの実施実績に関する統
    計的データに保持した、作業者個人イベント時間実績デ
    ータベースと、 作業者個人イベント時間実績データベースの内容を生
    成、更新または削除する作業者個人イベント時間実績デ
    ータ管理部と、 作業者別個人イベント変更実績データと作業者別個人イ
    ベント時間実績データと作業者別個人イベントデータか
    ら、作業者が工程スケジュール上の作業を行なうことの
    できない時間を予測し、工程スケジュールデータと合わ
    せて、最可能工程スケジュール及び最遅延工程スケジュ
    ールを算出する作業者別個人イベント実績データ型工程
    補正計算部と、 基準工程スケジュール、最遅延工程スケジュールおよび
    最可能工程スケジュールのデータを、同時に又は切り替
    えて保持できる工程スケジュールデータベースと、 工程スケジュールデータベースの内容を生成、更新また
    は削除する工程スケジュールデータ管理部と、 作業者別個人イベントデータを保持できる作業者別個人
    イベントデータベースと、 作業者別個人イベントデータベースの内容を生成、更新
    または削除する作業者別個人イベントデータ管理部と、 基準工程スケジュール、最遅延工程スケジュールおよび
    最可能工程スケジュールを同時に又は切り替えて表示ま
    たは印字する出力部と、を備えたことを特徴とする工程
    管理システム。
  10. 【請求項10】ユーザから入力される基準工程スケジュ
    ールに関するデータと作業者別の個人イベントに関する
    データと実績データを受け取る入力部と、 作業者と作業内容種類のマトリックスにより予定工数と
    実際に要した工数に関する実績データを保持する作業者
    ・作業内容種類別実績データベースと、 計画された基準工程スケジュールと作業者・作業内容種
    類別実績データから最遅延工程スケジュールおよび最可
    能工程スケジュールを算出する作業者・作業内容種類別
    実績データ型工程補正計算部と、 作業者別個人イベントデータが作業者別個人イベントデ
    ータベースに登録、更新または削除された履歴に関する
    データを保持する作業者別個人イベント変更実績データ
    ベースと、作業者別個人イベント変更実績データベース
    の内容を生成、更新または削除する作業者別個人イベン
    ト変更実績データ管理部と、 これまでの作業者別個人イベントの実施実績に関する統
    計的データに保持した、作業者個人イベント時間実績デ
    ータベースと、 作業者個人イベント時間実績データベースの内容を生
    成、更新または削除する作業者個人イベント時間実績デ
    ータ管理部と、 作業者別個人イベント変更実績データと作業者別個人イ
    ベント時間実績データと作業者別個人イベントデータか
    ら、作業者が工程スケジュール上の作業を行なうことの
    できない時間を予測し、工程スケジュールデータと合わ
    せて、最可能工程スケジュール及び最遅延工程スケジュ
    ールを算出する作業者別個人イベント実績データ型工程
    補正計算部と、 基準工程スケジュール、最遅延工程スケジュールおよび
    最可能工程スケジュールのデータを、同時に又は切り替
    えて保持できる工程スケジュールデータベースと、 工程スケジュールデータベースの内容を生成、更新また
    は削除する工程スケジュールデータ管理部と、 作業者別個人イベントデータを保持できる作業者別個人
    イベントデータベースと、 作業者別個人イベントデータベースの内容を生成、更新
    または削除する作業者別個人イベントデータ管理部と、 基準工程スケジュール、最遅延工程スケジュールおよび
    最可能工程スケジュールを同時に又は切り替えて表示ま
    たは印字する出力部と、とを備えたことを特徴とする工
    程管理システム。
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