JP2004239468A - ガラス天板式こんろ - Google Patents

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Ryuichi Nakamura
竜一 中村
Kazuya Hagiwara
和也 萩原
Atsushi Tagami
敦 田上
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Abstract

【課題】本発明は、こんろバーナー用孔を有するガス調理用こんろ、または天板が平らな電気式調理用こんろ、または電磁式調理用こんろで、前記こんろの天板が強化ガラス、または耐熱ガラス等からなるガラス天板式こんろに関するものである。
【解決手段】ガラス天板式こんろは、断面略コ字状溝を有する枠部材によってガラス天板の4辺を保持し、前記枠部材内にコーキング剤を充填してガラス天板とシールさせて組み立てられている。前記枠部材は、前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と、前記ガラス天板を載置する枠底部とからなり、前記ガラス天板を挿入するガラス天板挿入溝を備えている。前記枠部材は、端部において、互いに当接する当接面を有するとともに、前記ガラス天板を載置する前記枠底部のそれぞれにわたった切欠き部、もしくは、いずれか一方のみに設けられた切欠き部が設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、こんろバーナー用孔を有するガス式調理用こんろ、または天板が平らな電気式調理用こんろ、または電磁式調理用こんろで、前記こんろの天板が強化ガラス、または耐熱ガラス等からなるガラス天板式こんろに関するものである。本明細書において、ガラス天板は、公知の強化ガラス、および/または耐熱ガラス等、あるいは、これらを主成分とするものであるが、単に、ガラス天板と記載する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来例におけるガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略斜視図である。図6は、従来例におけるガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略断面図である。図7は他の従来例におけるガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略断面図である。図5において、前枠51と側枠52には、ガラス天板53を挿入して取り付ける溝511、521がそれぞれ設けられている。
【0003】
図6に示されているように、前記ガラス天板53を支持するアルミニウム製の成形部材である前枠51および側枠52には、それぞれを結合する金具を挿入する結合金具挿入溝525、およびガラス天板53を載置するL字型ガラス天板載置部527が設けられている。前記前枠51および側枠52は、前記アルミニウム製の成形材であり、陽極酸化皮膜処理等が施されている。
【0004】
前記前枠51と側枠52とに設けられている前記L字型ガラス天板載置部527上には、パッキン55を介してガラス天板53が載置される。その後、ガラス天板53の周囲には、コーキング剤56が充填される。前記前枠51と側枠52とは、図示されていない結合金具を前記結合金具挿入溝525に挿入して枠が組み立てられる。
【0005】
図7に示された従来例は、側枠52において、ガラス天板覆部522とガラス天板載置部528とからコ字型ガラス天板挿入溝529が形成されている。ガラス天板53は、前記パッキン55を介して、その上に載置されるとともに、前記コ字型ガラス天板挿入溝529にコーキング剤56を充填した後に組み立てられる。
【0006】
また、別の例として、実公平6−45771号公報における「調理器に於ける耐熱ガラス板の取付構造」には、コンロ本体の天板に開口させた開口部周縁に、下方と次いで内方とに突出するフランジを形成し、該フランジ上に、耐熱ガラス板をその周縁で載置して設けるものにおいて、該フランジと耐熱ガラス板との間の一部に水平部と垂直部とを備えた耐熱弾性体からなるスペーサを施して、該スペーサを施した部分を除く該フランジと耐熱ガラス板との間に間隙を形成し、該間隙に耐熱性のコーキング材を施して成る調理器に於ける耐熱ガラス板の取付構造が示されている。
【0007】
【特許文献1】
実公平6−45771号公報
【0008】
さらに、実公平7−33046号公報における「厨房器具」には、額縁状の縁枠を備えるトッププレート上に耐熱ガラスその他の平坦な化粧用プレートを載置し、該縁枠と化粧用プレートの周縁との間に形成される間隙にコーチィング材を施すものに於いて、該トッププレートの化粧用プレートの周縁部下面と対向する位置に、該化粧用プレートの周縁に沿う突条を設け、該突条上に化粧用プレートを載置して成る厨房器具が示されている。
【0009】
【特許文献2】
実公平7−33046号公報
【0010】
また、特開平11−237056号公報における「ドロップインコンロ」には、枠体は、フランジが開口内に嵌まり込む状態に収容されるように構成され、本体ケースを前記フランジよりも下方に位置するように枠体に連接させている。
【0011】
【特許文献3】
特開平11−237056号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す従来例のガラス天板式こんろは、ガラス天板覆部512、522によって、コーキング剤が隠れるため、美観上優れているが、その充填状況が目視できないという欠点がある。また、前記ガラス天板式こんろは、コーキング剤が隠れるため、コーキング剤の充填不足により、ガラス天板上の煮こぼれが前記ガラス天板式こんろの内部に侵入する場合がある。
【0013】
さらに、前記ガラス天板式こんろは、コーキング剤の充填が多すぎる場合、コーキング剤の逃げ場がなく、ガラス天板を取り付ける枠部材からはみ出して、外観を綺麗に仕上げるために多大の時間が必要になる。
【0014】
図6に示す従来例のガラス天板式こんろは、ガラス天板53の端面が枠部材によって保護されていないため、その部分に欠けが生じる恐れがある。また、前記ガラス天板式こんろは、コーキング剤56の仕上げを美観上良くするために、コーキング剤56の充填量を一定にする必要がある。前記コーキング剤56を一定に充填する設備は、非常に高価なものとなる。
【0015】
さらに、前記ガラス天板式こんろは、枠に対するガラス天板53の位置を安定にすることが困難であるだけでなく、コーキング剤56の使用量が多くなるという欠点を有する。
【0016】
図7に示す従来例のガラス天板式こんろは、ガラス天板覆部522によって、ガラス天板53の端面およびセット位置が見えないため、前記セット位置が安定しないばかりか、ガラス天板53の端面における欠けを検査することができない。また、前記ガラス天板式こんろは、コーキング剤56がガラス天板覆部522によって見えないため、コーキング剤56の使用量が多く必要になる等の欠点を有する。
【0017】
[特許文献1]ないし[特許文献3]に示されたガラス天板式こんろにおいても、コーキング剤の量、ガラス天板の位置決め、およびガラス天板端面の欠けに対する対策が何等施されているというものではない。
【0018】
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであり、ガラス天板式こんろの組み立てにおいて、コーキング剤の量が適正で、溢れ出たコーキング剤の後処理を行う必要がなく、シール性を向上させるとともに、外観の優れたガラス天板式こんろを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)
第1発明のガラス天板式こんろは、略コ字状枠の溝にコーキング剤を充填し、4辺でガラス天板とシールさせて組み立てられており、前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と、前記ガラス天板を載置する枠底部とからなるガラス天板挿入溝を備えた枠部材と、前記枠部材どうしの当接面で、前記枠底部に設けられたそれぞれにわたる切欠き部、もしくは、いずれか一方のみに設けられた切欠き部と、前記ガラス天板の周囲端部近傍とそれぞれの枠部材を接着するコーキング剤とから構成されていることを特徴とする。
【0020】
(第2発明)
第2発明のガラス天板式こんろは、略コ字状枠の溝にコーキング剤を充填し、4辺でガラス天板とシールさせて組み立てられており、端面が弧状からなるガラス天板と、前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と前記ガラス天板を載置する枠底部とからなり、前記ガラス天板の弧状端面に向けて突出している凸部を有するガラス天板挿入溝を備えた枠部材と、前記枠部材どうしの当接面で、前記枠底部に設けられたそれぞれにわたる切欠き部、もしくは、いずれか一方のみに設けられた切欠き部と、前記ガラス天板の周囲端部近傍とそれぞれの枠部材を接着するコーキング剤とから構成されていることを特徴とする。
【0021】
(第3発明)
第3発明のガラス天板式こんろは、略コ字状枠の溝にコーキング剤を充填し、4辺でガラス天板とシールさせて組み立てられており、端面が弧状からなるガラス天板と、前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と前記ガラス天板を載置する枠底部とからなり、前記ガラス天板の弧状端面に向けて突出している凸部を有するガラス天板挿入溝を備えた枠部材と、前記ガラス天板挿入溝の凸部とガラス天板の弧状端面との間に充填されたコーキング剤とから構成されていることを特徴とする。
【0022】
(第4発明)
第4発明のガラス天板式こんろにおいて、枠部材におけるガラス天板覆部から連接される部分の下部には、連結コーナー金具を挿入する溝が設けられていることを特徴とする。
【0023】
(第5発明)
第5発明のガラス天板式こんろにおいて、ガラス天板挿入溝は、ガラス天板覆部と枠底部とから構成され、前記枠底部のコーナー部近傍にガラス天板を載置するパッキンが設けられていることを特徴とする。
【0024】
(第6発明)
第6発明のガラス天板式こんろにおいて、枠部材における枠底部には、コーキング剤を注入する開孔が備えられていることを特徴とする。
【0025】
(第7発明)
第7発明のガラス天板式こんろにおいて、切欠き部は、前記枠部材と補強部材との当接面で、前記枠底部にそれぞれ設けられているか、もしくは、いずれか一方のみに設けられていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1発明)
第1発明のガラス天板式こんろは、アルミニウム等の成形品に陽極酸化皮膜処理仕上げ等を施した断面略コ字状溝を有する枠部材によってガラス天板の4辺を保持し、前記枠部材内にコーキング剤を充填してガラス天板とシールさせて組み立てられている。前記枠部材は、前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と、前記ガラス天板を載置する枠底部とからなり、前記ガラス天板を挿入するガラス天板挿入溝を備えている。
【0027】
前記枠部材は、端部において、互いに当接する当接面を有するとともに、前記ガラス天板を載置する前記枠底部のそれぞれにわたって切欠き部、もしくは、いずれか一方のみに設けられた切欠き部が設けられている。前記切欠き部の形状は、互いに合わせられた状態で、略丸や四角形からなるが、特に限定されるものではない。前記コーキング剤は、組み立てる前に、予め前記ガラス天板挿入溝に充填され、前記ガラス天板の周囲端部近傍とそれぞれの枠部材が接着される。
【0028】
第1発明は、前記切欠き部から多過ぎたコーキング剤が溢れ出るため、ガラス天板挿入溝部におけるコーキング剤の量を適正に施すことが可能である。前記切欠き部は、ガラス天板より下側(裏側)に設けられているため、溢れ出たコーキング剤の後処理を行う必要がなくなる。また、前記コーキング剤の充填不足は、前記切欠き部から目視できるだけでなく、この部分から再充填を行うことができるため、シール性を向上させることができる。
【0029】
(第2発明)
第2発明のガラス天板式こんろは、ガラス天板の4方の端面がR面を有する弧状から構成されている点、および前記ガラス天板上面周囲を覆うガラス天板覆部と、前記ガラス天板のR面を有する弧状端面に向けて突出している凸部と、枠底部とから構成されているガラス天板挿入溝から構成されている点で、第1発明と異なっている。
【0030】
前記ガラス天板の端面は、R面を有する弧状からなるため、組み立ての際等において、衝撃によるクラック等の発生がない。また、前記ガラス天板の端面における弧状と、ガラス天板挿入溝における弧状端面に向けて突出した凸部とによって、コーキング剤の使用量が減るだけでなく、コーキング剤との接触面積が増えるため、シール性および接着強度を大幅に向上させることができた。
【0031】
さらに、第2発明において、前記ガラス天板の端面における弧状とガラス天板挿入溝に設けられた凸部とによって、ガラス天板の設置位置の偏りを少なくすることができるため、ガラス天板のセット位置を安定にするとともに、組み立ての際のバラツキを小さくすることができる。
【0032】
(第3発明)
第3発明は、枠部材の端部が互いに当接する当接面で、前記ガラス天板を載置する枠底部のそれぞれにわたって切欠き部がない点で、第1発明と第2発明と異なっている。すなわち、第3発明は、枠部材の互いに当接する当接面以外の部分の構成であり、第1発明および第2発明の効果と前記切欠き部以外の点で、略同じである。
【0033】
(第4発明)
第4発明のガラス天板式こんろは、枠部材におけるガラス天板覆部から連接される部分の下部に連結コーナー金具を挿入する連結コーナー金具挿入溝が設けられている。連結コーナー金具は、たとえば、略90度の角度を有する『」』状の薄い板材からなる金具であり、枠部材の当接面において、互いの枠部材の連結コーナー金具挿入溝に挿入される。ガラス天板式こんろは、前記連結コーナー金具と、コーキング剤によって、組み立てられている。
【0034】
(第5発明)
第5発明は、ガラス天板挿入溝がガラス天板覆部と枠底部とから構成され、前記枠底部のコーナー部近傍にガラス天板を載置するパッキンが設けられている。前記パッキンは、ガラス天板の端部における欠け等を防ぐのに適している。また、前記パッキンは、ガラス天板と枠底部との間に隙間を作り、接着のためのコーキング剤が上方(表側)に出ることなく、下方(裏側)に出易くしている。
【0035】
(第6発明)
第6発明は、枠部材における枠底部にコーキング剤を充填する開孔が備えられている。前記開孔は、必ずしも必要でないが、ガラス天板と枠底部との接着強度を増加する場合、あるいは、コーキング剤の周り具合を目視するのに好都合である。
【0036】
(第7発明)
第7発明は、ガラス天板式こんろで大型のものにおいて、デザイン上または強度部材が必要となる場合のものであり、前記枠部材と補強部材との当接面で、前記枠底部に切欠き部がそれぞれ、もしくは、いずれか一方のみに設けられている。第7発明の効果は、前記第1発明および第2発明と同様である。
【0037】
【実施例】
図1は本発明の実施例で、ガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略斜視図である。図2は、本発明の実施例で、ガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を裏側から見た概略斜視図である。図1および図2において、前枠11と側枠12には、ガラス天板13を挿入するガラス天板覆部111、121およびガラス天板載置部112、122からなるガラス天板挿入溝123が成形されている。
【0038】
前記前枠11および側枠12が当接する当接面17のガラス天板載置部112、122には、それぞれ切欠き部114、124が形成されている。前記切欠き部114と切欠き部124の形状は、両者が合わされて略円形または角形であるが、特に、形状に限定されるものではなく、図2に示すようなものであっても良い。前記ガラス天板13を支持する前枠11および側枠12は、陽極酸化皮膜処理等が施されたアルミニウム製の成形部材である。
【0039】
前記前枠11と側枠12とは、図2に示されている連結コーナー金具14を、図では見えない、連結コーナー金具挿入溝に挿入して枠を組み立てると同時に、ガラス天板13、パッキン15、コーキング剤16が所定の位置に嵌め込まれ、または充填される。前記コーキング剤16は、多過ぎた場合、前記切欠き部114、124から溢れ出るが、ガラス天板式こんろの裏面であるため、後処理を行う必要がない。
【0040】
図2に示されている開孔115、125は、必要に応じて設けられるものであり、コーキング剤16の量を目視したり、不足のコーキング剤を充填することもできる。また、図1および図2に示すパッキン15は、その大きさを任意に変更することができる。
【0041】
図3は本発明の他の実施例で、ガラス天板およびガラス天板挿入溝の形状を説明するための概略断面図である。図3において、ガラス天板式こんろは、前枠(図示されていない)、側枠12と、R面からなる弧状端面を有するガラス天板13と、パッキン15と、コーキング剤16とから構成されている。
【0042】
前記側枠12は、前記ガラス天板13の周囲を覆うガラス天板覆部121と、前記パッキン15を介してガラス天板13を載置する枠底部122と、前記ガラス天板覆部121と枠底部122によって構成され、ガラス天板挿入溝側凸部126を有するガラス天板挿入溝127と、連結コーナー金具挿入溝128とから構成されている。
【0043】
前記ガラス天板式こんろは、枠底部122にパッキン15を取り付けるとともに、左右の側枠12のガラス天板挿入溝127に対し、予め、所定量のコーキング剤16が充填された状態のものと、同じ状態の前枠11とによって、前記ガラス天板13周囲を取り囲むようにして組み立てられる。
【0044】
図4は図3の実施例において、前枠と側枠との当接部における構造を説明するための概略断面図である。図4において、図3と異なるところは、前枠11と側枠12の当接面17(図2参照)に、90度の角度を有する略L字型連結コーナー金具14が、連結コーナー金具挿入溝128に挿入されている点と、ガラス天板13が載置される枠底部122で、前枠11と側枠12のそれぞれにわたって、もしくは、いずれか一方のみに、切欠き部124が設けられている点である。前記切欠き部124は、図2において、ガラス天板式こんろの裏面から見た図として示されている。
【0045】
また、図示されていないが、枠の内部にデザイン上または強度上必要となる補助部材と枠部材との接合部において、図2に示された実施例と同様に、当接面のそれぞれに、もしくは、いずれか一方のみに切欠き部を設けることができる。前記切欠き部は、コーキング剤の量を目視したり、あるいは、多過ぎたコーキング剤を溢れさせることができる。
【0046】
以上、本実施例を詳述したが、本発明は、前記本実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、ガラス天板の端面の弧状、ガラス天板挿入溝側と凸部、連結コーナー金具挿入溝、前枠、および側枠の形状は、本発明の主旨を逸脱しない限り、変形できることはいうまでもないことである。
【0047】
本実施例において説明したガラス天板、コーキング剤、枠部材は、こんろとして使用されている公知または周知の材料を使用することができる。また、本実施例において、ガラス天板式こんろの全体の形状が示されていないが、通常の形状であれば、いかなるものにも適用できる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、前枠と側枠との当接面で、枠底部にそれぞれにわたって、もしくは、いずれか一方のみに切欠き部を設けたため、前記切欠き部から多過ぎたコーキング剤が溢れ出て、コーキング剤の量を適正に施すことができる。また、前記切欠き部は、ガラス天板より下側(裏側)に設けられているため、溢れ出たコーキング剤の後処理を行う必要がなくなる。また、前記コーキング剤の充填不足は、前記切欠き部から目視できるだけでなく、この部分から再充填を行うことができるため、シール性を向上させることができる。
【0049】
本発明によれば、ガラス天板の端面を弧状にしたため、組み立ての際等において、衝撃によるクラック等の発生がない。また、前記ガラス天板の端面における弧状と、ガラス天板挿入溝における弧状端面に向けて突出した凸部とによって、コーキング剤の使用量が減るだけでなく、コーキング剤との接触面積が増えるため、シール性および接着強度を大幅に向上させることができた。
【0050】
本発明によれば、ガラス天板の端面における弧状とガラス天板挿入溝に設けられた凸部とによって、ガラス天板の設置位置の偏りを少なくすることができるため、ガラス天板のセット位置を安定にするとともに、組み立ての際のバラツキを小さくすることができる。
【0051】
本発明によれば、パッキンが前枠と側枠との当接部近傍のみに設けられているため、ガラス天板と枠底部との間に隙間を作り、コーキング剤を下方(裏側)に出易くしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で、ガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略斜視図である。
【図2】本発明の実施例で、ガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を裏側から見た概略斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例で、ガラス天板およびガラス天板挿入溝の形状を説明するための概略断面図である。
【図4】図3の実施例において、前枠と側枠との当接部における構造を説明するための概略断面図である。
【図5】従来例におけるガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略斜視図である。
【図6】従来例におけるガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略断面図である。
【図7】他の従来例におけるガラス天板式こんろの枠部材とガラス天板との取付構造を説明するための概略断面図である。
【符号の説明】
11・・・前枠
111・・・ガラス天板覆部
112・・・枠底部(ガラス天板載置部)
114・・・切欠き部
115・・・開孔
12・・・側枠
121・・・ガラス天板覆部
122・・・枠底部(ガラス天板載置部)
123・・・ガラス天板挿入溝
124・・・切欠き部
125・・・開孔
126・・・ガラス天板挿入溝側凸部
127・・・ガラス天板挿入溝
128・・・連結コーナー金具挿入溝
13・・・ガラス天板
131・・・ガラス天板端面
14・・・連結コーナー金具
15・・・パッキン
16・・・コーキング剤

Claims (7)

  1. 略コ字状枠の溝にコーキング剤を充填し、4辺でガラス天板とシールさせて組み立てられたガラス天板式こんろにおいて、
    前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と、前記ガラス天板を載置する枠底部とからなるガラス天板挿入溝を備えた枠部材と、
    前記枠部材どうしの当接面で、前記枠底部に設けられたそれぞれにわたる切欠き部、もしくは、いずれか一方のみに設けられた切欠き部と、
    前記ガラス天板の周囲端部近傍とそれぞれの枠部材を接着するコーキング剤と、
    から構成されていることを特徴とするガラス天板式こんろ。
  2. 略コ字状枠の溝にコーキング剤を充填し、4辺でガラス天板とシールさせて組み立てられたガラス天板式こんろにおいて、
    端面が弧状からなるガラス天板と、
    前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と前記ガラス天板を載置する枠底部とからなり、前記ガラス天板の弧状端面に向けて突出している凸部を有するガラス天板挿入溝を備えた枠部材と、
    前記枠部材どうしの当接面で、前記枠底部に設けられたそれぞれにわたる切欠き部、もしくは、いずれか一方のみに設けられた切欠き部と、
    前記ガラス天板の周囲端部近傍とそれぞれの枠部材を接着するコーキング剤と、
    から構成されていることを特徴とするガラス天板式こんろ。
  3. 略コ字状枠の溝にコーキング剤を充填し、4辺でガラス天板とシールさせて組み立てられたガラス天板式こんろにおいて、
    端面が弧状からなるガラス天板と、
    前記ガラス天板の上面周囲を覆うガラス天板覆部と前記ガラス天板を載置する枠底部とからなり、前記ガラス天板の弧状端面に向けて突出している凸部を有するガラス天板挿入溝を備えた枠部材と、
    前記ガラス天板挿入溝の凸部とガラス天板の弧状端面との間に充填されたコーキング剤と、
    から構成されていることを特徴とするガラス天板式こんろ。
  4. 前記枠部材におけるガラス天板覆部から連接される部分の下部には、連結コーナー金具を挿入する溝が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたガラス天板式こんろ。
  5. 前記ガラス天板挿入溝は、ガラス天板覆部と枠底部とから構成され、前記枠底部のコーナー部近傍にガラス天板を載置するパッキンが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載されたガラス天板式こんろ。
  6. 前記枠部材における枠底部には、コーキング剤を注入する開孔が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載されたガラス天板式こんろ。
  7. 前記切欠き部は、前記枠部材と補強部材との当接面で、前記枠底部にそれぞれ設けられているか、もしくは、いずれか一方のみに設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2、または、請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載されたガラス天板式こんろ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009506288A (ja) * 2005-08-26 2009-02-12 ウァッカー ケミー アーゲー 電気器具にセラミック製クックトップを搭載する方法
JP2009216316A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Panasonic Corp 加熱調理器
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TWI685636B (zh) * 2019-04-03 2020-02-21 台灣林內工業股份有限公司 爐具頂板及其承載框

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