JP2004239196A - コモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】どのような性状の燃料を用いてもレール圧制御を安定に行えるようにすること。
【解決手段】複数種類の燃料のそれぞれについて少なくとも動粘度と温度との間の関係を示す特性データをメモリ5Aに格納しておき、コモンレール式燃料噴射装置1の始動時におけるコモンレール4内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料についての特性データを考慮してレール圧制御を行う。レール圧制御を目標レール圧に基づくPI制御により行い、PI制御の制御定数は特定された種類の燃料についての特性データに従って設定される。燃料の種類の特定は、所定条件が成立している場合にのみ実行される。
【選択図】 図3
【解決手段】複数種類の燃料のそれぞれについて少なくとも動粘度と温度との間の関係を示す特性データをメモリ5Aに格納しておき、コモンレール式燃料噴射装置1の始動時におけるコモンレール4内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料についての特性データを考慮してレール圧制御を行う。レール圧制御を目標レール圧に基づくPI制御により行い、PI制御の制御定数は特定された種類の燃料についての特性データに従って設定される。燃料の種類の特定は、所定条件が成立している場合にのみ実行される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【特許文献1】
特開平11ー30150号公報
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明はコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
高圧燃料ポンプを用いてコモンレール内に蓄積した高圧燃料を内燃機関の各気筒に設けられた燃料噴射弁により対応する気筒内に噴射するように構成された、コモンレール式燃料噴射装置が公知である。このようなコモンレール式燃料噴射装置はディーゼル機関のための燃料噴射装置として広く採用されており、その時のディーゼル機関の運転条件に見合った目標噴射量をマイクロコンピュータを用いて演算し、この演算結果に基づいて各気筒への燃料供給量を電子的に制御する構成が一般的である。
【0004】
ところで、ディーゼル燃料にあっては温度によりその性状が比較的大きく変化する。したがって、コモンレール内の燃料圧が目標レール圧力になるようにするための高圧ポンプの運転制御を安定に行わせるには、使用している燃料の動粘度を考慮して該制御を行う必要がある。このため、特許文献1には、燃料の温度等を検出し、その検出結果に基づいて燃料系統からのリーク燃料量を算出し、このリーク量に基づいて燃料圧送量を補正するようにした構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、燃料の粘度と燃料温度との間の関係は、使用している燃料の種類によって異なるため、燃料の温度だけに頼ってコモンレール式燃料噴射装置のレール圧を精度よく制御することは困難であり、コモンレール内の高圧燃料の圧力が目標とするレベルに維持されず、むしろ、燃料温度を考慮しない場合と比べてかえって制御動作が不安定となってしまうという問題を有している。
【0006】
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決することができるコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、コモンレール式燃料噴射装置の始動時において、コモンレール内の燃料圧力の上昇率に基づいて使用されている燃料の種類を特定し、予め用意されている各種燃料に関するデータのうち、この特定された燃料に関するデータを参照して得られた当該燃料のそのときの動粘度を用いてレール圧制御を行うようにしたものである。
【0008】
請求項1の発明によれば、コモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法において、複数種類の燃料についての各データを予めメモリ手段に格納しておき、燃料噴射装置の始動時におけるコモンレール内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料に関する所要のデータを前記メモリ手段から読み出し、前記所要のデータを考慮してコモンレール内の燃料圧を制御するようにしたことを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0009】
請求項2の発明によれば、コモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法において、複数種類の燃料のそれぞれについて少なくとも動粘度と温度との間の関係を示す特性データをメモリ手段に格納しておき、燃料噴射装置の始動時におけるコモンレール内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料についての特性データを考慮して前記コモンレール内の高圧燃料の圧力制御を行うようにしたことを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0010】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、前記圧力制御が、所与の目標レール圧に基づくPI制御により前記コモンレール内の高圧燃料圧力を制御するものであり、前記PI制御の制御定数が前記特定された種類の燃料についての特性データに従って設定されるコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0011】
請求項4の発明によれば、請求項2又は3の発明において、燃料の種類の特定が、所定条件が成立している場合にのみ前記上昇率に基づいて実行されるコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0012】
請求項5の発明によれば、請求項4の発明において、前記所定条件が成立していない場合には、予め定めた所定の種類の燃料についての特性データを考慮して前記圧力制御を行うコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明によるコモンレール式用燃料噴射装置の実施の形態の一例を示す構成図である。図1に示したコモンレール式燃料噴射装置1は、概略的にその構成を述べれば、燃料タンクTに蓄積された燃料が高圧ポンプ2を介して複数のインジェクタ3が接続されたコモンレール4へ圧送され、インジェクタ3に内蔵された電磁アクチュエータ(図示せず)の動作が制御ユニット5により制御されることにより、インジェクタ3からの燃料噴射が制御される構成となっている。本実施の形態では、インジェクタ3は、車両を駆動するための多気筒内燃機関の各気筒(図示せず)に取り付けられており、コモンレール式燃料噴射装置1によってこの車両用内燃機関の各気筒の燃焼室内に燃料を噴射供給する構成となっている。
【0015】
以下、コモンレール式燃料噴射装置1の構成についてより具体的に説明する。燃料タンクTと高圧ポンプ2の低圧側との間には燃料パイプ8が配設されており、この燃料パイプ8の途中には、燃料タンクT側から順に、燃料中のごみ等を除去するためのフィルタ6及び低圧制御電磁弁7が設けられている。そして、フィルタ6と低圧制御電磁弁7との間の燃料パイプ8上の適宜の部位には、燃温センサ9が設けられており、燃温センサ9からは燃料パイプ8内を通る燃料の温度を示す燃温信号SAが出力される。燃温信号SAは、マイクロコンピュータを用いて構成される制御ユニット5へ入力されるようになっている。また、フィルタ6と低圧制御電磁弁7との間の燃料パイプ8の適宜の部位には、機械式低圧制御弁10が設けられており、燃料パイプ8内の燃料圧力が所定の開弁圧となると機械式低圧制御弁10が開弁状態となり、低圧制御電磁弁7とフィルタ6との間の燃料パイプ8内の燃料が燃料タンクT内へ放出されるようになっている。
【0016】
高圧ポンプ2の高圧側は、燃料パイプ13によりコモンレール4の入力端4Aに直接連結されている。そして、コモンレール4の出口端4Bは、途中に高圧制御電磁弁11が設けられている燃料パイプ14により燃料タンクTに接続されたものとなっている。また、コモンレール4には、コモンレール4内の高圧燃料の圧力(レール圧)を検出するためのレール圧センサ12が適宜の部位に設けられており、レール圧センサ12から出力されレール圧を示すレール圧信号SBは、制御ユニット5へ入力されるようになっている。
【0017】
制御ユニット5は、後述するソフトウェアを実行して、先の低圧制御電磁弁7、高圧制御電磁弁11及びインジェクタ3の図示されない電磁アクチュエータの動作を制御するもので、具体的には、例えば、いわゆるマイクロコントローラ及び各種のインターフェイス回路等から構成されてなるものである。この制御ユニット5には、先に述べたように燃温センサ9及びレール圧センサ12からの燃温信号SA、レール圧信号SBが入力される他、コモンレール式燃料噴射装置1によって燃料が噴射供給される内燃機関(図示せず)の回転数を示すエンジン回転数信号Ne、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量により決定されるアクセル開度を示すアクセル開度信号Acc及び車両始動の際に用いられるいわゆるイグニッションエンジンキー(図示せず)の位置情報信号Keyが入力されるものとなっている。
【0018】
低圧制御電磁弁7及び高圧制御電磁弁11は、コモンレール4のレール圧を所要の目標レール圧値とするために設けられたもので、いずれも制御ユニット5によって制御される。
【0019】
制御ユニット5には、さらに、運転条件データDTがセンサユニット15から制御ユニット5に入力されている。ここでは、運転条件データDTは、ブースト圧、バッテリ電圧、大気温度の各値を示すデータとなっている。
【0020】
図2は、図1に示したコモンレール式燃料噴射装置1の制御ユニット5で実行されるコモンレール圧制御プログラムを示すフローチャートである。プログラムの実行が開始されると、先ず、ステップ50でキースイッチがオンか否かが判別される。キースイッチがオンとなるまではステップ50の判別結果はNOとなり、キースイッチがオンとなるとその判別結果はYESとなってステップ60に入る。
【0021】
ステップ60では、キースイッチがオンとなってコモンレール式燃料噴射装置が運転を開始した直後のレール圧の上昇率に基づいてそのとき使用されている燃料の種別を判定し、この判定結果に従って燃料の動粘度を決定する。
【0022】
図3には、ステップ60の詳細フローチャートが示されている。ステップ61では、燃料の種別の検出条件が整っているか否かが判別される。
【0023】
この条件判別は適宜に定めることができる。図4にはその一例が示されている。図4の例では、イグニッションスイッチがオンとなった後の初めての粘度検出であること(条件61A)、レール圧センサ12に異常がないこと(条件61B)、レール圧とブースト圧の差が決められた範囲内であること(条件61C)、前回において漏れ検出が検出されていないこと(条件61D)、バッテリ電圧が決められた範囲内に有ること(条件61E)、燃温センサ9に異常がないこと(条件61F)、燃料温度と大気温度の差が決められた範囲内であること(条件61G)、燃料温度が決められた範囲内に有ること(条件61H)の全ての条件が整っている場合にのみ検出条件成立となり、ステップ61の判別結果はYESとなり、ステップ62〜63が実行される。
【0024】
ステップ62では、インジェクタ3(図1参照)を全て無通電とし、低圧制御電磁弁7を全開とする。そしてステップ63で、エンジンが2回転する期間におけるコモンレール4内での平均圧力上昇率(レール圧上昇率)を算出する。
【0025】
図5に示されるように、このレール圧上昇率と燃料温度との間には所定の関係があり、この特性は燃料の種類によって定まる直線関係にある。したがって、その時の燃料温度が判っていれば、レール圧上昇率との関係で、使用されている燃料の種類を判定することができる。なお、図5中点線は異常圧力上昇値を示している。
【0026】
制御ユニット5内のメモリ5Aには図5に示す各特性線に対応する燃料温度−レール圧上昇率データが予め格納されており、ステップ64ではこの燃料温度−レール圧上昇率データを参照してその時使用されている燃料の種別を判定する。
【0027】
次のステップ65では、ステップ64における判定で特定された燃料についての燃料温度−動粘度特性データをメモリ5Aから読み出し、そのときの燃料温度を示す燃温センサ9からの燃温信号SAに従って燃料の動粘度を算出する。
【0028】
すなわち、燃料温度と動粘度との間には、A軽油、B軽油、C軽油のそれぞれについて図6に示されるような互いに異なる特性が存在する。したがって、図6に示した各特性に相応する複数の特性データを予めメモリ5A内に格納しておき、その時の燃料温度から、ステップ64で判定された種別の燃料についての特性データを参照してその燃料の動粘度を算出することができる。
【0029】
なお、ステップ61で所要の検出条件が整っていないと判別された場合には、ステップ61の判別結果はNOとなり、ステップ66に入る。ステップ66では、予め定めた所定の種類の燃料(本実施の形態ではB軽油)の燃料温度−動粘度特性データに基づいて燃料の動粘度を算出し、ステップ70に進む。
【0030】
図2に戻ると、ステップ70では、ステップ60で決定された燃料の動粘度に基づいてレール圧が制御される。ここでのレール圧制御は、設定された目標レール圧をPI制御によって実現するようにしたもので、PI制御のための制御定数をステップ60で決定された動粘度に従って設定することにより、燃料の動粘度に応じた適切なレール圧制御を行うことができる構成となっている。
【0031】
図7には、ステップ70のレール圧制御の詳細フローチャートが示されている。ステップ71では、制御ユニット5に入力されている各種データのうち、データに基づいて目標レール圧が演算される。次のステップ72では、ステップ60で決定された動粘度に応じてPI制御定数が設定され、ステップ73でコモンレール4内の高圧燃料圧力(レール圧)が目標レール圧となるよう、ステップ72で設定された制御定数を用いてPI制御演算が実行される。そして、ステップ74では、ステップ73でのPI制御演算結果に従って高圧ポンプ2の運転が制御され、これにより、コモンレール4内の高圧燃料の圧力がステップ71で演算された目標レール圧となるよう、高圧ポンプ2からの高圧燃料の吐出量が調節される。
【0032】
以上説明したように、コモンレール式燃料噴射装置1においては、その始動時におけるコモンレール4内の燃料の圧力上昇率(レール圧上昇率)から先ず使用燃料の種類を特定し、この特定された燃料の特性データを用いてその時の燃料温度から当該燃料の動粘度を算出するようにしたものである。したがって、任意の種類の燃料を用いても、そのときの使用燃料の動粘度を適確に算出してこれを高圧ポンプ2のPI制御運転のためのPI制御定数の設定に反映させることができる。この結果、どのような燃料を用いても安定したレール圧制御を実現できる。
【0033】
そのほか、PWCの燃料内圧力反射波の伝達速度を動粘度によって補正できるようになる、燃料の漏れ検出に動粘度の概念を盛り込み、その該診断を回避することができる等の効果をも期待することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、上述の如く、燃料の種類を判別した上で当該燃料の動粘度を算出し、算出された動粘度を考慮してレール圧制御を行うようにしたので、どのような燃料を用いても安定したレール圧制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコモンレール式燃料噴射装置の実施の形態の一例を示す構成図。
【図2】図1の制御ユニットで実行されるコモンレール圧制御プログラムを示すフローチャート。
【図3】図2の動粘度決定処理ステップの詳細フローチャート。
【図4】図3の燃料種別検出条件判別の具体例を説明するための図。
【図5】燃料温度とレール圧力上昇率との関係を燃料の種類をパラメータにとって示すグラフ。
【図6】各種燃料についての燃料温度と動粘度との関係を示すグラフ。
【図7】図2のレール圧制御処理の詳細フローチャート。
【符号の説明】
1 コモンレール式燃料噴射装置
2 高圧ポンプ
3 インジェクタ
4 コモンレール
5 制御ユニット
5A メモリ
9 燃温センサ
12 レール圧センサ
SA 燃温信号
SB レール圧信号
DT 運転条件データ
【特許文献1】
特開平11ー30150号公報
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明はコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
高圧燃料ポンプを用いてコモンレール内に蓄積した高圧燃料を内燃機関の各気筒に設けられた燃料噴射弁により対応する気筒内に噴射するように構成された、コモンレール式燃料噴射装置が公知である。このようなコモンレール式燃料噴射装置はディーゼル機関のための燃料噴射装置として広く採用されており、その時のディーゼル機関の運転条件に見合った目標噴射量をマイクロコンピュータを用いて演算し、この演算結果に基づいて各気筒への燃料供給量を電子的に制御する構成が一般的である。
【0004】
ところで、ディーゼル燃料にあっては温度によりその性状が比較的大きく変化する。したがって、コモンレール内の燃料圧が目標レール圧力になるようにするための高圧ポンプの運転制御を安定に行わせるには、使用している燃料の動粘度を考慮して該制御を行う必要がある。このため、特許文献1には、燃料の温度等を検出し、その検出結果に基づいて燃料系統からのリーク燃料量を算出し、このリーク量に基づいて燃料圧送量を補正するようにした構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、燃料の粘度と燃料温度との間の関係は、使用している燃料の種類によって異なるため、燃料の温度だけに頼ってコモンレール式燃料噴射装置のレール圧を精度よく制御することは困難であり、コモンレール内の高圧燃料の圧力が目標とするレベルに維持されず、むしろ、燃料温度を考慮しない場合と比べてかえって制御動作が不安定となってしまうという問題を有している。
【0006】
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決することができるコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、コモンレール式燃料噴射装置の始動時において、コモンレール内の燃料圧力の上昇率に基づいて使用されている燃料の種類を特定し、予め用意されている各種燃料に関するデータのうち、この特定された燃料に関するデータを参照して得られた当該燃料のそのときの動粘度を用いてレール圧制御を行うようにしたものである。
【0008】
請求項1の発明によれば、コモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法において、複数種類の燃料についての各データを予めメモリ手段に格納しておき、燃料噴射装置の始動時におけるコモンレール内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料に関する所要のデータを前記メモリ手段から読み出し、前記所要のデータを考慮してコモンレール内の燃料圧を制御するようにしたことを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0009】
請求項2の発明によれば、コモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法において、複数種類の燃料のそれぞれについて少なくとも動粘度と温度との間の関係を示す特性データをメモリ手段に格納しておき、燃料噴射装置の始動時におけるコモンレール内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料についての特性データを考慮して前記コモンレール内の高圧燃料の圧力制御を行うようにしたことを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0010】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明において、前記圧力制御が、所与の目標レール圧に基づくPI制御により前記コモンレール内の高圧燃料圧力を制御するものであり、前記PI制御の制御定数が前記特定された種類の燃料についての特性データに従って設定されるコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0011】
請求項4の発明によれば、請求項2又は3の発明において、燃料の種類の特定が、所定条件が成立している場合にのみ前記上昇率に基づいて実行されるコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0012】
請求項5の発明によれば、請求項4の発明において、前記所定条件が成立していない場合には、予め定めた所定の種類の燃料についての特性データを考慮して前記圧力制御を行うコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法が提案される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明によるコモンレール式用燃料噴射装置の実施の形態の一例を示す構成図である。図1に示したコモンレール式燃料噴射装置1は、概略的にその構成を述べれば、燃料タンクTに蓄積された燃料が高圧ポンプ2を介して複数のインジェクタ3が接続されたコモンレール4へ圧送され、インジェクタ3に内蔵された電磁アクチュエータ(図示せず)の動作が制御ユニット5により制御されることにより、インジェクタ3からの燃料噴射が制御される構成となっている。本実施の形態では、インジェクタ3は、車両を駆動するための多気筒内燃機関の各気筒(図示せず)に取り付けられており、コモンレール式燃料噴射装置1によってこの車両用内燃機関の各気筒の燃焼室内に燃料を噴射供給する構成となっている。
【0015】
以下、コモンレール式燃料噴射装置1の構成についてより具体的に説明する。燃料タンクTと高圧ポンプ2の低圧側との間には燃料パイプ8が配設されており、この燃料パイプ8の途中には、燃料タンクT側から順に、燃料中のごみ等を除去するためのフィルタ6及び低圧制御電磁弁7が設けられている。そして、フィルタ6と低圧制御電磁弁7との間の燃料パイプ8上の適宜の部位には、燃温センサ9が設けられており、燃温センサ9からは燃料パイプ8内を通る燃料の温度を示す燃温信号SAが出力される。燃温信号SAは、マイクロコンピュータを用いて構成される制御ユニット5へ入力されるようになっている。また、フィルタ6と低圧制御電磁弁7との間の燃料パイプ8の適宜の部位には、機械式低圧制御弁10が設けられており、燃料パイプ8内の燃料圧力が所定の開弁圧となると機械式低圧制御弁10が開弁状態となり、低圧制御電磁弁7とフィルタ6との間の燃料パイプ8内の燃料が燃料タンクT内へ放出されるようになっている。
【0016】
高圧ポンプ2の高圧側は、燃料パイプ13によりコモンレール4の入力端4Aに直接連結されている。そして、コモンレール4の出口端4Bは、途中に高圧制御電磁弁11が設けられている燃料パイプ14により燃料タンクTに接続されたものとなっている。また、コモンレール4には、コモンレール4内の高圧燃料の圧力(レール圧)を検出するためのレール圧センサ12が適宜の部位に設けられており、レール圧センサ12から出力されレール圧を示すレール圧信号SBは、制御ユニット5へ入力されるようになっている。
【0017】
制御ユニット5は、後述するソフトウェアを実行して、先の低圧制御電磁弁7、高圧制御電磁弁11及びインジェクタ3の図示されない電磁アクチュエータの動作を制御するもので、具体的には、例えば、いわゆるマイクロコントローラ及び各種のインターフェイス回路等から構成されてなるものである。この制御ユニット5には、先に述べたように燃温センサ9及びレール圧センサ12からの燃温信号SA、レール圧信号SBが入力される他、コモンレール式燃料噴射装置1によって燃料が噴射供給される内燃機関(図示せず)の回転数を示すエンジン回転数信号Ne、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量により決定されるアクセル開度を示すアクセル開度信号Acc及び車両始動の際に用いられるいわゆるイグニッションエンジンキー(図示せず)の位置情報信号Keyが入力されるものとなっている。
【0018】
低圧制御電磁弁7及び高圧制御電磁弁11は、コモンレール4のレール圧を所要の目標レール圧値とするために設けられたもので、いずれも制御ユニット5によって制御される。
【0019】
制御ユニット5には、さらに、運転条件データDTがセンサユニット15から制御ユニット5に入力されている。ここでは、運転条件データDTは、ブースト圧、バッテリ電圧、大気温度の各値を示すデータとなっている。
【0020】
図2は、図1に示したコモンレール式燃料噴射装置1の制御ユニット5で実行されるコモンレール圧制御プログラムを示すフローチャートである。プログラムの実行が開始されると、先ず、ステップ50でキースイッチがオンか否かが判別される。キースイッチがオンとなるまではステップ50の判別結果はNOとなり、キースイッチがオンとなるとその判別結果はYESとなってステップ60に入る。
【0021】
ステップ60では、キースイッチがオンとなってコモンレール式燃料噴射装置が運転を開始した直後のレール圧の上昇率に基づいてそのとき使用されている燃料の種別を判定し、この判定結果に従って燃料の動粘度を決定する。
【0022】
図3には、ステップ60の詳細フローチャートが示されている。ステップ61では、燃料の種別の検出条件が整っているか否かが判別される。
【0023】
この条件判別は適宜に定めることができる。図4にはその一例が示されている。図4の例では、イグニッションスイッチがオンとなった後の初めての粘度検出であること(条件61A)、レール圧センサ12に異常がないこと(条件61B)、レール圧とブースト圧の差が決められた範囲内であること(条件61C)、前回において漏れ検出が検出されていないこと(条件61D)、バッテリ電圧が決められた範囲内に有ること(条件61E)、燃温センサ9に異常がないこと(条件61F)、燃料温度と大気温度の差が決められた範囲内であること(条件61G)、燃料温度が決められた範囲内に有ること(条件61H)の全ての条件が整っている場合にのみ検出条件成立となり、ステップ61の判別結果はYESとなり、ステップ62〜63が実行される。
【0024】
ステップ62では、インジェクタ3(図1参照)を全て無通電とし、低圧制御電磁弁7を全開とする。そしてステップ63で、エンジンが2回転する期間におけるコモンレール4内での平均圧力上昇率(レール圧上昇率)を算出する。
【0025】
図5に示されるように、このレール圧上昇率と燃料温度との間には所定の関係があり、この特性は燃料の種類によって定まる直線関係にある。したがって、その時の燃料温度が判っていれば、レール圧上昇率との関係で、使用されている燃料の種類を判定することができる。なお、図5中点線は異常圧力上昇値を示している。
【0026】
制御ユニット5内のメモリ5Aには図5に示す各特性線に対応する燃料温度−レール圧上昇率データが予め格納されており、ステップ64ではこの燃料温度−レール圧上昇率データを参照してその時使用されている燃料の種別を判定する。
【0027】
次のステップ65では、ステップ64における判定で特定された燃料についての燃料温度−動粘度特性データをメモリ5Aから読み出し、そのときの燃料温度を示す燃温センサ9からの燃温信号SAに従って燃料の動粘度を算出する。
【0028】
すなわち、燃料温度と動粘度との間には、A軽油、B軽油、C軽油のそれぞれについて図6に示されるような互いに異なる特性が存在する。したがって、図6に示した各特性に相応する複数の特性データを予めメモリ5A内に格納しておき、その時の燃料温度から、ステップ64で判定された種別の燃料についての特性データを参照してその燃料の動粘度を算出することができる。
【0029】
なお、ステップ61で所要の検出条件が整っていないと判別された場合には、ステップ61の判別結果はNOとなり、ステップ66に入る。ステップ66では、予め定めた所定の種類の燃料(本実施の形態ではB軽油)の燃料温度−動粘度特性データに基づいて燃料の動粘度を算出し、ステップ70に進む。
【0030】
図2に戻ると、ステップ70では、ステップ60で決定された燃料の動粘度に基づいてレール圧が制御される。ここでのレール圧制御は、設定された目標レール圧をPI制御によって実現するようにしたもので、PI制御のための制御定数をステップ60で決定された動粘度に従って設定することにより、燃料の動粘度に応じた適切なレール圧制御を行うことができる構成となっている。
【0031】
図7には、ステップ70のレール圧制御の詳細フローチャートが示されている。ステップ71では、制御ユニット5に入力されている各種データのうち、データに基づいて目標レール圧が演算される。次のステップ72では、ステップ60で決定された動粘度に応じてPI制御定数が設定され、ステップ73でコモンレール4内の高圧燃料圧力(レール圧)が目標レール圧となるよう、ステップ72で設定された制御定数を用いてPI制御演算が実行される。そして、ステップ74では、ステップ73でのPI制御演算結果に従って高圧ポンプ2の運転が制御され、これにより、コモンレール4内の高圧燃料の圧力がステップ71で演算された目標レール圧となるよう、高圧ポンプ2からの高圧燃料の吐出量が調節される。
【0032】
以上説明したように、コモンレール式燃料噴射装置1においては、その始動時におけるコモンレール4内の燃料の圧力上昇率(レール圧上昇率)から先ず使用燃料の種類を特定し、この特定された燃料の特性データを用いてその時の燃料温度から当該燃料の動粘度を算出するようにしたものである。したがって、任意の種類の燃料を用いても、そのときの使用燃料の動粘度を適確に算出してこれを高圧ポンプ2のPI制御運転のためのPI制御定数の設定に反映させることができる。この結果、どのような燃料を用いても安定したレール圧制御を実現できる。
【0033】
そのほか、PWCの燃料内圧力反射波の伝達速度を動粘度によって補正できるようになる、燃料の漏れ検出に動粘度の概念を盛り込み、その該診断を回避することができる等の効果をも期待することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、上述の如く、燃料の種類を判別した上で当該燃料の動粘度を算出し、算出された動粘度を考慮してレール圧制御を行うようにしたので、どのような燃料を用いても安定したレール圧制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコモンレール式燃料噴射装置の実施の形態の一例を示す構成図。
【図2】図1の制御ユニットで実行されるコモンレール圧制御プログラムを示すフローチャート。
【図3】図2の動粘度決定処理ステップの詳細フローチャート。
【図4】図3の燃料種別検出条件判別の具体例を説明するための図。
【図5】燃料温度とレール圧力上昇率との関係を燃料の種類をパラメータにとって示すグラフ。
【図6】各種燃料についての燃料温度と動粘度との関係を示すグラフ。
【図7】図2のレール圧制御処理の詳細フローチャート。
【符号の説明】
1 コモンレール式燃料噴射装置
2 高圧ポンプ
3 インジェクタ
4 コモンレール
5 制御ユニット
5A メモリ
9 燃温センサ
12 レール圧センサ
SA 燃温信号
SB レール圧信号
DT 運転条件データ
Claims (5)
- コモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法において、
複数種類の燃料についての各データを予めメモリ手段に格納しておき、燃料噴射装置の始動時におけるコモンレール内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料に関する所要のデータを前記メモリ手段から読み出し、前記所要のデータを考慮してコモンレール内の燃料圧を制御するようにしたことを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法。 - コモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法において、
複数種類の燃料のそれぞれについて少なくとも動粘度と温度との間の関係を示す特性データをメモリ手段に格納しておき、燃料噴射装置の始動時におけるコモンレール内の燃料圧力の上昇率からその時使用されている燃料の種類を特定し、特定された種類の燃料についての特性データを考慮して前記コモンレール内の高圧燃料の圧力制御を行うようにしたことを特徴とするコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法。 - 前記圧力制御が、所与の目標レール圧に基づくPI制御により前記コモンレール内の高圧燃料圧力を制御するものであり、前記PI制御の制御定数が前記特定された種類の燃料についての特性データに従って設定される請求項2記載のコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法。
- 燃料の種類の特定が、所定条件が成立している場合にのみ前記上昇率に基づいて実行される請求項2又は3記載のコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法。
- 前記所定条件が成立していない場合には、予め定めた所定の種類の燃料についての特性データを考慮して前記圧力制御を行う請求項4記載のコモンレール式燃料噴射装置の運転制御方法。
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