JP2007315309A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インジェクタ2の燃料噴射直前のデリバリパイプ21内の燃料圧力を検知しておき、その複数回の圧力平均値を求める。この平均値と、制御対象であるインジェクタ2の燃料噴射直前のデリバリパイプ21内の燃料圧力とを比較する。噴射直前燃料圧力が上記平均値よりも低い場合には開弁期間を長くするように開弁期間延長補正動作を行う一方、噴射直前燃料圧力が上記平均値よりも高い場合であっても開弁期間を短くすることなく開弁期間短縮補正動作を禁止する。
【選択図】図1
Description
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、内燃機関のアイドリング運転時における燃料圧力に応じた燃料噴射量の補正動作として、上記噴射直前燃料圧力が燃料圧力の平均値よりも高く認識された場合、つまり、従来では燃料噴射量を少なく設定する(燃料噴射弁の開弁期間を短く設定する)補正動作を実行する条件が成立した場合であっても、この補正動作を実行させないことで、燃料噴射量が適正量よりも少なく設定されてしまうことを回避できるようにしている。
具体的に、本発明は、内燃機関のアイドリング運転時における燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置を前提とする。この燃料噴射制御装置に対し、燃料噴射弁における過去の複数回の燃料噴射タイミングにおける燃料圧力の平均値を算出する燃圧平均値算出手段と、この燃圧平均値算出手段の出力を受け、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力と上記平均値とを比較する燃圧比較手段と、この燃圧比較手段の出力を受け、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力と上記平均値との差に応じて燃料噴射弁からの燃料噴射量を補正する動作を行う燃料噴射量補正手段とを備えさせる。そして、この燃料噴射量補正手段が、アイドリング運転時、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力が上記平均値よりも低い場合にのみ燃料噴射量の補正動作を行って、上記燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁からの燃料噴射量を増量する構成としている。
図1は、本実施形態に係るエンジン(内燃機関)1の概略構成を示している。この図1に示すように、このエンジン1は、火花点火式レシプロエンジン1であり、筒内直噴式のインジェクタ(燃料噴射弁)2により気筒11の燃焼室12内へ燃料を直接噴射して混合気を形成するようになっている。エンジン1の各気筒11内にはピストン3が設けられており、上記混合気の燃焼に伴ってこのピストン3が気筒11内で往復運動する。インジェクタ2は、燃料蓄圧容器としてのデリバリパイプ21に接続されており、このデリバリパイプ21から燃料が供給されるようになっている。インジェクタ2によって燃焼室12内へ直接噴射された燃料は、吸気通路の一部を構成するインテークマニホールド41を通って燃焼室12内へ導入される空気Aと共に混合気を形成する。
エンジン1には、その運転を制御するために運転に関する情報、及びエンジン1の制御に関する情報を取得するためのセンサ類が取り付けられる。このセンサ類としては、エンジン回転数の検知に利用されるクランク角センサ81、上記アクセル開度センサ82、吸入空気量を検出するエアフローセンサ83、吸入空気温度を検出する吸気温度センサ84、ウォータジャケット内の冷却水温度を検出する冷却水温センサ85及び排気ガスEx中の酸素濃度を検出するO2センサ86等のセンサ類がある。エンジン1の運転を制御するエンジンECU(Electronic Control Unit)8は、これらのセンサ類からの出力を取得して、エンジン1の運転を制御する。
次に、上記インジェクタ2へ燃料を供給するための燃料供給システムの概略構成について説明する。図3は、本実施形態に係る燃料供給システムを示すシステム構成図である。
次に、本実施形態の特徴とする動作であるインジェクタ開弁期間補正動作について説明する。先ず、このインジェクタ開弁期間補正動作の概略について説明し、その後、図5に示すフローチャートに沿って具体的な制御手順について説明する。
(Aは正の値、B=0)
このステップST4でYES判定されると、ステップST5に移り、上記「平均値」と「噴射直前蓄圧容器内圧」との偏差に基づいてインジェクタ2からの燃料噴射量の補正量(増量分)が算出される。つまり、「平均値」と「噴射直前蓄圧容器内圧」との偏差が大きいほど燃料噴射量の補正量も大きい値として算出される。上述した如く、この開弁期間補正制御では、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が「平均値」よりも高い場合には燃料噴射量を減量する補正動作は実行されないため、このステップST5では、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が「平均値」よりも低い場合における燃料噴射量の補正量(増量分)が算出されることになる。その後、ステップST6において、この燃料噴射量の補正量を得るためのインジェクタ2の開弁期間の補正量が前回の開弁期間に加算されてインジェクタ2の開弁期間が算出される。尚、この開弁期間は上記「噴射直前蓄圧容器内圧」によっても左右される。つまり、同一燃料噴射量であっても「噴射直前蓄圧容器内圧」が低いほど開弁期間としては長い時間として設定されることになる。その後、ステップST7において、この算出された開弁期間でインジェクタ2の開弁動作が行われて気筒内に燃料が噴射されることになる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。上述した実施形態は、4気筒ガソリンエンジンに本発明を適用した場合について説明した。本変形例は、V型8気筒ガソリンエンジンに本発明を適用した場合について説明する。
以上説明した実施形態及び変形例では、自動車に搭載された筒内直噴式の4気筒ガソリンエンジン1やV型8気筒ガソリンエンジン1に本発明を適用した場合について説明した。本発明はこれに限らず、その他の形式のガソリンエンジンやディーゼルエンジン(例えばコモンレールを備えたもの)にも適用可能である。また、自動車用に限らず、その他の用途に使用されるエンジンにも適用可能である。また、気筒数やエンジン形式(水平対向形式等)についても特に限定されるものではない。
11 気筒
2 インジェクタ(燃料噴射弁)
21 デリバリパイプ(燃料蓄圧容器)
Claims (4)
- 内燃機関のアイドリング運転時における燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置において、
燃料噴射弁における過去の複数回の燃料噴射タイミングにおける燃料圧力の平均値を算出する燃圧平均値算出手段と、
上記燃圧平均値算出手段の出力を受け、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力と上記平均値とを比較する燃圧比較手段と、
上記燃圧比較手段の出力を受け、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力と上記平均値との差に応じて燃料噴射弁からの燃料噴射量を補正する動作を行う燃料噴射量補正手段とを備えており、
この燃料噴射量補正手段は、アイドリング運転時、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力が上記平均値よりも低い場合にのみ燃料噴射量の補正動作を行って、上記燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁からの燃料噴射量を増量するよう構成されていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 内燃機関のアイドリング運転時における燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置において、
燃料噴射弁における過去の複数回の燃料噴射タイミングにおける燃料圧力の平均値を算出する燃圧平均値算出手段と、
上記燃圧平均値算出手段の出力を受け、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力と上記平均値とを比較する燃圧比較手段と、
上記燃圧比較手段の出力を受け、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力と上記平均値との差に応じて燃料噴射弁の開弁期間の補正動作を行う燃料噴射量補正手段とを備えており、
この燃料噴射量補正手段は、アイドリング運転時、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁における燃料圧力が上記平均値よりも低い場合にのみ開弁期間の補正動作を行って、上記燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁の開弁期間を前回の開弁期間よりも長く設定するよう構成されていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 燃料蓄圧容器に接続された複数の燃料噴射弁が各気筒それぞれに対応して配設され、各燃料噴射弁からの燃料噴射量を制御する内燃機関の燃料噴射制御装置において、
各気筒の燃料噴射弁毎に過去の複数回の燃料噴射タイミング直前における燃料蓄圧容器内燃料圧力の「平均値」を算出する燃圧平均値算出手段と、
上記燃圧平均値算出手段の出力を受け、燃料噴射量制御対象である燃料噴射弁の燃料噴射タイミング直前における燃料蓄圧容器内の燃料圧力である「噴射直前蓄圧容器内圧」と、その燃料噴射弁における上記「平均値」とを比較する燃圧比較手段と、
上記燃圧比較手段の出力を受け、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも低い場合にはその燃料噴射弁の開弁期間を前回のその燃料噴射弁の開弁期間よりも長くする開弁期間延長補正動作が実行可能であると共に、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも高い場合にはその燃料噴射弁の開弁期間を前回のその燃料噴射弁の開弁期間よりも短くする開弁期間短縮補正動作が実行可能な開弁期間補正手段と、
アイドリング運転時、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも低い場合には上記開弁期間延長補正動作を許可する一方、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも高い場合には上記開弁期間短縮補正動作を禁止する補正動作制限手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 上記請求項3記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、
上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも低い場合において開弁期間延長補正動作を実行するか否かを決定する「噴射直前蓄圧容器内圧」の圧力範囲の下限を設定する開弁期間延長補正実行下限値と、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも高い場合において開弁期間短縮補正動作を実行するか否かを決定する「噴射直前蓄圧容器内圧」の圧力範囲の上限を設定する開弁期間短縮補正実行上限値とが設定されており、
開弁期間補正手段は、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも低い場合におけるこの「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記開弁期間延長補正実行下限値よりも高い場合に燃料噴射弁の開弁期間を前回の開弁期間よりも長くする一方、上記「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記「平均値」よりも高い場合におけるこの「噴射直前蓄圧容器内圧」が上記開弁期間短縮補正実行上限値よりも低い場合に燃料噴射弁の開弁期間を前回の開弁期間よりも短くするようになっており、
補正動作制限手段は、アイドリング運転時、上記開弁期間短縮補正実行上限値のみを上記「平均値」に一致させるよう構成されていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
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US9926877B2 (en) | 2015-12-02 | 2018-03-27 | Denso Corporation | Injection control device |
JP2019027340A (ja) * | 2017-07-28 | 2019-02-21 | 株式会社デンソー | 燃料噴射制御装置 |
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