JP2004236916A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】太もものマッサージの際に、足先を保持することにより、被施療者の身体の持ち上がりを防止するマッサージ機を提供する。
【解決手段】椅子の座部に配備され、押圧子駆動手段により出没する押圧子と、座部の前方下部に配備され、被施療者の足先を収容する凹状足受部を有し、該凹状足受部の内側面の少なくとも一方に足先を側面から挟持する挟持手段と、
を具える椅子型マッサージ機において、挟持手段を作動させて被施療者の足先を凹状足受部に保持した状態で、押圧子駆動手段を作動させて押圧子を出没させ、被施療者の太ももにマッサージを施すようにした。
【選択図】 図7
【解決手段】椅子の座部に配備され、押圧子駆動手段により出没する押圧子と、座部の前方下部に配備され、被施療者の足先を収容する凹状足受部を有し、該凹状足受部の内側面の少なくとも一方に足先を側面から挟持する挟持手段と、
を具える椅子型マッサージ機において、挟持手段を作動させて被施療者の足先を凹状足受部に保持した状態で、押圧子駆動手段を作動させて押圧子を出没させ、被施療者の太ももにマッサージを施すようにした。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被施療者の太ももを効果的にマッサージすることのできる椅子型マッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
被施療者の肩、背中、腰をマッサージする椅子型マッサージ機の座部にエアバックを具備し、被施療者の太ももをマッサージできるようにした椅子型マッサージ機がある。
太もも用のエアバックは、椅子の座部に取り付けられており、エアバックに圧縮空気を供給、排気することにより、エアバックを膨張、収縮させ、被施療者の太ももをマッサージする(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3121727号(段落0008及び図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
太もも用エアバックを膨張させたときに、被施療者の身体が、エアバックによって持ち上げられてしまい、マッサージ効果が低減してしまうことがある。
そこで、上記特許文献1では、被施療者のふくらはぎを左右から挟み込むエアバックを座部の前部に配備している。
被施療者がふくらはぎをふくらはぎ用エアバックの間に挟んだ状態で、ふくらはぎ用エアバックを膨張させると、ふくらはぎはふくらはぎ用エアバックで挟持されるから、被施療者の身体は上下に動き難くなる。この状態で太もも用エアバックを膨張させると、太もも用エアバックが被施療者の太ももに強く当たって、効果の高いマッサージが行なわれる。
【0005】
しかしながら、ふくらはぎは、太ももに近いため、ふくらはぎをエアバックで挟持すると、圧迫を受けるふくらはぎに被施療者の意識が入ってしまい、太ももへのマッサージ感が低下してしまう傾向にある。
また、ふくらはぎ用のエアバックは一般的に大きなものが用いられているため、ふくらはぎ用エアバックを膨張させてふくらはぎを保持するには、時間を要するという欠点もあった。
【0006】
本発明の目的は、太もものマッサージの際に、被施療者の足先を保持することにより、マッサージ効果を低減させることなく、被施療者の身体の持ち上がりを防止できる椅子型マッサージ機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の椅子型マッサージ機は、
椅子の座部に配備され、押圧子駆動手段により出没する押圧子と、
座部の前方下部に配備され、被施療者の足先を収容する凹状足受部を有し、該凹状足受部の内側面の少なくとも一方に足先を側面から挟持する挟持手段と、
を具える椅子型マッサージ機において、
挟持手段を作動させて被施療者の足先を凹状足受部に保持した状態で、押圧子駆動手段を作動させて押圧子を出没させ、被施療者の太ももにマッサージを施すようにした。
なお、本明細書において「足先」とは、被施療者の足の踝よりも下の部分を意味する。
【0008】
【作用及び効果】
被施療者が椅子の座部に腰掛け、足先を足先支持部の凹状足受部に入れた後、挟持手段を作動させると、被施療者の足先が挟持手段により挟み込まれて保持され、被施療者の身体(特に下半身)が上下方向に移動できなくなる。
この状態で、押圧子駆動手段により押圧子を作動させると、太ももの裏側に押圧子が当たる。このとき、被施療者の足先は、上述のように挟持手段に挟持されているから、押圧子が被施療者の太ももの裏側を押圧しても、被施療者の身体が座部から浮き上がることはなく、太ももに効果的なストレッチマッサージや指圧マッサージを施すことができる。
【0009】
足先は、ふくらはぎよりも側面からの圧迫に対して強いから、挟持手段で強く挟み込んでも、被施療者が圧迫感を感じ難い。また、足先は、マッサージの対象となる太ももからは、ふくらはぎよりも離れており、足先を強く保持しても、被施療者は、太ももがマッサージされているという感覚を強く受けることができる。
【0010】
さらに、挟持手段は、ふくらはぎを保持するためのエアバックよりも小さくて済むから、足先を挟持するのに要する時間も短くできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明の椅子型マッサージ機(10)の一実施例を示す斜視図である。椅子型マッサージ機(10)は、被施療者が腰掛ける座部(11)の後部に背凭れ(12)、前部に被施療者のふくらはぎをマッサージする脚支持部(30)、脚支持部(30)の下端に被施療者の足先をマッサージする足先支持部(40)を具えて構成される。背凭れ(12)、脚支持部(30)は、座部(11)に傾動可能且つ位置決め可能に接続される。また、足先支持部(40)は、脚支持部(30)に傾動可能且つ位置決め可能に接続される。
なお、図1及び図2では、椅子型マッサージ機(10)の外周を覆うカバーやクッションを取り外して示している。
【0012】
背凭れ(12)には、被施療者の肩、背中、腰をマッサージする公知のマッサージユニット(15)が背凭れ(12)に沿って昇降可能に配備することができる。マッサージユニット(15)は、左右に一対の施療指(16)(16)を具え、両施療指(16)(16)を上下、左右及び/又は前後に移動させることによって、被施療者の肩等に揉みや叩きなどのマッサージを施す。
【0013】
座部(11)には、図3及び図4に示すように、被施療者の太ももにストレッチマッサージを施す押圧子として、太もも用エアバック(20)が配備される。太もも用エアバック(20)は、被施療者が座部(11)に腰掛けたときに太ももと対向するように、座部(11)の前方寄りの位置に配備される。なお、押圧子は、エアバック(20)に限定されるものではない。
【0014】
太もも用エアバック(20)は、図5に示すように、略H字型の形状とすることが望ましい。図5に示す太もも用エアバック(20)は、被施療者の左右の太ももに夫々当たる太もも当接部(22)(22)が前後方向に長くなっており、両太もも当接部(22)(22)間は、太もも当接部(22)(22)よりも幅狭の連繋部(24)によって連通している。連繋部(24)には、押圧子駆動手段であるエアポンプ(60)(後述する)にバルブ(25)(図9参照)を介して連繋するための接続口(26)が取り付けられている。
太もも当接部(22)(22)は、連繋部(24)よりも幅広に構成されているから、太もも用エアバック(20)に圧縮空気を供給すると、図6に示すように、太もも当接部(22)(22)が連繋部(24)に比して上下方向に大きく膨張するから、図7に示すように、被施療者の太もも(90)(90)に効果的なストレッチマッサージを施すことができる。また、連繋部(24)は、太もも(90)(90)には当たらず、直接マッサージに寄与する部分ではないため、連繋部(24)を幅狭にすると、太もも用エアバック(20)に送給される圧縮空気の無駄を防止でき、太もも用エアバック(20)の膨張と収縮を素速く行なうことができる。
【0015】
脚支持部(30)は、図1及び図2に示すように、座部(11)の前部に傾動可能且つ位置決め可能に配備される。脚支持部(30)は、被施療者の左右のふくらはぎを夫々挿入する断面コ字状の凹状脚受部(32)(32)を有している。凹状脚受部(32)には、図3及び図4に示すように、外側の内側面(33)にふくらはぎを側面からマッサージするふくらはぎ用側面エアバック(36)、中央よりの内側面(34)に弾性部材(38)、さらに、底面(35)にふくらはぎを後ろ側からマッサージするふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)が配備されている。各エアバック(37)の中央部には、指圧用突起(39)が溶着されている。
各エアバック(36)(37)は、後述するエアポンプ(60)にバルブ(36a)(37a)(図9参照)を介して接続されている。
弾性部材(38)は、スポンジ、ウレタン等の弾力性を有する部材から作成することができる。
図3及び図4で、(100)は、脚支持部(30)や足先支持部(40)を覆う布製カバーの破断したところを示す。また、(101)は、脚支持部(30)を座部(11)に連結するための金属製脚支持用フレームを示す。(102)は、足先支持部用金属フレームであり、前記フレーム(100)の先端に連結されている。
なお、脚支持部(30)の構成は、上記に限定されるものではない。例えば、図3及び図4では、中央よりの内側面(34)に弾性部材(38)を配備しているが、弾性部材(38)に代えてエアバックを配備してもよい。また、外側の内側面(33)に弾性部材(38)を配備してもよい。
【0016】
上記構成の脚支持部(30)において、被施療者が凹状脚受部(32)にふくらはぎを挿入した状態で、ふくらはぎ用側面エアバック(36)にエアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、ふくらはぎはふくらはぎ用側面エアバック(36)と弾性部材(38)に挟まれて、ふくらはぎに対し、側面からマッサージが施される。
また、ふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)にエアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、ふくらはぎは後ろ側から指圧用突起(39)によりマッサージされる。なお、ふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)が膨張したときに、被施療者の脚部がふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)によって前方に押し出されてしまうことがある。この場合、ふくらはぎ用側面エアバック(36)を予め膨張させ、ふくらはぎ用側面エアバック(36)と弾性部材(38)によりふくらはぎが前方に移動しないように保持した状態で、ふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)を膨張させると、ふくらはぎは前方に移動せず、効果の高いマッサージを受けることができる。
【0017】
足先支持部(40)は、図1及び図2に示すように、上記脚支持部(30)の先端に傾動可能且つ位置決め可能に配備され、被施療者の左右の足先(くるぶしよりも下の部分)を夫々挿入する断面コ字状の凹状足受部(42)(42)を有している。凹状足受部(42)には、図3及び図4に示すように、外側の内側面(43)に足先を側面から挟持したりマッサージを行なう挟持手段として、足先用側面エアバック(46)が弾性部材(48a)を介して取り付けられており、中央よりの内側面(44)には弾性部材(48)、さらに、底面(45)に足裏をマッサージする足裏用エアバック(47)(47)(47)が取り付けられている。各エアバック(47)には、指圧用突起(49)が溶着されている。
各エアバック(46)(47)は、後述するエアポンプ(60)にバルブ(46a)(47a)(図9参照)を介して接続されている。
弾性部材(48)(48a)は、スポンジ、ウレタン等の弾力性を有する部材から作成することができる。なお、弾性部材(48a)は、足先用側面エアバック(46)が膨張したときに、足先の形状に沿って足先用側面エアバック(46)の装着感を高めるために必要に応じて配備すればよい。この弾性部材(48a)により、足先のサイズの差を吸収でき、足の大きな人でも小さな人でも、エアバック(46)による締付力のばらつきを極力抑えることができる。この弾性部材は、必要に応じて、脚支持部(30)の側面エアバック(36)と側面(33)との間に設けてもよい。
なお、足支持部(40)の構成は、上記に限定されるものではない。例えば、図3及び図4では、中央よりの内側面(44)に弾性部材(48)を配備しているが、弾性部材(48)に代えてエアバックを配備してもよい。また、外側の内側面(43)に弾性部材(48)を配備してもよい。
【0018】
上記構成の足支持部(40)において、被施療者が凹状足受部(42)に足先を挿入した状態で、足先用側面エアバック(46)に、エアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、図8に示すように、足先(92)は、足先用側面エアバック(46)と弾性部材(48)に側面から挟まれて、足先(92)に対し、側面からマッサージが施される。
また、足裏用底面エアバック(47)(47)(47)にエアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、足裏が指圧用突起(49)によりマッサージされる。なお、足裏用底面エアバック(47)(47)(47)が膨張したときに、被施療者の足先が足裏用底面エアバック(47)(47)(47)によって上方に押し出されてしまうことがある。この場合、足先用側面エアバック(46)を予め膨張させ、足先用側面エアバック(46)と弾性部材(48)により足先が上方に移動しないように保持した状態で、足裏用底面エアバック(47)(47)(47)を膨張させると、足先が上方に移動せず、効果の高いマッサージを施すことができる。
【0019】
上記エアバック(20)(36)(37)(46)(47)は、図9に示すように、夫々バルブ(25)(36a)(37a)(46a)(47a)を介してエアポンプ(60)に接続されている。エアポンプ(60)は、マッサージ機(10)の適所に配備され、下記の制御手段(70)からの制御命令により作動する。バルブ(25)(36a)(37a)(46a)(47a)として、三方式の電磁弁を例示することができ、制御手段(70)からの制御命令によりバルブが開くと、夫々のエアバック(20)(36)(37)(46)(47)に圧縮空気が供給されてエアバックが膨張し、バルブを閉じる、即ち、エアポンプ(60)とエアバックとの連通状態を解除すると、バルブの排気口からエアバック内の空気が放出され、エアバックが収縮する。
【0020】
椅子型マッサージ機(10)のすべての電気的な制御は、制御手段(70)を中心に行われる。制御手段(70)は、椅子型マッサージ機(10)の適所に配備され、図9に示すように、マッサージユニット(15)の制御等の一般的なマッサージ機の制御の他、上記したエアポンプ(60)、エアポンプ(60)とエアバック(20)(36)(37)(46)(47)との間に配備されたバルブ(25)(36a)(37a)(46a)(47a)の開閉を制御する。
【0021】
本発明は、上記構成の椅子型マッサージ機(10)において、予め被施療者の足先を足先支持部(40)にて挟持した状態で、太もものストレッチマッサージを行なえるように制御するものである。
【0022】
具体的には、制御手段(70)は、太もものストレッチマッサージの操作命令が制御手段(70)に入力されると、エアポンプ(60)を作動させると共に、足先用側面エアバック(46)(46)のバルブ(46a)を開き、エアポンプ(60)から足先用側面エアバック(46)に圧縮空気を供給し、足先用側面エアバック(46)を膨張させる。これにより、図8に示すように、被施療者の足先(92)は、足先用側面エアバック(46)と弾性部材(48)によって挟まれ、上下に動かないように保持される。
この状態で、太もも用エアバック(20)のバルブ(25)を開くと、エアポンプ(60)から太もも用エアバック(20)に圧縮空気が供給され、太もも用エアバック(20)が膨張する。これにより、太もも用エアバック(20)は、図6に示すように、太ももの裏側を上方に向けて押圧する。このとき、上記のように、被施療者の足先が、上下動しないように保持されているから、太もも用エアバック(20)が膨張したときに、被施療者の太ももが太もも用エアバック(20)に押されて持ち上がってしまうことはなく、太もも用エアバック(20)の押圧力が太ももに強く加わり、太ももにストレッチマッサージが施される。
【0023】
太もも用エアバック(20)のバルブ(25)の開閉を繰り返すと、太もも用エアバック(20)が膨張、収縮を繰り返し、被施療者の太ももにストレッチマッサージが繰り返し施される。
【0024】
太もものストレッチマッサージを終了する場合には、太もも用エアバック(20)のバルブ(25)を閉じて、太もも用エアバック(20)を収縮させると共に、足先用側面エアバック(46)(46)のバルブ(46a)を閉じて、足先用側面エアバック(46)(46)を収縮させて、被施療者の足先を保持状態から解放すればよい。
【0025】
太もも用エアバックの異なる実施例
太もも用エアバック(20)は、図5に示したように、上方から見た形状がH字型のものを用いてもよいが、上方から見た形状が正方形、矩形等のものを用いてもよいいことは勿論である。
太もものストレッチマッサージに加えて、太ももに指圧マッサージを施して、マッサージ効果を高める場合には、図10及び図11に示すように、太もも用エアバック(20)の上面に、左右の太ももを夫々指圧する指圧突起(27)(27)を配備することが望ましい。指圧突起(27)(27)は、太もも用エアバック(20)に接着、溶着等することにより取り付けることができる。
人が指で指圧する状態に近い指圧効果を得るには、図11に示すように、左右の指圧突起(27)(27)の先端に、夫々二つの突起(28)(28)を形成し、各突起(28)(28)の先端を球状にすることが望ましい。両突起(28)(28)は、中心間隔が20〜30mm程度となるようにすることが望ましい。
【0026】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0027】
例えば、上記説明では、太もも用エアバック(20)と足先用エアバック(46)は、エアポンプ(60)にバルブを介して選択的に圧縮空気が送られるようになっているが、夫々に独立したエアポンプを用いて、各エアポンプを独立して制御するようにしてもよい。
また、太ももを押圧する押圧子は、エアバック(20)に限定されず、足先を挟持する挟持手段もエアバック(46)に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の椅子型マッサージ機の斜視図である。
【図2】椅子型マッサージ機の脚支持部及び足先支持部を上方に傾動させた状態を示す斜視図である。
【図3】座部、脚支持部及び足先支持部の正面図である。
【図4】座部、脚支持部及び足先支持部の側面図であり、一部を断面して示している。
【図5】太もも用エアバックの平面図である。
【図6】太もも用エアバックの膨張状態を示す正面図である。
【図7】足先用側面エアバックを膨張させて足先を保持した状態で、太もも用エアバックを膨張させた状態を示す側面図であり、一部を断面して示している。
【図8】一方の足支持部を示す説明図であって、被施療者の足先を足先用側面エアバックと弾性部材によって保持した状態を示している。
【図9】制御手段の電気的な接続と、エアポンプとエアバックとの接続を示す説明図である。
【図10】太もも用エアバックの異なる実施例を示す平面図である。
【図11】太もも用エアバックの異なる実施例を示す平正面図である。
【符号の説明】
(10) 椅子型マッサージ機
(11) 座部
(20) 太もも用エアバック
(30) 脚支持部
(40) 足先支持部
(46) 足先用側面エアバック
【発明の属する技術分野】
本発明は、被施療者の太ももを効果的にマッサージすることのできる椅子型マッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
被施療者の肩、背中、腰をマッサージする椅子型マッサージ機の座部にエアバックを具備し、被施療者の太ももをマッサージできるようにした椅子型マッサージ機がある。
太もも用のエアバックは、椅子の座部に取り付けられており、エアバックに圧縮空気を供給、排気することにより、エアバックを膨張、収縮させ、被施療者の太ももをマッサージする(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3121727号(段落0008及び図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
太もも用エアバックを膨張させたときに、被施療者の身体が、エアバックによって持ち上げられてしまい、マッサージ効果が低減してしまうことがある。
そこで、上記特許文献1では、被施療者のふくらはぎを左右から挟み込むエアバックを座部の前部に配備している。
被施療者がふくらはぎをふくらはぎ用エアバックの間に挟んだ状態で、ふくらはぎ用エアバックを膨張させると、ふくらはぎはふくらはぎ用エアバックで挟持されるから、被施療者の身体は上下に動き難くなる。この状態で太もも用エアバックを膨張させると、太もも用エアバックが被施療者の太ももに強く当たって、効果の高いマッサージが行なわれる。
【0005】
しかしながら、ふくらはぎは、太ももに近いため、ふくらはぎをエアバックで挟持すると、圧迫を受けるふくらはぎに被施療者の意識が入ってしまい、太ももへのマッサージ感が低下してしまう傾向にある。
また、ふくらはぎ用のエアバックは一般的に大きなものが用いられているため、ふくらはぎ用エアバックを膨張させてふくらはぎを保持するには、時間を要するという欠点もあった。
【0006】
本発明の目的は、太もものマッサージの際に、被施療者の足先を保持することにより、マッサージ効果を低減させることなく、被施療者の身体の持ち上がりを防止できる椅子型マッサージ機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の椅子型マッサージ機は、
椅子の座部に配備され、押圧子駆動手段により出没する押圧子と、
座部の前方下部に配備され、被施療者の足先を収容する凹状足受部を有し、該凹状足受部の内側面の少なくとも一方に足先を側面から挟持する挟持手段と、
を具える椅子型マッサージ機において、
挟持手段を作動させて被施療者の足先を凹状足受部に保持した状態で、押圧子駆動手段を作動させて押圧子を出没させ、被施療者の太ももにマッサージを施すようにした。
なお、本明細書において「足先」とは、被施療者の足の踝よりも下の部分を意味する。
【0008】
【作用及び効果】
被施療者が椅子の座部に腰掛け、足先を足先支持部の凹状足受部に入れた後、挟持手段を作動させると、被施療者の足先が挟持手段により挟み込まれて保持され、被施療者の身体(特に下半身)が上下方向に移動できなくなる。
この状態で、押圧子駆動手段により押圧子を作動させると、太ももの裏側に押圧子が当たる。このとき、被施療者の足先は、上述のように挟持手段に挟持されているから、押圧子が被施療者の太ももの裏側を押圧しても、被施療者の身体が座部から浮き上がることはなく、太ももに効果的なストレッチマッサージや指圧マッサージを施すことができる。
【0009】
足先は、ふくらはぎよりも側面からの圧迫に対して強いから、挟持手段で強く挟み込んでも、被施療者が圧迫感を感じ難い。また、足先は、マッサージの対象となる太ももからは、ふくらはぎよりも離れており、足先を強く保持しても、被施療者は、太ももがマッサージされているという感覚を強く受けることができる。
【0010】
さらに、挟持手段は、ふくらはぎを保持するためのエアバックよりも小さくて済むから、足先を挟持するのに要する時間も短くできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明の椅子型マッサージ機(10)の一実施例を示す斜視図である。椅子型マッサージ機(10)は、被施療者が腰掛ける座部(11)の後部に背凭れ(12)、前部に被施療者のふくらはぎをマッサージする脚支持部(30)、脚支持部(30)の下端に被施療者の足先をマッサージする足先支持部(40)を具えて構成される。背凭れ(12)、脚支持部(30)は、座部(11)に傾動可能且つ位置決め可能に接続される。また、足先支持部(40)は、脚支持部(30)に傾動可能且つ位置決め可能に接続される。
なお、図1及び図2では、椅子型マッサージ機(10)の外周を覆うカバーやクッションを取り外して示している。
【0012】
背凭れ(12)には、被施療者の肩、背中、腰をマッサージする公知のマッサージユニット(15)が背凭れ(12)に沿って昇降可能に配備することができる。マッサージユニット(15)は、左右に一対の施療指(16)(16)を具え、両施療指(16)(16)を上下、左右及び/又は前後に移動させることによって、被施療者の肩等に揉みや叩きなどのマッサージを施す。
【0013】
座部(11)には、図3及び図4に示すように、被施療者の太ももにストレッチマッサージを施す押圧子として、太もも用エアバック(20)が配備される。太もも用エアバック(20)は、被施療者が座部(11)に腰掛けたときに太ももと対向するように、座部(11)の前方寄りの位置に配備される。なお、押圧子は、エアバック(20)に限定されるものではない。
【0014】
太もも用エアバック(20)は、図5に示すように、略H字型の形状とすることが望ましい。図5に示す太もも用エアバック(20)は、被施療者の左右の太ももに夫々当たる太もも当接部(22)(22)が前後方向に長くなっており、両太もも当接部(22)(22)間は、太もも当接部(22)(22)よりも幅狭の連繋部(24)によって連通している。連繋部(24)には、押圧子駆動手段であるエアポンプ(60)(後述する)にバルブ(25)(図9参照)を介して連繋するための接続口(26)が取り付けられている。
太もも当接部(22)(22)は、連繋部(24)よりも幅広に構成されているから、太もも用エアバック(20)に圧縮空気を供給すると、図6に示すように、太もも当接部(22)(22)が連繋部(24)に比して上下方向に大きく膨張するから、図7に示すように、被施療者の太もも(90)(90)に効果的なストレッチマッサージを施すことができる。また、連繋部(24)は、太もも(90)(90)には当たらず、直接マッサージに寄与する部分ではないため、連繋部(24)を幅狭にすると、太もも用エアバック(20)に送給される圧縮空気の無駄を防止でき、太もも用エアバック(20)の膨張と収縮を素速く行なうことができる。
【0015】
脚支持部(30)は、図1及び図2に示すように、座部(11)の前部に傾動可能且つ位置決め可能に配備される。脚支持部(30)は、被施療者の左右のふくらはぎを夫々挿入する断面コ字状の凹状脚受部(32)(32)を有している。凹状脚受部(32)には、図3及び図4に示すように、外側の内側面(33)にふくらはぎを側面からマッサージするふくらはぎ用側面エアバック(36)、中央よりの内側面(34)に弾性部材(38)、さらに、底面(35)にふくらはぎを後ろ側からマッサージするふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)が配備されている。各エアバック(37)の中央部には、指圧用突起(39)が溶着されている。
各エアバック(36)(37)は、後述するエアポンプ(60)にバルブ(36a)(37a)(図9参照)を介して接続されている。
弾性部材(38)は、スポンジ、ウレタン等の弾力性を有する部材から作成することができる。
図3及び図4で、(100)は、脚支持部(30)や足先支持部(40)を覆う布製カバーの破断したところを示す。また、(101)は、脚支持部(30)を座部(11)に連結するための金属製脚支持用フレームを示す。(102)は、足先支持部用金属フレームであり、前記フレーム(100)の先端に連結されている。
なお、脚支持部(30)の構成は、上記に限定されるものではない。例えば、図3及び図4では、中央よりの内側面(34)に弾性部材(38)を配備しているが、弾性部材(38)に代えてエアバックを配備してもよい。また、外側の内側面(33)に弾性部材(38)を配備してもよい。
【0016】
上記構成の脚支持部(30)において、被施療者が凹状脚受部(32)にふくらはぎを挿入した状態で、ふくらはぎ用側面エアバック(36)にエアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、ふくらはぎはふくらはぎ用側面エアバック(36)と弾性部材(38)に挟まれて、ふくらはぎに対し、側面からマッサージが施される。
また、ふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)にエアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、ふくらはぎは後ろ側から指圧用突起(39)によりマッサージされる。なお、ふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)が膨張したときに、被施療者の脚部がふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)によって前方に押し出されてしまうことがある。この場合、ふくらはぎ用側面エアバック(36)を予め膨張させ、ふくらはぎ用側面エアバック(36)と弾性部材(38)によりふくらはぎが前方に移動しないように保持した状態で、ふくらはぎ用底面エアバック(37)(37)(37)を膨張させると、ふくらはぎは前方に移動せず、効果の高いマッサージを受けることができる。
【0017】
足先支持部(40)は、図1及び図2に示すように、上記脚支持部(30)の先端に傾動可能且つ位置決め可能に配備され、被施療者の左右の足先(くるぶしよりも下の部分)を夫々挿入する断面コ字状の凹状足受部(42)(42)を有している。凹状足受部(42)には、図3及び図4に示すように、外側の内側面(43)に足先を側面から挟持したりマッサージを行なう挟持手段として、足先用側面エアバック(46)が弾性部材(48a)を介して取り付けられており、中央よりの内側面(44)には弾性部材(48)、さらに、底面(45)に足裏をマッサージする足裏用エアバック(47)(47)(47)が取り付けられている。各エアバック(47)には、指圧用突起(49)が溶着されている。
各エアバック(46)(47)は、後述するエアポンプ(60)にバルブ(46a)(47a)(図9参照)を介して接続されている。
弾性部材(48)(48a)は、スポンジ、ウレタン等の弾力性を有する部材から作成することができる。なお、弾性部材(48a)は、足先用側面エアバック(46)が膨張したときに、足先の形状に沿って足先用側面エアバック(46)の装着感を高めるために必要に応じて配備すればよい。この弾性部材(48a)により、足先のサイズの差を吸収でき、足の大きな人でも小さな人でも、エアバック(46)による締付力のばらつきを極力抑えることができる。この弾性部材は、必要に応じて、脚支持部(30)の側面エアバック(36)と側面(33)との間に設けてもよい。
なお、足支持部(40)の構成は、上記に限定されるものではない。例えば、図3及び図4では、中央よりの内側面(44)に弾性部材(48)を配備しているが、弾性部材(48)に代えてエアバックを配備してもよい。また、外側の内側面(43)に弾性部材(48)を配備してもよい。
【0018】
上記構成の足支持部(40)において、被施療者が凹状足受部(42)に足先を挿入した状態で、足先用側面エアバック(46)に、エアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、図8に示すように、足先(92)は、足先用側面エアバック(46)と弾性部材(48)に側面から挟まれて、足先(92)に対し、側面からマッサージが施される。
また、足裏用底面エアバック(47)(47)(47)にエアポンプ(60)から圧縮空気の供給と排気を繰り返すことにより、足裏が指圧用突起(49)によりマッサージされる。なお、足裏用底面エアバック(47)(47)(47)が膨張したときに、被施療者の足先が足裏用底面エアバック(47)(47)(47)によって上方に押し出されてしまうことがある。この場合、足先用側面エアバック(46)を予め膨張させ、足先用側面エアバック(46)と弾性部材(48)により足先が上方に移動しないように保持した状態で、足裏用底面エアバック(47)(47)(47)を膨張させると、足先が上方に移動せず、効果の高いマッサージを施すことができる。
【0019】
上記エアバック(20)(36)(37)(46)(47)は、図9に示すように、夫々バルブ(25)(36a)(37a)(46a)(47a)を介してエアポンプ(60)に接続されている。エアポンプ(60)は、マッサージ機(10)の適所に配備され、下記の制御手段(70)からの制御命令により作動する。バルブ(25)(36a)(37a)(46a)(47a)として、三方式の電磁弁を例示することができ、制御手段(70)からの制御命令によりバルブが開くと、夫々のエアバック(20)(36)(37)(46)(47)に圧縮空気が供給されてエアバックが膨張し、バルブを閉じる、即ち、エアポンプ(60)とエアバックとの連通状態を解除すると、バルブの排気口からエアバック内の空気が放出され、エアバックが収縮する。
【0020】
椅子型マッサージ機(10)のすべての電気的な制御は、制御手段(70)を中心に行われる。制御手段(70)は、椅子型マッサージ機(10)の適所に配備され、図9に示すように、マッサージユニット(15)の制御等の一般的なマッサージ機の制御の他、上記したエアポンプ(60)、エアポンプ(60)とエアバック(20)(36)(37)(46)(47)との間に配備されたバルブ(25)(36a)(37a)(46a)(47a)の開閉を制御する。
【0021】
本発明は、上記構成の椅子型マッサージ機(10)において、予め被施療者の足先を足先支持部(40)にて挟持した状態で、太もものストレッチマッサージを行なえるように制御するものである。
【0022】
具体的には、制御手段(70)は、太もものストレッチマッサージの操作命令が制御手段(70)に入力されると、エアポンプ(60)を作動させると共に、足先用側面エアバック(46)(46)のバルブ(46a)を開き、エアポンプ(60)から足先用側面エアバック(46)に圧縮空気を供給し、足先用側面エアバック(46)を膨張させる。これにより、図8に示すように、被施療者の足先(92)は、足先用側面エアバック(46)と弾性部材(48)によって挟まれ、上下に動かないように保持される。
この状態で、太もも用エアバック(20)のバルブ(25)を開くと、エアポンプ(60)から太もも用エアバック(20)に圧縮空気が供給され、太もも用エアバック(20)が膨張する。これにより、太もも用エアバック(20)は、図6に示すように、太ももの裏側を上方に向けて押圧する。このとき、上記のように、被施療者の足先が、上下動しないように保持されているから、太もも用エアバック(20)が膨張したときに、被施療者の太ももが太もも用エアバック(20)に押されて持ち上がってしまうことはなく、太もも用エアバック(20)の押圧力が太ももに強く加わり、太ももにストレッチマッサージが施される。
【0023】
太もも用エアバック(20)のバルブ(25)の開閉を繰り返すと、太もも用エアバック(20)が膨張、収縮を繰り返し、被施療者の太ももにストレッチマッサージが繰り返し施される。
【0024】
太もものストレッチマッサージを終了する場合には、太もも用エアバック(20)のバルブ(25)を閉じて、太もも用エアバック(20)を収縮させると共に、足先用側面エアバック(46)(46)のバルブ(46a)を閉じて、足先用側面エアバック(46)(46)を収縮させて、被施療者の足先を保持状態から解放すればよい。
【0025】
太もも用エアバックの異なる実施例
太もも用エアバック(20)は、図5に示したように、上方から見た形状がH字型のものを用いてもよいが、上方から見た形状が正方形、矩形等のものを用いてもよいいことは勿論である。
太もものストレッチマッサージに加えて、太ももに指圧マッサージを施して、マッサージ効果を高める場合には、図10及び図11に示すように、太もも用エアバック(20)の上面に、左右の太ももを夫々指圧する指圧突起(27)(27)を配備することが望ましい。指圧突起(27)(27)は、太もも用エアバック(20)に接着、溶着等することにより取り付けることができる。
人が指で指圧する状態に近い指圧効果を得るには、図11に示すように、左右の指圧突起(27)(27)の先端に、夫々二つの突起(28)(28)を形成し、各突起(28)(28)の先端を球状にすることが望ましい。両突起(28)(28)は、中心間隔が20〜30mm程度となるようにすることが望ましい。
【0026】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
【0027】
例えば、上記説明では、太もも用エアバック(20)と足先用エアバック(46)は、エアポンプ(60)にバルブを介して選択的に圧縮空気が送られるようになっているが、夫々に独立したエアポンプを用いて、各エアポンプを独立して制御するようにしてもよい。
また、太ももを押圧する押圧子は、エアバック(20)に限定されず、足先を挟持する挟持手段もエアバック(46)に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の椅子型マッサージ機の斜視図である。
【図2】椅子型マッサージ機の脚支持部及び足先支持部を上方に傾動させた状態を示す斜視図である。
【図3】座部、脚支持部及び足先支持部の正面図である。
【図4】座部、脚支持部及び足先支持部の側面図であり、一部を断面して示している。
【図5】太もも用エアバックの平面図である。
【図6】太もも用エアバックの膨張状態を示す正面図である。
【図7】足先用側面エアバックを膨張させて足先を保持した状態で、太もも用エアバックを膨張させた状態を示す側面図であり、一部を断面して示している。
【図8】一方の足支持部を示す説明図であって、被施療者の足先を足先用側面エアバックと弾性部材によって保持した状態を示している。
【図9】制御手段の電気的な接続と、エアポンプとエアバックとの接続を示す説明図である。
【図10】太もも用エアバックの異なる実施例を示す平面図である。
【図11】太もも用エアバックの異なる実施例を示す平正面図である。
【符号の説明】
(10) 椅子型マッサージ機
(11) 座部
(20) 太もも用エアバック
(30) 脚支持部
(40) 足先支持部
(46) 足先用側面エアバック
Claims (10)
- 椅子の座部に配備され、押圧子駆動手段により出没する押圧子と、
座部の前方下部に配備され、被施療者の足先を収容する凹状足受部を有し、該凹状足受部の内側面の少なくとも一方に足先を側面から挟持する挟持手段と、
を具える椅子型マッサージ機において、
挟持手段を作動させて被施療者の足先を凹状足受部に保持した状態で、押圧子駆動手段を作動させて押圧子を出没させ、被施療者の太ももにマッサージを施すようにしたことを特徴とする椅子型マッサージ機。 - 前記押圧子は、座部に配備され押圧子駆動手段であるエアポンプにより、膨張と収縮を繰り返す太もも用エアバックであり、
前記挟持手段は、凹状足受部の内面に配備され、エアポンプにより膨張と収縮を繰り返す足先用側面エアバックである請求項1に記載の椅子型マッサージ機。 - 前記太もも用エアバック及び足先用側面エアバックに夫々バルブを介して接続され、バルブの開閉により両エアバックに選択的に圧縮空気を供給するエアポンプと、
バルブの開閉を制御する制御手段と、
を具え、
制御手段は、エアポンプを作動させ、足先支持部に接続されたバルブを開いて足先用側面エアバックを膨張させて、被施療者の足先を凹状足受部に保持した状態で、座部の太もも用エアバックに接続されたバルブを開閉して、膨張と収縮を繰り返して被施療者の太ももにマッサージを施すようにした請求項2に記載の椅子型マッサージ機。 - 太もも用エアバックは、被施療者の左右の太ももに夫々当たる一対の太もも当接部と、両太もも当接部間に形成され、太もも当接部どうしを連通させる連繋部とを有し、
太もも当接部は、連繋部よりも、座部の前後方向に向けて幅広に形成される請求項3に記載の椅子型マッサージ機。 - 太もも用エアバックの上面には、左右の太ももを夫々指圧する指圧突起が配備されている請求項3又は請求項4に記載の椅子型マッサージ機。
- 各指圧突起は、上端に二つの突起を有しており、各突起の先端は球状である請求項5に記載の椅子型マッサージ機。
- 椅子型マッサージ機の座部に配備され、膨張と収縮を繰り返すことにより、被施療者の太ももをマッサージする太もも用エアバックにおいて、
太もも用エアバックは、座部の左右に対称に形成され、被施療者の太ももに当たる左右一対の太もも当接部と、両太もも当接部を接続する連繋部とを有し、
太もも当接部は、連繋部よりも、座部の前後方向に向けて幅広に形成されていることを特徴とする太もも用エアバック。 - 太もも当接部の上面には、夫々太ももを指圧する指圧突起が配備されている請求項7に記載の太もも用エアバック。
- 左右の各指圧突起は、上端に二つの突起を有しており、各突起の先端は球状である請求項8に記載の太もも用エアバック。
- 請求項7乃至請求項9の何れかに記載の太もも用エアバックを椅子の座部に配備してなる椅子型マッサージ機。
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JP2003030432A JP2004236916A (ja) | 2003-02-07 | 2003-02-07 | 椅子型マッサージ機 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007209703A (ja) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Matsushita Electric Works Ltd | マッサージ機 |
CN102462603A (zh) * | 2010-11-01 | 2012-05-23 | 山东康泰实业有限公司 | 腿脚按摩传动装置 |
CN109730887A (zh) * | 2019-03-08 | 2019-05-10 | 山东康泰实业有限公司 | 按摩椅及其脚部按摩机构 |
-
2003
- 2003-02-07 JP JP2003030432A patent/JP2004236916A/ja active Pending
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