JP2004233511A - レンズユニット - Google Patents

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大助 佐谷
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Abstract

【課題】本発明は、光学レンズをレンズ保持部材に接着してなるレンズユニットに関し、熱硬化性の接着剤の主剤がレンズ部あるいは位置決め部等へ流れ込むことを容易,確実に防止することを目的とする。
【解決手段】光学レンズをレンズ保持部材に1液性の熱硬化性接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面を形成し、前記光学レンズの前記取付部の前記基準面の反対側面と、前記凹部の壁面とに跨って前記熱硬化性接着剤を塗布することにより接着してなり、前記凹部の壁面と前記取付部の側面との間隙寸法を、前記熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にしてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学レンズをレンズ保持部材に接着してなるレンズユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラ等に配置される焦点検出装置として、例えば、特開平7−49227号公報に開示されるものが知られている。
この公報に開示される焦点検出装置では、光学レンズの係合部が、レンズ保持部材の係合部に接着剤により接着されている。
【0003】
レンズ保持部材の係合部には、液溜め部が形成され、光学レンズに形成される欠損部に接着剤を注入することにより液溜め部に接着剤が溜められる。
そして、液溜め部に溜まった接着剤は、毛細管現象により光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面に吸い込まれ、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面が接着される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−49227号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の焦点検出装置では、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面が、接着剤により直接接着されるため、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との間に接着剤層が形成され、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することが困難であるという問題があった。
【0006】
また、光学レンズの材質,白化等により瞬間接着剤や溶剤が使用できない状況では、接着剤に熱硬化性の接着剤が使用されるが、この場合には、接着剤から分離した主剤がレンズ部あるいは位置決め部等に付着し、光学性能を低下させるという問題があった。
すなわち、一般に、熱硬化性の接着剤は、主剤と硬化剤とを混合して構成されており、主剤は、硬化中に粘度が低下し、毛細管現象を起こしやすくなり、硬化剤から分離する。
【0007】
そして、分離した主剤は、レンズ部あるいは位置決め部等に流れ込んで付着し、光学性能を低下させる。
本発明は、かかる従来の問題を解決したもので、熱硬化性の接着剤の主剤がレンズ部あるいは位置決め部等へ流れ込むことを容易,確実に防止することができるとともに、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することができるレンズユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1のレンズユニットは、光学レンズをレンズ保持部材に1液性の熱硬化性接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面を形成し、前記光学レンズの前記取付部の前記基準面の反対側面と、前記凹部の壁面とに跨って前記熱硬化性接着剤を塗布することにより接着してなり、前記凹部の壁面と前記取付部の側面との間隙寸法を、前記熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にしてなることを特徴とする。
【0009】
請求項2のレンズユニットは、請求項1記載のレンズユニットにおいて、前記熱硬化性接着剤は、エポキシ系の接着剤からなり、前記凹部の壁面と前記取付部の側面との間隙寸法を、前記硬化剤の平均粒径の6倍以上の寸法にしてなることを特徴とする。
【0010】
(作用)
請求項1のレンズユニットでは、レンズ保持部材に形成される凹部に光学レンズの取付部が収容され、レンズ保持部材の凹部の底面に形成される保持部材側基準面に、光学レンズの取付部に形成される基準面が当接される。
【0011】
そして、光学レンズの基準面の反対側面を凹部の壁面に熱硬化性の接着剤により接着することにより、保持部材側基準面と光学レンズの基準面とを接着することなく、光学レンズがレンズ保持部材に接着される。
また、凹部の壁面と取付部の側面との間隙寸法が、熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法になっているため、接着剤が凹部の壁面と取付部の側面との間に流れ込んでも、接着剤が凹部の壁面と取付部の側面との間で確実に硬化し、主剤が光学レンズのレンズ部または保持部材側基準面に流入することが阻止される。
【0012】
請求項2のレンズユニットでは、熱硬化性接着剤にエポキシ系の接着剤が使用される。
そして、凹部の壁面と取付部の側面との間隙寸法が、エポキシ系の接着剤の硬化剤の平均粒径の6倍以上の寸法にされ、凹部の壁面と取付部の側面との間で主剤と硬化剤とが分離することが防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1ないし図3は、本発明のレンズユニットの第1の実施形態を示している。この実施形態では、凸レンズからなる光学レンズ1が、レンズ保持部材3に保持されている。
【0014】
光学レンズ1は、樹脂,ガラス等からなり、レンズ部1aの外周の3箇所に取付部1bが一体形成されている。
取付部1bは、直方体状をしており、レンズ部1aの外周に120度の角度を置いて突出形成されている。
取付部1bの上面は、接着面1cとされ、下面は、光学レンズ側基準面1dとされている。
【0015】
レンズ保持部材3は、樹脂からなり、円筒状に形成されている。
レンズ保持部材3の上部には、120度の角度を置いて凹部3aが形成されている。
この凹部3aは、直方体状をしており、レンズ保持部材3の上面3bから内周面3cにかけて開口されている。
【0016】
凹部3aの底面には、光学レンズ1の取付部1bの光学レンズ側基準面1dが当接される保持部材側基準面3dが形成されている。
光学レンズ側基準面1dおよび保持部材側基準面3dは、光学レンズ1の光軸方向の位置決めをする基準面とされている。
【0017】
そして、この実施形態では、光学レンズ1の取付部1bの光学レンズ側基準面1dの反対側の接着面1cと、凹部3aの壁面とに跨って熱硬化性の接着剤5を塗布することにより接着されている。
そして、この実施形態では、図4に示すように、凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間隙寸法W1が、熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にされている。
【0018】
また、エポキシ系の熱硬化性接着剤を用いる場合は、この間隙寸法W1が、硬化剤の平均粒径の6倍以上の寸法であることが好ましい。
上述したレンズユニットは、以下述べるようにして製造される。
先ず、レンズ保持部材3に形成される凹部3aに光学レンズ1の取付部1bを収容して嵌合させ、レンズ保持部材3の凹部3aの底面に形成される保持部材側基準面3dに、光学レンズ1の取付部1bに形成される光学レンズ側基準面1dを当接させる。
【0019】
そして、この状態で、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側の接着面1cと凹部3aの壁面3eとに跨って熱硬化性の接着剤5を塗布することにより、光学レンズ1がレンズ保持部材3に接着される。
上述したレンズユニットでは、レンズ保持部材3の凹部3aの底面に形成される保持部材側基準面3dに、光学レンズ1の取付部1bに形成される光学レンズ側基準面1dを当接し、この当接面を接着することなく、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側面1cと凹部3aの壁面3eとに跨って熱硬化性の接着剤5を塗布することにより接着したので、基準面1d,3dの状態が接着剤によって変化することなく、また、基準面1d,3d間に接着剤の層が介在することもないためレンズ保持部材3に光学レンズ1を高い精度で接着することができる。
【0020】
そして、凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間隙寸法W1を、熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にしたので、接着剤5が凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間に流れ込んでも、接着剤5が凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間で確実に硬化し、主剤が光学レンズ1のレンズ部1aまたは保持部材側基準面3dに流入することを阻止することができる。
【0021】
また、凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間隙寸法W1を、エポキシ系の接着剤5の硬化剤の平均粒径の6倍以上の寸法にしたので、凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間で主剤と硬化剤とが分離することを効果的に防止することができる。
すなわち、熱硬化性の接着剤5は、熱硬化性のエポキシ樹脂からなる主剤と、熱により破壊される微細なカプセル状の硬化剤を混合して形成されている。
【0022】
このような熱硬化性の接着剤5では、常温で高粘度の主剤は、硬化のための加熱による温度の上昇により粘度が低下し液状となる。
一方、微細なカプセル状の硬化剤は、例えば、50℃から60℃の温度でカプセルが破壊され、このカプセルの破壊により硬化剤と主剤とが接触し、接着剤5が硬化される。
【0023】
そして、凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間隙寸法W1が小さい場合には、接着剤5の加熱時に、硬化剤のカプセルが破壊する前に主剤の粘度が低下し、毛細管現象により、主剤のみが凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間隙に流入する。
そして、このように硬化剤から分離した主剤が、レンズ保持部材3を経て保持部材側基準面3dあるいはレンズ部1aに付着するとレンズユニットの光学性能が著しく低下することになる。
【0024】
本発明者は、かかる問題を解決するために鋭意研究した結果、凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間隙寸法W1を、熱硬化性接着剤5の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にすることにより、主剤のみが毛細管現象により凹部3aの壁面3eと取付部1bの側面1eとの間隙に流入することを防止できることを見だした。
【0025】
図5は、この知見を得るために本発明者が行った実験方法および実験結果を示している。
この実験は、図5の(a)に示すように、一対の板材6を間隔Wをおいて対向配置し、一対の板材6に跨って熱硬化性の接着剤5を塗布することにより行われた。
【0026】
この実験に使用されたエポキシ系の熱硬化性の接着剤5のカプセル状の硬化剤の平均粒径は、0.015mmであった。
図5の(b)に示す実験1は、一対の板材6の間隔Wを0.02mmに設定したもので、この実験1では、熱硬化性の接着剤5を塗布した後、加熱を待たずして、一対の板材6の間に主剤が大量に分離することが確認された。
【0027】
実験2は、一対の板材6の間隔Wを0.05mmに設定したもので、この実験2では、熱硬化性の接着剤5を塗布した後、硬化のための加熱中に一対の板材6の間に主剤が分離することが確認された。
実験3は、一対の板材6の間隔Wを0.08mmに設定したもので、この実験3では、熱硬化性の接着剤5を塗布した後、硬化のための加熱を行い24時間放置した後に一対の板材6の間に主剤が微量分離していることが確認された。
【0028】
実験4は、一対の板材6の間隔Wを0.10mmに設定したもので、この実験4では、熱硬化性の接着剤5を塗布した後、硬化のための加熱を行い24時間放置した後に一対の板材6の間に主剤が殆ど分離していないことが確認された。
実験5は、一対の板材6の間隔Wを0.30mmに設定したもので、この実験5では、熱硬化性の接着剤5を塗布した後、硬化のための加熱を行い24時間放置した後に一対の板材6の間に主剤が全く分離していないことが確認された。
【0029】
これ等の実験結果から、一対の板材6の間隔Wを、エポキシ系の接着剤の硬化剤の平均粒径0.015mmの6倍以上の寸法0.08mmにすることにより、主剤のみが毛細管現象により一対の板材6の間隙に殆ど流れ込まないことが確認された。
(第2の実施形態)
図6は、本発明のレンズユニットの第2の実施形態を示しており、この実施形態では、本発明がカメラの焦点検出装置に適用される。
【0030】
この実施形態では、位相差検出方式の焦点検出装置の光学系を構成するセパレータレンズ11が、絞りマスク13を介して、樹脂からなるレンズ保持部材15に保持されている。
レンズ保持部材15には、樹脂からなる傾き調整部材17を介して、センサ保持部材19が配置されている。
【0031】
センサ保持部材19は、矩形状のセンサパッケージ21の上面を覆って配置されている。
センサ保持部材19の両端には、断面L字状の突出部19aが形成され、この突出部19aが、センサパッケージ21に嵌合され接着剤により接着されている。
センサパッケージ21には、例えば、CCDからなる矩形状のセンサ23が配置されている。
【0032】
図7は、レンズ保持部材15にセパレータレンズ11を組み付けた状態を示しており、図8は、組み付け前の状態を示している。
図8に示すように、レンズ保持部材15は、直方体状をしており、奥側の中央には、コンデンサレンズを通過した被写体からの光を導入する矩形状の開口部15aが形成されている。
【0033】
また、レンズ保持部材15には、セパレータレンズ11が嵌合される矩形状の凹部15bが形成されている。
この凹部15bの底面15cの隅部には、セパレータレンズ11側に突出する矩形状の突出部15dが形成されている。
この突出部15dの先端には、保持部材側基準面15eが形成されている。
【0034】
凹部15bの底面15cの開口部15aの近傍には、セパレータレンズ11の位置決め用のボス部15f,15hが形成されている。
そして、この実施形態では、レンズ保持部材15の凹部15bの外側には、仕切壁15iを介して、凹状の円弧面15jが形成されている。
この円弧面15jには、図6に示したように、傾き調整部材17の凸状の円弧面17aが嵌合される。
【0035】
レンズ保持部材15の凹状の円弧面15jの近傍には、三角錐状の接着剤注入口15kが形成されている。
セパレータレンズ11は、樹脂,ガラス等からなり、レンズの周囲の外形は略直方体状に形成されている。
セパレータレンズ11の四隅には、取付部11eが形成され、この取付部11eの底面に、光学レンズ側基準面11dが形成されている。
【0036】
この光学レンズ側基準面11dは、レンズ保持部材15の凹部15bに形成される保持部材側基準面15eに当接される。
そして、この実施形態では、図7に示すように、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11dの裏側面とレンズ保持部材15の凹部15bの壁面15mとに跨って熱硬化性の接着剤5を塗布することにより接着されている。
【0037】
そして、凹部15bの壁面15mと取付部11eの側面11fとの間隙寸法W1が、熱硬化性接着剤5の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にされている。
【0038】
上述したセパレータレンズの取付構造では、レンズ保持部材15の凹部15bの四隅に形成される突出部15dの先端の保持部材側基準面15eに、セパレータレンズ11の四隅に形成される光学レンズ側基準面11dを当接し、この当接面を接着することなく、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11dの裏側面と凹部15bの壁面15mとに跨って接着剤を塗布することにより接着したので、レンズ保持部材15にセパレータレンズ11を高い精度で接着することができる。
【0039】
そして、凹部15bの壁面15mと取付部11eの側面11fとの間隙寸法W1を、熱硬化性接着剤5の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にしたので、接着剤5が凹部15bの壁面15mと取付部11eの側面11fとの間に流れ込んでも、接着剤5が凹部15bの壁面15mと取付部11eの側面11fとの間で確実に硬化し、主剤がセパレータレンズ11のレンズ部または保持部材側基準面15eに流入することを阻止することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1のレンズユニットでは、レンズ保持部材の凹部の底面側に形成される保持部材側基準面に、光学レンズの取付部に形成される基準面を当接し、この当接面を接着することなく、光学レンズの基準面の反対側面と凹部の壁面とに跨って熱硬化性の接着剤を塗布することにより接着したので、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することができる。
【0041】
そして、凹部の壁面と取付部の側面との間隙寸法を、熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にしたので、接着剤が凹部の壁面と取付部の側面との間に流れ込んでも、接着剤が凹部の壁面と取付部の側面との間で確実に硬化し、主剤が光学レンズのレンズ部または保持部材側基準面に流入することを阻止することができる。
【0042】
請求項2のレンズユニットでは、凹部の壁面と取付部の側面との間隙寸法を、エポキシ系の接着剤の硬化剤の平均粒径の6倍以上の寸法にしたので、凹部の壁面と取付部の側面との間で主剤と硬化剤とが分離することを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズユニットの第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のレンズユニットを示す分解斜視図である。
【図3】図1のレンズユニットを示す上面図である。
【図4】図1の要部の詳細を示す断面図である。
【図5】本発明に関する実験方法および実験結果を示す説明図である。
【図6】本発明のレンズユニットの第2の実施形態が適用される焦点検出装置を示す断面図である。
【図7】図6のレンズ保持部材とセパレータレンズとを示す断面図である。
【図8】図7のレンズ保持部材とセパレータレンズとを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 光学レンズ
1a レンズ部
1b 取付部
1d,11d 光学レンズ側基準面
1e,11f 側面
3,15 レンズ保持部材
3a,15b 凹部
3d,15e 保持部材側基準面
3e,15m 壁面
5 熱硬化性の接着剤
11 セパレータレンズ
W1 間隙寸法

Claims (2)

  1. 光学レンズをレンズ保持部材に1液性の熱硬化性接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、
    前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面を形成し、
    前記光学レンズの前記取付部の前記基準面の反対側面と、前記凹部の壁面とに跨って前記熱硬化性接着剤を塗布することにより接着してなり、
    前記凹部の壁面と前記取付部の側面との間隙寸法を、前記熱硬化性接着剤の主剤と硬化剤とが分離しないで流れる寸法にしてなることを特徴とするレンズユニット。
  2. 請求項1記載のレンズユニットにおいて、
    前記熱硬化性接着剤は、エポキシ系の接着剤からなり、前記凹部の壁面と前記取付部の側面との間隙寸法を、前記硬化剤の平均粒径の6倍以上の寸法にしてなることを特徴とするレンズユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013142808A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Hoya Corp レンズ保持枠、レンズ接着方法及びレンズ接着構造
JP2015187624A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 ウシオ電機株式会社 光学部材、及び、光学部材の製造方法

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