JP2007310276A - レンズユニットおよびその製造方法、並びにカメラモジュール - Google Patents

レンズユニットおよびその製造方法、並びにカメラモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】レンズとそのレンズを保持するホルダとを含むレンズユニットであって、小型化および高性能化を図れるものを提供すること。
【解決手段】レンズ10は光軸Oの周りに円筒状の外周面11を有する。ホルダ20は、実質的に板状で、この板を厚み方向にレンズ10の外径Dよりも大きい径D,Dをもつ円形に貫通してなるレンズ受け部23を有する。レンズ10の光軸Oがレンズ受け部23の中心軸と実質的に一致する向きに、レンズ10はレンズ受け部23に挿入されている。レンズ10の外周面11とレンズ受け部23の内周面24,25との間の隙間28,27に、この隙間28,27に収まるように、レンズ10とホルダ20とを接着する接着剤30が設けられている。
【選択図】図1

Description

この発明はレンズユニット、より詳しくは、レンズとそのレンズを保持するホルダとを含むレンズユニットに関する。
また、この発明は、そのようなレンズユニットを製造するレンズユニットの製造方法に関する。
また、この発明は、そのようなレンズユニットを構成要素として備えたカメラモジュールに関する。
デジタルスチルカメラや携帯電話用カメラなどのカメラモジュールは、レンズ、そのレンズを保持するホルダ、CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)型撮像素子、駆動モータなどの多数の部材で構成されている。
例えば図4に示す一般的な例では、レンズ60と、そのレンズ60を保持する板状のホルダ70とが、接着剤80によって接着されている。レンズ60の外径とホルダ70の貫通孔71の内径とは同じに設定されて、レンズ60はホルダ70に対して、位置誤差で数十μmのオーダ、角度誤差で数分のオーダといった非常に微小な精度で位置決めされている。
また、特許文献1(特開昭59−104612号公報)に記載の例では、図5に示すように、レンズ110と、レンズ110の外径D11よりも大きな内径D12を有する略円筒状のホルダ120とを備えている。組み立て時には、レンズ110をホルダ120に挿入後、レンズ110の外壁111とホルダ120の内壁121との間の隙間に接着剤130を注入し硬化させて、レンズ110をホルダ120に固定している。
また、特許文献2(特開2005−92141号公報)に記載の例では、図6に示すように、レンズ210と、Oリング230と、略円筒状のホルダ220と、枠240を備えている。組み立て時には、レンズ210の外周溝211にOリング230を嵌合し、それらをホルダ220に挿入し、枠240で押さえている。Oリング240は、レンズ210の外周溝211とホルダ220の内壁221とに押圧された状態になっている。
特開昭59−104612号公報 特開2005−92141号公報
近年のカメラモジュールの小型化や高性能化に伴い、その部材についても小型化(部材間のスペースの低減を含む。)や高性能化が求められている。
しかしながら、図4に示した例では、ホルダ70の表面上で接着剤80が盛り上がっている。このため、他部材90が接着剤80に当接して干渉するおそれがあり、部材間のスペースを低減することができない。
また、図5に示した例では、レンズ110とホルダ120との間の隙間に注入した接着剤130が漏れ出さないよう、下方に受け部122を形成する必要がある。このため、かえって部材が大型化する。
さらに、図6に示した例では、Oリング240の弾性力が応力としてレンズ210およびホルダ220に加わる。このため、組み立て時にレンズ210およびホルダ220が変形して、組み立て精度が低下する。また、組み立て後にも、部材間の応力を解放するように部材の組み付け姿勢が変化して、組み立て精度が低下する。この結果、これらの部材を備えたカメラモジュールの耐環境性が低下する。この応力による弊害は、ホルダ220の形状が非対称的であるとき特に大きくなり、例えばホルダ220の内壁221がテーパを有する場合、ホルダ220に反りが生じる。
そこで、この発明の課題は、レンズとそのレンズを保持するホルダとを含むレンズユニットであって、小型化および高性能化を図れるものを提供することにある。
また、この発明の課題は、そのようなレンズユニットを製造するレンズユニットの製造方法を提供することにある。
また、この発明は、そのようなレンズユニットを構成要素として備えたカメラモジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のレンズユニットは、
光軸の周りに円筒状の外周面を有するレンズと、
実質的に板状で、この板を厚み方向に上記レンズの外径よりも大きい径をもつ円形に貫通してなるレンズ受け部を有するホルダと
を備え、
上記レンズの光軸が上記レンズ受け部の中心軸と実質的に一致する向きに、上記レンズは上記レンズ受け部に挿入されており、
上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面との間の隙間に、この隙間に収まるように、上記レンズとホルダとを接着する接着剤が設けられていることを特徴とする。
この発明のレンズユニットでは、上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面との間の隙間に、この隙間に収まるように、上記レンズとホルダとを接着する接着剤が設けられている。したがって、このレンズユニットは小型に構成される。また、このレンズユニットが例えばカメラモジュールに組み込まれた場合、他部材が上記接着剤に当接して干渉するおそれが無い。したがって、部材間のスペースを低減することができ、カメラモジュールの小型化を推進できる。
また、このレンズユニットでは、上記レンズ受け部の内径は上記レンズの外径よりも大きいので、組み立て時に上記レンズとホルダとが直接応力を及ぼし合うことが無い。また、組み立て後に上記接着剤を介して上記レンズやホルダが受ける応力は、Oリングを用いる場合(図6の従来例)の応力に比して少なくすることができる。したがって、このレンズユニットでは、組み立て精度が改善される。したがって、このレンズユニットが例えばカメラモジュールに組み込まれた場合、カメラモジュールの高性能化、特に耐環境性の向上を図ることができる。
一実施形態のレンズユニットでは、上記ホルダの上記レンズ受け部は、上記レンズの外周面に対して所定寸法の隙間をなす主部と、この主部に連なって上記板の両面のうち一方の面の側に形成され、上記レンズの外周面に対する上記隙間を広げる向きに拡張された溝部とを有することを特徴とする。
この一実施形態のレンズユニットでは、このレンズユニットの組み立て時に、上記溝部が作る隙間に未硬化の接着剤を注入する。これにより、上記未硬化の接着剤の流動性を利用して、上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面との間の隙間に、全周に渡って未硬化の接着剤を充填することができる。その後、上記未硬化の接着剤を硬化させる。このようにした場合、このレンズユニットの組み立ての作業が容易に行われる。
一実施形態のレンズユニットでは、上記溝部は、上記レンズ受け部の内周面の全周に渡って設けられていることを特徴とする。
この一実施形態のレンズユニットでは、上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面との間の隙間に、全周に渡って未硬化の接着剤を充填する作業が容易に行われる。
一実施形態のレンズユニットでは、上記接着剤は、上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面とが対向する隙間に、全周に渡って充填されていることを特徴とする。
この一実施形態のレンズユニットでは、上記接着剤は、上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面とが対向する隙間に、全周に渡って充填されている。つまり、上記レンズとホルダとの間の隙間が封じられている。したがって、このレンズユニットが例えばカメラモジュールに組み込まれた場合、そのカメラモジュールの密閉性を向上して、防塵性、防水性を向上させることができる。
一実施形態のレンズユニットでは、上記ホルダおよび上記接着剤は可視光を遮断する性質を有することを特徴とする。
この一実施形態のレンズユニットでは、上記ホルダおよび上記接着剤は可視光を遮断する性質を有するので、上記ホルダおよび上記接着剤を光が透過しない。したがって、上記レンズを通して所望の光のみを通過させることができる。したがって、このレンズユニットが例えばカメラモジュールに組み込まれた場合、カメラモジュールの光学特性を改善でき、高性能化を図ることができる。また、外部からカメラモジュール内部を見えなくして美観を保つことができる。
この発明のレンズユニットの製造方法は、上記発明のレンズユニットを製造するレンズユニットの製造方法であって、
上記レンズの光軸が上記レンズ受け部の中心軸と実質的に一致する向きに、上記レンズを上記レンズ受け部に挿入し、
上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面とが対向する隙間に、この隙間に収まるように未硬化の接着剤を注入し、
上記接着剤を硬化させて、上記レンズとホルダとを接着することを特徴とする。
この発明のレンズユニットの製造方法によれば、上記発明のレンズユニットが容易に組み立てられる。
一実施形態のレンズユニットの製造方法は、上記レンズの外径をD、上記レンズ受け部の内径をD、上記ホルダをなす板の厚みをh、上記未硬化の接着剤の密度をρ、上記未硬化の接着剤の表面張力をT、重力加速度をgとそれぞれしたとき、
−D<4T/hρg
なる関係が満たされていることを特徴とする。
この一実施形態のレンズユニットの製造方法では、上記未硬化の接着剤が上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面との間の隙間に充填された際に、上記関係が満たされていることにより、上記未硬化の接着剤が自重で下方に流れ落ちることがない。したがって、レンズユニットの組み立てが容易になる。
この発明のカメラモジュールは、上記レンズユニットが組み込まれたカメラモジュールである。
上記レンズユニットが小型に構成されることから、この発明のカメラモジュールも小型に構成される。また、このカメラモジュールに組み込まれた上記レンズユニットの上記接着剤に、他部材が当接して干渉するおそれが無い。したがって、部材間のスペースを低減することができ、カメラモジュールの小型化を推進できる。また、既述のように、Oリングを用いる場合に比して、上記レンズユニットの組み立て精度が改善される。したがって、カメラモジュールの高性能化、特に耐環境性の向上を図ることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は一実施形態のレンズユニット1の断面構造を示し、図2はそのレンズユニット1を上方からみたところを示している。
図1に示すように、レンズユニット1は、レンズ10とそのレンズ10を保持するホルダ20とを含んでいる。
レンズ10は、この例では透明プラスチック材からなる片凸レンズであり、図2中に示すように平面形状が円形になっている。図1中に示すように、このレンズ10は、光軸O(図示の組み立て状態では、レンズユニット1の光軸と実質的に一致している。)の周りに円筒状の外周面11を有している。レンズ10の外径はDで表されている。
ホルダ20は、この例では黒色アルマイト処理されたアルミニウム材からなる略矩形の板状のものであり、図3に示すように、この板の両面21,22間を円形に貫通してなるレンズ受け部23を有している。
レンズ受け部23は、図1中に示すように、レンズ10の外径Dよりも若干寸法だけ大きい内径D(>D)をもつ主部24と、この主部24に連なって上面側(図1において)に形成され、その内径Dよりも拡張された内径Dをもつ溝部25とを含んでいる(なお、図3中の符号26は溝部25の底を表している。)。つまり、図1中に示すように、レンズ10の外周面11に対して主部24が作る隙間28に比して、レンズ10の外周面11に対して溝部25が作る隙間27は、径方向に拡張されている。この溝部25は、後述の接着剤を充填する作業が容易になるように、レンズ受け部23の内周面の全周に渡って設けられている。
レンズ10の外周面11とレンズ受け部23の内周面24,25との間の隙間28,27に、この隙間28,27に収まるように、レンズとホルダとを接着する接着剤30が充填され、硬化されている。この接着剤30は、例えばセメダイン社のスーパーXブラックなどの黒色のものからなり、可視光域に対し透過率が小さい遮光性のものである。この接着剤30により、隙間28を通過しようとする迷光を遮断することができる。
このレンズユニット1は、次のようにして作製される。
i)まず、図1中に示すように、この作業は、図示しない台上にホルダ20を載置し、レンズを仮固定レンズ10の凸面を上方へ向けた姿勢で、レンズ10の光軸Oがレンズ受け部23の中心軸と実質的に一致するように、レンズ10をレンズ受け部23に挿入する。これにより、ホルダ20とレンズ10とを仮固定する。
このとき、レンズ10の外径D、レンズ受け部23の内径Dについては、
>D …(1)
なる関係が満たされているので、レンズ10をレンズ受け部23に容易に挿入することができる。つまり、レンズ10に荷重をかけてレンズ受け部23を拡大させながら押し込むような必要は無い。また、レンズ10とホルダ20とが直接応力を及ぼし合うことが無い。したがって、このレンズユニットの組み立て精度を改善できる。
ii)次に、上方から、レンズ10の外周面11に対して溝部25が作る隙間27に、未硬化の接着剤30を注入する。これにより、未硬化の接着剤30の流動性を利用して、レンズ10の外周面11とレンズ受け部23の内周面24,25との間の隙間28,27の全周に渡って未硬化の接着剤30を充填する。
ここで、レンズ受け部23の溝部25が作る隙間27は主部24が作る隙間28に比して径方向に拡張されているので、主部24が作る隙間28に直接未硬化の接着剤30を注入する作業に比して、溝部25が作る隙間27に未硬化の接着剤30を注入する作業は容易に行われる。
また、溝部25はレンズ受け部23の内周面の全周に渡って設けられているので、例えば様々な方位(図2の平面視で)から少量ずつ接着剤30を注入することにより、未硬化の接着剤30を全周に渡って充填する作業が容易になる。
また、未硬化の接着剤30のトータルの注入量は、レンズ10の外周面11とレンズ受け部23の内周面24,25との間の隙間28,27の全容積を基準にして、注入された接着剤30が隙間28,27に収まるように設定しておく。これにより、レンズ10の外周面11とレンズ受け部23の内周面24,25との間の隙間28,27から接着剤30がはみ出すのを防止できる。
また、レンズ10の外径をD、レンズ受け部23の内径をD、ホルダ20をなす板材の厚みをh、未硬化の接着剤30の密度をρ、その接着剤30の表面張力をT、重力加速度をg(=9.8m/s)とそれぞれしたとき、
−D<4T/hρg …(2)
なる関係が満たされるように設定しておく。これにより、隙間28,27の全域が未硬化の接着剤30で満たされた場合でも、その接着剤30の表面張力により、その接着剤30が自重で下方へ流れ落ちるのを防止できる。ただし、式(2)では、接着剤30と、レンズ10の外周面およびレンズ受け部23の内周面との間の粘着条件は、常に成り立つものとしている。
例えば未硬化の接着剤30の密度ρが1.5g/cm、その接着剤30の表面張力Tが5mN/m、ホルダ20をなす板の厚みが3mmであるとき、レンズ受け部の内径Dとレンズの外径Dの差を0.45mmより小さく設定しておけば、式(2)の関係は満たされる。したがって、そのようにした場合、未硬化の接着剤30が自重で下方へ流れ落ちるのを防止できる。これにより、レンズユニットの組み立てが容易になる。
iii)その後、未硬化の接着剤30を硬化させる。これにより、レンズ10とホルダ20とを接着する。
このようにして、レンズユニット1を作製した場合、硬化された接着剤30は、レンズ10の外周面11とレンズ受け部23の内周面24,25との間の隙間28,27に収まった状態で仕上がる。つまり、このレンズユニット1では、図4に示した従来例とは異なり、接着剤30がホルダ20の上面よりも上方へ盛り上がっていない。したがって、このレンズユニットは小型に構成される。
また、このレンズユニット1が組み込まれたカメラモジュールでは、他部材が接着剤30に当接して干渉するおそれが無い。したがって、部材間のスペースを低減することができ、カメラモジュールの小型化を推進できる。
また、既述のように、このレンズユニット1では、レンズ10とホルダ20とが直接応力を及ぼし合うことが無い。したがって、組み立て時にレンズ10およびホルダ20が変形して、組み立て精度が低下することがない。また、組み立て後に接着剤30を介してレンズ10やホルダ20が受ける応力は、Oリングを用いる場合(図6の従来例)の応力に比して少なくすることができる。したがって、組み立て後に、部材間の応力を解放するように部材の組み付け姿勢が変化するのを防止できる。これらの結果、このレンズユニット1では、組み立て精度が改善される。
したがって、このレンズユニット1が組み込まれたカメラモジュールでは、カメラモジュールの高性能化、特に耐環境性の向上を図ることができる。
また、このレンズユニット1では、レンズ10の外周面11とレンズ受け部23の内周面24とが対向する隙間28に接着剤30全周に渡って充填されているので、レンズ10とホルダ20との間の隙間28が封じられている。したがって、このレンズユニット1が組み込まれたカメラモジュールでは、密閉性が向上して、防塵性、防水性を向上させることができる。
また、このレンズユニット1では、ホルダ20および接着剤30は黒色で可視光を遮断する性質を有するので、レンズ10を通して所望の光のみを通過させることができる。したがって、このレンズユニット1が組み込まれたカメラモジュールでは、光学特性を改善でき、高性能化を図ることができる。また、外部からカメラモジュール内部を見えなくして美観を保つことができる。
この発明の一実施形態のレンズユニットの断面構造を示す図である。 上記レンズユニットを上方からみたところを示す図である。 上記レンズユニットの構成要素であるホルダの断面構造を示す図である。 従来のレンズユニットの断面構造を例示する図である。 従来の別のレンズユニットの断面構造を例示する図である。 従来のさらに別のレンズユニットの断面構造を例示する図である。
符号の説明
1 レンズユニット
10 レンズ
20 ホルダ
23 レンズ受け部
24 主部
25 溝部
27,28 隙間
30 接着剤

Claims (8)

  1. 光軸の周りに円筒状の外周面を有するレンズと、
    実質的に板状で、この板を厚み方向に上記レンズの外径よりも大きい径をもつ円形に貫通してなるレンズ受け部を有するホルダと
    を備え、
    上記レンズの光軸が上記レンズ受け部の中心軸と実質的に一致する向きに、上記レンズは上記レンズ受け部に挿入されており、
    上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面との間の隙間に、この隙間に収まるように、上記レンズとホルダとを接着する接着剤が設けられていることを特徴とするレンズユニット。
  2. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    上記ホルダの上記レンズ受け部は、上記レンズの外周面に対して所定寸法の隙間をなす主部と、この主部に連なって上記板の両面のうち一方の面の側に形成され、上記レンズの外周面に対する上記隙間を広げる向きに拡張された溝部とを有することを特徴とするレンズユニット。
  3. 請求項2に記載のレンズユニットにおいて、
    上記溝部は、上記レンズ受け部の内周面の全周に渡って設けられていることを特徴とするレンズユニット。
  4. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    上記接着剤は、上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面とが対向する隙間に、全周に渡って充填されていることを特徴とするレンズユニット。
  5. 請求項1に記載のレンズユニットにおいて、
    上記ホルダおよび上記接着剤は可視光を遮断する性質を有することを特徴とするレンズユニット。
  6. 請求項1に記載のレンズユニットを製造するレンズユニットの製造方法であって、
    上記レンズの光軸が上記レンズ受け部の中心軸と実質的に一致する向きに、上記レンズを上記レンズ受け部に挿入し、
    上記レンズの外周面と上記レンズ受け部の内周面とが対向する隙間に、この隙間に収まるように未硬化の接着剤を注入し、
    上記接着剤を硬化させて、上記レンズとホルダとを接着することを特徴とするレンズユニットの製造方法。
  7. 請求項6に記載のレンズユニットの製造方法において、
    上記レンズの外径をD、上記レンズ受け部の内径をD、上記ホルダをなす板の厚みをh、上記未硬化の接着剤の密度をρ、上記未硬化の接着剤の表面張力をT、重力加速度をgとそれぞれしたとき、
    −D<4T/hρg
    なる関係が満たされていることを特徴とするレンズユニットの製造方法。
  8. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載のレンズユニットが組み込まれたカメラモジュール。
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