JP2012098429A - 光学系レンズユニット及びその接着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】IRカットフィルタと後方遮光部材の接着工程を同時に行い、接着工程を削減するとともに、鏡筒の高さを可及的に低く抑えて光学系レンズユニットの低背化を図る。
【解決手段】鏡筒2の開口部からプラスチックレンズ10、後方遮光部材15を挿入し、後方遮光部材15の載置面17にIRカットフィルタ25を載置し、立ち上り部18によってIRカットフィルタ25の周縁を位置決めする。立ち上り部18の間に形成する凹部19に接着剤Dを充填する。凹部19内に充填された接着剤Dが後方遮光部材15と鏡筒2に跨って充填され、接着剤Dが硬化すると、鏡筒2に後方遮光部材15、IRカットフィルタ25が同時に接着固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)等の小型で薄型の電子機器に用いられる光学系レンズにおいて、レンズユニットの後方にIRカットフィルタと後方遮光部材を備えた光学系レンズユニット及びその接着方法に関する。
近年、撮像装置を備えた携帯端末の市場の拡大に伴い、撮像装置には高画素数で小型の固体撮像素子が搭載されており、このような撮像素子の小型化・高画素化に対応して例えば、特許文献1,2で示すように、複数枚のレンズで構成した光学系レンズユニットが一般化している。このような鏡筒にレンズを組み込んだ光学系レンズユニットは、例えば特許文献3あるいは特許文献4などに示すように、ホルダに組み付けられ、そのホルダにCCD型イメージセンサやCMOS型イメージセンサ等の固体撮像素子を実装した回路基板やIRカットフィルタを組付けて最終的に小型カメラモジュールとしてパッケージ化している。
特開2002−82272号公報 特開2006−284788号公報 特開2007−67978号公報 特開2007−181044号公報
ところで、特許文献3、特許文献4などに示す光学系レンズユニットは、鏡筒を組み込むホルダに固体撮像素子を実装した回路基板と共にIRカットフィルタが組み込まれているが、近年、レンズを組み込む鏡筒にIRカットフィルタや固体撮像素子に入射する不要光を遮ってゴーストやフレアの発生を抑えるための後方遮光部材を集約的に組み込んでパッケージ化した光学系レンズユニットも知られている。
前記IRカットフィルタと後方遮光部材を光学系レンズユニットの鏡筒に固定する場合、例えば、図9に示すように、鏡筒100にレンズRを収納した後、レンズRの周縁部に後方遮光部材101を密着させるようにして装着し、さらに後方遮光部材101に密着するようIRカットフィルタ102を装着する構成において、これら後方遮光部材101とIRカットフィルタ102の接着工程は、それぞれ別工程で行われていた。すなわち、鏡筒100に後方遮光部材101用の接着剤dを充填した後、一旦、その接着剤dを硬化させて後方遮光部材101を固定した後、鏡筒100にIRカットフィルタ102を装着し、IRカットフィルタ102用の接着剤d1を充填するという工程のため、接着工程の工数が増えてしまい、製造コストの観点からしても、問題があった。さらに、後方遮光部材101やIRカットフィルタ102を接着する接着剤d,d1は流動性を備えているため鏡筒100に充填された接着剤d,d1がIRカットフィルタ102や後方遮光部材101の周縁に沿って流れ、部分的に接着剤d,d1の量が多い部分と少ない部分が存在するなど、接着剤d,d1の量が不均一となる場合もあるため、接着剤d,d1の量を正確に管理する必要があり、接着工程も煩雑なものであった。
また、鏡筒100にIRカットフィルタ102を接着させるには、IRカットフィルタ102の接着領域を確保する必要がある。従来、鏡筒100にIRカットフィルタ102を接着する際の接着領域は、図9に示すように、鏡筒100の下端部をIRカットフィルタ102より像側へ長く延ばすことによってIRカットフィルタ102の接着領域を確保していた。しかし、近年、携帯電話などの携帯型端末は、益々、薄型化され、携帯型端末に搭載される光学系レンズユニットも極力、低背化(薄型化)が求められており、図9に示すような、IRカットフィルタ102から鏡筒100の下端部を像側に延ばす構造では、鏡筒100の低背化、ひいては光学系レンズユニットの低背化を阻害する要因となってしまう。
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたものであり、IRカットフィルタと後方遮光部材の接着工程を同時に行うことができるとともに、鏡筒の高さを可及的に低く抑えて光学系レンズユニットの低背化(薄型化)を可能とし、かつ、接着部の溜り部に接着剤を均一に充填することができる光学系レンズユニット及びその接着方法を提供することを目的とする。
請求項1の光学系レンズユニットは、鏡筒内にレンズを収納するとともに、このレンズの像側に後方遮光部材、IRカットフィルタの順に挿入し、この後方遮光部材とIRカットフィルタを前記鏡筒の内周面に接着固定する光学系レンズユニットにおいて、前記後方遮光部材は前記IRカットフィルタを保持する保持手段を備え、この保持手段に前記IRカットフィルタと前記鏡筒の内周面に跨る前記接着剤の溜り部を形成したことを特徴とする。
請求項1の光学系レンズユニットによれば、後方遮光部材の保持手段に形成する溜り部に接着剤を充填することによって、接着剤がIRカットフィルタと鏡筒の内周面に跨って充填され、IRカットフィルタと後方遮光部材とが同時に鏡筒の内周面に接着固定される。
請求項2の光学系レンズユニットは、前記保持手段が、前記後方遮光部材の像側に位置する前記IRカットフィルタの載置面と、この載置面から突設して前記IRカットフィルタの周縁部を位置決めする複数の立ち上り部とで構成され、この立ち上り部間に位置した凹部を形成するとともに、この凹部と前記鏡筒の下端部内周面とが連通して前記接着剤の溜り部として機能することを特徴とする。
請求項2の光学系レンズユニットによれば、後方遮光部材の周縁部に立ち上り部を形成することによって、IRカットフィルタが、後方遮光部材の載置面に位置決めして保持される。そして、立ち上り部間に形成する凹部内に接着剤を充填することによって、凹部に臨むIRカットフィルタの周縁部と鏡筒の下端部内周面との間に接着剤が充填され、この接着剤が硬化することによって、IRカットフィルタと後方遮光部材とが鏡筒の内周面に同時に接着固定される。
請求項3の光学系レンズユニットは、前記後方遮光部材の物体側に複数の段差溝を形成し、この段差溝と前記鏡筒の下端部内周面とを前記後方遮光部材と前記鏡筒の隙間を介して連通させたことを特徴とする。
請求項3の光学系レンズユニットによれば、立ち上り部間に形成する凹部内に接着剤を充填することによって、凹部に臨むIRカットフィルタの周縁部と鏡筒の下端部内周面との間に接着剤が充填され、さらに、後方遮光部材と鏡筒との隙間を通って段差溝内に接着剤が充填される。
請求項4の光学系レンズユニットの接着方法は、鏡筒内にレンズを収納するとともに、このレンズの像側に後方遮光部材、IRカットフィルタの順に挿入し、前記後方遮光部材に形成する保持手段にIRカットフィルタを位置決めし、前記保持手段に形成する溜り部に接着剤を充填することによって、接着剤がIRカットフィルタの周縁と前記鏡筒の内周面との間に溜まり、接着剤が硬化することによって、前記鏡筒の内周面に後方遮光部材とIRカットフィルタを接着固定されることを特徴とする。
請求項4の光学系レンズユニットの接着方法によれば、保持手段に形成する溜り部に接着剤を充填することにより、接着剤がIRカットフィルタの周縁と前記鏡筒の内周面との間に溜まり、その接着剤が硬化することによって、前記鏡筒の内周面に後方遮光部材とIRカットフィルタが同時に接着固定される。
請求項5の光学系レンズユニットの接着方法は、前記保持手段として、前記後方遮光部材の像側に位置する前記IRカットフィルタの載置面と、この載置面から突設して前記IRカットフィルタの周縁部を位置決めする複数の立ち上り部とを設け、この凹部内に接着剤を充填した際、前記立ち上り部が接着剤の流動を規制する障壁として機能することを特徴とする。
請求項5の光学系レンズユニットの接着方法によれば、凹部内に接着剤を充填すると、凹部は立ち上り部によって隔てられているため、立ち上り部が障壁となって、接着剤の流動が規制され、その結果、接着剤は後方遮光部材とIRカットフィルタの周りに均一に滞留する。
本発明によれば、後方遮光部材にIRカットフィルタを保持した状態で保持手段に形成する溜り部に接着剤を充填することによって、IRカットフィルタと鏡筒との間に跨るように接着剤が充填される。この接着剤が硬化することによって、同時に後方遮光部材とIRカットフィルタを鏡筒に接着固定することができる。これにより、IRカットフィルタの接着工程を省いて、後方遮光部材とIRカットフィルタを一つの工程で鏡筒に固定できるため、接着作業工程の簡略化により製造コストを抑制することが可能となる。
また、溜り部となる凹部が立ち上り部によって隔てられており、立ち上り部が障壁となって、接着剤の流動を規制することができる。これにより、凹部内の接着剤が流出することなく、後方遮光部材とIRカットフィルタの周縁に均一に滞留し、部分的に接着剤が多い、あるいは少ないといった不均一な状態を回避することができるため、後方遮光部材とIRカットフィルタの接着強度を高めることができる。
さらに、凹部内に充填される接着剤が後方遮光部材と鏡筒との隙間を通って段差溝内にも充填され、接着強度も一層、向上する。また、鏡筒の下端部をIRカットフィルタより像側へ長く延ばしてIRカットフィルタの接着領域を確保する必要もないため、鏡筒の高さを可及的に低く抑えて光学系レンズユニットの低背化を図ることがきる。
実施例1を示す光学系レンズユニットを接着剤の溜り部で切断した部分断面図である。 同上、光学系レンズユニットを立ち上り部で切断した断面図である。 同上、後方遮光部材を物体側から見た斜視図である。 同上、後方遮光部材を像側から見た斜視図である。 同上、後方遮光部材を示し、図5(a)は物体側からみた正面図、図5(b)は側面図、図5(c)は像側からみた底面図である。 同上、光学系レンズユニットの斜視図である。 同上、像側から見た光学系レンズユニットの斜視図である。 実施例2を示す光学系レンズユニットの断面図である。 従来例を示す光学系レンズユニットの断面図である。
以下、本発明の実施例1を図1から図7を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1を示す光学系レンズユニットの断面図を示しており、同図において、1は光学系レンズユニットであり、鏡筒2と、この鏡筒2内に収納されるプラスチックレンズ10と、後方遮光部材15と、IRカットフィルタ25とで構成されている。
前記鏡筒2は全体として上下を開口した円筒状の周壁部3と、周壁部3の一端開口部周縁(図1において上面側)から内方に向かって一体形成する光軸Sに対して垂直な受け面3aとで構成され、前記周壁部3の外周面にカメラモジュールのホルダ(図示せず)に螺着するためのネジ部4を形成している。
前記鏡筒2内に配置する前記プラスチックレンズ10は、レンズ部10Aと、そのレンズ部10Aの最大有効径の外側に位置するフランジ状のコバ部10Bとから構成され、コバ部10Bの物体側(図1において上面側)に前記受け面3aと当接する当接面14を形成している。なお、図1では、鏡筒2内に一枚のプラスチックレンズ10を収納した例を示しているが、例えば2枚以上のプラスチックレンズを鏡筒2内に収納してよく、特にプラスチックレンズ10の枚数は限定されない。また、鏡筒2内に組み込むレンズの材質としてプラスチックレンズ10を組み込んだ例を示しているがガラスレンズでも良く、特にレンズの材質は限定されない。
後方遮光部材15は、コバ部10Bの像側(図1において下面側)に当接させて鏡筒内部のレンズを光軸方向に保持するとともに、撮像素子(図示せず)に到達する不要な光を遮光してゴーストやフレアの発生を抑えるものであり、この後方遮光部材15の像側に前記IRカットフィルタ25の保持手段としてIRカットフィルタ25を位置決めする逆L字状の段部16が形成されている。段部16は、IRカットフィルタ25を載置する載置面17と、この載置面17からリブ状に突設する複数の立ち上り部18とからなり、載置面17に載置した前記IRカットフィルタ25の周縁部を複数の立ち上り部18で位置決めしている。また、前記各立ち上り部18の間には、前記IRカットフィルタ25の周縁部と前記鏡筒2の内周面と間を連通する複数の凹部19が形成され、前記鏡筒2の内周面には前記各凹部19に臨むテーパ面21が形成されている。さらに、前記プラスチックレンズ10と当接する前記後方遮光部材15の物体側には複数の段差溝22が形成され、各立ち上り部18の間に位置する凹部19と鏡筒2のテーパ面21及び後方遮光部材15の段差溝22によって接着剤Dの溜り部23が形成される。すなわち、立ち上り部18が存在しない各凹部19が前記IRカットフィルタ25の周縁部と鏡筒2の内周面とに跨って形成され、後方遮光部材15と鏡筒2との隙間を介して凹部19と段差溝22とが連通し、凹部19に充填した接着剤Dは、これら凹部19と後方遮光部材15と鏡筒2との隙間及び段差溝22内に溜まる。
以上のように構成される本実施例は、鏡筒2を反転させて鏡筒2の像側の開口部からプラスチックレンズ10、後方遮光部材15、IRカットフィルタ25を挿入し、後方遮光部材15の凹部19に接着剤Dを充填したものを示している。凹部19内に充填された接着剤Dは、後方遮光部材15と鏡筒2との隙間を通って段差溝22内に充填され、接着剤Dが硬化することによって鏡筒2にプラスチックレンズ10、後方遮光部材15、IRカットフィルタ25が同時に固定される。これにより、後方遮光部材15、IRカットフィルタ25の接着工程を一つの工程に共通化できる。
以上のように後方遮光部材15にIRカットフィルタ25を位置決め保持する段部16を形成し、この段部16の立ち上り部18間に位置してIRカットフィルタ25と鏡筒2のテーパ面21に跨る凹部19を接着剤Dの溜り部23とすることによって、溜り部23に接着剤Dを充填すれば、鏡筒2に後方遮光部材15とIRカットフィルタ25とを同時に接着固定することができる。これにより、後方遮光部材15とIRカットフィルタ25を一工程にて鏡筒2に固定できるため、接着作業工程を簡略化して製造コストを抑制することが可能となる。また、段部16の立ち上り部18間に接着剤Dの溜り部23となる凹部19を形成することによって図9に示す従来例のように、IRカットフィルタ25からさらに鏡筒2の下端部を像側に延ばす必要もないため、鏡筒2の高さを低く抑えることができ、光学系レンズユニット1の低背化にも付与できる。
また、各凹部19は立ち上り部18によって隔てられており、立ち上り部18が障壁となって、接着剤Dの流動を規制することができる。これにより、各凹部19内の接着剤Dが流出することなく、後方遮光部材15とIRカットフィルタ25の周りに均一に滞留し、部分的に接着剤Dが多い、あるいは少ないといった不均一な状態を回避することができるため、後方遮光部材15とIRカットフィルタ25の接着強度を高めることができる。
さらに、本実施例では、凹部19内に充填する接着剤Dが後方遮光部材15と鏡筒2との隙間を通って段差溝22内に充填され、後方遮光部材15とプラスチックレンズ10との間にも接着剤Dが充填され、より接着強度を高めることができる。
また、後方遮光部材15をプラスチックレンズ10と密着させた状態で後方遮光部材15を接着固定することで、プラスチックレンズ10は後方遮光部材15と受け面3aとで挟着され、後方遮光部材15がプラスチックレンズ10のレンズ押え部材として機能し、1回の接着工程でプラスチックレンズ10と後方遮光部材15及びIRカットフィルタ25を鏡筒2に固定することができ、作業工程がより一層、簡略化されるという付随的効果も得られる。
図8は本発明の実施例2を示しており、前記実施例1と共通する部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
前記実施例1では、IRカットフィルタ25の保持手段として、後方遮光部材15にIRカットフィルタ25を載置する載置面17と、この載置面17からリブ状に突設する複数の立ち上り部18を形成し、この各立ち上り部18の間には接着材Dを充填するための凹部19を形成した例を示したが、本実施例においては、凹部19を省略し、保持手段として後方遮光部材15の像側にIRカットフィルタ25の上端角部を位置決めする逆L字状の段差溝30を形成している。この段差溝30の立ち上り部30aの高さhをIRカットフィルタ25の肉厚Wより低く形成することによって、立ち上がり部30aの下端面30bがIRカットフィルタ25と鏡筒2のテーパ面21に跨る接着剤Dの溜り部31として機能し、溜り部31に接着剤Dを充填することによって、前記実施例1と同様、鏡筒2に後方遮光部材15とIRカットフィルタ25とを同時に接着固定することができるとともに、鏡筒2の高さを低く抑えて光学系レンズユニット1の低背化にも付与できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、レンズ10の形状や枚数あるいは鏡筒2並びに後方遮光部材15の形状といった基本的構成は適宜選定すればよい。
1 光学系レンズユニット
2 鏡筒
3 周壁部
10 プラスチックレンズ
15 後方遮光部材
16 段部(保持手段)
17 載置面(保持手段)
18 立ち上り部(保持手段)
19 凹部
21 テーパ面
22 段差溝
23,31 接着剤の溜り部
25 IRカットフィルタ
30 段差溝(保持手段)
D 接着剤

Claims (5)

  1. 鏡筒内にレンズを収納するとともに、このレンズの像側に後方遮光部材、IRカットフィルタの順に挿入し、この後方遮光部材とIRカットフィルタを前記鏡筒の内周面に接着固定する光学系レンズユニットにおいて、前記後方遮光部材は前記IRカットフィルタを保持する保持手段を備え、この保持手段に前記IRカットフィルタと前記鏡筒の内周面に跨る前記接着剤の溜り部を形成したことを特徴とする光学系レンズユニット。
  2. 前記保持手段が、前記後方遮光部材の像側に位置する前記IRカットフィルタの載置面と、この載置面から突設して前記IRカットフィルタの周縁部を位置決めする複数の立ち上り部とで構成され、この立ち上り部間に位置する凹部を形成するとともに、この凹部と前記鏡筒の下端部内周面とが連通して前記接着剤の溜り部として機能することを特徴とする請求項1記載の光学系レンズユニット。
  3. 前記後方遮光部材の物体側に複数の段差溝を形成し、この段差溝と前記鏡筒の下端部内周面とを前記後方遮光部材と前記鏡筒の隙間を介して連通させたことを特徴とする請求項2記載の光学系レンズユニット。
  4. 鏡筒内にレンズを収納するとともに、このレンズの像側に後方遮光部材、IRカットフィルタの順に挿入し、前記後方遮光部材に形成する保持手段にIRカットフィルタを位置決めし、前記保持手段に形成する溜り部に接着剤を充填することによって、接着剤がIRカットフィルタの周縁と前記鏡筒の内周面との間に溜まり、接着剤が硬化することによって、前記鏡筒の内周面に後方遮光部材とIRカットフィルタが接着固定されることを特徴とする光学系レンズユニットの接着方法。
  5. 前記保持手段として、前記後方遮光部材の像側に位置する前記IRカットフィルタの載置面と、この載置面から突設して前記IRカットフィルタの周縁部を位置決めする複数の立ち上り部とを設け、この凹部内に接着剤を充填した際、前記立ち上り部が接着剤の流動を規制する障壁として機能することを特徴とする請求項4記載の光学系レンズユニットの接着方法。
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