JP2004226804A - レンズユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、光学レンズをレンズ保持部材に接着してなるレンズユニットに関し、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することを目的とする。
【解決手段】光学レンズをレンズ保持部材に接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面と、該保持部材側基準面に対して前記凹部の壁面側に段差状の突部とを形成し、前記光学レンズの前記基準面の反対側面に、窪み状の段差部を前記凹部の壁面側に位置するように形成し、前記光学レンズの段差部上面と前記突部上面とに跨って前記接着剤を塗布することにより接着してなることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】光学レンズをレンズ保持部材に接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面と、該保持部材側基準面に対して前記凹部の壁面側に段差状の突部とを形成し、前記光学レンズの前記基準面の反対側面に、窪み状の段差部を前記凹部の壁面側に位置するように形成し、前記光学レンズの段差部上面と前記突部上面とに跨って前記接着剤を塗布することにより接着してなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学レンズをレンズ保持部材に接着してなるレンズユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラ等に配置される焦点検出装置として、例えば、特開平7−49227号公報に開示されるものが知られている。
【0003】
この公報に開示される焦点検出装置では、光学レンズの係合部が、レンズ保持部材の係合部に接着剤により接着されている。
レンズ保持部材の係合部には、液溜め部が形成され、光学レンズに形成される欠損部に接着剤を注入することにより液溜め部に接着剤が溜められる。
そして、液溜め部に溜まった接着剤は、毛細管現象により光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面に吸い込まれ、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面が接着される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−49227号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の焦点検出装置では、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面が、接着剤により直接接着されるため、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との間に接着剤層が形成され、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することが困難であるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる従来の問題を解決したもので、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することができるレンズユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1のレンズユニットは、光学レンズをレンズ保持部材に接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面と、該保持部材側基準面に対して前記凹部の壁面側に段差状の突部とを形成し、前記光学レンズの前記基準面の反対側面に、窪み状の段差部を前記凹部の壁面側に位置するように形成し、前記光学レンズの段差部上面と前記突部上面とに跨って前記接着剤を塗布することにより接着してなることを特徴とする。
【0008】
請求項2のレンズユニットは、請求項1記載のレンズユニットにおいて、前記接着剤は、熱硬化性接着剤からなり、前記突部上面と前記保持部材側基準面との間隔を、前記光学レンズの段差部と前記取付部の基準面との間隔より大きくしてなることを特徴とする。
請求項3のレンズユニットは、請求項1記載のレンズユニットにおいて、前記接着剤は、紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなり、前記突部上面と前記保持部材側基準面との間隔を、前記光学レンズの段差部と前記取付部の基準面との間隔より小さくしてなることを特徴とする。
【0009】
(作用)
請求項1のレンズユニットでは、レンズ保持部材に形成される凹部に光学レンズの取付部が収容され、レンズ保持部材の凹部の底面に形成される保持部材側基準面に、光学レンズの取付部に形成される基準面が当接される。
そして、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面と、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部とに跨って接着剤を塗布することにより、保持部材側基準面と光学レンズ側基準面とを接着することなく、光学レンズがレンズ保持部材に接着される。
【0010】
請求項2のレンズユニットでは、接着剤に、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性接着剤が使用される。
そして、突部上面と保持部材側基準面との間隔が、光学レンズの段差部と取付部の基準面との間隔より大きくされる。
従って、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置が、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面より下がった位置となり、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性接着剤により強固に固定されることで光学レンズの浮き上がりが阻止される。
【0011】
請求項3のレンズユニットでは、接着剤に、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤が使用される。
そして、突部上面と保持部材側基準面との間隔が、光学レンズの段差部と取付部の基準面との間隔より小さくされる。
従って、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置が、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面より上がった位置となり、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤の弾性(収縮作用)により光学レンズを基準面側に引っ張ることで光学レンズの浮き上がりが阻止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1ないし図3は、本発明のレンズユニットの第1の実施形態を示している。この実施形態では、凸レンズからなる光学レンズ1が、レンズ保持部材3に保持されている。
【0013】
光学レンズ1は、樹脂,ガラス等からなり、レンズ部1aの外周の3箇所に取付部1bが一体形成されている。
取付部1bは、直方体状をしており、レンズ部1aの外周に120度の角度を置いて突出形成されている。
取付部1bの下面は、光学レンズ側基準面1dとされている。
【0014】
レンズ保持部材3は、樹脂からなり、円筒状に形成されている。
レンズ保持部材3の上部には、120度の角度を置いて凹部3aが形成されている。
この凹部3aは、直方体状をしており、レンズ保持部材3の上面3bから内周面3cにかけて開口されている。
【0015】
凹部3aの底面には、光学レンズ1の取付部1bの光学レンズ側基準面1dが当接される保持部材側基準面3dが形成されている。
光学レンズ側基準面1dおよび保持部材側基準面3dは、光学レンズ1の光軸方向の位置決めをする基準面とされている。
そして、この実施形態では、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側面に、窪み状の段差部(段差面)1cが形成されている。
【0016】
この段差部1cは、レンズ保持部材3の凹部3aの壁面側に位置するように形成されている。
また、レンズ保持部材3の基準面3dに対して凹部3aの壁面側には、段差状の突部3eが形成されている。
この実施形態では、光学レンズ1に形成される段差部1cの上面と、レンズ保持部材3に形成される突部3eの上面とは、略同一の高さ位置に位置されている。
【0017】
そして、光学レンズ1の段差部1cの上面と、レンズ保持部材3の突部3eの上面とに跨って接着剤5を塗布することにより光学レンズ1がレンズ保持部材3に接着されている。
上述したレンズユニットは、以下述べるようにして製造される。
先ず、レンズ保持部材3に形成される凹部3aに光学レンズ1の取付部1bを収容して嵌合させ、レンズ保持部材3の凹部3aの底面に形成される保持部材側基準面3dに、光学レンズ1の取付部1bに形成される光学レンズ側基準面1dを当接させる。
【0018】
そして、この状態で、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側の段差部1cの上面と、レンズ保持部材3の突部3eの上面とに跨って接着剤5を塗布することにより、光学レンズ1がレンズ保持部材3に接着される。
上述したレンズユニットでは、レンズ保持部材3の凹部3aの底面に形成される保持部材側基準面3dに、光学レンズ1の取付部1bに形成される光学レンズ側基準面1dを当接し、この当接面を接着することなく、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側面に形成される窪み状の段差部1cの上面と、レンズ保持部材3の凹部3aの壁面側に形成される段差状の突部3eとに跨って接着剤5を塗布したので、基準面の状態が接着剤によって変化することなく、また接着剤硬化後の温度変化等によって歪みが生じることがなくなるほか、接着面積のバラツキが小さくなり、レンズ保持部材3に光学レンズ1をより高い精度で接着することができる。
【0019】
すなわち、例えば、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側面に段差部1cを設けることなくこれを、レンズ保持部材3の凹部3aの壁面側に直接接着剤により接着する場合には、接着剤の不要な盛り上がりや、接着部分以外の流れ出し等による接着面積のバラツキにより精度の高い接着が困難になる。
しかしながら、この実施形態では、光学レンズ1の段差部1cの上面およびレンズ保持部材3の突部3eの上面の面積を所定の面積にすることができるため、接着剤5の量をその面積に対応する最適な量にしておくことにより、接着剤5の不要な盛り上がり、および、接着面積のバラツキが解消され、レンズ保持部材3に光学レンズ1をより高い精度で接着することができる。
【0020】
(第2の実施形態)
図4は、本発明のレンズユニットの第2の実施形態を示しており、この実施形態では、本発明がカメラの焦点検出装置に適用される。
この実施形態では、位相差検出方式の焦点検出装置の光学系を構成するセパレータレンズ11が、絞りマスク13を介して、樹脂からなるレンズ保持部材15に保持されている。
【0021】
レンズ保持部材15には、樹脂からなる傾き調整部材17を介して、センサ保持部材19が配置されている。
センサ保持部材19は、矩形状のセンサパッケージ21の上面を覆って配置されている。
センサ保持部材19の両端には、断面L字状の突出部19aが形成され、この突出部19aが、センサパッケージ21に嵌合され接着剤により接着されている。
【0022】
センサパッケージ21には、例えば、CCDからなる矩形状のセンサ23が配置されている。
図5は、レンズ保持部材15にセパレータレンズ11を組み付けた状態を示しており、図6は、組み付け前の状態を示している。
図6に示すように、レンズ保持部材15は、直方体状をしており、奥側の中央には、コンデンサレンズを通過した被写体からの光を導入する矩形状の開口部15aが形成されている。
【0023】
また、レンズ保持部材15には、セパレータレンズ11を収容して嵌合させる矩形状の凹部15bが形成されている。
この凹部15bの底面15cの隅部には、セパレータレンズ11側に突出する突出部15dが形成されている。
この突出部15dの上面には、保持部材側基準面15eが形成されている。
【0024】
凹部15bの底面15cの開口部15aの近傍には、セパレータレンズ11の位置決め用のボス部15f,15hが形成されている。
そして、この実施形態では、レンズ保持部材15の凹部15bの外側には、仕切壁15iを介して、凹状の円弧面15jが形成されている。
この円弧面15jには、図4に示したように、傾き調整部材17の凸状の円弧面17aが嵌合される。
【0025】
セパレータレンズ11は、樹脂,ガラス等からなり、レンズ周囲の外形が略直方体状に形成されている。
セパレータレンズ11の外形の四隅には、取付部11aが形成され、この取付部11aの底面に、光学レンズ側基準面11bが形成されている。
この光学レンズ側基準面11bは、レンズ保持部材15の凹部15bに形成される保持部材側基準面15eに当接される。
【0026】
そして、この実施形態では、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に、窪み状の段差部(段差面)11cが形成されている。
この段差部11cは、図5に示すように、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に位置するように形成されている。
また、レンズ保持部材15の基準面15eに対して凹部15bの壁面側には、段差状の突部15mが形成されている。
【0027】
そして、この実施形態では、図7に示すように、突部15mの上面と保持部材側基準面15eとの間隔Aが、セパレータレンズ11の段差部11cと光学レンズ側基準面11bとの間隔Bより寸法Δだけ大きくされている。
すなわち、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置が、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より寸法Δだけ低い位置に位置されている。
【0028】
そして、セパレータレンズ11の段差部11cの上面と、レンズ保持部材15の突部15mの上面とに跨って熱硬化性の接着剤5Aを塗布することによりセパレータレンズ11がレンズ保持部材15に接着されている。
この実施形態のレンズユニットでは、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置を、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より低い位置に位置させたので、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性の接着剤5Aにより、セパレータレンズ11の浮き上がりを有効に阻止することができる。
【0029】
(第3の実施形態)
図8は、本発明のレンズユニットの第3の実施形態を示している。
この実施形態では、第2の実施形態において、接着剤に、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなる接着剤5Bが使用されている。
【0030】
そして、この実施形態では、突部15mの上面と保持部材側基準面15eとの間隔Cが、セパレータレンズ11の段差部11cと光学レンズ側基準面11bとの間隔Dより寸法Δだけ小さくされている。
すなわち、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置が、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より寸法Δだけ高い位置に位置されている。
【0031】
そして、セパレータレンズ11の段差部11cの上面と、レンズ保持部材15の突部15mの上面とに跨って硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなる接着剤5Bを塗布することによりセパレータレンズ11がレンズ保持部材15に接着されている。
なお、この実施形態において第2の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】
この実施形態のレンズユニットでは、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置を、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より高い位置に位置させたので、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなる接着剤5Bの弾性(収縮作用)により、基準面11b,15eどうしを互いに密着させる方向の力が作用しセパレータレンズ11の浮き上がりを有効に阻止することができる。
【0033】
なお、第2,第3実施形態で述べたような段差部11cの上面と突部15mの上面との位置関係は、図1に示す段差部1cの上面と突部3eの上面との位置関係に適用してもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1のレンズユニットでは、レンズ保持部材の凹部の底面側に形成される保持部材側基準面に、光学レンズの取付部に形成される光学レンズ側基準面を当接し、この当接面を接着することなく、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面と、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面とに跨って接着剤を塗布したので、基準面の状態が接着剤によって変化することなく、また接着剤硬化後の温度変化等によって歪みが生じることがなくなるほか、接着面積のバラツキが小さくなり、レンズ保持部材に光学レンズをより高い精度で接着することができる。
【0035】
請求項2のレンズユニットでは、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置を、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面の位置より低い位置に位置させたので、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性接着剤により、光学レンズの浮き上がりを有効に阻止することができる。請求項3のレンズユニットでは、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置を、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面の位置より高い位置に位置させたので、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤の弾性により、光学レンズの浮き上がりを有効に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズユニットの第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のレンズユニットを示す分解斜視図である。
【図3】図1のレンズユニットを示す上面図である。
【図4】本発明のレンズユニットの第2の実施形態が適用される焦点検出装置を示す断面図である。
【図5】図4のレンズ保持部材とセパレータレンズとを組み立てた状態を示す斜視図である。
【図6】図4のレンズ保持部材とセパレータレンズとを分解した状態を示す分解斜視図である。
【図7】図5のV−V線に沿う断面図である。
【図8】本発明のレンズユニットの第3の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光学レンズ
1a レンズ部
1b,11a 取付部
1c,11c 段差部
1d,11b 光学レンズ側基準面
3,15 レンズ保持部材
3a,15b 凹部
3d,15e 保持部材側基準面
3e,15m 突部
5,5A,5B 接着剤
11 セパレータレンズ
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学レンズをレンズ保持部材に接着してなるレンズユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラ等に配置される焦点検出装置として、例えば、特開平7−49227号公報に開示されるものが知られている。
【0003】
この公報に開示される焦点検出装置では、光学レンズの係合部が、レンズ保持部材の係合部に接着剤により接着されている。
レンズ保持部材の係合部には、液溜め部が形成され、光学レンズに形成される欠損部に接着剤を注入することにより液溜め部に接着剤が溜められる。
そして、液溜め部に溜まった接着剤は、毛細管現象により光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面に吸い込まれ、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面が接着される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−49227号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の焦点検出装置では、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との接触面が、接着剤により直接接着されるため、光学レンズの係合部とレンズ保持部材の係合部との間に接着剤層が形成され、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することが困難であるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる従来の問題を解決したもので、レンズ保持部材に光学レンズを高い精度で接着することができるレンズユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1のレンズユニットは、光学レンズをレンズ保持部材に接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面と、該保持部材側基準面に対して前記凹部の壁面側に段差状の突部とを形成し、前記光学レンズの前記基準面の反対側面に、窪み状の段差部を前記凹部の壁面側に位置するように形成し、前記光学レンズの段差部上面と前記突部上面とに跨って前記接着剤を塗布することにより接着してなることを特徴とする。
【0008】
請求項2のレンズユニットは、請求項1記載のレンズユニットにおいて、前記接着剤は、熱硬化性接着剤からなり、前記突部上面と前記保持部材側基準面との間隔を、前記光学レンズの段差部と前記取付部の基準面との間隔より大きくしてなることを特徴とする。
請求項3のレンズユニットは、請求項1記載のレンズユニットにおいて、前記接着剤は、紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなり、前記突部上面と前記保持部材側基準面との間隔を、前記光学レンズの段差部と前記取付部の基準面との間隔より小さくしてなることを特徴とする。
【0009】
(作用)
請求項1のレンズユニットでは、レンズ保持部材に形成される凹部に光学レンズの取付部が収容され、レンズ保持部材の凹部の底面に形成される保持部材側基準面に、光学レンズの取付部に形成される基準面が当接される。
そして、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面と、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部とに跨って接着剤を塗布することにより、保持部材側基準面と光学レンズ側基準面とを接着することなく、光学レンズがレンズ保持部材に接着される。
【0010】
請求項2のレンズユニットでは、接着剤に、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性接着剤が使用される。
そして、突部上面と保持部材側基準面との間隔が、光学レンズの段差部と取付部の基準面との間隔より大きくされる。
従って、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置が、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面より下がった位置となり、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性接着剤により強固に固定されることで光学レンズの浮き上がりが阻止される。
【0011】
請求項3のレンズユニットでは、接着剤に、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤が使用される。
そして、突部上面と保持部材側基準面との間隔が、光学レンズの段差部と取付部の基準面との間隔より小さくされる。
従って、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置が、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面より上がった位置となり、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤の弾性(収縮作用)により光学レンズを基準面側に引っ張ることで光学レンズの浮き上がりが阻止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1ないし図3は、本発明のレンズユニットの第1の実施形態を示している。この実施形態では、凸レンズからなる光学レンズ1が、レンズ保持部材3に保持されている。
【0013】
光学レンズ1は、樹脂,ガラス等からなり、レンズ部1aの外周の3箇所に取付部1bが一体形成されている。
取付部1bは、直方体状をしており、レンズ部1aの外周に120度の角度を置いて突出形成されている。
取付部1bの下面は、光学レンズ側基準面1dとされている。
【0014】
レンズ保持部材3は、樹脂からなり、円筒状に形成されている。
レンズ保持部材3の上部には、120度の角度を置いて凹部3aが形成されている。
この凹部3aは、直方体状をしており、レンズ保持部材3の上面3bから内周面3cにかけて開口されている。
【0015】
凹部3aの底面には、光学レンズ1の取付部1bの光学レンズ側基準面1dが当接される保持部材側基準面3dが形成されている。
光学レンズ側基準面1dおよび保持部材側基準面3dは、光学レンズ1の光軸方向の位置決めをする基準面とされている。
そして、この実施形態では、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側面に、窪み状の段差部(段差面)1cが形成されている。
【0016】
この段差部1cは、レンズ保持部材3の凹部3aの壁面側に位置するように形成されている。
また、レンズ保持部材3の基準面3dに対して凹部3aの壁面側には、段差状の突部3eが形成されている。
この実施形態では、光学レンズ1に形成される段差部1cの上面と、レンズ保持部材3に形成される突部3eの上面とは、略同一の高さ位置に位置されている。
【0017】
そして、光学レンズ1の段差部1cの上面と、レンズ保持部材3の突部3eの上面とに跨って接着剤5を塗布することにより光学レンズ1がレンズ保持部材3に接着されている。
上述したレンズユニットは、以下述べるようにして製造される。
先ず、レンズ保持部材3に形成される凹部3aに光学レンズ1の取付部1bを収容して嵌合させ、レンズ保持部材3の凹部3aの底面に形成される保持部材側基準面3dに、光学レンズ1の取付部1bに形成される光学レンズ側基準面1dを当接させる。
【0018】
そして、この状態で、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側の段差部1cの上面と、レンズ保持部材3の突部3eの上面とに跨って接着剤5を塗布することにより、光学レンズ1がレンズ保持部材3に接着される。
上述したレンズユニットでは、レンズ保持部材3の凹部3aの底面に形成される保持部材側基準面3dに、光学レンズ1の取付部1bに形成される光学レンズ側基準面1dを当接し、この当接面を接着することなく、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側面に形成される窪み状の段差部1cの上面と、レンズ保持部材3の凹部3aの壁面側に形成される段差状の突部3eとに跨って接着剤5を塗布したので、基準面の状態が接着剤によって変化することなく、また接着剤硬化後の温度変化等によって歪みが生じることがなくなるほか、接着面積のバラツキが小さくなり、レンズ保持部材3に光学レンズ1をより高い精度で接着することができる。
【0019】
すなわち、例えば、光学レンズ1の光学レンズ側基準面1dの反対側面に段差部1cを設けることなくこれを、レンズ保持部材3の凹部3aの壁面側に直接接着剤により接着する場合には、接着剤の不要な盛り上がりや、接着部分以外の流れ出し等による接着面積のバラツキにより精度の高い接着が困難になる。
しかしながら、この実施形態では、光学レンズ1の段差部1cの上面およびレンズ保持部材3の突部3eの上面の面積を所定の面積にすることができるため、接着剤5の量をその面積に対応する最適な量にしておくことにより、接着剤5の不要な盛り上がり、および、接着面積のバラツキが解消され、レンズ保持部材3に光学レンズ1をより高い精度で接着することができる。
【0020】
(第2の実施形態)
図4は、本発明のレンズユニットの第2の実施形態を示しており、この実施形態では、本発明がカメラの焦点検出装置に適用される。
この実施形態では、位相差検出方式の焦点検出装置の光学系を構成するセパレータレンズ11が、絞りマスク13を介して、樹脂からなるレンズ保持部材15に保持されている。
【0021】
レンズ保持部材15には、樹脂からなる傾き調整部材17を介して、センサ保持部材19が配置されている。
センサ保持部材19は、矩形状のセンサパッケージ21の上面を覆って配置されている。
センサ保持部材19の両端には、断面L字状の突出部19aが形成され、この突出部19aが、センサパッケージ21に嵌合され接着剤により接着されている。
【0022】
センサパッケージ21には、例えば、CCDからなる矩形状のセンサ23が配置されている。
図5は、レンズ保持部材15にセパレータレンズ11を組み付けた状態を示しており、図6は、組み付け前の状態を示している。
図6に示すように、レンズ保持部材15は、直方体状をしており、奥側の中央には、コンデンサレンズを通過した被写体からの光を導入する矩形状の開口部15aが形成されている。
【0023】
また、レンズ保持部材15には、セパレータレンズ11を収容して嵌合させる矩形状の凹部15bが形成されている。
この凹部15bの底面15cの隅部には、セパレータレンズ11側に突出する突出部15dが形成されている。
この突出部15dの上面には、保持部材側基準面15eが形成されている。
【0024】
凹部15bの底面15cの開口部15aの近傍には、セパレータレンズ11の位置決め用のボス部15f,15hが形成されている。
そして、この実施形態では、レンズ保持部材15の凹部15bの外側には、仕切壁15iを介して、凹状の円弧面15jが形成されている。
この円弧面15jには、図4に示したように、傾き調整部材17の凸状の円弧面17aが嵌合される。
【0025】
セパレータレンズ11は、樹脂,ガラス等からなり、レンズ周囲の外形が略直方体状に形成されている。
セパレータレンズ11の外形の四隅には、取付部11aが形成され、この取付部11aの底面に、光学レンズ側基準面11bが形成されている。
この光学レンズ側基準面11bは、レンズ保持部材15の凹部15bに形成される保持部材側基準面15eに当接される。
【0026】
そして、この実施形態では、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に、窪み状の段差部(段差面)11cが形成されている。
この段差部11cは、図5に示すように、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に位置するように形成されている。
また、レンズ保持部材15の基準面15eに対して凹部15bの壁面側には、段差状の突部15mが形成されている。
【0027】
そして、この実施形態では、図7に示すように、突部15mの上面と保持部材側基準面15eとの間隔Aが、セパレータレンズ11の段差部11cと光学レンズ側基準面11bとの間隔Bより寸法Δだけ大きくされている。
すなわち、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置が、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より寸法Δだけ低い位置に位置されている。
【0028】
そして、セパレータレンズ11の段差部11cの上面と、レンズ保持部材15の突部15mの上面とに跨って熱硬化性の接着剤5Aを塗布することによりセパレータレンズ11がレンズ保持部材15に接着されている。
この実施形態のレンズユニットでは、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置を、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より低い位置に位置させたので、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性の接着剤5Aにより、セパレータレンズ11の浮き上がりを有効に阻止することができる。
【0029】
(第3の実施形態)
図8は、本発明のレンズユニットの第3の実施形態を示している。
この実施形態では、第2の実施形態において、接着剤に、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなる接着剤5Bが使用されている。
【0030】
そして、この実施形態では、突部15mの上面と保持部材側基準面15eとの間隔Cが、セパレータレンズ11の段差部11cと光学レンズ側基準面11bとの間隔Dより寸法Δだけ小さくされている。
すなわち、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置が、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より寸法Δだけ高い位置に位置されている。
【0031】
そして、セパレータレンズ11の段差部11cの上面と、レンズ保持部材15の突部15mの上面とに跨って硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなる接着剤5Bを塗布することによりセパレータレンズ11がレンズ保持部材15に接着されている。
なお、この実施形態において第2の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】
この実施形態のレンズユニットでは、セパレータレンズ11の光学レンズ側基準面11bの反対側面に形成される窪み状の段差部11cの上面の位置を、レンズ保持部材15の凹部15bの壁面側に形成される段差状の突部15mの上面の位置より高い位置に位置させたので、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなる接着剤5Bの弾性(収縮作用)により、基準面11b,15eどうしを互いに密着させる方向の力が作用しセパレータレンズ11の浮き上がりを有効に阻止することができる。
【0033】
なお、第2,第3実施形態で述べたような段差部11cの上面と突部15mの上面との位置関係は、図1に示す段差部1cの上面と突部3eの上面との位置関係に適用してもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1のレンズユニットでは、レンズ保持部材の凹部の底面側に形成される保持部材側基準面に、光学レンズの取付部に形成される光学レンズ側基準面を当接し、この当接面を接着することなく、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面と、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面とに跨って接着剤を塗布したので、基準面の状態が接着剤によって変化することなく、また接着剤硬化後の温度変化等によって歪みが生じることがなくなるほか、接着面積のバラツキが小さくなり、レンズ保持部材に光学レンズをより高い精度で接着することができる。
【0035】
請求項2のレンズユニットでは、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置を、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面の位置より低い位置に位置させたので、硬化後の弾性が殆どない熱硬化性接着剤により、光学レンズの浮き上がりを有効に阻止することができる。請求項3のレンズユニットでは、光学レンズの基準面の反対側面に形成される窪み状の段差部上面の位置を、レンズ保持部材の凹部の壁面側に形成される段差状の突部上面の位置より高い位置に位置させたので、硬化後に弾性を有する紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤の弾性により、光学レンズの浮き上がりを有効に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズユニットの第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のレンズユニットを示す分解斜視図である。
【図3】図1のレンズユニットを示す上面図である。
【図4】本発明のレンズユニットの第2の実施形態が適用される焦点検出装置を示す断面図である。
【図5】図4のレンズ保持部材とセパレータレンズとを組み立てた状態を示す斜視図である。
【図6】図4のレンズ保持部材とセパレータレンズとを分解した状態を示す分解斜視図である。
【図7】図5のV−V線に沿う断面図である。
【図8】本発明のレンズユニットの第3の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光学レンズ
1a レンズ部
1b,11a 取付部
1c,11c 段差部
1d,11b 光学レンズ側基準面
3,15 レンズ保持部材
3a,15b 凹部
3d,15e 保持部材側基準面
3e,15m 突部
5,5A,5B 接着剤
11 セパレータレンズ
Claims (3)
- 光学レンズをレンズ保持部材に接着剤により接着してなるレンズユニットにおいて、
前記レンズ保持部材に、前記光学レンズの基準面を有する取付部が収容される凹部を形成するとともに、前記凹部の底面側に前記取付部の基準面が当接される保持部材側基準面と、該保持部材側基準面に対して前記凹部の壁面側に段差状の突部とを形成し、
前記光学レンズの前記基準面の反対側面に、窪み状の段差部を前記凹部の壁面側に位置するように形成し、
前記光学レンズの段差部上面と前記突部上面とに跨って前記接着剤を塗布することにより接着してなることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項1記載のレンズユニットにおいて、
前記接着剤は、熱硬化性接着剤からなり、前記突部上面と前記保持部材側基準面との間隔を、前記光学レンズの段差部と前記取付部の基準面との間隔より大きくしてなることを特徴とするレンズユニット。 - 請求項1記載のレンズユニットにおいて、
前記接着剤は、紫外線硬化型接着剤または弾性接着剤からなり、前記突部上面と前記保持部材側基準面との間隔を、前記光学レンズの段差部と前記取付部の基準面との間隔より小さくしてなることを特徴とするレンズユニット。
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WO2006055642A1 (en) * | 2004-11-19 | 2006-05-26 | Eastman Kodak Company | Castellated optical mounting structure |
JP2007079258A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Sharp Corp | レンズ保持機構体および光学装置 |
WO2014034839A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | コニカミノルタ株式会社 | 内視鏡の先端構造及びその組立方法 |
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- 2003-01-24 JP JP2003015978A patent/JP2004226804A/ja active Pending
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