JP2004229421A - 車両 - Google Patents

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武志 後藤
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    • B60L2270/00Problem solutions or means not otherwise provided for
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Abstract

【課題】マイクロ波を電気エネルギーに変換する車両であって、車室内の環境に与えるマイクロ波の影響を低減する車両を提供する。
【解決手段】本発明による車両1は、樹脂ボデーをもつ車両の車室を覆う部位、例えば屋根部10、ドア12または床部14に、導電フィルム20a、20b、20cを配置することにより、マイクロ波の車室内への透過を阻止することができる。また窓部30やカーテン32も導電フィルムを用いて構成することにより、窓部30の開閉状態に応じてマイクロ波遮断機能をもつ窓部30やカーテン32の動作を制御し、またエネルギー供給設備にマイクロ波送信停止指令を送ることにより、マイクロ波の車室内への透過を阻止することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部からエネルギーを供給される車両に関し、特に外部から供給されるマイクロ波などの無線波を電気エネルギーに変換する車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
地面に設置したマイクロ波送信器や人工衛星などのエネルギー供給設備から、マイクロ波を車両などの移動体に供給し、移動体がマイクロ波を電力変換して電気エネルギーを取得するエネルギー供給システムについての研究が行われている。このエネルギー供給システムによると、移動体は、移動中にマイクロ波を受信できるため、充電のために停止する必要がない。このようなエネルギー供給システムとして、地上にマイクロ波送信アンテナを複数個配列して、電気自動車にマイクロ波を送信する交通システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−271201号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
車両に対してマイクロ波を供給する場合、車両ボデーが例えば樹脂材料などの非導電性材料で構成されていると、マイクロ波が車両ボデーを透過して、車室内の環境に影響を与える可能性がある。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部から供給されるマイクロ波などの無線波が車室内の環境に与える影響を低減した車両を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、外部からの無線波を受信する受信手段と、受信手段で受信した無線波を電気エネルギーに変換する電力変換手段と、電力変換手段により変換された電気エネルギーを利用する車載電気負荷とを備える車両であって、車両ボデーを非導電部材で形成するとともに、車室を覆う部位に導電部材を配置させた車両を提供する。この態様の車両によれば、車室を覆う部位に導電部材を設けることによって無線波が車室内に透過する量を少なくし、無線波が車室内の環境に与える影響を低減することができる。車両ボデーは樹脂材料で形成されるのが好ましい。ボデーを軽い材料で形成することにより、車両の走行により消費されるエネルギー量を低減することができる。これにより、車両の軽量化を実現しながら、無線波の車室内への透過を抑制することが可能となる。
【0007】
車室を覆う部位は、ドア、屋根部または床部であってよい。また車室を覆う部位は窓部であってもよく、導電部材として透明導電フィルムを用いてもよい。これにより、窓の透明性を確保しながら、無線波の車室内の環境に与える影響を低減することができる。
【0008】
受信手段は、導電部材の車両外面側に配置させることができる。導電部材よりも外面側に受信手段を配置することで、受信手段が外部から供給される無線波を効率よく受信することができる。
【0009】
車両は、受信手段が無線波を受信する間、窓部の開方向への動作を抑制する窓動作制御手段を備えてもよい。窓部を開かないようにすることにより、導電部材を含む窓部の無線波遮断機能を発揮させ、無線波の車室内の環境に与える影響を低減することができる。また車両は、受信手段が無線波を受信すると、窓部を閉方向に動作させる窓動作制御手段を備えてもよい。窓部を閉じることにより、窓部の無線波遮断機能を発揮させ、無線波の車室内の環境に与える影響を低減することができる。また車両は、窓部が開いていることを検知すると、無線波を送信している外部に対して送信停止指令を送信する指令送信手段を備えてもよい。無線波の送信を停止させることにより、車室内の環境を保護することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態に係る車両1を示す。車両1は、外部に設けられるエネルギー供給設備(図示せず)から供給されるマイクロ波をレクテナ22で受信して、受信したマイクロ波を電気エネルギーに変換する。レクテナ22は、受電アンテナと整流回路で構成されており、マイクロ波から直接に直流電力を取り出す機能をもつ。レクテナ22で取り出された電気エネルギーはバッテリに充電される。
【0011】
外部のエネルギー供給設備は路面に埋め込まれていてもよく、また路面上に設置されていてもよい。さらに、人工衛星がエネルギー供給設備として車両1にマイクロ波を供給してもよい。路面すなわち車両1の下側からマイクロ波が供給される場合、レクテナ22は車両1の床部14に設けられていれば都合がよく、路面上の路側すなわち車両1の側方からマイクロ波が供給される場合、レクテナ22はドア12など車両1の側面に設けられていれば都合がよい。人工衛星からマイクロ波が供給される場合には、レクテナ22は車両1の屋根部10に設けられていれば都合がよい。図示の例では、マイクロ波が車両1の下方、側方および上方の全ての方向から供給される場合に対応可能なように、レクテナ22が屋根部10、ドア12および床部14の全てに配置されている。例えばマイクロ波が車両1の側方からのみ供給される場合には、車両1の側面にのみレクテナ22が配置されていれば十分と考えられ、エネルギー供給設備の構成に応じて、レクテナ22の取り付け位置が適宜設定される。
【0012】
車両1は、屋根部10、ドア12、床部14、フロントガラス16および窓部30などで覆われる車室を備える。車両1のボデー、すなわち屋根部10、ドア12および床部14などは、例えばFRP(ガラス繊維強化プラスチック)のような樹脂材料で構成されてもよいが、これに限定するものではない。本実施の形態では、ボデーを構成する材料として、走行に伴う消費エネルギーを少なくする観点から、スチールなどの金属よりも軽い非導電材料を用いる。
【0013】
ボデーを樹脂材料から構成した場合、マイクロ波がボデーを透過することとなるが、このとき、車室内の環境に与えるマイクロ波の影響を低減することが好ましい。そのため、本実施の形態の車両1は、車室を覆う部位に導電部材を配置させる。具体的には、屋根部10に導電フィルム20a、ドア12に導電フィルム20b、床部14に導電フィルム20cを配置して、マイクロ波を遮断する。以下、導電フィルム20a、20b、20cを、符号20で代表させることもある。導電フィルム20は、例えばパーマロイ(Fe−Ni)系合金粉末と高分子系結合材からなるマイクロ波シールドシートとして形成されてもよいが、これに限定するものではない。なお、レクテナ22に関して既述したように、導電フィルム20も、必ずしも屋根部10、ドア12および床部14の全てに配置する必要はなく、マイクロ波が透過してくる可能性のある部位に配置すればよい。例えばマイクロ波が車両1の側方からのみ供給され、車両1の側面以外からマイクロ波が透過してくる可能性がない場合には、車両1の側面に導電フィルム20が配置されていれば十分なこともあり、車両1の屋根部10や床部14に配置する必要のない場合もある。
【0014】
レクテナ22は導電フィルム20の車両外面側においてアレイ状に配置される。レクテナ22を外面側に設けることによって、導電フィルム20によりマイクロ波が遮断される前に、マイクロ波を効率的に受信することができる。一方で、導電フィルム20はレクテナ22で受信できなかったマイクロ波を遮断すればよいため、高いレベルのマイクロ波遮断特性を要求されない利点もある。この例では、複数のレクテナ22を屋根部10、ドア12、床部14などの大きい領域に設けるため、マイクロ波を広い面積で受信することが可能となる。この構成によれば、マイクロ波の効率的な受信が可能であるため、エネルギー供給設備における送信エネルギー密度を低く抑えることができ、この点からも車室内の環境の保護性を向上することができる。なお図1では、レクテナ22および導電フィルム20が車両1の外面に設けられているように示されるが、レクテナ22および導電フィルム20を保護するために、外部にむき出しの状態ではなく、樹脂ボデーの内側に組み入れて構成するのが好ましい。
【0015】
窓部30およびフロントガラス16には、乗員の視界を確保するために、透明性の導電フィルムを用いる。なおリアガラスについても、同様に透明性の導電フィルムを用いるのが好ましい。窓部30およびフロントガラス16は、導電フィルムを2枚のガラスで挟持した、いわゆる合わせガラスとして構成されてもよい。また、車室内には導電性材料で形成したカーテン32を設けてもよい。マイクロ波の受信中、外の空気を取り入れるために窓部30を開けた状態であっても、カーテン32を閉めることによりマイクロ波を遮断することができる。図示の例では、カーテン32が後部座席側の窓部30のみに設けられているが、全ての窓部30に設けられるのが好ましい。送受信器40は、エネルギー供給設備の送受信器との間で通信を行う。
【0016】
図2(a)は、車両1の上面図を示す。車両1の屋根部10のほぼ全面に導電フィルム20aおよび複数のレクテナ22が配置される。上方からマイクロ波が供給される場合には、複数のレクテナ22がマイクロ波を受信して電気エネルギーに変換し、導電フィルム20aが、レクテナ22により受信されなかったマイクロ波を遮断して、車室内へのマイクロ波の透過を阻止する。
【0017】
図2(b)は、車両1の裏面図を示す。車両1の床部14に導電フィルム20cおよび複数のレクテナ22が配置される。下方からマイクロ波が供給される場合には、複数のレクテナ22がマイクロ波を受信して電気エネルギーに変換し、導電フィルム20cが、レクテナ22により受信されなかったマイクロ波を遮断して、車室内へのマイクロ波の透過を阻止する。
【0018】
図3は、ドア12の構成を示す。図3では、ドア12の一部を切り欠いた状態が示される。導電フィルム20bおよび複数のレクテナ22がドア12の内部に配置される。導電フィルム20bおよびレクテナ22を外部に表出させないことにより、導電フィルム20bおよびレクテナ22を保護する。なお、車室を構成する屋根部10および床部14においても、同様に導電フィルム20およびレクテナ22が、それらの内部に配置されることが好ましい。
【0019】
図4は、車両1およびエネルギー供給設備100の構成を示す。エネルギー供給設備100では、マイクロ波発生器102がマイクロ波を生成し、マイクロ波送信アンテナ104が、生成したマイクロ波を送信する。マイクロ波を生成するタイミングやマイクロ波の強度は、エネルギー供給電子制御装置(以下、電子制御装置を「ECU」と表記する)106が制御する。マイクロ波発生器102は常時マイクロ波を発生してもよいが、車両1がエネルギー供給設備100の付近を通過していないときにマイクロ波を生成しても電力の浪費であることや、外部の環境に対するマイクロ波の影響を低減するためにも、車両1が通過したときのみマイクロ波を発生するようにしてもよい。この場合、車両1の送受信器40がエネルギー供給設備100の送受信器108に対してマイクロ波の送信指令を送り、エネルギー供給ECU106が、その指令を契機としてマイクロ波発生器102を駆動してもよい。
【0020】
車両1において、発生されたマイクロ波がレクテナ22において受信され、電気エネルギーに変換される。電力センサ42は電気エネルギーを検出し、バッテリ44は、この電気エネルギーを充電する。エネルギー管理ECU46は、電力センサ42における検出結果やバッテリ44の充電状態を管理する。またエネルギー管理ECU46は、送受信器40を通じてマイクロ波の供給に関する指令をエネルギー供給設備100との間でやりとりする。この意味において、エネルギー管理ECU46は、指令送信手段として機能する。エネルギー管理ECU46は、駆動系ECU48、カーテンECU50、窓ECU52および車高調整ECU54と接続されており、車両1のタイヤを駆動する駆動モータ56やカーテン開閉モータ58、窓開閉モータ60などの車載電気負荷に対する電気エネルギーの供給を統括的に制御してもよい。各ECUは、CPU、RAM、ROMを備えて構成され、互いに必要な情報を授受し合って動作する。
【0021】
駆動系ECU48は、運転者により指示されたアクセル開度などから駆動モータ56の状態を制御する。カーテンECU50は、カーテン動作制御手段として機能し、カーテン32の開閉を行うカーテン開閉モータ58を制御する。窓ECU52は、窓動作制御手段として機能し、窓部30の開閉を行う窓開閉モータ60を制御する。窓センサ62は、窓部30の開閉状態や、窓部30の開閉時の負荷を検出して、その検出結果を窓ECU52に伝達する。窓部30にかかる負荷を検出することにより、窓ECU52は、窓部30と窓枠との間に物が挟まっている状況を検知することができる。窓ECU52が窓部30の負荷から挟み込みの有無を判断することを、挟み込みチェックと呼ぶ。車高調整ECU54は、サスペンション66の調整を行うサスペンション調整器64を制御する。特に、マイクロ波送信アンテナ104が路面に埋め込まれている場合、車高調整ECU54が、サスペンション66を調整し、マイクロ波送信アンテナ104とレクテナ22との距離を最適に保つことによって、マイクロ波を安定して受信できるようになる。
【0022】
図5は、マイクロ波から車室内の環境を保護するために、窓部30の開閉を制御するフローの一例を示す。まずエネルギー供給設備100におけるマイクロ波送信アンテナ104が、車両1にマイクロ波を送信する。車両1のレクテナ22がマイクロ波を受信すると(S10のY)、窓センサ62の検出結果をもとに、窓ECU52が窓部30の開閉状態を検知する(S12)。マイクロ波を受信していない場合には(S10のN)、本制御フローは終了する。窓部30が閉じている場合には(S14のY)、窓部30がマイクロ波遮断機能をもつため、車室内の環境がマイクロ波から十分に保護された状態にあることが判断される。したがって、その好適な状態を維持するべく、マイクロ波の受信中は、窓ECU52が、窓部30の開方向への動作を禁止する(S16)。例えばこの場合は、乗員が窓部30を開けようとしても、窓部30がロックされた状態となる。一方、窓部30が開いている場合には(S14のN)、車室内の環境がマイクロ波の影響を受けるおそれがあるため、窓ECU52が、窓部30を閉方向に動作させる(S18)。これにより、車室内の環境をマイクロ波から保護することができる。なお、窓部30を閉じる場合には、挟み込みチェックを行って、挟み込みを防止することが好ましい。
【0023】
図6は、マイクロ波から車室内の環境を保護するために、窓部30やカーテン32の開閉を制御するフローの一例を示す。図6におけるS10、S12、S14およびS16のステップは、図5のフローチャートに示したS10、S12、S14およびS16のステップと同様である。図6のフローチャートでは、窓部30が開いている場合に(S14のN)、車室内の環境がマイクロ波の影響を受けるおそれがあるため、カーテンECU50がマイクロ波遮断機能をもつカーテン32を閉方向に動作させる(S20)。これにより、車室内の環境をマイクロ波から保護することができる。カーテン32を穴の開いた格子状の導電フィルムで構成した場合には、窓部30と同様にマイクロ波を遮断することができるとともに、さらに風通しを確保できることになる。
【0024】
図7は、マイクロ波から車室内の環境を保護するために、窓部30の開閉やエネルギー供給設備100のマイクロ波送信を制御するフローの一例を示す。図7におけるS10、S12、S14およびS16のステップは、図5のフローチャートに示したS10、S12、S14およびS16のステップと同様である。図7のフローチャートでは、窓部30が開いている場合に(S14のN)、車室内の環境がマイクロ波の影響を受けるおそれがあるため、エネルギー管理ECU46が、送受信器40を通じて外部のエネルギー供給設備100の送受信器108にマイクロ波の送信停止指令を送る(S22)。エネルギー供給ECU106は、この送信停止指令を受けてマイクロ波発生器102におけるマイクロ波の発生を停止させる。これにより、車室内の環境をマイクロ波から保護することができる。
【0025】
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。なお本発明はこの実施の形態に限定されることなく、そのさまざまな変形例もまた、本発明の態様として有効である。変形例として、図5、図6および図7で、窓部30が開いた状態(S14のN)が判明した後のステップとして、それぞれS18、S20、S22を独立に示したが、これら3つのステップは、1つの制御フローにおいて選択的に実行されるようにしてもよい。例えばS18、S20およびS22のステップの実行の条件を以下のように予め定めておく。窓部30が全開であるとき、車室内が暑くて窓部30を開けていることが予想されるため、窓部30は開けたままの状態でカーテン32を閉めることにより、通気性を確保する。一方で窓部30が半開きのときには、車室内がそれほど暑くないことが予想されるため、カーテン32を閉めずに、窓部30を閉める。このとき挟み込みチェックを行い、窓部30にかかる負荷が大きければ、窓部30を閉めるのを止めて、カーテン32を閉めるか、マイクロ波の送信停止指令を出すようにする。またバッテリ44の充電量が十分なときには、エネルギー管理ECU46が、エネルギー供給設備100に対してマイクロ波の送信停止指令を出してもよいが、充電量が十分でない場合には、マイクロ波の供給を受ける必要があるため、マイクロ波の送信を停止することなく、窓部30またはカーテン32を閉じることにより対応する。以上のように、窓部30の開き具合やバッテリ44の充電量などに基づいて、S18、S20、S22を選択的に実行するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明によると、樹脂ボデーをもつ車両の車室を覆う部位に導電部材を配置することにより、マイクロ波の車室内への透過を阻止することができる。また本発明によると、窓の開閉状態に応じてマイクロ波遮断機能をもつ窓やカーテンの動作を制御し、またエネルギー供給設備に所定の指令を送ることにより、マイクロ波の車室内への透過を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る車両を示す図である。
【図2】(a)は車両の上面図であり、(b)は車両の裏面図である。
【図3】ドアの構成図である。
【図4】車両およびエネルギー供給設備の構成を示す図である。
【図5】マイクロ波から車室内の環境を保護するために窓部の開閉を制御するフローの一例を示す図である。
【図6】マイクロ波から車室内の環境を保護するために窓部やカーテンの開閉を制御するフローの一例を示す図である。
【図7】マイクロ波から車室内の環境を保護するために窓部の開閉やエネルギー供給設備におけるマイクロ波送信を制御するフローの一例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・車両、10・・・屋根部、12・・・ドア、14・・・床部、16・・・フロントガラス、20、20a、20b、20c・・・導電フィルム、22・・・レクテナ、30・・・窓部、32・・・カーテン、40・・・送受信器、42・・・電力センサ、44・・・バッテリ、46・・・エネルギー管理ECU、48・・・駆動系ECU、50・・・カーテンECU、52・・・窓ECU、54・・・車高調整ECU、56・・・駆動モータ、58・・・カーテン開閉モータ、60・・・窓開閉モータ、62・・・窓センサ、64・・・サスペンション調整器、66・・・サスペンション、100・・・エネルギー供給設備、102・・・マイクロ波発生器、104・・・マイクロ波送信アンテナ、106・・・エネルギー供給ECU、108・・・送受信器。

Claims (8)

  1. 外部からの無線波を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した無線波を電気エネルギーに変換する電力変換手段と、前記電力変換手段により変換された電気エネルギーを利用する車載電気負荷とを備え、
    車両ボデーを非導電部材で形成するとともに、車室を覆う部位に導電部材を配置させたことを特徴とする車両。
  2. 前記車室を覆う部位は、ドア、屋根部または床部であることを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記車室を覆う部位は窓部であり、前記導電部材として透明導電フィルムを用いることを特徴とする請求項1に記載の車両。
  4. 前記導電部材の車両外面側に、前記受信手段を配置させたことを特徴とする請求項1に記載の車両。
  5. 前記受信手段が無線波を受信する間、窓部の開方向への動作を抑制する窓動作制御手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両。
  6. 前記受信手段が無線波を受信すると、窓部を閉方向に動作させる窓動作制御手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両。
  7. 前記窓部が開いていることを検知すると、無線波を送信している外部に対して送信停止指令を送信する指令送信手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の車両。
  8. 車両ボデーは樹脂材料で形成されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車両。
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