JP2004226241A - ガスセンサ - Google Patents

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孝 丹羽
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克彦 宇野
Akio Fukuda
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Abstract

【課題】ガスの濃度に対応する電圧を出力する電極対の清浄化を図り、信頼性の高いガスセンサを実現する。
【解決手段】ガス検知を行なう電極45a、45b間を短絡するリレー接点(短絡手段)33を設け、短絡のタイミングを制御して電極に付着するイオンや電荷を放電させ、電極45a、45bを清浄に保つようにしている。これによって、ガスに対して常に清浄な電極面を保ち化学反応を持続させることができるので、ガスセンサとしての耐久信頼性を一層向上させることが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば一酸化炭素などの還元性を有するガスを検出するガスセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のガスセンサは、半導体式、熱線半導体式、固体電解質式など種々の方式や形状のものが提案されている。一例として固体電解質式は図10に示すように板状の固体電解質1の両面に一対の白金電極2、3を形成し、両面を板状のガス選択透過体4、5で覆い、片方のガス選択透過体4の表面にヒータ6を形成するとともに、その上に酸化触媒層7を設置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般にガスセンサは、一酸化炭素、メタン、プロパン、水素などに選択的に感応し、ガス洩れ警報機や、CO警報機などの用途に用いられている。したがって最終安全装置として高感度であること、応答が速いこと、消費電力が低いこと、選択性が高いこと、そして何よりも信頼性が高いことが要求される。
【0004】
またガスセンサは、センサとガスとの化学反応を利用してガス検知を行なうものが多く、信頼性の確保のためには、化学反応が安定的に起こることを保証する必要がある。安定的に化学反応を継続させる大きな要素は熱であり、検知部で化学変化が安定して起きる温度に常に保つことで反応の安定を図ろうとしていた。
【0005】
図10に示す従来のガスセンサでは固体電解質1、ガス選択透過体4、酸化触媒層7は板状のチップであり、熱容量が大きいためセンサを安定的に動作する温度を保持するためには大きな電力が必要であり、そのために商用電源が必要であった。したがって電源コンセントを常時占有することになり、一般家庭では台所等のごく限られた場所に設置されるのが普通である。しかし、暖房機、給湯器等の室内燃焼機の燃焼不良によるトラブルを防止するため、あるいは住宅の高気密高断熱化に伴うセントラル暖房の普及を考えると、CO警報機を普及させる必要があり、また一方では、電気製品が溢れている家庭内において、電源コンセントが占有されることは大変不便になるので、設置性を改良することが望まれている。
【0006】
このような電力面での課題を解決するために図11の構成の薄膜ガスセンサが提案されている(例えば特許文献1参照。)。この薄膜ガスセンサは、基板8上に形成されたヒータ9の上面に電気絶縁層10を介して形成された酸素イオン導電性を有する固体電解質薄膜11と、固体電解質薄膜11上に形成された一対の電極12、電極12’と、前記一対の電極12、電極12’の一方の電極12’上に設けられた酸化触媒層13よりなるとしている。この構成により熱容量を小さくして図12に示すように、熱を間欠的に加えるパルス駆動を可能としており、その結果大幅な省電力化が可能となり電池駆動が可能となることが示されている。しかし、半導体式、熱線半導体式、固体電解質式等は、いずれもヒータで所定の温度に加熱するため、また電池容量を長期間保持するためにはパルス間隔を大きくとる必要があった。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−194329号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、検知部で化学変化が安定して起きる温度に常に保つことを意図していても、検知部の被毒による性能劣化を防ぎきれるものではなく、ましてや省電力を意図した上記に述べたパルス駆動制御においては、検知部をパルス的に加熱するので検知部は常に高温に保たれるわけではない。温度が上昇する時、また温度が下がる時にセンサではガス検出に適切でない温度で反応が起こることになり、反応に伴うイオンや電荷の正常な移動が阻害されることがあった。その結果検知部の表面が連続加熱を行なう時よりも被毒されやすく、正常な反応が起こらなくなる可能性があった。つまり高濃度のガスに曝されても検出できなかったり、低濃度のガスが来た時にもいつまでも高濃度のガスが来た時の出力を出し続けたりして誤検知を起こす可能性があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、本発明のガスセンサは、電極面に存在するイオンや電荷を一対の電極間を短絡して放電させることにより、ガス検出時に常に清浄な電極面を保つものである。
【0010】
これによって、電極面の被毒に起因する検出の不確かさを解消でき、信頼性の高いガスセンサを実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、ガスに対する酸化能力の異なる一対の電極を固体電解質上に有し、電極並びに固体電解質の加熱手段と一対の電極間の電圧検出手段と一対の電極間を電気的に接続する短絡手段と短絡手段の動作の開始と停止を制御する短絡制御手段を有するものであり、電極面に存在するイオンや電荷を一対の電極間を短絡して放電させることにより、電極の清浄化を図ることができる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、ガスに対する酸化能力の異なる一対の電極を固体電解質上に有し、電極並びに固体電解質の加熱手段と一対の電極間の電圧検出手段と一対の電極間を電気的に接続する短絡手段を有し、前記固体電解質と短絡手段を同一電気的遮蔽体中に設置したものであり、ガスの検出部と短絡手段を同一遮蔽体内に設置した事により、動作時のノイズの影響を低減するものである。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、ガスに対する酸化能力の異なる一対の電極を固体電解質上に有し、電極並びに固体電解質の加熱手段と一対の電極間の電圧検出手段と一対の電極間を電気的に接続する短絡手段を有し、固体電解質と短絡手段と一対の電極間の電圧検出手段を同一電気的遮蔽体中に設置したものであり、ガスの検出部と短絡手段と電圧検出手段を同一遮蔽体内に設置した事により、動作時のノイズの影響を低減するものである。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、ガスに対する酸化能力の異なる一対の電極を固体電解質上に有し、電極並びに固体電解質の加熱手段と一対の電極間の電圧検出手段と一対の電極間を電気的に接続する短絡手段を有し、短絡手段の短絡動作に同期して電圧検出手段の出力を検出するものであり、センサ出力を確実に短絡する事により回路出力の原点電圧を把握する事ができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、感応時間を1〜10ミリ秒のメカニカルリレーの接点としたものであり、高速動作によって閉止信号に確実に応答する接点の開閉が可能となる。
【0016】
そして請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、短絡制御手段を単安定マルチバイブレータで構成したものであり、短絡動作信号を出力するだけで、一定時間の短絡動作を行なう事が可能となる。
【0017】
また請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、短絡制御手段の短絡時間を設定する可変抵抗を有するものであり、抵抗値を変更するだけで最適な短絡時間を設定する事が可能である。
【0018】
また請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、短絡制御手段の短絡時間を設定する抵抗選択スイッチを有するものであり、スイッチの設定によって最適な短絡時間を設定する事が可能である。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1におけるガスセンサの一例としてのCOセンサの構成図である。CO検出部20(構成は図2で説明を行なう)をヒータ21で間欠加熱する構成としている。22はパルス信号制御手段であり、信号制御手段としてのマイコン23から出力されたパルス出力電圧はオペアンプ24の+端子に入力され、出力端から固定抵抗25とコンデンサ26からなるフィルターを経由してオペアンプ27の+端子の入力になる。PNPトランジスタ28とNPNトランジスタ29および直流電源30はヒータ21への電力供給手段31を構成している。
【0021】
この構成において電流は直流電源30からPNPトランジスタ28のエミッタ−コレクタを流れ、ヒータ21に流れ込む。電流の大きさはPNPトランジスタ28のベース電流によって決まる。PNPトランジスタ28のべース電流はNPNトランジスタ29のベース電圧、すなわちオペアンプ27の出力電圧で制御される。オペアンプ27は−端子と+端子が同電位になるように動作するのでヒータ21に流入する電流が決まり、発熱による抵抗値の変動が平衡状態に達し、ヒータ21に印加される電圧が決定され、ヒータ21の温度の平衡も達成され、CO検出部20が加熱される。
【0022】
温度が上昇するとヒータ21の抵抗値が増加し、オペアンプ27の−端子の電圧が増加する。+端子との電圧差が小さくなるとNPNトランジスタ29のベース電流が絞られる。従ってPNPトランジスタ28のベース電流も絞られ、ヒータ21に流入する電流も絞られ、平衡状態に達してパルス出力電圧に相当した電圧がヒータ21に印加されることになる。そしてヒータ21の温度は一定値に制御される。一定温度に加熱されたCO検出部20はCOガスの濃度に応じた電圧を出力し、出力信号が信号処理部32に入力される。マイコン23内部では、信号処理部32からの信号によってCO濃度を判定する。
【0023】
また、マイコン23からの信号によってリレー接点33は短絡制御手段34を介して制御され、リレー接点33が閉じることにより、CO検出部20の短絡を行なう。なお、ヒータ21は間欠過熱を行なうとして説明を行なってきたが、ヒータ21は連続通電されてもセンサの検知動作としては何ら問題はない。
【0024】
図2は本発明の実施例1におけるCO検出部20の斜視図である。図2において、40はセンサ素子である。41は耐熱性で低熱伝導性の基板で、ここでは約2mm×2mm×0.3mmの石英ガラスを用いている。42は白金のヒータでスパッタ法、電子線蒸着法などによって所定の温度になるように抵抗値を設定している。43は絶縁膜でアルミナ、シリカ、窒化珪素などの絶縁材料の薄膜をスパッタ法、電子線蒸着法などによってヒータ21を覆うように形成している。44は絶縁膜43上に絶縁膜43より小さな面積に形成された固体電解質膜であり、酸素イオン導電性を有する固体電解質(8%イットリア安定化ジルコニア)をスパッタ法で約0.4mm×0.6mmの大きさに形成している。固体電解質としては酸素イオン導電性を有するすべての固体電解質を使用することができるがジルコニアに少量のイットリアを混合して焼成したイットリア安定化ジルコニア(YSZ)が比較的安価で入手も簡単である。
【0025】
また、45a、45bは電極で、白金をスパッタ法で固体電解質膜44上に形成している。白金に一部パラジウム、ルテニウム、ロジウムなどの貴金属を混入させても良い。その他、一般に固体電解質型センサに用いる電極材料すべてが使用可能である。46は片方の電極45a上に設定された触媒で触媒46は測定対象ガスを酸化分解するものであれば良いが、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウムなどの貴金属やバナジウム、マンガン等の酸化物あるいはこれらの混合物をアルミナなどに担持したものをスクリーン印刷法で形成する。
【0026】
ここでCO検出部は、絶縁膜43、固体電解質膜44、電極45a、45b、触媒46で構成された部分であり、全体がヒータ42で加熱されてCO検出特性を有するようになっている。
【0027】
以上の構成において電源(図示せず)からヒータ21に電力を供給し固体電解質膜44を所定温度(400℃〜500℃)に加熱する。固体電解質膜44が所定の温度に達すると、電極45a、45bと固体電解質膜44と空気の界面で電子の授受が行われ、酸素イオンが発生する。ここで、空気中にCOが存在すると、触媒46で覆われた電極45aではCOは触媒46によって酸化され(触媒46で覆われた電極45aと電極45bはガスに対する酸化能力の異なる一対の電極を構成している。)、電極45a面にまでは到達しない。もう一方の電極45bではCOは電極面に到達し、酸化されCOになる。この酸化反応には固体電解質膜44内の酸素イオンが使われ、その結果両電極での電極反応に差が生じ、固体電解質膜44内の酸素イオンの平衡が崩れ、両電極間に電位差が発生する。この電位差を検出することによりCO濃度を検出することができる。
【0028】
しかしながら、上述したイオンの授受は反応面積が十分大きくかつ反応に必要な熱エネルギーも十分に供給される理想的な状態での反応であり、パルス動作のような、間欠的にしか熱が加えられなかったり、連続的に熱が加えれていても電極の大きさが小さかったりすると、理論通りに反応が起こらず、ガス濃度に応じた電圧が発生しなかったり、異常な電圧が発生したままという事態が起こり得る。
【0029】
したがって、ガス検出をしていないタイミングで電極45aと45bを短絡して強制的にイオンや電荷の滞留を解消してやることは動作の安定性に大きく寄与をすることになる。ただ必ずしも短絡することによって全ての動作が安定するというものではなく、ヒータ加熱と短絡のタイミング、短絡時間幅などは実験で最適な条件を決める必要がある。
【0030】
ここで基板41に用いている石英ガラスは熱伝導率が1.5W/mKと絶縁膜43(35〜45W/mK)や固体電解質膜44(6W/mK)に対して小さく、したがってヒータ21で加熱した場合に、基板41の温度はほとんど上昇することなくヒータ21の直上の固体電解質膜44の領域およびその近傍のみの温度を上昇させることができる。したがって加熱のための消費電力も大幅に低減することができる。また、熱衝撃強度も大きいので短時間で所定の温度まで昇温することが可能である。上記構成では15mWsecの電力量で450℃までの昇温が可能であった。したがって、ヒータ21をパルス的に駆動させて大幅に消費電力が低減できるため、電池電源での駆動も可能である。
【0031】
上記の構成により、電極間の短絡により動作の安定性をすることができ、またヒータ21の間欠駆動と組み合わせることによって安定で信頼性が高く、しかも省電力であるCO警報機の実現が可能となる。
【0032】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2におけるCOセンサの構成図である。図において、センサ素子40とリレー接点33とリレーのコイル47は遮蔽体48の内部に収納されている。図3では遮蔽体48はステンレスなど耐食性があり、かつ導電性のある金属板で作られた六面体の構造をしており、三面が切り取られた状態を示してある。このようにセンサ素子40と短絡手段であるリレー接点を33を近傍に配置しかつ遮蔽体48内部に設置することによってノイズの少ない安定した短絡、ガス検出動作が可能となる。
【0033】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3におけるCOセンサの構成図である。図において、センサ素子40とリレー接点33とリレーコイル47の他に電極45a、45b間の電圧が入力され信号処理を行なう信号処理部32が遮蔽体48の内部に収納されている。このようにセンサ素子40と短絡手段であるリレー接点を33を近傍に配置しかつ信号処理部32をも遮蔽体48内部に設置することによって信号処理部32をセンサ素子40から離れた位置の設置するよりも一層ノイズの少ない安定した短絡、ガス検出動作が可能となる。
【0034】
(実施例4)
図5は本発明の実施例4におけるCOセンサ制御のタイミングチャートであり、(a)はヒータ駆動信号、(b)は電極間短絡信号、(c)は信号処理部出力、(d)はCOセンサ出力検出タイミングを示す。図から明かのように(a)のヒータ駆動信号が出力されている間に(b)の電極間短絡信号が立上がると(電極間短絡)、(d)のCOセンサ出力検出タイミングが出力されΔt遅れた時点の(c)の信号処理部信号(短絡時出力)を測定する。さらに(b)の電極間短絡信号が立下がると(電極間開放)、(c)の信号処理部信号は周囲のCO濃度に応じた出力に時定数を持って回復する。その出力がほぼ一定値に安定した時(d)のCO出力検出信号が出力され、その時の信号出力の電圧がCOセンサの信号として認識される。
【0035】
このように短絡した状態で出力を検証し、センサ以外の出力が正常であることを認識し、短絡の影響がなくなった状態でセンサの出力を検出することにより、回路の信頼性の検証と安定したセンサ出力の検出という二つの検証をおこなうことができる。
【0036】
(実施例5)
図6は本発明の実施例5における短絡手段の構成図である。短絡手段はメカニカルリレー33aのリレー接点33で構成され、コイル47はNPNトランジスタ49の導通によって励磁される。すなわち、NPNトランジスタ49のベース50にhigh電圧が印加されるとNPNトランジスタ49のコレクタ51、エミッタ52間が導通し、コイル47の励磁によってメカニカルリレーの接点33が閉じる。信号に対する即応性の点からメカニカル接点33の感応速度は2〜10ミリ秒の高速応答が必要とされるので、高周波用リレーが短絡手段として最適である。
【0037】
(実施例6)
図7は本発明の実施例6における短絡制御手段の構成図である。短絡制御信号は単安定マルチバイブレータ53から出力される。単安定マルチバイブレータ53の入力端子54にhigh信号が与えられると、外付けの抵抗55とコンデンサ56の値で決まる時間出力端子57からhigh信号が出力される。短絡動作時間は上記の時定数で決まる。短絡動作は開始の指示を与えるだけで良いので制御は簡単になる。
【0038】
(実施例7)
図8は本発明の実施例7における短絡手段の構成図である。単安定マルチバイブレータ53の出力パルス幅は可変抵抗58の大きさを調節することによって設定することが可能である。抵抗値が可変であるので実験で最適なパルス幅を選択することが出来る。
【0039】
(実施例8)
図9は本発明の実施例8における短絡手段の構成図である。単安定マルチバイブレータ53の出力パルス幅は抵抗アレイ59から選択スイッチ60によって抵抗値を設定することによって設定が可能である。実験で最適な短絡パルス幅を選択することが出来る。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明のガスセンサは、ガス検出用の電極間を短絡手段で最適なタイミングで短絡することにより、電極被毒の原因となるイオンや電荷の放電を促し、常に清浄な電極状態でガス濃度を計測するため、極めて信頼性の高いガスセンサを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるガスセンサの構成を示す構成図
【図2】同ガスセンサの構成を示す斜視図
【図3】本発明の実施例2におけるガスセンサの構成を示す構成図
【図4】本発明の実施例3におけるガスセンサの構成を示す構成図
【図5】本発明の実施例4におけるガスセンサの制御のタイミングチャート
【図6】本発明の実施例5におけるガスセンサの短絡手段の構成図
【図7】本発明の実施例6におけるガスセンサの短絡手段の構成図
【図8】本発明の実施例7におけるガスセンサの短絡手段の構成図
【図9】本発明の実施例8におけるガスセンサの短絡手段の構成図
【図10】従来のガスセンサの構成を示す斜視図
【図11】従来の他のガスセンサの構成を示す斜視図
【図12】同センサのヒータの駆動状態を示す模式図
【符号の説明】
20 CO検出部
21 ヒータ(加熱手段)
33 リレー接点(短絡手段)
45a、45b 電極
46 触媒
47 コイル
48 遮蔽体
53 単安定マルチバイブレータ
58 可変抵抗
60 選択スイッチ

Claims (8)

  1. ガスに対する酸化能力が異なり固体電解質上に設けられた一対の電極と、前記電極及び前記固体電解質を加熱する加熱手段と、前記一対の電極間の電圧を検出する電圧検出手段と、前記一対の電極間を電気的に接続する短絡手段と、前記短絡手段の動作開始及び動作停止を制御する短絡制御手段を備えたガスセンサ。
  2. ガスに対する酸化能力が異なり固体電解質上に設けられた一対の電極と、前記電極及び前記固体電解質を加熱する加熱手段と、前記一対の電極間の電圧を検出する電圧検出手段と、前記一対の電極間を電気的に接続する短絡手段とを備え、前記固体電解質と前記短絡手段とを同一電気的遮蔽体中に設置したガスセンサ。
  3. ガスに対する酸化能力が異なり固体電解質上に設けられた一対の電極と、前記電極及び前記固体電解質を加熱する加熱手段と、前記一対の電極間の電圧を検出する電圧検出手段と、前記一対の電極間を電気的に接続する短絡手段とを備え、前記固体電解質、前記短絡手段及び前記電圧検出手段を同一電気的遮蔽体中に設置したガスセンサ。
  4. ガスに対する酸化能力が異なり固体電解質上に設けられた一対の電極と、前記電極及び前記固体電解質を加熱する加熱手段と、前記一対の電極間の電圧を検出する電圧検出手段と、前記一対の電極間を電気的に接続する短絡手段とを備え、前記短絡手段の短絡動作に同期して前記電圧検出手段の出力を検出するガスセンサ。
  5. 短絡手段は、感応時間が1〜10ミリ秒のメカニカルリレーの接点である請求項1記載のガスセンサ。
  6. 短絡制御手段は、単安定マルチバイブレータである請求項1記載のガスセンサ。
  7. 短絡制御手段の短絡時間を設定する可変抵抗を有する請求項6記載のガスセンサ。
  8. 短絡制御手段の短絡時間を設定する抵抗選択スイッチを有する請求項6記載のガスセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1621748A1 (en) 2004-07-26 2006-02-01 Nissan Motor Co., Ltd. Combustion control apparatus for direct-injection spark-ignition internal combusion engine
JP2007255922A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Yazaki Corp ガス濃度測定装置

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