JP3879622B2 - Coセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一酸化炭素を検出するCOセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のガスセンサは半導体式、熱線半導体式、固体電解質式など種々の方式、形状のものが提案されている。一例として固体電解質式は図11に示すように板状の固体電解質1の両面に一対の白金電極2、3を形成し、両面を板状のガス選択透過体4、5で覆い、片方のガス選択透過体4の表面にヒータ6を形成するとともに、その上に酸化触媒層7を設置したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般にガスセンサは一酸化炭素、メタン、プロパン、水素などに選択的に感応し、ガス洩れ警報機や、CO警報機などの用途に用途に用いられている。したがって最終安全装置として高感度であること、応答が速いこと、信頼性が高いこと選択性が高いこと、さらに消費電力が低いことが要求される。
【0004】
しかしながら図11に示す従来のガスセンサは固体電解質1、ガス選択透過体4、酸化触媒層7は板状のチップの熱容量が大きいためセンサを動作温度に保持するためには大きな電力が必要であり、そのために商用電源が必要であった。したがって電源コンセントを常時占有することになり、一般家庭では台所等のごく限られた場所に設置されるのが普通である。しかし、暖房機、給湯器等の室内燃焼機の燃焼不良による不幸な事故が相変わらずなくならない現状や、住宅の高気密高断熱化に伴うセントラル暖房の普及を考えると、CO警報機を普及させる必要がある。ただし、電気製品が溢れている家庭内において電源コンセントを占有することは非常に不便であり、設置性を改良することが望まれる。
【0005】
このような課題を解決するために図12の構成の薄膜ガスセンサが提案されている(特開2001−194329公報)。この薄膜ガスセンサは、基板8上に形成されたヒータ9の上面に電気絶縁層10を介して形成された酸素イオン導電性を有する固体電解質薄膜11と、固体電解質薄膜11上に形成された一対の電極12、電極12’と、前記一対の電極12の一方の電極12’上に設けられた酸化触媒層13よりなるとしている。この構成により熱容量を小さくしてパルス駆動を可能としており、その結果大幅な省電力化が可能となり電池駆動が可能となることが示されている。しかし、半導体式、熱線半導体式、固体電解質式等は、いずれもヒータで所定の温度に加熱するため、電池容量を長期間保持するためパルス間隔を大きくとる必要があった。しかし、パルス間隔が大きい場合は、火災などの緊急時にCOが急激に発生する場合は、COの検出が遅れる場合もあった。これを解決するために、図13に示されるようなヒータの駆動方法が示されている(特開2001−194329号公報)。これは、加熱手段は間欠的に動作するとともに、出力が第一の設定値より低い時のパルス間隔を第一の設定値より高い時のパルス間隔よりも長くすることによって、緊急時にCOを早く検知するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの方法でも、通常はパルス間隔を長くして動作しているため、CO発生の初期段階ではCO検出が遅れる場合がある。
【0007】
本発明は前記従来の課題を解決するもので、設置してあるCOセンサを緊急時には持ち運び可能としてCO濃度の少ない避難場所を探すことに利用する。このときにCOセンサが設置されている場所に応じて、COセンサの検知間隔を変化させ、例えばCOセンサが持ち歩かれているには検知間隔を縮めて検知精度の向上を図り、固定されている時には検知間隔を大きくして消費電力の低減を図る事により、検知精度の向上と消費電力の低減の両立を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、一酸化炭素検出を間欠的に行わせるCOセンサにおいて、設置場所の変化を検知する検知手段を有し、検知手段の信号に応じて一酸化炭素検出のパルス間隔を設定するものである。
【0009】
これによって、緊急を要する時には検知間隔を短くし、早期の警告が可能とし、あまり緊急を要しない時には検知間隔を長くして、消費電力の低減を図るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、一酸化炭素検出を間欠的に行わせるCOセンサにおいて、設置場所の変化を検知して設置場所変化信号を出力する設置場所検知手段を備え、前記設置場所変化信号が出力されたとき、前記変化信号が出力されていないときと比較して一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔を短く設定するものであり、緊急を要する時には検知間隔を短くし、早期の警告が可能とし、あまり緊急を要しない時には検知間隔を長くして、消費電力の低減を図るものである。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、設置場所の変化を検知して設置場所変化信号を出力する検知手段を備え、設置場所変化信号によって一酸化炭素検出のパルス間隔を設定するとともに、パルス間隔が短く設定されていることを報知する報知手段を有するものであり、パルス間隔が短くなったことを報知することにより、注意を促す効果を有する。
【0012】
また、請求項3に記載の発明は、COセンサの駆動電源がAC電源からDC電源、あるいはDC電源からAC電源へ変化することを検知し、DC電源駆動の時はAC電源駆動のときと比較して、COセンサの一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔を短くするものである。DC電源駆動の時はCOセンサを持ち歩いたり特に警戒を要する場所に設置されたと判断してパルス間隔を短くし、検知感度を上げるものである。
【0013】
また、請求項に記載の発明は、COセンサが固定されているか、移動しているかを検知し、移動している時はCOセンサのパルス間隔を短くするものであり、移動中は検知感度を上げる必要があると判断し、パルス間隔を短くするものである。
【0014】
また、請求項に記載の発明は、COセンサが固定されているか、移動しているかを検知する検知手段を振動センサで構成したものであり、移動中を揺れから検知してパルス間隔を設定する。
【0015】
また、請求項に記載の発明は、振動センサで移動中であることを検知した後、一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔を短くするとともに、振動センサの信号が一定時間以内であれば停止してもパルス間隔は短いままにしておくもので、移動中のパルス信号を確実に設定するものである。
【0016】
また、請求項に記載の発明は、COセンサを固定する固定具との接触検知手段でCOセンサの固定されているか、移動中かを判定するものであり、接触検知によって取り外されたことを確認して移動中を判定し、パルス間隔を設定することが可能となる。
【0017】
そして、請求項記載の発明は、COセンサが固定されているか、移動しているかを検知する検知手段は外部スイッチで構成したものであり、スイッチ入力で確実にパルス間隔を設定することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1におけるCOセンサの構成図である。CO検出部20をヒータ21で間欠加熱する構成としている。22はパルス信号制御手段であり、信号制御手段としてのマイコン23から出力されたパルス出力電圧はオペアンプ24の+端子に入力され、出力端から固定抵抗25とコンデンサ26からなるフィルターを経由してオペアンプ27の+端子の入力になる。PNPトランジスタ28とNPNトランジスタ29および直流電源30はヒータ21への電力供給手段31を構成している。この構成において電流は直流電源30からPNPトランジスタ28のエミッタ−コレクタを流れ、ヒータ21に流れ込む。電流の大きさはPNPトランジスタ28のベース電流によって決まる。PNPトランジスタ28のべース電流はNPNトランジスタ29のベース電圧、すなわちオペアンプ27の出力電圧で制御される。オペアンプ27は−端子と+端子が同電位になるように動作するのでヒータ21に流入する電流が決まり、発熱による抵抗値の変動が平衡状態に達し、ヒータ21に印加される電圧が決定され、ヒータ21の温度の平衡も達成され、CO検出部20が加熱される。
【0020】
温度が上昇するとヒータ21の抵抗値が増加し、オペアンプ27の−端子の電圧が増加する。+端子との電圧差が小さくなるとNPNトランジスタ29のベース電流が絞られる。従ってPNPトランジスタ28のベース電流も絞られ、ヒータ21に流入する電流も絞られ、平衡状態に達してパルス出力電圧に相当した電圧がヒータ21に印加されることになる。そしてヒータ21の温度は一定値に制御される。一定温度に加熱されたCO検出部20はCOガスの濃度に応じた電圧を出力し、出力信号が信号処理部32に入力される。マイコン23内部では、信号処理部32からの信号によってCO濃度を判定し、報知手段34に報知信号を出力する。また設置場所検知手段33からの出力信号はマイコン23に入り、パルス出力の周期を変化させる。
【0021】
図2は本発明の実施例1におけるCO検出部20の斜視図である。
【0022】
図2において、40はセンサ素子である。41は耐熱性で低熱伝導性の基板で、ここでは約2mm×2mm×0.3mmの石英ガラスを用いている。42は白金のヒータでスパッタ法、電子線蒸着法などによって所定の温度になるように抵抗値を設定している。43は絶縁膜でアルミナ、シリカ、窒化珪素などの絶縁材料の薄膜をスパッタ法、電子線蒸着法などによってヒータ21を覆うように形成している。44は絶縁膜43上に絶縁膜43より小さな面積に形成された固体電解質膜であり、酸素イオン導電性を有する固体電解質(8%イットリア安定化ジルコニア)をスパッタ法で約0.4mm×0.6mmの大きさに形成している。固体電解質としては酸素イオン導電性を有するすべての固体電解質を使用することができるがジルコニアに少量のイットリアを混合して焼成したイットリア安定化ジルコニア(YSZ)が比較的安価で入手も簡単である。45a、45bは電極で、白金をスパッタ法で固体電解質膜44上に形成している。白金に一部パラジウム、ルテニウム、ロジウムなどの貴金属を混入させても良い。その他、一般に固体電解質型センサに用いる電極材料すべてが使用可能である。46は片方の電極45a上に設定された触媒で触媒46は測定対象ガスを酸化分解するものであれば良いが、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウムなどの貴金属やバナジウム、マンガン等の酸化物あるいはこれらの混合物をアルミナなどに担持したものをスクリーン印刷法で形成する。
【0023】
以上の構成において電源(図示せず)からヒータ21に電力を供給し固体電解質膜44を所定温度(400℃〜500℃)に加熱する。固体電解質膜44が所定の温度に達すると、電極45a、45bと固体電解質膜44と空気の界面で電子の授受が行われ、酸素イオンが発生する。ここで、空気中にCOが存在すると、触媒46で覆われた電極45aではCOは触媒46によって酸化され、電極45a面にまでは到達しない。もう一方の電極45bではCOは電極面に到達し、酸化されCO2になる。この酸化反応には固体電解質膜44内の酸素イオンが使われ、その結果両電極での電極反応に差が生じ、固体電解質膜44内の酸素イオンの平衡が崩れ、両電極間に電位差が発生する。この電位差を検出することによりCO濃度を検出することができる。
【0024】
基板41に用いている石英ガラスは熱伝導率が1.5W/mKと絶縁膜43(35〜45W/mK)や固体電解質膜44(6W/mK)に対して小さく、したがってヒータ21で加熱した場合に、基板41の温度はほとんど上昇することなくヒータ21の直上の固体電解質膜44の領域およびその近傍のみの温度を上昇させることができる。したがって加熱のための消費電力も大幅に低減することができる。また、熱衝撃強度も大きいので短時間で所定の温度まで昇温することが可能である。上記構成では15mWsecの電力量で450℃までの昇温が可能であった。したがって、ヒータ21をパルス的に駆動させて大幅に消費電力が低減できるため、電池電源での駆動も可能である。
【0025】
上記の構成により、一酸化炭素の検出を間欠的に行ない、かつ検出間隔を設置場所検知手段33からの信号によって変化させ、本来の設置場所から離れた位置に設置されたり、持ち歩かれたりして、すばやく一酸化炭素を検出しなくてはならない時には検出間隔を短くして、検出頻度を上げ、本来の場所に設置されている時には、検出間隔を広げて省電力化を図ることが可能となる。
【0026】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2におけるCOセンサの構成図である。図1と同じものには同じ番号を付して詳細な説明は省く。マイコン23からの信号により、設置場所検知手段33からのパルス間隔信号が“短”であると表示部35には“短”が出力されていることが表示され、移動中の人には注意を喚起し、当然パルス間隔が“短”の時には電力の消費量も多いので、任務終了後は速やかにもとの設置場所に戻すことを促して、省電力化を図ることができる。なお、パルス間隔が“短”の表示に限らず音など報知するものであればよい。
【0027】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3におけるCOセンサの電源判定の電気回路図である。
【0028】
図4では電源がAC電源であることを設置場所検出手段33に入力することにより、電源の判定を行なっている。AC100Vはトランス50により降圧され、ダイオード51を通過することによって半波整流される。半波整流電圧はコンデンサ52を充電し、NPNトランジスタ53のベース電圧をHighの状態に保つ。NPNトランジスタ53のベース電圧がHighになるとNPNトランジスタ53が導通し、コレクタからエミッタに電流が流れ、コレクタ電位はLowになり設置場所検知手段33にLow信号が入力される。一方コンセントが抜かれたりしてAC電圧の供給が途絶えると、コンデンサ52に充電されていた電荷は抵抗54を通って放電され、NPNトランジスタ53のベース電圧はLowになる。LowになるとNPNトランジスタ53の導通はなくなり、コレクタ電位はHighになり設置場所検知手段33にHigh信号が入力される。設置場所検出手段33は入力信号がHighであるかLowであるかを検出して、パルス間隔を決定し、マイコン23に指令を送る。このような構成により、電源がAC電源であるか、そうでないかを検出して、パルス間隔を決定し、設置状態を判定し、最適なパルス間隔を決定している。
【0029】
図5はパルス間隔設定のフローチャートである。
【0030】
まず、設置場所検知手段33の入力信号がHighであるかどうかを判定する(ST101)。Highであれば、電源はDC電源であると判断し、COセンサのパルス間隔を“短”にする(ST102)。Highでなければ、COセンサのパルス間隔を“長”にする(ST103)。このように設置場所検知手段33の入力信号の状態によってCOセンサの設置状態を判定し、DC電源で駆動されているということは、人が持って移動中か、監視が必要とされるところへ設置されているかのいずれかの場合であると判定し、パルスの間隔を短くし、COガスの検知精度を上げ、そうでない時は、パルス間隔を長くして、省電力化を図ることができる。
【0031】
(実施例4)
図6は本発明の実施例4におけるパルス間隔設定のフローチャートである。
まず、設置場所検知手段33の入力信号がHighであるかどうかを判定する(L101)。Highであれば、電源はDC電源であると判断し、COセンサのパルス間隔を“長”にする(L102)。Highでなければ、COセンサのパルス間隔を“短”にする(L103)。このように設置場所検知手段33の入力信号の状態によってCOセンサの設置状態を判定し、DC電源で駆動されているということは、省電力化を図る必要があると判断し、パルスの間隔を長くし、そうでない時は、パルス間隔を短くして、検知精度の向上を図ることができる。
【0032】
(実施例5)
図7は本発明の実施例5におけるパルス間隔設定のフローチャートである。
【0033】
移動中は設置場所検知手段33の入力は移動を検出するセンサからの信号がHighに、停止中はLowになるものとする。まず、設置場所検知手段33の入力信号がHighであるかどうかを判定する(S101)。Highであれば、移動であると判断し、COセンサのパルス間隔を“短”にする(S102)。Highでなければ、COセンサのパルス間隔を“長”にする(S103)。このように設置場所検知手段33の入力信号の状態によってCOセンサの状態を判定し、移動中ということは、人がCOセンサを身につけている可能性が高いと考えられるので、CO検出精度をあげる必要があると判断し、そうでない時は省電力化を図る必要があると判断し、パルスの間隔を長くする。
【0034】
(実施例6)
図8は本発明の実施例6および実施例7におけるCOセンサの構成図である。
【0035】
振動検知の主要部をおもり55をばね56でつるした構造により形成された振動センサ57からの信号は、振動を検出した時、Highの信号が設置場所検知手段33に入力され、設置場所検知手段33からはマイコン23にパルス間隔を“短”にする信号が出力される。これによって、COセンサが移動中であることを検出し、検出精度を上げることができる。なお、振動検知であるので移動でなく地震を検知することもできる。地震のあった後は火災が発生する危険性があるのでCOセンサの検出精度を上げる。
【0036】
(実施例7)
図8において、スイッチ58の信号が設置場所検知手段33に入力される構成としている。これは振動センサ57からの信号が停止しても、スイッチ58からの信号が入力されない限り設置場所検知手段33からパルス間隔を元に戻すことを禁止するものである。これによって、振動センサ57がCOセンサが移動中にも関わらず震動を検知しなかった場合でもパルス間隔を“短”のままに保持して検出精度を高いままに保持できる。また移動から固定に変わった時もスイッチ58で確実に設置場所検知手段33に状態を伝えることができる。
【0037】
また、マイコン23に備えたタイマーを用いて、振動センサで移動中であることを検知した後、パルス間隔を短くするとともに、振動センサの信号が一定時間以内であれば停止してもパルス間隔は短いままにしておく。これによって移動中のパルス信号を確実に設定することができる。
【0038】
(実施例8)
図9は本発明の実施例8のCOセンサの構成図である。COセンサの筐体58は充電器を兼ねたボックス59に置かれている。筐体58の下部にはマイクロスイッチ60が設置され、ボックス59から筐体58が取り上げられている時には、OFFの状態になっている。筐体58が接するとONの状態になる。このマイクロスイッチ60の接点情報は設置場所検知手段33に入力される。
【0039】
このような構成によって、設置場所検知手段33はマイクロスイッチ60の接点情報から筐体58が移動中か固定されているかを知ることができ、状態に応じたパルス間隔信号をマイコン23に指示することができる。
【0040】
なお、接触検知手段は機械式検知のほかに電磁気的検知でもよい。例えばCOセンサ内の充電池を充電するための外部からの電力供給回路、磁石を用いた磁気スイッチなどが考えられる。
【0041】
(実施例9)
図10は本発明の実施例9のCOセンサの外観図である。外部スイッチ61は設置場所検知手段33に直接接点情報を入力するために設置されている。COセンサを持ち歩くあるいは設置場所を変更する場合には、外部スイッチ61からパルス間隔設定の変更を直接指示する。このようにすることによって適切なパルス間隔を人の意思で設定できる。
【0042】
なお、設置場所の変化に係わらず供給電源の状態変化を検知してパルス間隔を設定しても良い。すなわち、一酸化炭素検出を間欠的に行わせるCOセンサにおいて、供給電源の状態変化を検知して変化信号を出力する電源状態検知手段を備え、前記電源状態変化信号によって一酸化炭素検出のパルス間隔を設定するCOセンサであってもよい。例えば、停電時にパルス間隔を長くして低消費電力モードで動作する、地震にともなう停電の後は火災が発生する危険性があるのでパルス間隔を短くしてCOセンサの検出精度を上げる。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、COセンサの検出周期を設置場所検知手段で検知し、COを検出するパルスの間隔を変えることにより、人が持って移動したり、危険個所に設置したりするような緊急度が高い使用時には、すばやくCOを検出して事故を未然に防ぎ、緊急を要しない時には、検知間隔を広げて省電力化を図るなど、省電力化と高精度化を両立したCOセンサを実現する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるCOセンサの構成図
【図2】 本発明の実施例1におけるCO検出部の斜視図
【図3】 本発明の実施例2におけるCOセンサの構成図
【図4】 本発明の実施例3におけるCOセンサの電源判定の電気回路図
【図5】 本発明の実施例3におけるCOセンサのパルス間隔設定のフローチャート
【図6】 本発明の実施例4におけるCOセンサのパルス間隔設定のフローチャート
【図7】 本発明の実施例5におけるCOセンサのパルス間隔設定のフローチャート
【図8】 本発明の実施例6および実施例7におけるCOセンサの構成図
【図9】 本発明の実施例8におけるCOセンサの構成図
【図10】 本発明の実施例9におけるCOセンサの外観図
【図11】 従来のCOセンサ検知部の構成を示す斜視図
【図12】 従来の他のCOセンサ検知部の構成を示す斜視図
【図13】 従来の他のCOセンサのヒータ駆動を示す模式図
【符号の説明】
20 CO検出部
21 ヒータ
22 パルス信号制御手段
23 マイコン
32 信号処理部
33 設置場所検知手段
35 表示部(報知手段)
50 トランス
51 ダイオード
53 NPNトランジスタ
54 抵抗
57 振動センサ
58 スイッチ
60 マイクロスイッチ(接触検知手段)
61 外部スイッチ

Claims (8)

  1. 一酸化炭素検出を間欠的に行わせるCOセンサにおいて、設置場所の変化を検知して設置場所変化信号を出力する設置場所検知手段を備え、前記設置場所変化信号が出力されたとき、前記変化信号が出力されていないときと比較して一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔を短く設定するCOセンサ。
  2. 変化信号が出力されていないときと比較して一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔が短く設定されていることを報知する報知手段を有する請求項1に記載のCOセンサ。
  3. 設置場所の変化を検知する検知手段は、COセンサの駆動電源がAC電源からDC電源、あるいはDC電源からAC電源へ変化することを検知し、DC電源駆動の時はAC電源駆動のときと比較して、COセンサの一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔を短くする請求項1記載のCOセンサ。
  4. 設置場所の変化を検知する検知手段は、COセンサが固定されているか移動しているかを検知し、前記COセンサが移動している時は固定されているときと比較してCOセンサの一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔を短くする請求項1記載のCOセンサ。
  5. COセンサが固定されているか移動しているかを検知する検知手段は振動センサである請求項記載のCOセンサ。
  6. 振動センサで移動中であることを検知した後、固定されていると検知したときと比較して一酸化炭素検出を指示するパルスを出力する間隔を短くするとともに、振動センサの信号が一定時間以内であれば停止してもパルス間隔は前記の短いままに設定する請求項記載のCOセンサ。
  7. COセンサが固定されているか移動しているかを検知する検知手段はCOセンサを固定する固定具との接触検知手段である請求項記載のCOセンサ。
  8. COセンサが固定されてているか移動しているかを検知する検知手段は外部スイッチである請求項記載のCOセンサ。
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