JP2004224253A - 自動車解体方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】解体機により、(1)再使用可能な部品を取り除いた廃棄自動車に対し、ルーフ、ボンネット、ドア、内装品及び外装品を破断、除去する工程、(2)主たるワイヤハーネスが位置する付近を破壊してこれら主たるワイヤハーネスを引張って、除去する工程、(3)シャーシ以外の車体部分を除去する工程、(4)シャーシを台として、上記で除去した鉄破断片及び各種内装品をその上に載置した後、周囲を折り曲げてこれらを包み込む工程、(5)前記(4)の工程で得られたスクラップを、プレス装置のチャンバー内に移動、収容させる工程を行った後、前記プレス装置による圧縮処理によって最終鉄スクラップを得ることを特徴とする自動車解体方法。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄自動車の解体方法に関し、特にリサイクル性に優れ、高品質な鉄スクラップを効率良く得ることができる自動車解体方法に関するものである。
【0002】
廃棄自動車の数は膨大であり、エンジンや、タイヤ、バンパー等の部品は中古部品として再使用に供され、ボディ等の鉄材料はスクラップ化され、製鉄会社の溶鉱炉へ搬送される。
【0003】
従来、廃棄自動車からの鉄材料の回収において、以下のような問題があった。即ち、これまでは一般に、タイヤ等の再使用可能な部品を取り除いた後、バンパーやシート等を取り除き、その後プレス装置による圧縮処理を経てスクラップ鉄を得ていた。しかしながら、このようなスクラップ鉄では、ワイヤハーネスに用いられている銅等の非鉄金属材料が混入し、溶鉱炉で溶融して得られる鉄の品質が低下していた。この場合、鉄の品質を維持するため、検査後、再度溶融して銅等の不純物濃度を減少させる処理をしなければならず、コスト面で問題があった。製鉄会社側からすれば、2度の溶融によりその分、時間、コストがかかる問題があり、解体業者側からすれば、スクラップ鉄の価値が低下してしまう問題があった。
一方、上記スクラップ鉄を溶融する前にシュレッダー処理を行い、スクラップ鉄を細かな断片とすることも行われているが、この場合、鉄断片中にワイヤハーネスの断片(銅)等が混入し、その選別はかなり困難を伴っていた。
【0004】
また、鉄の品質を高めるため解体時にワイヤハーネスを工具による手作業で除去すると、解体に要する時間が、1台につき約60〜70分と時間がかかり、1日当たりの解体処理台数に限界があった。また、解体処理台数が上がらないため、解体処理までに保存しておく広い場所が必要であった。
【0005】
さらに、自動車の車内には、プラスチックやゴム、各種非金属材料からなる内装品等が組み込まれており、それらは産業廃棄物となり、その処理を別の業者に委託するとかなりの費用がかかり、解体コストを押し上げる原因となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決し、無駄なゴミや廃棄物を出さずに、エコロジーに優れ、高品位な鉄スクラップを効率よく得ることができる自動車解体方法を提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記課題は下記の技術的手段により解決される。
[1]旋回自在な油圧ショベルのフロントアタッチメントの先端に、被処理物を挟み込んで被処理物の折曲又は破断を行うニブラーを有するとともに、被処理物の折曲又は破断を行う際に被処理物の一部を押さえて固定する押さえ部材を有する自走可能な解体機を用い、廃棄自動車の解体を行う自動車解体方法であって、
前記解体機により、
(1)再使用可能な部品を取り除いた廃棄自動車に対し、ルーフ、ボンネット、ドア、内装品及び外装品を破断、除去する工程、
(2)主たるワイヤハーネスが位置する付近を破壊してこれら主たるワイヤハーネスを引張って、除去する工程、
(3)シャーシ以外の車体部分を除去する工程、
(4)シャーシを台として、上記で除去した鉄破断片及び各種内装品をその上に載置した後、周囲を折り曲げてこれらを包み込む工程、
(5)前記(4)の工程で得られたスクラップを、プレス装置のチャンバー内に移動、収容させる工程を行った後、
前記プレス装置による圧縮処理によって最終鉄スクラップを得ることを特徴とする自動車解体方法。
[2]旋回自在な油圧ショベルのフロントアタッチメントの先端に、被処理物を挟み込んで被処理物の折曲又は破断を行うニブラーを有するとともに、被処理物の折曲又は破断を行う際に被処理物の一部を押さえて固定する押さえ部材を有する自走可能な解体機を用い、廃棄自動車の解体を行う自動車解体方法であって、
前記解体機により、
(1)再使用可能な部品を取り除いた廃棄自動車に対し、ルーフ、ボンネット、ドア、内装品及び外装品を破断、除去する工程、
(2)主たるワイヤハーネスが位置する付近を破壊してこれら主たるワイヤハーネスを引張って、除去する工程、
(3)シャーシ以外の車体部分を除去する工程、
(4’)シャーシを台として、上記で除去した鉄破断片をその上に載置した後、周囲を折り曲げてこれらを包み込む工程、
(5)前記(4’)の工程で得られたスクラップを、プレス装置のチャンバー内に移動、収容させる工程を行った後、
前記プレス装置による圧縮処理によって最終鉄スクラップを得ることを特徴とする自動車解体方法。
[3]残存する非鉄金属部品を工具を用いて除去する工程を含む前記[1]又は[2]に記載の自動車解体方法。
[4]除去したワイヤハーネスをリサイクルのために回収することを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれかに記載の自動車解体方法。
[5]除去した非金属部品を分別回収することを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれかに記載の自動車解体方法。
[6]前記解体機により、再使用可能な部品を除去、回収する工程を含む前記[1]〜[5]のいずれかに記載の自動車解体方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好ましい実施例に基づいて詳細に説明する。
本発明による第1の自動車解体方法(以下、本発明第1方法とも称する)は、旋回自在な油圧ショベルのフロントアタッチメントの先端に、被処理物を挟み込んで被処理物の折曲又は破断を行うニブラーを有するとともに、被処理物の折曲又は破断を行う際に被処理物の一部を押さえて固定する押さえ部材を有する自走可能な解体機を用い、この解体機により、下記の各工程を行った後、プレス装置による圧縮処理によって最終鉄スクラップを得ることを特徴とするものである。
(1)再使用可能な部品を取り除いた廃棄自動車に対し、ルーフ、ボンネット、内装品及び外装品を破断、除去する工程、
(2)主たるワイヤハーネスが位置する付近を破壊してこれら主たるワイヤハーネスを引張って、除去する工程、
(3)シャーシ以外の車体部分を除去する工程、
(4)シャーシを台として、上記で除去した鉄破断片及び各種内装品をその上に載置した後、周囲を折り曲げてこれらを包み込む工程、
(5)前記(4)の工程で得られたスクラップを、プレス装置のチャンバー内に移動、収容させる工程。
ここで、外装品とは、フロントバンパー、リアバンパー、フェンダー等のことである。また、内装品とは、ダッシュパネル、イス、ドア内側、フロアマット等のことである。
【0009】
以下、図1及び図2を参照しながら、本発明第1方法について詳細に説明する。
図1は本発明第1方法に用いる解体機1であり、2は水平面内を旋回自在な旋回体、3は旋回体2を旋回可能に支持するとともに、自走可能な走行体である。旋回体2には、当該解体機1の作動を行うための操作室4が設けられており、操作室4内は空調設備が設置され、全天候下での作業が可能となっている。旋回体2の一側には、油圧ショベルのフロントアタッチメント5が起伏自在に取り付けられている。また、フロントアタッチメント5の先端には、固定歯6と可動歯7を有するニブラー8がフロントアタッチメント5に対して揺動自在かつ旋回自在に取り付けられている。これにより、ニブラー8の固定歯6と可動歯7は3次元的に任意の方向から被処理物である車体Bの一部を挟持し、引っ張ったり、破断したり、折り曲げたりすることができるようになっている。ニブラー8の歯先は、車体の一部やワイヤハーネス、各種内装品、外装品を挟み込んで除去するため、閉じたときにくっつき合い、かつシャープな形状であることが望ましい。9はニブラー8による動作時に被処理物である車体Bの一部を押さえ込み、固定してニブラー8による作業を容易化させる押さえ部材である。この押さえ部材はアーム状部の先端に押さえ部が設けられ、該アーム状部は解体機側を軸として起伏自在となっている。上記解体機1自体としては市販のもの(例えば、コベルコ建機エンジニアリング株式会社製(SK200等))を用いてもよいし、このような解体機に本出願人が特願2002−316387で提案したような破砕用歯を組み込んだものを用いてもよい(図3、図4参照)。
【0010】
本発明第1方法の処理対象となる廃棄自動車は、タイヤ、エンジン、バッテリー、ラジエータ等の再使用可能な部品は予め取り外しておく。これらは有価値部品として市場に提供される。
【0011】
本発明第1方法による作業のステップを図2にフローチャートで示す。
先ず、再使用可能な部品を予め取り外しておいた廃棄自動車をフォークリフト等により、解体機1が置かれている所定の作業位置に搬送する。オペレータは操作室4に入って、各種スイッチ、レバー等を操作して、解体機1を適切な位置に移動させ、押さえ部材9を上昇位置から下降させて、車体Bの適所を押さえ、先ず、フロントアタッチメント5及びニブラー8を操作し、ニブラー8でルーフの適当な部分を挟持し、引っ張り力により、ルーフを破断させ、車体Bの近傍に一時的に置く。次いで同様な操作により、ボンネット、ドアや、フロントバンパー、リアバンパー、フェンダー等の外装品や、イス、ダッシュパネル、フロアマット等の内装品を除去する(ステップS1)。
【0012】
その後、銅材料が使用されている主たるワイヤハーネスをニブラー8で挟み込んで引っ張り力を加えて取り外す(ステップS2)。ワイヤハーネスの取付箇所は車種等によりあらかじめわかっているため、その近辺の部位をニブラー8で破壊して、主たるワイヤハーネスを挟持する。取り外した各種ワイヤハーネスはリサイクルのため、まとめて別の場所に置く。ワイヤハーネスの除去はニブラー8のみで行ってもよいが、スクラップ鉄に銅等の非鉄金属の混入を極力防止するため、ハサミやカッター等の工具を使用して小さなワイヤハーネスや電線を除去することが好ましい。
【0013】
次に、車両のシャーシ以外の車体部分をニブラー8で挟み込んで除去する(ステップS3)と、廃棄自動車は実質的にシャーシ部分のみとなる。ここでシャーシを台として、上記で除去した鉄破断片や、各種内装品をニブラー8で挟み込んでその上に載置する。そして、これらを包み込むようにシャーシを適当な所で折り曲げ、スクラップとする(ステップS4)。
【0014】
上記でスクラップとしたものは、ニブラー8で挟み込んで持ち上げ、別施設のプレス装置のチャンバー内に移動し、収容させる(ステップS5)。そして、プレス装置を作動させて圧縮処理を行い、最終鉄スクラップ品とする(ステップS6)。
【0015】
上記のような手法で廃棄自動車の解体作業を行うと、ワイヤハーネスに含まれる銅材料が鉄スクラップに混入することが防止され、得られた鉄スクラップは非鉄金属の混入がほとんどない高品質なものとなる。
また、上記各工程をほとんど解体機で行うため、従来は廃棄乗用車1台の解体に60〜70分程度かかっていたものが、20分程度で行うことができ、大幅に解体作業時間を短縮することができる。解体作業時間の大幅な短縮は、1日当たりの解体作業台数の大幅な増加のみならず、解体処理すべき廃棄自動車の保管スペースを大幅に低減できる利点がある。
さらに、上記手法では、プラスチックやゴム等の本来産業廃棄物となるべ不要品をスクラップに包み込み、これらは鉄スクラップを溶融する際に燃焼させる。従って、産業廃棄物処理にかかるコストを低減できる利点がある。また、除去回収したワイヤハーネスはリサイクルに供することができるため、全体として、付加価値の高いものとなる。
【0016】
次に、本発明による第2の自動車解体方法(以下、本発明第2方法とも称する)について述べる。本発明第2方法は、本発明第1方法と同様、旋回自在な油圧ショベルのフロントアタッチメントの先端に、被処理物を挟み込んで被処理物の折曲又は破断を行うニブラーを有するとともに、被処理物の折曲又は破断を行う際に被処理物の一部を押さえて固定する押さえ部材を有する自走可能な解体機を用いる。そして、この解体機により、下記の各工程を行った後、プレス装置による圧縮処理によって最終鉄スクラップを得る。
(1)再使用可能な部品を取り除いた廃棄自動車に対し、ルーフ及びボンネットを破断、除去する工程、
(2)主たるワイヤハーネスが位置する付近を破壊してこれら主たるワイヤハーネスを引張って、除去する工程、
(3)シャーシ以外の車体部分、各種内装品を除去する工程、
(4’)シャーシを台として、上記で除去した鉄破断片をその上に載置した後、周囲を折り曲げてこれらを包み込む工程、
(5)前記(4’)の工程で得られたスクラップを、プレス装置のチャンバー内に移動、収容させる工程。
【0017】
本発明第2方法によれば、本発明第2方法の効果に加え、以下のような有利性がある。すなわち、近々、廃棄処分される自動車の素材や部品のリサイクルを進めるため、「使用済み自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)が実施されることになり、所定のリサイクル率が義務付けられることになる。この場合、従来のような方法(シュレッダー処理等)で廃棄自動車の解体を行っていたのでは、所定のリサイクル率を達成することは非常に困難であり、無理にその達成を図ろうとすると、解体時間及び解体コストがかなりかかってしまうことになる。ところが、本発明第2方法によれば、(4’)の工程のように、除去した、ゴムやプラスチック等の非金属材料からなる各種内装品や外装品はそれぞれリサイクルのために、分別して回収できるようになり、所定のリサイクル率の達成が容易に行えるようになる。このような解体方法は、これからの時代に即した、エコロジー性に優れたものであるといえる。しかも、その回収は手作業でなく、ニブラーの操作のみで行うため、作業者の労力が軽減され、また危険性を回避することができる。さらに、スクラップとなるのは実質的に鉄材料のみとなるため、最終スクラップ鉄の品質はより高品位なものとなる。このように、本発明第2方法によれば、非常に付加価値の高い解体作業が実現できる。
【0018】
以上本発明を好ましい実施例に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施例に限定されず、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記では、エンジン等は予め車体から取り外すようにしたが、これら部品を本発明方法においてニブラーを用いて取り外すようにしてもよい。
また、本発明で用いる解体機は、前述したように、ニブラーに図3及び図4に示すような破砕歯を装着したものを用いてもよい。この破砕歯は、交互に噛み合う破砕用凹部を設けた破砕用固定歯11Aと破砕用可動歯11Bを有し、これらの間に被処理物を挟み込んで被処理物を破断又は破砕するものである。このようにすると、被処理物の挟持、破断のみならず、破砕も可能となる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、上記手法を採用したので、ワイヤハーネスに含まれる銅材料が鉄スクラップに混入することが防止され、得られた鉄スクラップは非鉄金属の混入がほとんどない高品質なものとなる。
また、解体工程をほとんど解体機で行うため、大幅に解体作業時間を短縮することができ、解体コストの大幅な低減が可能となる。
また、不要なゴミや、産業廃棄物がほとんど出ることがないので、その処理にかかるコストを削減できる。
さらに、内装品や外装品のゴムやプラスチック、ワイヤハーネスを分別回収することにより、近々施行される「使用済み自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイクル法)に規定される所定のリサイクル率を容易に達成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる解体機及びそれを用いた解体作業の説明図である。
【図2】本発明第1方法による解体工程を示すフローチャートである。
【図3】解体機のニブラーに破砕用歯を組み込んだものの説明図である。
【図4】破砕用歯の詳細図である。
【符号の説明】
1 解体機
2 旋回体
3 走行体
4 操作室
5 フロントアタッチメント
6 固定歯
7 可動歯
8 ニブラー
9 押さえ部材
B 車体
Claims (6)
- 旋回自在な油圧ショベルのフロントアタッチメントの先端に、被処理物を挟み込んで被処理物の折曲又は破断を行うニブラーを有するとともに、被処理物の折曲又は破断を行う際に被処理物の一部を押さえて固定する押さえ部材を有する自走可能な解体機を用い、廃棄自動車の解体を行う自動車解体方法であって、
前記解体機により、
(1)再使用可能な部品を取り除いた廃棄自動車に対し、ルーフ、ボンネット、ドア、内装品及び外装品を破断、除去する工程、
(2)主たるワイヤハーネスが位置する付近を破壊してこれら主たるワイヤハーネスを引張って、除去する工程、
(3)シャーシ以外の車体部分を除去する工程、
(4)シャーシを台として、上記で除去した鉄破断片及び各種内装品をその上に載置した後、周囲を折り曲げてこれらを包み込む工程、
(5)前記(4)の工程で得られたスクラップを、プレス装置のチャンバー内に移動、収容させる工程を行った後、
前記プレス装置による圧縮処理によって最終鉄スクラップを得ることを特徴とする自動車解体方法。 - 旋回自在な油圧ショベルのフロントアタッチメントの先端に、被処理物を挟み込んで被処理物の折曲又は破断を行うニブラーを有するとともに、被処理物の折曲又は破断を行う際に被処理物の一部を押さえて固定する押さえ部材を有する自走可能な解体機を用い、廃棄自動車の解体を行う自動車解体方法であって、
前記解体機により、
(1)再使用可能な部品を取り除いた廃棄自動車に対し、ルーフ、ボンネット、ドア、内装品及び外装品を破断、除去する工程、
(2)主たるワイヤハーネスが位置する付近を破壊してこれら主たるワイヤハーネスを引張って、除去する工程、
(3)シャーシ以外の車体部分を除去する工程、
(4’)シャーシを台として、上記で除去した鉄破断片をその上に載置した後、周囲を折り曲げてこれらを包み込む工程、
(5)前記(4’)の工程で得られたスクラップを、プレス装置のチャンバー内に移動、収容させる工程を行った後、
前記プレス装置による圧縮処理によって最終鉄スクラップを得ることを特徴とする自動車解体方法。 - 残存する非鉄金属部品を工具を用いて除去する工程を含む請求項1又は2に記載の自動車解体方法。
- 除去したワイヤハーネスをリサイクルのために回収することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車解体方法。
- 除去した非金属部品を分別回収することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車解体方法。
- 前記解体機により、再使用可能な部品を除去、回収する工程を含む請求項1〜5のいずれかに記載の自動車解体方法。
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