JP2003277837A - 自動車用アルミニウム展伸材のリサイクル方法及びプラント - Google Patents

自動車用アルミニウム展伸材のリサイクル方法及びプラント

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JP2003277837A
JP2003277837A JP2002080887A JP2002080887A JP2003277837A JP 2003277837 A JP2003277837 A JP 2003277837A JP 2002080887 A JP2002080887 A JP 2002080887A JP 2002080887 A JP2002080887 A JP 2002080887A JP 2003277837 A JP2003277837 A JP 2003277837A
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wrought
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recycling
automobile
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JP2002080887A
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Kazuhisa Shibue
和久 渋江
Hideyuki Uto
秀之 宇都
Tadashi Minoda
正 箕田
Hideo Yoshida
英雄 吉田
Yoshio Watanabe
良夫 渡辺
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用アルミニウム展伸材を再び自動車用
アルミニウム展伸材として再生することのできる自動車
用アルミニウム展伸材のリサイクル方法、及び、その方
法を実施するための自動車用アルミニウム展伸材のリサ
イクルプラントの提供。 【解決手段】 使用済み自動車からアルミニウム鋳物を
多く含む部品を取り外し(0)、解体してアルミニウム
展伸材(例えばふた物)を取り出す(2)。これをアル
ミ展伸材部品専用シュレッダーで破砕し(3)、磁選に
よって鉄部品を分別し(4)、残った原料を加熱して塗
料を焼却する(5)。溶解後(6)、スラブに鋳造また
は溶湯圧延して(7,10)ボディ材用のアルミニウム
素材とする。また、アルミニウム鋳物等を取り外して残
った使用済みの自動車全体(0)、またはそれから展伸
材を取り除いた残りは(2)、全体をシュレッダーにか
け(11)、磁選,遠心分離,比重選別,溶融選別等で
分別してもよい(12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車を始めとす
る各種製品に使用されたアルミニウム及びアルミニウム
合金を、その製品が使用済みとなった後に分別・回収
し、自動車用アルミニウム展伸材として再利用するため
の技術に関し、詳しくは、その再利用を行うための自動
車用アルミニウム展伸材のリサイクル方法、及び、その
方法を実施するための自動車用アルミニウム展伸材のリ
サイクルプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】地球環境保全の点から、自動車の排出ガ
ス規制が欧州に代表されるように強化されつつあり、自
動車の更なる燃費向上が急務となってきている。自動車
の軽量化は燃費向上の有効な手段の一つであり、中で
も、アルミニウム材料の適用により大幅な軽量化が可能
であることは明らかとなってきている。しかし、アルミ
ニウム材料は汎用の鉄鋼材料に比べて高価であり、アル
ミニウムの適用は限定された範囲に留まっている。ま
た、アルミニウムは新地金を製造する際には多量のエネ
ルギを消費し、新地金のみを原料として使用する場合、
地球環境の点からも必ずしも優位な材料とはいえない。
【0003】しかし、アルミニウムは周知のように極め
てリサイクル性に優れた材料である。リサイクルによる
二次地金への溶解エネルギは、新地金のそれの3〜5%
である。このため、リサイクルの経済的な回収システム
を構築して効率よく運用できれば、アルミニウムはエネ
ルギ消費の少ない地球環境にやさしい材料として広範囲
に利用できる。しかも、このようなリサイクルが確立さ
れればアルミニウムの製造原価を低減することもでき、
自動車用材料としても広範囲な活用が期待される。
【0004】アルミニウムのリサイクルについては、飲
料缶の分野では既にシステムが構築されており、販売さ
れたアルミニウム缶のうち60%強が缶に再生されてい
る。その内訳は、約80%の缶が回収され、そのうち8
0%が缶に再生されるといったものである。飲料缶で
は、使用材質が少ないこと、アルミニウム単独で使用さ
れていること、製品寿命が短いこと、及び地方自治体等
による回収システムが構築されていることなどにより、
リサイクルが上手く運用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の低燃費化等の要
請により、今後は自動車にもアルミニウムが多量に使用
されるものと見られる。ところが、自動車用材料の場
合、製品形態が飲料缶とは大きく異なるため、リサイク
ルの経済的な回収システムを構築するのは困難である。
自動車用材料の場合、特に、アルミニウム単独で使用さ
れずに鉄・プラスチック等の他材料と組み合わせて使用
されることが多い点が問題となる。
【0006】自動車のフードやトランクリッド等、いわ
ゆるふた物と呼ばれる部品をアルミニウム材料で製造す
ることは既に実用化されているが、これらの部品はアル
ミニウムの展伸材によって製造される。アルミニウムの
展伸材には鉄やケイ素の不純物含有量が少ない高品位な
アルミニウム材料を使用する必要があり、JISにおけ
る一次地金が使用されている。しかしながら、前述のよ
うに、リサイクルで回収される自動車用アルミニウム材
料は他の材料と組み合わせて使用されているため、溶解
等によって分離を試みても鉄,ケイ素等の含有量が多く
なってしまう。このため、二次地金としてしか使用する
ことができない。二次地金は、自動車に多数使用されて
いる低品位な鋳物・ダイキャストとして用いられている
のが現状である。従って、使用済み自動車等から得られ
るアルミニウム材料は鋳物・ダイキャスト用の二次地金
として流通しているのが現状で、アルミニウム展伸材が
再びアルミニウム展伸材としてリサイクルされることは
殆どない。
【0007】そこで、本発明は、自動車用アルミニウム
展伸材を再び自動車用アルミニウム展伸材として再生す
ることのできる自動車用アルミニウム展伸材のリサイク
ル方法、及び、その方法を実施するための自動車用アル
ミニウム展伸材のリサイクルプラントを、提供すること
を目的としてなされた。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、使用済
み自動車から、アルミニウム展伸材の使用率がアルミニ
ウム鋳物の使用率に比べて少ない部分を取り外すことに
より、残りの部分を処理対象として分別する第1分別工
程と、該第1分別工程にて分別された部分を破砕して、
その破砕片の中から主としてアルミニウムによって構成
されるものを更に分別する第2分別工程と、該第2分別
工程にて分別された破砕片を溶解して自動車用アルミニ
ウム展伸材用素材を製造する素材製造工程と、を備えた
ことを特徴とする自動車用アルミニウム展伸材のリサイ
クル方法を要旨としている。
【0009】このように構成された本発明では、第1分
別工程で、使用済み自動車から、アルミニウム展伸材の
使用率がアルミニウム鋳物の使用率に比べて少ない部分
(サスペンション,パワートレイン等)を取り外し、低
品位たらしめる鉄やケイ素等の不純物要因を除いてい
る。そして、残りの部分を処理対象として分別する。続
く第2分別工程では、第1分別工程にて分別された部分
を破砕して、その破砕片の中から主としてアルミニウム
によって構成されるものを更に分別する。この工程は、
磁選等の周知の工程である。
【0010】このように、本発明では、第2分別工程に
先立って第1分別工程を実行し、アルミニウム展伸材の
使用率がアルミニウム鋳物の使用率に比べて少ない部分
を取り外しているので、続く第2分別工程によって得ら
れた破砕片からは高品位なアルミニウム材料を再生する
ことができる。そこで、続く素材製造工程では、第2分
別工程にて分別された破砕片を溶解して、自動車用アル
ミニウム展伸材用素材を製造する。こうして得られた自
動車用アルミニウム展伸材用素材は、各種工場にて自動
車用アルミニウム展伸材に加工される。
【0011】従って、本発明の方法によれば、自動車用
アルミニウム展伸材を再び自動車用アルミニウム展伸材
として再生することができる。なお、本発明の方法の実
施に当たり、使用済み自動車以外のアルミニウム製品・
半製品を使用済み自動車と共に原料として使用してもよ
く、一層高品位化するために一次地金から製造したアル
ミニウムを加えてもよい。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、使用済み自動車から得られるアルミニウム部
品のスクラップを分別・管理することのできる回収場に
て、上記各工程を実行することを特徴としている。本発
明では、使用済み自動車から得られるアルミニウム部品
のスクラップを分別・管理することのできる回収場にて
上記各工程を実行するので、上記各工程を実施するに当
たって運搬等の必要が殆どなく、後述の実施例に示すよ
うにロスも減少する。従って、本発明では、請求項1記
載の発明の効果に加えて、一層効率的かつ経済的に自動
車用アルミニウム展伸材をリサイクルすることができる
といった効果が生じる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記第1分別工程にて上記処理対象
として分別された部分から、更に、アルミニウム展伸材
の使用率がアルミニウム鋳物の使用率に比べて多い部分
のみを解体によって分別し、上記第2分別工程では、上
記解体によって分別された部分をアルミニウム部品専用
シュレッダーで破砕して、その破砕片の中から主として
アルミニウムによって構成されるものを更に分別するこ
とを特徴としている。
【0014】本発明では、第1分別工程にて上記処理対
象として分別された部分から、更に、アルミニウム展伸
材の使用率がアルミニウム鋳物の使用率に比べて多い部
分のみを解体によって分別している。例えば、フード,
トランクリッド等のふた物を取り外して上記部分とする
のである。このため、得られた部分はアルミニウム部品
専用シュレッダーで破砕することができ、その破砕片の
中から主としてアルミニウムによって構成されるものを
更に分別する作業も、簡単な磁選等によって極めて高品
位なアルミニウム材料を得ることができる。従って、本
発明では、請求項1または2記載の発明の効果に加え
て、第2分別工程の作業を容易にすると共に得られる自
動車用アルミニウム展伸材用素材の品位を向上させるこ
とができるといった効果が生じる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記第2分別工程では、上記第1分
別工程にて上記部分を取り外された使用済み自動車をプ
レスし、シュレッダーで破砕して、その破砕片の中から
主としてアルミニウムによって構成されるものを更に分
別することを特徴としている。
【0016】本発明の第2分別工程では、第1分別工程
にて上記部分を取り外された使用済み自動車をプレス
し、シュレッダーで破砕した上でその中から主としてア
ルミニウムによって構成されるものを更に分別する。こ
のため、本発明では、第2分別工程の作業性や得られる
アルミニウム展伸材用素材の品位といった面では請求項
3記載の発明に比べて不利であるが、自動車用アルミニ
ウム展伸材用素材として再利用される全体的なアルミニ
ウム量を多くすることができる。すなわち、本発明で
は、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、自動
車用アルミニウム展伸材がリサイクルされる率を向上さ
せることができるといった効果が生じる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の構成に加え、上記素材製造工程では、上
記破砕片を溶解したものを、連続鋳造或いは連続鋳造と
圧延とを同時に実行することにより、板厚1mm以上20
mm以下のアルミニウム板材とすることを特徴としてい
る。
【0018】本発明では、素材製造工程において板厚1
mm以上20mm以下のアルミニウム板材を製造しているの
で、得られたアルミニウム板材(自動車用アルミニウム
展伸材用素材の一形態)は、直接冷間圧延及び熱処理を
施すことによって自動車用のボディ材とすることができ
る。従って、本発明では、請求項1〜4のいずれかに記
載の発明の効果に加えて、得られた自動車用アルミニウ
ム展伸材用素材を再利用することが一層容易になるとい
った効果が生じる。なお、本発明において、上記板厚が
1mm未満であるとその後の冷間圧延で、圧延加工度が小
さく材料特性が不充分となる。また、上記板厚が20mm
を超える場合は、冷間圧延の負担が大きくなる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の構成に加え、上記素材製造工程では、自
動車用アルミニウム展伸材用素材としてアルミニウム板
材を製造し、該アルミニウム板材をアルミニウム圧延工
場にて自動車用アルミニウム板材に圧延加工することを
特徴としている。
【0020】本発明では、素材製造工程において自動車
用アルミニウム展伸材用素材としてアルミニウム板材を
製造し、そのアルミニウム板材をアルミニウム圧延工場
にて自動車用アルミニウム板材に圧延加工している。こ
のため、本発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の
発明の効果に加えて、上記自動車用アルミニウム展伸材
用素材を各アルミニウム圧延工場の所望に応じた自動車
部品として再生することができるといった効果が生じ
る。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の構成に加え、上記素材製造工程では、自
動車用アルミニウム展伸材用素材としてアルミニウム圧
延用スラブを鋳造することを特徴としている。本発明で
は、素材製造工程において自動車用アルミニウム展伸材
用素材としてアルミニウム圧延用スラブを鋳造してい
る。こうして得られたアルミニウム圧延用スラブは、熱
間圧延,冷間圧延,及び熱処理を施すことによって自動
車用のボディ材とすることができる。従って、本発明で
は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、得られた自動車用アルミニウム展伸材を良好に再利
用することができるといった効果が生じる。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の構成に加え、アルミニウム展伸材の製造
工場で発生するアルミニウム材のスクラップ,自動車用
部品工場で発生するスクラップ,または自動車製品以外
のアルミニウム製品のスクラップも、上記素材製造工程
の原料として加えることを特徴としている。
【0023】本発明では、アルミニウム展伸材の製造工
場で発生するアルミニウム材のスクラップ,自動車用部
品工場で発生するスクラップ,または自動車製品以外の
アルミニウム製品のスクラップも、上記素材製造工程の
原料として加えている。これらの原料を加えることによ
り、得られる自動車用アルミニウム展伸材用素材におけ
るアルミニウムの使用率を高め、その品位を高めること
ができる。また、上記原料を加えることにより、他の産
業分野におけるアルミニウムの廃棄物を減らすこともで
きる。従って、本発明では、請求項1〜7のいずれかに
記載の発明の効果に加えて、他の産業分野にまで上記リ
サイクルの輪を広げることができると共に、得られる自
動車用アルミニウム展伸材用素材の品位を向上させるこ
とができるといった効果が生じる。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載の構成に加え、シュレッダーダストの燃焼
により得られる熱エネルギを、上記素材製造工程におけ
る上記破砕片の溶解に使用することを特徴としている。
本発明では、例えば請求項2に記載した回収場等で発生
するシュレッダーダストの燃焼により得られる熱エネル
ギを、上記素材製造工程における上記破砕片の溶解に使
用しているので、エネルギを節約することができる。従
って、本発明では、請求項1〜8のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、一層省エネルギに寄与することがで
きるといった効果が生じる。
【0025】請求項10記載の発明は、使用済み自動車
から得られるアルミニウム部品のスクラップを分別・管
理することのできる回収場に、請求項1記載の各工程を
実行可能な設備を設けたことを特徴とする自動車用アル
ミニウム展伸材のリサイクルプラントを要旨としてい
る。
【0026】このように構成された本発明のプラントで
は、使用済み自動車から得られるアルミニウム部品のス
クラップを分別・管理することのできる回収場に、請求
項1記載の各工程を実行可能な設備を設けたので、請求
項2記載の発明の方法を容易に実施することができる。
なお、上記各工程を実行可能な設備を、その工程が請求
項3〜9のいずれかに記載の要件を満たすように構成す
れば、対応する請求項3〜9のいずれかに記載の発明の
方法も容易に実施することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、具
体的な実施例を挙げて図面と共に説明する。
【0028】
【実施例】図1は、本発明が適用されたリサイクルシス
テム全体の構成を表す概略図である。このリサイクルシ
ステムは、本実施例の回収場1と、圧延メーカ3と、自
動車メーカ5とを中心として構成されている。本実施例
では回収場1の構成のみが新規であり、圧延メーカ3や
自動車メーカ5の構成は従来と同様であるので、先ずこ
れらの構成について説明する。
【0029】図1に示すように、圧延メーカ3では、新
地金11を溶解し、ダイレクトチル(DC)、熱間圧延
(熱延)、冷間圧延、及び熱処理(冷延/熱処理)とい
った工程を順次実行することによって、自動車用アルミ
ニウム板材としての板製品13を製造し出荷する。自動
車メーカ5では、この板製品13にフード成形等の工程
を施し、製品15(すなわち自動車)として市中に出荷
する。なお、このフード成形の際に発生する工場屑17
や圧延メーカ3における冷延/熱処理の工程で発生する
工場屑19は、圧延メーカ3で新地金11に加えて溶解
させてもよい。
【0030】自動車メーカ5から出荷され、市中に流通
した後廃車された使用済み自動車(ELV)21は、実
施例の回収場1に回収される。また、回収場1には、使
用済みのアルミニウム合金サッシ等、非自動車製品のス
クラップも、一般屑23として回収される。このように
回収された原料は、後述のようにアルミニウム部品を分
別した後溶解され、そのまま鋳造して圧延用スラブ25
とされたり、溶湯圧延の手法によって鋳造してアルミニ
ウム板材27とされたりする。また、使用済み自動車2
1の解体により発生するプラスチックを主成分としたシ
ュレッダーダスト(ASR)29は、周知のサーマルリ
サイクルの手法によって回収場1における上記溶解等の
熱エネルギとされる。
【0031】このように、本実施例の回収場1では、使
用済み自動車21を回収したその場で、その使用済み自
動車21のアルミニウム部品から圧延用スラブ25また
はアルミニウム板材27を製造している。そして、圧延
用スラブ25は、圧延メーカ3における熱間圧延工程に
直接供給され、アルミニウム板材27は冷間圧延工程に
直接供給される。
【0032】次に、この回収場1及び圧延メーカ3にお
ける各工程について、図2の流れ図を用いて更に詳細に
説明する。回収された使用済み自動車21からは、先
ず、パワートレイン,サスペンション部品等のようにア
ルミニウム鋳物を多く含む部品が取り外される(0)。
こうして取り外されたアルミニウム鋳物等は、溶解して
(1)、二次地金または鋳物として利用される。上記ア
ルミニウム鋳物等を取り外した残りの部分に対する処理
の形態としては、解体してアルミニウム展伸材のみを取
り出す方法と、車全体をシュレッダーにかける方法との
2通りがある。
【0033】先ず、前者について説明する。フードやト
ランクリッドなど、ふた物と呼ばれる部品は取り外しが
容易であるので、この方法が適用可能である。この方法
では、実線の矢印で示すように上記残りの部分を分別・
解体し、アルミニウム展伸材を取り出す(2)。このア
ルミニウム展伸材をアルミ展伸材部品専用シュレッダー
で18〜65mm(320〜4250mm2 )に破砕した後
(3)、磁選によって鉄部品を分別し(4)、残った原
料を加熱して塗料を焼却する(5)。
【0034】なお、アルミ展伸材部品専用シュレッダー
による破砕の程度が上記範囲よりも粗いと、ボルト付の
破砕片の状態で磁選により鉄部品として分別されるもの
が多くなり、別途手作業による分別が必要となる。ま
た、破砕の程度が上記範囲よりも細かいと、次に述べる
溶解時に酸化する部分の割合が大きくなる。破砕を適切
に行えば、鉄部品として分別される部分はヒンジ等の少
量の部分に留まる。
【0035】塗料焼却後の原料は、シュレッダーダスト
29の焼却熱を利用して溶解する(6)。なお、この工
程では、(5)の工程を終了した原料に、一般屑23
や、前述の工場屑17,19を加えて溶解してもよい。
その後の工程は、回収場1から圧延用スラブ25として
出荷するかアルミニウム板材27として出荷するかによ
って分かれる。圧延用スラブ25として出荷する場合
は、一般的な鋳造方法で圧延用スラブ25を成形し
(7)、圧延メーカ3への出荷後、熱間圧延(8)、冷
間圧延及び熱処理(9)の工程を経て板製品13として
のボディ材に加工する。なお、熱間圧延(8)を行うに
当たっては、その前に均質化,面削等の工程が圧延メー
カ3で実行される。
【0036】アルミニウム板材27として出荷する場合
は、(6)で溶解された原料に溶湯圧延を施してアルミ
ニウム板材27とする(10)。溶湯圧延とは、連続鋳
造或いは連続鋳造と圧延とを同時に実行することによ
り、溶解したアルミニウムを板状に鋳込む方法である。
具体的には、双ロール式の溶湯圧延法や、双ベルト方式
のハズレー法、アルスイス社製のキャスターII(商品
名)に代表されるチルブロック方式等が適用可能であ
る。
【0037】なお、このときの板厚は、1mm以上20mm
以下とするのが望ましい。上記板厚が1mm未満であると
その後の冷間圧延(9)で、圧延加工度が小さく材料特
性が不充分となる。また、上記板厚が20mmを超える場
合は、冷間圧延(9)の負担が大きくなる。このように
して得られたアルミニウム板材27は、圧延メーカ3へ
の出荷後、冷間圧延及び熱処理(9)を直接施して板製
品13としてのボディ材に加工される。
【0038】(2)でアルミニウム展伸材を取り出して
残った使用済み自動車21は、プレスしてシュレッダー
にかけられる(11)。破砕後の原料に磁選,遠心分
離,比重選別,溶融選別等の周知の分別処理を行うこと
によって、鉄部品及びシュレッダーダストを取り除く
(12)。この後は、前述の展伸材と同様に、塗料の焼
却(5),溶解(6)等の工程を経てボディ材に加工す
る。
【0039】一方、車全体をシュレッダーにかける場合
は、点線の矢印で示すように、(0)の工程でアルミニ
ウム鋳物等を取り外した残りの使用済み自動車21の全
体を、前述の(11)の工程へ移し、プレスしてシュレ
ッダーにかける。以下、前述のように、磁選,遠心分
離,比重選別,溶融選別等の分別処理にて、鉄部品及び
シュレッダーダストを取り除き(12)、塗料の焼却
(5),溶解(6)等の工程を経てボディ材に加工す
る。
【0040】このように、本実施例では、磁選等による
分別(4),(12)に先立って、使用済み自動車21
からアルミニウム鋳物等を取り外している(0)。この
分別によって、使用済み自動車21の内でもアルミニウ
ム展伸材の使用率がアルミニウム鋳物の使用率に比べて
多い部分のみが磁選等の分別(4),(12)にかけら
れる。特に、(4)の磁選には、上記アルミニウム鋳物
等を取り外して残った使用済み自動車21から、アルミ
ニウム展伸材のみを分別したものがかけられる。このた
め、高品位なアルミニウム材料を再生することができ、
上記のように自動車用アルミニウム展伸材としてリサイ
クルすることが可能となる。
【0041】また、前述のように、回収場1における処
理の形態としては、アルミニウム鋳物を取り外した残り
から更にアルミニウム展伸材を取り出す方法と、アルミ
ニウム鋳物部品等を取り外した後の残りの部分全体をシ
ュレッダーにかける方法との2通りがあったが、両者の
効果の相違点は次のようになる。前者の場合、予めアル
ミニウム展伸材のみを取り出したので、その後は簡単な
磁選等によって極めて高品位なアルミニウム材料を得る
ことができる。後者の場合、磁選の他に遠心分離,比重
選別等の作業が必要となったり、得られるアルミニウム
材料の品位が若干低下するといった面では前者に比べて
不利であるが、自動車用アルミニウム展伸材用素材がリ
サイクルされる率を向上させることができる。
【0042】更に、本実施例では、使用済み自動車21
を回収してから圧延用スラブ25またはアルミニウム板
材27を得るまでの工程を、アルミニウム部品のスクラ
ップを分別・管理することのできる回収場1にて行って
いる。このため、次のように極めて効率的かつ経済的に
自動車用アルミニウム展伸材をリサイクルすることがで
きる。
【0043】すなわち、現状では、図3に示す現状例の
ように、使用済み自動車21を解体業者で解体して得ら
れたアルミ屑は、回収業者によって回収されて二次地金
メーカへ集められる。二次地金メーカでは、これを溶解
し、地金として鋳造して鋳物メーカへ運搬する。このと
き、二次地金メーカではロスが発生する。鋳物メーカで
は、この地金に溶解,鋳造,熱処理,切削加工等の工程
を施して、低品位な鋳物・ダイキャストとして出荷す
る。このとき、鋳物メーカでもロスが発生する。
【0044】ここで、もう少し本実施例と比較し易いよ
うに、アルミ屑の大部分が展伸材であり、そのアルミ屑
を再び展伸材として再利用するモデル(比較例)を上記
現状例を参考にして考えてみる。この場合、使用済み自
動車21を解体業者で解体して得られたアルミ屑は、回
収業者によって回収されて二次地金メーカへ集められ
る。二次地金メーカでは、これを溶解し、地金として鋳
造して圧延メーカ3へ運搬する。このとき、二次地金メ
ーカではロスが発生する。圧延メーカ3では、二次地金
メーカから納入された二次地金を溶解し、スラブ状に鋳
造し、更に、均質化,面削,熱間圧延,冷間圧延の工程
を経てボディ材として出荷する。このとき、圧延メーカ
3でもロスが発生する。
【0045】これに対して、本実施例では、回収場1に
てアルミニウム板材27に鋳造したり(実施例1)、圧
延用スラブ25に鋳造したり(実施例2)することがで
きる。このため、実施例1では、回収場1から運搬され
たアルミニウム板材27に対して、圧延メーカ3では直
接冷間圧延を施すことができ、ロスも殆ど発生しない。
また、実施例2では、回収場1から運搬された圧延用ス
ラブ25に対して圧延メーカ3では均質化の工程から実
行すればよく、この場合もロスは殆ど発生しない。
【0046】従って、本実施例によれは、コスト的にも
充分に見合った自動車用アルミニウム展伸材のリサイク
ルシステムを構築することができる。よって、アルミニ
ウム材料の適用による自動車の軽量化を促進し、低燃費
化及び地球環境の保護に大きく寄与することができる。
また、本実施例では、シュレッダーダスト29の焼却熱
も利用しているので、省エネルギにも更に寄与すること
ができる。
【0047】なお、上記実施例において、(0)の工程
が第1分別工程に、(3),(4)または(11),
(12)の工程が第2分別工程に、(5)〜(7)また
は(5)〜(10)の工程が素材製造工程に、それぞれ
相当する。また、回収場1が請求項10記載のリサイク
ルプラントに相当し、圧延用スラブ25及びアルミニウ
ム板材27が自動車用アルミニウム展伸材用素材に相当
する。
【0048】更に、本発明は上記実施例に何等限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の形態で実施することができる。例えば、上記実施例の
回収場1では使用済み自動車21等の廃棄物のみを原料
として圧延用スラブ25またはアルミニウム板材27を
製造しているが、新地金11から製造したアルミニウム
を加えてもよい。また、使用済み自動車21と共に工場
屑17,19や一般屑23を使用する場合でも、それら
の比率は必ずしも使用済み自動車21が最も多くなる必
要はない。
【0049】また更に、上記実施例では(0),(2)
の工程を手作業により行ったが、これらの工程は自動化
することもできる。例えば、使用済み自動車21の形状
をCCDカメラ等の画像認識手段によって認識し、ふた
物をマジックハンド等の把持手段によって把持して引き
ちぎることによって(2)の工程を実行してもよい。こ
の場合、ビスを緩める工作機械等も併用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のリサイクルシステム全体の構成を表
す概略図である。
【図2】 そのリサイクルシステムにおける各工程を説
明する流れ図である。
【図3】 上記実施例で必要となる工程を現状例及び比
較例との対比で表す説明図である。
【符号の説明】
1…回収場 3…圧延メーカ 5
…自動車メーカ 11…新地金 13…板製品 1
5…製品 17,19…工場屑 21…使用済み自動車 2
3…一般屑 25…圧延用スラブ 27…アルミニウム板材 2
9…シュレッダーダスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23G 5/02 F23G 7/00 D 5/033 C22B 21/00 7/00 B09B 5/00 C // C22B 21/00 3/00 303L Z (72)発明者 箕田 正 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 (72)発明者 吉田 英雄 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 良夫 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽金 属工業株式会社内 Fターム(参考) 3K065 AA24 AB03 AC20 BA05 CA01 CA02 4D004 AA26 AA28 BA03 BA05 CA02 CA04 CA07 CA09 CA28 4K001 AA02 BA14 BA22 BA24 CA01 CA02 CA04 CA49

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済み自動車から、アルミニウム展伸
    材の使用率がアルミニウム鋳物の使用率に比べて少ない
    部分を取り外すことにより、残りの部分を処理対象とし
    て分別する第1分別工程と、 該第1分別工程にて分別された部分を破砕して、その破
    砕片の中から主としてアルミニウムによって構成される
    ものを更に分別する第2分別工程と、 該第2分別工程にて分別された破砕片を溶解して自動車
    用アルミニウム展伸材用素材を製造する素材製造工程
    と、 を備えたことを特徴とする自動車用アルミニウム展伸材
    のリサイクル方法。
  2. 【請求項2】 使用済み自動車から得られるアルミニウ
    ム部品のスクラップを分別・管理することのできる回収
    場にて、上記各工程を実行することを特徴とする請求項
    1記載の自動車用アルミニウム展伸材のリサイクル方
    法。
  3. 【請求項3】 上記第1分別工程にて上記処理対象とし
    て分別された部分から、更に、アルミニウム展伸材の使
    用率がアルミニウム鋳物の使用率に比べて多い部分のみ
    を解体によって分別し、 上記第2分別工程では、上記解体によって分別された部
    分をアルミニウム部品専用シュレッダーで破砕して、そ
    の破砕片の中から主としてアルミニウムによって構成さ
    れるものを更に分別することを特徴とする請求項1また
    は2記載の自動車用アルミニウム展伸材のリサイクル方
    法。
  4. 【請求項4】 上記第2分別工程では、上記第1分別工
    程にて上記部分を取り外された使用済み自動車をプレス
    し、シュレッダーで破砕して、その破砕片の中から主と
    してアルミニウムによって構成されるものを更に分別す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の自動車用ア
    ルミニウム展伸材のリサイクル方法。
  5. 【請求項5】 上記素材製造工程では、上記破砕片を溶
    解したものを、連続鋳造或いは連続鋳造と圧延とを同時
    に実行することにより、板厚1mm以上20mm以下のアル
    ミニウム板材とすることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の自動車用アルミニウム展伸材のリサイク
    ル方法。
  6. 【請求項6】 上記素材製造工程では、自動車用アルミ
    ニウム展伸材用素材としてアルミニウム板材を製造し、 該アルミニウム板材をアルミニウム圧延工場にて自動車
    用アルミニウム板材に圧延加工することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の自動車用アルミニウム展
    伸材のリサイクル方法。
  7. 【請求項7】 上記素材製造工程では、自動車用アルミ
    ニウム展伸材用素材としてアルミニウム圧延用スラブを
    鋳造することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の自動車用アルミニウム展伸材のリサイクル方法。
  8. 【請求項8】 アルミニウム展伸材の製造工場で発生す
    るアルミニウム材のスクラップ,自動車用部品工場で発
    生するスクラップ,または自動車製品以外のアルミニウ
    ム製品のスクラップも、上記素材製造工程の原料として
    加えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の自動車用アルミニウム展伸材のリサイクル方法。
  9. 【請求項9】 シュレッダーダストの燃焼により得られ
    る熱エネルギを、上記素材製造工程における上記破砕片
    の溶解に使用することを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載の自動車用アルミニウム展伸材のリサイクル
    方法。
  10. 【請求項10】 使用済み自動車から得られるアルミニ
    ウム部品のスクラップを分別・管理することのできる回
    収場に、請求項1記載の各工程を実行可能な設備を設け
    たことを特徴とする自動車用アルミニウム展伸材のリサ
    イクルプラント。
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