JP2004223176A - 遊技機 - Google Patents

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Hiroaki Niwa
浩晃 丹羽
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】大当たり時に利益量を判定図柄等で表示する遊技機において、遊技者が前回以前の判定図柄にも関心を残すことになって遊技性が向上するとともに、少ない利益量が何度も連続することがなくて大当たり遊技を満喫でき、また、利益量が平均化して遊技機間のバランスがとれるようにする。
【解決手段】第2種遊技機の場合に3回連続して最も利益量(ラウンド数)の少ない判定図柄「×」(1R)を表示すると、カウンタを同一判定図柄「×」(1R)を含まないカウンタに変更して、次回は高利益量側の判定図柄「○」(15R)或いは「△」(7R)の何れかを表示し、また、3回連続して最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)を表示すると、判定図柄のカウンタを同一判定図柄「○」(15R)を含まないカウンタに変更して、次回は低利益量側の判定図柄「×」(1R)或いは「△」(7R)の何れかを表示するようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に、所定条件の成立により遊技者に利益が付与される遊技機において、利益量の決定に直前複数回の利益量の履歴を反映させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機等の遊技機として、特別図柄が大当たり図柄で確定することにより大当たりが発生し大入賞口が開放される第1種遊技機(例えば、特許文献1参照)、遊技球が大入賞口内部の特定領域を通過することにより大当たりが発生し、判定図柄が抽選されて、確定した判定図柄に応じて大当たりのラウンド数が決定される第2種遊技機(例えば、特許文献2参照)、特別図柄が大当たり図柄で確定することにより大当たりが発生し、特定入賞口内部の特別装置作動領域を遊技球が通過することによって特別装置が作動する第3種遊技機(例えば、特許文献3参照)等が従来から知られている。
【0003】
これら従来の第1種遊技機、第2種遊技機、第3種遊技機等の遊技機は、大当たりが発生したときに遊技者に付与される利益量に変化をもたせ、遊技者に認識させるために、判定図柄を使用している。
【0004】
例えば第2種遊技機では、判定図柄として例えば「○」、「△」、「×」というように異なる3種類を用意し、判定図柄が「○」の場合は15R(ラウンド)、「△」の場合は7R、「×」の場合は1Rというように、判定図柄に応じて大当たりの継続可能なラウンド数(遊技者に付与される利益量)が異なる設定とし、遊技球が特定領域を通過すると3種類の判定図柄から一つを抽選により選択して(選択確率は1/3)、選択結果を図柄表示装置に表示し、ラウンド数を異ならせることにより遊技者に付与する利益量に変化をもたせている。
【0005】
また、例えば第1種遊技機、第3種遊技機では、大当たり図柄以外の図柄を判定図柄として例えば「○」、「×」というように異なる2種類に分け、判定図柄が「○」であれば大当たり遊技終了後に高確率遊技(確率変動遊技)が行われ、判定図柄が「×」であれば大当たり遊技終了後に低確率遊技(通常遊技)が行われる設定として、図柄表示装置に表示される三つの特別図柄が同数字或いは同図柄で揃う大当たり図柄で確定することにより大当たりが発生したときに、2種類の判定図柄の内の抽選により選択された一つ(選択確率は1/2)を図柄表示装置に表示し、大当たり遊技終了後に高確率遊技を行うか低確率遊技を行うかで遊技者に付与する利益量を異ならせている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−299983号公報
【特許文献2】
特開平5−177号公報
【特許文献3】
特開平9−135946号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大当たりが発生したときに遊技者に付与される利益量を判定図柄を使用して表示する従来の遊技機では、表示される判定図柄はその都度ランダムに選択され、判定図柄の履歴がどうであったかは関係がなく、遊技者にとっては次回の判定図柄がどうであるかだけが肝心であるため、判定図柄による遊技性の向上は制限的なものであった。
【0008】
また、大当たりが発生したときに遊技者に付与される利益量を判定図柄によって表示する上記従来の遊技機では、利益量の偏った判定図柄が連続して表示される場合があり、特に、利益量の少ない判定図柄が何度も連続して表示された場合は、遊技者の落胆が大きくて、折角獲得した大当たり遊技を満喫することができなくなる。例えば第2種遊技機では、大当たりとなり抽選された判定図柄として、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)が何度も連続して表示されたり、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)とその次に利益量の少ない判定図柄「△」(7R)だけが何度も連続して表示されると、遊技者は付与される利益量が少ないので落胆してしまい、折角獲得した大当たり遊技を満喫することができない。また、例えば第1種遊技機、第3種遊技機では、最も利益量の少ない判定図柄(大当たり図柄)「×」が何度も連続して表示されると、遊技者は一挙に多くの利益量を獲得できるかも知れないという当てが外れて落胆してしまい、折角獲得した大当たり遊技を満喫することができない。
【0009】
また、大当たりが発生したときに遊技者に付与される利益量を判定図柄によって表示する上記従来の遊技機では、利益量の多い判定図柄が何度も連続することもあり、そうして場合には、遊技者に付与される利益量が並外れて大きくなり、遊技機間のバランスが崩れてしまう。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、大当たり発生等の所定条件が成立したときに遊技者に付与される利益量を判定図柄等を使用して表示する遊技機において、遊技者が判定図柄の履歴にも関心を残すことになって遊技性が向上するとともに、少ない利益量が何度も連続することがなくて遊技者が大当たり遊技を満喫でき、また、遊技者に付与される利益量が平均化して遊技機間のバランスがとれるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定条件の成立により遊技者に利益が付与される遊技機であって、前記所定条件が成立したときの遊技者に付与される利益量を所定範囲の中から選択し決定する利益量決定手段と、前記利益量決定手段により決定された最新複数回の利益量を記憶する利益量履歴記憶手段と、該利益量履歴記憶手段により記憶された最新複数回の利益量の間に特定の関係が成立しているか否かを判定する履歴判定手段と、該履歴判定手段により前記特定の関係が成立していると判定される状況の下に前記所定条件が成立した場合には、前記利益量決定手段が選択し決定する利益量の範囲を前記所定範囲とは異なる範囲に変更する利益量範囲変更手段と、前記利益量決定手段により決定された利益量を報知し遊技者に認識させる利益量報知手段とを備えたことを特徴とする遊技機を提供する。
【0012】
この遊技機では、大当たり発生等の所定条件が成立したときの遊技者に付与される利益量が所定範囲の中から抽選等により選択され決定されて、その決定された利益量が、遊技者に認識されるよう判定図柄の表示等で報知される。そして、所定範囲の中から選択され決定された最新複数回の利益量の間に特定の関係が成立した場合には、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲が前記所定範囲とは異なる範囲に変更される。そのため、遊技者は、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回の判定図柄を期待するということになり、遊技性が向上する。
【0013】
ここで、前記特定の関係は、例えば前記最新複数回の利益量が相互に等しいことであってよい。この場合、決定された利益量が所定回数連続して相互に略等しいと、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲が前記所定範囲とは異なる範囲に変更される。そのため、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示等により報知される利益量を期待するということになり、遊技性が向上する。
例えば第2種遊技機で、判定図柄が、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)、中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)の3種類である場合に、中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)が3回連続すると、次回の大当たり発生時は最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)或いは最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)から選択されるようにでき、それにより、パチンコ機等遊技機本来の楽しさである適度なギャンブル性が生まれるため、遊技性が向上する。
【0014】
また、前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量がいずれも前記所定範囲の中の低利益量側の利益量であることであってよい。この場合、決定された利益量が所定回数連続して所定範囲の中の低利益量側の利益量であると、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲が前記所定範囲とは異なる範囲に変更される。そのため、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回の判定図柄を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、少ない利益量が何度も連続することがないため、大当たり遊技を満喫することができる。
例えば第2種遊技機で、判定図柄が、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)、中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)の3種類である場合に、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)が3回連続すれば前記特定の関係が成立して、次回の大当たり発生時は最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)以外の判定図柄「○」(15R)、「△」(7R)の中から判定図柄が表示されるようにでき、それにより、遊技者は次回は少なくとも、最も利益量の少ない判定図柄「×」の場合に付与される利益量(1R)よりは多い利益量を獲得できると判って、次回は一挙に多くの利益量を獲得できるという期待を膨らませることとなり、大当たり遊技を満喫できる。
また、最新3回の判定図柄が、「×」、「×」、「×」の場合以外に、「△」、「△」、「△」の場合にも、低利益量側の利益量が3回連続することによって前記特定の関係が成立して、次回の大当たり発生時は最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)以外の判定図柄「○」(15R)、「△」(7R)の中から判定図柄が表示されるようにでき、或いは最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)に限定されて判定図柄が表示されるようにでき、それにより、遊技者は次回は少なくとも、最も利益量の少ない判定図柄「×」の場合に付与される利益量(1R)よりは多い利益量を獲得できると判って、次回は一挙に多くの利益量を獲得できるという期待を膨らませることとなり、大当たり遊技を満喫できる。
【0015】
また、前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量がいずれも前記所定範囲の中の高利益量側の利益量であることであってよい。この場合、決定された利益量が所定回数連続して所定範囲の中の高利益量側の利益量であると、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲が前記所定範囲とは異なる範囲に変更される。そのため、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示等による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。
例えば第2種遊技機では、判定図柄が、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)、中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)の3種類である場合に、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)が3回連続すれば、次回の大当たり発生時は最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)以外の判定図柄「×」(1R)、「△」(7R)の中から判定図柄が表示されるようにでき、それにより、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。また、遊技者は、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)が3回連続することが判明するまでは、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示等による利益量の報知を期待することになり、遊技性が向上する。
また、最新3回の判定図柄が、「○」、「○」、「○」の場合以外に、「△」、「△」、「△」の場合にも、高利益量側の利益量が3回連続することによって前記特定の関係が成立して、次回の大当たり発生時は最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)以外の判定図柄「×」(1R)、「△」(7R)の中から判定図柄が表示されるようにでき、或いは最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)に限定されて判定図柄が表示されるようにでき、それにより、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。また、遊技者は、高利益量の判定図柄「○」(15R)或いは「△」(7R)が3回連続することが判明するまでは、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示等による利益量の報知を期待することになって、遊技性が向上する。
【0016】
また、前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量の総和が所定の閾値を超えることであってよい。この場合、所定回数の利益量の総和が所定の閾値を越えると、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲が前記所定範囲とは異なる範囲に変更される。そのため、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回の判定図柄を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。
例えば第2種遊技機の場合、判定図柄が、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)、中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)の3種類であって、前記所定の閾値が例えば「25」で、最新3回の利益量の総和が「25」を越えることが前記特定の関係であるとすると、最新3回の判定図柄が、「○」、「○」、「○」の場合以外に、「○」、「△」、「△」の場合、「△」、「○」、「△」の場合、「△」、「△」、「○」の場合に、最新3回の利益量の総和が所定の閾値「25」を越え、前記特定の関係が成立する。
つまり、前記特定の関係が最新複数回の利益量の総和が所定の閾値を超えることである場合は、前記特定の関係が最新複数回の利益量がいずれも所定範囲の中の高利益量側で相互に等しい利益量であることである場合に比べて、前記特定の関係が成立する可能性が高い。
そして、最新3回の判定図柄が、「○」、「○」、「○」の場合、「○」、「△」、「△」の場合、「△」、「○」、「△」の場合、「△」、「△」、「○」の場合は、いずれも最新3回の利益量の総和が所定の閾値「25」を越えることにより、次回の大当たり発生時は最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)以外の判定図柄「×」(1R)、「△」(7R)の中から判定図柄が表示されるようにでき、或いは最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)に限定されて判定図柄が表示されるようにでき、それにより、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技者間のバランスがとれる。
また、遊技者は、最新3回の判定図柄が、「○」、「○」、「○」となったり、「○」、「△」、「△」となったり、「△」、「○」、「△」となったり、或いは「△」、「△」、「○」となることが判明するまでは、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示等による利益量の報知を期待することになり、遊技性が向上する。
【0017】
また、前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量の総和が特定の閾値に満たないことであってよい。この場合、所定回数の利益量の総和が所定の閾値に満たないと、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲が前記所定範囲とは異なる範囲に変更される。そのため、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回の判定図柄を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、少ない利益量が何度も連続することがなくなり遊技者が大当たり遊技を満喫できる。
例えば第2種遊技機の場合、判定図柄が、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)、中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)の3種類であって、前記所定の閾値が例えば「15」で、最新3回の利益量の総和が「15」に満たないことが前記特定の関係であるとすると、最新3回の判定図柄が、「×」、「×」、「×」の場合以外に、「△」、「×」、「×」の場合、「×」、「△」、「×」の場合、「×」、「×」、「△」の場合に、最新3回の利益量の総和が所定の閾値「15」未満となり、前記特定の関係が成立する。
つまり、前記特定の関係が最新複数回の利益量の総和が所定の閾値に満たないことである場合は、前記特定の関係が最新複数回の利益量がいずれも所定範囲の中の低利益量側で相互に等しい利益量であることである場合に比べて、前記特定の関係が成立する可能性が高い。
そして、最新3回の判定図柄が、「×」、「×」、「×」の場合、「△」、「×」、「×」の場合、「×」、「△」、「×」の場合、「×」、「×」、「△」の場合は、いずれも最新3回の利益量の総和が所定の閾値「15」未満となることにより、次回の大当たり発生時は最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)以外の判定図柄「○」(15R)、「△」(7R)の中から判定図柄が表示されるようにでき、或いは最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)に限定されて判定図柄が表示されるようにでき、それにより、遊技者は次回は少なくとも、最も利益量の少ない判定図柄「×」の場合に付与される利益量(1R)よりは多い利益量を獲得できると判って、次回は一挙に多くの利益量を獲得できるという期待を膨らませることとなり、大当たり遊技を満喫できる。
【0018】
前記所定範囲とは異なる範囲は、前記所定範囲より狭められた範囲であってよく、前記所定範囲より拡がった範囲であってもよい。
例えば第2種遊技機で、通常使用する判定図柄が、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)、中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)の3種類であるとして、前記所定範囲とは異なる範囲が前記所定範囲より狭められた範囲である場合は、通常は3種類の判定図柄(「○」、「△」、「×」)の中から一つを選択するのに対し、いずれか2種類の中から一つを選択し、或いはいずれか1種類に限定された判定図柄を選択することになり、特定の判定図柄が選択される可能性が高くなるため、例えば次回大当たり時に最新複数回の判定図柄とは異なる利益量の多い判定図柄が表示される可能性が高くなって、次回大当たり時に表示される判定図柄に対する期待感が持てるようになる。
また、前記所定範囲とは異なる範囲が前記所定範囲より拡がった範囲である場合は、通常は3種類の判定図柄(「○」、「△」、「×」)の中から一つを選択するのに対し、それら3種類とは別の判定図柄を含めた例えば4種類の判定図柄(「○」、「□」(10R)、「△」、「×」)の中から一つを選択することになり、特定の判定図柄が選択される可能性が低くなるため、例えば次回大当たり時に最新複数回の判定図柄と同一の利益量の少ない判定図柄が表示される可能性が低くなって、次回大当たり時に表示される判定図柄に対する期待感が持てるようになる。
【0019】
前記利益量報知手段は、遊技者に付与される利益量を例えば判定図柄の表示により報知する。このように判定図柄の表示により利益量を報知すれば、遊技者は判定図柄を見ることで獲得できる利益量を認識できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態、特に第2種遊技機に適用した例を図面を参照して説明する。
【0021】
図1は本発明の実施の形態の遊技機の遊技盤面図である。この遊技機は、第2種パチンコ機であり、遊技盤1の盤面に形成された遊技領域2の略中央に左右一対の開閉翼片3、4を備えた変動入賞装置である大入賞口5が設けられ、大入賞口5の下方には、左、右に、遊技球が入る(すなわち、入賞する)と大入賞口5の開閉翼片3、4を1回開閉作動させる契機となる左第2種始動口6及び右第2種始動口7が、中央に、遊技球が入る(すなわち、入賞する)と大入賞口5の開閉翼片3、4を2回開閉作動させる契機となる中第2種始動口8が設けられている。また、大入賞口5下部には、判定図柄を表示する判定図柄表示装置9が設けられている。この遊技機において、判定図柄は、大当たりが発生したときに遊技者に付与される利益量としての大当たり遊技のラウンド数に変化をもたせ、遊技者に認識させるもので、判定図柄表示装置9に表示される判定図柄によって大当たり遊技のラウンド数が決定され、それが遊技者に報知される。
【0022】
大入賞口5の内部には、大当たり遊技の開始条件としての遊技球の通過領域であり大当たり遊技におけるラウンド継続の継続条件としての遊技球の通過領域である図示しない特定領域が形成され、その特定領域を挟んで左右両側に、ラウンド継続の継続条件に関与しない図示しない一般領域が形成されている。
【0023】
この遊技機は、大入賞口5に遊技球が入ると入賞となり、入賞球1球毎に所定数(例えば10個)の賞球が払い出される。また、左第2種始動口6、右第2種始動口7および中第2種始動口8の三つの始動口は、遊技球が入ると、入賞となり、入賞球1球毎に所定数(例えば5個)の賞球が払い出されるとともに、大入賞口5開放の契機となり、左第2種始動口6又は右第2種始動口7へ遊技球が入賞すると、大入賞口5は開閉翼片3、4の拡開作動により開放時間例えば0.4秒で1回開放され、中第2種始動口8へ遊技球が入賞すると、開閉翼片3、4の拡開作動により1回の開放時間例えば0.5秒で2回開放される。
【0024】
そして、通常遊技状態において大入賞口5の拡開作動中に大入賞口5に入賞した遊技球が図示しない特定領域に導かれると大当たりが発生し、大当たりが発生すると、利益量を決定する判定図柄のカウンタから値が一つ抽出され、抽出された値に基づいて、大当たり遊技のラウンド数(規定ラウンド数)を決定する判定図柄が選択され、選択結果に応じて判定図柄表示装置9により判定図柄が変動表示後に確定表示される。
【0025】
この実施の形態では、判定図柄は例えば「○」、「△」および「×」の異なる3種類(所定範囲)が用意され、判定図柄が「○」の場合は15R(ラウンド)、「△」の場合は7R、「×」の場合は1R、というように、判定図柄に応じて大当たり遊技の継続可能なラウンド数(規定ラウンド数)すなわち遊技者に付与される利益量が異なる設定とする。そして、遊技球が図示しない特定領域を通過すると、通常はそれら3種類の判定図柄から一つが抽選により選択される(選択確率は1/3)。そして、選択された判定結果に基づいて決定されたラウンド数(規定ラウンド数)を限度に、1ラウンドについて大入賞口5が18回開放され(ただし、18回の開放作動の間に10個の遊技球が入賞すると、そのラウンドは終了する。)、その間に再び遊技球が特定領域を通過することを継続条件として、その継続条件が成立すると次ラウンドに進み、規定ラウンド数まで大当たり遊技が継続される。そしてラウンド中に遊技球が特定領域を通過しなかったとき、あるいは規定ラウンド数が終了したときに大当たり遊技は終了する。
【0026】
大当たり遊技は、遊技球が図示しない特定領域を通過したことにより大当たりが発生した後、大当たり遊技開始ディレーが開始され、所定の大当たり遊技開始ディレー時間(例えば10秒)が経過した後、大当たり開始ディレーが終了し、第1ラウンドが開始されて、大入賞口5が開放作動する。そして、大入賞口5へ入賞した遊技球の数がカウントスイッチによって検出され、18回の開放作動が終了するか、大入賞口5に入賞した遊技球が10個に達すると、大入賞口5の開放作動が終了し、第1ラウンドが終了する。そして、ラウンド間ディレーに入り、所定のラウンド間ディレー時間(例えば3秒)が経過すると、次ラウンドの大入賞口開放作動が開始される。そして、最後のラウンドが終了すると、大当たり遊技終了ディレーに入り、所定の大当たり遊技終了ディレー時間(例えば10秒)が経過すると、大当たり遊技が終了し、次回の大当たり発生が可能となる。
【0027】
また、この実施の形態では、同一の判定図柄が3回連続すると、次回大当たり時にはその連続した同一の判定図柄以外の判定図柄を表示する。そのため、判定図柄のカウンタとして、第1カウンタ、第2カウンタ、第3カウンタ及び第4カウンタの四つのカウンタが設けられている。
【0028】
第1カウンタは、通常使用するカウンタで、乱数の大きさが3で、乱数の値は「0〜2」をとる。そして、値「0」を抽出すると判定図柄「×」(1R)を、値「1」を抽出すると判定図柄「△」(7R)を、値「2」を抽出すると判定図柄「○」(15R)を選択する。
【0029】
第2カウンタ、第3カウンタ及び第4カウンタは、第1カウンタを使用しない場合に何れか一つを選択して使用するよう別途設けられたカウンタで、それぞれ乱数の大きさが2で、乱数の値は「0〜1」をとる。そして、第2カウンタは、値「0」を抽出すると判定図柄「×」(1R)を、値「1」を抽出すると判定図柄「△」(7R)を表示する。また、第3カウンタは、値「0」を抽出すると判定図柄「×」(1R)を、値「1」を抽出すると判定図柄「○」(15R)を表示する。また、第4カウンタは、値「0」を抽出すると判定図柄「△」(7R)を、値「1」を抽出すると判定図柄「○」(15R)を選択する。
【0030】
そして、例えば3回連続して最も利益量(ラウンド数)の少ない同一の判定図柄「×」(1R)が表示されると、判定図柄のカウンタを通常使用する第1カウンタから、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)を含まない第4カウンタに変更して、次回大当たり時には高利益量側の判定図柄「○」(15R)或いは「△」(7R)の何れかが表示され、3回連続した判定図柄「×」(1R)は表示されないようにする。この場合、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)が3回連続(最新3回の判定図柄が同一であるという特定の関係が成立)すると、次回の大当たり時には、少なくとも最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)以外の判定図柄「○」(15R)或いは「△」(7R)が表示されることになるので、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、次回大当たり時には少なくとも、最も利益量の少ない判定図柄「×」の場合に付与される利益量(1R)よりは多い利益量(15R或いは7R)を獲得できると判り、次回は一挙に多くの利益量を獲得できるという期待を膨らませることができて、興趣が盛り上がり、大当たり遊技を満喫することができる。
【0031】
図2はこの場合の遊技の流れをタイムチャートである。この実施の形態の場合で、図2に示すように最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)が3回連続した後、4回目の大当たり時には、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)以外の判定図柄、例えば最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)が選択される。
【0032】
また、3回連続して最も利益量(ラウンド数)の多い同一の判定図柄「○」(15R)が表示されると、判定図柄のカウンタを通常使用する第1カウンタから、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)を含まない第2カウンタに変更して、次回大当たり時には低利益量側の判定図柄「×」(1R)或いは「△」(7R)の何れかが表示され、3回連続した判定図柄「○」(15R)は表示されないようにする。この場合、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)が3回連続(最新3回の判定図柄が同一であるという特定の関係が成立)すると、次回の大当たり時には、少なくとも最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)以外の判定図柄「×」(1R)或いは「△」(7R)が表示されることになるので、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。
【0033】
また、3回連続して中間の利益量のもう一つの同一の判定図柄「△」(7R)が表示されると、判定図柄のカウンタを通常使用する第1カウンタから、その中間的な利益量の判定図柄「△」(7R)を含まない第3カウンタに変更して、次回大当たり時にはその他の判定図柄「×」(1R)或いは「○」(15R)の何れかが表示され、3回連続した判定図柄「△」(7R)は表示されないようにする。この場合も、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上する。
【0034】
この実施の形態の大当たり時の判定図柄の選択と大入賞口の開閉の大入賞口処理は具体的には図3に示すフローチャートのとおりである。この大入賞口処理は、スタートすると、ステップS101で、大当たりが発生したか否か(遊技球が特定領域を通過したか否か)を判定し、大当たりが発生していなければそのままリターンし、大当たりが発生して初めて次にステップS102へ進む。そして、大当たりが発生すると、ステップS102で、最新3回の判定図柄が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合は、次のステップS103で、記憶されている最新3回の判定図柄が同一判定図柄か否かを判定する。
【0035】
ステップS103の判定で、最新3回の判定図柄が同一判定図柄である場合は、ステップS104で、その同一判定図柄は「○」か否かを判定し、「○」でなければステップS105で「△」か否かを判定する。
【0036】
そして、ステップS104の判定で「○」であれば、ステップS106で、第2カウンタから値を抽出し、ステップS105の判定で「△」であれば、ステップS107で、第3カウンタから値を抽出し、ステップS105の判定で「△」でない(「×」である)場合は、ステップS108で、第4カウンタから値を抽出する。そして、ステップS109へ進み、3回前の判定図柄の記憶を消去する。
【0037】
また、ステップS103の判定で、最新3回の判定図柄が同一判定図柄でない場合は、ステップS110で、3回前の判定図柄を消去し、次いで、ステップS111で、通常使用するカウンタである第1カウンタから値を抽出する。
【0038】
また、最新3回(直前3回)の判定図柄がまだ記憶されていない(ステップS102の判定がNOである)ときは、そのままステップS111へ進み、通常使用するカウンタである第1カウンタから値を抽出する。
【0039】
こうして第1〜4カウンタの何れかから値を抽出した後、ステップS112で、抽出した値による判定図柄は「○」か否かを判定し、「○」でなければステップS113で「△」か否かを判定する。
【0040】
そして、ステップS112の判定で「○」であれば、ステップS114で、ラウンド数Rを「15」に設定し、ステップS113の判定で「△」であれば、ステップS115で、ラウンド数Rを「7」に設定し、ステップS113の判定で「△」でない(「×」である)場合は、ステップS116で、ラウンド数Rを「1」に設定する。
【0041】
こうしてS114〜116の何れかでラウンド数Rを設定すると、ステップS117で、設定した判定図柄を記憶する。そして、ステップS118で、ラウンド数Rを1減算した後、ステップS119で大入賞口を開放作動させる。
【0042】
そして、ステップS120で、所定の開放回数(例えば18回)が終了したか否かを判定し、終了していなければ、ステップS121で、このラウンド中に大入賞口に遊技球が10個入賞したか否かを判定する。
【0043】
そして、ステップS120の判定で所定の開放回数(例えば18回)が終了したとき、或いはステップS121の判定で大入賞口に10個入賞したというときは、ステップS122で進んで大入賞口を閉口(大入賞口の開放作動を終了)する。
【0044】
そして、ステップS123で、そのラウンド中に遊技球が特定領域を通過したか否かを判定し、通過しなかった場合は、そのままリターンし、通過した場合は次のステップS124へ進む。
【0045】
そして、ステップS124へ進むと、ラウンド数Rが「0」になったか否かを判定し、ラウンド数Rがまだ「0」になっていなければ、ステップS118に戻り、ステップS118〜124のルーチンを繰り返す。そして、ラウンド数が「0」になれば、リターンする。
【0046】
なお、この実施の形態において、通常使用する3個の判定図柄は、上記3種類(「○」(15R)、「△」(7R)、「×」(1R))以外に、利益量(ラウンド数)の設定の異なる他の3種類であってもよく、また、3種類以外の複数種類(所定範囲)の判定図柄が用意されるものであってもよい。
【0047】
また、判定図柄のカウンタを通常使用する第1カウンタから第4カウンタに変更するのは、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)が3回連続した場合以外に、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)が2回或いは4回以上の所定回数連続(最新所定回数の判定図柄が同一であるという特定の関係が成立)した場合等、適宜変更してもかまわない。
【0048】
また、例えば判定図柄の種類が多く、判定図柄によって利益量が小刻みに変化する場合等は、通常使用するカウンタ以外に、例えば最も利益量の少ない判定図柄とその次に利益量の少ない判定図柄等を含まないカウンタを別途用意し、例えば3回連続して利益量が低利益量側で相互に略等しい(同一を含む)判定図柄が表示された場合に、判定図柄のカウンタを通常使用するカウンタから、これら低利益量側の判定図柄を含まないカウンタに変更して、次回大当たり時にはそれら低利益量側の判定図柄以外の判定図柄が表示され、連続した低利益量側の判定図柄は表示されないようにすることもできる。
【0049】
また、実施の形態の他の例として、所定回数(最新複数回)の利益量の総和が所定の閾値を超えるという特定の関係が成立すると、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲を通常の範囲(所定範囲)とは異なる範囲に変更し、また、所定回数(最新複数回)の利益量の総和が所定の閾値に満たないという特定の関係が成立すると、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲を通常の範囲(所定範囲)とは異なる範囲に変更する実施の形態も可能である。
【0050】
この場合、最新複数回(例えば3回)の利益量を計数し、その計数した利益量の総和が所定値(第1の閾値)を越えていれば、次回大当たり時に表示する判定図柄(利益量)は通常時に抽選を行う範囲(通常使用するカウンタ)とは異なる範囲の中から(別カウンタから)を選択し決定する。また、最新複数回の利益量が所定値(第2の閾値)に満たなければ、次回大当たり時に表示する判定図柄(利益量)は通常時に抽選を行う範囲(通常使用するカウンタ)とは異なる範囲(別のカウンタ)から選択し決定する。そのため、判定図柄のカウンタとして、Aカウンタ、Bカウンタ及びCカウンタの三つのカウンタを設ける。また、判定図柄は例えば15個使用し、閾値は「30」(第1の閾値)及び「15」(第2の閾値)とする。
【0051】
Aカウンタは、通常使用するカウンタで、乱数の大きさが15で、乱数の値は「1〜15」をとる。そして、値「1」を抽出すると判定図柄「1」(1R)、値「2」を抽出すると判定図柄「2」(2R)、・・・、値「n」を抽出すると判定図柄「n」(nR)、・・・、値「15」を抽出すると判定図柄「15」(15R)、というように、15種類の利益量を15個の判定図柄で表示する。
【0052】
Bカウンタ及びCカウンタは、Aカウンタを使用しない場合に何れか一つを選択して使用するよう別途設けられたカウンタである。Bカウンタは、乱数の大きさが7で、乱数の値は「1〜7」をとる。そして、値「1」を抽出すると判定図柄「1」(1R)、値「2」を抽出すると判定図柄「2」(2R)、・・・、値「n」を抽出すると判定図柄「n」(nR)、・・・、値「7」を抽出すると判定図柄「7」(7R)、というように、低利益量側の7種類の利益量を7個の判定図柄で表示する。また、Cカウンタは、乱数の大きさが「8」で、乱数の値は「1〜8」をとる。そして、値「1」を抽出すると判定図柄「8」(8R)、値「2」を抽出すると判定図柄「9」(9R)、・・・、値「n」を抽出すると判定図柄「n+7」((n+7)R)、・・・、値「8」を抽出すると判定図柄「15」(15R)、というように、高利益量側の8種類の利益量を8個の判定図柄で表示する。
【0053】
そして、例えば最新3回(所定回数)の判定図柄による利益量の総和が第1の閾値である「30」を超えた場合は、判定図柄のカウンタを通常使用するAカウンタから、Bカウンタに変更して、次回大当たり時には低利益量側の7個の判定図柄(「1」(1R)〜「7」(7R))の何れかを表示するようにする。この場合、次回の大当たり時には利益量の多い判定図柄「8」(8R)〜「15」(15R)以外の判定図柄「1」(1R)〜「7」(7R)の何れかが表示されるので、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。
【0054】
また、例えば最新3回(所定回数)の判定図柄の利益量の総和が第2の閾値である「15」に満たない場合は、判定図柄のカウンタを通常使用するAカウンタから、Cカウンタに変更して、次回大当たり時には高利益量側の8個の判定図柄(「8」(8R)〜「15」(15R))の何れかを表示するようにする。この場合、次回の大当たり時には利益量の少ない判定図柄「1」(1R)〜「7」(7R)以外の判定図柄「8」(8R)〜「15」(15R)の何れかが表示されることになるので、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、次回大当たり時には多い利益量(8R〜15R)を獲得できると判り、次回は一挙に多くの利益量を獲得できるという期待を膨らませることができて、興趣が盛り上がり、大当たり遊技を満喫することができる。
【0055】
また、このように所定回数(最新複数回)の利益量の総和が所定の閾値を越えると次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲を通常の範囲(所定範囲)とは異なる範囲に変更し、また、所定回数(最新複数回)の利益量の総和が所定の閾値に満たないと次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲を通常の範囲(所定範囲)とは異なる範囲に変更する実施の形態において、判定図柄を先の例と同様に、「×」(1R)、「△」(7R)、「○」(15R)の3種類としてもよい。その場合、通常使用するAカウンタは、乱数の大きさが3で、乱数の値は「0〜2」をとる。そして、値「0」を抽出すると判定図柄「×」(1R)を、値「1」を抽出すると判定図柄「△」(7R)を、値「2」を抽出すると判定図柄「○」(15R)を選択する。また、Aカウンタを使用しない場合に何れか一つを選択して使用するBカウンタ及びCカウンタは、それぞれ乱数の大きさが2で、乱数の値は「0〜1」をとる。そして、Bカウンタは、値「0」を抽出すると判定図柄「×」(1R)を、値「1」を抽出すると判定図柄「△」(7R)を表示する。また、Cカウンタは、値「0」を抽出すると判定図柄「△」(7R)を、値「1」を抽出すると判定図柄「○」(15R)を選択する。閾値は「30」(第1の閾値)及び「15」(第2の閾値)とする。
【0056】
その場合、例えば最新3回(所定回数)の判定図柄による利益量の総和が第1の閾値である「30」を超えると、判定図柄のカウンタを通常使用するAカウンタから、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)を含まないBカウンタに変更して、次回大当たり時には低利益量側の判定図柄「×」(1R)或いは「△」(7R)の何れかが表示され、最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)は表示されないようにする。この場合、次回の大当たり時には最も利益量の多い判定図柄「○」(15R)以外の判定図柄「×」(1R)或いは「△」(7R)の何れかが表示されるので、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。
【0057】
また、例えば最新3回(所定回数)の判定図柄の利益量の総和が第2の閾値である「15」に満たないと、判定図柄のカウンタを通常使用するAカウンタから、最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)を含まないCカウンタに変更して、次回大当たり時には高利益量側の判定図柄「○」(15R)或いは「△」(7R)の何れかを表示するようにする。この場合、次回の大当たり時には最も利益量の少ない判定図柄「×」(1R)以外の判定図柄「○」(15R)或いは「△」(7R)の何れかが表示されることになるので、遊技者にとっては、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回判定図柄の表示による利益量の報知を期待するということになり、遊技性が向上するとともに、次回大当たり時には多い利益量(15R或いは7R)を獲得できると判り、次回は一挙に多くの利益量を獲得できるという期待を膨らませることができて、興趣が盛り上がり、大当たり遊技を満喫することができる。
【0058】
なお、この実施の形態の例において、利益量の総和をとる回数(所定回数)は、最新3回以外に、最新2回、最新4回等、適宜変更することでき、また、第1及び第2の閾値はも、それぞれ「30」、「15」以外の値に適宜変更することができる。
【0059】
この実施の形態の例において判定図柄を「×」(1R)、「△」(7R)、「○」(15R)の3種類とした場合の大当たり時の判定図柄の選択と大入賞口の開閉の大入賞口処理は具体的には図4に示すフローチャートのとおりである。この大入賞口処理は、スタートすると、ステップS201で、大当たりが発生したか否か(遊技球が特定領域を通過したか否か)を判定し、大当たりが発生していなければそのままリターンし、大当たりが発生して初めて次にステップS202へ進む。そして、大当たりが発生すると、ステップS202で、最新3回の判定図柄が記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合は、次のステップS203で、記憶されている最新3回の判定図柄の利益量を加算して、ステップS204で、加算結果として最新3回の利益量の総和Zを出す。そして、ステップS205で、Zが第1の閾値「30」を超えているか否かを判定し、Zが「30」以下であれば、ステップS206で、Zが第2の閾値「15」に満たないか否かを判定する。
【0060】
そして、ステップS205の判定でZが第1の閾値「30」を超えている場合は、ステップS207で、Bカウンタから値を抽出し、ステップS206の判定でZが第2の閾値「15」に満たない場合は、ステップS208で、Cカウンタから値を抽出し、ステップS206の判定でZが第2の閾値「15」以上である(第1の閾値「30」以下である)場合は、ステップS209で、通常使用するカウンタであるAカウンタから値を抽出する。そして、ステップS210で、Zを消去し、ステップS211で、3回前の判定図柄の記憶を消去する。
【0061】
また、最新3回の判定図柄がまだ記憶されていない(ステップS202の判定がNOである)ときは、そのままステップS212へ進み、通常使用するカウンタであるAカウンタから値を抽出する。
【0062】
こうしてA〜Cカウンタのいずれかから値を抽出した後、ステップS213で、抽出した値による判定図柄は「○」か否かを判定し、「○」でなければステップS214で「△」か否かを判定する。
【0063】
そして、ステップS213の判定で「○」であれば、ステップS215で、ラウンド数Rを「15」に設定し、ステップS214の判定で「△」であれば、ステップS216で、ラウンド数Rを「7」に設定し、ステップS214の判定で「△」でない(「×」である)場合は、ステップS217で、ラウンド数Rを[1」に設定する。
【0064】
こうしてS215〜217のいすれかでラウンド数Rを設定すると、ステップS218で、設定した判定図柄を記憶する。そして、ステップS219で、ラウンド数Rを1減算した後、ステップS220で大入賞口を開放作動させる。
【0065】
そして、ステップS221で、所定の開放回数(例えば18回)が終了したか否かを判定し、終了していなければ、ステップS222で、このラウンド中に大入賞口に遊技球が10個入賞したか否かを判定する。
【0066】
そして、ステップS221の判定で所定の開放回数(例えば18回)が終了したとき、或いはステップS222の判定で大入賞口に10個入賞したというときは、ステップS223で進んで大入賞口を閉口(大入賞口の開放作動を終了)する。
【0067】
そして、ステップS224で、そのラウンド中に遊技球が特定領域を通過したか否かを判定し、通過しなかった場合は、そのままリターンし、通過した場合は次のステップS225へ進む。
【0068】
そして、ステップS225へ進むと、ラウンド数Rが「0」になったか否かを判定し、ラウンド数Rがまだ「0」になっていなければ、ステップS219に戻り、ステップS219〜225のルーチンを繰り返す。そして、ラウンド数が「0」になれば、リターンする。
【0069】
以上、第2種パチンコ機を例に挙げて実施の形態を説明したが、本発明は、その他、第1種パチンコ機、第3種パチンコ機等にも適用することができ、また、パチンコ機以外の遊技機にも適用することができる。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の遊技機は、大当たり発生等の所定条件が成立したときの所定範囲の中から選択された最新複数回の利益量の間に特定の関係が成立した場合には、次回所定条件が成立したときに選択され決定される利益量の範囲が前記所定範囲とは異なる範囲に変更されることにより、遊技者は、最新複数回の利益量の履歴がどうであるかを気にしつつ、次回の判定図柄を期待するということになり、遊技性が向上する。
【0071】
そして、特に、低利益量側の利益量が所定回数連続すると、次回所定条件が成立したときに選択される利益量の範囲が変更されることで、少ない利益量が何度も連続することがなくなり、遊技者は大当たり遊技を満喫することができる。
【0072】
また、高利益量側の利益量が所定回数連続すると、次回所定条件が成立したときに選択される利益量の範囲が変更されることで、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。
【0073】
また、最新複数回の利益量の総和が所定の閾値を超えると、次回所定条件が成立したときに選択されるる利益量の範囲が変更されることで、多い利益量が何度も連続することがなくなって、遊技者に付与される利益量が平均化し、遊技機間のバランスがとれる。
【0074】
また、最新複数回の利益量の総和が特定の閾値に満たないと、次回所定条件が成立したときに選択される利益量の範囲が変更されることで、少ない利益量が何度も連続することがなくなり、遊技者は大当たり遊技を満喫できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遊技機の遊技盤面図である。
【図2】実施の形態における遊技の流れを示すタイムチャートである。
【図3】実施の形態における大入賞口処理(大当たり時の判定図柄の選択と大入賞口の開閉の処理)を実行するフローチャートである。
【図4】実施の形態の他の例における大入賞口処理(大当たり時の判定図柄の選択と大入賞口の開閉の処理)を実行するフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 遊技領域
5 大入賞口
6 左第2種始動口
7 右第2種始動口
8 中第2種始動口
9 判定図柄表示装置

Claims (9)

  1. 所定条件の成立により遊技者に利益が付与される遊技機であって、
    前記所定条件が成立したときの遊技者に付与される利益量を所定範囲の中から選択し決定する利益量決定手段と、
    前記利益量決定手段により決定された最新複数回の利益量を記憶する利益量履歴記憶手段と、
    該利益量履歴記憶手段により記憶された最新複数回の利益量の間に特定の関係が成立しているか否かを判定する履歴判定手段と、
    該履歴判定手段により前記特定の関係が成立していると判定される状況の下に前記所定条件が成立した場合には、前記利益量決定手段が選択し決定する利益量の範囲を前記所定範囲とは異なる範囲に変更する利益量範囲変更手段と、
    前記利益量決定手段により決定された利益量を報知し遊技者に認識させる利益量報知手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量が相互に等しいことである請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量がいずれも前記所定範囲の中の低利益量側の利益量である請求項1記載の遊技機。
  4. 前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量がいずれも前記所定範囲の中の高利益量側の利益量である請求項1記載の遊技機。
  5. 前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量の総和が所定の閾値を超えることである請求項1記載の遊技機。
  6. 前記特定の関係は、前記最新複数回の利益量の総和が特定の閾値に満たないことである請求項1記載の遊技機。
  7. 前記所定範囲とは異なる範囲は、前記所定範囲より狭められた範囲である請求項1記載の遊技機。
  8. 前記所定範囲とは異なる範囲は、前記所定範囲より拡がった範囲である請求項1記載の遊技機。
  9. 前記利益量報知手段は、遊技者に付与される利益量を判定図柄の表示により報知するものである請求項1記載の遊技機。
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