JP2002360817A - 遊技機およびゲームプログラム - Google Patents

遊技機およびゲームプログラム

Info

Publication number
JP2002360817A
JP2002360817A JP2001169625A JP2001169625A JP2002360817A JP 2002360817 A JP2002360817 A JP 2002360817A JP 2001169625 A JP2001169625 A JP 2001169625A JP 2001169625 A JP2001169625 A JP 2001169625A JP 2002360817 A JP2002360817 A JP 2002360817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probability
game
selections
selection
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001169625A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Nakano
文夫 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP2001169625A priority Critical patent/JP2002360817A/ja
Publication of JP2002360817A publication Critical patent/JP2002360817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技の面白さを十分に楽しむことができると
ともに、遊技者と遊技店との利益の公平を図ることが可
能な遊技機を提供する。 【解決手段】 特別遊技に移行するための賞態様が構成
される確率を、高低2種類の確率の中から抽選により選
択する確率選択手段と、確率選択手段により低確率が選
択された場合に該選択回数を加算記憶する選択回数記憶
手段と、前回の初期化後に高確率が所定の回数だけ選択
された場合に選択回数を初期化する初期化手段とを備え
る。確率選択手段は、選択回数記憶手段に記憶された選
択回数が所定の上限値となった場合(低確率リミッタフ
ラグがONとなった場合)に必ず高確率を選択して、対
応する大当たり図柄を表示する。各手段は、CPU、R
OM、RAM等の機能を備えた制御装置により構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機およびゲー
ムプログラムに関し、特に、通常遊技と比較して有利な
特別遊技に移行するための賞態様が構成される確率を、
高低2種類の中から抽選により選択するようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の遊技機としてパチン
コ機が知られている。従来のパチンコ機は、遊技の面白
さを高めるとともに、いたずらに射幸心を煽ることなく
遊技店と遊技者との利益の公平を図るため、いわゆる出
玉率を設定して遊技者が獲得することができる賞球数を
調整している。
【0003】例えば、通常遊技と比較して有利な特別遊
技に移行するための賞態様が構成される確率を、高低2
種類の中から抽選により選択するようにしたパチンコ機
では、高確率で特別遊技に移行することができる、いわ
ゆる確率変動遊技の最高継続回数を制限しているものが
ある。具体的には、確率変動遊技が連続して4回行われ
た場合には、次回の遊技において用いられる確率を必ず
低確率とすることにより、5回以上連続して確率変動遊
技が行われることがないようにしている。
【0004】このような調整を行うことにより、確率変
動遊技が無制限に行われて遊技店が予定していた出玉率
を大きく超えてしまうおそれがなくなり、遊技店と遊技
者との利益の公平を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパチンコ機では、出玉率が上限値を超えること
を抑制できるものの、出玉率が予定値を下回った場合に
何ら対処することはできなかった。
【0006】すなわち、出玉率が予定値を下回った場合
には、遊技店と遊技者との利益の公平を図ることができ
なくなり、極端に遊技者側に不利益となってしまうおそ
れがある。例えば、連続して低確率が選択され続け、確
率変動遊技を行うことができなかった場合には、遊技者
が獲得できる遊技球数が少なくなって遊技球が消費され
続け、当該パチンコ機に対する投資を挽回することが不
可能となってしまう。このため、遊技の面白さを十分に
味わうことができないばかりか、確率変動遊技を行うこ
とができた遊技者との間に不公平が生じてしまい、健全
な遊技を楽しむという遊技機本来の目的を損なうことと
なる。
【0007】また、遊技者にとって極端に不利な状態が
生じる可能性があるパチンコ機を設置している遊技店で
は、当該パチンコ機の稼働効率が低下するばかりではな
く、客足が遠のいてしまい営業成績が低下するおそれも
あった。
【0008】本発明は、上述した事情に鑑み提案された
もので、遊技の面白さを十分に楽しむことができるとと
もに、遊技者と遊技店との利益の公平を図ることが可能
な遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遊技機は、
上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えてい
る。
【0010】すなわち、本発明に係る遊技機は、所定の
開始条件が成立すると複数の図柄を所定期間だけ変動表
示させるための変動表示手段を備え、前記図柄の変動表
示が終了した後に前記変動表示手段に停止表示される図
柄の組み合わせが所定の賞態様を構成した場合に、通常
遊技と比較して遊技者にとって有利な特別遊技を行わせ
る遊技機において、前記特別遊技に移行するための賞態
様が構成される確率を、高低2種類の確率の中から抽選
により選択するための確率選択手段と、前記確率選択手
段により前記低確率が選択された場合に該選択回数を加
算記憶するための選択回数記憶手段と、前記選択回数記
憶手段の前回の初期化後、前記確率選択手段により前記
高確率が所定の回数だけ選択された場合には、前記選択
回数を初期化するための初期化手段とを備え、前記確率
選択手段は、前記選択回数記憶手段に記憶された前記選
択回数が所定の上限値となった場合に必ず前記高確率を
選択することを特徴とするものである。
【0011】また、前記遊技機において、前記選択回数
記憶手段に記憶された前記選択回数を初期化するための
前記高確率の所定の回数を、1回とすることが可能であ
る。
【0012】また、前記遊技機において、前記確率選択
手段が必ず前記高確率を選択するための前記選択回数の
上限値を、4回とすることが可能である。
【0013】また、前記遊技機において、前記選択回数
記憶手段は、記憶された前記選択回数をバックアップす
るためのバックアップ手段を含んで構成することが可能
である。
【0014】本発明に係るゲームプログラムは、所定の
開始条件が成立すると複数の図柄を所定期間だけ変動表
示させるための変動表示領域を備え、前記図柄の変動表
示が終了した後に前記変動表示領域に停止表示される図
柄の組み合わせが所定の賞態様を構成した場合に、通常
遊技と比較して遊技者にとって有利な特別遊技を行わせ
るための機能をコンピュータに実現させるためのゲーム
プログラムにおいて、前記特別遊技に移行するための賞
態様が構成される確率を、高低2種類の確率の中から抽
選により選択するための確率選択機能と、前記低確率が
選択された場合に該選択回数を加算記憶するための選択
回数記憶機能と、前記選択回数記憶の前回の初期化後、
前記高確率が所定の回数だけ選択された場合には、前記
選択回数を初期化するための初期化機能とを備え、前記
選択回数が所定の上限値となった場合に必ず前記高確率
を選択するための機能を追加したことを特徴とするもの
である。
【0015】なお、コンピュータとは、家庭用ゲーム
機、あるいはパーソナルコンピュータ等のコンピュータ
本体の他に、表示手段、データ入出力手段、操作手段等
のような周辺機器を含めたものをいう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す具体的な実施例
に基づいて、本発明に係る遊技機の実施形態を説明す
る。なお、以下の説明では、代表的な遊技機としてパチ
ンコ機を例にとって説明を行う。
【0017】<パチンコ機>図1は、本発明の一実施形
態に係るパチンコ機に使用する遊技盤1の正面図であ
る。本発明の一実施形態に係るパチンコ機は、発射装置
(図示せず)により遊技球を発射して遊技を行うための
遊技盤1を備えている。この遊技盤1の表面には、図1
に示すように、一対のガイドレール2で囲まれた略円形
の遊技部3を備えており、遊技部3内には、複数の障害
釘や風車等の障害部材4を配設するとともに、複数の特
別図柄を変動表示するための特別図柄表示装置として機
能する画像表示装置5と、2個の普通図柄表示LED6
a,bを有する普通図柄表示装置7と、複数の入賞口
と、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技部
3内から排出するためのアウト口8とを備えている。
【0018】<入賞口>上記入賞口は、その機能によっ
て複数種類に分かれており、遊技球が入賞したことを条
件として所定数の賞球を排出するための一般入賞口9
と、遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示
装置7における普通図柄表示LED6a,bの変動表示
を開始させるための普通図柄始動口10と、遊技球を受
け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で
切換可能な変動部材(以下、普通電動役物11と称す)
を有し、遊技球が入賞したことを条件として画像表示装
置5における特別図柄の変動表示を開始させるための始
動入賞口12と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球
を受け入れ難い状態との間で切換可能となっており、画
像表示装置5における図柄の停止表示態様が所定の賞態
様を構成した場合に、所定時間および所定回数だけ遊技
球を受け入れ易い状態に切り換えられる大入賞口13と
からなる。
【0019】<普通図柄始動口>上記普通図柄始動口1
0は、始動入賞口12の左下方に設けられており、通過
する遊技球を検出するようになっている。この普通図柄
始動口10の通過球は、4個まで記憶可能となってお
り、この入賞記憶に基づいて、普通図柄表示装置7にお
ける図柄の変動表示が行われる。また、画像表示装置5
の上部には、普通図柄始動口10の通過記憶個数を表示
するための4個の普通図柄記憶LED14が設けられて
いる。この普通図柄記憶LED14の点灯個数により、
普通図柄始動口10の通過記憶個数を表示することがで
きる。
【0020】<始動入賞口>上記始動入賞口12の上部
には、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ
難い状態との間で切換可能ないわゆるチューリップ状の
普通電動役物11が設けられている。この普通電動役物
11は、通常の状態では遊技球を受け入れ難い状態とな
っており、普通図柄表示装置7において「当たり」とな
った場合に、所定時間(例えば、0.3秒間)だけ遊技
球を受け入れ易い状態に切り換えられる。
【0021】また、始動入賞口12への入賞球は、4個
まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、
画像表示装置5における図柄の変動表示が行われる。ま
た、画像表示装置5の上部には、始動入賞口12への入
賞記憶個数を表示するための4個の特別図柄記憶LED
15が設けられている。この特別図柄記憶LED15の
点灯個数により、始動入賞口12への入賞記憶個数を表
示することができる。
【0022】<画像表示装置>上記画像表示装置5は、
遊技部3のほぼ中央に設けられた液晶表示装置からな
り、画像で表現される複数の特別図柄を変動表示すると
ともに、遊技状態に対応したアニメーション表示を行う
ことにより、遊技演出を行うことができるようになって
いる。
【0023】画像表示装置5に表示される特別図柄は、
例えば「0」「1」「2」・・・「9」「10」「1
1」等の数字からなり、停止表示された数字の組み合わ
せが「0」「0」「0」、「7」「7」「7」等のよう
に3個とも同一の数字となった場合を「大当たり」とし
て、一般遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行う
ことができる。この特別遊技とは、例えば大入賞口13
を、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い
状態に切り換えて、一般遊技よりも多くの遊技球を入賞
させることにより、多くの賞球を獲得することができる
ような遊技である。
【0024】<普通図柄表示装置>上記普通図柄表示装
置7は、画像表示装置5の上方に設けられた2色発光可
能な2個の普通図柄表示LED6a,bを備えている。
この普通図柄表示装置7では、2個の普通図柄表示LE
D6a,bがそれぞれ赤、緑の発光色で交互に点滅する
ようになっており、2個の普通図柄表示LED6a,b
の点滅が終了して緑色で点灯した場合を「当たり」とし
て、始動入賞口12に設けられた普通電動役物11を、
所定時間だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、
始動入賞口12に遊技球を入賞させ易くする。
【0025】なお、普通図柄表示装置7は、上述した2
個の普通図柄表示LED6a,bを備えて構成する他
に、例えば7セグメント表示器等により構成することも
できる。この場合には、7セグメント表示器に表示する
普通図柄として、例えば「0」「1」「2」・・・
「7」「8」「9」等の数字を変動表示し、停止表示さ
れた数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当た
り」とする。
【0026】<パチンコ機における遊技>次に、上記パ
チンコ機における遊技を説明する。上記パチンコ機で
は、発射装置(図示せず)により遊技部3内に発射され
た遊技球が、一般入賞口9等に入賞すると、所定数(例
えば10個)の賞球を払い出す。
【0027】また、普通図柄始動口10を遊技球が通過
したことを条件として、普通図柄表示装置7における普
通図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた
抽選により、普通図柄表示装置7における普通図柄表示
LED6a,bの停止表示態様を決定し、この決定に基
づいて普通図柄表示LED6a,bの変動表示を停止さ
せる。
【0028】ここで、普通図柄表示装置7における普通
図柄表示LED6a,bの停止表示態様が、「当たり」
となると、始動入賞口12に設けられた普通電動役物1
1を所定時間(例えば、0.3秒間)だけ遊技球を受け
入れ易い状態に切り換える。
【0029】また、始動入賞口12に遊技球が入賞した
ことを条件として、画像表示装置5における特別図柄の
変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選によ
り、画像表示装置5における特別図柄の停止表示態様を
決定し、この決定に基づいて特別図柄の変動表示を停止
させる。この乱数を用いた抽選には、高低2種類の確率
選択テーブルが用いられる。例えば、高確率選択テーブ
ルを選択した場合には、低確率選択テーブルを選択した
場合と比較して、約5倍だけ「大当たり」が発生しやす
くなっている。
【0030】ここで、画像表示装置5における特別図柄
の停止表示態様が「大当たり」となると、大入賞口13
を所定時間(例えば30秒)あるいは所定個数(例えば
10個)の入賞球を受け入れるまで開放する。また、大
入賞口13内には継続入賞口(図示せず)が設けられて
おり、大入賞口13内に入賞した遊技球が継続入賞口に
も入賞すると、上述した大入賞口13の開放が、所定回
数(例えば16回)に達するまで繰り返される。
【0031】<制御装置>上述したパチンコ機を構成す
る各機器は、マイクロコンピュータ等からなる制御装置
により制御されている。図2に基づいて、この制御装置
の概略構成を説明する。図2は、制御装置の概略構成を
示すブロック図である。制御装置は、図2に示すよう
に、遊技球発射制御、賞球排出制御および音声制御等を
行うための主制御回路51と、この主制御回路51によ
る制御に基づいて画像表示装置5における画像表示制御
を行うための表示制御回路52とを主な構成要素として
いる。
【0032】<主制御回路>主制御回路51は、演算処
理を行うためのメインCPU53と、主制御プログラム
を記憶したメインROM54と、一時記憶領域であるメ
インRAM55とを備えており、メインROM54に記
憶された制御プログラムに従ってメインCPU53等が
動作することにより、遊技発射制御、賞球排出制御およ
び音声制御等が行われる。なお、メインCPU53は、
定期的に発生するリセット信号の入力に基づいて、制御
プログラムの先頭から処理を実行する。
【0033】また、主制御回路51には、中継基板56
を介して、大入賞口13への入賞球を検出するための大
入賞球センサ57、普通図柄始動口10を通過する遊技
球を検出するための通過球センサ58、一般入賞口9へ
の入賞球を検出するための入賞球センサ59、始動入賞
口12への入賞球を検出するための始動入賞球センサ6
0、発射装置68により遊技部3へ向かって発射された
遊技球を検出するための発射球センサ61、および遊技
部3内へ達せずに発射位置へ戻ってきた遊技球を検出す
るための戻り球センサ62が接続されており、これらの
センサからの球検出信号が入力される。
【0034】パチンコ機の遊技において、通過球センサ
58が普通図柄始動口10を通過した遊技球を検出する
と、メインCPU53は当該検出信号に基づいて乱数を
用いた抽選を行い、当該抽選結果に基づいて普通図柄表
示装置7における普通図柄の停止表示態様を決定する。
【0035】また、始動入賞球センサ60が入賞球を検
出すると、メインCPU53は当該検出信号に基づいて
乱数を用いた抽選を行い、当該抽選結果に基づいて、画
像表示装置5における特別図柄の停止表示態様を決定す
る。
【0036】さらに、主制御回路51には、中継基板5
6を介して普通図柄表示装置7、装飾表示を行うための
複数のLEDまたはランプからなるランプ表示装置6
3、始動入賞口12の駆動装置、および大入賞口13の
駆動装置が接続されており、各種の装飾表示、始動入賞
口12の電動役物11の開閉動作および大入賞口13の
開閉動作が制御される。
【0037】また、主制御回路51には、音声制御回路
64が接続されており、この音声制御回路64の制御に
基づいてスピーカ65から効果音等を発生する。さら
に、主制御回路51には、賞球制御回路66が接続され
ており、この賞球制御回路66の制御に基づいて、賞球
排出装置67による賞球排出動作および発射装置68に
よる打球発射動作が制御される。
【0038】<表示制御回路>表示制御回路52は、主
制御回路51を構成する基板とは別個の基板により構成
されており、主制御回路51から受信したコマンドに基
づいて画像表示装置5に表示すべき画像データを生成
し、当該画像データの表示制御を行う。
【0039】この表示制御回路52は、主制御回路51
から受信したコマンドの解釈を行うとともにVDP(V
ideo Display Processor)73
のパラメータ設定を行うためのサブCPU69、サブC
PU69で実行する制御プログラムを記憶したプログラ
ムROM70、一時記憶領域であるワークRAM71、
画像を形成するためのドットデータを記憶するための画
像ROM72、サブCPU69で設定されたパラメータ
に基づいて画像ROM72内のドットデータを読み込む
とともに表示すべき画像データを生成するためのVDP
73、このVDP73で生成された画像データをRGB
信号に変換するためのD/A変換器74、制御プログラ
ムが異常な処理ルーチンに入ったことを検出するととも
に正常な処理ルーチン中には所定時間内にサブCPU6
9およびVDP73をリセットするためのウォッチドッ
グタイマ機能を有するCTC(Count Timer
Controller)75、およびCTC75からの
リセット命令によりリセット信号を発生するためのリセ
ットIC76とを備えている。表示制御回路52では、
プログラムROM70に記憶された制御プログラムに従
ってサブCPU69等が動作することにより、画像表示
装置5における画像表示が制御される。
【0040】なお、この制御装置が、確率選択手段、選
択回数記憶手段、初期化手段として機能する。また、R
AM領域をバックアップするための電源(例えば電池)
が、バックアップ手段として機能する。
【0041】<制御手順>次に、上述した制御装置にお
けるパチンコ機の制御手順について、特別遊技の発生お
よび発生確率の変更手順に重点をおいて説明する。先に
説明したように、始動入賞口12へ入賞球が入賞して始
動入賞球センサ22により検出されると、乱数を用いた
抽選を行い画像表示装置5における特別図柄の停止表示
態様を決定し、この決定に基づいて特別図柄の変動表示
を停止させる。このとき、大当たり判定処理が行われ
る。すなわち、図3に示すように、抽選した乱数が「大
当たり」の発生を許可しているか否かを判断し(S
1)、「大当たり」の発生を許可していない場合には、
「大当たり」を発生させることなく処理を復帰する。
【0042】一方、抽選した乱数が「大当たり」の発生
を許可している場合には、当該特別遊技が終了した後の
遊技における「大当たり」が発生する確率を決定するた
めの大当たり図柄判定処理(S2)を行う。
【0043】続いて、大当たり図柄が特定図柄(確率変
動図柄)であるか否かを判断する(S3)。なお、特定
図柄とは、当該特別遊技が終了した後の遊技において、
「大当たり」の判定テーブルとして高確率選択テーブル
を用いる場合に表示される図柄であり、例えば「0」〜
「11」の数字により表現される図柄のうちの奇数の図
柄が特定図柄となる。一方、非特定図柄(通常図柄)と
は、当該特別遊技が終了した後の遊技において、「大当
たり」の判定テーブルとして低確率選択テーブルを用い
る場合に表示される図柄であり、例えば「0」〜「1
1」の数字により表現される図柄のうちの偶数の図柄が
非特定図柄となる。
【0044】ここで、大当たり図柄が特定図柄である場
合には、非特定図柄の継続回数カウンタをリセットして
初期値「0」とするとともに、低確率リミッタフラグを
OFFとする。また、この継続回数カウンタ値「0」を
RAM領域に格納して(S4)、処理を復帰する。な
お、RAM領域は、バックアップ電源(例えば電池)に
よりバックアップされている。
【0045】一方、大当たり図柄が非特定図柄である場
合には、非特定図柄の継続回数カウンタ値に「1」を加
算する。また、当該カウンタ値「N」をRAM領域に格
納する(S5)。なお、RAM領域は、バックアップ電
源(例えば電池)によりバックアップされている。
【0046】続いて、継続回数カウンタの値「N」が低
確率リミッタ回数を超えたか否かを判断する(S6)。
ここで、カウンタ値「N」が低確率リミッタ回数を超え
ていない場合には、そのまま処理を復帰する。一方、カ
ウンタ値「N」が低確率リミッタ回数を超えている場合
には、低確率リミッタフラグをONとして(S7)、処
理を復帰する。例えば、低確率リミッタ回数を「4」と
した場合には、継続回数カウンタの値が「4」となるま
での間はカウンタ値をインクリメントし、継続回数カウ
ンタの値が「4」となった時点で低確率フラグがONと
なる。
【0047】上述した大当たり図柄判定処理(S2)で
は、図4に示すように、低確率リミッタフラグの状態を
判断し(S11)、「大当たり」の図柄として表示され
る図柄を特定図柄とするか否かを決定する。
【0048】すなわち、低確率リミッタフラグがOFF
である場合には、「大当たり」の図柄として表示される
全図柄(「0」〜「11」)の中から、抽出済みの大当
たり図柄乱数に基づいて大当たり図柄を選択する(S1
2)。このとき使用される選択テーブル1は、図5の上
段に示すように、「0」〜「11」の大当たり図柄乱数
に対応してそれぞれ「0」〜「11」の図柄が選択され
る。ここで、例えば特定図柄を奇数とすると、1/2の
確率で特定図柄が選択されることとなる。
【0049】一方、低確率リミッタフラグがONとなっ
ている場合には、特定図柄の中から、抽出済みの大当た
り図柄乱数に基づいて大当たり図柄を選択する(S1
3)。このとき使用される選択テーブル2は、図5の下
段に示すように、「0」〜「11」の大当たり図柄乱数
に対応してそれぞれ「1」〜「11」の奇数図柄が選択
される。ここで、例えば特定図柄を奇数とすると、必ず
特定図柄が選択されることとなる。
【0050】続いて、選択した大当たり図柄をRAM領
域に格納し(S14)、処理を復帰する。このような処
理を行うことにより、例えば、非特定図柄が継続して4
回表示された場合、すなわち4回連続して「大当たり」
の判定テーブルとして低確率選択テーブルが選択された
場合には、次回の「大当たり」において必ず特定図柄を
表示して高確率選択テーブルが選択される。また、継続
回数カウンタの値(非特定図柄の表示回数)は特定図柄
が表示されるまで加算され、特定図柄が表示された時点
で初期化される。
【0051】なお、低確率リミッタ回数は、上述した4
回に限られず3回以下、あるいは5回以上としてもよ
い。また、継続回数カウンタ値をリセットするための上
限値は、上述した1回に限られず、2回以上としてもよ
い。すなわち、これらの値は、遊技店が設定する出玉
率、営業戦略等に基づいて適宜設定することが可能であ
る。この場合、低確率リミッタ回数と継続回数カウンタ
値は、それぞれ別個のカウンタによりカウントすればよ
い。
【0052】また、上述した実施形態では、代表的な遊
技機としてパチンコ機を例にとって説明したが、本発明
は、スロットマシン、パチスロ遊技機、雀球遊技機等の
他の遊技機に適用することができる。
【0053】また、本発明に係る遊技機の機能を実現す
るためのプログラムをCD−ROM等の記憶媒体に記憶
させ、あるいはインターネット等の電気通信回線を利用
して配布することにより、家庭用ゲーム機等において本
発明の遊技機と同様の遊技を行うことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る遊技機は、上述した構成を
備えているため、以下に説明する効果を奏することがで
きる。すなわち、本発明に係る遊技機では、特別遊技を
発生させるための抽選確率として低確率が選択される状
態が所定の上限値まで達した場合に、次回の抽選では強
制的に高確率が選択されるようになっている。
【0055】したがって、低確率遊技と高確率遊技の遊
技回数の分布を短時間に調整することができるため、遊
技店が設定しているいわゆる出玉率を安定して継続させ
ることが可能となる。
【0056】また、遊技を続行するうちに必ず高確率遊
技を行うことができるので、遊技者にとっては当該パチ
ンコ機に対する投資を挽回するチャンスが生まれ、遊技
の面白さを十分に味わうことが可能となる。さらに、遊
技者間の不公平を解消するとともに、遊技店と遊技者と
の利益の公平を図り、健全な遊技を楽しむという遊技機
本来の目的を達成することが可能となる。
【0057】また、いわゆる出玉率が安定しているた
め、遊技者が安心して遊技を行うことができ、これに応
じて遊技機の稼働効率が上がり良好な営業成績を収める
ことが可能となる。
【0058】さらに、安定した出玉率を達成できる遊技
機は遊技者の信頼度が高いため、長期間、当該遊技機を
設置し続けることができ、遊技機の寿命を延ばすことが
可能となる。このため、遊技機の廃棄件数が減少して、
廃棄物問題にも貢献することが可能となる。
【0059】また、本発明に係るゲームプログラムによ
れば、例えば家庭用ゲーム機において、上述した遊技機
と同様の遊技を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機に使用す
る遊技盤の正面図
【図2】パチンコ機を制御するための制御装置の概略構
成を示すブロック図
【図3】大当たり判定処理の手順を示すフローチャート
【図4】大当たり図柄判定処理の手順を示すフローチャ
ート
【図5】大当たり図柄を選択するための選択テーブルの
説明図
【符号の説明】
1 遊技盤 2 ガイドレール 3 遊技部 4 障害部材 5 画像表示装置 6 普通図柄表示LED 7 普通図柄表示装置 8 アウト口 9 一般入賞口 10 普通図柄始動口 11 普通電動役物 12 始動入賞口 13 大入賞口 14 普通図柄記憶LED 15 特別図柄記憶LED 51 主制御回路 52 表示制御回路 53 メインCPU 54 メインROM 55 メインRAM 56 中継基板 57 大入賞球センサ 58 通過球センサ 59 入賞球センサ 60 始動入賞球センサ 61 発射球センサ 62 戻り球センサ 63 ランプ表示装置 64 音声制御回路 65 スピーカ 66 賞球制御回路 67 賞球排出装置 68 発射装置 69 サブCPU 70 プログラムROM 71 ワークRAM 72 画像ROM 73 VDP 74 D/A変換器 75 CTC 76 リセットIC

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の開始条件が成立すると複数の図柄
    を所定期間だけ変動表示させるための変動表示手段を備
    え、前記図柄の変動表示が終了した後に前記変動表示手
    段に停止表示される図柄の組み合わせが所定の賞態様を
    構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者にとって有
    利な特別遊技を行わせる遊技機において、 前記特別遊技に移行するための賞態様が構成される確率
    を、高低2種類の確率の中から抽選により選択するため
    の確率選択手段と、 前記確率選択手段により前記低確率が選択された場合に
    該選択回数を加算記憶するための選択回数記憶手段と、 前記選択回数記憶手段の前回の初期化後、前記確率選択
    手段により前記高確率が所定の回数だけ選択された場合
    には、前記選択回数を初期化するための初期化手段とを
    備え、 前記確率選択手段は、前記選択回数記憶手段に記憶され
    た前記選択回数が所定の上限値となった場合に必ず前記
    高確率を選択することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記選択回数記憶手段に記憶された前記
    選択回数を初期化するための前記高確率の所定の回数
    は、1回であることを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記確率選択手段が必ず前記高確率を選
    択するための前記選択回数の上限値は、4回であること
    を特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記選択回数記憶手段は、記憶された前
    記選択回数をバックアップするためのバックアップ手段
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか
    1項記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 所定の開始条件が成立すると複数の図柄
    を所定期間だけ変動表示させるための変動表示領域を備
    え、前記図柄の変動表示が終了した後に前記変動表示領
    域に停止表示される図柄の組み合わせが所定の賞態様を
    構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者にとって有
    利な特別遊技を行わせるための機能をコンピュータに実
    現させるためのゲームプログラムにおいて、 前記特別遊技に移行するための賞態様が構成される確率
    を、高低2種類の確率の中から抽選により選択するため
    の確率選択機能と、 前記低確率が選択された場合に該選択回数を加算記憶す
    るための選択回数記憶機能と、 前記選択回数記憶の前回の初期化後、前記高確率が所定
    の回数だけ選択された場合には、前記選択回数を初期化
    するための初期化機能とを備え、 前記選択回数が所定の上限値となった場合に必ず前記高
    確率を選択するための機能を追加したことを特徴とする
    ゲームプログラム。
JP2001169625A 2001-06-05 2001-06-05 遊技機およびゲームプログラム Pending JP2002360817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169625A JP2002360817A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 遊技機およびゲームプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169625A JP2002360817A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 遊技機およびゲームプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002360817A true JP2002360817A (ja) 2002-12-17

Family

ID=19011673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001169625A Pending JP2002360817A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 遊技機およびゲームプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002360817A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304557A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Samii Kk 弾球遊技機
JP2006025853A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2010233985A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sammy Corp パチンコ遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304557A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Samii Kk 弾球遊技機
JP2006025853A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2010233985A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Sammy Corp パチンコ遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7155094B2 (ja) 遊技機
JP7128795B2 (ja) 遊技機
JP5314817B2 (ja) 遊技機
JP7191805B2 (ja) 遊技機
JP7160783B2 (ja) 遊技機
JP7160784B2 (ja) 遊技機
JP2006289009A (ja) 遊技機
JP7160786B2 (ja) 遊技機
JP2001276320A (ja) 遊技台
JP2006217998A (ja) 遊技機
JP2006296800A (ja) 遊技機
JP2004033600A (ja) 遊技機
JP2022186282A (ja) 遊技機
JP7239454B2 (ja) 遊技機
JP5196450B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001046589A (ja) 遊戯台
JP5116217B2 (ja) 遊技機
JP2002052130A (ja) スロットマシン
JP7248563B2 (ja) 遊技機
JP7128796B2 (ja) 遊技機
JP7436220B2 (ja) 遊技機
JP2002360817A (ja) 遊技機およびゲームプログラム
JP7106341B2 (ja) 遊技機
JP2002052131A (ja) スロットマシン
JP2006051107A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081023