JP2004073641A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大当たり遊技における大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間、大当たり終了ディレー時間等の固定的時間を、大当たり回数に応じて変更し、例えば、大当たり回数1回から5回までは、大当たり開始ディレー時間は2.5秒、ラウンド間ディレー時間は1秒、大当たり終了ディレー時間は2.5秒と比較的短くし(a)、大当たり回数6回から10回までは、大当たり開始ディレー時間は5秒、ラウンド間ディレー時間は2秒、大当たり終了ディレー時間は5秒とやや長くし(b)、大当たり回数11回以上では、大当たり開始ディレー時間は10秒、ラウンド間ディレー時間は3秒、大当たり終了ディレー時間は10秒とさらに長くする(c)。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関し、特に、大当たり遊技の時間設定を図柄表示装置により大当たり図柄や判定図柄が確定表示される大当たりの発生回数に応じて変更できるようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機等の遊技機として、図柄表示装置が大当たり図柄を確定表示することにより大当たりが発生し、大入賞口が開放される第1種遊技機、遊技球が大入賞口内部の特定領域を通過することにより大当たりが発生し、図柄表示装置が確定表示した判定図柄に応じて大当たり遊技のラウンド数が決定される第2種遊技機、図柄表示装置が大当たり図柄を確定表示することにより大当たりが発生し、特定入賞口内部の特別装置作動領域を遊技球が通過することによって特別装置が作動する第3種遊技機等が従来から知られている。
【0003】
そのうちの例えば第1種遊技機は、遊技球が普通図柄作動ゲートを通過すると普通図柄の変動を開始し、所定時間後に当たり図柄あるいはハズレ図柄を確定表示して、当たり図柄を確定表示すると、第1種始動口(普通電動役物)が所定時間拡開作動する。そして、遊技球が第1種始動口に流入(入賞)すると、図柄表示装置が三つの特別図柄の変動表示を開始し、所定時間後に大当たり図柄またはハズレ図柄を確定表示する。そして、図柄表示装置に表示される三つの特別図柄が同数字或いは同図柄が揃うことにより大当りが発生し、大当り遊技が開始される。
【0004】
そして、大当たり図柄が確定表示されると、大当たり遊技となり、所定の大当たり開始ディレー時間(例えば10秒)が経過した後、大入賞口(特別電動役物)が開放される。そして、所定開放時間(例えば約30秒)が経過するか、大入賞口に入賞した遊技球が所定数(例えば10個)に達すると、大入賞口は閉じる。そして、このように大入賞口が開放されてから所定開放時間(約30秒)が経過するか、大入賞口に入賞した遊技球が例えば10個に達したことによって大入賞口が閉じるまでの期間を1ラウンドとして、大入賞口の開放中または閉口後の一定時間内に入賞した遊技球が大入賞口内部の特定領域を通過することを条件に、次ラウンドへの移行を可能とされ、その場合、大入賞口が閉じた後、所定のラウンド間ディレー時間(例えば2秒)が経過した後に再び大入賞口が開放される。そして、1回の大当たりにおいて初回を含め最高で例えば15ラウンドまで大当たり遊技が継続可能とされる。そして、ラウンド中に遊技球が特定領域を通過しなかった場合又は最高ラウンド数の例えば15ラウンドに達したときには、そのラウンドで大当たりが終了し、通常遊技状態に戻る。そして、最終ラウンドで大入賞口が閉口し、大当たり終了ディレー時間(例えば10秒)が経過すると、「大当たり遊技」を終了する。
【0005】
そして、大当たり遊技終了後の特典(付加利得遊技)として、CR機(カード式遊技機)にあっては、確定表示された大当たり図柄が特定図柄(確変図柄)である場合に、大当たり確率を所定期間高確率とする確変遊技を付与している。また、現金機にあっては、大入賞口が閉じた後、特別図柄の変動表示開始から確定表示までの作動回数が所定作動回数に達するまでの1回毎の作動における図柄変動時間を通常時の例えば平均約10秒から平均約5秒に短縮するとともに、第1種始動口の開放時間を通常時の例えば0.5秒から1.5秒に延長する時短遊技を付与している。現金機における大当たり後の時間短縮は上述のように大入賞口が閉じた後、特別図柄の作動回数が所定作動回数に達するまで行われるもので、その作動回数は、大当たり図柄の態様により異なる一定回数に設定している。
【0006】
また、第2種パチンコ遊技機は、例えば3箇所に始動口(第2種始動口)を備え、遊技盤中央に大入賞口(第2種特別電動役物)を備え、大入賞口内部に入賞領域として特定領域と一般領域が設けられている。そして、遊技球が始動口に入賞すると、大入賞口が1回または2回開閉し、大入賞口に入賞した遊技球が特定領域を通過すると大当たりとなる。そして、大当たりとなると、大当たり遊技のラウンド数を決定する判定図柄を抽選して、抽選結果に応じて図柄表示装置により判定図柄を確定表示し、確定表示した判定図柄に応じて大当たり遊技のラウンド数が決定され、その決定されたラウンド数を限度に、1ラウンドについて大入賞口が18回開放され(ただし、18回の開放作動の間に10球の遊技球が入賞すると、そのラウンドは終了する。)、その間に再び遊技球が特定領域を通過することを継続条件として、その継続条件が成立すると次ラウンドに進み、最高15ラウンドまで大当たり遊技が継続される。そして大当たり終了後は大当たり開始前と同じ通常遊技状態に戻る。
【0007】
第3種遊技機は、特定入賞口内部の特別装置作動領域を遊技球が通過することによって特別装置が作動するもので、図柄表示装置が大当たり図柄を確定表示することにより大当たりが発生する点は第1種遊技機と同様である。
【0008】
これら従来の遊技機において、第1種および第3種遊技機の場合の、大当たり図柄の確定表示から大当たり遊技に移行する態様、次ラウンドに移行する態様等、大当たり遊技が終了した後、次回の図柄変動に移行する態様等は、それぞれ時間配分されたものであり、また、第2種遊技機の場合の遊技球が特定領域を通過してから確定表示された判定図柄に応じたラウンド数を限度とする大当たり遊技に以降する態様、次ラウンドに移行する態様等、大当たり遊技が終了した後、次回の大当たり発生可能となるまでの態様等は、それぞれ時間配分されたものである。そして、大当たり発生から大当たり遊技開始までの大当たり開始ディレー時間、各ラウンド終了後に次ラウンドへ移行するまでのラウンド間ディレー時間、最終ラウンド終了後に次回図柄変動が可能となるまでの大当たり終了ディレー等は、上記時間配分において固定的時間として設定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の遊技機は上記のとおりで、第1種および第3種遊技機の場合、図柄表示装置に表示される3つの特別図柄が同数字或いは同図柄が揃うことにより大当りが遊技が発生する。また、第2種遊技機では、遊技球が大入賞口内に設けられた特定領域を通過することにより大当りが発生し、図柄表示装置に表示された判定図柄によりラウンド数が決定する。そして、それら第1種・第3種遊技機、第2種遊技機のいずれの場合も、大当たり発生から大当たり遊技への移行、次ラウンドへの移行、大当たり遊技終了後の次回図柄変動あるいは大当たり発生が可能な状態への移行等は、時間配分によって実行される。
【0010】
ところで、これら従来の遊技機では、一日の営業時間内に発生する大当たり回数(総大当たり回数)が遊技機毎に異なり、総大当たり回数の多い遊技機と少ない遊技機とで総獲得球数が大きく異なって、遊技機間のバランスが崩れる。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、遊技機毎の総大当たり回数を平均化し、一日当たりの総獲得球数が大きく異ならないようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、所定始動条件の成立を契機として図柄表示装置による図柄の変動表示を開始するとともに、その図柄の変動表示の態様および変動後に確定表示する図柄を抽選し、抽選結果に応じて所定の態様で図柄を変動表示した後、停止した図柄を確定表示し、確定表示された図柄が大当たり図柄である場合に所定の時間配分により遊技者に有利な大当たり遊技を付与する遊技機(例えば第1種あるいは第3種遊技機)において、図柄表示装置により大当たり図柄が確定表示された後の前記大当たり遊技への移行から当該大当たり遊技終了後に次回の図柄変動表示が開始可能となるまでの時間配分における固定的時間を、図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数に応じて変更することを特徴とする遊技機を提供する。大当たりとは、大当たり開始ディレーが開始されてから、大当たり終了ディレーが終了するまでの期間(大当たり遊技中)をいう。
【0013】
ここで、上記固定的時間とは、例えば、大当たり図柄の確定表示から大当たり遊技開始までの大当たり開始ディレー時間、大当たり遊技の一つのラウンドが終了し次ラウンドへ移行するまでのラウンド間ディレー時間、大当たり遊技が終了し次回の図柄変動表示が開始可能となるまでの大当たり終了ディレー時間であり、それらを図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数に応じて変更して、大当たり発生可能な時間を増減し、例えば大当たりの発生回数が多くなるほど固定的時間を長くすることにより、総大当たり回数を平均化して、総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【0014】
本発明は、また、上記課題を解決するための手段として、所定始動条件が成立したときに可変入賞口を開放し、開放した可変入賞口へ入賞した遊技球が可変入賞口内部の特定領域を通過したときに大当たりが発生して、図柄表示装置による図柄の変動表示を開始するとともに、確定表示する判定図柄を抽選し、抽選結果に応じて変動後に停止した判定図柄を確定表示し、確定表示された判定図柄に応じて異なる有利度合(例えばラウンド数)で所定の時間配分により遊技者に有利な大当たり遊技を付与する遊技機(例えば第2種遊技機)において、遊技球が特定領域を通過したことによる大当たり発生から、大当たり遊技へ移行し当該大当たり遊技終了後に次回の大当たり発生が可能となるまでの時間配分における固定的時間を、図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数に応じて変更することを特徴とする遊技機を提供する。
【0015】
ここで、上記固定的時間とは、例えば、大当たり発生と大当たり遊技の開始との間に大当たり開始ディレー時間大当たり図柄の確定表示から大当たり遊技開始までの大当たり開始ディレー時間、大当たり遊技の一つのラウンドが終了し次ラウンドへ移行するまでのラウンド間ディレー時間、大当たり遊技が終了し次回の大当たり発生が可能となるまでの大当たり終了ディレー時間であり、それらを図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数に応じて変更して、大当たり発生可能な時間を増減し、例えば判定図柄の確定表示回数が多くなるほど固定的時間を長くすることにより、総表示回数を平均化して、総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示す。図1は遊技機の遊技盤面図、図2は大当たり図柄の態様に応じて変化する大当たり遊技のタイムチャート(a)、(b)、(c)、図3は大当たり遊技の処理を実行するフローチャートである。 この実施の形態の遊技機は、第1種パチンコ機であり、特に所謂CR機であって、図1に示すように遊技盤1の盤面に形成された遊技領域2の複数箇所に入賞口a〜dが設けられ、普通図柄作動領域として普通図柄の変動契機を与える普通図柄作動ゲート3、4が左右に設けられ、普通図柄作動ゲート3、4における遊技球の検知を契機として普通図柄の変動表示を開始し所定時間経過後に変動を停止して確定表示する普通図柄表示装置5と、普通図柄変動の契機となる始動情報の4個を上限とする記憶数を表示する普通図柄始動記憶表示装置6が設けられ、所定始動条件の成立により特別図柄の変動表示を開始し所定時間経過後に停止した図柄を確定表示する特別図柄表示装置7(図柄表示装置)と、特別図柄変動の契機となる始動情報の4個を上限とする記憶数を表示する特別図柄始動記憶表示装置8が設けられ、普通図柄が当たり図柄で確定表示されると拡開作動して特別図柄始動領域として特別図柄の変動契機となる第1種始動口(普通電動役物)9が設けられ、特別図柄が大当たり図柄で停止表示されることによって閉口状態から開放状態(「大当たり遊技」)に変換する大入賞口(特別電動役物)10が設けられている。また、変動入賞装置である大入賞口10の下方には遊技球を回収するアウト口11が設けられている。
【0018】
普通図柄表示装置5は、遊技球が普通図柄作動ゲート3、4を通過したことが検出されると所定時間当たり図柄とハズレ図柄を交互に繰り返し表示した後、当たり図柄とハズレ図柄の内の何れかで停止した図柄を確定表示する。そして、この確定表示された図柄が当たり図柄の場合、第1種始動口9が1回拡開動作をする。
【0019】
特別図柄表示装置7は、左右の表示領域と中央の表示領域の合計3つの表示領域からなる図柄表示領域を有し、遊技球の第1種始動口9への流入(入賞)に伴い、各表示領域に1〜9までの9個の数字と、A、BおよびCの3個の英文字の計12通りの図柄を順次スクロール表示し、所定時間経過後に停止した図柄を確定表示する。この確定表示される図柄は、3図柄列が同じ図柄で揃った場合に大当たり図柄と予め定めてあり、この大当たり図柄が表示された場合、「大当たり遊技」が発生して、大入賞口10が開口する。
【0020】
この遊技機は、遊技領域2に撃ち込まれた遊技球が大入賞口10へ入賞した時は、入賞球1個につき例えば15個の遊技球が賞球として払い出され、その以外の入賞口(第1種始動口を含む)に入賞した時は、例えば5個の遊技球が賞球として払い出される。また、遊技球が左右の普通図柄作動ゲート3、4の何れかを通過したことが検知スイッチにより検出されると、主基板(図示せず)において、その時点で当たり乱数を抽選して、抽出した値を記憶し、普通図柄表示装置5による普通図柄の変動を開始するとともに、記憶した乱数値が当たり値かハズレ値かの判定を行う。当たり乱数は0〜96の97個の乱数値からなり、遊技球が普通図柄作動ゲート3、4を通過した時に抽出記憶した乱数値が3〜95であれば当たりと判定し、0〜2及び96であればハズレと判定する。そして、所定の変動時間が経過した後、普通図柄表示装置5の図柄変動が停止し、抽出された乱数値が当たり値の場合は当たり図柄、ハズレ値の場合はハズレ図柄が確定表示される。普通図柄表示装置5による図柄変動の変動時間は通常遊技状態では例えば29秒で、後述の確変遊技状態では例えば5秒である。
【0021】
当たり図柄が確定表示されると、第1種始動口9を所定時間拡開作動させる。拡開時間は、通常遊技状態では例えば0.5秒であり、確変遊技状態では例えば2秒となる。また、普通図柄表示装置5の図柄変動中に新たに遊技球が普通図柄作動ゲート3、4を通過すると、その都度、当たり乱数から乱数値を抽出し、その抽出した乱数値に対応する始動情報(普通図柄始動情報)を最大4個まで記憶するとともに、その始動記憶数だけ普通図柄始動記憶表示装置6を点灯させて始動記憶数を表示する。そして、図柄変動中の図柄が停止した後、記憶された始動情報に基づいて新たな図柄変動を開始するとともに、その時点でその始動情報に係る遊技球が普通図柄作動ゲート3、4を通過した時に抽出記憶した乱数値の判定を行い、抽出記憶した乱数値が3〜95であれば当たりと判定し、0〜2及び96であればハズレと判定する。そして、所定の変動時間が経過すると、普通図柄表示装置4の図柄変動を停止して、当たり図柄またはハズレ図柄を確定表示し、当たり図柄を確定表示した時は、普通電動役物9を所定時間拡開状態に変換する。
【0022】
また、遊技球が第1種始動口9に入賞したことが検知スイッチにより検出されると、それを契機として、特別図柄表示装置7の図柄表示領域で特別図柄の図柄変動を開始するとともに、タイマデータ、大当り乱数、大当り図柄乱数又はハズレ図柄乱数、リーチ選択乱数を抽選して、タイマデータの値を取得し、大当り乱数の値、大当り図柄乱数の値、リーチ選択乱数の値を抽出し記憶する。そして、大当たり乱数を抽選し、抽出した乱数値に対応する始動情報(特別図柄始動情報)を記憶し(図柄変動の停止まで記憶する)、特別図柄表示装置7による特別図柄の変動を開始するとともに、所定の大当たり確率(例えば1/315)で、大当たりか否か(記憶した乱数値が当たり値かハズレ値か)の判定を行う。そして、所定の態様で特別図柄を変動させた後、所定時間経過後に図柄変動を停止し、判定結果に基づいて大当たり図柄またはハズレ図柄を確定表示する。大当たり乱数は、例えば0〜952の953個の乱数値からなるもので、遊技球が普通電動役物9(第1種始動口)に入賞した時に抽出記憶した乱数値が、7、113、223であれば大当たりと判定し、それ以外であればハズレと判定する。図柄の種類は上述の12通りで、3列同じ図柄で揃って停止した場合が大当たり図柄である。
【0023】
また、特別図柄表示装置7の図柄変動中に新たに遊技球が第1種始動口9に入賞すると、その都度、大当たり乱数から乱数値を抽出し、その抽出した乱数値に対応する始動情報(特別図柄始動情報)を最大4個まで記憶するとともに、その始動記憶数だけ特別図柄始動記憶表示装置8を点灯させて始動記憶数を表示する。そして、変動中の図柄が停止した後、記憶された始動情報に基づいて新たな図柄変動を開始するとともに、その時点でその始動情報に係る遊技球が第1種始動口9に入賞した時に抽出記憶した乱数値の判定を行って、大当たりあるいはハズレと判定し、所定の変動時間経過後に大当たり図柄またはハズレ図柄を確定表示する。
【0024】
そして、大当たりと判定され、図柄変動後、停止した大当たり図柄が確定表示されると、大当たりが発生し、所定の確定表示時間(例えば3秒)が経過すると、大当たり遊技開始ディレーが開始され、所定の大当たり遊技開始ディレー時間(例えば10秒)が経過した後、大当たり開始ディレーが終了し、大入賞口10が開口して、第1ラウンドが開始される。そして、開放した大入賞口10に入賞した遊技球がカウントスイッチによって検出され、所定開放時間(約30秒)が経過するか、大入賞口10に入賞した遊技球が所定数(例えば10個)に達すると、大入賞口10は閉じ、第1ラウンドが終了する。そして、ラウンド間ディレーに入り、所定のラウンド間ディレー時間(例えば3秒)が経過すると、次ラウンドが開始(大入賞口開口)される。そして、最後のラウンドが終了すると、大当たり遊技終了ディレーに入り、所定の大当たり遊技終了ディレー時間(例えば10秒)が経過すると、大当たり遊技が終了し、次回変動開始可能となる。
【0025】
また、この遊技機では、特別図柄が大当たり図柄のうちの特定図柄(確変図柄)で確定表示される等、所定条件を満たす場合は、「大当たり遊技」終了後に、付加利得遊技として、、大当たり確率が通常よりも高い確率に変更される「確変遊技」を付与する。大当たり図柄のうち、「3−3−3」、「5−5−5」、「7−7−7」、「A−A−A」、「B−B−B」、「C−C−C」が確変図柄で、「1−1−1」、「2−2−2」、「4−4−4」、「6−6−6」、「8−8−8」、「9−9−9」が通常図柄である。
【0026】
そして、この第1の実施の形態では、大当たり遊技の処理において、特別図柄表示装置7に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数(総大当たり回数)に応じて、大当たり図柄の確定表示から大当たり遊技開始までの上記大当たり開始ディレー時間、大当たり遊技の一つのラウンドが終了し次ラウンドへ移行するまでの上記ラウンド間ディレー時間および大当たり遊技が終了し次回の図柄変動表示が開始可能となるまでの上記大当たり終了ディレー時間を変更する。
【0027】
すなわち、例えば大当たり回数1回から5回までの大当たり遊技では、図2の(a)に示すように、大当たり開始ディレー時間は2.5秒、ラウンド間ディレー時間は1秒、大当たり終了ディレー時間は2.5秒といずれも比較的短くし、大当たり回数6回から10回までの大当たり遊技では、図2の(b)に示すように、大当たり開始ディレー時間は5秒、ラウンド間ディレー時間は2秒、大当たり終了ディレー時間は5秒とやや長くし、大当たり回数11回以上の大当たり遊技では、図2の(c)に示すように、大当たり開始ディレー時間は10秒、ラウンド間ディレー時間は3秒、大当たり終了ディレー時間は10秒とさらに長くする。このように大当たり発生回数が多くなるほど、大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間および大当たり終了ディレー時間等の固定的時間を長くすることにより、遊技機間で総大当たり回数を平均化して、一日の総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【0028】
この実施の形態の大当たり遊技の具体的処理は図3のフローチャートに示すとおりで、まず、ステップS101で、大当りが発生したか否かを判断し、大当たりが発生すると、ステップS102で、大当たり回数に1を加算し、次いで、ステップS103で、大当たり回数(総大当たり回数)が11回以上であるか否かを判断し、11回以上でない場合は、ステップS104で、6回以上であるか否かを判断する。そして、大当たり回数(総大当たり回数)が11回以上であれば、ステップS105で、大当たり開始ディレー時間を10秒に設定し、11回未満6回以上であれば、ステップS106で、大当たり開始ディレー時間を5秒に設定し、6回未満であれば、ステップS107で、大当たり開始ディレー時間を2.5秒に設定する。そして、ステップS108で大当たり開始ディレーを実行し、ステップS109で大入賞口を開放する。
【0029】
次に、ステップS110で、大入賞口閉口条件が成立したか否かを判断する。そして、大入賞口閉口条件が成立するまで(10球入賞或いは30秒経過するまで)大入賞口開放を続け、大入賞口閉口条件が成立すると、ステップS111で大入賞口を閉口する。そして、ステップS112で、遊技球が特定領域を通過しているか否かを判断し、遊技球が特定領域を通過していれば、ステップS113で、現在のラウンドが最終ラウンドであるか否か判断し、最終ラウンドでなければ、ラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を設定するために、ステップS114で、大当たり回数(総大当たり回数)が11回以上であるか否かを判断し、11回以上でない場合は、ステップS115で、6回以上であるか否かを判断する。そして、大当たり回数(総大当たり回数)が11回以上であれば、ステップS116で、ラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を3秒に設定し、11回未満6回以上であれば、ステップS117でラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を2秒に設定し、6回未満であれば、ステップS118で、ラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を1秒に設定する。そして、ステップS119で、ラウンド間ディレー処理(インターバル処理)を実行した後、ステップS120で、ラウンド数に1を加算し、ステップS109へ戻って、再度大入賞口を開放し、次ラウンドへと移行する。
【0030】
そして、ステップS112で、遊技球が特定領域を通過していない場合、あるいはステップS113で、現在のラウンドが最終ラウンドであるという場合は、大当たり終了ディレー時間を設定するために、ステップS121で、大当たり回数(総大当たり回数)が11回以上であるか否かを判断し、11回以上でない場合は、ステップS122で、6回以上であるか否かを判断する。そして、大当たり回数(総大当たり回数)が11回以上であれば、ステップS123で、大当たり終了ディレー時間を10秒に設定し、11回未満6回以上であれば、ステップS124で、大当たり終了ディレー時間を5秒に設定し、6回未満であれば、ステップS125で、大当たり終了ディレー時間を2.5秒に設定する。そして、ステップS126で大当たり終了ディレーを実行し、実行後大当たり遊技を終了する。
【0031】
こうして、大当たり回数が多くなるほど、大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間、大当たり終了ディレー時間等の固定的時間を長くすることにより、一日の総大当たり回数を平均化して、総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【0032】
なお、この第1の実施の形態では、大当たり回数5回を設定回数として、5回毎に大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間および大当たり終了ディレー時間をそれぞれ変更しているが、その設定回数は5回以外でもよく、設定回数を少なくして大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間および大当たり終了ディレー時間を早い段階で長くするなど、適宜変更しても構わない。
【0033】
また、この第1の実施の形態は、大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間、大当たり終了ディレー時間等の固定的時間の変更は、選択的に少なくともいずれか一つを変更するものであってもよい。
【0034】
また、この第1の実施の形態は、図柄表示装置が大当たり図柄を確定表示することにより大当たりが発生し、特定入賞口内部の特別装置作動領域を遊技球が通過することによって特別装置が作動する第3種遊技機に適用することもできる。
【0035】
(第2の実施の形態)
図4〜図6は本発明の第2の実施の形態を示す。図4は遊技機の遊技盤面図、図5は大当たり図柄の態様に応じて変化する大当たり遊技のタイムチャート(a)、(b)、(c)、図6は大当たり遊技の処理を実行するフローチャートである。 この実施の形態の遊技機は、第2種パチンコ機であり、図4に示すように遊技盤21の盤面に形成された遊技領域22の複数箇所に入賞口a〜dが設けられ、遊技領域22の略中央に左右一対の開閉翼片23、24を備えた変動入賞装置である大入賞口(可変入賞口)25が設けられ、大入賞口25の下方には、左、右および中央に、大入賞口25の開閉翼片23、24を1回或いは2回作動させる第2種始動口として、左始動口(左第2種始動口)26、右始動口(右第2種始動口)27および中始動口(中第2種始動口)28の三つの始動口(第2種始動口)が設けられている。そして、大入賞口25には、判定図柄を表示する判定図柄表示装置29が設けられている。判定図柄表示装置29に確定表示された判定図柄により大当たり遊技のラウンド数が決定する。また、遊技領域22の最下部には遊技球を回収するアウト口31が設けられている。
【0036】
大入賞口25の内部には、大当たり遊の技開始条件としての遊技球の通過領域であり、大当たり遊技におけるラウンド継続の継続条件としての遊技球の通過領域である、特定領域が形成され、その特定領域を挟んで左右両側に、ラウンド継続の継続条件に関与しない一般領域が形成されている。
【0037】
この遊技機は、大入賞口25に遊技球が入ると入賞が発生し、入賞球1球毎に所定数(例えば10個)の賞球が払い出される。また、左始動口26、右始動口27および中始動口28の三つの始動口は、遊技球が入ると、入賞となり、入賞球1球毎に所定数(例えば5個)の賞球が払い出されるとともに、大入賞口25開放の契機となり、左始動口26又は右始動口27へ遊技球が入賞すると、大入賞口25は開閉翼片23、24の拡開作動により開放時間0.5秒で1回開放され、中始動口5へ遊技球が入賞すると、開閉翼片23、24の拡開作動により1回の開放時間約0.5秒で2回開放される。そして、通常遊技状態において大入賞口25の拡開作動中に大入賞口25に入賞した遊技球が特定領域に導かれると、大当たりが発生する。そして、大当たりが発生すると、大当たり遊技のラウンド数(規定ラウンド数)を決定する判定図柄を抽選して、抽選結果に応じて判定図柄表示装置29により判定図柄を変動表示後に確定表示する。この実施の形態では、判定図柄は例えば「○」、「△」および「×」の3種類で、確定表示される判定図柄に応じて、「○」の場合は15R(ラウンド)、「△」の場合は7R、「×」の場合は1R、というように、確定表示される判定図柄に応じて大当たり遊技のラウンド数(規定ラウンド数)が決定され、その決定されたラウンド数(規定ラウンド数)を限度に、1ラウンドについて大入賞口25が18回開放され(ただし、18回の開放作動の間に10球の遊技球が入賞すると、そのラウンドは終了する。)、その間に再び遊技球が特定領域を通過することを継続条件として、その継続条件が成立すると次ラウンドに進み、規定ラウンド数まで大当たり遊技が継続される。そしてラウンド中に遊技球が特定領域を通過しなかったとき、あるいは規定ラウンド数が終了したときに大当たりは終了する。
【0038】
そして、その大当たり遊技は、遊技球が特定領域を通過したことにより大当たりが発生した後、大当たり遊技開始ディレーが開始され、所定の大当たり遊技開始ディレー時間(例えば10秒)が経過した後、大当たり開始ディレーが終了し、第1ラウンドが開始されて、大入賞口25が開放作動する。そして、大入賞口25へ入賞した遊技球の数がカウントスイッチによって検出され、18回の開放作動が終了するか、大入賞口25に入賞した遊技球が10個に達すると、大入賞口25の開放作動が終了し、第1ラウンドが終了する。そして、ラウンド間ディレーに入り、所定のラウンド間ディレー時間(例えば3秒)が経過すると、次ラウンドの大入賞口開放作動が開始される。そして、最後のラウンドが終了すると、大当たり遊技終了ディレーに入り、所定の大当たり遊技終了ディレー時間(例えば10秒)が経過すると、大当たり遊技が終了し、次回の大当たり発生が可能となる。
【0039】
そして、この第2の実施の形態では、大当たり遊技の処理において、大当たり発生毎に図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数(総表示回数)に応じて(大当たり回数に応じて)、大当たり発生から大当たり遊技開始までの上記大当たり開始ディレー時間、大当たり遊技の一つのラウンドが終了し次ラウンドへ移行するまでの上記ラウンド間ディレー時間および大当たり遊技が終了し次回の大当たり発生が可能となるまでの上記大当たり終了ディレー時間を変更する。
【0040】
すなわち、例えば判定図柄の確定表示の表示回数(総表示回数)1回から15回までの大当たり遊技では、図5の(a)に示すように、大当たり開始ディレー時間は2.5秒、ラウンド間ディレー時間は1秒、大当たり終了ディレー時間は2.5秒といずれも比較的短くし、表示回数16回から30回までの大当たり遊技では、図5の(b)に示すように、大当たり開始ディレー時間は5秒、ラウンド間ディレー時間は2秒、大当たり終了ディレー時間は5秒とやや長くし、表示回数31回以上の大当たり遊技では、図5の(c)に示すように、大当たり開始ディレー時間は10秒、ラウンド間ディレー時間は3秒、大当たり終了ディレー時間は10秒とさらに長くする。このように判定図柄の確定表示の回数(総表示回数)が多くなるほど、大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間および大当たり終了ディレー時間等の固定的時間を長くすることにより、総表示回数を平均化して、一日の総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【0041】
この第2の実施の形態の大当たり遊技の具体的処理は図6のフローチャートに示すとおりで、まず、ステップS201で、判定図柄が表示(確定表示)されたか否かを判断し、判定図柄が表示されると、ステップS202で、表示回数(総表示回数)に1を加算し、次いで、ステップS203で、表示回数が31回以上であるか否かを判断し、31回以上でない場合は、ステップS204で、16回以上であるか否かを判断する。そして、表示回数が31回以上であれば、ステップS205で、大当たり開始ディレー時間を10秒に設定し、31回未1満6回以上であれば、ステップS206で、大当たり開始ディレー時間を5秒に設定し、16回未満であれば、ステップS207で、大当たり開始ディレー時間を2.5秒に設定する。そして、ステップS208で大当たり開始ディレーを実行し、ステップS209で大入賞口を開放する。
【0042】
次に、ステップS210で、大入賞口閉口条件が成立したか否かを判断する。そして、大入賞口閉口条件が成立するまで(10球入賞或いは30秒経過するまで)大入賞口開放を続け、大入賞口閉口条件が成立すると、ステップS211で大入賞口を閉口する。そして、ステップS212で、遊技球が特定領域を通過しているか否かを判断し、遊技球が特定領域を通過していれば、ステップS213で、現在のラウンドが最終ラウンドであるか否か判断し、最終ラウンドでなければ、ラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を設定するために、ステップS214で、表示回数(総表示介回数)が31回以上であるか否かを判断し、31回以上でない場合は、ステップS215で、16回以上であるか否かを判断する。そして、表示回数が31回以上であれば、ステップS216で、ラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を3秒に設定し、31回未満16回以上であれば、ステップS217でラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を2秒に設定し、16回未満であれば、ステップS218で、ラウンド間ディレー時間(インターバル時間)を1秒に設定する。そして、ステップS219で、ラウンド間ディレー処理(インターバル処理)を実行した後、ステップS220で、ラウンド数に1を加算し、ステップS209へ戻って、再度大入賞口を開放し、次ラウンドへと移行する。
【0043】
そして、ステップS212で、遊技球が特定領域を通過していない場合、あるいはステップS213で、現在のラウンドが最終ラウンドであるという場合は、大当たり終了ディレー時間を設定するために、ステップS221で、表示回数(総表示回数)が31回以上であるか否かを判断し、31回以上でない場合は、ステップS222で、16回以上であるか否かを判断する。そして、表示回数が31回以上であれば、ステップS223で、大当たり終了ディレー時間を10秒に設定し、31回未満16回以上であれば、ステップS224で、大当たり終了ディレー時間を5秒に設定し、16回未満であれば、ステップS225で、大当たり終了ディレー時間を2.5秒に設定する。そして、ステップS226で大当たり終了ディレーを実行し、実行後大当たり遊技を終了する。
【0044】
こうして、判定図柄の確定表示回数(大当たり回数)が多くなるほど、大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間、大当たり終了ディレー時間等の固定的時間を長くすることにより、一日の総大当たり回数を平均化して、総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【0045】
なお、この第2の実施の形態では、表示回数15回を設定回数として、15回毎に大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間および大当たり終了ディレー時間をそれぞれ変更しているが、その設定回数は15回以外でもよく、設定回数を少なくして大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間および大当たり終了ディレー時間を早い段階で長くするなど、適宜変更しても構わない。
【0046】
また、この第2の実施の形態は、大当たり開始ディレー時間、ラウンド間ディレー時間、大当たり終了ディレー時間等の固定的時間の変更は、選択的に少なくともいずれか一つを変更するものであってもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、所定始動条件の成立を契機として図柄表示装置による図柄の変動表示を開始するとともに、その図柄の変動表示の態様および変動後に確定表示する図柄を抽選し、抽選結果に応じて所定の態様で図柄を変動表示した後、停止した図柄を確定表示し、確定表示された図柄が大当たり図柄である場合に所定の時間配分により遊技者に有利な大当たり遊技を付与する第1種遊技機や第3種遊技機において、大当たり発生から大当たり遊技開始までの大当たり開始ディレー時間、大当たり遊技の一つのラウンドが終了し次ラウンドへ移行するまでのラウンド間ディレー時間、大当たり遊技が終了し次回の図柄変動表示が開始可能となるまでの大当たり終了ディレー時間等の固定的時間を、大当たり回数に応じて変更し、例えば大当たり回数が多くなるほどそれら固定的時間を長くすることにより、総大当たり回数を平均化して、一日の総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【0048】
また、本発明によれば、所定始動条件が成立したときに可変入賞口を開放し、開放した可変入賞口へ入賞した遊技球が可変入賞口内部の特定領域を通過したときに大当たりが発生して、図柄表示装置による図柄の変動表示を開始するとともに、確定表示する判定図柄を抽選し、抽選結果に応じて変動後に停止した判定図柄を確定表示し、確定表示された判定図柄に応じて異なる有利度合(例えばラウンド数)で所定の時間配分により遊技者に有利な大当たり遊技を付与する第2種遊技機等の遊技機において、大当たり発生から大当たり遊技開始までの大当たり開始ディレー時間、大当たり遊技の一つのラウンドが終了し次ラウンドへ移行するまでのラウンド間ディレー時間、大当たり遊技が終了し次回の大当たり発生が可能となるまでの大当たり終了ディレー時間等の固定的時間を、判定図柄の確定表示回数に応じて変更し、例えば確定表示回数が多くなるほどそれら固定的時間を長くすることにより、判定図柄の総表示回数すなわち総大当たり回数を平均化して、一日の総獲得球数が大きく異ならないようにでき、遊技機間のバランスを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の遊技機の遊技盤面図である。
【図2】第1の実施の形態の遊技機における大当たり図柄の態様に応じて変化する大当たり遊技のタイムチャート(a)、(b)である。
【図3】第1の実施の形態の遊技機における大当たり遊技の処理を実行するフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態の遊技機の遊技盤面図である。
【図5】第2の実施の形態の遊技機における大当たり図柄の態様に応じて変化する大当たり遊技のタイムチャート(a)、(b)、(c)である。
【図6】第2の実施の形態の遊技機における大当たり遊技の処理を実行するフローチャートである。
【符号の説明】
1、21 遊技盤
2、22 遊技領域
7 特別図柄表示装置(図柄表示装置)
9 第1種始動口
10、25 大入賞口
26 左始動口(左第2種始動口)
27 右始動口(右第2種始動口)
28 中始動口(中第2種始動口)
30 判定図柄表示装置
Claims (10)
- 所定始動条件の成立を契機として図柄表示装置による図柄の変動表示を開始するとともに、その図柄の変動表示の態様および変動後に確定表示する図柄を抽選し、抽選結果に応じて所定の態様で図柄を変動表示した後、停止した図柄を確定表示し、確定表示された図柄が大当たり図柄である場合に大当たりが発生し所定の時間配分により遊技者に有利な大当たり遊技を付与する遊技機において、
前記図柄表示装置により大当たり図柄が確定表示された後の前記大当たり遊技への移行から当該大当たり遊技終了後に次回の図柄変動表示が開始可能となるまでの時間配分における固定的時間を、前記図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数に応じて変更することを特徴とする遊技機。 - 前記大当たり図柄の確定表示と前記大当たり遊技の開始との間に大当たり開始ディレー時間が固定的時間として設定され、その大当たり開始ディレー時間を前記図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数に応じて変更することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記大当たり遊技は所定の終了条件成立までを1ラウンドとして、所定ラウンド数の範囲で各ラウンド間に固定的時間として設定されたラウンド間ディレー時間を経て次ラウンドへの移行が可能とされ、そのラウンド間ディレー時間を前記図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数に応じて変更することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
- 大当たり遊技終了と次回の図柄変動表示が開始可能となるまでに大当たり終了ディレー時間が固定的時間として設定され、その大当たり終了ディレー時間を前記図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数に応じて変更することを特徴とする請求項1、2または3記載の遊技機。
- 前記図柄表示装置に大当たり図柄が確定表示される大当たりの発生回数が多くなるほど前記固定的時間を長くすることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の遊技機。
- 所定始動条件が成立したときに可変入賞口を開放し、開放した可変入賞口へ入賞した遊技球が前記可変入賞口内部の特定領域を通過したときに大当たりが発生して、図柄表示装置による図柄の変動表示を開始するとともに、確定表示する判定図柄を抽選し、抽選結果に応じて変動後に停止した判定図柄を確定表示し、確定表示された判定図柄に応じて異なる有利度合で所定の時間配分により遊技者に有利な大当たり遊技を付与する遊技機において、
遊技球が前記特定領域を通過したことによる大当たり発生から、大当たり遊技へ移行し当該大当たり遊技終了後に次回の大当たり発生が可能となるまでの時間配分における固定的時間を、前記図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数に応じて変更することを特徴とする遊技機。 - 前記大当たり発生と前記大当たり遊技の開始との間に大当たり開始ディレー時間が固定的時間として設定され、その大当たり開始ディレー時間を前記図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数に応じて変更することを特徴とする請求項6記載の遊技機。
- 前記大当たり遊技は所定の終了条件成立までを1ラウンドとして、所定ラウンド数の範囲で各ラウンド間に固定的時間として設定されたラウンド間ディレー時間を経て次ラウンドへの移行が可能とされ、そのラウンド間ディレー時間を前記図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数に応じて変更することを特徴とする請求項6または7記載の遊技機。
- 大当たり遊技終了と次回の大当たり発生が可能となるまでに大当たり終了ディレー時間が固定的時間として設定され、その大当たり終了ディレー時間を前記図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数に応じて変更することを特徴とする請求項6、7または8記載の遊技機。
- 前記図柄表示装置に表示される判定図柄の確定表示回数が多くなるほど前記固定的時間を長くすることを特徴とする請求項6、7、8または9記載の遊技機。
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