JP2002204863A - 遊技機の図柄表示装置 - Google Patents

遊技機の図柄表示装置

Info

Publication number
JP2002204863A
JP2002204863A JP2001003363A JP2001003363A JP2002204863A JP 2002204863 A JP2002204863 A JP 2002204863A JP 2001003363 A JP2001003363 A JP 2001003363A JP 2001003363 A JP2001003363 A JP 2001003363A JP 2002204863 A JP2002204863 A JP 2002204863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
displayed
stopped
time
symbols
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001003363A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Mizuno
雅裕 水野
Masahiro Takagi
正宏 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruhon Industry Co Ltd filed Critical Maruhon Industry Co Ltd
Priority to JP2001003363A priority Critical patent/JP2002204863A/ja
Publication of JP2002204863A publication Critical patent/JP2002204863A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別図柄表示装置等による変動後の停止図柄
によって大当たり等を報知するについて、今回がハズレ
図柄でも複数回の停止図柄の組み合わせによっては特典
が得られる可能性があることを遊技者が認識でき、遊技
への集中を持続できるようにする。 【解決手段】 変動する図柄とは別に縦横各3列の計9
個の升目に、前回以前のハズレ停止図柄の各最後に停止
した数字を所定の升目順に表示し、今回の最後に停止し
た数字「1」を最後の升目に表示して、縦横斜めのいず
れかの方向に同じ数字が揃えば(c)、特典を付与する
ようにする。他に、前々回変動後の停止図柄と前回変動
後の停止図柄を上下2段に並んで表示し、最下段に今回
変動後の停止図柄を表示して、数字が縦横斜めのいずれ
かの方向に同じ数字で揃えば特典を付与するようにして
もよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機に関し、
特に、所定の始動条件の成立を契機として1回毎に抽選
に基づく態様で図柄を変動表示した後、変動を停止して
確定した図柄を停止表示し、その停止表示された図柄が
所定態様の図柄となることを以て、遊技者に有利性の高
い遊技状態への移行を報知する遊技機の図柄表示装置に
おいて、今回がハズレ図柄でも、複数回の停止図柄の組
み合わせによっては特典が得られる可能性があることを
遊技者が認識でき、遊技への集中を持続できるようにし
た遊技機の図柄表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の始動条件の成立を契機として1回
毎に抽選に基づく態様で図柄を変動表示した後、変動を
停止して確定した図柄を停止表示し、その停止表示され
た図柄が所定態様の図柄となることを以て、遊技者に有
利性の高い遊技状態への移行を報知する図柄表示装置を
備えた遊技機としては、例えば1種パチンコ遊技機(現
金機)等が従来から知られている。
【0003】1種パチンコ機(現金機)の場合、普通図
柄変動の始動領域である普通図柄作動ゲートを遊技球が
通過したことが検出されると、普通図柄乱数から乱数値
が抽出記憶され、普通図柄表示装置が作動して、例えば
赤図柄と緑図柄の2図柄で図柄変動(赤色と緑色の交互
点灯)を開始し、所定時間(例えば30秒)図柄変動が
継続した後、図柄変動が停止し、抽出した乱数値に相当
する図柄(例えば赤図柄または緑図柄)が確定された図
柄として停止表示され、確定された図柄として所定態様
(例えば赤)の普通図柄(当たり図柄)が表示された時
は、普通電動役物が作動して第1種始動口が所定時間開
放される。
【0004】そして、遊技球が第1種始動口を通過(所
定の始動条件の成立)したことが検出されると、大当た
り乱数等が抽選されて乱数値が格納され、特別図柄表示
装置が作動して、例えば横一列の3個の数字の組み合わ
せで表示する複数の態様の図柄で図柄変動を開始し、所
定時間図柄変動が継続した後、図柄変動が停止して、格
納された大当たり乱数の値に基づいて確定された所定態
様の大当たり図柄若しくはハズレ図柄が停止表示され
る。
【0005】そして、大当たり図柄が表示されると、大
入賞口が所定時間(例えば約30秒)開放され、大当た
り終了後の特典として、大入賞口の開放状態が終了した
後、特別図柄表示装置の作動回数が所定作動回数に達す
るまで、特別図柄表示装置の1回毎の作動における図柄
変動時間が通常時の例えば平均約10秒から平均約5秒
に短縮されるとともに、普通電動役物の作動による第1
種始動口の開放の時間が通常時の例えば0.5秒から1.
5秒に延長される。
【0006】こうして大当たり後の特典として特別図柄
の変動時間の短縮並びに第1種始動口の開放時間の延長
がセットとなって付与されると、普通電動役物の作動に
よる第1種始動口の開放の時間が延長されることにより
第1種始動口への入賞が得られ易くなって特別図柄変動
が間断なく行われることとなるとともに、特別図柄の変
動時間が短縮されることにより大当たり発生の頻度が高
くなる。
【0007】この大当たり後の時間短縮は、上述のよう
に大入賞口の開放状態が終了した後、特別図柄表示装置
の作動回数が所定作動回数に達するまで行われるもの
で、その所定作動回数は、従来、大当たり図柄の態様に
よってそれぞれ一定の回数に制御されている。例えば大
当たり図柄が「2−2−2」、「4−4−4」、「6−
6−6」または「8−8−8」という同じ偶数数字の組
み合わせの図柄であれば上記所定作動回数は30回また
は50回までという比較的小回数とされ、大当たり図柄
が奇数数字の組み合わせの図柄で「1−1−1」、「5
−5−5」または「9−9−9」であれば200回また
は300回が上記所定作動回数とされ、また、大当たり
図柄が特定の図柄(「3−3−3」または「7−7−
7」)の場合には、次回の大当たり発生までが時間短縮
期間とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、1種パチ
ンコ機等の遊技機では、特別図柄表示装置による一回毎
の図柄変動の後、横一列に並んで停止表示される3個の
数字の組み合わせからなる図柄の態様によって、大当た
りか否かを遊技者に報知し認識させており、従来は、1
回1回の停止結果が即ちその回の最終結果で、いくらス
ペシャルリーチのような大当たり確率の高い変動態様が
現れても、最終的にハズレ図柄で停止すれば、それで終
わりとなり、折角の惜しい変動態様も、次回の変動には
些かも関係しなかった。
【0009】そのため、例えば前回、特別図柄表示装置
の図柄表示が776で停止し、今回667で停止した場
合など、遊技者は、「最終停止数字が入れ替わっていれ
ば、777と666で2回大当たり図柄が揃ったのに」
と、大変悔しい思いをしていた。また、そうした776
のような惜しい組み合わせでなく、通常ハズレ図柄(例
えば321など)で停止した場合等は、遊技者はすぐに
関心を失って、ハズレ停止図柄などすぐに忘れてしま
い、あるいは覚えようとさえせず、早々と遊技への集中
が切れてしまっていた。
【0010】本発明は、このような従来の遊技機の図柄
表示装置の問題点に鑑みてなされたものであって、変動
後の停止図柄によって大当たり等を報知する遊技機の図
柄表示装置を、今回がハズレ図柄でも、複数回の停止図
柄の組み合わせによっては特典が得られる可能性がある
ことを遊技者が認識でき、遊技への集中を持続できるよ
うにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の始動条
件の成立を契機として1回毎に抽選に基づく態様で図柄
を変動表示した後、変動を停止して確定した図柄を停止
表示し、その停止表示された図柄が所定態様の図柄とな
ることを以て、遊技者に有利性の高い遊技状態への移行
を報知する遊技機の図柄表示装置において、前回以前の
複数回の変動後の停止図柄であって上記所定態様の図柄
とならなかった図柄の各少なくとも一部を所定の図柄合
わせの配列で並べるとともに、その図柄合わせの配列の
最後に今回変動中の図柄の少なくとも一部を並べた図柄
を併せて表示し、その図柄合わせの図柄が今回変動中の
図柄の停止により所定の態様となることを以て、所定の
特典が付与されることを報知するよう構成したものであ
る。
【0012】変動後停止表示される図柄が、横一列に並
んで順次停止する3個の数字からなるものである場合、
併せて表示される図柄合わせの図柄は、例えば、縦横各
3列の計9個の升目に前回以前の複数回の変動後の停止
図柄の各最後に停止した数字が所定の升目順に表示され
てなり、最後の升目に今回変動後の停止図柄の最後に停
止した数字が表示され、それら9個の升目に表示された
数字が、縦横斜めのいずれかの方向に同じ数字で揃うこ
とを以て、上記特典が付与されるものとする。
【0013】また、やはり変動後停止表示される図柄
が、横一列に並んで順次停止する3個の数字からなるも
のである場合に、併せて表示される図柄合わせの図柄
は、前々回変動後の停止図柄と前回変動後の停止図柄が
上下2段に並んで表示されてなり、最下段に今回変動後
の停止図柄が表示され、それら3段に並んだ3回の変動
後の停止図柄の計9個の数字が、縦横斜めのいずれかの
方向に同じ数字で揃うことを以て、上記特典が付与され
るようにすることもできる。
【0014】この場合、今回変動中の図柄の他に、前回
以前の複数回の変動後の停止図柄であって上記所定態様
の図柄とならなかった図柄の各少なくとも一部を所定の
図柄合わせの配列で並べるとともに、その図柄合わせの
配列の最後に今回変動中の図柄の少なくとも一部を並べ
た図柄が併せて表示される。
【0015】例えば、変動後停止表示される図柄が、横
一列に並んで順次停止する3個の数字で表示されるとと
もに、縦横各3列の計9個の升目に前回以前の8回の変
動後の停止図柄の各最後に停止した数字が所定の升目順
に表示され、最後の升目に今回変動後の停止図柄の最後
に停止した数字が表示されてなる図柄合わせの図柄が併
せて表示される。そして、それら9個の升目に表示され
た数字が、縦横斜めのいずれかの方向に同じ数字で揃う
と、所定の特典の付与を報知することになる。
【0016】また、例えば、変動後停止表示される図柄
が、横一列に並んで順次停止する3個の数字で表示され
るとともに、前々回変動後の停止図柄と前回変動後の停
止図柄が上下2段に並んで表示されてなり、最下段に今
回変動後の停止図柄が表示される図柄合わせの図柄が併
せて表示され、それら3段に並んだ3回の変動後の停止
図柄の計9個の数字が、縦横斜めのいずれかの方向に同
じ数字で揃うと、所定の特典の付与を報知することにな
る。
【0017】そのため、遊技者は今回の停止結果に期待
を抱くとともに、前回以前の停止結果にも関心を抱くこ
とになって、溯って複数の変動結果に興味が続き、たと
えハズレ図柄であっても関心をもてる。例えば、前回以
前に8回の通常ハズレ図柄があり、今回の停止図柄が通
常ハズレ図柄であれば、それら9回の変動は単独では何
の楽しみもないが、9回の停止図柄の組み合わせによっ
ては、特典が付与される可能性があり、ハズレ図柄にも
関心が持てる。そのため、例えスペシャルリーチのよう
な大当たり確率の高い変動態様がなかなか発生しなくて
も、遊技への集中を持続できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0019】図1は、この発明の実施の形態の一例に係
る第1種パチンコ機の遊技盤面構成図である。図1にお
いて、1は遊技盤であり、その盤面にはレール2によっ
て遊技領域3が画定されている。そして、遊技領域3の
略中央に特別図柄表示装置4が配置され、特別図柄表示
装置4の上方に普通図柄表示装置5が配置され、その更
に上方に隣接して天入賞口6が配置され、特別図柄表示
装置4の下方には第1種始動口7を備えた普通電動役物
8が配置され、その直ぐ下には大入賞口9を備えた特別
電動役物10が配置されている。そして、特別図柄表示装
置4の左右側方に、左右の普通図柄作動ゲート11、12が
配置され、第1種始動口7を備えた普通電動役物8の左
右側方に左袖入賞口13および右袖入賞口14が配置され、
大入賞口9を備えた特別電動役物10の左右側方に左下入
賞口15および右下入賞口16が配置されている。また、特
別図柄表示装置4と普通図柄表示装置5との間に普通図
柄記憶表示ランプ17が4個配置され、特別図柄表示装置
4の下部には特別図柄始動記憶表示ランプ18が左右2個
ずつ計4個配置されている。
【0020】普通電動役物8は、第1種始動口7の開口
位置に、図示しない普通電動役物ソレノイドによって駆
動されて第1種始動口7を拡開状態と非拡開状態とに切
り換えるよう開閉する左右の小羽根8a、8bを備えて
いる。
【0021】特別電動役物10は、大入賞口9の開口位置
に、図示しない大入賞ソレノイドによって駆動されて大
入賞口7を拡開状態と非拡開状態とに切り換えるよう開
閉する左右の大羽根10a、10bを備えている。
【0022】普通図柄表示装置5は、左右が赤色、中央
が緑色の3個のLEDランプで構成され、左右の赤ある
いは中央の緑のいずれかが点灯した状態を普通図柄とし
て表示する。
【0023】特別図柄表示装置4は、左右及び中央の三
つの図柄表示領域を有するもので、それら三つの領域に
各々表示する例えば0から9までの10種類の図柄の組
み合わせを特別図柄として表示する。
【0024】この遊技機において、遊技領域3に撃ち込
まれた遊技球が大入賞口9へ入賞した時は、入賞球1個
につき例えば15個の遊技球が賞球として払い出され、
その以外の入賞口(第1種始動口7を含む)に入賞した
時は、例えば5個の遊技球が賞球として払い出される。
【0025】そして、遊技球が左右の普通図柄作動ゲー
ト11または12を通過したことが検出スイッチ(図示せ
ず)により検出されると、その時点で図示しない制御装
置が当たりかハズレかを決めるための当たり乱数を抽選
し、抽出した値を格納するとともに、普通図柄表示装置
5を作動させ、普通図柄の変動表示を開始させる。そし
て、普通図柄が変動を開始すると、格納した普通図柄乱
数の値と、予め設定された当たり値との比較によって当
り判定が行われる。
【0026】そして、当り・ハズレが判定されると、通
常時には約30秒経過後、後述の時間短縮時には約10
秒経過後に、図柄変動が停止され、当りの場合には赤色
点灯図柄、ハズレの場合には緑色点灯図柄が停止表示さ
れる。
【0027】そして、赤色点灯図柄で変動が停止する
と、普通電動役物8が作動し、第1種始動口7が通常時
には0.5秒間、時間短縮時には1.5秒間開放される。
【0028】また、普通図柄の変動中に新たに遊技球が
普通図柄作動ゲート11または12を通過すると、当たり乱
数から乱数値を抽選してその値が格納されるとともに、
その都度、最大4個まで作動保留球として記憶され、普
通図柄記憶表示ランプ17が1個点灯表示される。そし
て、図柄変動停止後、作動保留球に基づいて順次普通図
柄の変動が開始される。
【0029】遊技球の第1種始動口7への流入(入賞)
が検出されると、それを作動契機として大当たりかハズ
レかを決めるための大当たり乱数を抽選し、また、大当
たり図柄を幾つかの態様の中から選ぶ大当たり図柄乱
数、ハズレの時に図柄変動の後見かけ上のリーチを経て
ハズレ図柄を停止表示するかリーチを経ずにハズレ図柄
を停止表示するかを選ぶリーチ選択乱数、抽出された大
当たり図柄乱数値に応じた当たり図柄をリーチを経て確
定した図柄として停止表示するまでの図柄変動の態様を
選ぶリーチ乱数をそれぞれ抽選して、抽出した各乱数値
を格納するとともに、リーチを経て停止表示する場合の
ハズレ図柄として、ハズレリーチでの組み合わせパター
ン別に記憶領域に記憶されたハズレ図柄を選択し格納
し、また、リーチを経ずに停止表示する場合のハズレ図
柄を通常停止と決定された場合のハズレ図柄を選択し格
納する。
【0030】そして、特別図柄表示装置4が作動し、左
右及び中央の三つの表示領域に表示される図柄の変動を
開始するとともに、格納された大当たり乱数の値と大当
たり値との比較によって大当たり判定を行う。大当たり
乱数としては、例えば乱数値が「0」〜「299」の乱
数が用意され、「7」が大当たり値、「7」以外がハズ
レ値として予め設定される。
【0031】そして、大当たり・ハズレが判定される
と、格納された乱数値に対応する所定の態様で図柄が変
動した後、通常時には平均約10秒経過後、後述の時間
短縮時には平均約5秒経過後に図柄変動が停止され、三
つの表示領域の図柄の組み合わせからなる確定された特
別図柄が停止表示される。
【0032】そして、大当り図柄が停止表示されると大
当りとなり、大入賞口9が所定開放時間(約30秒)開
放され、所定開放時間が経過すると閉じられる。また、
開放された大入賞口9に入賞した遊技球がカウントスイ
ッチ(図示せず)によって検出され、検出された遊技球
が所定数(例えば10個)に達すると、上記所定開放時
間内であっても大入賞口9は閉じられる。
【0033】大当たりは、大入賞口9が1回開放されて
から閉じるまでの期間、つまり、大入賞口9が開放され
てから例えば約30秒の所定開放時間が経過するか、大
入賞口9に入賞した遊技球が例えば10球に達したこと
によって大入賞口9が閉じるまでの期間を1ラウンドと
して、そのラウンド中または大入賞口9が閉じた後の一
定時間内に、入賞した遊技球が大入賞口9の内部の特定
領域を通過した時には、大当たりが継続して次のラウン
ドに移行することができ、その場合は、大入賞口9が閉
じた後、所定のインターバル時間が経過した後に再び大
入賞口9が開放される。1回の大当たりにおいて初回を
含め最高例えば16ラウンドまで大当たりが継続可能で
ある。そして、ラウンド中に遊技球が特定領域を通過し
なかった場合または最高ラウンド数の例えば16ラウン
ドに達したときには、そのラウンドで大当たりが終了
し、通常遊技状態に戻る。
【0034】特別図柄の停止表示態様(停止図柄)の選
択過程は次のとおりである。
【0035】すなわち、遊技球が第1種始動口7に入賞
した時点で格納された大当たり乱数の値と大当たり値と
の比較によって大当たり判定が行われた結果、大当りと
判定された場合は、第1種始動口7への入賞時に格納さ
れた大当り図柄乱数の値に対応する大当り図柄が選択さ
れる。
【0036】大当たり図柄乱数としては、例えば乱数値
が「0」〜「9」の乱数が用意され、例えば乱数値
「0」に対応する大当たり図柄が「0−0−0」で、
「1」に対応する大当たり図柄が「1−1−1」で、以
下乱数値「2」〜「9」に対応する大当たり図柄も同様
に乱数値と同じ数字が三つ並ぶ図柄で、例えば「9」に
対応する大当たり図柄が「9−9−9」となるよう予め
設定される。
【0037】また、ハズレと判定された場合は、第1種
始動口7に入賞した時点で格納されたリーチ選択乱数の
値によりハズレリーチとするか通常停止とするかが選択
される。
【0038】そして、ハズレリーチと決定された場合
は、第1種始動口7に入賞した時点で格納されたリーチ
図柄選択乱数の値によりハズレリーチでの組み合せパタ
ーンが決定され、ハズレリーチでの停止図柄として、リ
セット毎にに作成されパターン別に記憶されたハズレ図
柄が選択される。また、通常停止と決定された場合は、
やはりリセット毎に作成され記憶されたハズレ図柄が停
止図柄として選択される。
【0039】そして、大当たり及びハズレリーチの場合
には、リーチの変動態様が第1種始動口7への入賞時に
格納されたリーチ乱数の値によって選択される。リーチ
の変動態様の内、大当たりの信頼度(リーチ信頼度)が
他のリーチに比べても高いものが、いわゆるスペシャル
リーチである。
【0040】大当たり図柄が停止表示されると、上述の
ように大入賞口9が例えば約30秒開放される。そし
て、大当たり終了後の特典として、大入賞口9の開放状
態が終了した後、特別図柄表示装置4の作動回数が所定
作動回数に達するまで、特別図柄表示装置4の1回毎の
作動において図柄を変動表示する時間が通常時の例えば
平均約10秒から平均約5秒に短縮されるとともに、普
通図柄表示装置5の1回毎の作動において図柄を変動表
示する時間が例えば約30秒から約10秒に短縮され、
かつ、それら時間短縮と同時に、普通電動役物8の作動
により第1種始動口7を拡開状態へ移行させる時間が例
えば0.5秒から1.5秒に延長される。その結果、特別
図柄表示装置4の作動契機成立の頻度が増大し、単位時
間あたりの最大変動回数が増大するため、大当たり確率
は変わらなくても、大当たりまでの所要時間が短縮さ
れ、遊技客にとって有利な遊技状態となる。
【0041】この大当たり終了後の特典として付与され
る時間短縮と第1種始動口7の拡開時間延長は、上述の
ように大入賞口9の開放状態が終了した後、特別図柄表
示装置4の作動回数が所定作動回数に達するまで行われ
るもので、その所定作動回数は、大当たり図柄の態様に
よってそれぞれ一定の回数が初期値として予め設定され
る。その予め設定される初期値としての作動回数は、例
えば大当たり図柄が「0−0−0」、「2−2−2」、
「4−4−4」、「6−6−6」、「8−8−8」の偶
数図柄であれば60回、大当たり図柄が奇数図柄の内の
「1−1−1」、「5−5−5」、「9−9−9」であ
れば200回または300回と、それぞれ有限の回数に
設定され、大当たり図柄が奇数図柄のうちの特定の図柄
である「3−3−3」または「7−7−7」であれば、
次回の大当り発生までが時間短縮期間とされる。「3−
3−3」、「7−7−7」の大当たりの場合は、上述の
ように次回大当りまで時間短縮が行われるため、「3」
あるいは「7」でリーチとなった場合に、遊技者は特に
期待を膨らませることとなる。
【0042】特別図柄表示装置4は、こうして所定の始
動条件の成立(遊技球の第1種始動口7への入賞検出)
を契機として1回毎に抽選に基づく態様で図柄を変動表
示し、その途中で例えばまず左側の図柄(数字)が停止
し、次いで中央の図柄(数字)が停止する。そして、最
後に右側の図柄(数字)が停止して、三つの表示領域の
図柄の組み合わせからなる確定された特別図柄を停止表
示する。そして、変動する特別図柄がリーチを経て所定
態様(例えば、「0−0−0」、「1−1−1」、「2
−2−2」、「3−3−3」、「4−4−4」、「5−
5−5」、「6−6−6」、「7−7−7」、「8−8
−8」、「9−9−9」)の大当たり図柄で停止した場
合、大当たりとなり、上述のように遊技者にとって有利
性の高い遊技状態へ移行する。
【0043】また、この特別図柄表示装置4は、図柄変
動中に、前回以前の複数回の変動後の停止図柄であって
大当たり態様の図柄とならなかった図柄の各少なくとも
一部を所定の図柄合わせの配列で並べるとともに、その
図柄合わせの配列の最後に今回変動中の図柄の少なくと
も一部を並べた図柄を併せて表示し、その図柄合わせの
図柄が今回変動中の図柄の停止により所定の態様となる
ことを以て、所定の特典が付与されることを報知するよ
う構成している。
【0044】図2は、そうした図柄合わせの図柄を併せ
て表示した画面態様の一例を示すものである。この例
は、画面の右上方に、縦横各3列の計9個の升目が表示
され、その升目に、前回以前の8回の変動後のハズレ停
止図柄の各最後に停止した数字が、まず上段の左から右
へ、次いで中断の左から右へ、その後下段の左から右へ
の升目順に順次並んで表示される。図の例では、例えば
古い順に「3−2−1」、「8−7−4」、「1−9−
7」、「5−5−3」・・・というハズレ停止図柄の、
各最後に停止した数字(「1」、「4」、「7」、
「3」・・・)が計8個順次表示されている。
【0045】そして、図2の(a)に示すように、今回
変動の図柄の左側と中央の数字(図2の例では「3−
2」)が停止し(図中*は変動中を示す)、次いで、図
2の(b)に示すように、今回変動の右側の数字が停止
して、その最後に停止した数字(図2の例では「1」)
が最後の升目に表示される。そして、それら9個の升目
に表示された数字が、縦横斜めのいずれかの方向に同じ
数字で揃えば、ビンゴゲームでいう「ビンゴ」となっ
て、所定の特典が付与されることとなる。
【0046】図2の例では、図2の(b)の段階で最後
の数字が「1」で停止することにより、図2の(c)に
示すように、図柄合わせの図柄が斜めに「1−1−1」
で揃い、ビンゴとなって、上記特典が付与されることと
なる。この例では、最後の数字が「7」で停止した場合
も、図柄合わせの図柄が縦に「7−7−7」で揃って、
「ビンゴ」となり、特典が付与される。また、図柄合わ
せの図柄は、升目が9個埋まる前に、例えば上段の3個
の升目の数字が揃うこともあり、その場合も、「ビン
ゴ」で、特典が付与される。そして、変動が終わる毎
に、上段左端の図柄が消えて行き、その他の図柄が順次
一つずつ左若しくは右上にずれていく。
【0047】この場合の特典としては、例えば、2種の
遊技として大入賞口9が2回開口し、あるいは2種の遊
技としての大当たりと同等の遊技状態となるようにして
もよく、また、1種の遊技における上記時間短縮の作動
回数を例えば30回追加するものであってもよく、それ
以外の特典であってもよい。
【0048】図柄合わせの図柄の表示態様としては、他
に、前々回変動後の停止図柄と前回変動後の停止図柄を
上下2段に並んで表示し、最下段に今回変動後の停止図
柄を表示して、それら3段に並んだ3回の変動後の停止
図柄の計9個の数字が、縦横斜めのいずれかの方向に同
じ数字で揃うことを以て、上記と同様の特典が付与され
るようにすることもできる。図3はその場合の画面態様
の一例を示すものである。
【0049】図3の例は、(a)に示すように画面の右
上方に、前々回停止図柄である「1−4−7」と前回停
止図柄である「3−1−7」が上下2段に表示され、最
下段に今回変動中の図柄「5−2−*」が表示されて
(*は変動中であることを示す)、今回変動の図柄が最
終的に「5−2−1」で停止した場合で、この場合は、
図3の(c)の画面になり、斜めに「1−1−1」で揃
うビンゴとなる。この場合、今回変動の図柄が最終的に
例えば「5−2−7」となって、最後の数字が「7」
で、縦に「7−7−7」で揃ってもやはり「ビンゴ」と
なる。そして、変動が終わる毎に、上段の図柄が消えて
行き、下段の図柄が順次一つずつ上にずれていく。
【0050】この発明は、その他、発明の技術思想の範
囲で適宜態様を変更して実施できることは勿論である。
【0051】また、この発明はパチンコ機に限定される
ものではなく、スロットマシン等の他の遊技機にも適用
できる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、変動後の停止図柄が大当たり等の態様にな
らない場合でも、前回以前の複数回の変動後の停止図柄
であって大当たり等の図柄とならなかった図柄の各少な
くとも一部を所定の図柄合わせの配列で並べるととも
に、その図柄合わせの配列の最後に今回変動中の図柄の
少なくとも一部を並べた図柄が併せて表示され、図柄合
わせによって特典が付与される可能性が残るため、ハズ
レ図柄にも関心が持て、遊技への集中を持続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る遊技機の遊技盤面
構成図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る遊技機の特別図柄
表示装置の表示の一例を示す画面態様図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る遊技機の特別図柄
表示装置の表示の他の例を示す画面態様図である。
【符号の説明】
3 遊技領域 4 特別図柄表示装置 7 第1種始動口 9 大入賞口 10 特別電動役物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の始動条件の成立を契機として1回
    毎に抽選に基づく態様で図柄を変動表示した後、変動を
    停止して確定した図柄を停止表示し、その停止表示され
    た図柄が所定態様の図柄となることを以て、遊技者に有
    利性の高い遊技状態への移行を報知する遊技機の図柄表
    示装置において、 前回以前の複数回の変動後の停止図柄であって上記所定
    態様の図柄とならなかった図柄の各少なくとも一部を所
    定の図柄合わせの配列で並べるとともに、その図柄合わ
    せの配列の最後に今回変動中の図柄の少なくとも一部を
    並べた図柄を併せて表示し、その図柄合わせの図柄が今
    回変動中の図柄の停止により所定の態様となることを以
    て、所定の特典が付与されることを報知するよう構成し
    たことを特徴とする遊技機の図柄表示装置。
  2. 【請求項2】 変動後停止表示される図柄は、横一列に
    並んで順次停止する3個の数字からなり、 併せて表示される図柄合わせの図柄は、縦横各3列の計
    9個の升目に前回以前の複数回の変動後の停止図柄の各
    最後に停止した数字が所定の升目順に表示されてなり、
    最後の升目に今回変動後の停止図柄の最後に停止した数
    字が表示され、それら9個の升目に表示された数字が、
    縦横斜めのいずれかの方向に同じ数字で揃うことを以
    て、上記特典が付与されることを特徴とする請求項1記
    載の遊技機の図柄表示装置。
  3. 【請求項3】 変動後停止表示される図柄は、横一列に
    並んで順次停止する3個の数字からなり、 併せて表示される図柄合わせの図柄は、前々回変動後の
    停止図柄と前回変動後の停止図柄が上下2段に並んで表
    示されてなり、最下段に今回変動後の停止図柄が表示さ
    れ、それら3段に並んだ3回の変動後の停止図柄の計9
    個の数字が、縦横斜めのいずれかの方向に同じ数字で揃
    うことを以て、上記特典が付与されることを特徴とする
    請求項1記載の遊技機の図柄表示装置。
JP2001003363A 2001-01-11 2001-01-11 遊技機の図柄表示装置 Withdrawn JP2002204863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003363A JP2002204863A (ja) 2001-01-11 2001-01-11 遊技機の図柄表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003363A JP2002204863A (ja) 2001-01-11 2001-01-11 遊技機の図柄表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002204863A true JP2002204863A (ja) 2002-07-23

Family

ID=18871717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001003363A Withdrawn JP2002204863A (ja) 2001-01-11 2001-01-11 遊技機の図柄表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002204863A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026069A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Samii Kk 弾球遊技機
JP2014087527A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2014087528A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2022040243A (ja) * 2014-09-29 2022-03-10 株式会社三洋物産 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006026069A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Samii Kk 弾球遊技機
JP2014087527A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2014087528A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2022040243A (ja) * 2014-09-29 2022-03-10 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002126283A (ja) 遊技機
JP2002066041A (ja) 遊技機
JP2001346960A (ja) 遊技機
JP2002204862A (ja) 遊技機の図柄表示装置
JP2002066026A (ja) 遊技機
JP2004073642A (ja) 遊技機
JP2002204863A (ja) 遊技機の図柄表示装置
JP2001029567A (ja) 遊技機
JPH10174750A (ja) 遊技機
JP2002126284A (ja) 遊技機
JP2002066042A (ja) 遊技機
JP4082961B2 (ja) 遊技機
JP3035028B2 (ja) 弾球遊技機
JP4029023B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2004073638A (ja) 遊技機
JP2000300759A (ja) 遊技機
JP3399352B2 (ja) 遊技機
JP3359577B2 (ja) 弾球遊技機
JP2003220210A (ja) パチンコ機
JPH1033764A (ja) 弾球遊技機
JP3495684B2 (ja) 遊技機
JP5184388B2 (ja) パチンコ機
JP4518770B2 (ja) 弾球遊技機
JP4311717B2 (ja) パチンコ遊技機
JPH09239114A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050329