JP2004218597A - スタータ - Google Patents
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- H01H51/065—Relays having a pair of normally open contacts rigidly fixed to a magnetic core movable along the axis of a solenoid, e.g. relays for starting automobiles
Abstract
【解決手段】励磁コイルのリード線7aは、コイル引出し部に案内されてスイッチケース8の外部に引き出され、そのコイル引出し部に固定されたオスターミナル14に溶接等により接続されている。コイル引出し部は、励磁コイルが巻線されるボビンの端板部と一体に設けられ、スイッチケース8の底面から外部に取り出されている。
電磁スイッチ6が組み付けられる台座11には、板状の金具がインサート成形され、その金具の一端側に50端子17が設けられ、他端側にメスターミナル18が設けられている。メスターミナル18は、電磁スイッチ6を台座11の所定位置に組み付けた時に、オスターミナル14と嵌合する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関を始動するためのスタータであり、特に電磁スイッチの結線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、例えば特許文献1及び2に記載されたスタータがある。
このスタータは、スタータモータの軸方向反ピニオン側に電磁スイッチを配置し、その電磁スイッチに内蔵される励磁コイルの一方のリード線が通電用端子(通称50端子)に接続され、他方のリード線がアースを成すホルダプレートに接続されている。
通電用端子は、一端側が電磁スイッチの台座に支持されると共に、他端側が電磁スイッチの外側を覆うエンドカバーを貫通して外部に取り出され、始動スイッチ(イグニッションキー)に繋がるリード線に接続されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−79122 号公報
【特許文献2】
特開平9−273465号公報(図3、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来技術(特許文献1及び2)では、通電用端子が電磁スイッチの台座に支持されているため、励磁コイルのリード線引出し部と通電用端子との間に距離がある。従って、励磁コイルの一方のリード線をリード線引出し部から通電用端子まで空間を渡して半田付け等により結線する必要がある。この場合、空間を渡るリード線が不安定となるため、通電用端子への結線作業を自動化することが困難であった。
【0005】
また、空間を渡るリード線が振動を受けて振られると、断線の虞や他部品と干渉する虞等があるため、これを防止する手段として、リード線の途中をクランプする等の措置が必要であり、作業工数の増加に伴ってコストアップを招くという問題を有している。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、励磁コイルから通電用端子までの結線を容易に行うことができ、且つ結線部の耐振性を向上できるスタータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
本発明のスタータは、スタータモータの軸方向一端側に台座に組み付けられて配置される電磁スイッチと、この電磁スイッチに内蔵される励磁コイルへの通電用端子とを備えている。
電磁スイッチは、励磁コイルを内部に収納するスイッチケースと、励磁コイルの一方のリード線を案内してスイッチケースの外部に引き出すコイル引出し部と、このコイル引出し部に固定されたターミナル部とを有し、このターミナル部に一方のリード線が接続されている。また、台座には、一端側に通電用端子を備えた金具が配置され、この金具の他端側にターミナル部と嵌合する連結用ターミナルが設けられている。
【0007】
この構成によれば、通電用端子とは別にターミナル部を有し、そのターミナル部が金具に設けられた連結用ターミナルとの嵌合によって通電用端子と導通するので、励磁コイルの一方のリード線を通電用端子に直接結線する必要はなく、ターミナル部に接続することで通電用端子との導通を得ることができる。従って、通電用端子の取付け位置に係わらず、ターミナル部をコイル引出し部に固定して設けることができるので、励磁コイルの一方のリード線をターミナル部に直に接続することができる。その結果、一方のリード線が空間を渡って配線されることはなく、安定した状態でターミナル部に接続できる。
【0008】
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、
連結用ターミナルは、電磁スイッチを台座の所定位置に組み付けた時に、ターミナル部と嵌合する位置に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、台座への電磁スイッチの組み付けと同時にターミナル部と連結用ターミナルとの嵌合を行うことができる。
【0009】
(請求項3の発明)
請求項2に記載したスタータにおいて、
電磁スイッチと台座には、電磁スイッチを台座に組み付ける時の位置決めを行う位置決め手段が設けられ、この位置決め手段は、電磁スイッチを台座に組み付ける際に、ターミナル部と連結用ターミナルとが嵌合する前に、台座に対する電磁スイッチの組み付け位置を規制することを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、位置決め手段により、台座に対する電磁スイッチの組み付け位置が規制された状態でターミナル部と連結用ターミナルとの嵌合が行われるので、そのターミナル部と連結用ターミナルとの嵌合が行われた後に、台座に対する電磁スイッチの位置が大きく移動することはない。従って、電磁スイッチを台座に組み付ける際に、両ターミナルに大きな外力が加わることはなく、両ターミナルの変形等による嵌合不良を防止できる。
【0011】
(請求項4の発明)
請求項3に記載したスタータにおいて、
電磁スイッチを台座に組み付ける時に、ターミナル部と連結用ターミナルとの嵌合に要する力をターミナル嵌合力と呼ぶ時に、コイル引出し部に固定されるターミナル部の取り付け強度は、ターミナル嵌合力以上に設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、ターミナル部と連結用ターミナルとの嵌合時にターミナル部を保持しなくても良いので、電磁スイッチを台座に組み付ける時の作業効率が向上する。
【0012】
(請求項5の発明)
請求項4に記載したスタータにおいて、
コイル引出し部は、励磁コイルが巻線されるボビンと一体に設けられてスイッチケースの外部に取り出されていることを特徴とする。
この構成によれば、コイル引出し部をボビンと一体成形することにより、コイル引出し部に固定したターミナル部とボビン及びボビンに巻線された励磁コイルとの間で振動を受けたときの相対動きがなくなり、振動に伴う一方のリード線の断線を防止できる。
【0013】
(請求項6の発明)
請求項1〜5に記載した何れかのスタータにおいて、
金具は、絶縁性を有する台座にインサート成形されていることを特徴とする。
この構成によれば、金具が台座から露出することがないので、金具に絶縁処理を施す必要がなくなる。また、金具が台座にインサート成形されるので、振動を受けた時に金具が単体で振れることはなく、振動に伴う一方のリード線の断線を防止できる。
【0014】
(請求項7の発明)
請求項1〜6に記載した何れかのスタータにおいて、
台座は、スイッチケースの外周面を支持する支持面を有し、この支持面に凹設されて周囲が壁面に囲まれた凹部が形成され、この凹部に連結用ターミナルが取り出されており、台座に電磁スイッチを組み付けた時に、スイッチケースの外周面によって凹部が閉ざされた閉空間となり、この閉空間にターミナル部と連結用ターミナルとの嵌合部が配置されることを特徴とする。
この構成によれば、ターミナル部と連結用ターミナルとの嵌合部が外部から遮断された閉空間に配置されるので、ターミナル嵌合部への砂塵やほこり等の付着による接触不良を防止でき、信頼性のある結線構造を実現できる。
【0015】
(請求項8の発明)
請求項1〜7に記載した何れかのスタータにおいて、
ターミナル部と連結用ターミナルは、どちらか一方がオスターミナルであり、他方がメスターミナルであることを特徴とする。
ターミナル部と連結用ターミナルは、差込み式の嵌合構造とすることにより、台座への電磁スイッチの組み付けと同時に両ターミナル同士の結合(嵌合)を容易に、且つ確実に行うことが可能である。
【0016】
(請求項9の発明)
本発明のスタータは、スタータモータの軸方向一端側に台座に組み付けられて配置される電磁スイッチと、この電磁スイッチに内蔵される励磁コイルへの通電用端子とを備えている。
電磁スイッチは、励磁コイルを内部に収納するスイッチケースと、励磁コイルの一方のリード線を案内してスイッチケースの外部に引き出すコイル引出し部と、このコイル引出し部に固定されたターミナル部とを有し、このターミナル部に一方のリード線が接続され、且つターミナル部と通電用端子とが一体に設けられている。
【0017】
この構成によれば、ターミナル部をコイル引出し部に固定して設けることにより、そのターミナル部に励磁コイルの一方のリード線を直に接続することができる。その結果、一方のリード線が空間を渡って配線されることはなく、安定した状態でターミナル部に接続できる。
また、ターミナル部と通電用端子とが一体に設けられているので、端子構造を簡素化でき、且つ耐振性を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1はスタータ1の全体断面図である。
本実施例のスタータ1は、回転力を発生するモータ2と、このモータ2に駆動されて回転する出力軸3、この出力軸3上にヘリカルスプライン嵌合するピニオン4、モータ2の起動時にピニオン4の回転を規制するピニオン規制部材5、及びモータ2の通電電流をON/OFFする電磁スイッチ6等より構成され、回転規制されたピニオン4を軸方向(図1の左方向)に移動させてエンジンのリングギヤ(図示せず)に噛み合わせる方式である。なお、同方式の詳細な構造及び作動は周知(特許文献1参照)であり、その説明は省略する。
【0019】
以下に、電磁スイッチ6とその組み付け構造について説明する。
電磁スイッチ6は、ボビン(図示せず)に巻線された励磁コイル7(図2参照)と、この励磁コイル7を内部に収容するスイッチケース8、このスイッチケース8と共に励磁コイル7の固定磁路を形成する固定鉄心9(図1参照)、及び励磁コイル7の内径側に挿入されるプランジャ10(図2参照)等より構成され、図1に示す様に、樹脂製の台座11に組み付けられてスタータ1の後部(モータ2の軸方向反ピニオン側)に置かれ、プランジャ10の動作方向(図示上下方向)がモータ2の軸方向(図示左右方向)と直交する向きに配置されている。
【0020】
励磁コイル7は、IGキー12(図2参照)のON操作により通電されて磁力を発生する。励磁コイル7の一方のリード線7aは、コイル引出し部13に案内されてスイッチケース8の外部に引き出され、スイッチケース8の外部でオスターミナル14(本発明のターミナル部)に溶接等により接続されている。また、励磁コイル7の他方のリード線(図示せず)は、台座11を保持する金属製のプレート15(図1参照)にアース接続されている。
【0021】
コイル引出し部13は、励磁コイル7の一端側に配置されるボビンの端板部と一体に設けられ、図3(a)に示す様に、スイッチケース8の底面8bから軸方向に沿って外部に取り出されている。
オスターミナル14は、スイッチケース8から取り出されたコイル引出し部13の外周に巻き付けた状態(圧入状態)で固定され、台座11側(図3の下側)に向かって設けられている。このオスターミナル14は、励磁コイル7のリード線7aが接続される接続部14aを有し、この接続部14aがコイル引出し部13の突出方向に沿って板状に長く設けられ、接続部14aの全長内でリード線7aの接続が行われている(図3(a)参照)。
【0022】
スイッチケース8は、図3に示す様に、励磁コイル7の外周を覆う筒壁部8aと、ボビンの端板部を覆う底面8bとを有し、この底面8bの中央部にプランジャ10を挿通する丸孔(図示せず)が開口している。
固定鉄心9は、スイッチケース8内の開口部側(反底面側)に配置されて、その開口部を閉塞している。この固定鉄心9には、電磁スイッチ6を台座11に組み付ける時の位置決めを行う位置決め突起9aが設けられ、その位置決め突起9aがスイッチケース8の外側に取り出されて、オスターミナル14と同一方向に突出している。
プランジャ10は、固定鉄心9とエアギャップを有して対向し、その固定鉄心9との間に配置されるリターンスプリング(図示せず)により反鉄心方向へ付勢されている。
【0023】
電磁スイッチ6が組み付けられる台座11には、図4に示す様に、板状の金具16がインサート成形され、その金具16の一端側に励磁コイル7への通電用端子(以下50端子17と呼ぶ)が設けられ、他端側にメスターミナル18(本発明の連結用ターミナル)が設けられている。
50端子17は、図4(b)に示す様に、台座11より図示上方へ突出して、電磁スイッチ6の外側を覆うエンドフレーム19(図1参照)の外部に取り出され、電気配線を介してIGキー12に接続される(図2参照)。メスターミナル18は、電磁スイッチ6を台座11の所定位置に組み付けた時に、オスターミナル14と嵌合して励磁コイル7と50端子17との間を導通する。
【0024】
また、台座11には、電磁スイッチ6の位置決め突起9aに対応する位置決め孔11aが形成されている。なお、位置決め突起9aと位置決め孔11aとの関係は、電磁スイッチ6を台座11に組み付ける際に、オスターミナル14とメスターミナル18との嵌合が行われる前に、台座11に対する電磁スイッチ6の組み付け位置を規制できる様に設けられている。つまり、オスターミナル14がメスターミナル18に嵌合する前に、位置決め突起9aが位置決め孔11aに入ることができる寸法関係が成立している。
【0025】
(本実施例の作用及び効果)
本実施例のスタータ1は、電磁スイッチ6のコイル引出し部13にオスターミナル14を固定し、そのオスターミナル14に励磁コイル7のリード線7aが接続される。更に、オスターミナル14は、電磁スイッチ6を台座11に組み付けた時に、メスターミナル18に嵌合して50端子17と導通するので、50端子17の位置がコイル引出し部13から離れていても、励磁コイル7のリード線7aをコイル引出し部13から50端子17まで空間を渡して配線する必要がない。この構成によれば、励磁コイル7のリード線7aを安定した状態でオスターミナル14に接続できるので、その結線作業の自動化が可能となり、スタータ全体の組み付け性が向上する。
【0026】
また、励磁コイル7のリード線7aを空間を渡すことなく直にオスターミナル14に接続できるので、車両の振動によってリード線7aが振られることはなく、クランプ等でリード線7aを固定しなくても、リード線7aの断線や他部品との干渉を防止できる。
更に、オスターミナル14は、コイル引出し部13に巻き付けた状態(圧入状態)で固定されるので、そのコイル引出し部13に対するオスターミナル14の取付け強度を、オスターミナル14とメスターミナル18との嵌合に要する嵌合力以上にできる。その結果、オスターミナル14とメスターミナル18との嵌合時にオスターミナル14を保持しなくても良いので、電磁スイッチ6を台座11に組み付ける時の作業効率が向上する。
【0027】
また、50端子17とメスターミナル18とを有する金具16は、50端子17とメスターミナル18との間が絶縁性を有する樹脂製の台座11にインサート成形されている。これにより、金具16が台座11の外部に露出することがないので、金具16に絶縁処理を施す必要がなくなる。また、金具16が台座11にインサート成形されるので、振動を受けた時に金具16が単体で振れることはなく、振動によってオスターミナル14とメスターミナル18との嵌合が外れる虞もない。なお、図4(a)では、金具16の上部側が開いているが、50端子17とメスターミナル18との間を完全に台座11に埋設しても良い。
【0028】
電磁スイッチ6と台座11には、電磁スイッチ6を台座11に組み付ける時の位置決め手段(位置決め突起9aと位置決め孔11a)が設けられている。この位置決め手段は、オスターミナル14がメスターミナル18に嵌合する前に、位置決め突起9aが位置決め孔11aに入ることで、台座11に対する電磁スイッチ6の組み付け位置を規制することができる。この構成によれば、台座11に対する電磁スイッチ6の組み付け位置が規制された状態でオスターミナル14とメスターミナル18との嵌合が行われるので、オスターミナル14とメスターミナル18との嵌合が行われた後に、台座11に対して電磁スイッチ6の位置が大きく移動することはない。従って、電磁スイッチ6を台座11に組み付ける際に、両ターミナル14、18に大きな外力が加わることはなく、両ターミナル14、18の変形を防止できる。
【0029】
(第2実施例)
本実施例は、オスターミナル14とメスターミナル18との嵌合部を閉空間に配置した一例である。
オスターミナル14は、図5に示す様に、スイッチケース8の筒壁部8aから取り出されたコイル引出し部13に固定され、第1実施例と同様に、コイル引出し部13に案内された励磁コイル7のリード線7aが溶接等により接続されている。
メスターミナル18は、図6に示す様に、台座11に形成された凹部11bに配置されている。この凹部11bは、スイッチケース8の外周面を支持する支持面11cに凹設されて、周囲が壁面に囲まれている。
【0030】
上記の構成によれば、図7に示す様に、電磁スイッチ6を台座11に組み付けた時に、スイッチケース8の外周面によって凹部11bが閉ざされた閉空間となり、この閉空間にオスターミナル14とメスターミナル18との嵌合部が配置されることになる。この場合、オスターミナル14とメスターミナル18との嵌合部が外部から遮断されるので、ターミナル嵌合部への砂塵やほこり等の付着による接触不良を防止でき、信頼性の高い結線構造を実現できる。
【0031】
(第3実施例)
本実施例は、オスターミナル14と50端子17とを一体に設けた一例である。
オスターミナル14は、図8に示す様に、エンドフレーム19の近傍でコイル引出し部13に固定され、そのまま50端子17としてエンドフレーム19の外部に取り出されている。
この構成によれば、オスターミナル14が50端子17を兼ねているので、第1及び第2実施例で説明した金具16が不要となる。その結果、端子構造を簡素化でき、且つ耐振性を向上できる。なお、励磁コイル7のリード線7aをコイル引出し部13に固定したオスターミナル14に接続する構成は、第1実施例と同じであり、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータの全体断面図である(第1実施例)。
【図2】スタータの電気回路図である。
【図3】電磁スイッチの側面図(a)と軸方向正面図(b)である(第1実施例)。
【図4】台座の平面図(a)と側面図(b)である(第1実施例)。
【図5】電磁スイッチの側面図(a)と軸方向正面図(b)である(第2実施例)。
【図6】台座の平面図である(第2実施例)。
【図7】台座に電磁スイッチを組み付けた状態を示す側面図である(第2実施例)。
【図8】電磁スイッチの周辺構造を示すスタータの後部断面図である(第3実施例)。
【符号の説明】
1 スタータ
2 モータ(スタータモータ)
6 電磁スイッチ
7 励磁コイル
7a 励磁コイルのリード線
8 スイッチケース
9a 位置決め突起(位置決め手段)
11 台座
11a 位置決め孔(位置決め手段)
11b 凹部
11c 支持面
13 コイル引出し部
14 オスターミナル(ターミナル部)
16 金具
17 50端子(通電用端子)
18 メスターミナル(連結用ターミナル)
Claims (9)
- スタータモータの軸方向一端側に台座に組み付けられて配置される電磁スイッチと、
この電磁スイッチに内蔵される励磁コイルへの通電用端子とを備えたスタータであって、
前記電磁スイッチは、前記励磁コイルを内部に収納するスイッチケースと、前記励磁コイルの一方のリード線を案内して前記スイッチケースの外部に引き出すコイル引出し部と、このコイル引出し部に固定されたターミナル部とを有し、このターミナル部に前記一方のリード線が接続され、
前記台座には、一端側に前記通電用端子を備えた金具が配置され、この金具の他端側に前記ターミナル部と嵌合する連結用ターミナルが設けられていることを特徴とするスタータ。 - 請求項1に記載したスタータにおいて、
前記連結用ターミナルは、前記電磁スイッチを前記台座の所定位置に組み付けた時に、前記ターミナル部と嵌合する位置に配置されていることを特徴とするスタータ。 - 請求項2に記載したスタータにおいて、
前記電磁スイッチと前記台座には、前記電磁スイッチを前記台座に組み付ける時の位置決めを行う位置決め手段が設けられ、この位置決め手段は、前記電磁スイッチを前記台座に組み付ける際に、前記ターミナル部と前記連結用ターミナルとが嵌合する前に、前記台座に対する前記電磁スイッチの組み付け位置を規制することを特徴とするスタータ。 - 請求項3に記載したスタータにおいて、
前記電磁スイッチを前記台座に組み付ける時に、前記ターミナル部と前記連結用ターミナルとの嵌合に要する力をターミナル嵌合力と呼ぶ時に、
前記コイル引出し部に固定される前記ターミナル部の取り付け強度は、前記ターミナル嵌合力以上に設定されていることを特徴とするスタータ。 - 請求項4に記載したスタータにおいて、
前記コイル引出し部は、前記励磁コイルが巻線されるボビンと一体に設けられて前記スイッチケースの外部に取り出されていることを特徴とするスタータ。 - 請求項1〜5に記載した何れかのスタータにおいて、
前記金具は、絶縁性を有する前記台座にインサート成形されていることを特徴とするスタータ。 - 請求項1〜6に記載した何れかのスタータにおいて、
前記台座は、前記スイッチケースの外周面を支持する支持面を有し、この支持面に凹設されて周囲が壁面に囲まれた凹部が形成され、この凹部に前記連結用ターミナルが取り出されており、
前記台座に前記電磁スイッチを組み付けた時に、前記スイッチケースの外周面によって前記凹部が閉ざされた閉空間となり、この閉空間に前記ターミナル部と前記連結用ターミナルとの嵌合部が配置されることを特徴とするスタータ。 - 請求項1〜7に記載した何れかのスタータにおいて、
前記ターミナル部と前記連結用ターミナルは、どちらか一方がオスターミナルであり、他方がメスターミナルであることを特徴とするスタータ。 - スタータモータの軸方向一端側に台座に組み付けられて配置される電磁スイッチと、
この電磁スイッチに内蔵される励磁コイルへの通電用端子とを備えたスタータであって、
前記電磁スイッチは、前記励磁コイルを内部に収納するスイッチケースと、前記励磁コイルの一方のリード線を案内して前記スイッチケースの外部に引き出すコイル引出し部と、このコイル引出し部に固定されたターミナル部とを有し、このターミナル部に前記一方のリード線が接続され、且つ前記ターミナル部と前記通電用端子とが一体に設けられていることを特徴とするスタータ。
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