JP2004217911A - 吸水性樹脂組成物 - Google Patents
吸水性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004217911A JP2004217911A JP2003426985A JP2003426985A JP2004217911A JP 2004217911 A JP2004217911 A JP 2004217911A JP 2003426985 A JP2003426985 A JP 2003426985A JP 2003426985 A JP2003426985 A JP 2003426985A JP 2004217911 A JP2004217911 A JP 2004217911A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- absorbent resin
- resin composition
- mass
- polymerization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 水溶液重合で得られる吸水性樹脂と逆相懸濁または逆相乳化重合で得られる吸水性樹脂とを含み、CSFが20g/g以上、またはAAPが20g/g以上、またはSFC10(単位10−7×cm3×s×g−1)以上である。異なる製造方法で得られる樹脂はその形状を異にし、該樹脂同士の間隙が毛管現象に至適な間隙幅となり、加圧下吸収倍率に優れるだけでなく、界面活性剤や乳化剤などの影響も受けずに、戻り量が少なく初期の立ち上がりに優れる樹脂組成物となる。
【選択図】 なし
Description
(a)0.9質量%生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水溶液)の20cm負の圧力勾配下での毛管吸収倍率が20g/g以上、
(b)4.83kPa下での0.9質量%生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水溶液)の加圧下吸収倍率(60分値)が20g/g以上、
(c)0.69質量%生理食塩水(0.69質量%塩化ナトリウム水溶液)流れ誘導性が10(単位10−7×cm3×s×g−1)以上
の上記(a)〜(c)のいずれかを満たす吸水性樹脂組成物である。
本発明で使用する水溶液重合で得られる吸水性樹脂(R1)は、重合方法として、疎水性分散溶媒等モノマーの分散溶媒を用いずに重合性単量体の水溶液を直接重合する方法であり、連続ベルト重合、連続またはバッチニーダー重合等で製造できる。また、本発明で使用する逆相懸濁または逆相乳化重合で得られる吸水性樹脂(R2)としては、重合方法として重合性単量体の水溶液を疎水性有機溶媒に懸濁あるいは乳化させる、モノマーを分散させる重合方法で製造できる。以下、本発明の吸水性樹脂組成物に使用する原料や反応条件等について、以下に説明する。
本発明の吸水性樹脂(R1)、(R2)に使用する重合性単量体としては、例えば、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、エタアクリル酸、クロトン酸、ソルビン酸、マレイン酸、イタコン酸、けい皮酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルリン酸などのアニオン性不飽和単量体およびその塩;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジンなどのノニオン性の親水基含有不飽和単量体;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、アルキレンアミン、ビニルアミン、アリルアミン、N−ビニルイミダゾール、ビニルピリジン、ビニルピリジンアミンオキシド、エチレンイミンおよびそれらの四級塩などのカチオン性不飽和単量体などを挙げることができる。なお、重合性単量体にアニオン性不飽和単量体を用いる場合、その塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩が挙げられる。アルカリ金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、ルビジウム塩等が挙げられるが、得られる重合体の性能、工業的入手の容易さ、安全性等の面から、ナトリウム塩、又はカリウム塩が好ましい。上記重合性単量体のうちでアクリル酸およびその塩が最も好ましい。
本発明に用いられる吸水性樹脂は、吸水性樹脂の特性を発揮するために架橋構造を有するが、架橋剤を使用しない自己架橋型のものであってもよく、2個以上の重合性不飽和基または2個以上の反応性基を有する架橋性重合体を共重合または反応させた型のものであってもよい。好ましくは架橋性単量体を共重合または反応させた架橋構造を有する吸水性樹脂粒子である。このような架橋性単量体としては、例えば、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンアクリレートメタクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルホスフェート、トリアリルアミン、ポリ(メタ)アリロキシアルカン、(ポリ)エチレングリコールジグリシジルエ−テル、グリセロールジグリシジルエーテル、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、エチレンジアミン、ポリエチレンイミン、グリシジル(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸トリアリル、トリメチロールプロパンジ(メタ)アリルエーテル、テトラアリロキシエタン、グリセロールプロポキシトリアクリレートなどを挙げることが出来る。またこれらの架橋性重合体は2種以上使用してもよい。中でも得られる吸水性樹脂粒子の吸水特性などから、2個以上の重合性不飽和基を有する化合物を架橋性単量体として用いることが好ましく、その使用量としては前記単量体成分に対して0.005〜2モル%が好ましく、0.01〜2モル%がより好ましく、0.03〜1モル%が最も好ましい。一方、架橋性単量体が0.005モル%未満では、得られる吸水性樹脂の水可溶性成分量の割合が多くなり、また吸水してゲル化した際の強度が低下するため、充分な加圧下における吸収量を確保できないことがある。一方、架橋性単量体の量が2モル%を超えると架橋密度が高くなり過ぎて、得られる吸水性樹脂の吸収倍率が低下し、その使用において不十分な物性となる。
本願発明で使用する吸水性樹脂を合成するに際し好ましく使用できる重合開始剤としては、乳化重合に使用される水溶性重合開始剤として、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩等のアゾ化合物;過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩;過酢酸カリウム、過酢酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過炭酸ナトリウム等の過酸化物;t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化水素等がある。また、乳化重合に使用される油溶性重合開始剤としては、例えば、クメンヒドロパーオキサイド、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、p−メンタンヒドロペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロペルオキシド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシドなどの過酸化物などが挙げられる。
逆相懸濁法および逆相乳化法の際に使用された界面活性剤ないし分散剤としては、例えば、ア二オン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を例示できる。
逆相懸濁重合ないし逆相乳化重合の際に使用する有機溶媒としては、基本的に水に溶け難く重合に不活性であればいかなるものも使用できる。その一例を挙げれば、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環状炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。この中、工業的入手の安定性、品質等から見てn−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサンが好ましい溶媒として挙げることができる。これら疎水性溶媒の使用量は重合性単量体含有水溶液に対して、0.5〜10質量倍、好ましくは0.6〜5質量倍が採用される。
本発明では、上記重合性単量体や架橋性単量体と共に、必要に応じて消臭剤、抗菌剤、香料、二酸化珪素や酸化チタン等の無機粉末、澱粉・セルロース等の多糖類やその誘導体、ポリビニルアルコール等の親水性高分子、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂、発泡剤、顔料、染料、親水性短繊維、可塑剤、次亜リン酸(塩)等の連鎖移動剤等を、重合性単量体と架橋性単量体を含む単量体成分に対して、5質量%以下、好ましくは1質量%以下含むことができる。
本発明で使用する水溶液重合で得られる吸水性樹脂(R1)は、以下の(1)〜(4)の方法で、製造することができる。
本発明の吸水性樹脂(R1)を得るための水溶液重合により、重合反応中あるいは重合反応終了後に得られる含水ゲル状重合体は、所定の方法によって約0.1mm〜約50mm、さらには0.2〜10mm、より好ましくは0.5〜5mm程度の破片に砕断し、乾燥すると本発明に好適な吸水性樹脂とすることができる。乾燥温度は、特に限定されるものではないが、例えば、100〜250℃の範囲内、より好ましくは120〜200℃の範囲内とすればよい。また、乾燥時間は適宜決定され、特に限定されるものではないが、10秒〜5時間程度、さらには1分〜2時間程度が好適である。また、本発明の吸水性樹脂(R2)を得るための逆相懸濁または乳化重合により、重合反応中あるいは重合反応終了後に得られる含水ゲル状重合体は、例えば炭化水素等の有機溶媒中に分散した状態で共沸脱水して固形分量を60質量%以上、好ましくは70質量%以上とした後に、デカンテーションあるいは蒸発により有機溶媒と分離し、必要に応じてさらに乾燥することができる。
本発明の吸水性樹脂(R1)および/または吸水性樹脂(R2)は、さらに表面架橋処理を行っても良い。本発明で好適に使用可能な表面架橋剤としてはカルボキシル基と反応し得る架橋剤であり、具体的には例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン等の多価アルコール化合物;エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物;エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミンの多価アミン化合物;エピクロロヒドリン、α−メチルエピクロロヒドリン等のハロエポキシ化合物;上記多価アミン化合物と上記ハロエポキシ化合物との縮合物;2,4−トリレンジイソシアネート等の多価イソシアネート化合物;1,2−エチレンビスオキサゾリン等の多価オキサゾリン化合物;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤;1,3−ジオキソラン−2−オン、4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、1,3−ジオキサン−2−オン等のアルキレンカーボネート化合物;オキサゾリジノン化合物、オキセタン化合物、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム等の多価金属塩等が挙げられるが、特に限定されるものではない。特に、多価アルコール化合物、エポキシ化合物、多価アミン化合物、多価アミン化合物とハロエポキシ化合物との縮合物、オキセタン化合物、およびアルキレンカーボネート化合物がより好ましい。
本発明の吸水性樹脂組成物を調製する際に、吸水性樹脂(R1)と(R2)とを混合するには、温度10〜150℃、より好ましくは10〜100℃で混合される。150℃を超える場合は吸水性樹脂および/または吸水性樹脂組成物の吸収特性が劣化する場合がある。一方、10℃を下回ると冷却等の問題により不経済となる。また、混合時の相対湿度は特に限定されるものではないが、0〜50%RH、好ましくは0〜40%RHの範囲で混合されるのが望ましく、混合時に加湿や水、水性液等の溶媒を添加せずに該吸水性樹脂(R1)と(R2)の固形分が90%質量以上、好ましくは95質量%以上、より好ましくは98質量%以上で、いわゆる乾式混合により混合することが望ましい。
本発明において、吸水性樹脂(R1)と(R2)を混合する前または混合した後に、目的やその必要に応じてSiO2などの不溶性無機粒子や親水性溶媒、好ましくは水を添加混合して造粒しても良い。
本発明の吸水性樹脂組成物は上記の方法により得られた吸水性樹脂(R1)と吸水性樹脂(R2)を混合することにより得られ、必要によりパルプや繊維材料、バインダー等の添加材を混合しても良いが、吸水性樹脂組成物中の吸水性樹脂(R1)と吸水性樹脂(R2)の合計量の割合は80質量%以上、好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上、最も好ましくは98質量%以上であり、実質粒子状のものである。 本発明の吸水性樹脂を構成する吸水性樹脂(R1)と吸水性樹脂(R2)としては上記記載方法で得られたものの他、例えば吸水性樹脂(R1)としては、特開平11−28355号公報、特開平11−246625号公報、特開平11−333292号公報、米国特許4625001号、米国4873299号、米国4286082号、米国4973632号、米国4985518号、米国5124416号、米国5250640号、米国5264495号、米国5145906号、米国5370808号、欧州0811636号、欧州0955086号、欧州0922717号記載の吸水性樹脂を使用することもでき、吸水性樹脂(R2)として特開平11−130968号公報、特表2000−513392号公報、米国特許4093776号、同4367323号、同4446261号、同4683274号、同5244735号記載の吸水性樹脂を使用することもできる。
本発明の吸水性樹脂組成物においては、重量平均粒度が好ましくは100〜600μm、より好ましくは100〜500μmの範囲である。重量平均粒度が600μmを超える場合、尿や体液等の吸収時における吸収速度が遅くなり、また、おむつ等の衛生材料として使用した場合に装着感に問題が生じるため好ましくない。一方、重量平均粒度が100μmを下回ると、一般に45μm以下の微粒子の割合が増加するため好ましくない。
本発明の吸水性樹脂組成物には、水や水溶液への可溶性成分である可溶分(水可溶分ともいう)が該吸水性樹脂組成物中に0〜20質量%であることが好ましく、特に好ましくは15質量%以下である。該吸水性樹脂組成物に使用する吸水性樹脂を製造する際に使用する架橋剤量、重合開始温度等の重合条件や重合方法により可溶分の含有量(可溶分量ともいう)は相違するが、可溶分量が20質量%を超える場合、紙おむつ等の吸収体に使用において、吸水時に可溶分が吸収体中へ溶出されるため、実質的な吸収倍率の低下や尿等の液の粘度が増加することによる吸収体への液の拡散を阻害する場合があるので好ましくない。
本発明の吸水性樹脂組成物は、4.83kPaの加圧下吸収倍率が20g/g以上の、好ましくは23g/g以上の、より好ましくは25g/g以上である。本発明の加圧下吸収倍率は、4.83kPaの加圧下吸収倍率が20g/g以上の表面架橋処理された吸水性樹脂(R1)と、表面架橋処理された吸水性樹脂(R2)を混合することにより得られる。また、該加圧下吸収倍率を実現するために、吸水性樹脂(R1)と(R2)の混合後に4.83kPaの加圧下吸収倍率が20g/g以上となるように表面架橋処理をしても良い。なお、本発明において加圧下を4.83kPaと既定したのは、赤ちゃんの一般体重(10kg前後)から予想される荷重、10〜数10g/cm2を想定したためである。しかしながら、本発明の吸水性樹脂組成物では、吸水性樹脂(R1)と(R2)との混合物を使用することで、嵩比重が高くコンパクト性に優れ、かつ加圧下吸収倍率が20g/g以上であるため、例えば薄型かつ高性能の紙おむつ等への実用的使用に対して至適な吸水性樹脂組成物となる。しかも、同時に0.69質量%生理食塩水流れ誘導性に優れるため吸水速度の立ち上がりが早く、かつ戻り量が極めて少ないという特徴がある。
本願における毛管吸収倍率とは吸水性樹脂および吸水性樹脂組成物が負の圧力に抗して吸収液を吸収する能力のことで、紙おむつ等の吸収体に使用した際に尿などの排泄液の取り込む能力を現す。本発明における吸水性樹脂組成物の毛管吸収倍率(CSF)は20g/g以上であることが好ましい。該毛管吸収倍率を実現するためには吸水性樹脂(R1)のいわゆる不定形状と吸水性樹脂(R2)の球形状または葡萄の房形状である吸水性樹脂(R2)粒子とが、密な充填された状態で均一に混合されることによって得られる。CSFは、本発明で得られる吸水性樹脂組成物を紙おむつ等の吸収体に使用した場合、尿等の液が排泄された際に吸収体への取り込む吸引力に影響を与え、さらに例えば赤ちゃん等が立ったまま紙おむつを使用した場合に、紙おむつ中の吸収体上部にまで液を引き上げる力を増大させ、吸収体に液を十分に行き渡らせ、吸液量を増大させ液の漏れを防止する効果が著しく向上する。本発明の吸水性樹脂組成物のCSFは、好ましくは20g/g以上、より好ましくは25g/g以上、特に好ましくは30g/g以上である。
本発明における吸水性樹脂組成物は、0.69質量%生理食塩水流れ誘導性(SFC)が10(単位:10−7×cm3×s×g−1)以上であることが好ましい。SFCは、本発明で得られる吸水性樹脂組成物の膨潤後の通液性に影響を与える。つまり、例えば本発明の吸水性樹脂組成物を紙おむつの吸収体の一部に使用した場合の通液性を良好にし、吸収体に液を十分に行き渡らせ、使用時における尿等の排泄液に対する吸収量を増大させ、液の漏れを防止する効果が著しく向上する。SFCは好ましくは10(単位:10−7×cm3×s×g−1)以上、より好ましくは15(単位:10−7×cm3×s×g−1)以上である。
上記したように、水溶液重合で得られる吸水性樹脂(R1)と、逆相懸濁または逆相乳化重合で得られる吸水性樹脂(R2)との混合物であり、該混合物の加圧下吸収倍率が20g/g以上である吸水性樹脂組成物は、CSFやSFCに優れる。これはこのような樹脂組成物の加圧下吸収倍率が20g/g以上を目安にすると、毛管吸収倍率(CSF)が20g/g以上、または0.69質量%生理食塩水流れ誘導性(SFC)が10(単位:10−7×cm3×s×g−1)以上の吸水性樹脂組成物が得られることを意味する。該製造方法において、吸水性樹脂(R1)と吸水性樹脂(R2)との混合は乾式混合によることが好ましい。
(i)吸水性物品
本発明の吸水性樹脂組成物は、例えば、パルプ等の繊維質材料と複合化する(組み合わせる)ことにより、成形され吸水性物品とされる。吸水性物品としては、シート状、層状、テープ条、筒状などに成形され、例えば、紙おむつや生理用ナプキン、失禁パット、創傷保護材、創傷治癒材等の衛生材料(体液吸収物品);ペット用の尿等の吸収物品;建材や土壌用保水材、止水材、パッキング材、ゲル水嚢等の土木建築用資材;ドリップ吸収材や鮮度保持材、保冷材等の食品用物品;油水分離材、結露防止材、凝固材などの各種産業用物品;植物や土壌等の保水材等の農園芸用物品;等が挙げられるが、特に限定されるものではない。
本発明の吸水性樹脂組成物を用いた紙おむつは、例えば、液不透過性の材料からなるバックシート(裏面材)、本発明の吸水性樹脂と繊維質材料を含むコア層(吸収体)、および液透過性の材料からなるトップシート(表面材)を、この順に積層して互いに固定するとともに、この積層物に、ギャザー(弾性部)やいわゆるテープファスナー等を取り付けることにより形成される。また、紙おむつには、幼児に排尿・排便の躾をする際に用いられる紙おむつ付きパンツも含まれる。本発明の吸収性樹脂は、高い耐圧吸水比を有することから、紙おむつにおいて、高濃度コア(吸水性樹脂/(繊維基材+吸水性樹脂)wt/wt)として用いることができ、その濃度は、30〜100%コア、より好ましくは40〜95%コア、特には50〜90%コアであり、これにより薄型おむつとすることができる。
本発明の吸水性樹脂組成物は、さらに消臭剤、抗菌剤、キレート剤、香料、各種の無機粉末、発泡剤、顔料、染料、親水性短繊維、肥料、酸化剤、還元剤、水、塩類等を吸水性樹脂組成物に対して0〜30質量%、好ましくは0〜10質量%添加し、これにより吸収性物品に種々の機能を付与させてもよい。
(1)毛管吸収倍率(0.9質量%生理食塩水の20cm負の圧力勾配での毛管吸収倍率(CSF))
本発明の毛管吸収倍率は20cmの負の圧力勾配における所定時間内での吸水性樹脂ないし吸水性樹脂組成物の液体の吸収能力を0.06psi(0.41kPa)荷重下で測定したものである。図1を参照して、毛管吸収倍率を測定するための装置および方法を説明する。
嵩比重測定器(蔵持科学器械製作所製)を用いJIS K3362(1998年度)に準じて、特開2000−302876号公報に記載の方法により吸水性樹脂ないし吸水性樹脂組成物の嵩比重を測定した。
特表平9−509591号公報の0.69質量%生理食塩水流れ誘導性(SFC)試験に準じて行った。
室温(20〜25℃)、湿度50RH%の条件下で、吸水性樹脂ないし吸水性樹脂組成物0.20gを不織布製の袋(60mm×60mm)に均一に入れてシールした後、室温で0.9質量%生理食塩水中に浸漬した。30分後に袋を引き上げ、遠心分離機(株式会社コクサン社製、遠心機:型式 H−122)を用いて250Gで3分間水切りを行った後、袋の質量W1(g)を測定した。また、同様の操作を吸水性樹脂または吸水性樹脂組成物を用いずに行い、その時の質量W0(g)を測定した。そして、これらW1、W0から、次式に従って無加圧下吸収倍率(g/g)を算出した。
内径60mmのプラスチック製支持円筒の底に、ステンレス製400メッシュの金網(目の大きさ38μm)を融着させ、室温(20〜25℃)、湿度50RH%の条件下で、該網上に吸水性樹脂ないし吸水性樹脂組成物0.90gを均一に散布し、その上に、吸水性樹脂ないし吸水性樹脂組成物に対して4.83kPa(0.7psi)の荷重を均一に加えることができるよう調整された、外径が60mmよりわずかに小さく支持円筒との隙間が生じず、かつ上下の動きが妨げられないピストンと荷重とをこの順に載置し、この測定装置一式の質量Wa(g)を測定した。
吸水性樹脂粉末または吸水性樹脂組成物を目開き850μm、600μm、500μm、425μm、300μm、212μm、150μm、106μm、75μmなどのJIS標準ふるいで篩い分けし、残留百分率Rを対数確率紙にプロットした。これにより、重量平均粒度(D50)を読み取った。
250ml容量の蓋付きプラスチック容器に0.9質量%生理食塩水溶液(生理食塩水)の184.3gを測り取り、その水溶液中に吸水性樹脂1.00gを加え16時間攪拌することにより樹脂中の可溶分を抽出した。この抽出液を濾紙1枚(ADVANTEC東洋株式会社、品名:(JIS P 3801、No.2)、厚さ0.26mm、保留粒子径5μm)を用いて濾過することにより得られた濾液の50.0gを測り取り測定溶液とした。
吸水性樹脂ないし吸水性樹脂組成物を1.0g秤量して採取し、直径9cmのガラス製シャーレに均一に散布した。次に室温の人工尿(2)を30gシャーレに注いだ。人工尿(2)は尿素1.9質量%、塩化ナトリウム0.8質量%、塩化カルシウム0.1質量%および硫酸マグネシウム0.1質量%を含む組成の水溶液である。
アクリル酸ナトリウム(中和率71モル%)の38質量%水溶液5500部に、ポリエチレングリコールジアクリレート(n=8)8.1部を溶解させて反応液とした。次に、この反応液を窒素ガス雰囲気下で30間脱気した。次いで、開閉可能な蓋付きのシグマ型羽根を2本有するジャケット付きステンレス製双腕型ニーダーに、上記反応液を供給し、反応液を30℃に保ちながら系を窒素ガス置換した。続いて、反応液を撹拌しながら、過硫酸アンモニウム2.4部およびL−アスコルビン酸0.12部を添加したところ、凡そ1分後に重合が開始した。そして、20〜95℃(ピーク温度)で重合を行い、重合を開始して60分後に含水ゲル状重合体を取り出した。
アクリル酸ナトリウム(中和率75モル%)の33質量%水溶液5500部に、ポリエチレングリコールジアクリレート(n=8)8.3部を溶解させて反応液とした。次に、この反応液を窒素ガス雰囲気下で30間脱気した。次いで、開閉可能な蓋付きのシグマ型羽根を2本有するジャケット付きステンレス製双腕型ニーダーに、上記反応液を供給し、反応液を30℃に保ちながら系を窒素ガス置換した。続いて、反応液を撹拌しながら、過硫酸アンモニウム 2.4部およびL−アスコルビン酸0.12部を添加したところ、凡そ1分後に重合が開始した。そして、30〜90℃で重合を行い、重合を開始して60分後に含水ゲル状重合体を取り出した。
アクリル酸21.6部及びアクリル酸ナトリウムの37質量%水溶液228.6部、N,N’−メチレンビスアクリルアミド0.0185部(対モノマー0.01モル%)、ヒドロキシエチルセルロース0.106部、イオン交換水53部を用いてモノマー濃度35質量%、中和率75モル%の単量体水溶液を得、この単量体水溶液に過硫酸カリウム0.09部を溶解させ、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出した。
アクリル酸21.6部及びアクリル酸ナトリウムの37質量%水溶液228.6部、N,N’−メチレンビスアクリルアミド0.0148部(対モノマー0.008モル%)、ヒドロキシエチルセルロース0.106部、イオン交換水53部を用いてモノマー濃度35質量%、中和率75モル%の単量体水溶液を得、この単量体水溶液に過硫酸カリウム0.09部を溶解させ、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出した。
アクリル酸21.6部及びアクリル酸ナトリウムの37質量%水溶液228.6部、N,N’−メチレンビスアクリルアミド0.0056部(対モノマー0.003モル%)、ヒドロキシエチルセルロース0.106部、イオン交換水53部を用いてモノマー濃度35質量%、中和率75モル%の単量体水溶液を得、この単量体水溶液に過硫酸カリウム0.09部を溶解させ、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を追い出した。
アクリル酸21.6部及びアクリル酸ナトリウムの37質量%水溶液228.6部、N,N’−メチレンビスアクリルアミド0.0185部(対モノマー0.01モル%)、ヒドロキシエチルセルロース0.106部、イオン交換水53部を用いてモノマー濃度35%、中和率75%の単量体水溶液を得、この単量体水溶液に過硫酸カリウム0.09部を溶解させ、窒素ガスを吹き込んで溶存酸素を1ppm以下に追い出した。
参考例2で得られた吸水性樹脂Bを106μmの篩を通過させ吸水性樹脂Gを得た。
参考例2で、吸水性樹脂B’に100部にエチレングリコールジアクリレート0.1部、プロピレングリコール0.3部、水3部からなる表面架橋剤組成液を混合し、上記混合物を195℃で30分間加熱処理し、500μmおよび106μmの篩を通過させ、500μmから106μmの篩で分取して吸水性樹脂Hを得た。
参考例1で得られた吸水性樹脂A30部と参考例3で得られた吸水性樹脂C70部を25℃、相対湿度40%RH下でレディゲミキサー(レディゲ社製・タイプ:M5R)に投入し、330rpmで15秒間攪拌することで均一に混合し、吸水性樹脂組成物(1)を得た。
参考例1〜7で得られた吸水性樹脂A〜Eをそれぞれ表8に記載した組成比(質量換算)で実施例1と同じ操作で混合し、吸水性樹脂組成物(2)〜(11)を得た。
参考例1〜8で得られた吸水性樹脂A〜Hをそれぞれ表9に記載した組成比(質量換算)で実施例1と同じ操作で混合し、比較吸水性樹脂組成物(1)〜(15)を得た。
吸水性樹脂組成物1〜3は吸水性樹脂AとCとの混合比を代えた混合物であり、吸水性樹脂組成物4〜6は吸水性樹脂AとDとの混合比を代えた混合物であり、吸水性樹脂組成物7〜9は吸水性樹脂BとCとの混合比を代えた混合物であり、吸水性樹脂組成物10、11は吸水性樹脂AとEとの混合比を代えた混合物である。図3に示すように、本発明の吸水性樹脂組成物は、吸水性樹脂の混合によって嵩比重が増加し、原料樹脂の相加的な嵩比重以上の嵩比重を示した。
Claims (8)
- 水溶液重合で得られる吸水性樹脂(R1)と逆相懸濁または逆相乳化重合で得られる吸水性樹脂(R2)とを含み、下記(a)〜(c)のいずれかを満たす吸水性樹脂組成物。
(a)0.9質量%生理食塩水の20cm負の圧力勾配下での毛管吸収倍率が20g/g以上、
(b)4.83kPa下での0.9質量%生理食塩水の加圧下吸収倍率(60分値)が20g/g以上、
(c)0.69質量%生理食塩水流れ誘導性が10(単位10−7×cm3×s×g−1)以上。 - 前記吸水性樹脂組成物は、前記(a)と(b)の要件を満たす、または(a)と(c)の要件を満たすものである、請求項1記載の吸水性樹脂組成物。
- 前記吸水性樹脂組成物は、前記(a)、(b)および(c)の全ての要件を満たす、請求項1記載の吸水性樹脂組成物。
- 前記吸水性樹脂組成物の重量平均粒度が100〜600μmである請求項1〜3記載の吸水性樹脂組成物。
- 粒子径が850μm〜75μmの粒子が85質量%以上であり、かつ45μm未満の粒子が5質量%以下である請求項1〜4記載の吸水性樹脂組成物。
- 可溶分量が吸水性樹脂組成物中に20質量%以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の吸水性樹脂組成物。
- 水溶液重合で得られる吸水性樹脂(R1)と逆相懸濁または逆相乳化重合で得られる吸水性樹脂(R2)を、質量比(R1/R2)が1/9〜9/1で、相対湿度0〜40%の雰囲気下でバッチ式または連続的に乾式混合する、請求項1〜6記載の吸水性樹脂組成物の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の吸水性樹脂組成物を含む吸水性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003426985A JP4615853B2 (ja) | 2002-12-26 | 2003-12-24 | 吸水性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002376785 | 2002-12-26 | ||
JP2003426985A JP4615853B2 (ja) | 2002-12-26 | 2003-12-24 | 吸水性樹脂組成物 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004217911A true JP2004217911A (ja) | 2004-08-05 |
JP2004217911A5 JP2004217911A5 (ja) | 2006-11-24 |
JP4615853B2 JP4615853B2 (ja) | 2011-01-19 |
Family
ID=32911138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003426985A Expired - Lifetime JP4615853B2 (ja) | 2002-12-26 | 2003-12-24 | 吸水性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4615853B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005056177A1 (en) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing agent, manufacture method thereof, and absorbent and absorbent article made therefrom |
JP2005194524A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-07-21 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤およびその製造方法、並びに、それらを用いた吸収体、吸収性物品 |
JP2009543922A (ja) * | 2006-07-19 | 2009-12-10 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 高い透過性を有する吸水性ポリマー粒子の重合による製造方法 |
JP2012509166A (ja) * | 2008-11-21 | 2012-04-19 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 異なる表面後架橋を有する表面後架橋された超吸収体の混合物 |
WO2012098942A1 (ja) * | 2011-01-21 | 2012-07-26 | テルモ株式会社 | 微細構造ゲルの製造方法 |
JP2013503927A (ja) * | 2009-09-04 | 2013-02-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 吸水性ポリマー粒子 |
JP2013511612A (ja) * | 2009-11-23 | 2013-04-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 発泡された吸水ポリマー粒子の製造方法 |
US8497226B2 (en) * | 2003-09-19 | 2013-07-30 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water absorbent and producing method of same |
US8952116B2 (en) | 2009-09-29 | 2015-02-10 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particulate water absorbent and process for production thereof |
US9062140B2 (en) | 2005-04-07 | 2015-06-23 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Polyacrylic acid (salt) water-absorbent resin, production process thereof, and acrylic acid used in polymerization for production of water-absorbent resin |
US9090718B2 (en) | 2006-03-24 | 2015-07-28 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing resin and method for manufacturing the same |
US9926449B2 (en) | 2005-12-22 | 2018-03-27 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent resin composition, method of manufacturing the same, and absorbent article |
JPWO2020218164A1 (ja) * | 2019-04-23 | 2020-10-29 | ||
JPWO2020067311A1 (ja) * | 2018-09-27 | 2021-08-30 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂の製造方法および吸水性樹脂 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11246625A (ja) * | 1998-03-04 | 1999-09-14 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂、その製造方法および吸収性物品 |
JPH11333292A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-12-07 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤およびその製造方法と用途 |
JP2000015093A (ja) * | 1998-06-29 | 2000-01-18 | Sanyo Chem Ind Ltd | 吸収性物品用吸水剤および吸収性物品 |
JP2001098170A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-04-10 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤組成物およびその用途 |
JP2003335970A (ja) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | San-Dia Polymer Ltd | 吸収剤、これを用いてなる吸収体及び吸収性物品 |
-
2003
- 2003-12-24 JP JP2003426985A patent/JP4615853B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11246625A (ja) * | 1998-03-04 | 1999-09-14 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水性樹脂、その製造方法および吸収性物品 |
JPH11333292A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-12-07 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤およびその製造方法と用途 |
JP2000015093A (ja) * | 1998-06-29 | 2000-01-18 | Sanyo Chem Ind Ltd | 吸収性物品用吸水剤および吸収性物品 |
JP2001098170A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-04-10 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤組成物およびその用途 |
JP2003335970A (ja) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | San-Dia Polymer Ltd | 吸収剤、これを用いてなる吸収体及び吸収性物品 |
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8497226B2 (en) * | 2003-09-19 | 2013-07-30 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water absorbent and producing method of same |
US9308290B2 (en) | 2003-12-12 | 2016-04-12 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing agent, manufacture method thereof, and absorbent and absorbent article made therefrom |
JP2005194524A (ja) * | 2003-12-12 | 2005-07-21 | Nippon Shokubai Co Ltd | 吸水剤およびその製造方法、並びに、それらを用いた吸収体、吸収性物品 |
WO2005056177A1 (en) * | 2003-12-12 | 2005-06-23 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing agent, manufacture method thereof, and absorbent and absorbent article made therefrom |
US9062140B2 (en) | 2005-04-07 | 2015-06-23 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Polyacrylic acid (salt) water-absorbent resin, production process thereof, and acrylic acid used in polymerization for production of water-absorbent resin |
US10358558B2 (en) | 2005-12-22 | 2019-07-23 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent resin composition, method of manufacturing the same, and absorbent article |
US9926449B2 (en) | 2005-12-22 | 2018-03-27 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbent resin composition, method of manufacturing the same, and absorbent article |
US9090718B2 (en) | 2006-03-24 | 2015-07-28 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing resin and method for manufacturing the same |
JP2009543922A (ja) * | 2006-07-19 | 2009-12-10 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 高い透過性を有する吸水性ポリマー粒子の重合による製造方法 |
JP2012509166A (ja) * | 2008-11-21 | 2012-04-19 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 異なる表面後架橋を有する表面後架橋された超吸収体の混合物 |
JP2013503927A (ja) * | 2009-09-04 | 2013-02-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 吸水性ポリマー粒子 |
US9775927B2 (en) | 2009-09-29 | 2017-10-03 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particulate water absorbent and process for production thereof |
US8952116B2 (en) | 2009-09-29 | 2015-02-10 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Particulate water absorbent and process for production thereof |
JP2013511612A (ja) * | 2009-11-23 | 2013-04-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 発泡された吸水ポリマー粒子の製造方法 |
WO2012098942A1 (ja) * | 2011-01-21 | 2012-07-26 | テルモ株式会社 | 微細構造ゲルの製造方法 |
JPWO2020067311A1 (ja) * | 2018-09-27 | 2021-08-30 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂の製造方法および吸水性樹脂 |
JP7157167B2 (ja) | 2018-09-27 | 2022-10-19 | 株式会社日本触媒 | 吸水性樹脂の製造方法および吸水性樹脂 |
JPWO2020218164A1 (ja) * | 2019-04-23 | 2020-10-29 | ||
JP7091556B2 (ja) | 2019-04-23 | 2022-06-27 | 住友精化株式会社 | 吸水性樹脂粒子、及び吸水シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4615853B2 (ja) | 2011-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5090572B2 (ja) | 吸水剤の製法 | |
EP1374919B1 (en) | Water-Absorbent Resin and method for production thereof | |
KR100769976B1 (ko) | 흡수성 수지를 주성분으로 하는 입자상 흡수제 | |
JP4087500B2 (ja) | 吸収性物品の製造方法 | |
US7981833B2 (en) | Aqueous-liquid-absorbing agent and its production process | |
JP5128098B2 (ja) | 粒子状吸水剤の製造方法および粒子状吸水剤 | |
JP5591448B2 (ja) | 吸水剤およびその製造方法 | |
JP5507254B2 (ja) | 吸水性樹脂の製造方法および吸水性樹脂並びにそれらの利用 | |
EP1072630B1 (en) | Water-absorbing composition and its use | |
US20040019342A1 (en) | Absorbent structure, absorbent article, water-absorbent resin, and its production process and evaluation method | |
EP1512417A1 (en) | Particulate water-absorbent resin composition | |
US7196139B2 (en) | Water-absorbent resin composition | |
JP2010234368A (ja) | 吸水剤およびそれを用いた衛生材料 | |
JP4162746B2 (ja) | 吸水剤組成物及びそれを用いた吸収性物品 | |
JP2012143755A (ja) | 吸水性樹脂を主成分とする粒子状吸水剤 | |
JP2005501960A (ja) | 特定の粒径分布を有する高吸水性ヒドロゲル | |
JP3877195B2 (ja) | 耐圧性吸水性樹脂とそれを用いた紙おむつ並びに吸水性樹脂とその製法 | |
JP2003105092A (ja) | 吸水剤およびその製造方法、並びに、衛生材料 | |
JP4615853B2 (ja) | 吸水性樹脂組成物 | |
JP2010053296A (ja) | 吸水性樹脂の製造方法 | |
EP1429703A2 (en) | Absorbent structure absorbent article water absorbent resin and its production process and evaluation method | |
JP4749679B2 (ja) | 吸水性樹脂およびその製造方法 | |
JPH0857310A (ja) | 吸水剤およびその製造方法並びに吸水剤を含む吸収性物品 | |
JP2004290960A (ja) | 吸水剤およびそれを用いた衛生材料 | |
JP4942235B2 (ja) | 吸水剤、吸収体、吸収性物品、および吸収特性の測定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040701 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050223 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050425 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061011 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061011 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091020 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091026 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101012 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4615853 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029 Year of fee payment: 3 |