JP2004216939A - 車輌用制動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運転者の制動操作量に応じて各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが演算され(S20)、ホイールシリンダ圧力Piが目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるよう制御されるが(S30〜60)、エンジンが始動される際にバッテリ電源96の電圧が一時的に低下し遮断弁としての電磁開閉弁24L及び24Rが不必要に開弁する虞れがあるときには、運転者の制動操作量に対する各ホイールシリンダ内の圧力の比を制動力の通常制御時(S40)に比して小さい値に制御し(S30、50)、マスタシリンダ14へ流れるオイルの圧力及び流量を低減する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輌の制動制御装置に係り、更に詳細にはマスタシリンダとホイールシリンダとの連通を制御する遮断弁を有する制動制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車輌の制動制御装置の一つとして、例えば本願出願人の出願にかかる下記の特許文献1に記載されている如く、マスタシリンダと、高圧の液圧供給源と、各輪に対応して設けられたホイールシリンダと、マスタシリンダとホイールシリンダとの連通を制御する遮断弁とを有し、前記遮断弁が開弁された状態に於いて運転者の制動操作に応じて液圧供給源よりの液圧を使用してホイールシリンダ内の圧力を制御するよう構成された車輌用制動制御装置が従来より知られている。
【特許文献1】
特開2002−187537号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、マスタシリンダとホイールシリンダとの連通を制御する遮断弁を有する上述の如き従来の制動制御装置に於いては、遮断弁は常開型の電磁開閉弁であり、各ホイールシリンダ内の圧力を制御することにより各車輪の制動力を制御する際には、遮断弁は電源バッテリより駆動電流が通電されることにより閉弁状態に維持される。
【0004】
そのため例えばエンジンの始動時の如く電源バッテリより遮断弁以外の装置へ電流が供給され電源電圧が一時的に低下すると、遮断弁へ供給される電流が一時的に低下し、遮断弁が瞬間的に不必要に開弁する。従って液圧供給源よりの液圧により制動圧が高圧に制御されている状況に於いて電源電圧が一時的に低下し遮断弁が瞬間的に開弁すると、高圧の作動液体がマスタシリンダへ流れ、運転者のブレーキペダル反力が一時的に変動すると共に、高圧の液圧が無駄に消費されることに起因するエネルギロスが発生する。
【0005】
本発明は、マスタシリンダとホイールシリンダとの連通を制御する遮断弁を有する従来の車輌用制動制御装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、遮断弁が不必要に開弁する虞れがあるときには制動圧が高圧に制御されることを抑制することにより、遮断弁が不必要に開弁した場合に高圧の作動液体がマスタシリンダへ流れること及びこれに起因するブレーキペダル反力の変動やエネルギロスを低減することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の主要な課題は、本発明によれば、請求項1の構成、即ちマスタシリンダと、高圧の液圧供給源と、各輪に対応して設けられたホイールシリンダと、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの連通を制御する遮断弁とを有し、前記遮断弁が開弁された状態に於いて運転者の制動操作に応じて前記液圧供給源よりの液圧を使用して前記ホイールシリンダ内の圧力を制御する車輌用制動制御装置に於いて、前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるときには前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されない場合に比して、運転者の制動操作量に対する前記ホイールシリンダ内の圧力の比を低くすることを特徴とする車輌用制動制御装置によって達成される。
【0007】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、前記遮断弁は常開型の電磁開閉弁であり、前記遮断弁を駆動する電源の電圧が低下する虞れがあるときに前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるよう構成される(請求項2の構成)。
【0008】
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項2の構成に於いて、車輌は前記電源よりの電流を使用して始動されるエンジンを有し、前記エンジンが始動前の状況にあるときに前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるよう構成される(請求項3の構成)。
【0009】
【発明の作用及び効果】
上記請求項1の構成によれば、遮断弁の不要な開弁の虞れがあると判断されるときには遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されない場合に比して、運転者の制動操作量に対するホイールシリンダ内の圧力の比が低くされるので、遮断弁の不要な開弁の虞れがあるときには遮断弁の不必要な開弁の虞れがないときに比して、運転者の同一の制動操作量について見てホイールシリンダ内の圧力を低くすることができ、これにより遮断弁が不必要に開弁してもマスタシリンダへ流れる作動液体の圧力及び流量を低減することができ、従って高圧の作動液体がマスタシリンダへ流れることに起因するブレーキペダル反力の変動やエネルギロスを低減することができる。
【0010】
また上記請求項2の構成によれば、遮断弁は常開型の電磁開閉弁であり、遮断弁を駆動する電源の電圧が低下する虞れがあるときに遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるので、電源電圧の低下に起因する遮断弁の不必要な開弁の虞れを確実に判断することができる。
【0011】
また上記請求項3の構成によれば、車輌は電源よりの電流を使用して始動されるエンジンを有し、エンジンが始動前の状況にあるときに遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるので、エンジンが始動される際の電源電圧の低下に起因する遮断弁の不必要な開弁の虞れを確実に判断することができる。
【0012】
【課題解決手段の好ましい態様】
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるときには遮断弁の不必要な開弁の虞れがない通常の制動力制御時に比して、運転者の制動操作量に対するホイールシリンダ内の圧力の比を低くするよう構成される(好ましい態様1)。
【0013】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、運転者の制動操作量はマスタシリンダ内の圧力若しくはブレーキペダルのストローク若しくはブレーキペダルに対する踏力に基づいて推定されるよう構成される(好ましい態様2)。
【0014】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、電源よりの電流により駆動される装置が始動される虞れがあるときに遮断弁を駆動する電源の電圧が低下する虞れがあると判断されるよう構成される(好ましい態様3)。
【0015】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様3の構成に於いて、電源電圧が基準値以下の状況に於いて電源よりの電流により駆動される装置が始動される虞れがあるときに遮断弁を駆動する電源の電圧が低下する虞れがあると判断されるよう構成される(好ましい態様4)。
【0016】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項3の構成に於いて、運転席側のドアが開かれた後エンジンが始動されるまでの状況にあるときに遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるよう構成される(好ましい態様5)。
【0017】
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様5の構成に於いて、運転席側のドアが開かれイグニッションキーが挿入された後エンジンが始動されるまでの状況にあるときに遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるよう構成される(好ましい態様6)。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施の形態(以下単に実施形態という)について詳細に説明する。
【0019】
第一の実施形態
図1は本発明による車輌用制動制御装置の第一の実施形態の油圧回路を示す概略構成図、図2は図1に示された実施形態の制御系を示すブロック図である。尚図1に於いては、簡略化の目的で各弁のソレノイドの図示は省略されている。
【0020】
図1に於て、10は電気的に制御される油圧式のブレーキ装置を示しており、ブレーキ装置10は運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキオイルを圧送するマスタシリンダ14を有している。ブレーキペダル12とマスタシリンダ14との間にはドライストロークシミュレータ16が設けられている。
【0021】
マスタシリンダ14は第一のマスタシリンダ室14Aと第二のマスタシリンダ室14Bとを有し、これらのマスタシリンダ室にはそれぞれ左前輪用のブレーキ油圧供給導管18及び右前輪用のブレーキ油圧制御導管20の一端が接続されている。ブレーキ油圧制御導管18及び20の他端にはそれぞれ左前輪及び右前輪の制動力を制御するホイールシリンダ22FL及び22FRが接続されている。
【0022】
ブレーキ油圧供給導管18及び20の途中にはそれぞれ常開型の電磁開閉弁(マスタカット弁)24L及び24Rが設けられ、電磁開閉弁24L及び24Rはそれぞれ第一のマスタシリンダ室14A及び第二のマスタシリンダ室14Bと対応するホイールシリンダ22FL及び22FRとの連通を制御する遮断弁として機能する。またマスタシリンダ14と電磁開閉弁24FLとの間のブレーキ油圧供給導管18には常閉型の電磁開閉弁26を介してウェットストロークシミュレータ28が接続されている。
【0023】
マスタシリンダ14にはリザーバ30が接続されており、リザーバ30には油圧供給導管32の一端が接続されている。油圧供給導管32の途中には電動機34により駆動されるオイルポンプ36が設けられており、オイルポンプ36の吐出側の油圧供給導管32には高圧の油圧を蓄圧するアキュムレータ38が接続されている。リザーバ30とオイルポンプ36との間の油圧供給導管32には油圧排出導管40の一端が接続されている。
【0024】
尚図1には示されていないが、オイルポンプ36の吸入側の油圧供給導管32と吐出側の油圧供給導管32とを連通接続する導管が設けられ、該導管の途中にはアキュムレータ38内の圧力が基準値を越えた場合に開弁し吐出側の油圧供給導管32より吸入側の油圧供給導管32へオイルを戻すリリーフ弁が設けられている。
【0025】
オイルポンプ36の吐出側の油圧供給導管32は、油圧制御導管42により電磁開閉弁24Lとホイールシリンダ22FLとの間のブレーキ油圧供給導管18に接続され、油圧制御導管44により電磁開閉弁24Rとホイールシリンダ22FRとの間のブレーキ油圧供給導管20に接続され、油圧制御導管46により左後輪用のホイールシリンダ22RLに接続され、油圧制御導管48により右後輪用のホイールシリンダ22RRに接続されている。
【0026】
油圧制御導管42、44、46、48の途中にはそれぞれ常閉型の電磁式のリニア弁50FL、50FR、50RL、50RRが設けられている。リニア弁50FL、50FR、50RL、50RRに対しホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRの側の油圧制御導管42、44、46、48はそれぞれ油圧制御導管52、54、56、58により油圧排出導管40に接続されており、油圧制御導管52、54、56、58の途中にはそれぞれ常閉型の電磁式のリニア弁60FL、60FR、60RL、60RRが設けられている。
【0027】
リニア弁50FL、50FR、50RL、50RRはそれぞれホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRに対する増圧制御弁(保持弁)として機能し、リニア弁60FL、60FR、60RL、60RRはそれぞれホイールシリンダ22FL、22FR、22RL、22RRに対する減圧制御弁として機能し、従ってこれらのリニア弁は互いに共働してアキュムレータ38内より各ホイールシリンダに対する高圧のオイルの給排を制御する増減圧制御弁を構成している。
【0028】
図1に示されている如く、第一のマスタシリンダ室14Aと電磁開閉弁24Lとの間のブレーキ油圧制御導管18には該制御導管内の圧力を第一のマスタシリンダ圧力Pm1として検出する第一の圧力センサ66が設けられている。同様に第二のマスタシリンダ室14Bと電磁開閉弁24Rとの間のブレーキ油圧制御導管20には該制御導管内の圧力を第二のマスタシリンダ圧力Pm2として検出する第二の圧力センサ68が設けられている。第一及び第二のマスタシリンダ圧力Pm1、Pm2はブレーキペダル12に対する運転者の制動操作量を示す値として検出される。オイルポンプ34の吐出側の油圧供給導管32には該導管内の圧力をアキュムレータ圧力Paとして検出する圧力センサ72が設けられている。
【0029】
それぞれ電磁開閉弁24L及び24Rとホイールシリンダ22FL及び22FRとの間のブレーキ油圧供給導管18及び20には、対応する導管内の圧力をホイールシリンダ22FL及び22FR内の圧力Pfl、Pfrとして検出する圧力センサ74FL及び74FRが設けられている。またそれぞれ電磁開閉弁50RL及び50RRとホイールシリンダ22RL及び22RRとの間の油圧制御導管46及び48には、対応する導管内の圧力をホイールシリンダ22RL及び22RR内の圧力Prl、Prrとして検出する圧力センサ74RL及び74RRが設けられている。
【0030】
電磁開閉弁24L及び24R、電磁開閉弁26、電動機34、リニア弁50FL、50FR、50RL、50RR、リニア弁60FL、60FR、60RL、60RRは、後に詳細に説明する如く制動制御用電子制御装置76により制御される。電子制御装置76はマイクロコンピュータ78と駆動回路80とよりなっており、電子制御装置76に対する電流供給はマイクロコンピュータ82を含む電源制御用電子制御装置84により制御される。
【0031】
マイクロコンピュータ78には、圧力センサ66及び68よりそれぞれ第一のマスタシリンダ圧力Pm1及び第二のマスタシリンダ圧力Pm2を示す信号、圧力センサ72よりアキュムレータ圧力Paを示す信号、圧力センサ74FL〜74RRよりそれぞれホイールシリンダ22FL〜22RR内の圧力Pi(i=fl、fr、rl、rr)を示す信号が入力される。
【0032】
一方マイクロコンピュータ82には、ドアロックセンサ86よりドアロックが施錠されているか否かを示す信号、ドアセンサ88より運転席側のドアが開かれているか否かを示す信号、エンジンセンサ90より図1及び図2には示されていないエンジンが運転されているか否かを示す信号、イグニッション(IG)キーセンサ92よりイグニッションキーがキースロットに挿入されているか否かを示す信号、着座センサ94より運転席に運転者が着座しているか否かを示す信号が入力される。
【0033】
各センサ、マイクロコンピュータ78及び82にはバッテリ電源96より駆動電流が供給され、各電磁開閉弁、各リニア弁及び電動機34にはバッテリ電源96より駆動回路80を経て駆動電流が供給され、特に各電磁開閉弁、各リニア弁及び電動機34に駆動電流が供給されない非制御時には電磁開閉弁24L及び24Rは開弁状態に維持され、電磁開閉弁26、リニア弁50FL、50FR、50RL、50RR、リニア弁60FL、60FR、60RL、60RRは閉弁状態に維持される(非制御モード)。またエンジンを始動するための図1及び図2には示されていないセルモータ、エンジンを運転するための点火プラグ、その他の補機にもバッテリ電源96より駆動電流が供給される。
【0034】
尚マイクロコンピュータ78及び82は図2には詳細に示されていないが例えば中央処理ユニット(CPU)と、リードオンリメモリ(ROM)と、ランダムアクセスメモリ(RAM)と、入出力ポート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された一般的な構成のものであってよい。
【0035】
マイクロコンピュータ78は後述の如く図3に示された制動力制御フローを記憶しており、上述の圧力センサ66、68により検出されたマスタシリンダ圧力Pm1、Pm2に基づき運転者の制動操作量を推定し、推定された制動操作量に基づき各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Pti(i=fl、fr、rl、rr)を演算し、目標ホイールシリンダ圧力Ptiと実際のホイールシリンダ圧力Piとの偏差に基づきリニア弁50FL〜50RR又は60FL〜60RRに対する目標駆動電流Itを演算し、目標駆動電流Itに基づき各リニア弁に駆動電流を通電することにより各車輪のホイールシリンダ圧力が目標ホイールシリンダ圧力Ptiになるよう制御することによって各車輪の制動力を制御する。
【0036】
この場合、マイクロコンピュータ78は、制動制御モードが増圧モードであるときにはリニア弁50FL、50FR、50RL、50RRの開弁量を目標ホイールシリンダ圧力Ptiに応じて制御し、制動制御モードが減圧モードであるときにはリニア弁60FL、60FR、60RL、60RRの開弁量を目標ホイールシリンダ圧力Ptiに応じて制御し、制動制御モードが保持モードであるときにはリニア弁50FL〜50RR及び60FL〜60RRを閉弁状態に維持する。
【0037】
更に電子制御装置76はアキュムレータ38内の圧力Paが予め設定された下限値以上であって上限値以下の圧力に維持されるよう、圧力センサ72により検出されたアキュムレータ圧力Paに基づき必要に応じて電動機34を駆動してオイルポンプ36を作動させる。
【0038】
一方電子制御装置84のマイクロコンピュータ82は、運転席側のドアが開かれたことが検出されたときに各センサ等への駆動電流の供給を開始し電磁開閉弁24L及び24Rへ駆動電流を供給して閉弁させると共に、後述の如く図5に示された電源制御フローに従ってマイクロコンピュータ78等への駆動電流の供給を開始し、特にエンジンが始動されるまで運転者の制動操作量に対する各ホイールシリンダ内の圧力の比を制動力の通常制御時に比して小さい値に制御する。
【0039】
次に図3に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態に於ける制動力制御ルーチンについて説明する。尚図3に示されたフローチャートによる制御はドアロックセンサ86によりドアロックが解錠されたことが検出されマイクロコンピュータ78への駆動電流の供給が開始されたときに開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
【0040】
まずステップ10に於いては圧力センサ66により検出された第一のマスタシリンダ圧力Pm1を示す信号等の読み込みが行われ、ステップ20に於いては第一のマスタシリンダ圧力Pm1と第2のマスタシリンダ圧力Pm2との平均値Pmaが運転者の制動操作量を示す値として演算される。
【0041】
ステップ30に於いては後述の図5に示されたフローチャートに従って設定されるフラグFが0であるか否かの判別、即ち運転者の制動操作量に対する各車輪の制動圧の比を低く設定する必要がある状況であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ40へ進み、否定判別が行われたときにはステップ50へ進む。
【0042】
ステップ40に於いてはマスタシリンダ圧力の平均値Pmaに基づき左右前輪の目標制動圧Ptfl及びPtfrが図4に於いて太い破線にて示されたグラフに対応するマップより演算され、左右後輪の目標制動圧Ptrl及びPtrrが図4に於いて細い破線にて示されたグラフに対応するマップより演算される。
【0043】
またステップ50に於いては平均値Pmaに基づき左右前輪の目標制動圧Ptfl及びPtfrが図4に於いて太い実線にて示されたグラフに対応するマップより演算され、左右後輪の目標制動圧Prl及びPtrrが図4に於いて細い実線にて示されたグラフに対応するマップより演算される。
【0044】
ステップ60に於いては各車輪の制動圧Piがステップ40又は50に於いて演算された目標制動圧Ptiになるよう制御されることにより各車輪の制動力が制御され、しかる後ステップ10へ戻る。
【0045】
次に図5に示されたフローチャートを参照して図示の実施形態に於ける電源制御ルーチンについて説明する。尚図4に示されたフローチャートによる制御はドアロックセンサ86によりドアロックが解錠されたことが検出されたときに開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。
【0046】
ステップ110に於いてはドアセンサ88の検出結果に基づき運転席側のドアが開かれたか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ110が繰返し実行され、肯定判別が行われたときにはステップ120に於いて制動制御用電子制御装置76等への駆動電流の供給が開始されると共に、フラグFが0にリセットされる。
【0047】
ステップ130に於いてはT1タイマがスタートされ、ステップ140に於いてはエンジンセンサ90の検出結果に基づきエンジンが始動されたか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ170へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ150に於いてT1タイマがリセットされると共に、フラグFが1にセットされる。
【0048】
ステップ160に於いてはイグニッションキーセンサ92及び着座センサ94の検出結果に基づき運転者が運転席に未着座であり且つイグニッションスイッチがオフであるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ160が繰返し実行され、肯定判別が行われたときにはステップ200へ進む。
【0049】
ステップ170に於いてはT1タイマのカウント値T1が基準値T1c(正の定数)を越えているか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ140へ戻り、肯定判別が行われたときにはステップ180へ進む。
【0050】
ステップ180に於いてはT1タイマがリセットされ、ステップ190に於いては運転席に運転者が未着座の状態であるか否かの判別が行われ、否定判別、即ち運転者が運転席に着座している旨の判別が行われたときにはステップ130へ戻り、肯定判別、即ち運転者が運転席より離席した旨の判別が行われたときにはステップ200へ進む。
【0051】
ステップ200に於いてはT2タイマがスタートされ、ステップ210に於いては車輌のドアが施錠され又はT2タイマのカウント値T2が基準値T2c(正の定数)よりも大きいか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ210が繰返し実行され、肯定判別が行われたときにはステップ220に於いてT2タイマがリセットされ、フラグFが0にリセットされ、制動制御用電子制御装置76等への駆動電流の供給が停止される。
【0052】
かくして図示の実施形態によれば、ステップ20に於いてマスタシリンダ圧力Pm1及びPm2に基づき各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが演算され、ステップ30〜60に於いて目標制動圧Ptiになるよう制御されることにより各車輪の制動力が制御される。
【0053】
この場合フラグFが1であるときには、即ちエンジンが既に運転されておりエンジンの始動に起因してバッテリ電源96の電圧が一時的に低下する虞れがないときには、ステップ30に於いて否定判別が行われ、ステップ50に於いて各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが図4の実線にて示されたグラフに対応するマップより演算されるが、フラグFが0であるときには、即ちエンジンの始動前でありエンジンが始動されバッテリ電源96の電圧が一時的に低下する虞れがあるときには、ステップ30に於いて肯定判別が行われ、ステップ40に於いて各車輪の目標ホイールシリンダ圧力Ptiが図4の破線にて示されたグラフに対応するマップより演算される。
【0054】
従ってバッテリ電源96の電圧が一時的に低下する虞れがあるときには、換言すれば電源電圧の一時的低下に起因して電磁開閉弁24L及び24Rが不必要に開弁する虞れがあるときには、運転者の制動操作量に対する各ホイールシリンダ内の圧力の比を制動力の通常制御時に比して小さい値に制御することができ、各ホイールシリンダ内の圧力が高くなることを防止し、これにより電磁開閉弁24L及び24Rが不必要に開弁した場合に高圧のオイルが電磁開閉弁24L及び24Rを経てマスタシリンダ14へ流れるオイルの圧力及び流量を低減し、ブレーキペダル12の反力の変動やエネルギロスを確実に低減することができる。
【0055】
特に図示の実施形態によれば、ステップ110に於いて運転席側のドアが開かれた旨の判別が行われたときにステップ120に於いて制動制御用電子制御装置76等への駆動電流の供給が開始されると共に、フラグFが0にリセットされるので、運転者の制動操作により各車輪の制動力が発生する状況になると共にフラグFが0にリセットされ、従ってバッテリ電源96の電圧が一時的に低下する虞れがあるときには、各ホイールシリンダ内の圧力が高くなり得る状況に於いて必ず運転者の制動操作量に対する各ホイールシリンダ内の圧力の比を小さい値に制御することができる。
【0056】
また図示の実施形態によれば、図5に示された電源制御フローによるマイクロコンピュータ78等への駆動電流の供給及びエンジンが始動されるまで運転者の制動操作量に対する各ホイールシリンダ内の圧力の比を制御するためのフラグFの制御は、ドアロックセンサ86によりドアロックが解錠されたことが検出されたときに開始されるので、図5に示された電源制御フローによる制御が常時実行される場合に比してバッテリ電源96の電力が無駄に消費される虞れを確実に低減することができる。
【0057】
また図示の実施形態によれば、エンジンの始動が行われた後であって運転者が運転席に未着座であり且つイグニッションスイッチがオフの状況になったときにはステップ160に於いて肯定判別が行われ、その時点より基準値T2cに対応する所定の時間が経過した時点又はドアの施錠が行われた段階でステップ220に於いて制動制御用電子制御装置76等への駆動電流の供給が停止されるので、このことによってもバッテリ電源96の電力が無駄に消費される虞れを確実に低減することができる。
【0058】
更に図示の実施形態によれば、エンジンが始動されることなく基準値T1cに対応する所定の時間が経過した時点に於いて運転者が運転席に未着座の状況になると、ステップ190に於いて肯定判別が行われ、フラグFが0に維持されたままステップ200以降が実行されるので、運転者がドアを開けた後乗車しなかった場合や運転者がドアを開けた後乗車たがエンジンを始動することなく降車した場合に、フラグFが不必要に1に設定されることを確実に防止することができる。
【0059】
第二の実施形態
図6は本発明による車輌用制動制御装置の第二の実施形態に於ける電源制御ルーチンを示すフローチャートである。尚図6に於いて、図5に示されたステップと同一のステップには図5に於いて付されたステップ番号と同一のステップ番号が付されている。
【0060】
この実施形態に於いては、ステップ110に於いて運転席側のドアが開かれたか又はイグニッションキーがキースロットに挿入されたか否かの判別が行われ、ステップ160及び190に於いてはイグニッションキーが未挿入の状態であるか否かの判別が行われる点を除き、上述の第一の実施形態の場合と同様の要領にて制動制御用電子制御装置76等への駆動電流の供給及びフラグFの設定が制御される。
【0061】
従ってこの第二の実施形態によれば、上述の第一の実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができ、エンジンの始動によりバッテリ電源96の電圧が一時的に低下する虞れがあるときには、運転者の制動操作量に対する各ホイールシリンダ内の圧力の比を制動力の通常制御時に比して小さい値に制御することができ、これにより電磁開閉弁24L及び24Rが不必要に開弁した場合に高圧のオイルが電磁開閉弁24L及び24Rを経てマスタシリンダ14へ流れるオイルの圧力及び流量を低減し、ブレーキペダル12の反力の変動やエネルギロスを確実に低減することができる。
【0062】
以上に於いては本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0063】
例えば上述の各実施形態に於いては、バッテリ電源よりの電流により駆動される装置はエンジンであるが、バッテリ電源よりの電流により駆動される装置は始動時に電源電圧の低下を来たす車載の任意の装置であってよい。
【0064】
また上述の各実施形態に於いては、バッテリ電源96の電圧の如何に拘わらずエンジンが始動される可能性があるときに遮断弁である電磁開閉弁24L及び24Rが不必要に開弁する虞れがあると判定されるようになっているが、バッテリ電源の電圧が基準値以下の状況に於いてバッテリ電源よりの電流により駆動される装置が始動される可能性があるときに、遮断弁が不必要に開弁する虞れがあると判定されるよう修正されてもよい。
【0065】
また上述の各実施形態に於いては、図5又は図6に示された電源制御フローによる制御はドアロックが解除されたときに開始され、ドアロックが施錠された場合等に於いて終了するようになっているが、図5又は図6に示された電源制御フローによる制御は常時実行されるよう修正されてもよい。
【0066】
また上述の各実施形態に於いては、各車輪のホイールシリンダ圧力Piを制御する弁は増減圧制御弁としてのリニア弁50FL、50FR、50RL、50RR及び減圧制御弁としてのリニア弁60FL、60FR、60RL、60RRよりなっているが、これらの弁は増減圧及び保持の機能を備えた制御弁に置き換えられてもよい。
【0067】
また上述の各実施形態に於いては、制動力の通常制御時にも各車輪の目標制動圧Ptiは運転者の制動操作量を示す値としてのマスタシリンダ圧力Pm1及びPm2の平均値Pmaに基づいて演算されるようになっているが、通常制御時の制動圧の制御自体は本発明の要旨をなすものではなく、当技術分野に於いて公知の任意の要領にて実行されてよく、例えば各車輪の目標制動圧はマスタシリンダ圧力若しくは図1及び図2に於いて仮想線にて示されたストロークセンサ70により検出されるブレーキペダル12のストローク若しくは図には示されていない踏力センサにより検出されるブレーキペダル12に対する踏力等に基づいて演算されてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車輌用制動制御装置の第一の実施形態の油圧回路を示す概略構成図である。
【図2】図1に示された実施形態の制御系を示すブロック図である。
【図3】第一の実施形態に於ける制動制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図4】フラグFが1である場合(実線)及びフラグFが0である場合(破線)について、マスタシリンダ圧力の平均値Pmaと各車輪の目標制動圧Ptiとの関係を示すグラフである。
【図5】第一の実施形態に於ける電源制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】第二の実施形態に於ける電源制御ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ブレーキ装置
12…ブレーキペダル
14…マスタシリンダ
22FL〜22RR…ホイールシリンダ
24F、24R、26…電磁開閉弁
50FL〜50RR…リニア弁
60FL〜60RR…リニア弁
66、68…圧力センサ
70…ストロークセンサ
72、74FL〜74RR…圧力センサ
76…制動制御用電子制御装置
84…電源制御用電子制御装置
86…ドアロックセンサ
88…ドアセンサ
90…エンジンセンサ
92…イグニッションキーセンサ
94…着座センサ
96…バッテリ電源
Claims (3)
- マスタシリンダと、高圧の液圧供給源と、各輪に対応して設けられたホイールシリンダと、前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとの連通を制御する遮断弁とを有し、前記遮断弁が開弁された状態に於いて運転者の制動操作に応じて前記液圧供給源よりの液圧を使用して前記ホイールシリンダ内の圧力を制御する車輌用制動制御装置に於いて、前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されるときには前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されない場合に比して、運転者の制動操作量に対する前記ホイールシリンダ内の圧力の比を低くすることを特徴とする車輌用制動制御装置。
- 前記遮断弁は常開型の電磁開閉弁であり、前記遮断弁を駆動する電源の電圧が低下する虞れがあるときに前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されることを特徴とする請求項1に記載の車輌用制動制御装置。
- 車輌は前記電源よりの電流を使用して始動されるエンジンを有し、前記エンジンが始動前の状況にあるときに前記遮断弁の不必要な開弁の虞れがあると判断されることを特徴とする請求項2に記載の車輌用制動制御装置。
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