JP2004215316A - 電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びそのプログラム - Google Patents

電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電動駆動装置に異常が発生したかどうかを少ない計算量で判断することができるようにする。
【解決手段】電動機械と、該電動機械に供給される電流を検出する電流検出部と、検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換する変換処理手段91と、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段とを有する。検出された電流が、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換され、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかが判断されるので、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを少ない計算量で判断することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動車両は、電動駆動装置を備え、該電動駆動装置においては、回転自在に配設され、N極及びS極の永久磁石から成る磁極対を備えたロータ、及び該ロータより径方向外方に配設され、U相、V相及びW相のステータコイルを備えたステータを有するモータが電動機械として使用される。そして、電動機械制御装置としてのモータ制御装置において発生させられたU相、V相及びW相のパルス幅変調信号をインバータに送り、該インバータにおいて発生させられた相電流、すなわち、U相、V相及びW相の電流を前記各ステータコイルに供給することによって、前記モータを駆動し、モータのトルク、すなわち、電動機械トルクとしてのモータトルクを発生させ、該モータトルクを駆動輪に伝達して電動車両を走行させるようになっている。
【0003】
そのために、前記ステータコイルに供給される電流が電流センサによって検出され、前記ロータの磁極の位置、すなわち、磁極位置θがレゾルバによって検出され、電流センサによって検出された電流、及びレゾルバによって検出された磁極位置が前記モータ制御装置に送られる。
【0004】
そして、該モータ制御装置においては、ロータの磁極対の方向にd軸を、該d軸に対して直角の方向にq軸をそれぞれ採ったdq座標軸上でベクトル制御演算によるフィードバック制御が行われ、電流センサによって検出された電流、レゾルバによって検出された磁極位置θ、及び電動車両の全体の制御を行う車両制御装置から送られ、モータトルクの目標値を表すモータ目標トルクに基づいてd軸電流指令値及びq軸電流指令値が発生させられ、該d軸電流指令値及びq軸電流指令値に基づいてd軸電圧指令値及びq軸電圧指令値が発生させられる。
【0005】
また、前記モータ制御装置において、d軸電圧指令値、q軸電圧指令値及び磁極位置θに基づいて、U相、V相及びW相の電圧指令値が発生させられ、該各相の電圧指令値に基づいて更に各相のパルス幅変調信号が発生させられる。
【0006】
ところで、前記電動駆動装置において、例えば、前記モータ、モータを構成する部品、ゲート信号線等に異常が発生することがある。そこで、各ステータコイルに供給される各相の電流を検出し、各相の電流をd軸電流及びq軸電流に変換するとともに、該d軸電流とd軸電流指令値との偏差、及びq軸電流とq軸電流指令値との偏差に基づいて、又は該各偏差の積分値に基づいて、前記モータ、モータを構成する部品、ゲート信号線等に異常が発生したかどうかを判断するようにした異常判定方法が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−332002号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の異常判定方法においては、d軸電流とd軸電流指令値との偏差、及びq軸電流とq軸電流指令値との偏差に基づいて、又は前記各偏差の積分値に基づいて、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する必要があるので、計算量が多くなり、モータ制御装置に加わる負荷が大きくなってしまう。
【0009】
また、各相の矩(く)形波の電圧を発生させ、ワンパルス制御を行うことによってモータを駆動するようにしたモータ制御装置においては、電圧位相をずらすことによって弱め界磁制御を行うようにしているので、各ステータコイルを実際に供給される各相の電流と電流指令値とは対応しない。したがって、仮に、d軸電流とd軸電流指令値との偏差、及びq軸電流とq軸電流指令値との偏差を算出しても、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断することができない。
【0010】
本発明は、前記従来の異常検出方法の問題点を解決して、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを少ない計算量で判断することができ、電動機械制御装置に加わる負荷を小さくすることができ、ワンパルス制御を行う電動機械制御装置においても、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断することができる電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の電動駆動制御装置においては、電動機械と、該電動機械に供給される電流を検出する電流検出部と、検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換する変換処理手段と、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段とを有する。
【0012】
本発明の他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記電動機械は、各相の矩形波の電圧を発生させるワンパルス制御を行うことによって駆動される。
【0013】
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記変換処理手段は、各相の電流を、前記電動機械のロータの磁極対の方向に対応するd軸、及び該d軸に対して直角の方向に対応するq軸から成るdq座標軸上のd軸電流及びq軸電流に変換する相変換処理手段、並びにdq座標軸上のd軸電流及びq軸電流を、弱め界磁軸角度に対応するf軸、及び該f軸に対して直角の方向に対応するt軸から成るft座標軸上のf軸電流及びt軸電流に変換する座標変換処理手段を備える。
【0014】
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記所定の軸電流はt軸電流である。そして、該t軸電流の電流指令値は零にされる。また、t軸電流は零になるように制御される。
【0015】
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記異常判定処理手段は、前記所定の軸上において所定の軸電流についての異常判定条件が成立したときに、電動駆動装置に異常が発生したと判断する。
【0016】
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記異常判定処理手段は、前記異常判定条件が成立したことの繰返しについての繰返条件が成立したときに、異常が発生したと判断する。
【0017】
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記電動機械が第1の速度領域で駆動されているか、第1の速度領域より高い第2の速度領域で駆動されているかを判断する速度領域判定処理手段を有する。
【0018】
そして、第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、前記異常判定条件は異なる。
【0019】
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記電動機械が第1の速度領域で駆動されているか、第1の速度領域より高い第2の速度領域で駆動されているかを判断する速度領域判定処理手段を有する。
【0020】
そして、第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、前記繰返条件は異なる。
【0021】
本発明の電動駆動制御方法においては、電動機械に供給される電流を検出し、検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換し、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する。
【0022】
本発明の電動駆動制御方法のプログラムにおいては、コンピュータを、電流検出部によって検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換する変換処理手段、及び前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段として機能させる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、電動機械としてモータを使用した電動駆動装置の制御を行うための電動駆動制御装置について説明する。
【0024】
図1は本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置の機能ブロック図である。
【0025】
図において、31は電動機械としてのモータ、33、34は該モータ31に供給される電流を検出する電流検出部としての電流センサ、91は検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換する変換処理手段、65は前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段としての異常判定部である。
【0026】
図2は本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置のブロック図、図3は本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置の要部を示すブロック図である。
【0027】
図において、31は電動機械としてのモータ、45は電動機械制御装置としてのモータ制御装置であり、本実施の形態においては、前記モータ31としてDCブラシレスモータが使用される。前記モータ31は、回転自在に配設された図示されないロータ、及び該ロータより径方向外方に配設された図示されないステータを備える。前記ロータは、図示されないシャフトに取り付けられたロータコア、及び該ロータコアの円周方向における複数箇所に配設された永久磁石を備え、該永久磁石のS極及びN極によって磁極対が構成される。また、前記ステータは、円周方向における複数箇所に、径方向内方に向けて突出させてティースが形成されたステータコア、並びに前記ティースに巻装されたU相、V相及びW相のコイルとしてのステータコイルを備える。
【0028】
そして、前記モータ31を駆動して電動車両を走行させるために、図示されないバッテリからの直流の電流がインバータ40によってU相、V相及びW相の電流Iu、Iv、Iwに変換され、各相の電流Iu、Iv、Iwはそれぞれ各ステータコイルに供給される。
【0029】
そのために、前記インバータ40は、2〜6個のスイッチング素子としての図示されないトランジスタを備え、各トランジスタを選択的にオン・オフさせることによって、前記各相の電流Iu、Iv、Iwを発生させることができるようになっている。なお、前記2〜6個のスイッチング素子を一つのパッケージに組み込むことによってIGBT等のパワーモジュールを構成したり、IGBTにドライブ回路等を組み込むことによってIPMを構成したりすることができる。
【0030】
ところで、前記各ステータコイルはスター結線されているので、各相のうちの二つの相の電流の値が決まると、残りの一つの相の電流の値も決まる。したがって、各相の電流Iu、Iv、Iwを制御するために、例えば、所定の二つのステータコイルのリード線にU相及びV相の電流Iu、Ivを検出する電流検出部としての電流センサ33、34が配設され、該電流センサ33、34は、検出電流iu、ivを前記モータ制御装置45の第1の相変換処理手段としてのUV−dq変換部61に送る。該UV−dq変換部61は、第1の相変換処理を行い、3相の電流を2相の電流に変換するためのものであり、本実施の形態においては、磁極位置θに基づいて検出電流iu、ivをd軸電流id及びq軸電流iqに変換する。なお、前記d軸電流id及びq軸電流iqは、dq座標軸上の電流であり、前記dq座標軸は、モータ31のロータの磁極対の方向に対応させて設定されたd軸、及び該d軸に対して直角の方向に対応させて設定されたq軸から成る。
【0031】
前記モータ制御装置45には、コンピュータとして機能する図示されないCPUのほかに、データを記録したり、各種のプログラムを記録したりするためのRAM、ROM等の図示されない記録装置が配設される。そして、前記ROMには、各種のプログラム、データ等が記録されるようになっているが、プログラム、データ等を外部記憶装置を構成する図示されない記録媒体に記録することもできる。この場合、例えば、前記モータ制御装置45にフラッシュメモリを配設し、前記記録媒体から前記プログラム、データ等を読み出してフラッシュメモリに記録することもできる。したがって、前記記録媒体を交換することによって、前記プログラム、データ等を更新することもできる。
【0032】
また、前記モータ制御装置45の図示されない回転速度算出処理手段は、回転速度算出処理を行い、磁極位置検出部としての図示されないレゾルバによって検出された磁極位置θ、検出パルス等に基づいて、電動機械回転速度としてのモータ回転速度NMを算出するとともに、車速Vを算出する。
【0033】
そして、電動車両の全体の制御を行う車両制御装置の指令値発生処理手段としての図示されない指令値発生部は、指令値発生処理を行い、前記車速V、及び図示されないアクセルセンサによって検出されたアクセル開度αに基づいて電動車両を走行させるのに必要な車両要求トルクを算出し、該車両要求トルクに対応させて、電動機械目標トルクとしてのモータ目標トルク(トルク指令値)TM* を発生させ、前記モータ制御装置45に送る。
【0034】
ところで、該モータ制御装置45においては、前記dq座標軸上でベクトル制御演算によるフィードバック制御が行われるようになっている。
【0035】
そのために、前記モータ制御装置45のROMはd軸用及びq軸用の指令値マップを備える。そして、前記モータ制御装置45の指令値算出処理手段としてのトルク指令・電流指令変換部11は、指令値算出処理を行い、電源電圧検出部としての図示されないバッテリ電圧検出センサによって検出されたバッテリの電圧、すなわち、バッテリ電圧VBを読み込むとともに、モータ回転速度NM及びモータ目標トルクTM* を読み込み、前記各指令値マップを参照して、前記モータ目標トルクTM* に対応するd軸電流指令値Id* 及びq軸電流指令値Iq* を第1の電流指令値として算出する。
【0036】
また、前記モータ制御装置45においては、車両の高速走行時のように、モータ31を高速で、かつ、一定のモータトルクTMを発生させて駆動する場合に、モータ31を駆動するための電圧指令値Vd* 、Vq* がインバータ40による出力可能な最高の電圧を超えることがないように、弱め界磁制御を行い、電圧指令値Vd* 、Vq* を抑制するようにしている。
【0037】
この場合、dq座標軸上において、弱め界磁電流として、負の極性のd軸電流Idを発生させることによって電圧指令値Vd* 、Vq* を抑制することが考えられるが、モータトルクTMが最大になる最大トルク動作点で弱め界磁制御を有効に行うことができず、動作が不安定になってしまう。そこで、モータトルクTMの大きさが変化するのに伴って、弱め界磁電流の方向を変化させることができるように座標を変換し、所定の座標軸としてのft座標軸上において弱め界磁電流を発生させるようにしている。前記ft座標軸は、弱め界磁軸角度に対応させて設定されたf軸、及び該f軸に対して直角の方向に対応させて設定されたt軸から成り、該ft座標軸上においてf軸電流if及びt軸電流itが発生させられる。
【0038】
そのために、第1の座標変換処理手段としてのdq−ft変換部23が配設されるとともに、弱め界磁軸角度設定部22が配設され、前記d軸電流指令値Id* 及びq軸電流指令値Iq* はdq−ft変換部23に送られるようになっている。
【0039】
前記弱め界磁軸角度設定部22は、前記モータ目標トルクTM* を読み込み、該モータ目標トルクTM* に基づいて弱め界磁軸角度Qftを算出する。また、前記dq−ft変換部23は、第1の座標変換処理を行い、前記弱め界磁軸角度Qftを読み込み、該弱め界磁軸角度Qftに基づいて、d軸及びq軸から成るdq座標軸をf軸及びt軸から成るft座標軸に変換することによって、dq座標軸上のd軸電流指令値Id* 及びq軸電流指令値Iq* をft座標軸上のf軸電流指令値if* 及びt軸電流指令値it* に変換する。このようにして、f軸電流、令値if* 及びt軸電流指令値it* が第2の電流指令値として算出される。そして、前記ft座標軸上において、所定の軸としてのt軸上の前記t軸電流指令値it* は固定された基準値として零(0)にされる。
【0040】
このように、ft座標軸上において弱め界磁電流が発生させられるようになっているので、モータトルクTMが最大になる最大トルク動作点で弱め界磁制御を有効に行うことができ、動作を安定させることができる。
【0041】
続いて、前記dq−ft変換部23によって発生させられたf軸電流指令値if* は、電流指令値補正処理手段としての電流指令値補正部24に送られ、該電流指令値補正部24は、前記f軸電流指令値if* に対して、前記モータ31の端子電圧に基づいて所定の制限を行い、f軸電流指令値ifm* を算出し、該f軸電流指令値ifm* を第2の座標変換処理手段としてのft−dq変換部25に送る。また、t軸電流指令値it* は、そのまま、ft−dq変換部25に送られる。
【0042】
そして、該ft−dq変換部25は、第2の座標変換処理を行い、弱め界磁軸角度設定部22において設定された弱め界磁軸角度Qftを読み込み、該弱め界磁軸角度Qftに基づいて、ft座標軸をdq座標軸に変換することによって、ft座標軸上のf軸電流指令値ifm* 及びt軸電流指令値it* をdq座標軸上のd軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値iq* に変換する。続いて、所定の制限が行われた後のd軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値iq* が第3の電流指令値として算出される。
【0043】
このようにして、d軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値iq* が算出されると、モータトルクTMの大きさが変化するのに伴って、弱め界磁電流の方向を変化させることができる。すなわち、dq座標軸上において、d軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値iq* に基づいて弱め界磁電流を発生させると、例えば、モータトルクTMが最大になる最大トルク動作点の付近で弱め界磁電流として、負の極性のq軸電流iqを発生させることができ、モータトルクTMが最小になる最小トルク動作点の付近で弱め界磁電流として、負の極性のd軸電流idを発生させることができる。
【0044】
続いて、該d軸電流id及びd軸電流指令値id* が第1の電圧指令値発生処理手段としての電圧指令値発生部16に送られる。そして、該電圧指令値発生部16は、第1の電圧指令値発生処理を行い、d軸電流idとd軸電流指令値id* とのd軸電流偏差Δidを算出し、該d軸電流偏差Δidが零になるようにd軸電圧指令値Vd* を発生させ、該d軸電圧指令値Vd* を第2の相変換処理手段としてのdq−UV変換部21に送る。また、前記q軸電流iq及びq軸電流指令値iq* が第2の電圧指令値発生処理手段としての電圧指令値発生部17に送られる。そして、該電圧指令値発生部17は、第2の電圧指令値発生処理を行い、q軸電流iqとq軸電流指令値iq* とのq軸電流偏差Δiqを算出し、該q軸電流偏差Δiqが零になるようにq軸電圧指令値Vq* を発生させ、該q軸電圧指令値Vq* を前記dq−UV変換部21に送る。なお、d軸電圧指令値Vd* 及びq軸電圧指令値Vq* によって第1の電圧指令値が構成される。
【0045】
続いて、前記dq−UV変換部21は、第2の相変換処理を行い、前記d軸電圧指令値Vd* 、q軸電圧指令値Vq* 及び磁極位置θに基づいて、d軸電圧指令値Vd* 及びq軸電圧指令値Vq* を第2の電圧指令値としてのU相、V相及びW相の電圧指令値Vu* 、Vv* 、Vw* に変換し、該電圧指令値Vu* 、Vv* 、Vw* をPWM発生部68に送る。該PWM発生部68は、前記各相の電圧指令値Vu* 、Vv* 、Vw* 及び前記バッテリ電圧VBに基づいて、電圧指令値Vu* 、Vv* 、Vw* に対応するパルス幅を有するU相、V相及びW相のパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを発生させ、ドライブ回路51に送る。
【0046】
該ドライブ回路51は、前記各相のパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを受けて、前記トランジスタを駆動するための6個の駆動信号をそれぞれ発生させ、該駆動信号をインバータ40に送る。該インバータ40は、前記駆動信号がオンの間だけトランジスタをオンにして各相の電流Iu、Iv、Iwを発生させ、該各相の電流Iu、Iv、Iwを前記各ステータコイルに供給する。このように、モータ31を駆動することによって電動車両を走行させることができる。
【0047】
ところで、前記電流指令値補正部24において、f軸電流指令値if* に対して所定の制限を行うに当たり、電圧ベクトル長が制限される。そのために、電圧ベクトル長演算部18が配設され、該電圧ベクトル長演算部18は、d軸電圧指令値Vd* 及びq軸電圧指令値Vq* を読み込み、電圧ベクトル長hを算出する。そして、該電圧ベクトル長hを制限するために、電圧ベクトル長制限部19が配設され、該電圧ベクトル長制限部19は、電圧検出部としての電圧センサ62によって検出されたインバータ40の入力側の電圧Vdc、及び電圧ベクトル長hを読み込み、該電圧ベクトル長hの制限値hmxを算出する。
【0048】
続いて、電圧ベクトル長h及びその制限値hmxが算出されると、端子電圧一定制御部20は、電流指令値補正部24においてf軸電流指令値if* に対して制限を行うための制限値Δifを算出し、該制限値Δifを電流指令値補正部24に送る。
【0049】
このようにして、弱め界磁制御が行われる。
【0050】
ところで、前記電動駆動装置において、例えば、前記モータ31、モータ31を構成する部品、インバータ40、ドライブ回路51等において発生させられた駆動信号をインバータ40に送るためのゲート信号線等に異常が発生することがあるので、前記電動駆動装置においては、弱め界磁制御を行うことができるように、dq−ft変換部23において、常時、dq座標軸からft座標軸への変換が行われ、かつ、t軸電流指令値it* が零にされるようになっている。そして、異常が発生しない限り、モータ31の駆動に伴って実際に発生させられるt軸電流itは、常に零になる。
【0051】
そこで、図3に示されるように、異常判定処理手段としての異常判定部65が配設され、該異常判定部65によって、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断するようにしている。そのために、前記UV−dq変換部61において算出されたd軸電流id及びq軸電流iqが第3の座標変換処理手段としてのdq−ft変換部64に送られる。そして、該dq−ft変換部64は、第3の座標変換処理を行い、d軸電流id、q軸電流iq及び弱め界磁軸角度Qftを読み込み、該弱め界磁軸角度Qftに基づいて、dq座標軸をft座標軸に変換することによって、dq座標軸上のd軸電流id及びq軸電流iqをft座標軸上の実際に流れるf軸電流if及びt軸電流itに変換する。このようにして、f軸電流if及びt軸電流itを所定の座標軸上の所定の軸電流として算出することができる。
【0052】
なお、前記dq−UV変換部21、dq−ft変換部23、ft−dq変換部25、UV−dq変換部61及びdq−ft変換部64によって、変換処理を行うための変換処理手段91(図1)が構成される。
【0053】
そして、異常判定部65は、前記t軸電流it、モータ目標トルクTM* 及びモータ回転速度NMを読み込み、t軸電流it及びモータ回転速度NMに基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断し、異常が発生したと判断した場合、インバータ40に送る駆動信号を停止させ、モータ31のシャットダウンを行う。
【0054】
次に、前記異常判定部65の動作について説明する。
【0055】
図4は本発明の第1の実施の形態における異常判定部の動作を示すフローチャート、図5は本発明の第1の実施の形態における速度領域ヒステリシスを示す図、図6は本発明の第1の実施の形態における異常判定部の動作を示す電流波形図である。
【0056】
まず、前記異常判定部65(図1)の図示されない速度領域判定処理手段は、速度領域判定処理を行い、図5に示される速度領域ヒステリシスに基づいてモータ31が低速側の第1の速度領域としての低回転領域ARLで駆動されているか、又は高速側の第2の速度領域としての中・高回転領域ARHで駆動されているかを判断する。この場合、前記速度領域判定処理手段は、モータ回転速度NMが低くなり、第1の閾(しきい)値NMth1(本実施の形態においては、100〔rpm〕)以下になったときに、モータ31は低回転領域ARLで駆動されていると判断し、モータ回転速度NMが高くなり、第2の閾値NMth2(本実施の形態においては、500〔rpm〕)以上になったときに、モータ31は中・高回転領域ARHで駆動されていると判断する。
【0057】
続いて、異常判定部65の図示されない異常判定条件成立判断処理手段は、異常判定条件成立判断処理を行い、異常判定条件が成立したかどうかを判断する。そのために、前記異常判定条件成立判断処理手段は、モータ31が低回転領域ARLで駆動されている場合、単位時間当たり(本実施の形態においては、例えば、1制御タイミング当たりであるが、2以上の制御タイミング当たりであってもよい。)のモータ目標トルクTM* の変化率、すなわち、トルク指令値変化率ΔTM* を算出し、該トルク指令値変化率ΔTM* が閾値ΔTM* th(例えば、100〔Nm/s〕)より小さいかどうかによって第1の条件が成立しているかどうかを判断する。また、前記異常判定条件成立判断処理手段は、t軸電流itの絶対値が閾値ε(例えば、50〔A〕)より大きいかどうかによって第2の条件が成立したかどうかを判断する。そして、前記異常判定条件成立判断処理手段は、第1、第2の条件がいずれも成立した場合、異常判定条件が成立したと判断し、第1、第2の条件のうちの一方が成立しない場合、異常判定条件が成立しないと判断する。
【0058】
続いて、前記異常判定部65の図示されない繰返条件成立判断処理手段は繰返条件成立判断処理を行い、前記異常判定条件が所定の時間(本実施の形態においては、1秒間)内に、通算で所定の回数(本実施の形態においては、通算で50回)成立したかどうかによって、繰返条件が成立したかどうかを判断する。繰返条件が成立した場合、異常判定部65は異常が発生したと判断し、ドライブ回路51にシャットダウン信号を送り、モータ31のシャットダウンを行う。また、繰返条件が成立しない場合、異常判定部65は異常が発生しないと判断する。
【0059】
このように、モータ31が低回転領域ARLで駆動されている場合においては、1周期が長くなるので、各周期ごとに異常判定条件が繰り返し成立したかどうかを判断するのではなく、所定の時間内に異常判定条件が繰り返し成立したかどうかを判断するようにしている。したがって、異常が発生したかどうかを短時間で判断することができる。
【0060】
一方、モータ31が中・高回転領域ARHで駆動されている場合、前記異常判定条件成立判断処理手段は、低回転領域ARLで駆動されている場合と同様に、単位時間当たり(本実施の形態においては、例えば、1制御タイミング当たりであるが、2以上の制御タイミング当たりであってもよい。)のトルク指令値変化率ΔTM* を算出し、該トルク指令値変化率ΔTM* が閾値ΔTM* th(例えば、100〔Nm/s〕)より小さいかどうかによって第1の条件が成立しているかどうかを判断する。また、前記異常判定条件成立判断処理手段は、t軸電流itの絶対値が閾値ε(例えば、50〔A〕)より大きいかどうかによって第2の条件が成立したかどうかを判断する。そして、前記異常判定条件成立判断処理手段は、第1、第2の条件がいずれも成立した場合、異常判定条件が成立したと判断し、第1、第2の条件のうちの一方が成立しない場合、異常判定条件が成立しないと判断する。
【0061】
続いて、前記繰返条件成立判断処理手段は、繰返条件が成立したかどうかを判断する。そのために、前記繰返条件成立判断処理手段は、異常判定条件が所定の周期(本実施の形態においては、1周期であり、電気角で360〔°〕)内に、連続で所定の回数(本実施の形態においては、図6において点τ1、τ2で表されるように、連続で2回)成立したかどうかによって、異常周期が発生したかどうか、すなわち、第1の条件が成立したかどうかを判断する。次に、第1の条件が成立した場合、前記繰返条件成立判断処理手段は、異常周期が連続して発生した回数、すなわち、連続発生回数Ntを計数し、該連続発生回数Ntが所定の値(本実施の形態においては、4)になったかどうかによって第2の条件が成立したかどうかを判断する。そして、前記繰返条件成立判断処理手段は、第1、第2の条件がいずれも成立した場合、繰返条件が成立したと判断し、第1、第2の条件のうちの一方が成立しない場合、繰返条件が成立しないと判断する。
【0062】
そして、繰返条件が成立した場合、異常判定部65は異常が発生したと判断し、ドライブ回路51にシャットダウン信号を送り、モータ31のシャットダウンを行う。また、繰返条件が成立しない場合、異常判定部65は異常が発生しないと判断する。
【0063】
このように、モータ31が中・高回転領域ARHで駆動されている場合においては、異常判定条件が所定の周期内に、連続で所定の回数成立しない場合には、第1の条件が成立せず、異常が発生したと判断されないので、ノイズによって異常が発生したかどうかの判断に影響が及ぶのを防止することができる。
【0064】
また、連続発生回数Ntが所定の値にならない場合には、第2の条件が成立せず、異常が発生したと判断されないので、ノイズによって異常が発生したかどうかの判断に影響が及ぶのを防止することができる。
【0065】
このように、本実施の形態においては、実際に発生させられたt軸電流itが零にならないことに基づいて、異常が発生したかどうかが判断されるので、短絡によって過電流、過電圧、過熱等の現象が起こった場合に、異常が発生したとを判断することができるだけでなく、過電流、過電圧、過熱等の現象が起こらない場合、例えば、インバータを構成するスイッチング素子が破損したり、ゲート信号線等が断線したりして、前記電動駆動装置に開放による異常が発生した場合においても、異常を発生したと判断することができる。
【0066】
例えば、d軸電流idとd軸電流指令値id* とのd軸電流偏差Δid、及びq軸電流iqとq軸電流指令値iq* とのq軸電流偏差Δiqが大きくなったときに、仮に過電流の現象が起こらず、不規則な回転をしながら、モータ31が駆動され続けてしまっても、t軸電流itを零にすることができなくなるので、異常が発生したと確実に判断することができる。
【0067】
そして、レゾルバ、磁極位置θをディジタル化するためのR/Dコンバータ等の磁極位置取得部に関する装置に異常が発生したかどうかを判断することができる。
【0068】
また、モータ31が低回転領域ARLで駆動されているか、中・高回転領域ARHで駆動されているかによって、異常判定条件が異なるので、異常が発生したかどうかの判断を、モータ31の駆動状態に対応させて適正に行うことができる。さらに、モータ31が低回転領域ARLで駆動されているか、中・高回転領域ARHで駆動されているかによって、繰返条件が異なるので、異常が発生したかどうかの判断を、モータ31の駆動状態に対応させて一層適正に行うことができる。
【0069】
ところで、前記トルク指令値変化率ΔTM* が大きく、例えば、閾値ΔTM* th以上であると、モータ制御装置45による制御が安定するのに時間が掛かり、過渡的にt軸電流itが大きく変動してしまう。本実施の形態においては、トルク指令値変化率ΔTM* が閾値ΔTM* th以上である場合には、前記第1の条件が成立せず、異常判定条件が成立しないので、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを確実に判断することができる。
【0070】
次に、図4のフローチャートについて説明する。
ステップS1 低回転領域ARLで駆動されているかどうかを判断する。低回転領域ARLで駆動されている場合はステップS2に、駆動されていない場合はステップS5に進む。
ステップS2 異常判定条件が成立したかどうかを判断する。異常判定条件が成立した場合はステップS3に進み、成立していない場合は処理を終了する。
ステップS3 1秒間に通算で50回成立したかどうかを判断する。1秒間に通算で50回成立した場合はステップS4に進み、成立していない場合は処理を終了する。
ステップS4 異常が発生したと判断し、シャットダウンを行い、処理を終了する。
ステップS5 異常判定条件が成立したかどうかを判断する。異常判定条件が成立した場合はステップS6に進み、成立していない場合は処理を終了する。
ステップS6 1周期内に2回連続して成立したかどうかを判断する。1周期内に2回連続して成立した場合はステップS7に進み、成立していない場合は処理を終了する。
ステップS7 異常周期が発生したと判断する。
ステップS8 異常周期の連続発生回数Ntを計数する。
ステップS9 連続発生回数Ntが4であるかどうかを判断する。連続発生回数Ntが4である場合はステップS10に進み、4でない場合は処理を終了する。
ステップS10 異常が発生したと判断し、シャットダウンを行い、処理を終了する。
【0071】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0072】
図7は本発明の第2の実施の形態における異常判定部の動作を示すフローチャートである。
【0073】
この場合、異常判定処理手段としての異常判定部65(図1)の図示されないt軸電流積分値算出処理手段は、t軸電流積分値算出処理を行い、t軸電流itの絶対値を積分し、t軸電流積分値Σitを算出する。
【0074】
そして、前記異常判定部65の図示されない速度領域判定処理手段は、速度領域判定処理を行い、電動機械としてのモータ31が低速側の第1の速度領域としての低回転領域で駆動されているか、又は高速側の第2の速度領域としての中・高回転領域で駆動されているかを判断する。この場合、電動機械回転速度としてのモータ回転速度NMが閾値NMth3(本実施の形態においては、100〔rpm〕)以下であるとき、モータ31は低回転領域で駆動されていると判断し、100〔rpm〕より高いとき、モータ31は中・高回転領域で駆動されていると判断する。
【0075】
続いて、異常判定部65の図示されない異常判定条件成立判断処理手段は、異常判定条件成立判断処理を行い、異常判定条件が成立したかどうかを判断する。そのために、前記異常判定条件成立判断処理手段は、モータ31が低回転領域で駆動されている場合、所定の時間(本実施の形態においては、200〔ms〕)内でt軸電流積分値Σitが閾値βより大きいかどうかを判断し、t軸電流積分値Σitが閾値βより大きい場合に異常判定条件が成立したと判断し、t軸電流積分値Σitが閾値β以下である場合、異常判定条件が成立しないと判断する。
【0076】
そして、異常判定条件が成立した場合、異常判定部65は異常が発生したと判断し、ドライブ回路51にシャットダウン信号を送り、モータ31のシャットダウンを行う。また、繰返条件が成立しない場合、異常判定部65は異常が発生しないと判断する。
【0077】
このように、モータ31が低回転領域で駆動されている場合においては、1周期が長くなるので、各周期ごとに異常判定条件が繰り返し成立したかどうかを判断するのではなく、所定の時間内に異常判定条件が成立したかどうかを判断するようにしている。したがって、異常が発生したかどうかを短時間で判断することができる。
【0078】
一方、モータ31が中・高回転領域で駆動されている場合、前記異常判定条件成立判断処理手段は、所定の周期(本実施の形態においては、1周期であり、電気角で360〔°〕)内に、t軸電流積分値Σitが閾値γより大きいどうかを判断し、t軸電流積分値Σitが閾値γより大きい場合に異常周期が発生したか、すなわち、異常判定条件が成立したと判断し、t軸電流積分値Σitが閾値γ以下である場合、異常周期が発生せず、異常判定条件が成立しないと判断する。
【0079】
続いて、前記異常判定部65の図示されない繰返条件成立判断処理手段は、繰返条件成立判断処理を行い、繰返条件が成立したかどうかを判断する。そのために、前記繰返条件成立判断処理手段は、異常周期が連続して発生した回数、すなわち、連続発生回数Ntを計数し、該連続発生回数Ntが所定の値(本実施の形態においては、4)になったかどうかによって繰返条件が成立したと判断し、連続発生回数Ntが所定の値にならない場合、繰返条件が成立しないと判断する。
【0080】
そして、繰返条件が成立した場合、異常判定部65は異常が発生したと判断し、ドライブ回路51にシャットダウン信号を送り、モータ31のシャットダウンを行う。また、繰返条件が成立しない場合、異常判定部65は異常が発生しないと判断する。
【0081】
このように、モータ31が中・高回転領域で駆動されている場合においては、連続発生回数Ntが所定の値にならないと、繰返条件が成立せず、異常が発生したと判断されないので、ノイズによって異常が発生したかどうかの判断に影響が及ぶのを防止することができる。
【0082】
次に、図7のフローチャートについて説明する。
ステップS21 t軸電流itの絶対値を積分する。
ステップS22 モータ回転速度NMが100〔rpm〕以下であるかどうかを判断する。モータ回転速度NMが100〔rpm〕以下である場合はステップS23に、モータ回転速度NMが100〔rpm〕より大きい場合はステップS25に進む。
ステップS23 200〔ms〕間のt軸電流積分値Σitが閾値βより大きいかどうかを判断する。200〔ms〕間のt軸電流積分値Σitが閾値βより大きい場合はステップS24に進み、小さい場合は処理を終了する。
ステップS24 異常が発生したと判断し、シャットダウンを行い、処理を終了する。
ステップS25 1周期内のt軸電流積分値Σitが閾値γより大きいかどうかを判断する。1周期内のt軸電流積分値Σitが閾値γより大きい場合はステップS26に進み、小さい場合は処理を終了する。
ステップS26 異常周期が発生したと判断する。
ステップS27 異常周期の連続発生回数Ntを計数する。
ステップS28 連続発生回数Ntが4であるかどうかを判断する。連続発生回数Ntが4である場合はステップS29に進み、4でない場合は処理を終了する。
ステップS29 異常が発生したと判断し、シャットダウンを行い、処理を終了する。
【0083】
ところで、U相、V相及びW相の矩形波の電圧を発生させてワンパルス制御を行うモータ制御装置においては、前記矩形波の電圧に基づいてゲート信号を発生させ、インバータのスイッチング素子としてのトランジスタを、出力周波数の1周期について1回ずつオン・オフさせるようになっている。この場合、電圧位相をずらすことによって弱め界磁を行うようにしているが、dq座標軸をft座標軸に変換することによって、t軸電流itを算出し、算出されたt軸電流itに基づいて異常が発生したかどうかを判断することができる。
【0084】
次に、モータ制御装置においてワンパルス制御を行う本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0085】
図8は本発明の第3の実施の形態における電動駆動制御装置のブロック図である。
【0086】
この場合、dq−ft変換部23は、第1の座標変換処理を行い、前記弱め界磁軸角度Qftを読み込み、該弱め界磁軸角度Qftに基づいて、d軸及びq軸から成るdq座標軸をf軸及びt軸から成るft座標軸に変換することによって、dq座標軸上のd軸電流指令値Id* 及びq軸電流指令値Iq* をft座標軸上のf軸電流指令値if* 及びt軸電流指令値it* に変換する。このようにして、f軸電流指令値if* 及びt軸電流指令値it* が第2の電流指令値として算出される。そして、前記ft座標軸上において、所定の軸としてのt軸上の前記t軸電流指令値it* は固定された基準値として零にされる。
【0087】
また、dq−ft変換部64は、第3の座標変換処理を行い、d軸電流id、q軸電流iq及び弱め界磁軸角度Qftを読み込み、該弱め界磁軸角度Qftに基づいて、dq座標軸をft座標軸に変換することによって、dq座標軸上のd軸電流id及びq軸電流iqをft座標軸上の実際に流れるf軸電流if及びt軸電流itに変換する。このようにして、f軸電流if及びt軸電流itは所定の座標軸上の所定の軸電流として算出される。
【0088】
そして、電圧位相算出処理手段としての電圧位相算出部81は、電圧位相算出処理を行い、前記t軸電流指令値it* 及びt軸電流itを読み込み、電圧位相δV
δV=G(s)・(it* −t軸電流it)
を算出し、電圧位相δVを波形発生処理手段としてのワンパルス波形電圧演算部82に送る。なお、sは微分演算子、G(s)は比例積分制御等における制御ゲインを表す。
【0089】
ところで、前記ワンパルス波形電圧演算部82は、波形発生処理を行い、前記電圧位相δV、磁極位置θ及びインバータ40(図2)の入力側の電圧Vdcを読み込み、U相、V相及びW相の矩形波の電圧を発生させ、該電圧をドライブ回路51にU相、V相及びW相のワンパルス波形電圧Vu、Vv、Vwとして送るようになっている。そのために、前記ワンパルス波形電圧演算部82は、第1段階として、U相、V相及びW相の電圧正弦波Vuo、Vvo、Vwo
Vuo=cos(θ+δV)
Vvo=cos(θ+δV−2π/3)
Vwo=cos(θ+δV−4π/3)
を発生させ、第2段階として、電圧正弦波Vuo、Vvo、Vwoに基づいてワンパルス波形電圧Vu、Vv、Vwを発生させる。
【0090】
すなわち、電圧正弦波Vuoが
Vuo>0
であるとき、ワンパルス波形電圧Vuを
Vu=+Vdc/2
とし、電圧正弦波Vuoが
Vuo≦0
であるとき、ワンパルス波形電圧Vuを
Vu=−Vdc/2
とし、電圧正弦波Vvoが
Vvo>0
であるとき、ワンパルス波形電圧Vvを
Vv=+Vdc/2
とし、電圧正弦波Vvoが
Vvo≦0
であるとき、ワンパルス波形電圧Vvを
Vv=−Vdc/2
とし、電圧正弦波Vwoが
Vwo>0
であるとき、ワンパルス波形電圧Vwを
Vw=+Vdc/2
とし、電圧正弦波Vwoが
Vwo≦0
であるとき、ワンパルス波形電圧Vwを
Vw=−Vdc/2
とする。
【0091】
そして、異常判定処理手段としての異常判定部65が配設され、該異常判定部65によって、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断するようにしている。そのために、異常判定部65は、第1の実施の形態と同様に、前記t軸電流it、モータ目標トルクTM* 及びモータ回転速度NMを読み込み、t軸電流it及びモータ回転速度NMに基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断し、異常が発生したと判断した場合、インバータ40に送る駆動信号を停止させ、モータ31のシャットダウンを行う。
【0092】
また、前記異常判定部65は、第2の実施の形態と同様に、t軸電流積分値Σitに基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断することもできる。
【0093】
このように、各相の矩形波の電圧を発生させるワンパルス制御を行うモータ制御装置45においても、t軸電流itに基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断することができるので、パルス幅変調信号による制御とワンパルス制御とを切り換えてモータ31を駆動する場合でも、t軸電流itに基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断することができる。
【0094】
前記各実施の形態においては、電動機械としてモータを使用した電動駆動装置の制御を行うようにしているが、電動機械として発電機を使用した電動駆動装置の制御を行う場合にも本発明を適用することができる。
【0095】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0096】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、電動駆動制御装置においては、電動機械と、該電動機械に供給される電流を検出する電流検出部と、検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換する変換処理手段と、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段とを有する。
【0097】
この場合、検出された電流が、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換され、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかが判断されるので、電動駆動装置に異常が発生したかどうかを少ない計算量で判断することができる。
【0098】
したがって、電動機械制御装置に加わる負荷を小さくすることができる。
【0099】
また、各相の矩形波の電圧を発生させるワンパルス制御を行う電動機械制御装置においても、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかが判断されるので、パルス幅変調信号による制御とワンパルス制御とを切り換えて電動機械を駆動する場合でも、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断することができる。
【0100】
本発明の他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記電動機械が第1の速度領域で駆動されているか、第1の速度領域より高い第2の速度領域で駆動されているかを判断する速度領域判定処理手段を有する。
【0101】
そして、第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、前記異常判定条件は異なる。
【0102】
この場合、電動機械が第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、異常判定条件が異なるので、異常が発生したかどうかの判断を、電動機械の駆動状態に対応させて適正に行うことができる。
【0103】
本発明の更に他の電動駆動制御装置においては、さらに、前記電動機械が第1の速度領域で駆動されているか、第1の速度領域より高い第2の速度領域で駆動されているかを判断する速度領域判定処理手段を有する。
【0104】
そして、第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、前記繰返条件は異なる。
【0105】
この場合、電動機械が第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、繰返条件が異なるので、異常が発生したかどうかの判断を、電動機械の駆動状態に対応させて一層適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置の要部を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における異常判定部の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態における速度領域ヒステリシスを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における異常判定部の動作を示す電流波形図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における異常判定部の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態における電動駆動制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
21 dq−UV変換部
23、64 dq−ft変換部
25 ft−dq変換部
31 モータ
33、34 電流センサ
61 UV−dq変換部
65 異常判定部
91 変換処理手段

Claims (10)

  1. 電動機械と、該電動機械に供給される電流を検出する電流検出部と、検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換する変換処理手段と、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段とを有することを特徴とする電動駆動制御装置。
  2. 前記電動機械は、各相の矩形波の電圧を発生させるワンパルス制御を行うことによって駆動される請求項1に記載の電動駆動制御装置。
  3. 前記変換処理手段は、各相の電流を、前記電動機械のロータの磁極対の方向に対応するd軸、及び該d軸に対して直角の方向に対応するq軸から成るdq座標軸上のd軸電流及びq軸電流に変換する相変換処理手段、並びにdq座標軸上のd軸電流及びq軸電流を、弱め界磁軸角度に対応するf軸、及び該f軸に対して直角の方向に対応するt軸から成るft座標軸上のf軸電流及びt軸電流に変換する座標変換処理手段を備える請求項1又は2に記載の電動駆動制御装置。
  4. 前記所定の軸電流はt軸電流であり、該t軸電流の電流指令値は零にされ、t軸電流は零になるように制御される請求項1に記載の電動駆動制御装置。
  5. 前記異常判定処理手段は、前記所定の軸上において所定の軸電流についての異常判定条件が成立したときに、電動駆動装置に異常が発生したと判断する請求項1に記載の電動駆動制御装置。
  6. 前記異常判定処理手段は、前記異常判定条件が成立したことの繰返しについての繰返条件が成立したときに、異常が発生したと判断する請求項5に記載の電動駆動制御装置。
  7. 前記電動機械が第1の速度領域で駆動されているか、第1の速度領域より高い第2の速度領域で駆動されているかを判断する速度領域判定処理手段を有するとともに、第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、前記異常判定条件は異なる請求項5に記載の電動駆動制御装置。
  8. 前記電動機械が第1の速度領域で駆動されているか、第1の速度領域より高い第2の速度領域で駆動されているかを判断する速度領域判定処理手段を有するとともに、第1の速度領域で駆動されているときと、第2の速度領域で駆動されているときとで、前記繰返条件は異なる請求項6に記載の電動駆動制御装置。
  9. 電動機械に供給される電流を検出し、検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換し、前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断することを特徴とする電動駆動制御方法。
  10. コンピュータを、電流検出部によって検出された電流を、所定の軸の電流指令値が固定された基準値にされる所定の座標軸上の所定の軸電流に変換する変換処理手段、及び前記所定の軸の軸電流に基づいて電動駆動装置に異常が発生したかどうかを判断する異常判定処理手段として機能させることを特徴とする電動駆動制御方法のプログラム。
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