JP2003250299A - 駆動用電源装置及びフェール判定方法 - Google Patents

駆動用電源装置及びフェール判定方法

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JP2003250299A
JP2003250299A JP2002046754A JP2002046754A JP2003250299A JP 2003250299 A JP2003250299 A JP 2003250299A JP 2002046754 A JP2002046754 A JP 2002046754A JP 2002046754 A JP2002046754 A JP 2002046754A JP 2003250299 A JP2003250299 A JP 2003250299A
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driving
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源回路部に異常が発生したことを確実に判定
することができ、電源回路部のコストを低くすることが
できるようにする。 【解決手段】トランス27の一次側においてスイッチン
グ素子をスイッチングさせるスイッチング制御回路29
と、トランス27の二次側においてスイッチング素子の
スイッチングに伴って所定の駆動電圧を発生させる駆動
電圧発生部と、駆動電圧発生部において駆動電圧が発生
させられるのに伴ってフィードバック電圧を発生させ、
フィードバック電圧をスイッチング制御回路29に供給
するフィードバック回路35と、所定の端子の電圧が変
動したときに、フィードバック電圧を変化させる異常検
出部とを有する。IGショートが発生したときに、駆動
電圧を変化させることができるので、端子の電圧に関係
なく、電源回路部21に異常が発生したかどうかを確実
に判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動用電源装置及
びフェール判定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動車両、例えば、電気自動車
は、駆動装置を備え、該駆動装置において、駆動モータ
を駆動することによって発生させられた回転を駆動輪に
伝達し、電気自動車を走行させるようにしている。ま
た、例えば、ハイブリッド型車両の駆動装置において
は、前記駆動モータのほかにエンジン及び発電機が配設
され、前記エンジンを駆動することによって発電機によ
る発電を行い、発電によって発生させられた電力をバッ
テリに蓄えることができるようになっている。
【0003】例えば、前記駆動モータは、回転自在に配
設され、磁極対を備えたロータ、及び該ロータより径方
向外方に配設され、U相、V相及びW相のコイルを備え
たステータを有する。そして、前記コイルにU相、V相
及びW相の電流を供給することによって、前記駆動モー
タを駆動し、駆動モータのトルク、すなわち、駆動モー
タトルクを発生させることができる。
【0004】そのために、前記バッテリとインバータと
が接続され、バッテリから直流の電流がインバータに供
給され、駆動モータ制御装置によって発生させられたパ
ルス幅変調信号に基づいて、前記インバータを構成する
複数のトランジスタが所定のパターンでオン・オフさせ
られ、前記各相の電流が発生させられる。そして、前記
各トランジスタをオン・オフさせるのに必要な電圧を発
生させるために、駆動用電源装置が配設され、該駆動用
電源装置において、電源回路部と前記インバータとが接
続され、前記電源回路部において発生させられたU相、
V相及びW相の電圧がインバータに供給される。
【0005】図2は駆動用電源装置を示す図である。
【0006】図において、21は電源回路部、22は図
示されない駆動モータを駆動するための図示されないイ
ンバータ及び図示されないドライブ回路を構成するIP
M(インテリジェントパワーモジュール)、23は前記
駆動モータを制御する駆動モータ制御装置であり、前記
電源回路部21にコネクタC1、C2が、IPM22に
コネクタC3、C4が、駆動モータ制御装置23にコネ
クタC5、C6がそれぞれ配設される。
【0007】前記コネクタC1は、前記インバータを駆
動するのに必要な電圧を出力するための図示されない出
力端子及び各相の図示されない接地端子を備え、コネク
タC2は、駆動モータ制御装置23から供給されたイグ
ニッション(IG)電圧を受けるための図示されない入
力端子、Ready(レディ)信号を出力するための図
示されない出力端子、及び電源回路部21を接地させる
ための図示されない接地端子を備える。
【0008】また、コネクタC3は、前記電源回路部2
1から供給された電圧を受けるための図示されない入力
端子を備え、コネクタC4は、駆動モータ制御装置23
から供給されたイグニッション電圧、及び各トランジス
タをスイッチングするためのパルス幅変調信号を受ける
ための図示されない入力端子、Ready信号を出力す
るための図示されない出力端子、並びにIPM22を接
地させるための図示されない接地端子を備える。
【0009】そして、コネクタC5は、電源回路部21
から送られたReady信号を受けるための図示されな
い入力端子を備え、コネクタC6は、IPM22から送
られたReady信号を受けるための図示されない入力
端子、前記パルス幅変調信号を出力するための図示され
ない出力端子、及び駆動モータ制御装置23を接地させ
るための図示されない接地端子を備える。
【0010】前記Ready信号は、電源回路部21、
IPM22等が正常に動作していること、及び電源回路
部21から受けたインバータを駆動するのに必要な電圧
が過剰に高かったり、過剰に低かったりしていないこと
を表す信号であり、Ready信号のロジック(レベ
ル)を調べるだけで、電源回路部21、IPM22等が
正常に動作していないかどうか、すなわち、電源回路部
21、IPM22等に異常が発生したかどうかを判断す
ることができる。そして、電源回路部21、IPM22
等において発生しやすい異常がグラウンドへのショート
であることから、グラウンドへのショートが発生したと
きの異常を検出することができるように、正常時におけ
るReady信号のロジックがハイレベルにされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の駆動用電源装置においては、コネクタC2に配設さ
れたイグニッション電圧を受けるための入力端子と、R
eady信号を出力するための出力端子との短絡(以下
「IGショート」という。)が発生すると、Ready
信号のロジックがハイレベルになるので、電源回路部2
1に異常が発生しても、該異常を検出することができな
くなってしまう。
【0012】そこで、IGショートが発生したかどうか
をの判定を行うために、IGショート検出回路等の異常
検出回路を別に配設する必要が生じるので、駆動用電源
装置が複雑になってしまうだけでなく、駆動用電源装置
のコストが高くなってしまう。
【0013】本発明は、前記従来の駆動用電源装置の問
題点を解決して、電源回路部に異常が発生したことを確
実に判定することができ、コストを低くすることができ
る駆動用電源装置及びフェール判定方法を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の駆
動用電源装置においては、トランスの一次側においてス
イッチング素子をスイッチングさせるスイッチング制御
回路と、トランスの二次側において前記スイッチング素
子のスイッチングに伴って所定の駆動電圧を発生させる
駆動電圧発生部と、該駆動電圧発生部において駆動電圧
が発生させられるのに伴ってフィードバック電圧を発生
させ、該フィードバック電圧を前記スイッチング制御回
路に供給するフィードバック回路と、所定の端子の電圧
が変動したときに、前記フィードバック電圧を変化させ
る異常検出部とを有する。
【0015】本発明の他の駆動用電源装置においては、
さらに、前記所定の端子は、電源回路部が正常に動作し
ていることを表す正常動作信号を出力する出力端子であ
る。
【0016】本発明の更に他の駆動用電源装置において
は、さらに、前記異常検出部は、前記正常動作信号より
電圧レベルが高い信号による信号ショートが発生したと
きに、前記フィードバック電圧を高くする。
【0017】本発明の更に他の駆動用電源装置において
は、さらに、前記フィードバック電圧の変化に伴って駆
動電圧が変化したときに、フェール信号を発生させるフ
ェール信号発生部を有する。
【0018】本発明の更に他の駆動用電源装置において
は、さらに、前記駆動電圧は、電動機械を駆動するため
のIPMに供給される。
【0019】本発明の更に他の駆動用電源装置において
は、さらに、前記駆動電圧は、電動機械を駆動するため
のIPMに供給される。そして、前記フェール信号発生
部は、前記IPMに配設される。
【0020】本発明の更に他の駆動用電源装置において
は、さらに、前記フェール信号が発生させられたとき
に、電動機械を駆動するためのIPMへの電源電圧の供
給を停止させる電源電圧供給停止処理手段を有する。
【0021】本発明のフェール判定方法においては、ト
ランスの一次側においてスイッチング素子をスイッチン
グさせ、トランスの二次側において前記スイッチング素
子のスイッチングに伴って所定の駆動電圧を発生させ、
該駆動電圧が発生させられるのに伴ってフィードバック
電圧を発生させ、該フィードバック電圧をスイッチング
制御回路に供給する。そして、所定の端子の電圧が変動
したときに、前記フィードバック電圧を変化させる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図3は本発明の実施の形態における電動車
両駆動制御装置の制御回路図である。
【0024】図において、22はIPM、23は各種の
プログラム、データ等に従ってコンピュータとして機能
する駆動モータ制御装置、31は電動機械としてのDC
ブラシレス駆動モータ等の駆動モータであり、前記IP
M22はインバータ40及びドライブ回路51を備え
る。前記駆動モータ31は、回転自在に配設された図示
されないロータ、及び該ロータより径方向外方に配設さ
れた図示されないステータを備える。
【0025】前記ロータは、前記駆動モータ31の図示
されないシャフトに取り付けられたロータコア、及び該
ロータコアの円周方向における複数箇所に配設された永
久磁石を備える。本実施の形態においては、前記ロータ
コアの円周方向における12箇所にN極及びS極を交互
に外周面に向けて永久磁石が配設され、6個の磁極対が
形成される。また、前記ステータは、図示されないステ
ータコア、及び該ステータコアに巻装されたU相、V相
及びW相のステータコイル11〜13を備え、前記ステ
ータコアの円周方向における複数箇所には、径方向内方
に向けて突出させてティースが形成される。
【0026】前記駆動モータ31を駆動して、電気自動
車、ハイブリッド型車両等の電動車両を走行させるため
に、直流電源としてのバッテリ14、該バッテリ14か
ら直流の電流が供給され、該直流の電流を交流の電流に
変換してU相、V相及びW相の電流Iu、Iv、Iwを
発生させる前記インバータ40、及び前記駆動モータ制
御装置23からパルス幅変調信号を受けて駆動信号を発
生させ、該駆動信号をインバータ40に送る前記ドライ
ブ回路51が配設される。そして、インバータ40によ
って発生させられた電流Iu、Iv、Iwは各ステータ
コイル11〜13に供給される。
【0027】そのために、前記インバータ40は、6個
のスイッチング素子としてのトランジスタTr1〜Tr
6を備え、各トランジスタTr1〜Tr6がスイッチン
グさせられ、選択的にオン・オフさせられることによっ
て、前記電流Iu、Iv、Iwが発生させられる。な
お、IPM22とバッテリ14との間に平滑用のコンデ
ンサ17が配設され、該コンデンサ17には、静電容量
に対応する電荷が蓄積される。
【0028】また、前記駆動モータ31のシャフトに磁
極位置検出部としてのレゾルバ43が取り付けられ、該
レゾルバ43によって、ロータの磁極位置θが検出され
る。なお、本実施の形態においては、前記磁極位置検出
部としてレゾルバ43が使用されるようになっている
が、該レゾルバ43に代えて図示されないホール素子及
び磁極位置検出回路を使用することもできる。その場
合、該ホール素子は、前記ロータの回動に伴って、所定
の角度ごとに位置検出信号を発生させ、前記磁極位置検
出回路は、前記位置検出信号を受けると、位置検出信号
の信号レベルの組合せに基づいて磁極位置θを検出す
る。
【0029】ところで、前記ステータコイル11〜13
はスター結線されているので、各相のうちの二つの相の
電流の値が決まると、残りの一つの相の電流の値も決ま
る。したがって、電流Iu、Iv、Iwを制御するため
に、例えば、ステータコイル11、12のリード線にU
相及びV相の電流Iu、Ivを検出する電流検出手段と
しての電流センサ33、34が配設され、該電流センサ
33、34は、検出した電流Iu、Ivを駆動モータ制
御装置23に送る。
【0030】そして、該駆動モータ制御装置23はCP
U24、RAM25、ROM26等から成り、CPU2
4の図示されない駆動モータ回転速度算出処理手段は、
駆動モータ回転速度算出処理を行い、前記磁極位置θに
基づいて駆動モータ31の回転速度、すなわち、駆動モ
ータ回転速度NMを算出する。また、前記CPU24の
図示されない車速検出処理手段は、車速検出処理を行
い、前記駆動モータ回転速度NMに対応する車速Vを検
出し、検出された車速Vを、電動車両の全体の制御を行
う図示されない車両制御装置に送る。
【0031】該車両制御装置の指令値発生部は、前記車
速V、及び図示されないアクセルセンサによって検出さ
れたアクセル開度αに基づいて電動車両を走行させるの
に必要な車両要求トルクを算出し、該車両要求トルクに
対応させて駆動モータトルクTMの目標値を表す駆動モ
ータ目標トルクTM* を発生させ、該駆動モータ目標ト
ルクTM* を前記駆動モータ制御装置23に送る。
【0032】前記CPU24の図示されない駆動モータ
制御処理手段は、駆動モータ制御処理を行い、前記駆動
モータ目標トルクTM* を読み込むと、前記ROM26
に記録された図示されない電流指令値マップを参照し、
ベクトル表示された電流指令値isのd軸成分を表すd
軸電流指令値ids、及びq軸成分を表すq軸電流指令
値iqsを決定するとともに、前記電流Iu、Ivを読
み込み、前記d軸電流指令値ids及びq軸電流指令値
iqs並びに電流Iu、Ivに基づいて、U相、V相及
びW相の電圧指令値Vu* 、Vv* 、Vw* を算出し、
該電圧指令値Vu* 、Vv* 、Vw* に基づいて所定の
パルス幅を有するU相、V相及びW相のパルス幅変調信
号SU、SV、SWを発生させ、該パルス幅変調信号S
U、SV、SWに対してデッドタイム補償の処理を施し
てパルス幅変調信号SU、SV、SW、SX、SY、S
Zを発生させ、該パルス幅変調信号SU、SV、SW、
SX、SY、SZをIPM22に送る。なお、パルス幅
変調信号SU、SV、SWは、トランジスタTr1、T
r3、Tr5に対応させて、パルス幅変調信号SX、S
Y、SZは、トランジスタTr2、Tr4、Tr6に対
応させて発生させられる。
【0033】前記ドライブ回路51は、前記パルス幅変
調信号SU、SV、SW、SX、SY、SZが送られる
と、トランジスタTr1〜Tr6を駆動するために6個
の駆動信号をそれぞれ発生させ、該駆動信号をインバー
タ40に送る。該インバータ40は、前記駆動信号がオ
ンの間だけトランジスタTr1〜Tr6をオンにして電
流Iu 、Iv 、IW を発生させ、該電流Iu 、I
、IW を前記各ステータコイル11〜13に供給す
る。このように、駆動モータ31を駆動することによっ
て電動車両を走行させることができる。
【0034】なお、前記駆動モータ制御装置23におい
ては、ロータの磁極対の方向にd軸を、該d軸と直角の
方向にq軸をそれぞれ採ったd−q軸モデル上でベクト
ル制御演算によるフィードバック制御が行われるように
なっている。
【0035】そのために、前記CPU24内において、
前記電流センサ33、34によって検出された電流I
u、Iv、及びレゾルバ43によって検出された磁極位
置θに基づいて三相/二相変換が行われ、電流Iu、I
vがd軸電流id及びq軸電流iqに変換される。そし
て、d軸電流idと前記d軸電流指令値idsとのd軸
電流偏差Δidが算出され、q軸電流iqと前記q軸電
流指令値iqsとのq軸電流偏差Δiqが算出され、d
軸電流偏差Δid及びq軸電流偏差Δiqが零(0)に
なるように、2軸上のインバータ出力としてのd軸電圧
指令値Vd* 及びq軸電圧指令値Vq* が発生させられ
る。
【0036】続いて、該d軸電圧指令値Vd* 、q軸電
圧指令値Vq* 及び磁極位置θに基づいて二相/三相変
換が行われ、d軸電圧指令値Vd* 及びq軸電圧指令値
Vq * がU相、V相及びW相の電圧指令値Vu* 、Vv
* 、Vw* に変換され、電圧指令値Vu *、Vv *、V
* 、及び図示されない直流電圧検出器によって検出さ
れたバッテリ14の電圧、すなわち、バッテリ電圧VB
に基づいて各相のパルス幅変調信号SU、SV、SW、
SX、SY、SZが発生させられる。
【0037】ところで、前記トランジスタTr1、Tr
3、Tr5を所定のパルス幅だけオンにするに当たり、
トランジスタTr1、Tr3、Tr5の駆動信号は+1
5〔V〕にされるが、その間、トランジスタTr2、T
r4、Tr6をオフにするために、トランジスタTr
2、Tr4、Tr6の駆動信号は0〔V〕にされる。同
様に、前記トランジスタTr2、Tr4、Tr6を所定
のパルス幅だけオンにするに当たり、トランジスタTr
2、Tr4、Tr6の駆動信号は+15〔V〕にされる
が、その間、トランジスタTr1、Tr3、Tr5をオ
フにするために、トランジスタTr1、Tr3、Tr5
の駆動信号は0〔V〕にされる。
【0038】そこで、前記各駆動信号を+15〔V〕又
は0〔V〕にするために、電源回路部21(図2参照)
が配設され、該電源回路部21において所定の駆動電圧
としてのU相、V相、W相、X相、Y相及びZ相の+1
5〔V〕の電圧が発生させられ、該各相の+15〔V〕
の電圧がIPM22に対して出力されるようになってい
る。なお、トランジスタTr1〜Tr6をオフにするた
めに、U相、V相、W相、X相、Y相及びZ相の+15
〔V〕の電圧は、前記IPM22内において0〔V〕に
変換される。
【0039】なお、本実施の形態においては、IPM2
2が使用され、該IPM22内にインバータ40及びド
ライブ回路51を備えるので、ドライブ回路51と各ト
ランジスタTr1〜Tr6との距離が短い。したがっ
て、各駆動信号を0〔V〕にするだけで各トランジスタ
Tr1〜Tr6を確実にオフにすることができる。これ
に対して、IPM22が使用されない場合、インバータ
とドライブ回路とは独立に配設され、配線されるので、
ドライブ回路と各トランジスタとの距離が長くなる。そ
こで、IPM22が使用されない場合には、各トランジ
スタTr1〜Tr6を確実にオフにするために、各駆動
信号は−15〔V〕にされる。
【0040】また、前記電源回路部21、IPM22、
駆動モータ制御装置23によって駆動用電源装置が構成
される。
【0041】次に、電源回路部21について説明する。
【0042】図1は本発明の実施の形態における電源回
路部の要部を示す図、図4は本発明の実施の形態におけ
る電源回路部の詳細図である。
【0043】図において、21は電源回路部であり、該
電源回路部21にコネクタC1、C2が配設される。該
コネクタC1は、U相、V相、W相、X相、Y相及びZ
相の+15〔V〕の電圧を出力するための出力端子t1
〜t6、及び各相の接地(GND)端子t7〜t12を
備え、コネクタC2は、駆動モータ制御装置23から供
給された補機用の電源電圧であるバッテリの電圧を、図
示されないイグニッションスイッチを介して、イグニッ
ション(IG)電圧として受けるための入力端子t1
3、電源回路部21が正常に動作していることを表す、
正常動作信号としてのReady(レディ)信号を出力
するための出力端子t14、及び電源回路部21を接地
させるための接地端子t15を備える。なお、前記イグ
ニッション電圧は正常なReady信号より電圧レベル
が高い信号を表す。
【0044】また、前記電源回路部21は、前記イグニ
ッション電圧に基づいて、+15〔V〕の電圧を発生さ
せるためのトランス27、該トランス27の一次側にお
いて、電流を断続し、所定の一次電流を発生させるスイ
ッチング素子としてのFET28、スイッチング信号と
してのデューティ信号SDを発生させ、該デューティ信
号SDをFET28に送り、FET28をスイッチング
させるスイッチング制御回路29、前記トランス27の
二次側において、前記FET28のスイッチングに伴っ
て、各相の+15〔V〕の電圧を発生させるU相電源回
路44、V相電源回路45、W相電源回路46、X相電
源回路47、Y相電源回路48及びZ相電源回路49、
二次側において各相の+15〔V〕の電圧が発生させら
れるに伴って、該電圧をフィードバックするために一次
側に配設されたフィードバック回路35、並びにRea
dy信号を発生させるReady出力インタフェース
(I/F)回路36を有し、前記フィードバック回路3
5とReady出力インタフェース回路36とは電源V
ccを介して接続される。前記U相電源回路44、V相
電源回路45、W相電源回路46、X相電源回路47、
Y相電源回路48及びZ相電源回路49によって駆動電
圧発生部が構成される。
【0045】なお、前記U相電源回路44に出力端子t
1及び接地端子t7が、V相電源回路45に出力端子t
2及び接地端子t8が、W相電源回路46に出力端子t
3及び接地端子t9が、X相電源回路47に出力端子t
4及び接地端子t10が、Y相電源回路48に出力端子
t5及び接地端子t11が、Z相電源回路49に出力端
子t6及び接地端子t12がそれぞれ接続される。ま
た、前記Ready出力インタフェース回路36に出力
端子t14が接続され、該出力端子t14を介してRe
ady信号が駆動モータ制御装置23に対して出力され
る。そして、該駆動モータ制御装置23にコネクタC5
が配設され、該コネクタC5は、電源回路部21から送
られたReady信号を受けるために、入力端子t21
を備える。なお、該入力端子t21において断線が発生
したときに、入力端子t21より内側のロジックをロー
レベルにするために、前記入力端子t21にプルダウン
用の抵抗R5が接続される。
【0046】前記フィードバック回路35は、+5
〔V〕の制御用の電圧を供給する電源Vccとグラウン
ドとの間に接続されたコンデンサC、該コンデンサCと
並列に、かつ、互いに直列に接続されたダイオードD
1、フィードバック用の電圧発生部としての一次側巻線
m、及び前記コンデンサCと並列に、かつ、互いに直列
に接続された分圧用の抵抗R1、R2を備え、該抵抗R
1、R2間にスイッチング制御回路29が接続される。
なお、前記抵抗R1、R2によって分圧部39が構成さ
れる。
【0047】そして、前記U相、V相、W相、X相、Y
相及びZ相の+15〔V〕の電圧が発生されるのに伴っ
て、前記一次側巻線mによって前記+5〔V〕の制御用
の電圧が発生させられ、前記電源Vccに供給される。
また、前記制御用の電圧は、一次のフィードバック用の
電圧、すなわち、一次フィードバック電圧としてスイッ
チング制御回路29に供給される。なお、スイッチング
制御回路29の設計上、制御用の電圧は前記分圧部39
によって分圧され、+2〔V〕の電圧が二次のフィード
バック用の電圧、すなわち、二次フィードバック電圧と
してスイッチング制御回路29に供給される。
【0048】そして、前記トランス27の二次側におい
て、+15〔V〕より高い電圧が発生させられると、前
記一次側巻線mにおいて+5〔V〕より高い一次フィー
ドバック電圧が発生させられ、該一次フィードバック電
圧が分圧部39によって分圧され、+2〔V〕より高い
二次フィードバック電圧がスイッチング制御回路29に
供給される。該スイッチング制御回路29は、+2
〔V〕より高い二次フィードバック電圧が供給される
と、デューティ信号SDのデューティを小さくし、トラ
ンス27の二次側において発生させられる電圧を低くす
る。
【0049】また、前記トランス27の二次側におい
て、+15〔V〕より低い電圧が発生させられると、前
記一次側巻線mにおいて+5〔V〕より低い一次フィー
ドバック電圧が発生させられ、該一次フィードバック電
圧が分圧部39によって分圧され、+2〔V〕より低い
二次フィードバック電圧がスイッチング制御回路29に
供給される。該スイッチング制御回路29は、+2
〔V〕より低い二次フィードバック電圧が供給される
と、デューティ信号SDのデューティを大きくし、トラ
ンス27の二次側において発生させられる電圧を高くす
る。このようにして、トランス27の二次側において発
生させられる電圧を+15〔V〕に維持することができ
る。
【0050】そして、前記Ready出力インタフェー
ス回路36は、Ready信号を発生させるためのRe
ady信号発生部としてのトランジスタTr11、該ト
ランジスタTr11のコレクタと前記出力端子t14と
の間に接続され、出力端子t14における電圧を所定の
値だけ降下させる抵抗R3、及び前記トランジスタTr
11のコレクタと抵抗R3との間に接続され、イグニッ
ション電圧による信号ショートとしてのIGショートが
発生して、所定の端子、例えば、出力端子t14の電圧
が変動したときに、出力端子t14から抵抗R3を介し
て流れる電流を電源Vccに供給し、前記一次フィード
バック電圧を変化させる異常検出部としてのダイオード
D2を備える。なお、前記トランジスタTr11のエミ
ッタに電源Vccが接続され、トランジスタTr11の
ベースに抵抗R4を介して図示されないReady信号
発生処理手段が接続される。
【0051】続いて、前記電源回路部21の動作につい
て説明する。
【0052】図5は本発明の実施の形態における電源回
路部の動作を示すフローチャートである。
【0053】まず、運転者、すなわち、操作者が前記イ
グニッションスイッチをオンにすると、駆動モータ制御
装置23(図1)から電源回路部21にイグニッション
電圧が入力端子t21を介して供給される。そして、イ
グニッション電圧の供給に伴って電源回路部21が正常
に動作すると、前記Ready信号発生処理手段は、R
eady信号発生処理を行い、トランジスタTr11の
ベースに送られるReady信号発生信号をローレベル
にする。その結果、電源Vccからの電流がトランジス
タTr11を介して流れ、抵抗R3によってわずかに電
圧が低下させられ、約+5〔V〕の標準電圧のRead
y信号が発生させられる。該Ready信号は出力端子
t14から駆動モータ制御装置23に対して出力され
る。
【0054】そして、前記入力端子t13(図4)と出
力端子t14とが短絡してIGショートが発生すると、
出力端子t14の電圧が、Ready信号の標準電圧よ
り高くなり、出力端子t14から抵抗R3及びダイオー
ドD2を介して電源Vccに電流が流れ、電源Vccに
印加される電圧Vabが、正常時における値Vnrであ
る+5〔V〕より高くなる。すなわち、前記ダイオード
D2は、IGショートが発生した時に、フィードバック
電圧を高くする。その結果、前記一次フィードバック電
圧が+5〔V〕より高くなり、二次フィードバック電圧
が+2〔V〕より高くなるので、スイッチング制御回路
29は、デューティ信号SD(図4)のデューティを小
さくし、トランス27の二次側において発生させられる
電圧を低くする。
【0055】なお、前記一次フィードバック電圧が高く
なったときの値は、内部の回路定数によって異なる。ま
た、前記IGショートの発生に伴って電源Vccに印加
される電圧Vabが、正常時における値Vnrより高く
なるように、値Vnr、イグニッション電圧の最小値等
が設定される。すなわち、イグニッション電圧の最小値
をVigとし、ダイオードD2を電流が流れたときの電
圧降下をVdとすると、 Vnr<Vig−Vd にされる。
【0056】そして、IGショートが発生した場合、前
記一次フィードバック電圧は、約+5〔V〕より高いま
まであるので、前記デューティ信号SDのデューティは
時間の経過と共に小さくされ、いずれ、零になる。ま
た、二次側において発生させられる電圧も、前記デュー
ティが小さくなるのに伴って、低下する。その結果、出
力端子t1〜t6から駆動モータ制御装置23に対して
出力される電圧が+15〔V〕より低くなる。
【0057】そして、前記IPM22(図3)の図示さ
れないフェール信号発生部は、電源回路部21から供給
された電圧が閾(しきい)値より低くなると、フェール
信号を発生させ、該フェール信号を駆動モータ制御装置
23に送る。駆動モータ制御装置23がフェール信号を
受けると、前記CPU24の図示されない電源電圧供給
停止処理手段は、電源電圧供給停止処理を行い、IPM
用電源フェールが発生した旨のフェール判定を行い、電
源回路部21及びIPM22へのイグニッション電圧の
供給を停止させる。
【0058】本実施の形態においては、前記IPM22
に前記フェール信号発生部が配設されるようになってい
るが、該フェール信号発生部を電源回路部21に配設す
ることもできる。その場合、フェール信号発生部は、ス
イッチング制御回路29からデューティを読み込み、該
デューティが閾値より低くなると、フェール信号を発生
させ、該フェール信号を駆動モータ制御装置23に送
る。
【0059】このように、IGショートが発生し、Re
ady信号のロジックがハイレベルになると、フィード
バック回路35における二次フィードバック電圧が高く
なり、デューティ信号SDのデューティが小さくされ、
駆動モータ制御装置23に対して出力される電圧が+1
5〔V〕より低くされる。その結果、フェール信号が発
生させられるとともに、IPM用電源フェールが発生し
た旨のフェール判定が行われる。
【0060】したがって、Ready信号のロジックが
ハイレベルになっても、出力端子t14の電圧に関係な
く、IGショートが発生したかどうか、及び電源回路部
21に異常が発生したかどうかを確実に判定することが
できる。また、IGショート検出回路を別に配設する必
要がないので、駆動用電源装置を簡素化することができ
るだけでなく、駆動用電源装置のコストを低くすること
ができる。
【0061】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 IGショートが発生する。 ステップS2 二次フィードバック電圧が高くなる。 ステップS3 スイッチング制御回路29はデューティ
信号SDのデューティを小さくする。 ステップS4 デューティが小さくなるのに伴い二次側
の電圧が低下する。 ステップS5 二次側の電圧の低下に伴い、IPM22
はフェール信号を発生させる。 ステップS6 フェール信号を受けてIPM用電源フェ
ールと判断し、イグニッション電圧の供給を停止し、処
理を終了する。
【0062】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、駆動用電源装置においては、トランスの一次側に
おいてスイッチング素子をスイッチングさせるスイッチ
ング制御回路と、トランスの二次側において前記スイッ
チング素子のスイッチングに伴って所定の駆動電圧を発
生させる駆動電圧発生部と、該駆動電圧発生部において
駆動電圧が発生させられるのに伴ってフィードバック電
圧を発生させ、該フィードバック電圧を前記スイッチン
グ制御回路に供給するフィードバック回路と、所定の端
子の電圧が変動したときに、前記フィードバック電圧を
変化させる異常検出部とを有する。
【0064】この場合、例えば、IGショートが発生し
たときのように、所定の端子に異常が発生して電圧が変
動したときに、前記フィードバック電圧を変化させ、駆
動電圧を変化させることができるので、前記端子の電圧
に関係なく、電源回路部に異常が発生したかどうかを確
実に判定することができる。また、異常検出回路を別に
配設する必要がないので、駆動用電源装置を簡素化する
ことができるだけでなく、駆動用電源装置のコストを低
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電源回路部の要部
を示す図である。
【図2】駆動用電源装置を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における電動車両駆動制御
装置の制御回路図である。
【図4】本発明の実施の形態における電源回路部の詳細
図である。
【図5】本発明の実施の形態における電源回路部の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
21 電源回路部 22 IPM 23 駆動モータ制御装置 24 CPU 27 トランス 28 FET 29 スイッチング制御回路 35 フィードバック回路 44 U相電源回路 45 V相電源回路 46 W相電源回路 47 X相電源回路 48 Y相電源回路 49 Z相電源回路 D2 ダイオード Tr1〜Tr6 トランジスタ t14 出力端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの一次側においてスイッチング
    素子をスイッチングさせるスイッチング制御回路と、ト
    ランスの二次側において前記スイッチング素子のスイッ
    チングに伴って所定の駆動電圧を発生させる駆動電圧発
    生部と、該駆動電圧発生部において駆動電圧が発生させ
    られるのに伴ってフィードバック電圧を発生させ、該フ
    ィードバック電圧を前記スイッチング制御回路に供給す
    るフィードバック回路と、所定の端子の電圧が変動した
    ときに、前記フィードバック電圧を変化させる異常検出
    部とを有することを特徴とする駆動用電源装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の端子は、電源回路部が正常に
    動作していることを表す正常動作信号を出力する出力端
    子である請求項1に記載の駆動用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出部は、前記正常動作信号よ
    り電圧レベルが高い信号による信号ショートが発生した
    ときに、前記フィードバック電圧を高くする請求項2に
    記載の駆動用電源装置。
  4. 【請求項4】 前記フィードバック電圧の変化に伴って
    駆動電圧が変化したときに、フェール信号を発生させる
    フェール信号発生部を有する請求項1に記載の駆動用電
    源装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動電圧は、電動機械を駆動するた
    めのIPMに供給される請求項1に記載の駆動用電源装
    置。
  6. 【請求項6】 前記駆動電圧は、電動機械を駆動するた
    めのIPMに供給され、前記フェール信号発生部は、前
    記IPMに配設される請求項4に記載の駆動用電源装
    置。
  7. 【請求項7】 前記フェール信号が発生させられたとき
    に、電動機械を駆動するためのIPMへの電源電圧の供
    給を停止させる電源電圧供給停止処理手段を有する請求
    項4に記載の駆動用電源装置。
  8. 【請求項8】 トランスの一次側においてスイッチング
    素子をスイッチングさせ、トランスの二次側において前
    記スイッチング素子のスイッチングに伴って所定の駆動
    電圧を発生させ、該駆動電圧が発生させられるのに伴っ
    てフィードバック電圧を発生させ、該フィードバック電
    圧をスイッチング制御回路に供給するとともに、所定の
    端子の電圧が変動したときに、前記フィードバック電圧
    を変化させることを特徴とするフェール判定方法。
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