JP2011078221A - 多相回転機の制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

多相回転機の制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング手段に故障が発生したことによる出力の低下を極力抑え、回転機の駆動を継続可能な多相回転機の制御装置を提供する。
【解決手段】故障特定手段は、MOS24が導通不可となるオフ故障が生じたとき、オフ故障が生じたスイッチング素子対27を特定する。故障時制御手段は、故障特定手段により特定されたスイッチング素子対27を含む第1インバータ部20において、回転位置θとq軸電流指令値Iq*1との関数として算出される故障時相電流指令値に基づき、スイッチング素子対28、29を制御する。また、故障時制御手段は、第2インバータ部30を、通常時と同様に制御する。これにより、MOS24に故障が発生しても、トルクの低下を極力抑えた状態でモータ10の駆動を継続することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多相回転機の制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、複数のスイッチング素子のオンおよびオフの切り替えを制御することにより、回転機を制御する多相回転機の制御装置が公知である。このような多相回転機の制御装置において、スイッチング素子の一部が故障しても回転機の駆動を継続させる技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2005−304119号公報 特開平6−98596号公報 特開2009−6963号公報
特許文献1に記載の技術では、インバータなどである複数の電力供給源を有し、複数の電力供給源のうちいずれかの電力供給源が正常でなくなった場合、正常でなくなった異常電力供給源から複数の巻線群への電力供給を停止する。そして、異常電力供給源以外の正常電力供給源から、異常電力供給源に対応する巻線群への電力供給を継続する。しかしながら、特許文献1の技術では、異常電力供給源が本来発生させていた分の出力の低下は避けられない。また、正常電力供給源において、異常電力供給源が本来発生させていた分の電力を補うように出力を高めた場合、正常電力供給源のスイッチング素子の発熱が大きくなるため、出力低下分を補って駆動継続できる時間は短い。
特許文献2の技術では、全ての相の誘起電圧の瞬時値の2乗和に反比例する量と、各相の誘起電圧の瞬時値に比例する量との関数として各相の電機子電流の目標値を演算し、この演算結果に基づき各相の電機子電流を制御している。各巻線に独立して電流を流すことができる単相インバータシステムにおいては、誘起電圧の2乗和に反比例する式から簡単に相電流指令値を導出することができる。一方、例えば3相モータに用いられる3相インバータにおいては、各相に通電される電流をiu、iv、iwとすると、iu+iv+iw=0という拘束条件の下、誘起電圧の2乗和に反比例する式から相電流指令値を導出する必要がある。しかしながら、特許文献2の技術においては、拘束条件下での実施手法についてはなんら言及されておらず、特許文献2の技術を多相インバータに用いることは困難である、といえる。さらに、拘束条件下においては、例えばiuに電流が流せなくなるオフ故障が生じた場合、iv=−iwとなるために全くトルクを発生できない区間が存在するという問題点がある。
特許文献3の技術では、3相インバータシステムの1相にオフ故障が発生したときに、残りの2相の相電流指令値を、iu+iv+iw=0の拘束条件の下、ロータ角度の関数として予め記憶されたテーブルに基づいて算出している。しかしながら特許文献3の技術では、インバータが1つしかないため、例えばiuに電流が流せないオフ故障が生じた場合、特許文献2に記載の技術と同様、iv=−iwとなるために全くトルクを発生できない区間が存在するという問題点があった。また、3相インバータシステムの1相にオフ故障が生じた場合の残り2相の相電流指令値をテーブルとして予め記憶する必要があるため、記憶部として大きな容量を要するという問題点があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スイッチング素子に故障が発生した場合において、故障が発生したことによる出力の低下を極力抑え、回転機の駆動を継続可能な多相回転機の制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、複数の巻線組を構成し巻線組ごとに複数相となるように巻線が巻回されるステータ、当該ステータに対し相対回転するロータ、当該ロータとともに回転するシャフトを有する多相回転機を制御する制御装置である。多相回転機の制御装置は、インバータ部と、回転位置検出手段と、電流検出部と、制御部と、を備える。インバータ部は、巻線の各相に対応するスイッチング手段を有している。スイッチング手段は、例えば2つのスイッチング素子から構成される。また、複数のインバータ部は、巻線組ごとに設けられている。回転位置検出手段は、ロータの回転位置を検出する。回転位置検出手段は、レゾルバ等で構成される位置センサが例示される。また、回転位置検出手段は、位置センサを用いなくても、各相電圧、電流などからロータの回転位置を検出するように構成してもよい。電流検出部は、複数の巻線に通電される電流を巻線ごとに検出する。制御部は、巻線の各相に対応するスイッチング手段のオンおよびオフを切り替えることにより、巻線に通電される電流を制御する。
本発明の制御部は、故障特定手段および故障時制御手段を有する点に特徴を有している。故障特定手段は、スイッチング手段が導通不可となるオフ故障が生じたとき、オフ故障が生じたスイッチング手段である故障スイッチング手段を特定する。本発明では、例えば、スイッチング手段が複数のスイッチング素子で構成されている場合、少なくとも1つのスイッチング素子がオフ故障した場合、スイッチング手段がオフ故障した、と特定する。故障時制御手段は、故障特定手段により特定された故障スイッチング手段を含むインバータ部である故障インバータ部において、回転位置とトルク指令値との関数、または、回転位置とq軸電流指令値との関数として算出される故障時相電流指令値に基づき、故障インバータ部の故障スイッチング手段を除くスイッチング手段を制御する。また、故障時制御手段は、故障インバータ部ではない正常インバータ部を、通常時と同様に制御する。
本発明では、複数のインバータ部を備えており、スイッチング手段が故障したとしても、故障スイッチング手段を含まない正常インバータ部においては、正常時と同様に制御を行うので、トルクが全く発生しない区間が生じない。また、回転位置とトルク指令値との関数、または、回転位置とq軸電流指令値との関数として故障時相電流指令値を算出する。そして、この故障時相電流指令値に基づき、故障インバータ部における故障していないスイッチング手段を用いて故障インバータ部を駆動し、故障インバータ部に対応する巻線への通電を継続するように制御するので、トルクの低下を極力抑えることができる。これにより、スイッチング手段に故障が発生した場合であっても、トルクが全く発生しない区間がなく、またトルクの低下を極力抑えた状態で回転機の駆動を継続することができる。また、本発明では、故障時相電流指令値を、回転位置とトルク指令値との関数、または、回転位置とq軸電流指令値との関数として算出しているため、予めテーブルとして相電流指令値を記憶している特許文献3の技術と比較して、記憶部の容量を小さくすることができ、ひいては装置全体の小型化・低コスト化に寄与する。
故障したスイッチング手段は、以下の方法で特定することができる。
請求項2に記載の発明では、故障特定手段は、スイッチング手段に対する指令電圧が所定値以上であり、かつ、当該スイッチング手段に対応する巻線に電流が流れていないと判断された場合、当該スイッチング手段がオフ故障した、と特定する。
指令電圧値が所定値以上であるにも関わらず、巻線に電流が通電されていないとき、対応するスイッチング手段がオフ故障していると特定するので、オフ故障したスイッチング手段を容易に特定することができる。
ところで、正常インバータ部において正常駆動を行い、故障インバータ部において、故障していないスイッチング手段による駆動を継続した場合であっても、トルクが減少してしまう区間がある。
そこで、請求項3に記載の発明では、故障時制御手段は、故障スイッチング手段がオフ故障していないときに通常時と同様に制御した場合に発生するトルクと、故障スイッチング手段がオフ故障したときに故障時相電流指令値に基づいて制御した場合に発生するトルクとの差分である差分トルクを算出する。そして、差分トルクに基づいて正常インバータ部におけるq軸電流指令値を補正して正常インバータ部を制御する。
補正したq軸電流指令値に基づいて正常インバータ部を制御することにより、スイッチング手段の故障により低下した分のトルクを正常インバータ部に対応する巻線組への通電により発生するトルクで補うことができる。なお、本発明においては、故障インバータ部において、故障していないスイッチング手段による駆動を継続しているので、特許文献1の技術と比較してトルクが低下している区間は少ない。そのため、スイッチング手段の故障に伴って低下した分のトルクを補うように正常インバータ部を駆動したとしても、特許文献1に技術と比較して、発熱が少ないため、インバータ部の体格を大きく変えることなく、正常時と略同等のトルクを発生させることができる。
このような多相回転機の制御装置は、請求項4に記載の発明のように、電動パワーステアリング装置に好適に用いられる。
本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング装置に用いられるモータの平面図である。 本発明の第1実施形態による故障特定手段を説明するフローチャートである。 本発明の第1実施形態の制御装置による制御を説明する説明図であり、(a)は正常インバータ部の電流値とトルクの図であり、(b)は故障インバータ部の電流値とモータトルクの図である。 本発明の第1実施形態の制御装置により制御したときに発生するトルクを説明する説明図である。 本発明の第2実施形態の制御装置による正常インバータ部の制御を説明する説明図である。 本発明の変形例による電流検出部の位置を説明する模式的な回路図である。
以下、本発明による多相回転機の制御装置を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本発明の第1実施形態による制御装置1は、モータ10の駆動を制御するものである。モータ10は、車両のステアリング操作をアシストするための電動パワーステアリング装置に用いられる。モータ10は、車両のステアリング91の回転軸たるコラム軸92に取り付けられたギア93を介しコラム軸92に回転トルクを発生させ、ステアリング91による操舵をアシストする。具体的には、ステアリング91が運転者によって操作されると、当該操作によってコラム軸92に生じる操舵トルクをトルクセンサ94によって検出し、また車速情報をCAN(Controller Area Network、不図示)から取得し、運転者のステアリング91による操舵をアシストする。
モータ10は、ギア93を正逆回転させる三相ブラシレスモータである。モータ10は、いずれも図示しないステータ、ロータ、及び、シャフトを有している。ロータは、シャフトとともに回転する円板状の部材であり、その表面に永久磁石が貼り付けられ、磁極を有している。ステータは、ロータを内部に収容するとともに、回転可能に支持している。ステータは、径内方向へ所定角度毎に突出する突出部を有し、この突出部に図1に示すU1コイル11、V1コイル12、W1コイル13、U2コイル14、V2コイル15、及び、W2コイル16が巻回されている。U1コイル11、V1コイル12、及び、W1コイル13は、第1巻線組18を構成している。また、U2コイル14、V2コイル15、及び、W2コイル16は、第2巻線組19を構成している。第1巻線組18及び第2巻線組19が、特許請求の範囲における「複数の巻線組」に対応している。また、モータ10には、ロータの回転位置θを検出する回転位置検出手段としての位置センサ69が設けられている。本形態においては、位置センサ69はレゾルバである。なお、位置センサ69を用いなくても、各相電圧、電流などからロータ角度を推定することは可能である。
モータ10の制御装置1は、第1インバータ部20、第2インバータ部30、電流検出部40、コンデンサ50、制御部60、位置センサ69、及び、バッテリ70等を備えている。
第1インバータ部20は、3相インバータであり、第1巻線組18のU1コイル11、V1コイル12、W1コイル13のそれぞれへの通電を切り替えるべく、6つのスイッチング素子21〜26がブリッジ接続されている。スイッチング素子21〜26は、本形態においては、電界効果トランジスタの一種であるMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)である。以下、スイッチング素子21〜26を、MOS21〜26という。
3つのMOS21〜23は、ドレインが電源側に接続されている。また、MOS21〜23のソースが、それぞれMOS24〜26のドレインに接続されている。MOS24〜26のソースは、グランド側に接続されている。
対になっているMOS21とMOS24との接続点は、U1コイル11の一端に接続している。また対になっているMOS22とMOS25との接続点は、V1コイル12の一端に接続している。さらにまた、対になっているMOS23とMOS26との接続点は、W1コイル13の一端に接続している。
第2インバータ部30は、第1インバータ部20と同様、3相インバータであり、第2巻線組19のU2コイル14、V2コイル15、W2コイル16のそれぞれへの通電を切り替えるべく、6つのスイッチング素子31〜36がブリッジ接続されている。スイッチング素子31〜36は、本形態においては、電界効果トランジスタの一種であるMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)である。以下、スイッチング素子31〜36を、MOS31〜36という。
3つのMOS31〜33は、ドレインが電源側に接続されている。また、MOS31〜33のソースが、それぞれMOS34〜36のドレインに接続されている。MOS34〜36のソースは、グランド側に接続されている。
対になっているMOS31とMOS34との接続点は、U2コイル14の一端に接続している。また対になっているMOS32とMOS35との接続点は、V2コイル15の一端に接続している。さらにまた、対になっているMOS33とMOS36との接続点は、W2コイル16の一端に接続している。
以下、電源側に接続されているMOS21〜23、31〜33を「上MOS」といい、グランド側に接続されているMOS24〜26、34〜36を「下MOS」という。また必要に応じて、「U1上MOS21」といった具合に、対応する巻線を併せて記載する。
MOS21、24がU1スイッチング素子対27を構成し、MOS22、25がV1スイッチング素子対28を構成し、MOS23、26がW1スイッチング素子対29を構成する。また、MOS31、34がU2スイッチング素子対37を構成し、MOS32、35がV2スイッチング素子対38を構成し、MOS33、36がW1スイッチング素子対39を構成する。スイッチング素子対27〜29、37〜39が、特許請求の範囲における「スイッチング手段」に対応している。
U1スイッチング素子対27であるMOS21、24は、それぞれ半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて、図2に示す半導体モジュール51となっている。V1スイッチング素子対28であるMOS22、25は、それぞれ半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて、図2に示す半導体モジュール52となっている。W1スイッチング素子対29であるMOS23、26は、それぞれ半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて、図2に示す半導体モジュール53となっている。
また、U2スイッチング素子対37であるMOS31、34は、それぞれ半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて、図2に示す半導体モジュール54となっている。V2スイッチング素子対38であるMOS32、35は、それぞれ半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて、図2に示す半導体モジュール55となっている。W2スイッチング素子対39であるMOS33、36は、それぞれ半導体チップとして構成されており、当該半導体チップが樹脂モールドされて、図2に示す半導体モジュール56となっている。
MOS200、300(図1参照)は、MOS21〜26、31〜36とは逆向きに接続され、コンデンサ50等の逆接保護のために設けられている。本形態においては、MOS200は、半導体モジュール53に設けられ、MOS300は、半導体モジュール54に設けられている。
図1に示すように、電流検出部40は、U1電流検出部41、V1電流検出部42、W1電流検出部43、U2電流検出部44、V2電流検出部45、及び、W2電流検出部46から構成されている。本形態では、電流検出部41〜46は、シャント抵抗である。U1電流検出部41は、U1下MOS24とグランドとの間に設けられる。V1電流検出部42は、V1下MOS25とグランドとの間に設けられる。W1電流検出部43は、W1下MOS26とグランドとの間に設けられる。また、U2電流検出部44は、U2下MOS34とグランドとの間に設けられる。V2電流検出部45は、V2下MOS35とグランドとの間に設けられる。W2電流検出部46は、W2下MOS36とグランドとの間に設けられる。電流検出部41〜46によって検出された検出値(以下、「AD値」という。)は、制御部60を構成する図示しないレジスタに記憶される。電流検出部41〜46によるAD値の取得は、6つ同時に行われる。このとき、位置センサ69によるモータ10のロータの回転位置θも同時に取得される。
コンデンサ50は、アルミ電解コンデンサであり、電荷を蓄えることにより、MOS21〜26、31〜36への電力供給を補助したり、サージ電流などのノイズ成分を除去したりする。コンデンサ50は、半導体モジュール51〜56の径方向外側に設けられている(図2参照)。なお、図2においては、半導体モジュール52、53、55に対応して設けられるコンデンサ50は省略した。コンデンサ50は、半導体モジュール51〜56の径方向内側に設けてもよい。略六角形形状に配置される半導体モジュール51〜56の内側には、チョークコイル71が設けられ、電源ノイズを低減している。
制御部60は、制御装置1全体の制御を司るものであって、マイクロコンピュータ61、プリドライバ62、63、図示しないレジスタ等で構成される。
制御部60では、電流検出部40により検出されたAD値および位置センサ69により検出されたロータの回転位置θに基づいて、MOS21〜26、MOS31〜36のオンおよびオフを制御することによりコイル11〜16に通電される電流を制御している。
ここで、正常時におけるMOS21〜26、MOS31〜36のPWM制御処理を説明する。なお、ここでは第1インバータ部20における制御処理を例として説明するが、第2インバータ部30においても同様に制御されている。
まず、電流検出部41〜43により検出されたAD値からU1コイル11の電流値Iu1、V1コイル12の電流値Iv1、W1コイル13の電流値Iw1を算出する。算出された三相電流Iu1、Iv1、Iw1、および位置センサ69によって取得されたロータ回転位置θに基づき、d軸電流検出値Id1及びq軸電流検出値Iq1を算出する。なお、磁束に対して直交する軸がq軸であり、磁束と同じ方向がd軸である。また、q軸電流は、モータ10が発生するトルクと比例する電流成分である。
次に、d軸電流指令値Id*1およびq軸電流指令値Iq*1と、d軸電流検出値Id1およびq軸電流検出値Iq1とから、電流フィードバック制御を行い、d軸指令電圧Vd1およびq軸指令電圧Vq1を算出する。より詳細には、d軸電流指令値Id*1とd軸電流検出値Id1との電流偏差ΔId1、および、q軸電流指令値Iq*1とq軸電流検出値Iq1との電流偏差ΔIq1を算出し、指令電流Id*1及びIq*1に追従させるべく、電流偏差ΔId1およびΔIq1が0に収束するようにd軸指令電圧Vd1およびq軸指令電圧Vq1を算出する。また、指令電圧Vd1、Vq1、およびロータ回転位置θに基づき、三相電圧指令値であるU相指令電圧Vu*1、V相指令電圧Vv*1、および、W相指令電圧Vw*1を算出する。三相電圧指令値Vu*1、Vv*1、Vw*1、および、コンデンサ電圧Vcに基づき、デューティ指令信号であるU相デューティDu1、V相デューティDv1、およびW相デューティDw1をレジスタに書き込む。
そして、プリドライバ62において、デューティ指令信号Du1、Dv1、Dw1とPWM基準信号とを比較し、MOS21〜26のオンおよびオフの切り替えタイミングを制御することにより、コイル11〜13への通電を制御している。
本形態では、MOS21〜26、31〜36がオフ故障した場合の制御に特徴を有している。本形態では、U1下MOS24にオフ故障が生じた場合を例に説明するが、以下に説明する制御処理は、他のMOSがオフ故障した場合においても同様に行うことが可能である。
まずここで、MOS21〜26、31〜36のいずれかが導通不可となるオフ故障が生じたとき、オフ故障が生じた故障スイッチング手段を特定する故障特定手段について、図3のフローチャートに基づいて説明する。このフローチャートは、スイッチング素子対27〜29、37〜39ごとに並行して行われるものであり、モータの回転速度ωが所定値以下であるときに所定の間隔(例えば、5msec)で行われるものである。ここでは、U1スイッチング素子対27についての処理を説明する。
はじめのステップS10(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す。)では、U1相指令電圧Vu*1の絶対値が第1の所定値以上、かつ、U1コイル11の電流値Iu1が第2の所定値以下か否かを判断する。なお、本形態では、U1コイル11に電流が流れていないことを検出すべく、第2の所定値は電流検出部41の測定誤差等を考慮したうえで、0に近い値に設定される。U1相指令電圧Vu*1の絶対値が第1の所定値以上、かつ、U1コイル11の電流値Iu1が第2の所定値以下である場合(S10:YES)、すなわち電圧が印加されているにも関わらずU1コイル11に電流が流れていない場合、S11へ移行する。U1相指令電圧Vu*1の絶対値が第1の所定値以上、かつ、U1コイル11の電流値Iu1が第2の所定値以下でない場合(S10:NO)、S12へ移行する。
U1相指令電圧Vu*1の絶対値が第1の所定値以上、かつ、U1コイル11の電流値Iu1が第2の所定値以下である場合(S10:YES)に移行するS11では、異常継続時間のカウンタをインクリメントし、S13へ移行する。
U1相指令電圧Vu*1の絶対値が第1の所定値以上、かつ、U1コイル11の電流値Iu1が第2の所定値以下でない場合(S10:NO)に移行するS12では、異常継続時間のカウンタをリセットし、S13へ移行する。
続くS13では、異常継続時間が所定時間以上経過したか否かを判断する。この異常継続時間の所定時間は、車両等で危険が起きない範囲で任意に設定可能である。異常継続時間が所定時間以上経過していない場合(S13:NO)、S14以下の処理を行わない。異常継続時間が所定時間以上経過した場合(S13:YES)、S14へ移行する。
S14では、U1スイッチング素子対27が故障した、と特定する。すなわち、U1指令電圧Vu*1の絶対値が第1の所定値以上にも関わらず、U1コイル11の電流値Iu1が第2の所定値以下であることが所定時間以上継続した場合に、U1スイッチング素子対27のMOS21およびMOS24の少なくとも一方がオフ故障していると特定することができる。この場合、U1スイッチング素子対27が「故障スイッチング手段」に対応している。
続くS15では、U1スイッチング素子対27を含む第1インバータ部20を故障時相電流指令値に基づく制御に切り替える。この場合、第1インバータ部が「故障インバータ部」に対応している。
本形態では、三相電流指令値Vu*、Vv*、Vw*が特許請求の範囲における「指令電圧」に対応している。
次に、相電流指令方式による故障時制御手段について説明する。
モータトルクをTm[Nm]、ロータの回転速度をω[rad/s]、各相の誘起電圧をeu、ev、ew、各相の電流をIu、Iv、Iwとすると、モータ10の出力は、次の式で表される。
Tm×ω=eu×Iu+ev×Iv+ew×Iw …(1)
また、正常駆動時の相電流は、相電流最大振幅値Im[A]として次の式で表される。
Iu=Imsinθ …(2)
Iv=Imsin{θ−(2/3)π} …(3)
Iw=Imsin{θ−(4/3)π} …(4)
また、誘起電圧は、逆起電圧定数Ke[V/(rad/s)]、モータの電気角をθ[rad]として、次の式で表される。
eu=Keωsinθ …(5)
ev=Keωsin{θ−(2/3)π} …(6)
ew=Keωsin{θ−(4/3)π} …(7)
また、トルク定数Kt[Nm/A]、q軸電流をIq[A]とすると、次の式が得られる。
Tm=Kt×Iq …(8)
Figure 2011078221
また、モータ10は、三相ブラシレスモータなので、キルヒホッフの法則より、以下の式が成立する。
Iu+Iv+Iw=0 …(10)
また、逆起電圧定数Keとトルク定数Ktには、下記の式が成立する。
Figure 2011078221
ここで、U1スイッチング素子対27がオフ故障した場合、U1コイル11には電流が流れない。したがって、Iu=0、また(10)式よりIv=−Iwとして、(1)式に(5)〜(7)式を代入して解くと、(12)式が導出される。
Figure 2011078221
(8)式および(11)式を、(12)式に代入すると、(13)式が導出される。
Figure 2011078221
本形態においては、U1下MOS24がオフ故障している。そこで、故障インバータ部である第1インバータ部20においては、故障時相電流指令値に基づき、V1スイッチング素子対28及びW1スイッチング素子対29を制御する。(13)式に基づき、q軸電流指令値をIq*1とし、相電流最大値がImax、相電流最小値が−Imaxであることを考慮すると、V1コイル12のV1相電流指令値をIv1ref、W1コイル13のW1相電流指令値をIw1refとすると、Iv1ref及びIw1refは、q軸電流指令値Iq*1とロータの回転位置θの関数である以下の式で表される。
Figure 2011078221
Iv1ref=Imax (Iv1ref>Imax) …(15)
Iv1ref=−Imax (Iv1ref<−Imax) …(16)
Iw1ref=−Iv1ref …(17)
なお、(14)〜(17)式に基づいて算出されるIv1refおよびIw1refが故障時相電流指令値である。
ここで、U1スイッチング素子対27のU1下MOS24がオフ故障した場合における故障時制御手段により制御を行った場合の相電流およびモータトルクを図4に基づいて説明する。なお、図4においては、U相電流Iuを実線、V相電流Ivを破線、W相電流Iwを一点鎖線、通電により発生するトルクを二点鎖線で示した。
図4(a)は、正常インバータ部である第2インバータ部30において、通常と同様のPWM制御を行った場合の三相電流Iu2、Iv2、Iw2およびコイル14〜16への通電により生じるトルクTq2を示したものである。図4(a)に示すように、コイル14〜16に通電される三相電流Iu2、Iv2、Iw2は、位相が120°ずつずれた正弦波となるようにMOS31〜36のオン/オフが切り替えられる。このとき、第2巻線組19において発生するトルクTq2は、略一定である。
一方、故障インバータ部である第1インバータ部20においては、MOS24がオフ故障しているので、U1コイル11に通電することができず、図4(a)に示すような正弦波電流を作出することができない。そこで、(14)〜(17)式で算出される故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refに基づいて、V1スイッチング素子対28であるMOS22、25、および、W1スイッチング素子対29であるMOS23、26のオン/オフを制御すると、コイル11〜13に通電される三相電流Iu1、Iv1、Iw1は、図4(b)に示すごとくとなる。このとき、第1巻線組18において発生するトルクTq1は、モータ電気角が90°および270°となるとき、モータトルクが0となるトルク抜けが発生するものの、Iv1refの絶対値が相電流最大値Imaxの絶対値または相電流最小値−Imaxの絶対値である相電流最大絶対値|Imax|を下回る区間においては、通常と同様のPWM制御を行った場合と略同等のトルクを発生することができる。
第1巻線組18および第2巻線組19への通電により生じるトルクを図5に示す。図5に実線で示すように、第2巻線組19において発生するトルクTq2は、電気角に関わらず略一定である。また、破線で示すように、第1巻線組18において発生するトルクTq1は、電気角90°及び270°においてトルク抜けが発生するものの、故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refの絶対値が相電流最大絶対値|Imax|を下回る区間においては、第2巻線組19により発生するトルクTq2と略同等である。そして、一点鎖線で示すように、第1巻線組18により発生するトルクTq1と第2巻線組19により発生するトルクTq2との合算トルクTq3は、いずれの電気角においても0となることがない。また、故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refの絶対値が相電流最大絶対値|Imax|を下回る区間においては、正常時と略同等のトルクを発生することができる。
ここではU1下MOS24がオフ故障した場合を例に説明したが、他のMOSが故障した場合においても、同様に制御される。なお、他の相のMOSが故障した場合には、トルク抜けが発生する箇所は異なるが、本形態で説明したのと同様に、位相が180°異なる2箇所でトルク抜けが発生する。
以上詳述したように、制御部60は、故障特定手段および故障時制御手段を有している。故障特定手段は、例えばU1下MOS24が導通不可となるオフ故障が生じたとき、U1スイッチング素子対27を故障スイッチング手段として特定する。故障時制御手段は、ロータの回転位置θとq軸電流指令値Iq*1との関数である(14)〜(17)式に基づいて、故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refを算出する。そして故障時制御手段は、故障スイッチング手段として特定されたU1スイッチング素子対27を含む第1インバータ部20において故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refに基づき、V1スイッチング素子対28およびW1スイッチング素子対29を制御する。また、故障時制御手段は、第2インバータ部30を、通常時と同様に制御する。
本形態では、複数のインバータ部20、30を備えており、U1下MOS24が故障したとしても、U1下MOS24を含まないインバータ部30において、正常時と同様に制御を行うので、トルクが全く発生しない区間が生じない。また、ロータの回転位置θとq軸電流指令値Iq*1との関数として故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refを算出する。そして、故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refに基づき、スイッチング素子対28、29を用いて、第1インバータ部20を駆動し、第1巻線組18への通電を継続するように制御するので、トルクの低下を極力抑えることができる。他のMOSが故障した場合においても同様に制御することができる。すなわち、故障インバータ部においては、故障スイッチング手段として特定されたスイッチング素子対に対応する巻線電流を0として算出される故障時相電流指令値に基づいてオフ故障していないスイッチング素子対を制御し、正常インバータ部を通常と同様に制御する。これにより、MOS21〜26、31〜36にオフ故障が発生した場合であっても、トルクが全く発生しない区間がなく、またトルクの低下を極力抑えた状態でモータ10の駆動を継続することができるので、より安全にモータ10の駆動を継続することができる。また、本形態では、故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refをロータの回転位置θとq軸電流指令値Iq*1との関数として算出しているため、特に故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refの絶対値が相電流最大絶対値|Imax|を下回る区間においては、予めテーブルとして相電流指令値を記憶する場合と比較して、より精密に発生するトルクを制御することが可能である。また、記憶部の容量を小さくすることができ、ひいては装置全体の小型化・低コスト化に寄与する。
また、故障特定手段は、U1スイッチング素子対27に対する指令電圧値が所定値以上であり、かつ、U1スイッチング素子対27に対応する巻線であるU1コイル11に電流が流れていないと判断された場合、U1スイッチング素子対27が故障した、と特定する。指令電圧値が所定値以上であるにも関わらず、U1コイル11に電流が通電されていないとき、U1スイッチング素子対27がオフ故障していると特定するので、オフ故障を容易に特定することができる。なお、本形態においては、U1スイッチング素子対27が故障した例について説明したが、他のスイッチング素子対28、29、37〜39が故障した場合においても同様にスイッチング素子対のオフ故障を特定することができる。
なお、本形態における制御部60が、「故障特定手段」および「故障時制御手段」を構成し、図3のS10〜S14が「故障特定手段」の機能としての処理に相当する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による制御装置における故障時制御を図6に基づいて説明する。なお、本形態による制御装置の回路構成は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。本形態においても、U1下MOS24がオフ故障した場合を例に説明するものとし、故障インバータ部である第1インバータ部20においては、第1実施形態と同様に制御するものとする。したがって、第1巻線組18に通電される三相電流Iu1、Iv1、Iw1及び発生するトルクTq1は、図4(b)に示すごとくである。
第1実施形態では、図5に示すように、第1巻線組18におけるトルクの低下に伴い、合算トルクTq3も2箇所でトルクが低下している。そこで、本形態では、第1巻線組18において低下するトルク分を補うように第2インバータ部30を制御する。
本形態では、第1インバータ部20において、U1下MOS24がオフ故障していないときに通常時と同様に制御した場合に発生するトルクと、U1下MOS24がオフ故障していないときに(14)〜(17)式により算出される故障時相電流指令値Iv1ref、Iw1refに基づいて制御した場合に発生するトルクとの差分トルクを算出し、この差分トルクに基づいて第2インバータ部30におけるq軸電流指令値Iq*2を補正して第2インバータ部30を制御する。このとき、図6に示すように、U2コイル14に通電される電流Iu2は実線で示すごとくであり、V2コイル15に通電される電流Iv2は破線で示すごとくであり、W2コイル16に通電される電流Iw2は一点鎖線で示すごとくである。このとき、第2巻線組19への通電により発生するトルクTq2は、二点鎖線で示すように、第1インバータ部20においてトルク抜けを生じる電気角90°、270°を中心とする区間において低下するトルク分を補うようなトルクとなる。このように制御した場合、第1巻線組18により発生するトルクTq1(図4(b)参照)と第2巻線組19により発生するトルクTq2との合算トルクTq4は、全ての電気角において略一定であり、MOS21〜26、31〜36が全て正常である場合と略同等のトルクを発生する。
本形態では、U1下MOS24が故障したことにより減少した分の差分トルクを補うように、正常インバータ部である第2インバータ部30を制御するので、トルクの減少を抑制することができる。なお、本形態においては、第1インバータ部20において、故障していないスイッチング素子対28、29による駆動を継続しているので、第1巻線組18により発生するトルクが減少している区間は、電気角90°を中心とする区間と、270°を中心とする区間のみであり、その他の区間おいては、正常時と略同様のトルクを発生している。そのため、U1下MOS24の故障により低下したトルク分を補うように第2インバータ部30を駆動したとしても、第1インバータ部20を全く駆動しない場合と比較して、発熱量は少ない。したがって、インバータ部20、30の体格を大きく変えることなく略同等のトルクを発生させることができる。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
(ア)電流検出部の位置
電流検出部の設置位置の例を図7に示す。なお、図7においては、第1インバータ部20のMOS21〜26、第1巻線組18のみを示し、逆接防止用のMOS200や第2インバータ部30、第2巻線組19、制御部60等は省略している。なお、ここでは第1インバータ部20について説明するが、他のインバータ部においても同様に設置可能である。また、インバータ部ごとに異なる箇所に設置してもよい。
図7(a)は、図1と対応しており、電流検出部41〜43は、下MOS24〜26とグランドとの間に設けられる。図7(b)に示すように、電流検出部41〜43は、上MOS21〜23と電源との間に設けることができる。また、図7(c)に示すように、上MOS21と下MOS24の接続点とU1コイル11との間にU1電流検出部41を設け、上MOS22と下MOS25の接続点とV1コイル12との間にV1電流検出部42を設け、上MOS23と下MOS26の接続点とW1コイル13との間にW1電流検出部43を設けてもよい。図7(c)に示す箇所に電流検出部を設ける場合、シャント抵抗に替えて、ホール素子を用いることが好ましい。
なお、図7(a)〜(c)の例において、n相のうちの1相分の電流検出部を省いても、キルヒホッフの法則(I1+I2+I3+・・・+In=0)により全ての相の電流を検出することができる。
また、図7(d)に示すように、下MOS24〜26の接続点とグランドとの間に電流検出部48を設けてもよい。さらにまた、図7(e)に示すように、上MOS21〜23の接続点と電源との間に電流検出部49を設けてもよい。図7(d)、(e)に示すような1箇所に電流検出部を設ける場合には、電流検出のタイミングを適切に設定することにより、全ての相に通電される電流を検出することができる。
(イ)その他の変形例
上記実施形態では、故障時相電流指令値は、ロータの回転位置θとq軸電流指令値Iqとの関数で算出していた。ここで、q軸電流をIq、モータが発生するトルクをTm、比例定数をKとすると、以下の式が成り立つ。
Tm=K×Iq …(18)
すなわち、モータが発生するトルクは、q軸電流に比例している。したがって、故障時相電流指令値を算出する上記実施形態における式(14)〜(17)は、トルク指令値を用いて表すことも可能である。すなわち、故障時相電流指令値は、モータのトルク指令値とロータ角度の関数として算出してもよい、ということである。
上記実施形態では、多相回転機は、いずれもモータであったが、モータに限らず発電機であってもよい。また、多相回転機の制御装置を電動パワーステアリング装置に用いたが、多相回転機はEPSに限らず、例えばハイブリッド用主機モータ、パワーウインド等、EPS以外のものに用いることができる。
1:制御装置、10:三相モータ(回転機)、11〜16:コイル(巻線)、18:第1巻線組、19:第2巻線組、20:第1インバータ部、21〜26:MOS、27〜29:スイッチング素子対(スイッチング手段)、30:第2インバータ部、31〜36:MOS、37〜39:スイッチング素子対(スイッチング手段)、40〜49:電流検出部、50:コンデンサ、51〜56:半導体モジュール、60:制御部(故障特定手段、故障時制御手段)、61:マイコン、62、63:プリドライバ、69:位置センサ(回転位置検出手段)、70:電源、71:チョークコイル、91:ステアリング、92:コラム軸、93:ギア、94:トルクセンサ

Claims (4)

  1. 複数の巻線組を構成し前記巻線組ごとに複数相となるように巻線が巻回されるステータ、当該ステータに対し相対回転するロータ、当該ロータと共に回転するシャフトを有する多相回転機を制御する制御装置であって、
    前記巻線組ごとに設けられ、前記巻線の各相に対応するスイッチング手段を有する複数のインバータ部と、
    前記ロータの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記複数の巻線に通電される電流を前記巻線ごとに検出する電流検出部と、
    前記スイッチング手段のオンおよびオフを切り替えることにより、前記巻線に通電される電流を制御する制御部であって、前記スイッチング手段が導通不可となるオフ故障が生じたとき、オフ故障が生じたスイッチング手段である故障スイッチング手段を特定する故障特定手段、および、前記故障特定手段により特定された前記故障スイッチング手段を含む前記インバータ部である故障インバータ部において、前記回転位置とトルク指令値との関数、または、前記回転位置とq軸電流指令値との関数として算出される故障時相電流指令値に基づき前記故障インバータ部の前記故障スイッチング手段を除く前記スイッチング手段を制御するとともに、前記故障インバータ部ではない正常インバータ部を通常時と同様に制御する故障時制御手段を有する制御部と、
    を備えることを特徴とする多相回転機の制御装置。
  2. 前記故障特定手段は、前記スイッチング手段に対する指令電圧の絶対値が所定値以上であり、かつ、当該スイッチング手段に対応する前記巻線に電流が流れていないと判断された場合、当該スイッチング手段がオフ故障したと特定することを特徴とする請求項1に記載の多相回転機の制御装置。
  3. 前記故障時制御手段は、
    前記故障スイッチング手段がオフ故障していないときに通常時と同様に制御した場合に発生するトルクと、前記故障スイッチング手段がオフ故障したときに前記故障時相電流指令値に基づいて制御した場合に発生するトルクとの差分である差分トルクを算出し、当該差分トルクに基づいて前記正常インバータにおけるq軸電流指令値を補正して前記正常インバータ部を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の多相回転機の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の多相回転機の制御装置を用いた電動パワーステアリング装置。
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