JP2004212671A - 赤道儀 - Google Patents

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    • G02B23/165Equatorial mounts

Abstract

【課題】極軸セッティングを簡単な操作で高精度に行うことができる赤道儀を提供すること。
【解決手段】赤道儀1は、光軸が極軸に一致した極軸望遠鏡2を備えている。極軸望遠鏡2は、対物レンズL1と、焦点板21と、接眼レンズL2と、焦点板21と接眼レンズL2との間に設置されたズーム光学系22と、ズーム光学系22の第1変倍レンズL4および第2変倍レンズL5を極軸O1方向に直進案内する直進案内溝51、52が形成された直進案内環5と、第1変倍レンズL4および第2変倍レンズL5を極軸O1方向に移動させるカム溝61、62が形成され、極軸O1を回転中心として直進案内環5に対し回転可能に設置されたカム環6と、接眼レンズL2の近傍に設置され、カム環6と一体となって回転するズーム操作環7とを有している。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、極軸望遠鏡を備えた赤道儀に関する。
【0002】
【従来の技術】
赤道儀では、極軸を地球の自転軸(地軸)と平行にセッティングする必要がある。この極軸セッティングを容易にするために、光軸が極軸に一致している極軸望遠鏡を備えた赤道儀が知られている。赤道儀の極軸セッティングは、次のように行われている。例えば北半球では、極軸望遠鏡で北天を観察し、北極星が極軸望遠鏡の視界中心(光軸)から所定距離に位置するように、赤道儀の方位および高度調整を行う。
【0003】
天体望遠鏡にカメラを装着し、長時間露光して撮影するような場合には、極軸セッティングの精度が低いと、撮影した天体の位置が露光中に徐々にずれてしまうので、極軸セッティングを特に高精度に行う必要がある。しかしながら、精度向上のために極軸望遠鏡の倍率を高くすると、極軸望遠鏡の視界が狭くなって、北極星を極軸望遠鏡で捕捉するのが困難になり、極軸望遠鏡の倍率を低くすると、視界が広くなって北極星の捕捉は容易になるが、このままでは極軸セッティングの精度が低下してしまう、という問題がある。
【0004】
上述の問題を解決するため、下記特許文献1には、極軸望遠鏡の倍率を下げて視界を広げるコンバータを有する赤道儀が開示されている。この赤道儀では、北極星を極軸望遠鏡の視界内に捕捉する際には、このコンバータを装着して視界を広げて行い、北極星を捕捉したらコンバータを取り外して本来の高倍率の状態で高精度の極軸セッティングを行う。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の赤道儀では、極軸セッティングのたびにコンバータを着脱する手間がかかり、煩雑な操作を要するという問題がある。また、天体観測に行く際にコンバータを持参し忘れるおそれや、コンバータを紛失するおそれがあるという問題もある。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−281408号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、極軸セッティングを簡単な操作で高精度に行うことができる赤道儀を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0009】
(1) 極軸望遠鏡を備える赤道儀であって、
前記極軸望遠鏡は、対物レンズと、
焦点板と、
接眼レンズと、
前記焦点板と前記接眼レンズとの間に設置されたズーム光学系と、
前記ズーム光学系の光学素子を極軸方向に案内する案内溝が形成された案内環と、
前記ズーム光学系の光学素子を極軸方向に移動させるカム溝が形成され、極軸を回転中心として前記案内環に対し回転可能に設置されたカム環と、
前記接眼レンズの近傍に設置され、前記カム環と一体となって回転するズーム操作環とを有するものであることを特徴とする赤道儀。
【0010】
これにより、極軸望遠鏡の倍率を簡単な操作で低倍から高倍まで変化させることができるので、赤道儀の極軸セッティングを簡単な操作で高精度に行うことができる。
【0011】
また、ズーミングの際にズーム光学系に芯ずれ(光軸のずれ)が生じても、極軸セッティングの精度に影響を受けることがなく、高精度な極軸セッティングを確実に行うことができる。
【0012】
また、極軸望遠鏡の低倍側で一旦捕捉した目標の星を、高倍にしたときに視界から逃すようなことがないので、高精度な極軸セッティングを常に円滑に行うことができる。
【0013】
(2) 前記案内環は、極軸を回転中心として回転可能に設置され、前記焦点板は、前記案内環と一体となって回転するように構成されており、
前記案内環を回転させる操作を行う操作部をさらに備える上記(1)に記載の赤道儀。
【0014】
これにより、簡単な構造で焦点板を回転操作することができ、焦点板に描かれたスケールの位置を時刻に合わせて補正することができる。
【0015】
(3) 前記接眼レンズは、前記案内環に支持されている上記(1)または(2)に記載の赤道儀。
【0016】
これにより、ズーム操作環を回転操作したときに接眼レンズが回転しないようにすることができるので、ズーミングがし易い。
【0017】
(4) 前記ズーム光学系は、リレー光学系で構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の赤道儀。
【0018】
これにより、極軸望遠鏡の観察像が正立像となるので、極軸セッティングをさらに容易に行うことができる。
【0019】
(5) 前記極軸望遠鏡は、極軸を中心とするリング状をなすスペーサをさらに有し、前記スペーサの先端面は、前記案内環に当接し、前記スペーサの基端面は、前記ズーム操作環に当接しており、製造時に、前記スペーサの厚さを調整することにより、前記案内環に対する前記カム環の極軸方向の位置が調整されたものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の赤道儀。
【0020】
これにより、赤道儀の製造時に、部品寸法の個体差による誤差を補正して、極軸望遠鏡の倍率やピントが正確になるように容易に調整することができる。
【0021】
(6) 前記極軸望遠鏡は、前記案内環の基端部外周に形成された雄ねじに螺合するナットと、前記ナットと前記ズーム操作環との間に設置され、極軸を中心とするリング状をなす第2のスペーサとをさらに有し、前記ナットを締め付けることにより前記第2のスペーサを介して前記ズーム操作環を先端方向に押圧するよう構成され、前記ナットの締め付け量の調整により前記ズーム操作環の回転抵抗を調整可能である上記(5)に記載の赤道儀。
【0022】
これにより、簡単な構造で、ズーム操作環の回転抵抗を操作のし易い大きさに容易に調整することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の赤道儀を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の赤道儀の実施形態を示す一部切欠き側面図、図2は、図1に示す赤道儀における極軸望遠鏡の縦断面図、図3は、図2中のズーム光学系およびその周辺を拡大して示す半縦断面図、図4は、図3中の接眼レンズおよびその周辺をさらに拡大して示す半縦断面図、図5は、図2に示す極軸望遠鏡における焦点板を示す図である。なお、図1中では、極軸望遠鏡の図示を省略する。また、以下では、説明の都合上、図2〜図4中の左側を「先端」または「先端方向」、右側を「基端」または「基端方向」と言う。
【0024】
図1に示すように、赤道儀1は、図示しない三脚に取り付けるための台座部31に、高度(上下方向回動)調整および方位(水平方向回転)調整自在に支持された極軸外筒33と、極軸外筒33内に極軸O1を回転中心として回転可能に支持された極軸内筒34と、極軸内筒34の先端部に固定された赤緯外筒35と、赤緯外筒35内に極軸O1と直交する赤緯軸O2を回転中心として回転可能に固定された赤緯内筒36と、赤緯外筒35の先端部に赤緯軸O2を回転中心として回転可能に設置されたマウント台37とを備えている。マウント台37には、図示しない天体望遠鏡が固定される。
【0025】
極軸内筒34内には、光軸が極軸O1と一致した極軸望遠鏡2が設けられている。赤緯外筒35および赤緯内筒36には、極軸望遠鏡2の視野を確保するために開口35a、35b、36a、36bが形成されている。極軸望遠鏡2については、後に詳述する。
【0026】
台座部31には、高度微調整ねじ32a、方位微調整ねじ32bがそれぞれ設けられている。極軸望遠鏡2の焦点板21には、目標の星(以下、北極星で代表する)の位置を決めるためのスケール211が描かれており(図5参照)、極軸セッティングの際、観察者は、接眼レンズL2を介して、北極星を焦点板21のスケール211に重ねた状態で観察しながら、北極星がスケール211と一致するように高度微調整ねじ32aおよび方位微調整ねじ32bを操作して、極軸望遠鏡2(極軸O1)の高度(上下)調整および水平(方位)調整を行う。
【0027】
さらに、赤道儀1は、赤緯外筒35を極軸O1を中心に回転させる極軸駆動部39と、マウント台37を赤緯軸O2を中心に回転させる赤緯駆動部41と、バランスウエイト43とを備えている。
【0028】
図2に示すように、極軸望遠鏡2は、先端側(前側)から順に、対物レンズL1と、焦点板21と、ズーム光学系(ズームレンズ系)22と、接眼レンズL2とを有し、これらの光学系により極軸望遠鏡2の望遠光学系が構成され、その光軸は極軸O1と一致している。ズーム光学系22は、先端側から順に、コンデンサーレンズL3と、第1変倍レンズL4と、第2変倍レンズL5とを有している。なお、本実施形態では、これらの各レンズL1〜L5は、それぞれ、1枚のレンズで構成されているが、複数のレンズを組み合わせたレンズ(レンズ群)で構成されていてもよい。
【0029】
対物レンズL1は、極軸内筒34の先端付近に位置しており、焦点板21は、極軸内筒34の長手方向中間部分に位置しており、接眼レンズL2は、極軸内筒34の基端よりも基端側に位置している。
【0030】
対物レンズL1を通過した光束は、焦点板21で一旦結像して、ズーム光学系22に入射する。ズーム光学系22を通過した光束は、第2変倍レンズL5と接眼レンズL2との間であって、視野環88に形成された視野枠88aの位置Sにて再度結像し、この空中像を観察者が接眼レンズL2を介して観察する(図3参照)。
【0031】
極軸外筒33の基端側には、目盛り環44が同心的に設置されている。目盛り環44の外周面には、時刻による北極星の位置変動を補正するための目盛りが付されており、観察者は、この目盛り環44を回転させることにより、時刻調整を行う。目盛り環44には、固定ねじ46が設置されており、調整後にこの固定ねじ46を締め込むことにより、目盛り環44をその位置で固定することができる。
【0032】
目盛り環44の基端側には、キャップ45が着脱自在に装着されている。接眼レンズL2は、目盛り環44より基端側に突出しており、極軸望遠鏡2の非使用時には、このキャップ45を装着することにより接眼レンズL2を保護することができる。極軸望遠鏡2の使用時には、キャップ45は、図1に示すように取り外される。
【0033】
極軸内筒34の基端側の部分の内周側には、円筒状のスリーブ47が同心的に固定されている。なお、スリーブ47は、極軸内筒34と一体的に形成されていてもよい。
【0034】
図3に示すように、スリーブ47の内周側には、円筒状の直進案内環(案内環)5が極軸O1を回転中心としてスリーブ47に対し回転可能に設置されている。前記目盛り環44は、この直進案内環5に小ねじ441によって固定されており、目盛り環44と直進案内環5とは一体となって回転する。これにより、目盛り環44は、直進案内環5を回転させる操作を行う操作部として機能する。
【0035】
直進案内環5の壁面には、ズーム光学系22の光学素子である第1変倍レンズL4および第2変倍レンズL5をそれぞれ極軸O1方向に直進案内する直進案内溝(案内溝)51、52が極軸O1方向に沿って(極軸O1に平行に)形成されている。第1変倍レンズL4は、第1変倍レンズL4を支持するレンズ枠23に設置されたカムフォロア(フォロアピン)231が直進案内溝51内を移動することにより、極軸O1方向に直進案内される。同様に、第2変倍レンズL5は、第2変倍レンズL5を支持するレンズ枠24に設置されたカムフォロア(フォロアピン)241が直進案内溝52内を移動することにより、極軸O1方向に直進案内される。また、この直進案内環5は、極軸O1方向に進退しないように設置されている。
【0036】
直進案内環5の先端部53側には、焦点板21がレンズ枠25および26を介して固定(支持)されている。これにより、焦点板21は、直進案内環5と一体となって回転する。このような構成により、赤道儀1では、目盛り環44を回転させることによって焦点板21を回転させて、焦点板21に描かれたスケール211の位置を移動させることができ、これにより、時刻による北極星の位置変動に合わせてスケール211の位置を補正することができる。このように、本実施形態では、直進案内環5を介して焦点板21を回転させるように構成したことにより、目盛り環44から遠く離れた位置にある焦点板21を簡単な構造で回転させることができる。
【0037】
レンズ枠25には、コンデンサーレンズL3が固定されている。本実施形態におけるズーム光学系22では、入射した光束をコンデンサーレンズL3によって中心部側に集光することにより、第1変倍レンズL4および第2変倍レンズL5の小径化が図れる。
【0038】
直進案内環5の基端部54側には、接眼レンズL2がレンズ枠27を介して支持されている。レンズ枠27の外周面に形成された雄ねじは、基端部54の内周面に形成された雌ねじに螺合している。これにより、接眼レンズL2を回転させると、極軸O1方向に微小距離移動させることができ、視度調整を行うことができる。
【0039】
直進案内環5の内周側には、円筒状のカム環6が極軸O1を回転中心として直進案内環5に対し回転可能に設置されている。カム環6の壁面には、極軸O1に対し傾斜した方向に沿って延びるカム溝61および62がそれぞれ形成されている。カム溝61には、カムフォロア231が挿入し、カム溝62には、カムフォロア241が挿入している。
【0040】
カム環6を直進案内環5に対し回転させると、カムフォロア231、241が直進案内溝51、52およびカム溝61、62内をそれぞれ移動することにより、第1変倍レンズL4および第2変倍レンズL5が互いの空気間隔を変化させながらそれぞれ極軸O1方向に移動する。これにより、極軸望遠鏡2のズーミングがなされる。この場合、第1変倍レンズL4および第2変倍レンズL5は、それぞれ、例えば図3中の二点鎖線で示す位置に移動する。
【0041】
図4に示すように、接眼レンズL2の近傍(先端側近傍)には、カム環6と一体となって回転する円筒状(リング状)のズーム操作環7が同心的に設置されている。カム環6の基端部64とズーム操作環7とは、それらの間に直進案内環5を挟んで位置している。カム環6の基端部64には、径方向外方に突出する連結ピン65が設置され、この連結ピン65がズーム操作環7の壁面に形成された孔に挿入することによってカム環6とズーム操作環7とが連結されている。
【0042】
カム環6の基端部64とズーム操作環7との間に位置する直進案内環5の壁面には、連結ピン65を挿通する挿通溝(開口)55が周方向に沿って形成されている。カム環6およびズーム操作環7が直進案内環5に対し回転するときには、連結ピン65は、この挿通溝55内を移動する。
【0043】
観察者は、ズーム操作環7を回転操作することにより、極軸望遠鏡2のズーミングを行い、極軸望遠鏡2の倍率(焦点距離)を連続的に変化させることができる。極軸望遠鏡2の倍率は、特に限定されないが、本実施形態では、9倍〜18倍の間で変化させることができる。低倍(9倍)のときには、焦点板21の図5中Aで示す円の内側が視界となり、高倍(18倍)のときには、焦点板21の図5中Bで示す円の内側が視界となる。
【0044】
この赤道儀1は、次のように使用される。観察者は、まず、極軸望遠鏡2の倍率を最も低倍の状態として、極軸望遠鏡2を北極星方向に向ける。そして、接眼レンズL2を介して星座(北斗七星)を捕捉する。この際、極軸望遠鏡2の倍率が低く視界が広いため、北極星の捕捉を容易かつ迅速に行うことができる。そして、北極星が視界のほぼ中心に位置するように極軸望遠鏡2の高度(上下)および方位(水平方向)を粗調整する。
【0045】
北極星が視界のほぼ中心に位置したら、ズーム操作環7を所定方向に回してズームインし、極軸望遠鏡2の倍率を高くする。そして、接眼レンズL2を介して、北極星を焦点板21上のスケール211に重ねた状態で観察し、北極星がスケール211と一致するように、高度微調整ねじ32a、方位微調整ねじ32bを操作して、極軸外筒33の高度および方位の微調整を行う。この際、極軸望遠鏡2の倍率が高く、高精度に北極星の位置が観察できるので、極軸セッティングを高精度で行うことができる。
【0046】
このように、赤道儀1では、極軸望遠鏡2にズーム光学系22を備えたことにより、北極星を捕捉するのが容易であることと、極軸セッティングを高精度で行うことができることとを両立することができる。
【0047】
また、ズーム光学系22を焦点板21と接眼レンズL2との間に配置したことにより、対物レンズL1の先端側あるいは対物レンズL1と焦点板21との間に、変倍のための光学素子等を介在させる必要がないので、対物レンズL1と焦点板21との高い配置精度を維持しつつ、ズーミングが可能となる。また、ズーミングの際に極軸O1方向に移動する第1変倍レンズL4および第2変倍レンズL5に芯ずれ(光軸のずれ)が生じても、焦点板21上に結像した北極星の位置がずれる訳ではないので、極軸セッティングの精度に影響を受けない。よって、常に高精度な極軸セッティングを確実に行うことができる。
【0048】
また、ズーム操作環7を回転させるだけの簡単な操作で極軸望遠鏡2の倍率を変化させることができるので、操作を容易かつ迅速に行うことができる。特に、接眼レンズL2の近傍にズーム操作環7を配置したことにより、接眼レンズL2を覗きながら容易にズーム操作環7を回転操作することができ、操作性に優れる。また、ズーミングに伴って接眼レンズL2が極軸O1方向に移動しないので、ズーミング中にも観察し易いとともに、接眼レンズL2がせり出して目に当たるようなことがなく、安全性が高い。
【0049】
また、極軸望遠鏡2の倍率を2段階に変えるようなものでは、低倍で北極星を捕捉していても、高倍にしたときに北極星が視界から飛んでしまう(消えてしまう)ようなことがあるが、本発明では、倍率を低倍から高倍に連続的に変化させることができるので、一旦捕捉した北極星を視界から逃すようなことがなく、極軸セッティングを常に容易かつ迅速に行うことができる。
【0050】
また、極軸望遠鏡2をズームインするときは、必ずしも最大の倍率まで上げる必要はなく、必要十分な極軸セッティングの精度が得られるような倍率まで上げたところで極軸外筒33の高度および方位の微調整を行ってもよい。これにより、赤道儀1に装着して使用する天体望遠鏡の倍率に合わせた無駄のない精度で極軸セッティングを行うことができ、極軸セッティングの手間を軽減することができる。
【0051】
また、本実施形態では、ズーム光学系22は、リレー光学系(リレーレンズ系)で構成されている。これにより、次のような利点がある。すなわち、焦点板21に結像した像は、倒立像となっているが、この倒立像がリレー光学系であるズーム光学系22によって反転されるので、接眼レンズL2を介して観察する像は、正立像となる。よって、極軸セッティングにおいて極軸外筒33を動かすべき方向が極軸望遠鏡2で見た観察像に対して逆転せず、極軸外筒33を動かす方向を間違えるようなことがないので、極軸セッティングをさらに容易に行うことができる。
【0052】
また、本実施形態では、接眼レンズL2が直進案内環5に支持されていることにより、ズーム操作環7を回転操作したとき、すなわちズーミングした際に接眼レンズL2は回転しないので、ズーミングがし易く、また、ズーミングしたときに視度調整が狂ってしまうようなことを防止することができる。
【0053】
図4に示すように、ズーム操作環7の先端側には、極軸O1を中心とするリング状をなすスペーサ28が設置されている。スペーサ28の先端面は、直進案内環5の外周面に形成された段差部56の基端面に当接しており、スペーサ28の基端面は、ズーム操作環7の先端面に当接している。このような構成により、スペーサ28の厚さを調整することにより、直進案内環5に対するカム環6の極軸O1方向の位置を調整することができる。
【0054】
赤道儀1の製造時には、厚さが異なる同様のスペーサ28を複数種類用意しておき、極軸望遠鏡2の倍率やピントが正確になるような厚さのスペーサ28を選択して装着する。これにより、部品寸法の個体差による誤差を容易に補正することができる。なお、スペーサ28は、周の一部が欠損したC字状をなしており、側方から抜き差しできるように構成されているのが好ましい。
【0055】
ズーム操作環7の基端側には、極軸O1を中心とするリング状(円筒状)をなす指標環(第2のスペーサ)29が設置されている。指標環29は、その壁面に形成されたねじ孔に螺合する小ねじ291によって直進案内環5に対し回り止めされている。この指標環29の外周面には、ズーム操作環7の外周面に描かれた倍率の目盛りや、接眼レンズL2のレンズ枠27に設置された視度調整目盛り環271の外周面に描かれた目盛りを合わせるための指標(マーク)が描かれている。
【0056】
指標環29の基端側には、リング状(円筒状)のナット20が設置されている。ナット20の内周面に形成された雌ねじは、直進案内環5の基端部54の外周面に形成された雄ねじに螺合している。赤道儀1の製造時、ナット20を締め付けると、ナット20の先端面が指標環29の基端面を先端方向に押圧し、さらに指標環29の先端面がズーム操作環7を先端方向に押圧することにより、段差部56、スペーサ28、ズーム操作環7および指標環29の間に隙間がなくなり、これらのうちの隣接するもの同士が確実に当接する状態になる。
【0057】
また、ナット20の締め付け量を調整することにより、ズーム操作環7とスペーサ28および指標環29との間に作用する摩擦力が変化し、ズーム操作環7の回転抵抗が変化する。よって、赤道儀1の製造工程において、ナット20の締め付け量の調整により、ズーム操作環7の回転抵抗を、操作のし易い適度な大きさに容易に調整することができる。
【0058】
以上、本発明の赤道儀を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、赤道儀を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
【0059】
また、本発明では、ズーム光学系の光学素子を極軸方向に案内する案内溝が形成された案内環は、その案内溝が極軸に対し傾斜して形成され、光学素子が極軸方向に案内されるときに極軸を中心に案内環に対し回転するように構成されたようなものであってもよい。ただし、案内環の案内溝は、前述した実施形態のように、極軸と平行に形成されているのが好ましい。
【0060】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、極軸望遠鏡にズーム光学系を備えたことにより、目標の星を捕捉するのが容易であることと、極軸セッティングを高精度で行うことができることとを両立することができる。また、簡単な操作で極軸望遠鏡の倍率を変化させることができ、操作性に優れるので、極軸セッティングを容易かつ迅速に行うことができる。
【0061】
また、極軸望遠鏡のズーム光学系を焦点板と接眼レンズとの間に配置したことにより、ズーミングの際にズーム光学系に芯ずれ(光軸のずれ)が生じても、極軸セッティングの精度に影響を受けることがないので、高精度な極軸セッティングを確実に行うことができる。
【0062】
また、極軸望遠鏡の低倍側で一旦捕捉した目標の星を、高倍にしたときに視界から逃すようなことがないので、高精度な極軸セッティングを常に円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の赤道儀の実施形態を示す一部切欠き側面図である。
【図2】図1に示す赤道儀における極軸望遠鏡の縦断面図である。
【図3】図2中のズーム光学系およびその周辺を拡大して示す半縦断面図である。
【図4】図3中の接眼レンズおよびその周辺をさらに拡大して示す半縦断面図である。
【図5】図2に示す極軸望遠鏡における焦点板を示す図である。
【符号の説明】
1 赤道儀
2 極軸望遠鏡
20 ナット
21 焦点板
211 スケール
22 ズーム光学系
23、24 レンズ枠
231、241 カムフォロア
25、26、27 レンズ枠
271 視度調整目盛り環
28 スペーサ
29 指標環
291 小ねじ
31 台座部
32a 高度微調整ねじ
32b 方位微調整ねじ
33 極軸外筒
34 極軸内筒
35 赤緯外筒
35a、35b 開口
36 赤緯内筒
36a、36b 開口
37 マウント台
39 極軸駆動部
41 赤緯駆動部
43 バランスウエイト
44 目盛り環
441 小ねじ
45 キャップ
46 固定ねじ
47 スリーブ
5 直進案内環
51、52 直進案内溝
53 先端部
54 基端部
55 挿通溝
56 段差部
6 カム環
61、62 カム溝
64 基端部
65 連結ピン
7 ズーム操作環
88 視野環
88a 視野枠
L1 対物レンズ
L2 接眼レンズ
L3 コンデンサーレンズ
L4 第1変倍レンズ
L5 第2変倍レンズ
O1 極軸
O2 赤緯軸

Claims (6)

  1. 極軸望遠鏡を備える赤道儀であって、
    前記極軸望遠鏡は、対物レンズと、
    焦点板と、
    接眼レンズと、
    前記焦点板と前記接眼レンズとの間に設置されたズーム光学系と、
    前記ズーム光学系の光学素子を極軸方向に案内する案内溝が形成された案内環と、
    前記ズーム光学系の光学素子を極軸方向に移動させるカム溝が形成され、極軸を回転中心として前記案内環に対し回転可能に設置されたカム環と、
    前記接眼レンズの近傍に設置され、前記カム環と一体となって回転するズーム操作環とを有するものであることを特徴とする赤道儀。
  2. 前記案内環は、極軸を回転中心として回転可能に設置され、前記焦点板は、前記案内環と一体となって回転するように構成されており、
    前記案内環を回転させる操作を行う操作部をさらに備える請求項1に記載の赤道儀。
  3. 前記接眼レンズは、前記案内環に支持されている請求項1または2に記載の赤道儀。
  4. 前記ズーム光学系は、リレー光学系で構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の赤道儀。
  5. 前記極軸望遠鏡は、極軸を中心とするリング状をなすスペーサをさらに有し、前記スペーサの先端面は、前記案内環に当接し、前記スペーサの基端面は、前記ズーム操作環に当接しており、製造時に、前記スペーサの厚さを調整することにより、前記案内環に対する前記カム環の極軸方向の位置が調整されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の赤道儀。
  6. 前記極軸望遠鏡は、前記案内環の基端部外周に形成された雄ねじに螺合するナットと、前記ナットと前記ズーム操作環との間に設置され、極軸を中心とするリング状をなす第2のスペーサとをさらに有し、前記ナットを締め付けることにより前記第2のスペーサを介して前記ズーム操作環を先端方向に押圧するよう構成され、前記ナットの締め付け量の調整により前記ズーム操作環の回転抵抗を調整可能である請求項5に記載の赤道儀。
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