JP2004210302A - ラベル貼付装置及びラベル貼付方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器Cの開口部14から内部に挿入可能な貼付ヘッド11と、この貼付ヘッド11の先端側に設けられてラベルLを吸着、保持するラベル保持部23と、このラベル保持部23に保持されたラベルLを容器Cの内周面に押し付けるローラ44とを備えてラベル貼付装置10が構成されている。このラベル貼付装置は、容器Cと貼付ヘッドとを水平面内で相対的に回転移動させたときに、前記ローラ44がラベルLの一端側から他端側までを押し付けて容器Cの内周面にラベルLを貼付する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はラベル貼付装置に係り、特に、有底円筒状をなす容器を被着体として当該容器の内周面にラベルを貼付することに適したラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
管状をなす容器を被着体として当該被着体にラベルを貼り付けることのできる装置としては、例えば、特許文献1に示されるラベル貼付装置が知られている。同装置は、被着体として試験管を対象とするもので、剥離シートから剥離されたラベルの吸引・吹付盤と、試験管の外周面にラベルを仮着した後に当該ラベルを試験管の外周面に押し付けるスポンジ等からなる押圧部材とを含む貼付ヘッドを備えて構成されている。
【0003】
【特許文献1】特開平10−7119号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に示されたラベル貼付装置にあっては、吸引されたラベルを試験管の外周面に吹き付けて仮着し、その後に押圧部材によってラベルを試験管の外周面に押し付ける、という構成であり、内周面にラベルを貼付する必要がある場合には適合させることができない構成となっている。しかも、押圧部材は、当該押圧部材を試験管の外周面に押し付けたときに、試験管の外周面形状に対応して凹み変形できるスポンジ等によって構成されているものであり、押圧力すなわち貼付圧力が均一に付与される構成とはなっていない。また、異なるサイズの被着体への適用性も極めて限定的なものとなる。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、被着体の内周面にラベルを貼付することに適したラベル貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、例えば、一端に開口部を有する有底円筒状の容器を被着体としたときに、当該被着体の内周面における略全周にラベルの貼付を可能とし、且つ、等しく貼付圧力を付与することのできるラベル貼付装置及び貼付方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、開口部を備えているとともに、周方向に沿う内面形状を備えた被着体の内周面にラベルを貼付する装置であって、
前記開口部から被着体の内部に挿入可能に設けられるとともに、前記被着体の内周面に沿って相対移動可能に設けられた貼付ヘッドと、
前記貼付ヘッドに設けられるとともに、粘着剤層を外側にした状態で前記ラベルを保持するラベル保持部とを備え、
前記被着体と前記貼付ヘッドとの相対移動により、前記ラベル保持部に保持されたラベルを被着体の内周面に貼付する、という構成を採っている。
【0008】
また、本発明は、開口部を備えているとともに、周方向に沿う内面形状を備えた被着体の内周面にラベルを貼付する装置であって、
前記開口部から被着体の内部に挿入可能に設けられるとともに、前記被着体の内周面に沿って相対移動可能に設けられた略筒状の貼付ヘッドと、
前記貼付ヘッドの一部領域を大径にして形成され、粘着層面を外側にした状態で前記ラベルを吸着、保持するラベル保持部と、
前記ラベル保持部に隣接した位置に配置されるとともに、当該ラベル保持部に保持されたラベルを前記被着体の内面に押圧する押圧手段とを備え、
前記被着体の内周面に沿って前記貼付ヘッドが相対移動したときに、前記押圧手段がラベル保持部からラベルを離間させながら被着体の内周面にラベルを押圧して当該ラベルを被着体の内周面に貼付する、という構成を採っている。
【0009】
本発明において、前記押圧手段は、常時はラベル保持部に保持されたラベルの一端側内方に退避した位置に設けられる一方、ラベルを被着体に貼付するときに、ラベル保持部の外面よりも外側に突出する押圧部材を含んで構成されている。
【0010】
前記押圧部材は前記貼付ヘッドの軸線と略平行な回転中心軸を備えたローラにより構成することができる。
【0011】
また、本発明は、開口部を備えているとともに、周方向に沿う内面形状を備えた被着体の内周面にラベルを貼付する方法において、
前記被着体の周方向に沿うようにラベルを貼付ヘッドに保持させる工程と、
前記貼付ヘッドを前記開口部から被着体の内部に挿入する工程と、
前記ラベルの一端側粘着層面を被着体の内周面に接着させる工程と、
前記貼付ヘッドと被着体とを相対移動させることで前記ラベルの一端側から他端側までの領域を被着体の内周面に貼付する工程と、を備えた手法を採用したものである。
【0012】
前記ラベル貼付方法において、前記貼付ヘッドを被着体内で移動させるときに、前記ラベルを離間させながら当該ラベルの一端側から他端側までの接着層領域を前記被着体の内周面に押し付けることが好ましい。
【0013】
本発明に係るラベル貼付装置は、貼付ヘッドのラベル保持体に、ラベルの粘着層面を外側にした状態で吸着等の手段を介して保持させることができる。ラベル保持体に対するラベル供給は、例えば、帯状をなす剥離シートに貼付されたラベルを繰り出す過程でピールプレートを通過させることによって行うことができる。すなわち、ラベル保持体に沿う位置にピールプレートの先端を位置させておき、当該先端位置にて剥離シートから剥離されたラベルをラベル保持体に沿って保持させることができる。
ラベル保持体にラベルが保持された後に、貼付ヘッドが被着体の開口部から挿入され、ラベルの一端側粘着層面が被着面に接着される。そして、貼付ヘッドと被着体との相対的な回転移動で、接触領域が周方向に沿って変化し、これにより、ラベルを被着体の内周面に貼付することができる。
このようなラベル貼付装置及び方法によれば、被着体の内周面にラベルを貼付することができ、且つ、ラベルの一端側から他端側までの全領域を押し付けて貼付圧力を付与することが可能となり、確実なる内面側貼付を実現することができる。
なお、本発明に係るラベル貼付装置は、被着体の外周面側にラベルを貼付することを妨げるものではない。この場合には、貼付ヘッドを被着体の外周面に沿って移動させれば足りる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0015】
図1には、本実施形態に係るラベル貼付装置の要部概略正面図が示され、図2には、その概略斜視図が示されている。これらの図において、ラベル貼付装置10は、ターンテーブルTの上面側に配置された被着体としての容器C内に挿入可能な貼付ヘッド11と、この貼付ヘッド11を支持する支持体12と、前記貼付ヘッド11を図1中水平面内で回転させる駆動装置13とを備えて構成されている。
【0016】
前記容器Cは、図3及び図4(A)に示されるように、上端側に開口部14を備えた有底円筒状をなし、その高さ方向中央部位置には、穴15が周方向に沿って所定間隔を隔てて形成されている。本実施形態では、穴15が形成されている領域の内径が他の領域に対して相対的に大径化され、断面凹状の溝16を備えた容器CがラベルLの貼付対象物すなわち被着体とされている。また、ターンテーブルTは、その外周縁に沿って等間隔毎に設けられた容器回転装置T1を備えており、各容器回転装置T1は、容器Cを径方向移動不能に保持した状態でラベル貼付位置で容器Cを所定角度回転させるようになっている。
【0017】
前記貼付ヘッド11は、図5ないし図8に示されるように、一部に切欠平面部20を備えた略円筒状をなす外形に設けられている。この貼付ヘッド11は本体軸部21と、当該本体軸部21の先端側(図5中左端側)に設けられたラベル保持部23と、本体軸部21の後端側に設けられた固定用円盤24と、本体軸部21の軸線方向に沿って配置された押圧手段26(図7参照)と、本体軸部21の先端面に取り付けられたキャップ28とからなる。
【0018】
前記本体軸部21は先端側を大径部37とする中実構造に設けられており、その内部の軸線方向に沿う二箇所位置に形成された第1の通路30及び第2の通路31と、前記押圧手段26の配置領域を形成するU字状溝32とを備えて構成されている。第1の通路30は、先端30A(図5中左端)がラベル保持部23を形成するチャンバ34に開放する一方、後端30Bが前記切欠平面部20に開放して図示しない真空ポンプに接続される吸引ホース36A(図1及び図7参照)に接続される。この一方、第2の通路31は、先端31Aがラベル保持部23の外周面に開放する一方、後端31Bが前記切欠平面部20に開放して第1の通路30と同様に、吸引ホース36Bが接続されている。なお、本体軸部21の先端面21Aには、図5に示されるように、キャップ28の一端面から突出した取付軸28Aが嵌合可能となる穴21Bが四箇所に形成され、穴21Bに取付軸28Aをそれぞれ嵌合させることにより、キャップ28がチャンバ34を密閉空間として機能させるようになっている。
【0019】
前記ラベル保持部23は前記大径部37の領域に設けられている。このラベル保持部23は、図5に示されるように、貼付ヘッド11を先端面から見て半円弧状の軌跡に沿って延びる凹溝状のチャンバ34と、当該チャンバ34と大径部37の外周面との間に形成された吸引孔39と、前記第2の通路31における先端31Aの開放口とからなり、これにより、図示しない真空ポンプが作動したときに、前記先端31Aと、吸引孔39の周辺領域が吸着面としてラベルLを吸着、保持することが可能となっている。本実施形態では、前記吸引孔39は大径部37の略半周領域に設けられており、前記第2の通路31の先端31Aは、チャンバ34の延出方向一端側位置より若干周方向に変位した隣接位置の外周面に開放して設けられている。なお、第2の通路31の先端31Aは、第1の通路30と同様に真空ポンプが作動したときに、その吸引力によって、ラベルLの一端側すなわち後述する剥離時のリード先端側を吸着、保持することとなる。
【0020】
前記押圧手段26は、図8に示されるように、本体軸部21に形成されたU字状溝32内に位置する軸部43と、この軸部43の先端側(図8中下端側)に設けられて前記本体軸部21の軸線と略平行な軸線を回転中心として回転可能な押圧部材としてのローラ44と、前記軸部43の後端側(図8中上端側)を支持するとともに平面視略L字状の形状に設けられた支持アーム46と、当該支持アーム46を前記本体軸部21に対して離間接近する方向、すなわち、前記軸部43及びローラ44がU字状溝32に対して本体軸部21の径方向に出没する方向に移動させるシリンダ47とにより構成されている。この押圧手段26は、常時は前記ローラ44がU字状溝32に収容されて内方に退避した位置を保つ一方、ラベルLを貼付するときに、U字状溝32から突出する方向に一定量変位してラベルLを容器Cの内周面に押し付けるようになっている。すなわち、押圧手段26は、ラベル保持部23にラベルLを保持させたとき(図10参照)に、ローラ44がラベルLの一端側内方に退避して位置し、ラベルLの貼付に際してラベル保持部23の外面よりも外側に突出することとなる。
【0021】
前記貼付ヘッド11及び押圧手段26は、それぞれ固定用円盤24とシリンダ47をねじ53,54を介して略水平面内に位置するベース板55に取り付けられている。図7に示されるように、ベース板55の上方には、貼付ヘッド11の回転中心に略一致する上部回転軸56が配置されている。この上部回転軸56の下端には、前記ベース板55の上面に固定されるフランジ部57が設けられている一方、上端側はベース板55と略平行に設けられた板状をなす支持体12の面を更に貫通して当該支持体12の上面側に固定された第1の軸受61に回転可能に支持されている。
【0022】
なお、前記支持体12は、図示しないシリンダ装置に支持されており、このシリンダ装置の昇降動作によって上下に移動可能とされ、また、シリンダ装置は、図示しないガイドレールを介して水平方向に沿って移動可能に設けられている。従って、前記貼付ヘッド11は、ターンテーブルT上にセットされた容器Cに対して水平方向に沿って離間、接近する方向に移動可能とされ、且つ、上下に昇降可能となっている。
【0023】
前記駆動装置13は、前記支持体12の上面側に設けられたモータM及び前記支持体12の下面側に延びる出力軸64と、この出力軸64の軸回りに固定された駆動プーリ65と、前記上部回転軸56の外周側に固定された従動プーリ66と、この従動プーリ66と駆動プーリ65との間に掛け渡されたベルト68とにより構成されている。この駆動装置13は、モータMの駆動により、従動プーリ66が回転し、当該従動プーリ66を固定している上部回転軸56が取付板55と一体となって平面内で回転し、これにより、取付板55の下面側に固定された貼付ヘッド11も同時に回転できるようになっている。
【0024】
なお、図1中符号70は、適宜な手段を介して支持されたピールプレートであり、このピールプレート70には、連続して延びる剥離シートSにラベルLが貼付された帯状シートが掛け回されており、ピールプレート70の先端位置で帯状シートを急激に反転させることでラベルLが一枚ずつ剥離されるようになっている。
【0025】
次に、前記ラベル貼付装置10によるラベル貼付方法について図9ないし図12をも参照しながら説明する。
【0026】
貼付ヘッド11のラベル保持部23にラベルLを保持させる場合には、図9に示されるように、貼付ヘッド11を、図示しないシリンダ装置及びガイドレールを介してピールプレート70の先端側に移動させる。この際、第2の通路31における先端31Aの開放口は、剥離されるラベルLのリード先端領域を図示しない真空ポンプの動作によって吸着できる位置に予めセットされている(図9参照)。また、剥離シートSがピールプレート70の先端位置で反転することによって次第に剥離されるラベルLの粘着層の反対面は、図示しない真空ポンプの作動によってラベル保持部23の吸引孔39領域に吸着、保持される(図10参照)。このようにして吸着、保持されたラベルLはリード先端の反対側がローラ44の外周面上に位置することとなる。
【0027】
ラベル保持部23にラベルLが保持された後は、図1に示されるように、ターンテーブルTにおける容器回転装置T1上にセットされている容器Cの上方に貼付ヘッド11が移動し、図示しないシリンダ装置を介して貼付ヘッド11が容器Cの開口部14から容器C内に挿入される。この挿入に際し、貼付ヘッド11は、容器Cのラベル貼付高さに対応して予め設定された長さだけ下降することとなる。
【0028】
図11(A)に示されるように、ラベルLの貼付面となる容器C内の溝16に対応した位置にラベル保持体23が位置すると、押圧手段26を構成するスライダ47が所定量移動し、ローラ44が径方向外側に移動してラベルLの一端側を溝16の内面に押し付け、これにより、初期の接着が行われる。
【0029】
次いで、図11(B)に示されるように、ローラ44が溝16に接する位置を保ちながら転がり、容器Cが前述した容器回転装置T1を介して半時計方向に回転し、ローラ44の突出量によってラベルLがラベル保持体23から剥がされながら溝16の内面に貼付されることとなる。本実施形態では、ラベルLの長さは、溝16の円周長さの略半分とされており、更に同様の工程を一回行うことによって全周貼付される。
【0030】
そのため、容器Cにおいて、残り半分の溝16の内周面にラベルLを貼付するときは、図12(A),(B)に示されるように、同様の貼付動作が繰り返されることとなる。
【0031】
従って、このような実施形態によれば、ローラ44を貼付ヘッド11の径方向に対して出没可能な構成としたから、内周面に溝16を有する容器Cを被着体とした場合であっても、確実なる貼付圧力を付与せしめてラベルLを貼付できる、という効果を得る。しかも、ローラ44は、溝16に沿って転がりながら接触位置を相対的に変位する構成であるから、貼り付けに際しての動作も無理なくスムースに行うことができる。また、ローラ44がラベルLを溝16の面に押し付ける位置を除くラベル領域は、ラベル保持体23に吸着されている状態に保たれるため、貼り付けに際してラベルLが弛んでしまうような不都合も回避可能となる。
【0032】
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、位置、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状等などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではない。
【0033】
例えば、前記実施形態では、貼付ヘッド11の本体軸部21に大径部37を設け、当該大径部37の領域内にラベル保持部23を設けた構成を図示、説明したが、大径部37は、必ずしも設けることを要しない。また、ラベル保持部23の周方向長さも限定的なものではなく、図示例よりも短くしたり、長くしたりすることが可能である。この場合には、押圧ローラ44の位置を変更できるようにすればよい。
また、前記実施形態では、容器Cを回転させることでラベルLを貼付する構成を示したが、貼付ヘッド11を水平面内で回転させることでラベルLを貼付することでもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被着体の内周面に沿ってラベルを貼付することができ、且つ、ラベルの一端側から他端側までの全領域を押し付けて貼付圧力を付与することが可能になる、という従来にない優れた効果を奏するラベル貼付装置及び貼付方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るラベル貼付装置の概略構成を示す正面図。
【図2】図1の概略斜視図。
【図3】本実施形態における被着体の概略斜視図。
【図4】(A)はラベル貼付前の状態を示す被着体の縦断面図、(B)はラベル貼付後の状態を示す被着体の断面図。
【図5】押圧手段を省略した貼付ヘッドの概略斜視図。
【図6】図5の貼付ヘッドの正面図。
【図7】ラベル貼付装置の概略斜視図。
【図8】押圧手段を分解した状態におけるラベル貼付装置の概略斜視図。
【図9】ラベル保持部にラベルを保持させる初期状態を示す説明図。
【図10】ラベル保持部にラベルが保持された状態を示す説明図。
【図11】(A)は被着体の内周面にラベルを貼付する初期状態を示す断面図、(B)は前記ラベルを内周面の半周領域に貼付した状態を示す断面図。
【図12】(A)は残り半周領域にラベルを貼付する初期状態を示す断面図、(B)は残り半周領域にラベルを貼付した状態を示す断面図。
【符号の説明】
10 ラベル貼付装置
11 貼付ヘッド
12 支持体
13 駆動装置
14 開口部
23 ラベル保持部
26 押圧手段
34 チャンバ
39 吸引孔
44 ローラ(押圧部材)
C 容器
Claims (6)
- 開口部を備えているとともに、周方向に沿う内面形状を備えた被着体の内周面にラベルを貼付する装置であって、
前記開口部から被着体の内部に挿入可能に設けられるとともに、前記被着体の内周面に沿って相対移動可能に設けられた貼付ヘッドと、
前記貼付ヘッドに設けられるとともに、粘着剤層を外側にした状態で前記ラベルを保持するラベル保持部とを備え、
前記被着体と前記貼付ヘッドとの相対移動により、前記ラベル保持部に保持されたラベルを被着体の内周面に貼付することを特徴とするラベル貼付装置。 - 開口部を備えているとともに、周方向に沿う内面形状を備えた被着体の内周面にラベルを貼付する装置であって、
前記開口部から被着体の内部に挿入可能に設けられるとともに、前記被着体の内周面に沿って相対移動可能に設けられた略筒状の貼付ヘッドと、
前記貼付ヘッドの一部領域を大径にして形成され、粘着層面を外側にした状態で前記ラベルを吸着、保持するラベル保持部と、
前記ラベル保持部に隣接した位置に配置されるとともに、当該ラベル保持部に保持されたラベルを前記被着体の内面に押圧する押圧手段とを備え、
前記被着体の内周面に沿って前記貼付ヘッドが相対移動したときに、前記押圧手段がラベル保持部からラベルを離間させながら被着体の内周面にラベルを押圧して当該ラベルを被着体の内周面に貼付することを特徴とするラベル貼付装置。 - 前記押圧手段は、常時はラベル保持部に保持されたラベルの一端側内方に退避した位置に設けられる一方、ラベルを被着体に貼付するときに、ラベル保持部の外面よりも外側に突出する押圧部材を含んで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のラベル貼付装置。
- 前記押圧部材は前記貼付ヘッドの軸線と略平行な回転中心軸を備えたローラにより構成されていることを特徴とする請求項3記載のラベル貼付装置。
- 開口部を備えているとともに、周方向に沿う内面形状を備えた被着体の内周面にラベルを貼付する方法において、
前記被着体の周方向に沿うようにラベルを貼付ヘッドに保持させる工程と、
前記貼付ヘッドを前記開口部から被着体の内部に挿入する工程と、
前記ラベルの一端側粘着層面を被着体の内周面に接着させる工程と、
前記貼付ヘッドと被着体とを相対移動させることで前記ラベルの一端側から他端側までの領域を被着体の内周面に貼付する工程と、
を備えたことを特徴とするラベル貼付方法。 - 前記貼付ヘッドを被着体内で移動させるときに、前記ラベルを離間させながら当該ラベルの一端側から他端側までの接着層領域を前記被着体の内周面に押し付けることを特徴とする請求項5記載のラベル貼付方法。
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