JP4451792B2 - フィルム材の剥離方法及び装置 - Google Patents

フィルム材の剥離方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、部材表面の保護などの目的で一時的にワーク部材の表面に貼付けされたフィルム材を当該ワーク部材本体から剥離して部分的にまたは全部を除去するフィルム材の剥離方法及びその剥離装置に係わり、特に表示装置として例えば液晶表示素子のガラス基板上に固定される偏光板の保護用フィルム材を偏光板から剥離するフィルム材の剥離方法及びその剥離装置に関するものである。
従来のフィルム材の剥離方法及びその剥離装置は、特許文献1に記載されているように長尺で粘着質の剥離テープを矩形ヘッドの表面上を滑る所定の軌道に沿って順次送り出せる構造の剥離ヘッドの下方にPETフィルムの貼り付いたワーク基板を位置決めする基板吸着盤をセットした状態でフィルム材を剥離する構造のものがあった。フィルム材をワーク基板から剥離する際には、まず剥離ヘッド内で上下方向に駆動可能な矩形ヘッドを下降すると共に、ワーク基板を吸着した基板吸着盤を上昇させて長尺で粘着質の剥離テープをワーク上に貼り付いたPETフィルムに対して加圧してお互いを貼り付かせる。
この剥離テープとPETフィルムとの粘着力は、ワーク基板とPETフィルムとの粘着力よりも強いため、次に矩形ヘッドを上昇させると共にワーク基板を吸着した基板吸着盤を下降させることで当初ワーク基板上に貼り付いていたPETフィルムがワーク基板表面から剥離されるものであった。最後に長尺で粘着質の剥離テープを矩形ヘッドの表面上を滑る所定の軌道に沿って順次送り出すことにより、ワーク基板から剥離済みのPETフィルムを作業エリアから送り出して巻き取り、次の作業に移るものであった。
特許文献1に記載の発明と同様に、長尺の粘着テープを用いる従来の第2のフィルム材の剥離方法としては特許文献2に記載のフィルム材の剥離方法が知られている。特許文献2の発明では、長尺の粘着テープは所定形状の巻掛部材の表面上を滑る所定の軌道に沿って張力を制御されながら順次送り出される。
その巻掛部材の下方には、保護フィルムが貼り付けられたワークを位置決め固定する部材をセットし、剥離初めは前述の巻掛部材を所定の位置にて保護フィルムと接触させて押え付けた後に粘着テープに所定の張力を付加しながら、ワークに平行に移動させて巻掛部材に沿わせた粘着テープに巻き付けていく。その後、保護フィルムを粘着テープに貼り付けたまま、巻掛部材が固定されているユニット全体を持上げて斜め上方に移動さてワークから残りの保護フィルムを剥離していくものである。
また、長尺の剥離用テープを用いる従来の第3のフィルム材の剥離方法としては、特許文献3に記載のフィルム材の剥離方法が知られている。特許文献3に記載の発明では、押出しスライダ上に構成された平行リンク機構と、その平行リンク機構の先端部に設けられた固定ローラと揺動ローラと押圧バネの組合せにより剥離用テープ供給手段から所定の軌道で剥離用テープを引き出し、吸着プレートの所定箇所に位置決めされたワーク偏光板表面上の保護用フィルムの始端部から終端部までワーク偏光板に平行に動作させて保護用フィルムを剥離用テープに貼り付けてワーク偏光板から剥離するものである。
また、従来の他のフィルム材の剥離方法及びその剥離装置としては特許文献4に記載されているように、ワーク押え板を保護フィルム付きワークに接触させ、エアー吹き付け装置から強烈なエアーを吹き出しながら回転する回転体により保護フィルムの角部をワークから剥し、ワーク押え板とクランプ板との間で保護フィルムの端部をクランプしたままワークから離れる方向に移動させて剥離動作を完了させるものがある。
また、このエアー吹き出し方式と同様の動きをする第2の従来のフィルム材の剥離方法及びその剥離装置として特許文献5に記載のフィルム材の剥離方法及びその剥離装置が知られている。この剥離方法及びその剥離装置は、吸着孔付きのロールを吸着孔がワークの方向に向いた状態で保護フィルム付きのワークに接触させ、吸着孔により保護フィルム付きのワークの角部を吸着する。その後、保護フィルムがはがれる方向にロールを移動し、保護フィルムをロールに巻き付ける。最後にクランプ機構により剥離済み剥離済みの保護フィルムの角部をクランプし、剥離動作を完了させるものである。
また、エアーの吹き出しまたはエアーでの吸着によるフィルム材の剥離方法及びその剥離装置の他に第3のフィルム材の剥離方法及びその剥離装置として特許文献6に記載されているように、低粘着ロールを保護フィルム付きワークの角部に対して加圧し、所定の位置で水平方向に回転させて保護フィルムの角部をきっかけ部として剥離し、後にこのきっかけ部を引っ張って保護フィルムの剥離動作を完了させるフィルム材の剥離方法及びその剥離装置が知られている。
さらに、異なる方式を用いた従来のフィルム材の剥離方法及びその剥離装置としては、特許文献7に記載されているように、保護フィルムが貼り付けられたワークを移送する搬送テーブルと、その搬送テーブルのワーク移送方向端部に配置されたワーク移送方向とは逆方向に回転する回転ゴムローラーをワークに接触させて保護フィルムを剥離するフィルム材の剥離方法及びその剥離装置も知られている。
特開2002−43339号公報 特開2000−95429号公報 特開平11−174229号公報 特開2001−199625号公報 特開2001−199624号公報 特開平10−297816号公報 特開2003−252526号公報
上記従来技術である長尺で粘着質の剥離テープを矩形ヘッドの表面上を滑る所定の軌道に沿って順次送り出せる構造の剥離ヘッドの下方にPETフィルムの貼り付いたワーク基板を位置決めする基板吸着盤をセットした状態でフィルム材を配置し、両者を接触させた後に矩形ヘッドを上昇させると共にワーク基板を吸着した基板吸着盤を下降させることで当初ワーク基板上に貼り付いていたPETフィルムがワーク基板表面から剥離される方式は、ワーク1台ごとに長尺で粘着質の剥離テープを送り出すため、ランニングコストがかかる。
これは、長尺の粘着テープを所定形状の巻掛部材の表面上を滑る所定の軌道に沿って張力を制御しながら順次送り出し、剥離動作時には粘着テープに所定の張力を付加しながらワークに平行に移動させていく方式の従来技術も、押出しスライダ上に構成された平行リンク機構と、その平行リンク機構の先端部に設けられた固定ローラと揺動ローラと押圧バネの組合せにより剥離用テープ供給手段から所定の軌道で剥離用テープを引き出し、吸着プレートの所定箇所に位置決めされたワーク偏光板表面上の保護用フィルムの始端部から終端部までワーク偏光板に平行に動作させて保護用フィルムを剥離用テープに貼り付けてワーク偏光板から剥離する従来技術も、長尺のテープをワーク1台ごとに送り出すという点で同様にランニングコストがかかる。
また、この従来技術は、長尺で粘着質の剥離テープに剥離済みのフィルム材を順次貼り付けたまま巻き取る構造のため、元々の長尺剥離テープの供給手段及び剥離済みのフィルム材と使用済み剥離テープの保管手段の空間を十分確保する必要があり、装置が大形化すると共に、テープの供給手段や保管手段の大形化に伴い、メンテナンス性を低下させる。
また、他の従来技術であるエアー吹き付け装置から強烈なエアーを吹き出しながら回転する回転体により保護フィルムの角部をワークから剥し、ワーク押え板とクランプ板との間で保護フィルムの端部をクランプした状態でワークから離れる方向に移動させるフィルム材の剥離方法及びその剥離装置は、フィルム材とワーク部材との粘着性が低い場合は有効であるが、双方の粘着性が比較的強い場合はその粘着性以上の力で剥離する必要があり、フィルム材の剥離方法及びその剥離装置としては剥離性が不十分である。
また、同様にして吸着孔付きのロールを、吸着孔がワークの方向に向いた状態で保護フィルム付きのワークに接触させ、吸着孔により保護フィルム付きのワークの角部を吸着後、保護フィルムが剥がれる方向にロールを移動し、保護フィルムをロールに巻き付ける。最後にクランプ機構により剥離済み剥離済みの保護フィルムの角部をクランプし、剥離するフィルム材の剥離方法及びその剥離装置並びに低粘着ロールを保護フィルム付きワークの角部に対して加圧し、所定の位置で水平方向に回転させて保護フィルムの角部をきっかけ部として剥離し、後にこのきっかけ部を引っ張って保護フィルムの剥離動作を完了させるフィルム材の剥離方法及びその剥離装置もフィルム材とワーク部材との粘着性が低い場合は有効であるが、双方の粘着性が比較的強い場合はその粘着性以上の力で剥離する必要があり、フィルム材の剥離方法及びその剥離装置としては剥離性が十分とは言えない。
さらに従来技術である保護フィルムが貼り付けられたワークを移送する搬送テーブルと、その搬送テーブルのワーク移送方向端部に配置されたワーク移送方向とは逆方向に回転する回転ゴムローラーをワークに接触させて保護フィルムを剥離するフィルム材の剥離方法及びその剥離装置は、ワーク部材が硬く折れ難い材質で、また、剥離するフィルム材が十分に柔らかい材質で、さらにワーク部材とフィルム材との粘着性が低い場合には有効であるが、例えば液晶表示素子の表面に用いられる偏光板とその偏光板表面上の保護フィルムのように両者が柔らかい場合は上手く剥離できない。
したがって、本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、比較的柔らかいワーク部材に同じく比較的柔らかい材質のフィルム材が比較的強い粘着力で接合されている状態のワーク部材から高効率にフィルム材を高いメンテナンス性と低いランニングコストとで剥離することができるフィルム材の剥離方法及びその装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明によるフィルム材の剥離方法は、ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材をそのワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離方法において、リング形状に巻回してエンドレスループ化した粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置した粘着テープ支持部材を、フィルム材の貼り付けられたワーク部材の端部に接触させ、当該端部から粘着テープを所定の軌道に沿って周回動作させてフィルム材の端部をそのフィルム材が貼り付けられたワーク部材から剥離させた後に既に剥離したフィルム材の端部を把持してワーク部材から離れる方向に沿って移動させてフィルム材の残りをワーク部材から剥離させることにより、比較的柔らかいワーク部材に同じく比較的柔らかい材質のフィルム材が比較的強い粘着力で接合されている状態のワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明による他のフィルム材の剥離方法は、上記方法において、好ましくは、剥離動作を開始する際に粘着テープを剥離するフィルム材の端部に最初に接触させることにより、ワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明によるさらに他のフィルム材の剥離方法は、上記方法において、好ましくは、粘着テープ支持部材を、フィルム材の貼り付けられたワーク部材の端部から粘着テープが所定の軌道に沿って周回動作させてフィルム材の端部をフィルム材が貼り付けられたワーク部材から剥離させて剥離したフィルム材の端部を把持した後にフィルム材から逃がしてからまたは逃がしながら剥離動作を継続する。
また、本発明による他のフィルム材の剥離方法は、上記方法において、好ましくは、粘着テープ支持部材を複数ユニット設け、その複数ユニットを用いてほぼ同時に剥離動作を行うことにより、ワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明によるフィルム材の剥離装置は、ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材をワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置において、リング形状に巻回してエンドレスループ化した粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置する粘着テープ支持部材を有し、この粘着テープ支持部材は、フィルム材の剥離機能,剥離前の前記フィルム材と前記粘着テープとの平行軌道化機能,剥離後のフィルム材の持上げ機能及び粘着テープへのテンション付加機能の4種類の機能を有する複数の回転ローラから構成されることにより、比較的柔らかいワーク部材に同じく比較的柔らかい材質のフィルム材が比較的強い粘着力で接合されている状態のワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明による他のフィルム材の剥離装置は、上記構成において、好ましくは、4種類の機能を有する複数の回転ローラが平行に固定された2枚の板材の対向間に回転自在に支持され、かつ粘着テープ支持部材が2枚の板材の一方に所定位置に固定されるベース部材を有することにより、ワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明によるさらに他のフィルム材の剥離装置は、上記構成において、好ましくは、4種類の機能を有する複数の回転ローラの少なくとも1本がクラウン加工面を有することにより、ワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明による他のフィルム材の剥離装置は、4種類の機能を有する複数の回転ローラの少なくとも1本が粘着テープのリング形状に内側方向に可動可能な移動機構を有することにより、ワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明による他のフィルム材の剥離装置は、ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材をワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置において、リング形状に巻回してエンドレスループ化した粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置した粘着テープ支持部材と、この粘着テープ支持部材を粘着テープの周回方向と同じ方向に並進移動させる粘着テープ支持部材駆動機構と、フィルム材を把持する把持機構と、この把持機構を粘着テープ支持部材駆動機構と同方向に並進移動させる把持機構駆動機構とから構成され、各機構をユニット化することにより、比較的柔らかいワーク部材に同じく比較的柔らかい材質のフィルム材が比較的強い粘着力で接合されている状態のワーク部材からフィルム材を剥離する。
また、本発明による他のフィルム材の剥離装置は、上記構成において、好ましくは、粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置した粘着テープ支持部材を複数ユニット設け、この複数ユニットのそれぞれにワーク部材に対して独立した押圧機能を設けたことにより、ワーク部材からフィルム材を剥離する。
本発明によれば、比較的柔らかいワーク部材に同じく比較的柔らかい材質のフィルム材が比較的強い粘着力で接合されている状態のワーク部材からフィルム材を粘着テープのエンドレス化による低ランニングコスト及びエンドレス化した粘着テープのみの定期交換化による高いメンテナンス性で容易に且つ高い効率で剥離することができる。
また、本発明によれば、ワーク部材からのフィルム材の剥離の自動化が容易に実現可能となり、併せてその剥離装置の小型化が容易に実現可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の実施例1を図1により説明する。
図1は、本発明のフィルム材の剥離装置の実施例1による構成を説明する図であり、図1(a)は上面から見た平面図、図1(b)は図1(a)の左方向の側面から見た平面図、図1(c)は図1(a)の正面方向から見た平面図である。図1において、所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTは、4本の回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4によって所定の軌跡で周回可能に固定される。回転ローラMR1,MR2,MR3は、2枚の支持プレートSP1,SP2によって回転軸がお互いに平行になるように支持されている。
2枚の支持プレートSP1,SP2には、所定の溝が設けてあり、回転ローラMR4を支持する支持ブロックRBがその溝に沿って平行移動手段(図示せず)によって平行移動する。平行移動手段としては、自動化する場合はエアシリンダを使用し、手動動作とする場合はトグルクランプを使用する。回転ローラMR4の回転軸は、回転ローラMR1,MR2,MR3と平行になるように設置してある。支持プレートSP2は、支持ブロックHに固定されており、この支持ブロックHは、ガイドとバネ(両者図示せず)とを伴った2本のガイドポストHS1,HS2によって上下方向に移動可能となるようにベースブロックMRBに支持されている。
また、支持プレートSP1,SP2の外側近傍には、回転ローラMR1の回転軸の同軸上に押えローラFR1,FR2が回転ローラMR1の回転方向と同じ方向に回転可能にそれぞれ支持ブロックFRH1,FRH2に取り付けられている。支持ブロックFRH1,FRH2は、ベースブロックFRBに固定されており、ベースブロックMRBとベースブロックFRBとを分離させることにより、回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4と押えローラFR1,FR2とで独立した動きが可能となる(後述)。
また、支持プレートSP1,SP2の外側近傍には、上方に固定チャックCU1,CU2及び可動チャックCL1,CL2(固定チャックCU2の下方の重なった位置に存在)が設けられ、エンドレス粘着テープTによって初期剥離したフィルム材を把持する役割を担う。この固定チャックCU1,CU2,及び可動チャックCL1,CL2は、ベースプレートMRB,FRBとは更に他のベースプレート(図示せず)に固定されており、回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4と、押えローラFR1,FR2とは独立した動作を可能としている。
図2A〜図2Kは、本発明の実施例1によるフィルム材の剥離方法の動作を説明する剥離装置の正面方向から見た平面図である。図2Aに示すように回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置を、ベース部材(図示せず)上に固定されたワーク部材WBとそのワーク部材WBに積層付着された保護フィルム材WSとから構成されるワーク上の所定空間に位置決めする。この時、回転ローラMR1と回転ローラMR2との間にできるエンドレス粘着テープTの軌跡部分が保護フィルム材WSとワーク部材WBとに平行になるように位置決めする。
次に、図2Bに示すように回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置を、保護フィルム材WSに上方から垂直に下降させて接触させる。この時、回転ローラMR2の直下にあるエンドレス粘着テープTがワークである保護フィルム材WSの端部に接触するようにする。
次に、図2Cに示すように回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置を、ワーク部材WBに対して平行に移動させる。この時、回転ローラMR1と回転ローラMR2との間にできるエンドレス粘着テープTの平面部分が保護フィルム材WSに接し、その際、エンドレス粘着テープTは保護フィルム材WS上を滑ることなく、剥離装置の平行移動量に応じた長さだけ回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回させる。
このようにして回転ローラMR1の表面上をエンドレス粘着テープTが通過してエンドレス粘着テープTがワーク部材WB上の保護フィルム材WSから上方に離れようとする時に保護フィルム材WSをエンドレス粘着テープT上に密着させてワーク部材WBから保護フィルム材WSを端部から剥離させていく。
図2Dは、図2Cにおける回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープT及び把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2,可動チャックCL1(重なって見えず),CL2を主な構成要素とするフィルム材の剥離装置のワーク部材WBに対する平行移動をさらに進めた状態を示したものである。剥離装置の平行移動が進行すると、エンドレス粘着テープT上に密着させた保護フィルム材WSの端部は、回転ローラMR1と回転ローラMR3との間にできるエンドレス粘着テープTの軌跡部分に付着させた状態となる。
図2Eは、図2Dにおける回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置のワーク部材WBに対する平行移動をさらに進めた状態を示したものである。
剥離装置の平行移動が進行すると、エンドレス粘着テープT上に密着させた保護フィルム材WSの端部は、回転ローラMR3と回転ローラMR4との間にできるエンドレス粘着テープTの軌跡部分に付着させた状態となる。ここで、保護フィルム材WSの端部が把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と可動チャックCL1(重なって見えず),CL2との間の所定の位置に来た時に剥離装置のワーク部材WBに対する平行移動を一時停止する。
次に、図2Fに示すように剥離装置の構成要素としての把持手段である可動チャックCL1(重なって見えず),CL2を上方に平行移動して固定チャックCU1(重なって見えず)と固定チャックCU2との間で保護フィルム材WSの端部を把持する。この際、可動チャックは上方チャックだけであっても上下両方であっても構わない。
次に、図2Gに示すように回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置を、ワーク部材WBに対して再び平行移動させる。
この時、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2及び可動チャックCL1(重なって見えず),CL2のワーク部材WBに対する平行移動方向は他の剥離装置構成要素のワーク部材WBに対する平行移動方向と同じ方向ではあるが、ワーク部材WBに対する平行移動量は他の剥離装置構成要素のワーク部材WBに対する平行移動量およそ2倍の量として把持手段と回転ローラMR3との間にできる保護フィルム材WS部分が不必要に弛むことなく、回転ローラMR3と回転ローラMR4との間にできるエンドレス粘着テープTの軌跡部分になるべく接触しないようにさせる。
次に、図2Hに示すように図2Gで示した平行移動が所定の位置まできたところで、剥離装置部の回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTからなる剥離装置部分を所定の方向及び所定の量だけ移動させて回転ローラMR1と回転ローラMR2との間にできるエンドレス粘着テープTの平面部分がまだワーク部材WBに付いている保護フィルム材WS部分から離す。
この時、剥離装置部の回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTからなる剥離装置部分の手前と奥に設置してある押えローラFR1とFR2(図示せず)が移動前の回転ローラMR1の回転軸が同じである位置に取り付けられているため、回転ローラMR1と回転ローラMR2との間にできるエンドレス粘着テープTの平面部分にワーク部材WBや保護フィルム材WSが付いていくことはないが、保護フィルム材WSは、回転ローラMR1と回転ローラMR3との間にできるエンドレス粘着テープTの軌跡部分に一部付着した状態となる可能性はある。
次に、図2Iに示すように回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2と、押えローラFR1,FR2(図示せず)とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置の全体を把持手段で保護フィルム材WSの端部を把持したまま、同じ移動量だけワーク部材WBに対して平行に移動させる。
この時、ワーク部材WBから保護フィルム材WSを剥離させているのは、保護フィルム材WSの端部を把持している固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2とから構成される把持手段であり、保護フィルム材WSは、回転ローラMR3上のエンドレス粘着テープTで接しているのみで移動せず、エンドレス粘着テープTは周回することはない。
図2Jは、図2Iにおける回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2と、押えローラFR1,FR2(図示せず)とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置のワーク部材WBに対する平行移動をさらに進めた状態を示す。
最後に、図2Kは、図2I及び図2Jにおける回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4で構成される軌跡上を周回可能に取り付けられた所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTと、把持手段である固定チャックCU1(重なって見えず),CU2と、可動チャックCL1(重なって見えず),CL2と、押えローラFR1,FR2(図示せず)とを主な構成要素とするフィルム材の剥離装置のワーク部材WBに対する平行移動をさらに進めて保護フィルム材WSを完全にワーク部材WBから剥離し終わった状態を示す。その後、把持手段は保護フィルム材WSの排出ステーションまで移動し、保護フィルム材WSを排出する。
図3(a)は、本発明の実施例1によるフィルム材の剥離装置に係わる回転ローラ部のみを示す平面図である。図3(b)及び図3(c)は、本発明によるフィルム材の剥離装置に係わる他の実施例による回転ローラ部のみの構成を示す平面図である。図3(a)において、エンドレス粘着テープTの周回軌跡は、4本の回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4により構成されている。ここで回転ローラMR1は、ワークであるフィルム材の剥離が目的の回転ローラである。また、回転ローラMR2は、回転ローラMR1と共にエンドレス粘着テープTの周回軌跡にワークであるフィルム材に対してほぼ平行となる部分を構築する目的の回転ローラである。
また、回転ローラMR3は、回転ローラMR1と共にエンドレス粘着テープTの周回軌跡に剥離したフィルム材をそのフィルム材の把持手段まで導く部分を構築する目的の回転ローラである。さらに、回転ローラMR4は、エンドレス粘着テープTに適正な張力を付加する目的の回転ローラであり、エンドレス粘着テープTの交換時に交換し易くなるようにそのエンドレス粘着テープTの周回軌跡の内側に所定量だけ退避できる機能を備えている。この時、4つの回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4の外径は必ずしも同じである必要はない。
また、図3(b)は、3つの回転ローラMR1,MR2,MR3でエンドレス粘着テープTの周回軌跡を構成した場合の他の実施例である。ここで、回転ローラMR1は、ワークであるフィルム材の剥離が目的の回転ローラである。また、回転ローラMR2は、回転ローラMR1と共にエンドレス粘着テープTの周回軌跡にワークであるフィルム材に対してほぼ平行となる部分を構築する目的の回転ローラである。
また、回転ローラMR3は、回転ローラMR1と共にエンドレス粘着テープTの周回軌跡に剥離したフィルム材をそのフィルム材の把持手段まで導く部分を構築する目的の回転ローラである。このような構成において、回転ローラMR2または回転ローラMR3は、エンドレス粘着テープTに適正な張力を付加する機構を併せ持っており、エンドレス粘着テープTの交換時に交換し易くなるようにそのエンドレス粘着テープTの周回軌跡の内側に所定量だけ退避できる機能を備えている。この場合、3つの回転ローラMR1,MR2,MR3の外径は必ずしも同じである必要はない。
図3(c)は、2つの回転ローラMR1,MR2でエンドレス粘着テープTの周回軌跡を構成した場合の他の実施例である。ここで、回転ローラMR1は、ワークであるフィルム材の剥離が目的の回転ローラである。また、回転ローラMR2は、回転ローラMR1と共にエンドレス粘着テープTの周回軌跡にワークであるフィルム材に対してほぼ平行に設置されるとともに、剥離したフィルム材をそのフィルム材の把持手段まで導く部分を構築する目的の回転ローラMR1より外径が大きい回転ローラで構成されている。このような構成において、回転ローラMR2は、エンドレス粘着テープTに適正な張力を付加する機構を併せ持っており、エンドレス粘着テープTの交換時に交換し易くなるようにそのエンドレス粘着テープTの周回軌跡の内側に所定量だけ退避できる機能を備えている。
図4は、本発明の実施例1によるフィルム材の剥離装置に係わる回転ローラのクラウン加工状態を示す斜視図である。図4(a)は本発明の実施例1の構成であり、回転ローラMRは、その回転軸Sの軸方向に回転ローラMRの中央部が凸となるように緩やかな曲面Cを形成するクラウン加工が施されている。また、図4(b)に示す他の実施例では、回転ローラMRは、その回転軸Sの軸方向に回転ローラMRの中央部が凸となる直線部Pが形成されるようにその直線部Pと連続面となる円錐側面部R1,R2となるクラウン加工が施されている。このような構成においては、エンドレス粘着テープに調心作用が働き、回転ローラMRから外れることはなくなる効果がある。
図5は、本発明の実施例1によるフィルム材の剥離装置に係わる回転ローラ部におけるエンドレス粘着テープの交換方法を説明する斜視図である。所定の粘着テープを所定の巻数だけ巻き付けて形成したエンドレス粘着テープTは、4本の回転ローラMR1,MR2,MR3,MR4によって所定の軌跡で周回可能に固定される。回転ローラMR1,MR2,MR3は、2枚の支持プレートSP1,SP2によって回転軸がお互いに平行になるように支持されている。2枚の支持プレートSP1,SP2には所定の溝が設けてあり、回転ローラMR4を支持する支持ブロックRBがその溝に沿って平行移動手段(図示せず)によって平行移動する。この平行移動手段は、自動化する場合にはエアシリンダを使用し、手動動作とする場合はトグルクランプを使用する。
回転ローラMR4の回転軸は、回転ローラMR1,MR2,MR3と平行になるように設置されている。支持プレートSP2は支持ブロックHに固定されており、支持ブロックHはガイドとバネ(両者図示せず)とを伴った2本のガイドポストHS1,HS2によって上下方向に移動可能となるように支持されている。支持ブロックHは支持プレートSP2のみを支持しているため、エンドレス粘着テープTは支持プレートSP1側からの脱着を可能としている。これにより支持ブロックRBを所定の位置に移動させることでエンドレス粘着テープの張力が弛み、容易に交換することができる。
このフィルム材の剥離装置に図1に示す押えローラFR1,FR2,固定チャックCU1,CU2及び可動チャックCL1,CL2(CU2の下方の重なった位置に存在)を加えたユニットを、ワークの大きさに応じた数だけ複数ユニット分だけそれぞれ独立動作ができるように並列に設置して必要な剥離作業を行うことができる。
なお、前述した各実施例においては、フィルム材として液晶表示素子の主面に貼り付けられた偏光板の保護用フィルム材を偏光板本体から剥離する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるもではなく、各種の部材、例えば表示パネルの表面,フィルタ膜の表面または透光性板材の表面などに保護用として貼り付けられた薄膜または厚膜状のフィルム材の剥離方法及びその剥離装置に適用しても前述と全く同様の効果が得られることは勿論である。
また、前述した各実施例においては、表示装置として液晶表示素子に適用した場合について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、EL表示装置,FEDなどの画像表示面が平坦状に形成される各種の平板型表示装置、例えばテレビジョン,パソコン,モニタ,ディスプレイなどの表面に貼り付けられている保護用フィルム材の剥離方法及びその剥離装置に適用しても前述と全く同様の効果が得られることは勿論である。
本発明によるフィルム材の剥離装置の実施例1の構成を説明する平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法の実施例1を説明する剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Aに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Bに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Cに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Dに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Eに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Fに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Gに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Hに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Iに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離方法を説明する図2Jに続く剥離装置の正面方向から見た平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離装置の実施例1及び他の実施例よる回転ローラ部の構成を示す平面図である。 本発明によるフィルム材の剥離装置の実施例1の回転ローラのクラウン加工状態を示す斜視図である。 本発明によるフィルムの剥離装置の実施例1の回転ローラ部におけるエンドレス粘着テープの交換方法を説明する斜視図である。
符号の説明
T・・・エンドレス粘着テープ、MR・・・回転ローラ、P・・・直線部、S・・・回転軸、MR1・・・回転ローラ、MR2・・・回転ローラ、MR3・・・回転ローラ、MR4・・・回転ローラ、FR・・・押えローラ、WS・・・保護フィルム材、WB・・・ワーク部材、SP1・・・支持プレート、SP2・・・支持プレート、H・・・支持ブロック、CU1・・・固定チャック、CU2・・・固定チャック、CL1・・・可動チャック、CL2・・・可動チャック、H・・・支持ブロック、HS1・・・ガイドポスト、HS2・・・ガイドポスト、MRB・・・ベースブロック、FRB・・・ベースブロック。

Claims (10)

  1. ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離方法であって、
    リング形状に巻回してエンドレスループ化した粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置した粘着テープ支持部材を、前記フィルム材の貼り付けられた前記ワーク部材の端部に接触させ、前記端部から前記粘着テープを所定の軌道に沿って周回動作させて前記フィルム材の端部を当該フィルム材が貼り付けられた前記ワーク部材から剥離させた後に、把持手段により、既に剥離した前記フィルム材の端部を把持して、前記把持手段を前記ワーク部材から離れる方向に沿って移動させて前記フィルム材の残りを前記ワーク部材から剥離することを特徴とするフィルム材の剥離方法。
  2. 前記剥離動作を開始する際に前記粘着テープを剥離する前記フィルム材の端部に最初に接触させることを特徴とする請求項1に記載のフィルム材の剥離方法。
  3. 前記粘着テープ支持部材を、前記フィルム材の貼り付けられたワーク部材の端部から粘着テープが所定の軌道に沿って周回動作させて前記フィルム材の端部を前記フィルム材が貼り付けられた前記ワーク部材から剥離させて、前記把持手段により前記剥離したフィルム材の端部を把持した後に、前記把持手段を前記フィルム材から逃がしてからまたは逃がしながら剥離動作を継続すること特徴とする請求項1または請求項2に記載のフィルム材の剥離方法。
  4. 前記粘着テープ支持部材を複数ユニット設け、前記複数ユニットを用いてほぼ同時に剥離動作を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のフィルム材の剥離方法。
  5. ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置であって、
    リング形状に巻回してエンドレスループ化した粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置する粘着テープ支持部材を有し、前記粘着テープ支持部材は、フィルム材の剥離機能,剥離前の前記フィルム材と前記粘着テープとの平行軌道化機能,剥離後のフィルム材を前記粘着テープに付着させて持ち上げる持上げ機能及び前記粘着テープへのテンション付加機能の4種類の機能を有する複数の回転ローラから構成されていることを特徴とするフィルム材の剥離装置。
  6. 前記4種類の機能を有する複数の回転ローラは、平行に固定された2枚の板材の対向間に回転自在に支持され、且つ前記粘着テープ支持部材が前記2枚の板材の一方に所定位置に固定されるベース部材を有することを特徴とする請求項5に記載のフィルム材の剥離装置。
  7. 前記4種類の機能を有する複数の回転ローラの少なくとも1本がクラウン加工面を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載フィルム材の剥離装置。
  8. 前記4種類の機能を有する複数の回転ローラの少なくとも1本が前記粘着テープのリング形状に内側方向に可動な移動機構を有することを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れかに記載のフィルム材の剥離装置。
  9. ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置であって、
    リング形状に巻回してエンドレスループ化した粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置した粘着テープ支持部材と、
    前記粘着テープ支持部材を前記粘着テープの周回方向と同じ方向に平行移動させる粘着テープ支持部材駆動機構と、
    前記フィルム材を把持する把持機構と、
    前記把持機構を前記粘着テープ支持部材駆動機構により前記粘着テープ支持部材が移動する方向と同方向に平行移動させる前記把持機構駆動機構と、
    を備え、前記各機構をユニット化したことを特徴とするフィルム材の剥離装置。
  10. 前記粘着テープをその巻回方向に所定の軌道に沿って周回可能に設置した粘着テープ支持部材を複数ユニット設け、前記複数ユニットのそれぞれに前記ワーク部材に対して独立した押圧機能を設けたことを特徴とする請求項5乃至請求項9の何れかに記載のフィルム材の剥離装置。


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