JP2016160072A - 剥離装置及び剥離ヘッド - Google Patents

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昌年 向田
今井 康雄
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Abstract

【課題】歩留り低下を抑制することが可能な剥離装置及び剥離ヘッドを提供する。【解決手段】ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置であって、エンドレスループ状に形成された粘着テープと、前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラーと、前記第1ローラーに連動する第2ローラーと、を備え、前記第1ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラーを変位させるのに連動して前記粘着テープの周回方向と同じ方向に前記第2ローラーを変位させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離装置。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、剥離装置及び剥離ヘッドに関する。
ワーク部材の表面の保護などの目的で一時的にワーク部材に貼付されたフィルム材をワーク部材から剥離する剥離装置が提案されている。一例では、エンドレスループ化した粘着テープを設置した粘着テープ支持部材をワーク部材の端部に接触させ、粘着テープを周回動作させてフィルム材の端部をワーク部材から剥離させた後に、フィルム材の端部を把持してワーク部材から離れる方向に移動させてフィルム材の残りをワーク部材から剥離する技術が知られている。
特開2006−193308号公報
本実施形態の目的は、歩留り低下を抑制することが可能な剥離装置及び剥離ヘッドを提供することにある。
本実施形態によれば、
ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置であって、エンドレスループ状に形成された粘着テープと、前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、前記粘着テープと前記フィルム材を接着する第1ローラーと、前記粘着テープの周回方向と同じ方向に移動される第2ローラーと、を備え、前記フィルム材が前記ワーク部材から剥離されるときに、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させることを特徴とする剥離装置が提供される。
本実施形態によれば、
ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置であって、エンドレスループ状に形成された粘着テープと、前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラー及び第2ローラーと、を備え、前記第1ローラー及び前記第2ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラー及び前記第2ローラーを前記支持部に接近させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離装置が提供される。
本実施形態によれば、
ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置に適用される剥離ヘッドであって、エンドレスループ状に形成された粘着テープと、前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラーと、前記第1ローラーに連動する第2ローラーと、を備え、前記第1ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラーを変位させるのに連動して前記粘着テープの周回方向と同じ方向に前記第2ローラーを変位させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離ヘッドが提供される。
本実施形態によれば、
ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置に適用される剥離ヘッドであって、エンドレスループ状に形成された粘着テープと、前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラー及び第2ローラーと、を備え、前記第1ローラー及び前記第2ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラー及び前記第2ローラーを前記支持部に接近させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離ヘッドが提供される。
本実施形態によれば、
剥離装置に適用される剥離ヘッドであって、エンドレスループ状に形成された粘着テープと、前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、L字状に形成され回転軸の中心を支点として回転可能に支持されたローラー支持部材と、前記支点に対して前記ローラー支持部材の一端側で支持された第1ローラーと、前記支点に対して前記ローラー支持部材の他端側で支持された第2ローラーと、を備え、前記第1ローラー及び第2ローラーは、前記ローラー支持部材の回転に伴って、所定の方向に変位する剥離ヘッドが提供される。
図1は、第1実施形態に係る剥離装置の構成を示す側面図である。 図2は、第1実施形態に係る剥離装置の剥離動作を模式的に示した図である。 図3は、図2に示した剥離装置においてフィルム材をワーク部材から剥離するための適正な剥離角を示す図である。 図4は、第2実施形態に係る剥離装置の剥離動作を模式的に示した図である。 図5は、液晶表示パネルを模式的に示した図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、第1実施形態に係る剥離装置1の構成を示す側面図である。剥離装置1は、ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材をワーク部材から剥離する剥離装置である。
剥離装置1は、移動機構2、剥離ヘッドHDを備えている。剥離ヘッドHDは、本体BD、第1支持部SP1、第2支持部SP2、ローラー支持部材RS、第1ローラーRL1、第2ローラーRL2、及び、粘着テープATを備えている。
第1支持部SP1及び第2支持部SP2は、本体BDの内部に備えられている。第1支持部SP1及び第2支持部SP2は、例えば、本体BDに回転可能に支持されたローラーであるが、本体BDに固定されたガイドピンなどであっても良い。
ローラー支持部材RSは、L字形状に形成され、回転軸Sの中心を支点として本体BDによって回転可能に支持されている。より具体的には、ローラー支持部材RSは、第1部分RS1及び第2部分RS2を有している。第1部分RS1及び第2部分RS2は、それぞれ直線状に形成され、互いに異なる方向に延出している。回転軸Sは、第1部分RS1及び第2部分RS2の交差する部分の近傍に位置している。ローラー支持部材RSは、支点に対して、その一端側で第1ローラーRL1を回転可能に支持し、他端側で第2ローラーRL2を回転可能に支持している。第1ローラーRL1は、第1部分RS1に支持されている。第2ローラーRL2は、第2部分RS2に支持されている。第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2は、ローラー支持部材RSの回転に伴って所定の方向に移動される。第2ローラーRL2は、第1ローラーRL1に連動して移動される。第1支持部SP1、第2支持部SP2、第1ローラーRL1、及び、第2ローラーRL2は、筒状に形成され、それぞれの回転軸が平行となるように配置されている。第1ローラーRL1は、回転軸a1を有しており、回転軸a1の中心を支点として回転する。第2ローラーRL2は、回転軸a2を有しており、回転軸a2の中心を支点として回転する。回転軸Sの中心から回転軸a1の中心までの第1距離L1は、回転軸Sの中心から回転軸a2の中心までの第2距離L2より短い。一例では、第1距離L1は、第2距離L2の約半分である。
粘着テープATは、エンドレスループ状に形成されている。粘着テープATは、第1支持部SP1、第2支持部SP2、第1ローラーRL1、第2ローラーRL2によって周回可能に支持されている。図示した例では、粘着テープATは、矢印Rで示した時計回りに周回可能である。粘着テープATは、第1支持部SP1、第2支持部SP2、第1ローラーRL1、及び、第2ローラーRL2と接している側の内面と、この内面と反対側の外面とを有している。内面は粘着力を有しておらず、外面は粘着力を有している。なお、粘着テープATの幅については詳述しないが、フィルム材FLの幅と同等である必要はない。
移動機構2は、剥離ヘッドHDを保持し、フィルム材の剥離動作を行うために剥離ヘッドHDを移動させる。一例では、移動機構2は、剥離ヘッドHDを図中の矢印a及びbで示す方向に移動させることが可能である。矢印aは、例えば第1移動方向に相当し、剥離ヘッドHDをフィルム材に対して接離する方向を示している。矢印bは、例えば第2移動方向に相当し、フィルム材をその面に沿って引きはがす方向を示している。なお、移動機構2の詳細については説明を省略するが、移動機構2は、例えば、剥離ヘッドHDを矢印aの方向に移動させる昇降機構、及び、剥離ヘッドHDを矢印bの方向に移動させるスライド機構などを備えて構成されている。
図2は、第1実施形態に係る剥離装置1の剥離動作を模式的に示した図である。図2の剥離ヘッドHDは、図1の剥離ヘッドHDを模式的に示したものであり、ここでは主要な構成のみが示されている。
図2(a)は、剥離動作の第1ステップを示している。剥離動作の初期状態において、剥離ヘッドHDは、フィルム材FLが貼付されたワーク部材Wから離間している。その後、剥離ヘッドHDは、図1に示した移動機構2によって、第1ローラーRL1に支持された部分の粘着テープATがフィルム材FLに接するように矢印cの方向へ移動される。また、初期状態においては、粘着テープATにテンションがかかった状態が保たれている。
図2(b)は、剥離動作の第2ステップを示している。なお、図中の破線は、図2(a)に示した初期状態のローラー支持部材RSに相当する。剥離ヘッドHDが矢印cの方向に移動するのに伴い、第1ローラーRL1は、粘着テープATをフィルム材FLの端部に接着する。第1ローラーRL1が粘着テープATを介してフィルム材FLに突き当たった状態で、剥離ヘッドHDがさらに矢印cの方向に移動するのに伴い、ローラー支持部材RSは、初期状態よりも、回転軸Sを支点として時計回りに回転する。このとき、第1ローラーRL1は矢印dの方向に変位し、また、第2ローラーRL2も第1ローラーRL1に連動して矢印eの方向に変位する。なお、矢印d及びeは、いずれも回転軸Sを中心として時計回りの方向であり、図1に示した粘着テープATの周回方向を示す矢印Rと同じ方向である。このような変位により、第1ローラーRL1は第2支持部SP2から離間する側に移動し、第2ローラーRL2は第1支持部SP1に接近する側に移動する。第1ローラーRL1は、第2ローラーRL2よりも回転軸Sから近い距離に位置しているため、第1ローラーRL1の変位量(あるいは時計回りの回転量)は第2ローラーRL2の変位量(あるいは時計回りの回転量)より小さい。このような第1ローラーRL1と第2ローラーRLとの変位量の差により、テンションがかかっていた状態の粘着テープATに撓みが形成される。
図2(c)は、剥離動作の第3ステップを示している。剥離ヘッドHDは、図2(b)の状態から、固定されたフィルム材FL及びワーク部材Wに対して矢印fの方向へ移動される。このとき、第1ローラーRL1は、粘着テープATをフィルム材FLに押し付けながら回転し、矢印fの方向へ移動される。これにより、粘着テープATとフィルム材FLとの接着面が拡張される。粘着テープATは、その一部がフィルム材FLに接着されているため、剥離ヘッドHDの移動に伴って、撓みが形成されていた粘着テープATにテンションがかかり、剥離角θが形成される。ここで、剥離角θは鋭角に形成されるのが望ましい。フィルム材FLの先端付近の粘着テープATには作用点Aが生じる。剥離ヘッドHDの移動に伴い、作用点Aと第2ローラーRL2との間の粘着テープATは第1ローラーRL1から離間する。そのため、剥離角θを鋭角に形成することが可能である。なお、剥離角θとは、粘着テープのうち、作用点Aからフィルム材FLに接着された部分と、作用点Aと第2ローラーRL2との間の部分とのなす角度に相当する。
図2(d)は、剥離動作の第4ステップを示している。剥離ヘッドHDは、図2(c)の状態から、フィルム材FL及びワーク部材Wに対してさらに矢印fの方向へ移動される。このとき、第1ローラーRL1は、粘着テープATをフィルム材FLに押し付けながら回転する。テンションのかかった状態の粘着テープATは、第1ローラーRL1の回転に伴って矢印Rの方向に周回する。これにより、粘着テープATはフィルム材FLの端部を巻き上げ、さらに粘着テープATが周回することでフィルム材FLはワーク部材Wから剥離される。フィルム材FLとワーク部材Wとが互いに接着される接着力は、粘着テープATとフィルム材FLとが互いに接着される接着力より弱いため、粘着テープATがフィルム材FLを巻き上げることが可能となる。
図3は、図2に示した剥離装置においてフィルム材FLをワーク部材Wから剥離するための適正な剥離角を示す図である。ここでは、第1方向Xはフィルム材FLの面(あるいはフィルム材FLと粘着テープATとの接着面)に沿った方向とし、第2方向Yは第1方向Xに直交する方向である。
ワーク部材Wからフィルム材FLを剥離するための剥離力は、第2方向Yに係る力のベクトルに相当する。また、ワーク部材Wが曲がらないように保持する保持力は、第1方向Xに係る力のベクトルに相当する。ワーク部材Wへのダメージを抑えつつ、フィルム材FLをワーク部材Wから剥離するためには、剥離力と保持力のバランスが保たれる必要がある。そのため、剥離角θは第1方向Xに対して鋭角に形成されることが望ましく、より適正な剥離角θは10〜80度の範囲で形成されるのが望ましい。
第1実施形態によれば、ワーク部材Wからフィルム材FLが剥離される直前に、粘着テープATに撓みが形成された状態で、粘着テープATとフィルム材FLが接着されている。このため、剥離ヘッドHDが移動することにより、撓んでいた粘着テープATにテンションがかかり、粘着テープATに剥離角θが形成される。この時、ワーク部材W及びフィルム材FLが薄く、柔軟であったとしても、剥離角θは、ワーク部材Wへのダメージを減らす保持力と、フィルム材FLを剥離するための剥離力とのバランスが適正に保たれる範囲内に形成されている。このため、ワーク部材Wの破損を抑制しつつ、フィルム材FLを確実に剥離することが可能となる。したがって、歩留り低下を抑制することが可能な剥離装置及び剥離ヘッドを提供することができる。
また、剥離ヘッドHDは、エンドレスループ状の粘着テープATと、第1支持部SP1、第2支持部SP2、第1ローラーRL1、第2ローラーRL2、ローラー支持部材RS等の部材により形成されている。このため、剥離ヘッドHD自体は電気的に駆動される部材を備える必要がなく、剥離ヘッドHDの構成の簡素化及び小型化が可能である。
また、粘着テープATはエンドレスループ状に形成されているため、複数回にわたって再利用することが可能となる。このため、剥離したフィルム材FLとともに粘着テープを巻き取る方式と比較して、装置の小型化が可能となるとともに、コストの削減が可能である。発明者が第1実施形態の剥離装置を用いてフィルム材FLを剥離する実験を行ったところ、1本のエンドレスループ状の粘着テープATにおいて、2000枚のフィルム材FLを剥離できることが確認された。
また、テンションがかかった状態の粘着テープATは、第1ローラーRL1の回転に伴って周回するため、粘着テープATにかかる摩擦抵抗を低減することが可能となる。
次に第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態に係る剥離装置の剥離動作を模式的に示した図である。ここでは主要な構成のみが示されている。
図4(a)は、剥離動作の第1ステップを示している。ここで、図4(a)を参照しながら第2実施形態に係る剥離ヘッドHDについて簡単に説明する。剥離ヘッドHDは、支持部SP、ローラー支持部材RS、第1ローラーRL1、第2ローラーRL2、及び、粘着テープATを備えている。
支持部SPは、ローラー支持部材RSによって回転可能に支持されている。第1ローラーRL1は、弾性体EL1を介してローラー支持部材RSに回転可能に支持されている。第2ローラーRL2は、弾性体EL2を介してローラー支持部材RSに回転可能に支持されている。弾性体EL1及びEL2は、例えばばねである。第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2は、フィルム材FLと平行な面内に並んで配置されている。粘着テープATは、エンドレスループ状に形成されている。粘着テープATは、支持部SP、第1ローラーRL1、及び、第2ローラーRL2によって周回可能に支持されている。
第2実施形態においても第1実施形態と同様に、剥離ヘッドHDは、図示しない移動機構によって移動可能である。つまり、剥離ヘッドHDは、移動機構によって、フィルム材FLに対して接離する第1移動方向、また、フィルム材FLをその面に沿って引きはがす第2移動方向へ移動される。
図4(a)に示すように、剥離動作の初期状態において、剥離ヘッドHDは、フィルム材FLが貼付されたワーク部材Wから離間している。その後、剥離ヘッドHDは、移動機構によって、第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2に支持された部分の粘着テープATがフィルム材FLに接するように、図4(a)中の矢印gの方向へ移動される。なお、初期状態においては、弾性体EL1及びEL2が伸長した状態であり、粘着テープATにテンションがかかった状態が保たれている。
図4(b)は、剥離動作の第2ステップを示している。剥離ヘッドHDが矢印gの方向に移動するのに伴い、第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2は、粘着テープATをフィルム材FLに接着する。第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2が粘着テープATを介してフィルム材FLに突き当たった状態で、剥離ヘッドHDがさらに矢印gの方向に移動するのに伴い、弾性体EL1及びEL2が収縮する。これにより、第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2が支持部SPに接近し、テンションがかかっていた状態の粘着テープATに撓みが形成される。
図4(c)は、剥離動作の第3ステップを示している。剥離ヘッドHDは、図4(b)の状態から、固定されたフィルム材FL及びワーク部材Wに対して矢印hの方向へ移動される。このとき、第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2は、粘着テープATをフィルム材FLに押し付けながら回転し、矢印hの方向へ移動される。粘着テープATは、その一部がフィルム材FLに接着されているため、剥離ヘッドHDの移動に伴って、撓みが形成されていた粘着テープATにテンションがかかり、剥離角θが形成される。ここで、剥離角θは鋭角に形成されるのが望ましい。また、適正な剥離角の範囲は第1実施形態と等しい。
図4(d)は、剥離動作の第4ステップを示している。剥離ヘッドHDは、図4(c)の状態から、さらに矢印hの方向へ移動される。テンションのかかった状態の粘着テープATは、第1ローラーRL1及び第2ローラーRL2の回転に伴って矢印Rの方向に周回する。これにより、粘着テープATはフィルム材FLの端部を接着して巻き上げ、さらに粘着テープATが周回することでフィルム材FLはワーク部材Wから剥離される。
このような第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記の第1及び第2実施形態においては、フィルム材FL及びワーク部材Wが固定され、剥離ヘッドHDが、フィルム材FL及びワーク部材Wに対して移動していたが、剥離ヘッドHDと、フィルム材FL及びワーク部材Wとが相対的に移動していればよく、フィルム材FL及びワーク部材Wが固定された剥離ヘッドHDに対して移動してもよいし、双方が移動してもよい。
次に、ワーク部材の一例について説明する。
図5は、液晶表示パネルPNLを模式的に示した図である。液晶表示パネルPNLは、互いに貼り合わせられた第1基板SUB1及び第2基板SUB2を備えている。第1光学素子OD1は、第1基板SUB1に接着されている。第2光学素子OD2は、第2基板SUB2に接着されている。これらの第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2は、それぞれ偏光板を含んでおり、必要に応じてさらに位相差板などの他の光学部材を含んでいても良い。上記のワーク部材Wは、例えば、第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2であり、液晶表示パネルPNLに接着される前のこれらの接着面がフィルム材で保護されている。
第1実施形態及び第2実施形態で示した剥離装置は、例えば、第1光学素子OD1や第2光学素子OD2の保護用フィルム材を剥離するのに適用される。なお、剥離装置の適用例は、ここで説明した例に限られるものではなく、その他のワーク材からフィルム材を剥離するのに適用可能である。また、例えば、上記ワーク部材Wのサイズは、第1光学素子OD1及び第2光学素子OD2のサイズに等しい。
以上説明したように、本実施形態によれば、歩留り低下を抑制することが可能な剥離装置及び剥離ヘッドを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
W…ワーク部材 FL…フィルム材 1…剥離装置 AT…粘着テープ
SP1…第1支持部 SP2…第2支持部
RL1…第1ローラー RL2…第2ローラー
S…回転軸 RS…ローラー支持部材 L1…第1距離 L2…第2距離
HD…剥離ヘッド θ…剥離角

Claims (9)

  1. ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置であって、
    エンドレスループ状に形成された粘着テープと、
    前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、
    前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラーと、
    前記第1ローラーに連動する第2ローラーと、を備え、
    前記第1ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラーを変位させるのに連動して前記粘着テープの周回方向と同じ方向に前記第2ローラーを変位させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離装置。
  2. さらに、L字形状に形成され回転軸の中心を支点として回転可能に支持されたローラー支持部材を備え、前記ローラー支持部材は、前記支点に対して一端側で前記第1ローラーを支持し、前記支点に対して他端側で前記第2ローラーを支持する請求項1に記載の剥離装置。
  3. 前記支点から前記第1ローラーまでの第1距離が、前記支点から前記第2ローラーまでの第2距離より短い請求項2に記載の剥離装置。
  4. ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置であって、
    エンドレスループ状に形成された粘着テープと、
    前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、
    前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラー及び第2ローラーと、を備え、
    前記第1ローラー及び前記第2ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラー及び前記第2ローラーを前記支持部に接近させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離装置。
  5. 前記粘着テープは、撓みが形成された後、前記ワーク部材に対して鋭角の剥離角が形成される請求項1または4に記載の剥離装置。
  6. 前記粘着テープと、前記支持部と、前記第1ローラーと、前記第2ローラーと、を備える剥離ヘッドと、
    前記剥離ヘッドを前記フィルム材に対して接離する第1移動方向、及び、前記第1移動方向に交差する第2移動方向に移動させる移動機構と、を備える請求項1または4に記載の剥離装置。
  7. ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置に適用される剥離ヘッドであって、
    エンドレスループ状に形成された粘着テープと、
    前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、
    前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラーと、
    前記第1ローラーに連動する第2ローラーと、を備え、
    前記第1ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラーを変位させるのに連動して前記粘着テープの周回方向と同じ方向に前記第2ローラーを変位させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離ヘッド。
  8. ワーク部材の表面に貼り付けられたフィルム材を前記ワーク部材から剥離させるフィルム材の剥離装置に適用される剥離ヘッドであって、
    エンドレスループ状に形成された粘着テープと、
    前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、
    前記粘着テープと前記フィルム材とを接着する第1ローラー及び第2ローラーと、を備え、
    前記第1ローラー及び前記第2ローラーが前記フィルム材を前記ワーク部材から剥離させるときに、前記粘着テープを前記フィルム材に接着させた前記第1ローラー及び前記第2ローラーを前記支持部に接近させて、前記粘着テープに撓みを形成してから前記フィルム材を剥離させる剥離ヘッド。
  9. 剥離装置に適用される剥離ヘッドであって、
    エンドレスループ状に形成された粘着テープと、
    前記粘着テープを周回可能に支持する支持部と、
    L字状に形成され回転軸の中心を支点として回転可能に支持されたローラー支持部材と、
    前記支点に対して前記ローラー支持部材の一端側で支持された第1ローラーと、
    前記支点に対して前記ローラー支持部材の他端側で支持された第2ローラーと、を備え、
    前記第1ローラー及び第2ローラーは、前記ローラー支持部材の回転に伴って、所定の方向に変位する剥離ヘッド。
JP2015042408A 2015-03-04 2015-03-04 剥離装置及び剥離ヘッド Pending JP2016160072A (ja)

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