JP2004207210A - 非水電解質電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】容量密度が高い新規な正極活物質を用いた非水電解質電池を得る。
【解決手段】Ni及び/またはNi化合物あるいはFe及び/またはFe化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族及びVIIB族の元素のリチウム化合物(例えば、LiClまたはLiFなどのハロゲン化リチウム)が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれていることを特徴としている。
【選択図】 図1
【解決手段】Ni及び/またはNi化合物あるいはFe及び/またはFe化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族及びVIIB族の元素のリチウム化合物(例えば、LiClまたはLiFなどのハロゲン化リチウム)が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれていることを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な正極活物質を用いた非水電解質電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
硫化ニッケルや硫化鉄は、高い容量密度が期待される材料である。しかしながら、これらの化合物は、二次電池用負極活物質及び負極添加剤として検討されてきた(特許文献1及び2)。その理由は、以下に示す反応でこれらの化合物がリチウムと反応する際の電位が低いからである。
【0003】
NiS+2Li++2e− → Ni+Li2S
FeS+2Li++2e− → Fe+Li2S
NiSの場合は、1.4V vs.Li/Li+であり、FeSの場合は、1.3V vs.Li/Li+である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−297359号公報
【特許文献2】
特開2000−133247号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、硫化ニッケル及び硫化鉄は、高い理論容量密度を有するにもかかわらず、非水電解質電池の正極活物質として十分に検討されていなかった。
【0006】
本発明の目的は、容量密度が高い新規な正極活物質を用いた非水電解質電池を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の局面の非水電解質電池は、Ni及び/またはNi化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族またはVIIB族の元素のリチウム化合物が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれていることを特徴としている。
【0008】
本発明の第2の局面の非水電解質電池は、Fe及び/またはFe化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族またはVIIB族の元素のリチウム化合物が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれていることを特徴としている。
【0009】
周期律表VIB族の元素として、具体的には、O、S、Se、Te、及びPoなどが挙げられる。周期律表VIIB族の元素として、具体的には、F、Cl、Br、I、及びAtなどが挙げられる。従って、リチウム化合物として、具体的には、ハロゲン化リチウム、酸化リチウム、硫化リチウム、及びセレン化リチウムなどが挙げられる。これらはそれぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0010】
ハロゲン化リチウムとして、特に好ましくは、LiCl及びLiFが用いられる。
Ni化合物及びFe化合物としては、NiまたはFeの酸化物、硫化物、ハロゲン化物、及び酸素酸塩などが挙げられる。
【0011】
Ni化合物の具体例としては、NiO、NiO2、NiS、Ni3S4、NiS2、Ni3S2、及びNiCl2から選ばれる少なくとも1種の化合物が選ばれる。Fe化合物の具体例としては、FeO、Fe3O4、Fe2O3、FeS、Fe3S4、Fe2S3、FeS2、FeCl2及びFeCl3から選ばれる少なくとも1種の化合物が選ばれる。
【0012】
本発明の非水電解質電池におおいては、正極にNiまたはFe及び/またはそれらの化合物が含まれ、リチウム化合物が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれる。非水電解質中に溶解したリチウム化合物が、一般に充放電反応に関与するので、非水電解質中にリチウム化合物を含ませることが好ましいが、非水電解質には多量のリチウム化合物を溶解させることができないので、正極及び/または負極にもリチウム化合物を含ませることが好ましい。一般には、正極にリチウム化合物を含ませる。
【0013】
リチウム化合物は、放電生成物の形態である。例えば、リチウム化合物がLiClである場合、充電によってLiClを、LiとClに分け、Liを放出するとともにClを貯蔵する必要がある。また、放電の際にはLiとClからLiClを生成させる必要がある。同様に、リチウム化合物がLiFである場合、充電によってLiFをLiとFに分け、Liを放出するとともにFを貯蔵する必要があり、放電の際にはLiとFからLiFを生成させる必要がある。
【0014】
リチウム化合物が、Li2O、Li2S、またはLi2Seなどである場合も同様である。すなわち、充電によってLiとO、LiとS、またはLiとSeに分け、Liを放出するとともに、O、S、またはSeを貯蔵する。また、放電の際には、O、S、またはSeがLiと反応し、Li2O、Li2S、またはLi2Seに戻る。
【0015】
正極に含まれる化合物がNiSまたはFeSであり、リチウム化合物がLiFまたはLiClである場合、充電によりNiSまたはFeSが酸化され、NiSまたはFeS全体で電子が不足する状態となる。そして、この電荷保証としてF−またはCl−が供給され、見かけ上(NiS)x+・xF−または(FeS)x+・xCl−という構造が生成すると考えられる。(NiS)x+または(FeS)x+は、実際には(Ni2+S2−)x+または(Fe2+S2−)x+であると考えられる。また、S2−が部分的あるいは全体的に酸化されたものと考えれば、例えば、x=2の場合、Ni2+・S・2F−またはFe2+・S・2Cl−であると考えることもできる。
【0016】
本発明において、非水電解質には、フッ素を含むリチウム塩が溶質として含有されていることが好ましい。フッ素を含むリチウム塩としては、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiSbF6、LiF・(C6F5)3B、及びLiCl・(C6F5)3Bなどのルイス酸塩を挙げることができる。これらのフッ素を含むリチウム塩が電解質中に含有されていると、これらが媒介となって、LiClまたはLiFとの反応が進行するものと思われる。
【0017】
また、非水電解質中に、AlCl3が含有されていると、LiClと反応してLiAlCl4を形成し、これが媒介となってLiClまたはLiFとの反応に関与するものと思われる。
【0018】
本発明における非水電解質の溶媒としては、従来から非水電解質二次電池の溶媒として用いられている溶媒を用いることができる。例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニリデンカーボネートなどの環状カーボネート、及びジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどの鎖状カーボネートが挙げられる。また、好ましくは、上記環状カーボネートと上記鎖状カーボネートの混合溶媒が用いられる。
【0019】
Ni化合物またはFe化合物を正極活物質として用いる場合、これらの化合物を溶解しないような溶媒を用いることが好ましい。フッ素を含む溶媒には、これらの化合物を溶解しない溶媒が多い。フッ素を含む溶媒としては、具体的には、フッ素化炭酸エステルまたはフッ素化エーテルなどが挙げられる。フッ素化炭酸エステルとしては、フッ素化環状炭酸エステル及びフッ素化鎖状エステルが挙げられる。フッ素化環状炭酸エステルとしては、トリフルオロプロピレンカーボネートが挙げられる。フッ素化鎖状エステルとしては、CF3CH2O−CO−OCH2CF3が挙げられる。フッ素化エーテルとしては、H(CF2)4CH2−O−CF2CF2Hが挙げられる。
【0020】
また、本発明における非水電解質には、リン酸エステルが含有されていてもよい。
本発明における負極材料は、リチウムを吸蔵・放出し得る材料であれば特に限定されるものではないが、本発明の非水電解質電池が二次電池である場合、負極材料としては、炭素材料や、ケイ素、ゲルマニウム及び錫などのリチウムと合金化し得る材料が好ましく用いられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
【0022】
(実施例1)
NiS21mg、LiF24mg、黒鉛75mg、及び結着剤30mgを混合した後、この混合物30mgを150kg/cm2の成形圧力でプレスして、ペレット状の電極を作製した。得られたペレット状の電極を、Al製集電メッシュではさみ、正極とした。
【0023】
得られた正極を用いて、図2に示すような構造の試験セルを作製した。図2に示すように、容器5内には、非水電解質が入れられており、この非水電解質中に正極1、負極2、及び参照極3が挿入されている。正極1と負極2の間にはセパレータ4が設けられている。負極2及び参照極3としては、リチウム金属を用いた。また、セパレータ4としては、ポリプロピレンを用いた。非水電解質としては、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の体積比1:1の混合溶媒に、1モル/リットル(1M)のLiPF6を含有させ、かつLiFを飽和させたものを用いた。
【0024】
なお、NiSについて、各種溶媒に対する溶解性を評価したところ、EC/DEC(ECとDECの体積比1:1の混合溶媒)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジメトキシエタン(DME)、プロピレンカーボネート(PC)、トリフルオロプロピレンカーボネート(TFPC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)のそれぞれにNiSが溶け出さないことが確認された。本実施例では、EC/DECを溶媒として用いた。なお、溶質であるLiPF6は、非水電解質中でLiFとPF5の形態で存在しているので、非水電解質中にLiFが含有されていると考えることができる。
【0025】
上記試験セルについて、サイクリックボルタモグラムを測定した。電位走査条件は、電位走査速度1mV/秒、電位走査範囲を2.5〜5.0Vとした。サイクリックボルタモグラムを図1に示す。
【0026】
電位走査結果を積分し、算出された放電容量は58mAh/gであり、充放電効率は53パーセントであり、放電電位は2.8Vであった。従って、NiSを正極活物質として用いて、充放電が可能であることが確認された。
【0027】
(実施例2)
FeS10.2mg、LiCl19.8mg、黒鉛50mg、及び結着剤20mgを混合した後、この混合物30mgを150kg/cm2の成形圧力でプレスして、ペレット状の電極を作製した。得られたペレット状の電極を、Ni製集電体の上に貼り合わせ、正極とした。この正極を用いて、実施例1と同様の試験セルを作製した。なお、非水電解質としては、トリフルオロプロピレンカーボネート(TFPC)に、1モル/リットル(1M)のLiAlCl4を含有させ、かつLiClを飽和させたものを用いた。
【0028】
上記試験セルについて、実施例1と同様にしてサイクリックボルタモグラムを測定した。サイクリックボルタモグラムを図3に示す。
なお、FeSについて、TFPCに対する溶解性を確認したところ、TFPCには、FeSが溶け出さないことが確認された。従って、本実施例では、TFPCを溶媒に用いている。なお、溶質であるLiAlCl4は、非水電解質中でLiClとAlCl3との形態で存在している。従って、別途添加したLiCl以外に、既にLiClが非水電解質中に含有されていると考えることができる。
【0029】
電位走査結果を積分し、算出された放電容量は32mAh/gであり、放電電位は2.8Vであった。従って、TFPC中でFeSの充放電が可能であることが確認された。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、容量密度の高い非水電解質電池とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるサイクリックボルタモグラムを示す図。
【図2】本発明の実施例において作製した試験セルを示す模式図。
【図3】本発明の実施例におけるサイクリックボルタモグラムを示す図。
【符号の説明】
1…正極
2…負極
3…参照極
4…セパレータ
5…容器
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な正極活物質を用いた非水電解質電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
硫化ニッケルや硫化鉄は、高い容量密度が期待される材料である。しかしながら、これらの化合物は、二次電池用負極活物質及び負極添加剤として検討されてきた(特許文献1及び2)。その理由は、以下に示す反応でこれらの化合物がリチウムと反応する際の電位が低いからである。
【0003】
NiS+2Li++2e− → Ni+Li2S
FeS+2Li++2e− → Fe+Li2S
NiSの場合は、1.4V vs.Li/Li+であり、FeSの場合は、1.3V vs.Li/Li+である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−297359号公報
【特許文献2】
特開2000−133247号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、硫化ニッケル及び硫化鉄は、高い理論容量密度を有するにもかかわらず、非水電解質電池の正極活物質として十分に検討されていなかった。
【0006】
本発明の目的は、容量密度が高い新規な正極活物質を用いた非水電解質電池を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の局面の非水電解質電池は、Ni及び/またはNi化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族またはVIIB族の元素のリチウム化合物が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれていることを特徴としている。
【0008】
本発明の第2の局面の非水電解質電池は、Fe及び/またはFe化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族またはVIIB族の元素のリチウム化合物が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれていることを特徴としている。
【0009】
周期律表VIB族の元素として、具体的には、O、S、Se、Te、及びPoなどが挙げられる。周期律表VIIB族の元素として、具体的には、F、Cl、Br、I、及びAtなどが挙げられる。従って、リチウム化合物として、具体的には、ハロゲン化リチウム、酸化リチウム、硫化リチウム、及びセレン化リチウムなどが挙げられる。これらはそれぞれ単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0010】
ハロゲン化リチウムとして、特に好ましくは、LiCl及びLiFが用いられる。
Ni化合物及びFe化合物としては、NiまたはFeの酸化物、硫化物、ハロゲン化物、及び酸素酸塩などが挙げられる。
【0011】
Ni化合物の具体例としては、NiO、NiO2、NiS、Ni3S4、NiS2、Ni3S2、及びNiCl2から選ばれる少なくとも1種の化合物が選ばれる。Fe化合物の具体例としては、FeO、Fe3O4、Fe2O3、FeS、Fe3S4、Fe2S3、FeS2、FeCl2及びFeCl3から選ばれる少なくとも1種の化合物が選ばれる。
【0012】
本発明の非水電解質電池におおいては、正極にNiまたはFe及び/またはそれらの化合物が含まれ、リチウム化合物が、正極、非水電解質、及び負極の少なくともいずれかに含まれる。非水電解質中に溶解したリチウム化合物が、一般に充放電反応に関与するので、非水電解質中にリチウム化合物を含ませることが好ましいが、非水電解質には多量のリチウム化合物を溶解させることができないので、正極及び/または負極にもリチウム化合物を含ませることが好ましい。一般には、正極にリチウム化合物を含ませる。
【0013】
リチウム化合物は、放電生成物の形態である。例えば、リチウム化合物がLiClである場合、充電によってLiClを、LiとClに分け、Liを放出するとともにClを貯蔵する必要がある。また、放電の際にはLiとClからLiClを生成させる必要がある。同様に、リチウム化合物がLiFである場合、充電によってLiFをLiとFに分け、Liを放出するとともにFを貯蔵する必要があり、放電の際にはLiとFからLiFを生成させる必要がある。
【0014】
リチウム化合物が、Li2O、Li2S、またはLi2Seなどである場合も同様である。すなわち、充電によってLiとO、LiとS、またはLiとSeに分け、Liを放出するとともに、O、S、またはSeを貯蔵する。また、放電の際には、O、S、またはSeがLiと反応し、Li2O、Li2S、またはLi2Seに戻る。
【0015】
正極に含まれる化合物がNiSまたはFeSであり、リチウム化合物がLiFまたはLiClである場合、充電によりNiSまたはFeSが酸化され、NiSまたはFeS全体で電子が不足する状態となる。そして、この電荷保証としてF−またはCl−が供給され、見かけ上(NiS)x+・xF−または(FeS)x+・xCl−という構造が生成すると考えられる。(NiS)x+または(FeS)x+は、実際には(Ni2+S2−)x+または(Fe2+S2−)x+であると考えられる。また、S2−が部分的あるいは全体的に酸化されたものと考えれば、例えば、x=2の場合、Ni2+・S・2F−またはFe2+・S・2Cl−であると考えることもできる。
【0016】
本発明において、非水電解質には、フッ素を含むリチウム塩が溶質として含有されていることが好ましい。フッ素を含むリチウム塩としては、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiSbF6、LiF・(C6F5)3B、及びLiCl・(C6F5)3Bなどのルイス酸塩を挙げることができる。これらのフッ素を含むリチウム塩が電解質中に含有されていると、これらが媒介となって、LiClまたはLiFとの反応が進行するものと思われる。
【0017】
また、非水電解質中に、AlCl3が含有されていると、LiClと反応してLiAlCl4を形成し、これが媒介となってLiClまたはLiFとの反応に関与するものと思われる。
【0018】
本発明における非水電解質の溶媒としては、従来から非水電解質二次電池の溶媒として用いられている溶媒を用いることができる。例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニリデンカーボネートなどの環状カーボネート、及びジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどの鎖状カーボネートが挙げられる。また、好ましくは、上記環状カーボネートと上記鎖状カーボネートの混合溶媒が用いられる。
【0019】
Ni化合物またはFe化合物を正極活物質として用いる場合、これらの化合物を溶解しないような溶媒を用いることが好ましい。フッ素を含む溶媒には、これらの化合物を溶解しない溶媒が多い。フッ素を含む溶媒としては、具体的には、フッ素化炭酸エステルまたはフッ素化エーテルなどが挙げられる。フッ素化炭酸エステルとしては、フッ素化環状炭酸エステル及びフッ素化鎖状エステルが挙げられる。フッ素化環状炭酸エステルとしては、トリフルオロプロピレンカーボネートが挙げられる。フッ素化鎖状エステルとしては、CF3CH2O−CO−OCH2CF3が挙げられる。フッ素化エーテルとしては、H(CF2)4CH2−O−CF2CF2Hが挙げられる。
【0020】
また、本発明における非水電解質には、リン酸エステルが含有されていてもよい。
本発明における負極材料は、リチウムを吸蔵・放出し得る材料であれば特に限定されるものではないが、本発明の非水電解質電池が二次電池である場合、負極材料としては、炭素材料や、ケイ素、ゲルマニウム及び錫などのリチウムと合金化し得る材料が好ましく用いられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
【0022】
(実施例1)
NiS21mg、LiF24mg、黒鉛75mg、及び結着剤30mgを混合した後、この混合物30mgを150kg/cm2の成形圧力でプレスして、ペレット状の電極を作製した。得られたペレット状の電極を、Al製集電メッシュではさみ、正極とした。
【0023】
得られた正極を用いて、図2に示すような構造の試験セルを作製した。図2に示すように、容器5内には、非水電解質が入れられており、この非水電解質中に正極1、負極2、及び参照極3が挿入されている。正極1と負極2の間にはセパレータ4が設けられている。負極2及び参照極3としては、リチウム金属を用いた。また、セパレータ4としては、ポリプロピレンを用いた。非水電解質としては、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の体積比1:1の混合溶媒に、1モル/リットル(1M)のLiPF6を含有させ、かつLiFを飽和させたものを用いた。
【0024】
なお、NiSについて、各種溶媒に対する溶解性を評価したところ、EC/DEC(ECとDECの体積比1:1の混合溶媒)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジメトキシエタン(DME)、プロピレンカーボネート(PC)、トリフルオロプロピレンカーボネート(TFPC)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)のそれぞれにNiSが溶け出さないことが確認された。本実施例では、EC/DECを溶媒として用いた。なお、溶質であるLiPF6は、非水電解質中でLiFとPF5の形態で存在しているので、非水電解質中にLiFが含有されていると考えることができる。
【0025】
上記試験セルについて、サイクリックボルタモグラムを測定した。電位走査条件は、電位走査速度1mV/秒、電位走査範囲を2.5〜5.0Vとした。サイクリックボルタモグラムを図1に示す。
【0026】
電位走査結果を積分し、算出された放電容量は58mAh/gであり、充放電効率は53パーセントであり、放電電位は2.8Vであった。従って、NiSを正極活物質として用いて、充放電が可能であることが確認された。
【0027】
(実施例2)
FeS10.2mg、LiCl19.8mg、黒鉛50mg、及び結着剤20mgを混合した後、この混合物30mgを150kg/cm2の成形圧力でプレスして、ペレット状の電極を作製した。得られたペレット状の電極を、Ni製集電体の上に貼り合わせ、正極とした。この正極を用いて、実施例1と同様の試験セルを作製した。なお、非水電解質としては、トリフルオロプロピレンカーボネート(TFPC)に、1モル/リットル(1M)のLiAlCl4を含有させ、かつLiClを飽和させたものを用いた。
【0028】
上記試験セルについて、実施例1と同様にしてサイクリックボルタモグラムを測定した。サイクリックボルタモグラムを図3に示す。
なお、FeSについて、TFPCに対する溶解性を確認したところ、TFPCには、FeSが溶け出さないことが確認された。従って、本実施例では、TFPCを溶媒に用いている。なお、溶質であるLiAlCl4は、非水電解質中でLiClとAlCl3との形態で存在している。従って、別途添加したLiCl以外に、既にLiClが非水電解質中に含有されていると考えることができる。
【0029】
電位走査結果を積分し、算出された放電容量は32mAh/gであり、放電電位は2.8Vであった。従って、TFPC中でFeSの充放電が可能であることが確認された。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、容量密度の高い非水電解質電池とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるサイクリックボルタモグラムを示す図。
【図2】本発明の実施例において作製した試験セルを示す模式図。
【図3】本発明の実施例におけるサイクリックボルタモグラムを示す図。
【符号の説明】
1…正極
2…負極
3…参照極
4…セパレータ
5…容器
Claims (29)
- Ni及び/またはNi化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族またはVIIB族の元素のリチウム化合物が、前記正極、前記非水電解質、及び前記負極の少なくともいずれかに含まれている非水電解質電池。
- 前記Ni化合物が、Niの酸化物、硫化物、ハロゲン化物または酸素酸塩であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質電池。
- Fe及び/またはFe化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、周期律表VIB族またはVIIB族の元素のリチウム化合物が、前記正極、前記非水電解質、及び前記負極の少なくともいずれかに含まれている非水電解質電池。
- 前記Fe化合物が、Feの酸化物、硫化物、ハロゲン化物または酸素酸塩であることを特徴とする請求項3に記載の非水電解質電池。
- 前記リチウム化合物が、ハロゲン化リチウム、酸化リチウム、硫化リチウム、及びセレン化リチウムから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解質電池。
- 前記ハロゲン化リチウムが、LiClまたはLiFであることを特徴とする請求項5に記載の非水電解質電池。
- Ni及び/またはNi化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、LiClが、前記正極、前記非水電解質、及び前記負極の少なくともいずれかに含まれている非水電解質電池。
- Ni及び/またはNi化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、LiFが、前記正極、前記非水電解質、及び前記負極の少なくともいずれかに含まれている非水電解質電池。
- 前記Ni化合物が、NiO、NiO2、NiS、Ni3S4、NiS2、Ni3S2、及びNiCl2から選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項7または8に記載の非水電解質電池。
- Fe及び/またはFe化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、LiClが、前記正極、前記非水電解質、及び前記負極の少なくともいずれかに含まれている非水電解質電池。
- Fe及び/またはFe化合物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備え、LiFが、前記正極、前記非水電解質、及び前記負極の少なくともいずれかに含まれている非水電解質電池。
- 前記Fe化合物が、FeO、Fe3O4、Fe2O3、FeS、Fe3S4、Fe2S3、FeS2、FeCl2及びFeCl3から選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項10または11に記載の非水電解質電池。
- Niのハロゲン化物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備える非水電解質電池。
- Feのハロゲン化物を含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備える非水電解質電池。
- 前記ハロゲン化物が、塩化物またはフッ化物であることを特徴とする請求項13または14に記載の非水電解質電池。
- NiSを含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備える非水電解質電池。
- FeSを含む正極と、非水電解質と、リチウムを吸蔵・放出する材料を含む負極とを備える非水電解質電池。
- 前記非水電解質が、フッ素を含むリチウム塩を溶質として含有していることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の非水電解質電池。
- 前記フッ素を含むリチウム塩が、LiPF6、LiBF4、LiF・(C6F5)3B、LiCl・(C6F5)3B、LiAsF6、及びLiSbF6から選ばれる少なくとも1種のリチウム塩であることを特徴とする請求項18に記載の非水電解質電池。
- 前記非水電解質が、AlCl3を含有していることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の非水電解質電池。
- 前記非水電解質が、フッ素を含む溶媒を含有していることを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の非水電解質電池。
- 前記フッ素を含む溶媒がフッ素化炭酸エステルまたはフッ素化エーテルであることを特徴とする請求項21に記載の非水電解質電池。
- 前記フッ素化炭酸エステルが、フッ素化環状炭酸エステルまたはフッ素化鎖状炭酸エステルであることを特徴とする請求項22に記載の非水電解質電池。
- 前記フッ素化環状炭酸エステルが、トリフルオロプロピレンカーボネートであることを特徴とする請求項23に記載の非水電解質電池。
- 前記フッ素化鎖状炭酸エステルが、CF3CH2O−CO−OCH2CF3であることを特徴とする請求項23に記載の非水電解質電池。
- 前記フッ素化エーテルが、H(CF2)4CH2−O−CF2CF2Hであることを特徴とする請求項22に記載の非水電解質電池。
- 前記非水電解質が、リン酸エステルを含有することを特徴とする請求項1〜26のいずれか1項に記載の非水電解質電池。
- 前記負極の材料が、炭素、ケイ素、ゲルマニウム、及び錫から選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1〜27のいずれか1項に記載の非水電解質電池。
- 非水電解質二次電池であることを特徴とする請求項1〜28のいずれか1項に記載の非水電解質電池。
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