JP2004205552A - 画像表示パネル、画像表示装置および画像表示パネルの製造方法 - Google Patents

画像表示パネル、画像表示装置および画像表示パネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストの増加を避けつつ短絡の生じることのない接続用電極を有する画像表示パネルを実現すること。
【解決手段】画像表示パネルの端子領域2において、基板21上に配線構造3および接続用電極5、絶縁層17、保護絶縁層18、絶縁層19を順次積層した構造を有する。絶縁層19が段差構造を有することによって、画像表示領域1上に画素電極を形成する工程において接続用電極5上に導電層が残存することを防止し、接続用電極5が短絡することを抑制する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像表示領域および該画像表示領域に外部駆動回路から電気信号を入力する端子領域を備えた画像表示装置に関し、特に製造工程上の負担を増大させることなく端子領域に存在する複数の配線構造間に短絡を生じることのない画像表示パネル、画像表示装置および画像表示パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CRTディスプレイにおいて進歩の遅かったディスプレイの高解像度化は、液晶をはじめとする新たな技術の導入と共に飛躍的な進歩を遂げようとしている。すなわち、液晶表示装置は微細加工を施すことによりCRTディスプレイに比べて高精細な画像を表示することが可能である。
【0003】
液晶表示装置として、スイッチング素子としてのTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を備えたアクティブマトリックス方式を用いた液晶表示装置が知られている。かかるアクティブマトリックス方式の液晶表示装置は、走査線と信号線とをマトリックス状に配設し、その交点に薄膜トランジスタが配設されたアレイ基板と、その基板と所定の間隔を隔てて対向配置される対向基板との間に液晶材料を封入し、この液晶材料に与える電圧を薄膜トランジスタによって制御して、液晶の電気光学的効果を利用して画像表示を可能としている。
【0004】
図12は、液晶表示パネルを例とした従来の画像表示パネルにおいて、画像表示領域101および端子領域102の断面構造の一部について示す模式図である。図12に示すように、画像表示領域101には、基板104上に薄膜トランジスタ105と、基板104および薄膜トランジスタ105を覆うように積層された保護絶縁層106および平坦化層107が配置された構造を有する。そして、平坦化層107上には画素電極108が配置され、画素電極108は、薄膜トランジスタ105の一方のソース/ドレイン電極と電気的に接続されている。また、図示は省略するが、薄膜トランジスタ105の他方のソース/ドレイン電極は信号線に接続され、ゲート電極は走査線に接続されている。ここで、保護絶縁層106は主として薄膜トランジスタ105を外部の不純物から保護するために設けられた絶縁層であって、窒化珪素等によって形成されている。また、平坦化層107は、感光性の高分子樹脂等によって形成され、画素電極108を積層する下地を平坦化する機能と共に、薄膜トランジスタ105を形成する他方のソース/ドレイン電極等と画素電極108との間に生じる寄生容量を低減する機能を有する。従って、平坦化層107は、薄膜トランジスタ105等の回路素子および信号線、走査線等の配線構造と画素電極108との間隔を十分大きくとるために、4μm程度の膜厚を有する。さらに、図示を省略したが基板104に対向して対向基板が配置され、基板104と対向基板との間には液晶層が封入された構造を有する。
【0005】
一方、端子領域102は、基板104上に画像表示領域101から延伸した配線構造109と、配線構造109の端部近傍部分を表面に露出することによって形成される接続用電極110とを有する。さらに、配線構造109上には、保護絶縁層112および絶縁層113とを備えた構造を有する。
【0006】
端子領域102において、接続用電極110と画像表示領域101に含まれる回路素子との間は配線構造109を介して電気的に接続されている。画像表示領域101内に備えられた回路素子および配線構造と、端子領域102に備えられた配線構造109、接続用電極110とはそれぞれ同一の基板104上に設けられているため、これらの構造は基板104を製造する際に一緒に形成される。このため、配線構造109上に積層される保護絶縁層112、絶縁層113は、画像表示領域101内に形成される保護絶縁層106、平坦化層107とそれぞれ同一の材料によって形成され、ほぼ同一の膜厚を有する。従って、端子領域102において、配線構造109上に積層される絶縁層113の膜厚は、平坦化層107と同様に4μm程度となる。
【0007】
かかる構造の接続用電極110を有することによって、従来構造の画像表示パネルでは外部の駆動回路と電気的な接続を可能とする構造を有する。そして、接続用電極110を介して実際に外部の駆動回路と電気的に接続させることによって画像表示パネルが形成され、所望の画像表示を可能としている(例えば、特許文献1参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−155335号公報(第13頁、第1図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、配線構造109上に4μm程度の膜厚の絶縁層113を積層した従来の構造では、基板104上に複数設けられる接続電極間が短絡するという問題が指摘されている。以下、かかる問題について詳細に説明する。
【0010】
一般に、画素電極108を形成するためには、基板104上であって、画像表示領域101に対応した領域に平坦化層107、端子領域102に対応した領域に絶縁層113を同一工程によって形成した後、ITO(Indium Tin Oxide)等の導電性材料を平坦化層107、113の表面全体に渡って積層した後、写真触刻工程を用いて積層した導電性材料を画素電極108に対応した領域のみ残存させることによって形成される。
【0011】
具体的には、まず、図13(a)に示すように、導電層114を積層した後、導電層114上に感光性のフォトレジストによって形成されるフォトレジスト層115をスピンコート法等によって表面全体に一様に塗布する。そして、画素電極108に対応した開口部を有するフォトマスクを用いて露光・現像することによって画素電極108に対応した領域以外のフォトレジスト層115が除去されたレジストパターン116が形成される。かかるレジストパターン116をマスクとしてエッチングを行うことによって、導電層114のうち不要な部分が除去され、画素電極108が形成される。
【0012】
しかし、絶縁層113の膜厚が4μm程度と大きいため、フォトレジスト層115を塗布する際に、スピンコート法等を用いてもフォトレジスト層115の膜厚は一定の値とはならず、図13(a)に示すように配線構造109と接続用電極110の境界近傍において、フォトレジスト層115の膜厚は他の領域よりも厚く堆積される。
【0013】
そのため、フォトマスクを用いてレジストパターン116を形成する際には、図13(b)に示すように絶縁層113の側面近傍領域にフォトレジスト層115の一部が残り、レジスト残留層117が形成される。このため、レジストパターン116を用いて導電層114をエッチングする際に、レジスト残留層117がマスクとして機能することとなり、導電層114のうち、レジスト残留層117の下層に位置する領域部分についてはエッチングされず、絶縁層113の側面に沿って導電層118が残留することとなる。
【0014】
図14は、実際の製造工程上形成される導電層118近傍の構造について示す平面図である。図14に示すように、導電層118は絶縁層113の側面に沿って延在しており、かつ図13(b)に示したように接続用電極110上に直接配置されることとなるため、導電層118が存在することによって複数の接続用電極110間を短絡させることとなる。従って、外部の駆動回路から供給される電気信号を画像表示領域101内の回路素子に正確に供給することが困難となり、画像表示装置としての機能が低下することとなる。特に、近年の表示画像の高精細化の要請に応える形で画像表示装置における画素数は飛躍的に増加する傾向にあることから、信号線および走査線の本数も増大し、接続用電極110の間隔が狭まる傾向にある。そのため、導電層118が一部領域のみに存在した場合であっても容易に接続用電極110相互の間で短絡が生じやすく、導電層118の残存を完全に防止する必要がある。
【0015】
かかる短絡の発生を抑制する解決策としては、例えば保護絶縁層112の端部を絶縁層113の端部よりも接続電極側に延在させた構造とすることで、導電層118と接続用電極110との間に絶縁領域を介在させることが挙げられる。しかし、保護絶縁層112の端部を延在した構造を実現するためには、異なるマスクパターンを用いた複数の写真工程および写真触刻工程を行う必要があるため、製造コストの増加を抑制する観点からは好ましくない。
【0016】
この発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、画像表示領域およびかかる画像表示領域に外部駆動回路から電気信号を入力する端子領域を備えた画像表示装置等において、製造工程上の負担を増大させることなく端子領域に存在する複数の配線構造間の短絡を防止した画像表示パネル、画像表示装置および画像表示パネルの製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる画像表示パネルは、画像表示領域と、画像表示領域の縁辺に位置し、該画像表示領域に外部駆動回路から電気信号を入力するための端子領域とを備えた画像表示パネルにおいて、前記端子領域は、前記画像表示領域から延在した複数の配線構造と、該配線構造と電気的に接続され、表面に露出された導電層を含んで形成される接続用電極と、前記配線構造上に配置され、前記接続用電極近傍の膜厚よりも前記画像表示領域端部近傍における膜厚が大なる段差構造を有する絶縁層とを備えたことを特徴とする。
【0018】
この請求項1の発明によれば、端子領域における配線構造上に配置される絶縁層を段差構造とすることによって、例えば画像表示領域上に画素電極を形成する際に接続用電極上に導電層が残存することを防止し、接続用電極間に短絡が生じることを抑制する。
【0019】
また、請求項2にかかる画像表示パネルは、上記の発明において、画像表示領域と、画像表示領域の縁辺に位置し、該画像表示領域に外部駆動回路から電気信号を入力するための端子領域とを備えた画像表示パネルにおいて、前記端子領域は、前記画像表示領域近傍が最も大なる膜厚を有し、前記画像表示領域から離隔するに従って徐々に膜厚が減ずる段差構造を有する絶縁層と、該絶縁層上に形成され、前記画像表示領域から延在した複数の配線構造と、該配線構造と電気的に接続された接続用電極とを備えたことを特徴とする。
【0020】
また、請求項3にかかる画像表示パネルは、上記の発明において、前記絶縁層は感光性材料を含んで形成され、前記絶縁層における段差構造は、所定の光透過率を有するグレイトーン領域を備えたフォトマスクを用いて透過光量に場所依存性を持たせて露光を行うことによって形成されることを特徴とする。
【0021】
また、請求項4にかかる画像表示パネルは、上記の発明において、前記画像表示領域は、所定の回路素子を有するアレイ基板と、該アレイ基板に対向して配置される対向基板と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に封入される液晶層とを備えたことを特徴とする。
【0022】
また、請求項5にかかる画像表示パネルは、上記の発明において、前記アレイ基板は、表示画素に対応した画素電極と、前記画素電極に供給する電位を制御するスイッチング素子と、該スイッチング素子の駆動状態を制御する走査線と、前記スイッチング素子を介して前記画素電極に対して電位を供給する信号線とを前記画像表示領域に対応した部分に備えることを特徴とする。
【0023】
また、請求項6にかかる画像表示パネルは、上記の発明において、前記走査線および/または前記信号線は、前記端子領域における接続用電極と電気的に接続していることを特徴とする。
【0024】
また、請求項7にかかる画像表示装置は、請求項1〜6に記載の画像表示パネルと、前記画像表示パネルの端子領域に形成された接続用電極に電気的に接続された外部駆動回路とを備えたことを特徴とする。
【0025】
また、請求項8にかかる画像表示パネルの製造方法は、画像表示領域と該画像表示領域の縁辺に位置する端子領域とをアレイ基板上に備えた画像表示パネルの製造方法において、基板上に前記画像表示領域から延在した配線構造を形成する配線形成工程と、前記配線構造に対して一様に絶縁層を堆積する絶縁層堆積工程と、前記絶縁層に対して、前記画像表示領域近傍の膜厚が大きい段差構造を形成する段差構造形成工程とを含むことを特徴とする。
【0026】
また、請求項9にかかる画像表示パネルの製造方法は、上記の発明において、前記絶縁層堆積工程において、前記絶縁層は感光性材料を含んで形成され、前記段差構造形成工程において、ほぼ100%の光透過率を有する光透過領域と、100%未満の光透過率を有するグレイトーン領域と、光をほぼ完全に遮蔽する光遮蔽領域とを有するフォトマスクを用いて前記絶縁層に対して1回の露光工程を行うことによって段差構造を形成することを特徴とする。
【0027】
また、請求項10にかかる画像表示パネルの製造方法は、上記の発明において、前記絶縁層はポジ型の感光性材料を含んで形成され、前記段差構造形成工程において用いられる前記フォトマスクは、前記画像表示領域近傍に対応した領域に光遮蔽領域を有し、前記配線構造が延在する方向に向かって順次グレイトーン領域、光透過領域を配置した構造を備えたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態である画像表示パネルおよび画像表示装置について説明する。なお、以下の実施の形態においては画像表示装置の例として液晶表示装置について説明するが、本発明は、後述するように有機EL素子等を発光素子として用いた画像表示装置に適用することも可能であることはもちろんである。また、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
【0029】
(実施の形態1)
まず、この発明の実施の形態1にかかる画像表示パネルについて説明する。本実施の形態1にかかる画像表示パネルは、画像表示領域と端子領域とを有し、端子領域には画像表示領域から延在した複数の配線構造と、それぞれの配線構造と電気的に接続された接続用電極を有する。そして、それぞれの配線構造の上層には絶縁層が配置され、かかる絶縁層が段差構造を有することによって複数の接続用電極間で短絡が生じることを防止している。
【0030】
図1は、本実施の形態1にかかる画像表示パネルの平面構造を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態1にかかる画像表示パネルは、画像表示を行う画像表示領域1と、端子領域2を有する。画像表示領域1には後述するように画像表示に寄与する回路素子および配線構造が内包され、端子領域2は、画像表示領域1に内包される回路素子および配線構造と電気的に接続された配線構造3a〜配線構造3eおよび配線構造4a〜配線構造4dを有する。また、それぞれの配線構造と電気的に接続され、外部の駆動回路との接続に用いられる接続用電極5a〜接続用電極5eおよび接続用電極6a〜接続用電極6eとを備えた構造を有する。なお、図1における配線構造および接続用電極の配置態様および本数はあくまで例示したものにすぎず、必ずしも実際の構造と一致しないことに留意する必要がある。
【0031】
図2は、本実施の形態1にかかる画像表示パネルのうち、画像表示領域1に対応した部分の断面構造を示す模式図である。図2に示すように、画像表示領域1は、一部が端子領域2をも構成するアレイ基板7と、アレイ基板7のうち画像表示領域1に対応する部分に対して対向配置された対向基板8と、アレイ基板7のうち画像表示領域1に対応する部分と対向基板8との間に封入された液晶層9とを備える。また、画像表示領域1に対応する部分において、アレイ基板7および対向基板8の外表面上には所定の偏光面を有する偏光板10aおよび偏光板10bが配置されている。なお、カラー表示を行う場合には、さらにR(赤)、G(緑)、B(青)に対応した波長を透過する領域をそれぞれ有したカラーフィルタ(図示省略)を有する。
【0032】
アレイ基板7および対向基板8は、それぞれ必要に応じて所定の配線構造および回路素子を有し、無色透明な無アルカリガラス板で形成されている。ここで、無アルカリガラスとは、Na2O、K2O等のアルカリ性物質の含有率を0.8重量%以下に抑制した構造のガラスをいう。アレイ基板7および対向基板8は、下方から入射される光の進路に影響を及ぼすことを避けるために表面が平坦性に優れた形状を有すると共に、低い熱膨張率を有する。なお、アレイ基板7および対向基板8は、用途等に応じて透明なプラスチック基板および石英ガラス等によって形成される構造としても良い。また、アレイ基板7と対向基板8との間隔を規定するため、アレイ基板7と対向基板8との間には図示を省略したスペーサが配置されている。
【0033】
液晶層9は、配向性を有する液晶分子を主成分として形成されている。液晶層9を構成する液晶分子の例としては、例えばフッ素系ネマチック液晶分子を使用することが可能である。また、フッ素系ネマチック液晶分子以外であっても、ヌメクチック液晶、コレステリック液晶等を構成する液晶分子を用いることとしても良い。すなわち、一般的に液晶表示パネルに対して用いられる液晶分子であれば本実施の形態1にかかる液晶層9に使用することが可能であって、液晶分子について特に限定する必要はない。なお、液晶層9に含まれる液晶分子の配向性を規定するため、アレイ基板7および/または対向基板8は、液晶層9と接触する表面上に配向膜を備えた構造を有するのが一般的である。配向膜は、アレイ基板7および/または対向基板8の表面上にポリイミド、ポリアミック酸等の有機膜を塗布、焼成した後、コットン、レイヨン布等によって有機膜を所定方向に擦ることによって表面構造に異方性を有する構造を備える。かかる表面構造の異方性によって液晶分子の配向性を制御している。また、配向膜として蒸着、スパッタリング等によって無機膜を成膜し、光、イオンビーム等を無機膜に照射することによって表面構造に異方性を持たせた構造とすることも可能である。これら以外の構造であっても、液晶分子の配向性を規定できるものであれば良く、配向膜の構造を上記のものに限定する必要はない。
【0034】
次に、アレイ基板7上であって、画像表示領域1に対応した部分に配置された配線構造および回路素子およびそれらの配置について説明する。図3は、いわゆるIPS(In-Plane-Switching)型のアレイ基板7に備えられた薄膜トランジスタ等の回路素子の配線構造の一部を示す等価回路図である。図3に示すように、表示画素に対応して画素電極11が中央に配置され、画素電極11の周囲を囲むように共通電極12が配置されている。また、共通電極12下層には、縦方向に延在した信号線14a、14bが配置され、画素電極11の近傍には横方向に延在した走査線15が配置されている。また、信号線14aと画素電極11とはスイッチング素子たる薄膜トランジスタ13を介して接続されており、薄膜トランジスタ13のゲート電極は、走査線15と接続されている。アレイ基板7上であって、画像表示領域1に対応した領域には、かかる構造が表示画素に対応してマトリックス状に配置されている。
【0035】
本実施の形態1にかかる画像表示パネルによる画像表示について簡単に説明する。まず、走査線15を介して外部の駆動回路から供給される電位によって薄膜トランジスタ13の駆動状態が制御され、薄膜トランジスタ13がオンの際には信号線14aを介して外部の駆動回路から画素電極11に対して電位が供給される。画素電極11に対して電位が供給されることによって、画素電極11と共通電極12との間に電位差が生じ、液晶層9に対して横方向の電界が発生する。かかる横方向の電界によって液晶層9に含まれる液晶分子の配向方向が制御され、画像表示が行われる。従って、画像表示を行う際に信号線14および走査線15を介して外部の駆動回路から所定の電圧を供給する必要があり、本実施の形態1にかかる画像表示パネルは、端子領域2に接続用電極5、6を設け、かつ接続用電極5、6と走査線15、信号線14とを接続する配線構造3、4を備えた構造を有する。
【0036】
次に、端子領域2に配置される配線構造3および接続用電極5について説明する。図4は、図1のB−B線断面図であって、端子領域2における配線構造3および接続用電極5の断面構造を示す模式図である。
【0037】
図4に示すように、端子領域2では、アレイ基板7上に設けられた配線構造3および接続用電極5と、配線構造3上に配置された絶縁層17と、絶縁層17上に配置された保護絶縁層18と、保護絶縁層18上に配置され、接続用電極5に近接した領域における膜厚が他の領域よりも薄くなる段差構造を有する絶縁層19とを備える。絶縁層17は例えば酸化珪素によって形成され、保護絶縁層18は窒化珪素によって形成される。また、絶縁層19は、例えば感光性の高分子材料によって形成される。なお、後述するように、絶縁層17および保護絶縁層18は、画像表示領域1内に配置される薄膜トランジスタ13の構造に起因して端子領域2でも設けられるものであって、保護絶縁層18について省略することも可能である。
【0038】
端子領域2がかかる段差構造を有することによって、本実施の形態1にかかる画像表示パネルは、複数設けられる接続用電極の相互間における短絡の発生を防止している。かかる利点が生じる理由について、以下で製造工程を明らかにしつつ説明を行う。
【0039】
まず、図5(a)〜(d)、図6(a)〜(d)を適宜参照して本実施の形態1にかかる画像表示パネルを構成するアレイ基板7の製造方法を簡単に説明する。なお、理解を容易にするため、図5(a)〜(d)および図6(a)〜(d)では、画像表示領域1内に配置される薄膜トランジスタ13と、端子領域2に配置される配線構造3および接続用電極5との製造工程について図示している。
【0040】
まず、図5(a)に示すように、基板21上に薄膜トランジスタ13と、配線構造22、絶縁層23および保護絶縁層24の積層構造を形成する。ここで、端子領域2における配線構造22、絶縁層23および保護絶縁層24は、薄膜トランジスタ13を構成するゲート電極25、ゲート絶縁層26および保護絶縁層27のそれぞれと同一工程によって形成され、同一材料によって構成される。また、絶縁層23および保護絶縁層24は、それぞれ数十nm〜数百nm程度の膜厚となるよう積層される。
【0041】
その後、図5(b)に示すように、画像表示領域1および端子領域2の全面に渡って4μm程度の膜厚の絶縁層30が成膜される。そして、図5(c)に示すように、所定のフォトマスクを用いて露光および現像が行われる写真工程によって、画像表示領域1に平坦化層31が、端子領域2には段差構造を有する絶縁層19が形成される。ここで、図5(c)に示すように、平坦化層31には後に形成する画素電極と薄膜トランジスタ13を構成するソース/ドレイン電極28との導通を確保するための貫通孔が形成され、絶縁層19では、接続用電極5方向に順次膜厚が減少する多段構造が形成される。絶縁層19における多段構造を形成する原理については後に詳細に説明するため、ここでは省略する。
【0042】
そして、図5(d)に示すように、平坦化層31および絶縁層19をマスクとして写真触刻工程を行い、ゲート絶縁層26、保護絶縁層27および絶縁層23、保護絶縁層24の一部がエッチングされる。具体的には、画像表示領域1においては図5(c)に示す工程で形成された貫通孔に対応した領域が除去され、ソース/ドレイン電極28の一部が表面に露出される。また、端子領域2においては絶縁層19によって被覆された部分以外の領域において絶縁層23、保護絶縁層24が除去され、配線構造22の端部近傍が表面に露出され、接続用電極5が形成される。また、配線構造22のうち、絶縁層19に被覆された領域に対応する部分は上記の配線構造3を形成する。
【0043】
その後、図6(a)に示すように、表面全体に渡って導電層32がスパッタリング、蒸着等によって形成される。そして、図6(b)に示すように、導電層32上にはスピンコート法等を用いてフォトレジスト層33が塗布される。ここで、本実施の形態1では絶縁層19のうち接続用電極5の近傍部分の膜厚は他の領域に比べて薄くなるよう段差構造が形成されており、かつ段差構造を有することにより、膜厚が大なる場合と比較して側面の傾斜も緩くなる。このため、接続用電極5と絶縁層19との境界近傍におけるフォトレジスト層33の膜厚は他の領域に比べて若干大きくなるものの実用上問題ない程度に抑制することができる。
【0044】
その後、所定のマスクパターンを用いて写真工程を行うことによって、図6(c)に示すように、フォトレジスト層33のうち画素電極11の形成予定領域以外の部分を除去し、パターン34が形成される。上記したように、本実施の形態1にかかる画像表示パネルでは、図6(b)の工程において絶縁層19の端部近傍におけるフォトレジスト層33の膜厚の増加を抑制できる。このため、本工程でパターン34を形成する際に絶縁層19の端部近傍でフォトレジスト層33が残存することはなく、導電層32が完全に表面上に露出することとなる。
【0045】
そして、図6(d)に示すように、パターン34をマスクとして写真触刻工程を行うことによって導電層32のうち不要な部分を除去し、画素電極11が形成される。そして、図6(c)に示す工程で接続用電極5と絶縁層19の境界近傍において導電層32は完全に表面上に露出していることから、写真触刻工程によって導電層32の境界近傍部分も完全に除去される。従って、隣接する接続用電極間に導電層が残存することはなく、接続用電極間が短絡することが防止される。最後に、パターン34を除去することによって、本実施の形態1にかかる画像表示パネルを構成するアレイ基板7が形成される。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態1にかかる画像表示パネルでは、接続用電極5の近傍に配置される絶縁層19が図4に示すような段差構造を有することによって、画素電極11を形成する際に塗布されるフォトレジスト層33をほぼ均一に塗布することが可能となる。これにより、フォトレジスト層33をパターン34に形成する写真工程において絶縁層19の端部近傍にフォトレジスト層33の一部が残存することがなく、その結果、接続用電極5に接続した導電層が残存することなく除去することが可能となる。従って、複数配置された接続用電極5a〜接続用電極5e間が互いに短絡することを防止することができる。なお、短絡を防止する観点からは段差構造の段数は図4に示すように3段程度とすることが好ましいが、必ずしも図4に示す段数に限定する必要はない。好ましくは、接続用電極5a〜5eに最も近接した段差部分の膜厚が2μm以下となるように構成することによって、より効果的に短絡の発生を防止することが可能である。
【0047】
次に、絶縁層19の段差構造を形成する工程について、すなわち図5(c)に対応する工程について詳細に説明する。かかる工程では、写真工程に使用するフォトマスクの構造を工夫することによって、一度の露光および現像によって、図5(c)に示す段差構造を形成している。
【0048】
図7(a)は、段差構造を形成する工程で使用するフォトマスク35の構造を示す模式図である。フォトマスク35は、図7(a)に示すように、ほぼ完全に光の透過を遮蔽する遮蔽領域36、37と、ほぼ100%の光透過率を有する透過領域38、39と、光透過率が0%より大きく、100%未満となるグレイトーン領域40、41を備える。ここで、グレイトーン領域40の光透過率をa%、グレイトーン領域41の光透過率をb%とすると、100>b>a>0の関係を満たすようグレイトーン領域40、41は形成される。
【0049】
段差構造を形成する工程においてフォトマスク35を使用することによって、段差構造を有する絶縁層19のもととなる絶縁層30に対して一度の写真工程によって段差構造を形成することが可能となる。すなわち、写真工程において露光される光の量が少ないほど、除去される絶縁層30の膜厚は薄くなるため、透過する光の量に場所依存性を持たせることによって残存する絶縁層の膜厚を変化させ、段差構造を形成することが可能となる。
【0050】
具体的には、絶縁層30をポジ型の感光性材料を用いて形成した場合、図7(b)に示すようにフォトマスク35の遮蔽領域36、37を通過する光の強度は最も小さく、対応する領域では絶縁層はほとんど除去されない。一方で、光をほぼ100%透過する透過領域38、39に対応した領域では絶縁層は現像の際に完全に除去される。さらに、グレイトーン領域40、41に対応した領域では、絶縁層は光透過率に応じた光量を受光するため、受光量に応じた膜厚の分だけ絶縁層は除去され、図7(b)に示すような段差構造を有する絶縁層19が形成される。なお、本願発明者等は実際にフォトマスク35を用いて写真工程を行った結果、段差構造部分において各段差間の側面の傾斜が緩やかになることも見いだしている。
【0051】
従って、グレイトーン領域40、41を備えたフォトマスク35を用いて段差構造を形成することによって、絶縁層19は、接続用電極5近傍における膜厚を薄くすることが可能となるのみならず、段差構造の側面の傾斜を緩やかなものとする事が可能となり、図6(b)に示す工程において、フォトレジスト層33をほぼ均一な膜厚となるよう塗布することができる。その結果、図6(c)の工程でパターン34を形成する際に接続用電極5近傍にフォトレジスト層が残存することを防止でき、導電層32の残存を防止する事によって接続用電極間の短絡を防止できる。
【0052】
なお、グレイトーン領域を有さないフォトマスクを用いて段差構造を形成することも可能である。例えば、露光機の光量を一定以下とした上で、順次フォトマスクをずらして数回に渡って絶縁層30に対して露光を行うことによって、全体として図7(b)と同様の光量を照射することによって段差構造を形成することが可能である。しかしながら、フォトマスクをずらす際の位置あわせ誤差および数回に渡って露光を行う必要があること等から、フォトマスク35を用いて一度の写真工程によって段差構造を形成することがより好ましい。
【0053】
また、本実施の形態1においては絶縁層30としてポジ型の感光性材料を用いることとしたが、ネガ型の感光性材料を用いて段差構造を形成することも可能である。かかる場合には、フォトマスク35と相反する透過率、例えば遮蔽領域36、37に対応する領域に透過領域を配置し、透過領域38、39に対応する領域に遮蔽領域を配置する等の構造とすることで、段差構造を形成することが可能である。
【0054】
(変形例)
なお、本実施の形態1で説明したように、段差構造を有する絶縁層19下層に配線構造を有するのではなく、絶縁層19上に配線構造を有する端子領域を備えた画像表示パネルを形成することも可能である。図8は、変形例にかかる画像表示パネルにおいて、端子領域に配置された接続用電極およびその周辺領域の構造を示す図である。
【0055】
絶縁層上に導電層を配置する場合、特に段差構造の側面の傾斜が急峻となる場合には、導電層のうち側面上に配置された部分の導電性は悪化し、高抵抗となるかまたは断線するおそれがある。従って、従来構造の4μm程度の膜厚を有する絶縁層上に導電層を形成した場合、高い段差および急峻な側面が原因となって断線が生じるおそれが高く、絶縁層上に十分な導電性を確保した導電層を形成することは困難であった。しかしながら、既に説明したように本実施の形態1では絶縁層19が段差構造を有し、かつ側面の傾斜が緩やかな構造となるため、段差構造を有する絶縁層上に配線構造を形成することが可能である。
【0056】
従って、図8に示すように配線構造3を省略し、絶縁層19上に配線構造43を新たに設けた構造とすることも可能である。かかる構造は、図6(a)に示す工程において積層される導電層32に対して所定のマスクパターンを用いてエッチングすることによって形成することが可能である。従って、実施の形態1の構造と比較して製造工程が増加することはなく、製造コストが増加することもない。
【0057】
また、既に説明したように段差構造上にマスクパターンを形成する場合には、マスクパターンのもととなるフォトレジスト層の膜厚をほぼ均一に形成することが可能である。従って、写真工程によって所望のマスクパターンを形成することが可能であって、段差構造の端部にフォトレジスト層が残存することはなく、エッチングを行った後に導電層が残存することもない。従って、変形例にかかる構造を有する端子領域を備えた画像表示パネルにおいても、接続用電極間が短絡することを防ぐことが可能である。
【0058】
なお、近年薄膜トランジスタ上に積層する保護絶縁層を省略し、上層に積層される平坦化層に保護絶縁層の機能を持たせる構造が提案されている。かかる構造に対応して、図9に示すように、実施の形態1にかかる画像表示パネルの端子領域において、段差構造を有する絶縁層19の下層に位置した保護絶縁層18を省略した構造とすることも可能である。同様に、絶縁層19の下層に位置した絶縁層17についても省略することが可能である。絶縁層17は画像表示領域1における薄膜トランジスタのゲート絶縁膜を形成する際にあわせて形成されるものであるため、端子領域2を構成するために必須となる層構造ではないためである。
【0059】
また、本実施の形態1および変形例では、画像表示領域1における走査線15と端子領域2における配線構造3とが接続した例について説明をしたが、当然のことながら信号線14と配線構造4とが接続した例についても、配線構造4上に段差構造を有する絶縁層を設けることによって配線構造4間の短絡を防止できるのはもちろんである。さらに、端子領域2における配線構造が、走査線15および信号線14以外の配線構造と接続した場合であっても、端子領域2における配線構造上に段差構造を有する絶縁層を設けることが有効である。
【0060】
さらに、本実施の形態1および変形例において、IPS型の液晶表示装置を例として説明したが、本発明をかかる構造に限定して解釈する必要はなく、例えば、対向基板上に共通電極を設けた構造の液晶表示装置に適用することが可能である。かかる構造であっても、アレイ基板上に走査線および信号線が多数配置された構造を有することから、接続用電極も多数配置され、互いが短絡する危険性を有するためである。
【0061】
また、液晶表示装置に限定する必要もなく、例えば、有機EL素子等の自発光素子を用いた画像表示パネルでも、一般に信号線および走査線と同等の機能を有する配線構造を備えた構造を有することから、本発明を適用することが可能である。また、いわゆるアクティブマトリックス方式の画像表示パネルのみならず、スイッチング素子を用いないパッシブマトリックス方式の画像表示パネルに対して本発明を適用することも可能である。パッシブマトリックス方式の画像表示パネルにおいても、一般に走査線および信号線を備えた構造を有するためである。
【0062】
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる画像表示装置について説明する。実施の形態2にかかる画像表示装置は、実施の形態1にかかる画像表示パネルと、画像表示パネルを構成する接続用電極と電気的に接続された外部駆動回路とを備えた構造を有する。図10は、実施の形態2にかかる画像表示装置の構造を示す模式図である。
【0063】
図10に示すように、本実施の形態2にかかる画像表示装置は、画像表示パネル50と、画像表示パネル50が備える端子領域2における配線構造3、4とそれぞれ電気的に接続された配線板53、51と配線板53、51にそれぞれ接続された走査線駆動回路54および信号線駆動回路52を備えた構造を有する。本実施の形態2において、配線板53の接続は、例えば図示を省略した接続用電極5上に異方性導電性フィルム(ACF)を配置し、接続用電極5に対応して設けられた配線板53の端子を接続用電極5上に配置した上で熱圧着することによって行われる。
【0064】
配線板51、53は、それぞれ屈曲性を有する母材中に配線層を有すると共にICチップを内蔵した構造を有する。かかるICチップは駆動回路から供給された電気信号を複数の配線構造3、4に分配する機能を有する。
【0065】
走査線駆動回路54は、外部から入力される映像信号に基づいて所定の電気信号を生成し、配線板53および配線構造3を介してかかる電気信号を画像表示パネル50に対して供給する機能を有する。同様に、信号線駆動回路52は、所定の電気信号を配線板51および配線構造4を介して画像表示パネル50に対して供給する機能を有する。
【0066】
画像表示パネル50は、実施の形態1にかかる画像表示パネルによって構成されており、接続用電極近傍に設けられた絶縁層が段差構造を有する。従って、接続用電極間で短絡が生じることはなく、走査線駆動回路54および信号線駆動回路52から画像表示パネル50に対して安定して電気信号を供給することが可能である。
【0067】
なお、図11に示す構造によっても画像表示装置を構成することが可能である。図11に示す画像表示装置は、ICチップ54を、配線構造3に電気的に接続された接続用電極と直接接続し、ICチップ54と走査線駆動回路58との間を配線60および配線板56を介して電気的に接続した構造を有する。また、ICチップ55を、配線構造4に電気的に接続された接続用電極と直接接続し、ICチップ55と信号線駆動回路59とを配線61および配線板57を介して電気的接続した構造を有する。画像表示パネル50における接続用電極間における短絡が防止されているため、かかる構造の場合であっても走査線駆動回路58および信号線駆動回路59から画像表示パネル50に対して安定して電気信号を供給することが可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、端子領域における配線構造上に配置される絶縁層を段差構造とすることによって、例えば画像表示領域上に画素電極を形成する際に接続用電極上に導電層が残存することを防止し、接続用電極間に短絡が生じなくすることが可能となり、外部の回路から供給される電気信号を正確に画像表示領域に供給できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる画像表示パネルの平面構造を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】実施の形態1にかかる画像表示パネルを構成するアレイ基板の画像表示領域における回路構造を説明するための図である。
【図4】図1のB−B線断面図であって、端子領域の構造を説明するための断面図である。
【図5】(a)〜(d)は、実施の形態1にかかかる画像表示パネルを構成するアレイ基板の製造工程について示す図である。
【図6】(a)〜(d)は、実施の形態1にかかかる画像表示パネルを構成するアレイ基板の製造工程について示す図である。
【図7】(a)は、図5(c)に示す工程において用いられるフォトマスクの構造を示し、(b)は、かかるフォトマスクを使用する事による照射光量の場所依存性について示す模式図である。
【図8】実施の形態1の変形例にかかる画像表示パネルの構造を示す断面図である。
【図9】実施の形態1の別の変形例にかかる画像表示パネルの構造を示す断面図である。
【図10】実施の形態2にかかる画像表示装置の構造を示す平面図である。
【図11】実施の形態2にかかる画像表示装置の変形例の構造を示す平面図である。
【図12】従来技術にかかる画像表示パネルの構造を示す断面図である。
【図13】(a)は、従来技術にかかる画像表示装置において画素電極を形成する工程のうち、フォトレジスト層を形成した状態を示す図であり、(b)は、写真工程および写真触刻工程を行った後に残存するレジストパターンおよび導電層を示す図である。
【図14】従来技術にかかる画像表示装置において、導電層が残存することにより接続用電極間に短絡が生じることを示す平面図である。
【符号の説明】
1 画像表示領域
2 端子領域
3a〜3e 配線構造
4a〜4d 配線構造
5a〜5e 接続用電極
6a〜6d 接続用電極
7 アレイ基板
8 対向基板
9 液晶層
10a、10b 偏光板
11 画素電極
12 共通電極
13 薄膜トランジスタ
14a、14b 信号線
15 走査線
17 絶縁層
18 保護絶縁層
19 絶縁層
21 基板
22 配線構造
23 絶縁層
24 保護絶縁層
25 ゲート電極
26 ゲート絶縁層
27 保護絶縁層
28、29 ソース/ドレイン電極
30 絶縁層
31 平坦化層
32 導電層
33 フォトレジスト層
34 マスクパターン
35 フォトマスク
36、37 遮蔽領域
38、39 透過領域
40、41 グレイトーン領域
43 配線構造
50 画像表示パネル
51、53 配線板
52 信号線駆動回路
54、55 ICチップ
54 走査線駆動回路
56、57 配線板
58 走査線駆動回路
59 信号線駆動回路
60、61 配線
101 画素表示領域
102 端子領域
104 基板
105 薄膜トランジスタ
106 保護絶縁層
107 平坦化層
108 画素電極
109 配線構造
110 接続用電極
111 保護絶縁層
112 平坦化層
113 導電性材料層
114 レジスト層
115 レジストパターン
116 レジスト残留層
117 導電層

Claims (10)

  1. 画像表示領域と、画像表示領域の縁辺に位置し、該画像表示領域に外部駆動回路から電気信号を入力するための端子領域とを備えた画像表示パネルにおいて、
    前記端子領域は、
    前記画像表示領域から延在した複数の配線構造と、
    該配線構造と電気的に接続され、表面に露出された導電層を含んで形成される接続用電極と、
    前記配線構造上に配置され、前記接続用電極近傍の膜厚よりも前記画像表示領域端部近傍における膜厚が大なる段差構造を有する絶縁層と、
    を備えたことを特徴とする画像表示パネル。
  2. 画像表示領域と、画像表示領域の縁辺に位置し、該画像表示領域に外部駆動回路から電気信号を入力するための端子領域とを備えた画像表示パネルにおいて、
    前記端子領域は、
    前記画像表示領域近傍で最も大なる膜厚を有し、前記画像表示領域から離隔するに従って徐々に膜厚が減ずる段差構造を有する絶縁層と、
    該絶縁層上に形成され、前記画像表示領域から延在した複数の配線構造と、
    該配線構造と電気的に接続された接続用電極と、
    を備えたことを特徴とする画像表示パネル。
  3. 前記絶縁層は感光性材料を含んで形成され、前記絶縁層における段差構造は、所定の光透過率を有するグレイトーン領域を備えたフォトマスクを用いて透過光量に場所依存性を持たせて露光を行うことによって形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示パネル。
  4. 前記画像表示領域は、
    所定の回路素子を有するアレイ基板と、
    該アレイ基板に対向して配置される対向基板と、
    前記アレイ基板と前記対向基板との間に封入される液晶層と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像表示パネル。
  5. 前記アレイ基板は、
    表示画素に対応した画素電極と、
    前記画素電極に供給する電位を制御するスイッチング素子と、
    該スイッチング素子の駆動状態を制御する走査線と、
    前記スイッチング素子を介して前記画素電極に対して電位を供給する信号線と、
    を前記画像表示領域に対応した部分に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像表示パネル。
  6. 前記走査線および/または前記信号線は、前記端子領域における接続用電極と電気的に接続していることを特徴とする請求項5に記載の画像表示パネル。
  7. 請求項1〜6に記載の画像表示パネルと、
    前記画像表示パネルの端子領域に形成された接続用電極に電気的に接続された外部駆動回路と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  8. 画像表示領域と該画像表示領域の縁辺に位置する端子領域とをアレイ基板上に備えた画像表示パネルの製造方法において、
    基板上に前記画像表示領域から延在した配線構造を形成する配線形成工程と、
    前記配線構造に対して一様に絶縁層を堆積する絶縁層堆積工程と、
    前記絶縁層に対して、前記画像表示領域近傍の膜厚が大きい段差構造を形成する段差構造形成工程と、
    を含むことを特徴とする画像表示パネルの製造方法。
  9. 前記絶縁層堆積工程において、前記絶縁層は感光性材料を含んで形成され、
    前記段差構造形成工程において、ほぼ100%の光透過率を有する光透過領域と、100%未満の光透過率を有するグレイトーン領域と、光をほぼ完全に遮蔽する光遮蔽領域とを有するフォトマスクを用いて前記絶縁層に対して1回の露光工程を行うことによって段差構造を形成することを特徴とする請求項8に記載の画像表示パネルの製造方法。
  10. 前記絶縁層はポジ型の感光性材料を含んで形成され、
    前記段差構造形成工程において用いられる前記フォトマスクは、前記画像表示領域近傍に対応した領域に光遮蔽領域を有し、前記配線構造が延在する方向に向かって順次グレイトーン領域、光透過領域を配置した構造を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像表示パネルの製造方法。
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