JP2004205017A - 管継ぎ手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】突条2aが周設されたニップル2をパイプの端部に延設し、そのニップル2を連結部Aとする。連結部Aの先端部分をステンレス製薄肉コルゲートパイプ3の端部内に挿入してそのステンレス製薄肉コルゲートパイプ3を連結部Aにおける突条2aより端部側に当る部分で接合する。そして前記ステンレス製薄肉コルゲートパイプ4の外周を、非金属製のフレキシブル耐熱チューブ4にてパイプ1の連結部Aとともに一体に被覆し、非金属製のフレキシブル耐熱チューブ4にて被覆された連結部Aにカラー5を外嵌し、そのカラー5をプレスかしめ処理することにより、ニップル2に非金属製フレキシブルチューブ4を連結する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに離反して配置されたパイプ間を連結する際、パイプ相互の位置関係に左右されず、過酷な環境下において絶対的な信頼を確保できる管継ぎ手に関する。
【0002】
【従来の技術】
パイプ間を接続する簡易手段としてはゴムホースを利用した管継ぎ手が広く普及している。
ゴムホースを利用した管継ぎ手は、例えば図3に示すように、抜け止め加工されたパイプ1の先端部分をゴムホース8の端部に差し込んで、前記パイプ1が差し込まれた部分をカラー9を介してかしめ処理している。
しかしこのようなゴムホースによる管継ぎ手は、ゴムホースに高絶縁タイプを採用したとしても、可燃性であるため火気は厳禁とされる。
又、ゴムの特性を考えると、組織を透過する水素のような流体には不適当である。
そのような場合は、可撓性のある金属製のコルゲート管を金属製のメッシュホースで被覆した二重構造の複合管10で連結することになるが、その場合は図4に示すように、専用の連結部材11によりパイプ(図示せず)に連結させる市販の管継ぎ手が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
後者の管継ぎ手は、耐燃性で、水素などの流体が透過する虞れもないので、高い信頼性が得られるものの、可撓性に乏しく、自由度が少ないので、組み付け誤差によりパイプの位置がずれていると、そのずれを吸収できない不具合がある。
又、前記複合管の連結には、専用の連結部材が必要となり、コストアップを招いてしまう。
更に、前者の管継ぎ手にもいえることであるが、内圧によって膨張、伸びなどの変形を起こしやすいといった致命的な欠陥も指摘されている。
【0004】
そこで本発明は、ゴムホースに匹敵する可撓性を備え、耐燃性に富み、且つ水素などの流体を透過させない管継ぎ手の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、パイプの連結部に突条を周設し、その突条が周設された連結部の先端部分を金属製コルゲートパイプの端部内に挿入してその金属製コルゲートパイプを前記突条より端部側に当る部分で接合し、前記金属製コルゲートパイプの外周を、非金属製のフレキシブル耐熱チューブにてパイプの突条を含む連結部の範囲までを一体に被覆し、そのフレキシブルチューブにて被覆された連結部にカラーを外嵌し、そのカラーを突条に対してプレスかしめ処理した管継ぎ手、及び、互いに離反しているパイプ間を連結する管継ぎ手にあって、端部側から離反した部位に突条が周設された連結部の先端を金属製コルゲートパイプの端部内に挿入してその金属製コルゲートパイプを端部の近傍部分で接合し、前記金属製コルゲートパイプの外周を、非金属製のフレキシブル耐熱チューブにてパイプの突条を含む連結部の範囲までを一体に被覆し、そのフレキシブルチューブにて被覆された連結部にカラーを外嵌し、そのカラーを全長にわたって八方かしめ処理した管継ぎ手とにある。
【0006】
前者の管継ぎ手にあっては、連結部をパイプの先端に延設されたニップルに形成することができ、後者の管継ぎ手にあっては、パイプの連結部外周に、突条と金属製コルゲートパイプとの接合部との間にファーツリー加工を施すことが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、パイプ1の先端には、突条2aが周設されたニップル2を延設することにより連結部Aが形成され、その連結部Aの先端部分を、金属製コルゲートパイプとしてのステンレス製薄肉コルゲートパイプ3の端部内に挿入し、そのステンレス製薄肉コルゲートパイプ3とパイプ1の連結部Aとが、パイプ1における突条2aより端部側に当る部分(ロー付け部分)Pにて接合されている。
前記ステンレス製薄肉コルゲートパイプ3は、その外周を非金属製のフレキシブル耐熱チューブ4にて被覆され、その非金属製のフレキシブル耐熱チューブ4は、パイプ1の連結部Aであるニップル2にまで及び、そのニップル2に周設された突条2aも一体に被覆している。
前記非金属製のフレキシブル耐熱チューブとしては、例えばグラスファイバー製のブレードホースと称されるものが好適利用できる。
【0008】
前記非金属製フレキシブルチューブ4にて被覆された連結部Aにはカラー5が外嵌され、そのカラー5を、突条2の部分にて軸方向に加圧するプレスかしめ処理することによって、ニップル2と非金属製フレキシブルチューブ4とがしっかりと連結されている。
そのため金属製コルゲートパイプ3は、非金属製フレキシブルチューブ4により外部からの様々な悪影響から保護されると共に、高い内圧にも屈することがない。
【0009】
このように形成された管継ぎ手は、可撓性に富み、耐燃性や気密性にも優れ、高い内圧による変形も抑制されるので、過酷な条件下において好適利用できる。
又、専用の連結部材を必要とせず、一般的なかしめ処理にて連結させることができる。
【0010】
前記実施の形態では、カラーを軸方向に加圧するプレスかしめ処理によって連結しているが、放射方向から加圧する八方かしめ処理により連結することもできる。
又、連結部は、パイプの先端に延設されたニップルに形成することによって剛性を向上させることができるが、剛性がさほど要求されない用途では、連結部をパイプ自体に設定することもできる。
次にそのような実施の形態について説明する。
尚前記実施例と共通する部材については同一符号を付している。
【0011】
図2において、パイプ1に設定された連結部Aには、先端から最も離れた部位に突条6が周設され、その突条6より端部側に当たる連結部Aの先端がステンレス製薄肉コルゲートパイプ3の端部内に挿入され、そのステンレス製薄肉コルゲートパイプ3の先端とパイプ1とが、パイプ1における端部の近傍部位(ロー付け部分)Pにて接合されている。
前記パイプ1の連結部Aには、ロー付け部分Pと突条2aとの間に当る外周面に、ファーツリー加工7が施されている。
【0012】
前記金属製コルゲートパイプ3の外周は、前記実施例と同様に、非金属製のフレキシブル耐熱チューブ4にてパイプ1の連結部Aまで一体に被覆されており、そのフレキシブルチューブ4にて被覆された連結部にカラー5を外嵌し、そのカラー5を全長にわたって放射方向から加圧する八方かしめ処理することによって、パイプ1と非金属製フレキシブルチューブ4とがしっかりと連結されている。
尚、前記カラー5には係止部5aが形成されており、その係止部5aを突条6に係止させることによりカラー5の抜け止めをより強力なものとしている。
【0013】
このように形成された管継ぎ手は、パイプ自体に連結部を設定したので、ニップルを延設する必要がないし、八方かしめを採用したことによってコストダウンを図ることができる。
又、ファーツリー加工部分が抜け止めとして機能するので、非金属製のフレキシブル耐熱チューブのずれ防止対策は完璧である。
【0014】
前記実施例は、金属製コルゲートパイプとしてステンレス製薄肉コルゲートパイプを採用しているが、可撓性を備えていれば、ステンレス以外の金属製であっても、又、多少厚めのものでもかまわない。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、可撓性に富み、耐燃性や気密性にも優れ、高い内圧にも充分対応できるので、過酷な条件下において絶対的な信頼を確保できる。
又、専用の連結部材を必要とせず、一般的なかしめ処理にて連結させることができる。
そして連結部をパイプの先端に延設されたニップルによって形成することにより、連結部の剛性を向上することができる。
更に、突条と金属製コルゲートパイプとの接合部との間にファーツリー加工を施せば、非金属製のフレキシブル耐熱チューブの抜け止めを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す説明図である。
【図2】変更例の説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
【図4】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1・・パイプ、2・・ニップル、2a・・突条、3・・ステンレス製薄肉コルゲートパイプ、4・・非金属製のフレキシブル耐熱チューブ、5・・カラー、5a・・係止部、6・・突条、7・・ファーツリー加工、8・・ゴムホース、9・・カラー、10・・複合管、11・・連結部材、A・・連結部、P・・ロー付け部分。
Claims (4)
- 互いに離反して配置されたパイプ間を連結する管継ぎ手にあって、パイプの連結部に突条を周設し、その突条が周設された連結部の先端部分を金属製コルゲートパイプの端部内に挿入してその金属製コルゲートパイプを前記突条より端部側に当る部分で接合し、前記金属製コルゲートパイプの外周を、非金属製のフレキシブル耐熱チューブにてパイプの突条を含む連結部の範囲までを一体に被覆し、その非金属製のフレキシブル耐熱チューブにて被覆された連結部にカラーを外嵌し、そのカラーを突条に対してプレスかしめ処理した管継ぎ手。
- 連結部はパイプの先端に延設されたニップルに形成されている請求項1に記載の管継ぎ手。
- 互いに離反しているパイプ間を連結する管継ぎ手にあって、端部側から離反した部位に突条が周設された連結部の先端を金属製コルゲートパイプの端部内に挿入してその金属製コルゲートパイプを端部の近傍部分で接合し、前記金属製コルゲートパイプの外周を、非金属製のフレキシブル耐熱チューブにてパイプの突条を含む連結部の範囲までを一体に被覆し、その非金属製のフレキシブル耐熱チューブにて被覆された連結部にカラーを外嵌し、そのカラーを全長にわたって八方かしめ処理した管継ぎ手。
- パイプの連結部外周には、突条と金属製コルゲートパイプとの接合部との間にファーツリー加工が施されている請求項3に記載の管継ぎ手。
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