JP2004204699A - 排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排気管9途中のNOx吸蔵還元触媒10と、これより上流側の排気管9内に燃料を添加する燃料添加手段(添加燃料ポンプ14、電磁弁15、噴射ノズル16)と、各気筒の排気ポートに装備されたポート酸化触媒18と、運転状態が低負荷運転領域にあることを判定する低負荷判定手段(アクセルセンサ21、回転センサ22)と、各気筒に対し燃料を噴射する燃料噴射装置24と、低負荷運転領域の判定時に燃料のメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行い且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射を行う燃料噴射指令を燃料噴射装置24に出力する制御装置23とにより排気浄化装置を構成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、排気管の途中に装備した排気浄化用触媒により排気浄化を図ることが行われている。この種の排気浄化用触媒としては、排気空燃比がリーンの時に排気ガス中のNOxを酸化して硝酸塩の状態で一時的に吸蔵し、排気ガス中の酸素濃度が低下した時に未燃の炭化水素やCO等の介在によりNOxを分解放出して還元浄化する性質を備えたNOx吸蔵還元触媒が知られている。
【0003】
このNOx吸蔵還元触媒においては、NOxの吸蔵量が増大して飽和量に達してしまうと、それ以上のNOxを吸蔵できなくなるため、定期的にNOx吸蔵還元触媒に流入する排気ガスの酸素濃度を低下させてNOxを分解放出させる必要がある。例えば、ガソリン機関に使用した場合であれば、機関の運転空燃比を低下(機関をリッチ空燃比で運転)することにより、排気ガス中の酸素濃度を低下し且つ排気ガス中の未燃の炭化水素やCO等の還元成分を増加してNOxの分解放出を促すことができる。
【0004】
ただし、NOx吸蔵還元触媒をディーゼル機関の排気浄化装置として使用する場合には、機関をリッチ空燃比で運転することが困難であるため、NOx吸蔵還元触媒の上流側で排気ガス中に燃料を添加することにより、その添加した燃料を還元剤としてNOx吸蔵還元触媒上で酸素と反応させることで排気ガス中の酸素濃度を低下し且つ炭化水素等の還元成分を増加してNOxの分解放出を促す必要がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−328339号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、排気ガス中に燃料を添加してNOx吸蔵還元触媒を再生するにあたっては、その還元反応時における十分な触媒活性を得るのに約200℃以上の排気温度が必要となるので、排気温度が低い運転状態(一般的に低負荷運転領域に排気温度が低い領域が拡がっている)が続くと、NOx吸蔵還元触媒の再生機会がなかなか得られないという問題があり、例えば都市部の路線バス等のように渋滞路ばかりを走行するような運行形態の車両では、必要な所定温度以上での運転が長く継続しないため、NOx吸蔵還元触媒を効率良く再生することができない虞れがあった。
【0007】
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、エンジンの低負荷運転時でもNOx吸蔵還元触媒を良好に再生し得るようにした排気浄化装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に装備されたNOx吸蔵還元触媒と、該NOx吸蔵還元触媒より上流側の排気管内に燃料を還元剤として直噴する燃料添加手段と、エンジンの各気筒の排気ポートに装備されたポート酸化触媒と、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にあることを判定する低負荷判定手段と、エンジンの各気筒に対し燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時に燃料のメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行い且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射を行う燃料噴射指令を前記燃料噴射装置に出力する制御装置とにより構成したことを特徴とするものである。
【0009】
ここで、本発明においては、前記ポート酸化触媒に換えて、排気マニホールドの出口部に装備されたマニホールド酸化触媒を採用しても良く、或いは、ポート酸化触媒とマニホールド酸化触媒の両方を採用しても良い。
【0010】
而して、低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時に、制御装置からの燃料噴射指令によりエンジン側で燃料のパイロット噴射が行われ且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射が行われると、このメイン噴射による燃料が若干遅いタイミングで燃焼することによりエンジンの熱効率が下がり、燃料の発熱量のうちの動力に利用されない熱量が増えて排気温度の上昇が図られることになる。
【0011】
ここで、メイン噴射のタイミングを若干遅らせるにあたり、このメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行うようにしているので、このパイロット噴射による燃料の予混合化が促進されてメイン噴射の着火性が向上され、失火の虞れが未然に回避されることになる。
【0012】
そして、ポート酸化触媒が採用されている場合においては、エンジンの各気筒から排出された直後に排気ガスが排気ポートでポート酸化触媒を通過することになり、該ポート酸化触媒がエンジンの低負荷運転時にも十分に触媒床温度を高められて活性化し、排気ガス中に含まれる未燃の炭化水素が各ポート酸化触媒にて良好に酸化処理され、この酸化処理の際における反応熱で排気温度が更に上昇されることになる。
【0013】
また、マニホールド酸化触媒が併用されている場合には、前記各ポート酸化触媒にて反応熱により排気温度が上昇されることで排気マニホールドの出口部のマニホールド酸化触媒も良好に触媒床温度を高められて活性化し、上流の各ポート酸化触媒で処理しきれなかった炭化水素がマニホールド酸化触媒にて良好に酸化処理され、この酸化処理の際における反応熱でも排気温度が上昇されることになる。
【0014】
尚、一般的にディーゼルエンジン等ではターボチャージャが搭載されるケースが多いが、排気マニホールドの出口部にマニホールド酸化触媒を配置しておけば、タービン仕事をする前の温度の高い排気ガスに対して炭化水素の酸化処理を施すことが可能となる。
【0015】
そして、このようにエンジンの運転状態が低負荷運転領域にある時に排気温度を上昇させた上で、燃料添加手段によりNOx吸蔵還元触媒の上流側に燃料を還元剤として添加すると、排気ガス中の酸素濃度が低下し且つ排気ガス中の未燃の炭化水素等の還元成分が増加してNOx吸蔵還元触媒におけるNOxの分解放出が促され、該NOx吸蔵還元触媒が良好に再生されることになる。
【0016】
他方、制御装置による特殊な燃料噴射制御が実施されない中負荷領域以上の運転状態にあっては、各ポート酸化触媒及びマニホールド酸化触媒の少なくとも何れか一方を排気ガスが通過する際に、該排気ガス中のNOが活性の高いNO2に酸化されてNOx吸蔵還元触媒に吸蔵され易くなり、結果的にNOxの低減率が向上されることになる。
【0017】
また、本発明をより具体的に実施するに際しては、低負荷判定手段を、エンジンの回転数を検出する回転センサと、エンジンの負荷を検出する負荷センサとにより構成することが可能である。
【0018】
更に、本発明における制御装置は、低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時にメイン噴射の一回当たりの噴射量を通常より多くした燃料噴射指令を出力するように構成されていることが好ましく、このようにすれば、メイン噴射によるエネルギー投入量が増えて排気温度の更なる上昇が図られることになる。
【0019】
また、制御装置は、低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時にメイン噴射直後の燃焼可能なタイミングでアフタ噴射を追加した燃料噴射指令を出力するように構成されていても良く、このようにした場合には、アフタ噴射による燃料が出力に転換され難いタイミングで燃焼することによりエンジンの熱効率が下がり、燃料の発熱量のうちの動力に利用されない熱量が増えて排気温度の更なる上昇が図られることになる。
【0020】
更に、本発明においては、吸気流量を適宜に絞り込む吸気絞り手段が備えられていることが好ましく、このようにすれば、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にある時に、吸気絞り手段により適宜に吸気流量の絞り込みを行うと、エンジンの作動流体量が少なくなることにより熱容量が下がり、その結果、更なる排気温度の上昇が図られることになる。
【0021】
更に、エンジンに搭載されたターボチャージャのタービン出口部にもタービン酸化触媒を備えるようにすれば、上流の各ポート酸化触媒やマニホールド酸化触媒を経た排気ガス中に残った炭化水素をタービン酸化触媒で確実に酸化処理して更なる昇温を図ることも可能となる。
【0022】
また、本発明では、NOx吸蔵還元触媒の入側の排気温度を検出する第一の温度センサを備えるようにしても良く、このようにすれば、NOx吸蔵還元触媒の入側の排気温度が活性温度を超えた所定温度以上となるのを確認した上で燃料添加手段による燃料添加を開始することが可能となる。
【0023】
更に、酸化触媒を一体的に担持した触媒再生型のパティキュレートフィルタをNOx吸蔵還元触媒の後段に備えると良く、このようにすれば、NOxだけでなくパティキュレートの低減化を図ることも可能となり、しかも、前述した如き排気温度の上昇効果に加え、前段のNOx吸蔵還元触媒を通過した残余の添加燃料がパティキュレートフィルタの酸化触媒上で酸化反応して反応熱を生じることによりパティキュレートが良好に燃焼除去されるので、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にあってもパティキュレートフィルタの再生化を図ることが可能となる。
【0024】
また、触媒再生型のパティキュレートフィルタをNOx吸蔵還元触媒の後段に備えた場合には、NOx吸蔵還元触媒と触媒再生型のパティキュレートフィルタとの間で排気温度を検出する第二の温度センサを備えることが好ましく、このようにすれば、パティキュレートフィルタに導入される排気温度を監視することで、該パティキュレートフィルタに溶損が生じないよう適切に燃料添加手段による燃料添加量を抑制することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
【0026】
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1及び図2中における符号の1はターボチャージャ2を搭載したディーゼルエンジンを示しており、エアクリーナ3から導いた吸気4を吸気管5を通し前記ターボチャージャ2のコンプレッサ2aへ導いて加圧し、その加圧された吸気4をインタークーラ6を介しディーゼルエンジン1の各気筒に分配して導入するようにしてある。
【0027】
また、このディーゼルエンジン1の各気筒から排気マニホールド7を介し排出された排気ガス8を前記ターボチャージャ2のタービン2bへ送り、該タービン2bを駆動した排気ガス8を排気管9を介し車外へ排出するようにしてある。
【0028】
そして、排気ガス8が流通する排気管9の途中には、排気空燃比がリーンの時に排気ガス8中のNOxを酸化して硝酸塩の状態で一時的に吸蔵し且つ排気ガス8中の酸素濃度が低下した時に還元剤の介在によりNOxを分解放出して還元浄化するNOx吸蔵還元触媒10が触媒ケース11を介し装備されており、しかも、特に本形態例においては、触媒ケース11内におけるNOx吸蔵還元触媒10の後段に、酸化触媒を一体的に担持した触媒再生型のパティキュレートフィルタ12が装備されている。
【0029】
この種のパティキュレートフィルタ12は、コージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造となっており、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排気ガス8のみが下流側へ排出されるようにしてある。
【0030】
更に、このパティキュレートフィルタ12は、多孔質薄壁の内側表面に捕集されたパティキュレートの酸化反応を促進して該パティキュレートの着火温度を低下させるべく、例えばアルミナに白金を担持させたものに適宜な量の希土類元素を添加して成る酸化触媒を一体的に担持させることで触媒再生型のパティキュレートフィルタ12としてある。
【0031】
また、排気管9におけるNOx吸蔵還元触媒10の入側と、図示しない燃料タンクとの間が添加燃料ライン13により接続されており、該添加燃料ライン13の途中に装備した添加燃料ポンプ14の駆動により前記燃料タンクの燃料を電磁弁15及び噴射ノズル16を介しNOx吸蔵還元触媒10の入側に噴射し得るようにしてある。
【0032】
そして、本形態例においては、ディーゼルエンジン1の各気筒の排気ポート17(図2参照)にポート酸化触媒18が装備されていると共に、排気マニホールド7の出口部にマニホールド酸化触媒19が装備されており、更には、ターボチャージャ2のタービン2bの出口部にもタービン酸化触媒20が装備されている。
【0033】
ここで、これら各ポート酸化触媒18、マニホールド酸化触媒19、タービン酸化触媒20の夫々は、メタルハニカムに白金とアルミナと希土類元素等を主成分として担持させたフロースルー形式のものとなっており、例えば、各ポート酸化触媒18の場合には、その入側端部にフランジ状に形成したガスケット部を排気マニホールド7のフランジ部と一緒にディーゼルエンジン1のシリンダヘッドに締結するようにしてあるが、その固定方式はどのような方式であっても良い。
【0034】
尚、図2中に二点鎖線で示す如く、各ポート酸化触媒18には、排気ポート17内だけでなく、排気マニホールド7側へ張り出すようなポート酸化触媒18’を増設することも可能である。
【0035】
更に、図示しない運転席のアクセルに、アクセル開度をディーゼルエンジン1の負荷として検出するアクセルセンサ21(負荷センサ)が備えられていると共に、ディーゼルエンジン1の適宜位置には、その回転数を検出する回転センサ22が装備されており、これらアクセルセンサ21及び回転センサ22からのアクセル開度信号21a及び回転数信号22aがエンジン制御コンピュータ(ECU:Electronic Control Unit)を成す制御装置23に対し入力されるようになっている。
【0036】
そして、前記制御装置23では、ディーゼルエンジン1の各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置24に向け燃料の噴射タイミング及び噴射量を指令する燃料噴射信号24aが出力されるようになっている。
【0037】
ここで、前記燃料噴射装置24は、各気筒毎に装備される図示しない複数のインジェクタにより構成されており、これら各インジェクタの電磁弁が前記燃料噴射信号24aにより開弁制御されて燃料の噴射タイミング及び噴射量(開弁時間)が適切に制御されるようになっている。
【0038】
ただし、本形態例においては、制御装置23でアクセル開度信号21a及び回転数信号22aに基づき通常モードの燃料噴射信号24aが決定されるようになっている一方、アクセル開度信号21a及び回転数信号22aに基づきディーゼルエンジン1が低負荷運転状態にあると判定された時に通常モードから昇温モードに切り替わり、この昇温モードに切り替わった際には、燃料のメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行い且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射を行うような噴射パターンの燃料噴射信号24a(燃料噴射指令)が出力されるようになっている。
【0039】
また、吸気管5のインタークーラ6より下流側の適宜位置には、吸気管5の流路を適宜な開度に絞り込む開度調整可能な流量調整弁25(吸気絞り手段)が装備されており、該流量調整弁25は、制御装置23からの開度指令信号25aにより開度制御されるようになっている。
【0040】
更に、NOx吸蔵還元触媒10の入側の排気温度を検出する温度センサ26(第一の温度センサ)が排気管9の適宜位置に装備され、この温度センサ26からの温度信号26aも前記制御装置23に入力されるようになっており、NOx吸蔵還元触媒10の入側の排気温度が約200℃以上であることが確認された条件下でのみ添加燃料ポンプ14への駆動指令信号14aと電磁弁15への開弁指令信号15aとが制御装置23から出力されて燃料添加が開始されるようになっている。
【0041】
他方、触媒ケース11には、NOx吸蔵還元触媒10と触媒再生型のパティキュレートフィルタ12との間で排気温度を検出する温度センサ27(第二の温度センサ)が装備され、この温度センサ27からの温度信号27aも前記制御装置23に入力されるようになっており、パティキュレートフィルタ12に導入される排気温度を監視して該パティキュレートフィルタ12に溶損が生じないよう適切に前記電磁弁15の開弁時間を調整して過剰な燃料添加が実施されないようにしてある。
【0042】
而して、制御装置23でアクセル開度信号21a及び回転数信号22aに基づきディーゼルエンジン1が低負荷運転状態にあると判定されると、制御装置23による燃料噴射制御が通常モードから昇温モードに切り替わり、制御装置23からの燃料噴射信号24aによりディーゼルエンジン1側で燃料のパイロット噴射が行われ且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射が行われることになり、このメイン噴射による燃料が若干遅いタイミングで燃焼することによりディーゼルエンジン1の熱効率が下がり、燃料の発熱量のうちの動力に利用されない熱量が増えて排気温度の上昇が図られることになる。
【0043】
ここで、メイン噴射のタイミングを若干遅らせるにあたり、このメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行うようにしているので、このパイロット噴射による燃料の予混合化が促進されてメイン噴射の着火性が向上され、失火の虞れが未然に回避されることになる。
【0044】
尚、制御装置23で昇温モードに切り替わった際には、必要に応じてメイン噴射の一回当たりの噴射量を通常より多くした燃料噴射信号24aを出力するようにしたり、或いは、メイン噴射直後の燃焼可能なタイミングでアフタ噴射を追加した燃料噴射信号24aを出力するようにしたりしても良く、前者の場合には、メイン噴射によるエネルギー投入量が増えて排気温度の更なる上昇が図られることになり、また、後者の場合には、アフタ噴射による燃料が出力に転換され難いタイミングで燃焼することによりディーゼルエンジン1の熱効率が下がり、燃料の発熱量のうちの動力に利用されない熱量が増えて排気温度の更なる上昇が図られることになる。
【0045】
そして、このように昇温された排気ガス8は、ディーゼルエンジン1の各気筒から排出された直後に排気ポート17でポート酸化触媒18を通過することになり、該ポート酸化触媒18がディーゼルエンジン1の低負荷運転時でも十分に触媒床温度を高められて活性化し、排気ガス8中に含まれる未燃の炭化水素が各ポート酸化触媒18にて良好に酸化処理され、この酸化処理の際における反応熱で排気温度が更に上昇されることになる。
【0046】
また、各ポート酸化触媒18にて反応熱により排気温度が上昇されることで排気マニホールド7の出口部のマニホールド酸化触媒19も良好に触媒床温度を高められて活性化し、上流の各ポート酸化触媒18で処理しきれなかった炭化水素がマニホールド酸化触媒19にて良好に酸化処理され、この酸化処理の際における反応熱でも排気温度が上昇されることになる。
【0047】
更に、本形態例では、ディーゼルエンジン1に搭載されたターボチャージャ2のタービン2bの出口部にもタービン酸化触媒20を備えているので、上流の各ポート酸化触媒18やマニホールド酸化触媒19を経た排気ガス8中に残った炭化水素をタービン酸化触媒20で確実に酸化処理して更なる昇温を図ることも可能となる。
【0048】
また、特に本形態例においては、吸気管5に流量調整弁25が備えられているので、ディーゼルエンジン1が低負荷運転状態にある時に、制御装置23からの開度指令信号25aにより流量調整弁25で適宜に吸気流量の絞り込みを行うと、ディーゼルエンジン1の作動流体量が少なくなることにより熱容量が下がり、その結果、更なる排気温度の上昇が図られることになる。
【0049】
そして、このようにディーゼルエンジン1の運転状態が低負荷運転領域にある時に排気温度を上昇させた上で、温度センサ26によりNOx吸蔵還元触媒10の入側の排気温度が約200℃以上となるのを待って制御装置23から駆動指令信号14a及び開弁指令信号15aを出力し、これにより添加燃料ポンプ14を駆動し且つ電磁弁15を開弁して燃料添加を開始すると、排気ガス8中の酸素濃度が低下し且つ排気ガス中の未燃の炭化水素等の還元成分が増加してNOx吸蔵還元触媒10におけるNOxの分解放出が促され、NOx吸蔵還元触媒10が良好に再生されることになる。
【0050】
他方、制御装置23による特殊な燃料噴射制御が実施されない中負荷領域以上の運転状態にあっては、各ポート酸化触媒18及びマニホールド酸化触媒19、タービン酸化触媒20を排気ガス8が通過する際に、該排気ガス8中のNOが活性の高いNO2に酸化されてNOx吸蔵還元触媒10に吸蔵され易くなる。
【0051】
しかも、本形態例においては、酸化触媒を一体的に担持した触媒再生型のパティキュレートフィルタ12をNOx吸蔵還元触媒10の後段に備えているので、NOxだけでなくパティキュレートの低減化を図ることも可能となり、しかも、前述した如き排気温度の上昇効果に加え、前段のNOx吸蔵還元触媒10を通過した残余の添加燃料がパティキュレートフィルタ12の酸化触媒上で酸化反応して反応熱を生じることによりパティキュレートが良好に燃焼除去されるので、ディーゼルエンジン1の運転状態が低負荷運転領域にあってもパティキュレートフィルタ12の再生化が図られることなる。
【0052】
従って、上記形態例によれば、ディーゼルエンジン1の低負荷運転時でも排気温度を上昇させて燃料添加によりNOx吸蔵還元触媒10を良好に再生することができるので、低負荷運転状態が長く続くような運行形態の車両であっても、NOx吸蔵還元触媒10の再生機会を適切な頻度で得ることができて該NOx吸蔵還元触媒10の効率の良い再生を実現することができる。
【0053】
更に、制御装置23による特殊な燃料噴射制御を行わない中負荷領域以上の運転状態において、各ポート酸化触媒18及びマニホールド酸化触媒19、タービン酸化触媒20を通過させることにより排気ガス8中のNOを活性の高いNO2に酸化してNOx吸蔵還元触媒10へ吸蔵し易くすることができるので、NOx吸蔵還元触媒10を通過させることによるNOxの低減率を従来より大幅に向上することができる。
【0054】
事実、本発明者による検証実験においては、都市内走行を想定した中速運転でのエンジン負荷とNOx低減率との関係を図3にグラフで示す如く、各ポート酸化触媒18及びマニホールド酸化触媒19、タービン酸化触媒20を装備した場合(実線A)の方が、装備しない場合(鎖線B)よりもNOx低減率が大幅に改善されることが確認されており、特に50%以下の比較的低い負荷領域にて顕著な改善が見られた。
【0055】
更に、本形態例では、吸気流量を適宜に絞り込む吸気絞り手段として吸気管5に流量調整弁25を備えているので、この流量調整弁25で適宜に吸気流量の絞り込みを行うことにより、ディーゼルエンジン1の作動流体量を減らして熱容量を下げ、排気ガス8を温度上昇させるのに必要な熱量を低減させることで更なる排気温度の上昇を図ることもできる。
【0056】
また、ターボチャージャ2のタービン2bの出口部にもタービン酸化触媒20を備えているので、上流の各ポート酸化触媒18やマニホールド酸化触媒19を経た排気ガス8中に残った炭化水素をタービン酸化触媒20により確実に酸化処理して更なる昇温を図ることもできる。
【0057】
更に、NOx吸蔵還元触媒10の入側の排気温度を検出する温度センサ26を備えているので、NOx吸蔵還元触媒10の入側の排気温度が活性温度を超えた所定温度以上となるのを確認した上で燃料添加を開始することがことができ、還元反応時における十分な触媒活性が得られていない状態での燃料添加を回避することができる。
【0058】
また、酸化触媒を一体的に担持した触媒再生型のパティキュレートフィルタ12をNOx吸蔵還元触媒10の後段に備えているので、NOxだけでなくパティキュレートの低減化を図ることもでき、しかも、前述した如き排気温度の上昇効果に加え、前段のNOx吸蔵還元触媒10を通過した残余の添加燃料がパティキュレートフィルタ12の酸化触媒上で酸化反応して反応熱を生じることによりパティキュレートが良好に燃焼除去されるので、ディーゼルエンジン1の運転状態が低負荷運転領域にあってもパティキュレートフィルタ12の良好な再生化を図ることができる。
【0059】
更に、NOx吸蔵還元触媒10と触媒再生型のパティキュレートフィルタ12との間で排気温度を検出する温度センサ27を備えているので、パティキュレートフィルタ12に導入される排気温度を監視して適切に燃料添加量を抑制することができるので、該パティキュレートフィルタ12が異常高温により溶損してしまうといった最悪の事態を未然に回避することができる。
【0060】
尚、本発明の排気浄化装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、図示する例においては、ポート酸化触媒とマニホールド酸化触媒の両方を採用した場合を示しているが、これらのうちの少なくとも何れか一方だけを採用するようにしても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
上記した本発明の排気浄化装置によれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0062】
(I)本発明の請求項1、2、3、4に記載の発明によれば、エンジンの低負荷運転時でも排気温度を上昇させて燃料添加によりNOx吸蔵還元触媒を良好に再生することができるので、低負荷運転状態が長く続くような運行形態の車両であっても、NOx吸蔵還元触媒の再生機会を適切な頻度で得ることができて該NOx吸蔵還元触媒の効率の良い再生を実現することができ、しかも、制御装置による特殊な燃料噴射制御を行わない中負荷領域以上の運転状態において、各ポート酸化触媒及びマニホールド酸化触媒の少なくとも何れか一方を通過させることにより排気ガス中のNOを活性の高いNO2に酸化してNOx吸蔵還元触媒へ吸蔵し易くすることができるので、NOx吸蔵還元触媒を通過させることによるNOxの低減率を従来より大幅に向上することができる。
【0063】
(II)本発明の請求項5に記載の発明によれば、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にある時にメイン噴射の一回当たりの噴射量を通常より多くすることができるので、メイン噴射によるエネルギー投入量を増やして排気温度の更なる上昇を図ることができる。
【0064】
(III)本発明の請求項6に記載の発明によれば、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にある時に、メイン噴射直後の燃焼可能なタイミングでアフタ噴射を追加することができるので、アフタ噴射による燃料を出力に転換され難いタイミングで燃焼させることによりエンジンの熱効率を下げ、燃料の発熱量のうちの動力に利用されない熱量を増やして排気温度の更なる上昇を図ることができる。
【0065】
(IV)本発明の請求項7に記載の発明によれば、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にある時に、吸気絞り手段により適宜に吸気流量の絞り込みを行うことでエンジンの作動流体量を減らして熱容量を下げることができるので、排気ガスを温度上昇させるのに必要な熱量が少なくて済むことにより更なる排気温度の上昇を図ることができる。
【0066】
(V)本発明の請求項8に記載の発明によれば、ターボチャージャのタービン出口部にもタービン酸化触媒を備えたことにより、上流の各ポート酸化触媒やマニホールド酸化触媒を経た排気ガス中に残った炭化水素をタービン酸化触媒により確実に酸化処理して更なる昇温を図ることもできる。
【0067】
(VI)本発明の請求項9に記載の発明によれば、NOx吸蔵還元触媒の入側の排気温度が活性温度を超えた所定温度以上となるのを第一の温度センサにより確認した上で燃料添加手段による燃料添加を開始することがことができ、還元反応時における十分な触媒活性が得られていない状態での燃料添加を回避することができる。
【0068】
(VII)本発明の請求項10に記載の発明によれば、NOx吸蔵還元触媒の後段に備えた触媒再生型のパティキュレートフィルタによりパティキュレートの低減化を図ることができ、しかも、前段のNOx吸蔵還元触媒を通過した残余の添加燃料がパティキュレートフィルタの酸化触媒上で酸化反応して反応熱を生じることによりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあっても捕集済みパティキュレートを良好に燃焼除去し得てパティキュレートフィルタの良好な再生化を図ることができる。
【0069】
(VIII)本発明の請求項11に記載の発明によれば、パティキュレートフィルタに導入される排気温度を監視して適切に燃料添加量を抑制することができるので、該パティキュレートフィルタが異常高温により溶損してしまうといった最悪の事態を未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。
【図2】図1の要部に関する平面断面図である。
【図3】エンジン負荷とNOx低減率との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ディーゼルエンジン(エンジン)
2 ターボチャージャ
2a タービン
4 吸気
7 排気マニホールド
8 排気ガス
9 排気管
10 NOx吸蔵還元触媒
12 パティキュレートフィルタ
14 添加燃料ポンプ(燃料添加手段)
15 電磁弁(燃料添加手段)
16 噴射ノズル(燃料添加手段)
17 排気ポート
18 ポート酸化触媒
18’ ポート酸化触媒
19 マニホールド酸化触媒
20 タービン酸化触媒
21 アクセルセンサ(負荷センサ:低負荷判定手段)
22 回転センサ(低負荷判定手段)
23 制御装置
24 燃料噴射装置
25 流量調整弁(吸気絞り手段)
26 温度センサ(第一の温度センサ)
27 温度センサ(第二の温度センサ)
Claims (11)
- エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に装備されたNOx吸蔵還元触媒と、該NOx吸蔵還元触媒より上流側の排気管内に燃料を還元剤として直噴する燃料添加手段と、エンジンの各気筒の排気ポートに装備されたポート酸化触媒と、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にあることを判定する低負荷判定手段と、エンジンの各気筒に対し燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時に燃料のメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行い且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射を行う燃料噴射指令を前記燃料噴射装置に出力する制御装置とにより構成したことを特徴とする排気浄化装置。
- エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に装備されたNOx吸蔵還元触媒と、該NOx吸蔵還元触媒より上流側の排気管内に燃料を還元剤として直噴する燃料添加手段と、排気マニホールドの出口部に装備されたマニホールド酸化触媒と、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にあることを判定する低負荷判定手段と、エンジンの各気筒に対し燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時に燃料のメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行い且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射を行う燃料噴射指令を前記燃料噴射装置に出力する制御装置とにより構成したことを特徴とする排気浄化装置。
- エンジンからの排気ガスが流通する排気管の途中に装備されたNOx吸蔵還元触媒と、該NOx吸蔵還元触媒より上流側の排気管内に燃料を還元剤として直噴する燃料添加手段と、エンジンの各気筒の排気ポートに装備されたポート酸化触媒と、排気マニホールドの出口部に装備されたマニホールド酸化触媒と、エンジンの運転状態が低負荷運転領域にあることを判定する低負荷判定手段と、エンジンの各気筒に対し燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時に燃料のメイン噴射に先立ちパイロット噴射を行い且つ通常の噴射時期より若干遅いタイミングでメイン噴射を行う燃料噴射指令を前記燃料噴射装置に出力する制御装置とにより構成したことを特徴とする排気浄化装置。
- 低負荷判定手段が、エンジンの回転数を検出する回転センサと、エンジンの負荷を検出する負荷センサとにより構成されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の排気浄化装置。
- 制御装置が、低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時にメイン噴射の一回当たりの噴射量を通常より多くした燃料噴射指令を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1、2、3又4に記載の排気浄化装置。
- 制御装置が、低負荷判定手段によりエンジンの運転状態が低負荷運転領域にあると判定された時にメイン噴射直後の燃焼可能なタイミングでアフタ噴射を追加した燃料噴射指令を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の排気浄化装置。
- 吸気流量を適宜に絞り込む吸気絞り手段が備えられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の排気浄化装置。
- エンジンに搭載されたターボチャージャのタービン出口部にタービン酸化触媒が備えられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の排気浄化装置。
- NOx吸蔵還元触媒の入側の排気温度を検出する第一の温度センサが備えられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の排気浄化装置。
- 酸化触媒を一体的に担持した触媒再生型のパティキュレートフィルタがNOx吸蔵還元触媒の後段に備えられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の排気浄化装置。
- NOx吸蔵還元触媒と触媒再生型のパティキュレートフィルタとの間で排気温度を検出する第二の温度センサが備えられていることを特徴とする請求項10に記載の排気浄化装置。
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